JPS5939774Y2 - 水冷ケ−ブル電流検出器 - Google Patents
水冷ケ−ブル電流検出器Info
- Publication number
- JPS5939774Y2 JPS5939774Y2 JP1976034240U JP3424076U JPS5939774Y2 JP S5939774 Y2 JPS5939774 Y2 JP S5939774Y2 JP 1976034240 U JP1976034240 U JP 1976034240U JP 3424076 U JP3424076 U JP 3424076U JP S5939774 Y2 JPS5939774 Y2 JP S5939774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- toroidal coil
- toroidal
- cable
- rectifier circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
本考案は水冷ケーブルに流れる電流を検出する検出器に
関する。
関する。
(考案の技術的背景とその問題点)
電気炉の電流供給用等に用いられるリード線には、大電
流を流すため、水によって導体を強制冷却する水冷ケー
ブルが主として用いられている。
流を流すため、水によって導体を強制冷却する水冷ケー
ブルが主として用いられている。
また、1本のケーブルでは電流供給容量が不足の場合、
数本を並列に組み合せて用いることが多い。
数本を並列に組み合せて用いることが多い。
ところが、その使用条件が苛酷な場合、数本のうち1本
が断線し使用不能となる場合がある。
が断線し使用不能となる場合がある。
もし、これを発見せずに放置すると他の正常なケーブル
に負担が大きくかかり、その劣化を早める原因ともなる
。
に負担が大きくかかり、その劣化を早める原因ともなる
。
本考案は上記の点に着目してなされたもので、各水冷ケ
ーブル中に流れる電流を監視するのに好適する変流器の
改良に関するものである。
ーブル中に流れる電流を監視するのに好適する変流器の
改良に関するものである。
一般に交流大電流を測定するには変流器が用いられてい
るが、水冷ケーブルには数百アンペアの電流が流れてネ
・す、これを検出するにはこの励磁電流により飽和しな
いよう、通常のものよりも大きな鉄心の変流器が必要と
なる。
るが、水冷ケーブルには数百アンペアの電流が流れてネ
・す、これを検出するにはこの励磁電流により飽和しな
いよう、通常のものよりも大きな鉄心の変流器が必要と
なる。
ところが上述のようにして使用される水冷ケーブルは場
所的に制限を受は大きな鉄心を用いることができない。
所的に制限を受は大きな鉄心を用いることができない。
しかも各ケーブルにとり付けられた変流器の間で相互に
誘導が生じ、正確な測定が困難になることもある。
誘導が生じ、正確な測定が困難になることもある。
(考案の概要)
本考案は、隣接配置される2本以上のケーブルに取り付
けるものであり、非磁性体心トロイダルコイルの中央に
貫通孔を設け、トロイダルコイルの出力電流を整流回路
により整流するようにしたことを主な特徴とする。
けるものであり、非磁性体心トロイダルコイルの中央に
貫通孔を設け、トロイダルコイルの出力電流を整流回路
により整流するようにしたことを主な特徴とする。
(考案の実施例)
本考案は上記の点を解決するためになされたもので、以
下図面によりその実施例を説明する。
下図面によりその実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の電流検出器実施例平面図と
側面図で、第3図はその結線図を示して第1図、第2図
および第3図において、本考案の水冷ケーブル電流検出
器は、隣接される2本以上のケーブル1にそれぞれ取り
付けられるものであり、中央に貫通孔2が設けられた非
磁性トロイダルコイル3,4と、トロイダルコイルの出
力電流を整流する整流回路9とから構成され、トロイダ
ルコイル3,4は2分割構成にされており、その分割さ
れたトロイダルコイルVC釦ける、相対する端部が互い
に電気接続され、一方のトロイダルコイル4から出力電
流が取り出され、整流回路9が一方のトロイダルコイル
4と一体化されて、整流回路9から検出出力が得られて
いる。
側面図で、第3図はその結線図を示して第1図、第2図
および第3図において、本考案の水冷ケーブル電流検出
器は、隣接される2本以上のケーブル1にそれぞれ取り
付けられるものであり、中央に貫通孔2が設けられた非
磁性トロイダルコイル3,4と、トロイダルコイルの出
力電流を整流する整流回路9とから構成され、トロイダ
ルコイル3,4は2分割構成にされており、その分割さ
れたトロイダルコイルVC釦ける、相対する端部が互い
に電気接続され、一方のトロイダルコイル4から出力電
流が取り出され、整流回路9が一方のトロイダルコイル
4と一体化されて、整流回路9から検出出力が得られて
いる。
前記2分割トロイダルコイル3,4の相対する端部には
それぞれ接続端子31.41とコネクタ8が設けられま
た、一方の分割トロイダルコイル4には出力整流部6と
出力端子7とが設けられている。
それぞれ接続端子31.41とコネクタ8が設けられま
た、一方の分割トロイダルコイル4には出力整流部6と
出力端子7とが設けられている。
前記分割トロイダルコイル3,4は、非磁性体心(図示
せず)上に巻回されたコイル32 、42上にゴム等の
絶縁体(図示せず)を被覆またはモールドしたものであ
る。
せず)上に巻回されたコイル32 、42上にゴム等の
絶縁体(図示せず)を被覆またはモールドしたものであ
る。
また、コイル42からとり出される変流出力は、整流回
路9によって整流され、平滑化されさらに出力に接続さ
れる測定器の必要人力に適するよう分圧されて出力端子
7に接続されている。
路9によって整流され、平滑化されさらに出力に接続さ
れる測定器の必要人力に適するよう分圧されて出力端子
7に接続されている。
前記整流回路9は前記分割トロイダルコイル4の側面に
設けられ前記コイル42と共に一体にモールド又は接着
されている。
設けられ前記コイル42と共に一体にモールド又は接着
されている。
分割されたトロイダルコイル3,4の外周は、バインダ
ー5により締め付けられている。
ー5により締め付けられている。
次に、上記の構成の本考案の電流検出器は、非磁性体コ
アを使用しているため磁気飽和が生じないばかりでなり
、トロイダルコイルに貫通するケーブルとコイルの位置
関係や、隣接するケーブルやこれらにとり付けられた変
流器の影響を全く受けることなくケーブルの電流測定を
行ない得る。
アを使用しているため磁気飽和が生じないばかりでなり
、トロイダルコイルに貫通するケーブルとコイルの位置
関係や、隣接するケーブルやこれらにとり付けられた変
流器の影響を全く受けることなくケーブルの電流測定を
行ない得る。
従ってケーブルの劣化に伴う電流容量減や断線をすみや
かに検知することができる。
かに検知することができる。
(考案の効果)
上述の如く、本考案の水冷ケーブル電流検出器では、隣
接配置される2本以上のケーブルに取り付ける水冷ケー
ブル電流検出器において、非磁性体トロイダルコイルの
中央に貫通孔を設け、このトロイダルコイルの出力電流
を整流回路により整流し、上記トロイダルコイルを2分
割構成にし、その分割したトロイダルコイルにおける、
相対する端部を互いに電気接続し、一方のトロイダルコ
イルから出力電流を取り出し、整流回路を上記一方のト
ロイダルコイルと一体化して、整流回路から検出出力を
得るようにしたので、非磁性体コアを使用しているため
磁気飽和が生じなしばかりでなく、トロイダルコイルに
貫通するケーブルとコイルの位置関係や、隣接するケー
ブルやこれらにとり付けられた変流器の影響を全く受け
ることなくケーブルの電流測定を行ない得る。
接配置される2本以上のケーブルに取り付ける水冷ケー
ブル電流検出器において、非磁性体トロイダルコイルの
中央に貫通孔を設け、このトロイダルコイルの出力電流
を整流回路により整流し、上記トロイダルコイルを2分
割構成にし、その分割したトロイダルコイルにおける、
相対する端部を互いに電気接続し、一方のトロイダルコ
イルから出力電流を取り出し、整流回路を上記一方のト
ロイダルコイルと一体化して、整流回路から検出出力を
得るようにしたので、非磁性体コアを使用しているため
磁気飽和が生じなしばかりでなく、トロイダルコイルに
貫通するケーブルとコイルの位置関係や、隣接するケー
ブルやこれらにとり付けられた変流器の影響を全く受け
ることなくケーブルの電流測定を行ない得る。
従ってケーブルの劣化に伴う電流容量減や断線をすみや
かに検知することができる。
かに検知することができる。
また、出力電流が整流されて出てくるので、いくつかの
変流器からの出力を束ねて電流測定器に引き込む際の相
互誘導もなく、さらに測定器にあわせた出力がただちに
とり出されるため工場等での取り扱いがきわめて簡便で
ある。
変流器からの出力を束ねて電流測定器に引き込む際の相
互誘導もなく、さらに測定器にあわせた出力がただちに
とり出されるため工場等での取り扱いがきわめて簡便で
ある。
また、上記のように2分割構成にした場合には、その着
脱も容易で、コイルの接続端子31.41間にコネクタ
8をネジ等で取りつけるだけでよく、分割トロイダルコ
イル3,4の固定はバインダー5によって行なわれるた
め使用中電磁力によって分割するようなこともない。
脱も容易で、コイルの接続端子31.41間にコネクタ
8をネジ等で取りつけるだけでよく、分割トロイダルコ
イル3,4の固定はバインダー5によって行なわれるた
め使用中電磁力によって分割するようなこともない。
上記コネクタは分割トロイダルコイル3と4の接合面に
設はプラグジャック方式にすれば、コイル接続部が露出
することなく安全性も高い。
設はプラグジャック方式にすれば、コイル接続部が露出
することなく安全性も高い。
第1図及び第2図は本考案の電流検出器実施例平面図と
側面図で、第3図はその結線図を示している。 1・・・・・・ケーブル、2・・・・・・貫通孔、3,
4・・・・・・分割トロイダルコイル、5・・・・・・
バインダー、6・・・・・・出力整流部、7・・・・・
・出力端子、8・・・・・・コネクタ、9・・・・・・
整流回路、31.41・・・・・・接続端子。
側面図で、第3図はその結線図を示している。 1・・・・・・ケーブル、2・・・・・・貫通孔、3,
4・・・・・・分割トロイダルコイル、5・・・・・・
バインダー、6・・・・・・出力整流部、7・・・・・
・出力端子、8・・・・・・コネクタ、9・・・・・・
整流回路、31.41・・・・・・接続端子。
Claims (1)
- 隣接配置される2本以上のケーブルにそれぞれ取り付け
られるものであって、中央に貫通孔が設けられた非磁性
体心トロイダルコイルと、このトロイダルコイルの出力
電流を整流する整流回路とから成り、前記トロイダルコ
イルは2分割構成にされ、その分割されたトロイダルコ
イルは相対する端部が互いに電気接続され、一方のトロ
イダルコイルから出力電流が取り出され、前記整流回路
が前記一方のトロイダルコイルと一体化されて、前記整
流回路から検出力が得られるようにしたことを特徴とす
る水冷ケーブル電流検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976034240U JPS5939774Y2 (ja) | 1976-03-22 | 1976-03-22 | 水冷ケ−ブル電流検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976034240U JPS5939774Y2 (ja) | 1976-03-22 | 1976-03-22 | 水冷ケ−ブル電流検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52126282U JPS52126282U (ja) | 1977-09-26 |
JPS5939774Y2 true JPS5939774Y2 (ja) | 1984-11-08 |
Family
ID=28493640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976034240U Expired JPS5939774Y2 (ja) | 1976-03-22 | 1976-03-22 | 水冷ケ−ブル電流検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5939774Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020118481A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | 大同特殊鋼株式会社 | 水冷ケーブルの劣化検出方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5091724U (ja) * | 1973-12-22 | 1975-08-02 | ||
JPS50125034U (ja) * | 1974-03-28 | 1975-10-14 |
-
1976
- 1976-03-22 JP JP1976034240U patent/JPS5939774Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020118481A (ja) * | 2019-01-21 | 2020-08-06 | 大同特殊鋼株式会社 | 水冷ケーブルの劣化検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52126282U (ja) | 1977-09-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4810954A (en) | Poynting vector probe for measuring electrical power | |
US4717872A (en) | Device for monitoring consumption of electrical power | |
FR2584193B1 (fr) | Capteur inductif pour mesure de courant | |
JPS61245511A (ja) | 直流及び交流用変流器 | |
JPS5939774Y2 (ja) | 水冷ケ−ブル電流検出器 | |
Ramboz | A highly accurate, hand-held clamp-on current transformer | |
JPS6363974A (ja) | 車載電線の電流検出装置 | |
CN209640404U (zh) | 一种防触电的手持式电流钳表 | |
JPS58137Y2 (ja) | 電力量計 | |
CN216310104U (zh) | 一种变压器与用电设备 | |
CN109212302B (zh) | 超高压直流输电系统中传感器供电方法和系统 | |
SU928262A1 (ru) | Устройство дл определени поврежденного участка электрической сети | |
CN114325048A (zh) | 一种自取能的柔性电流测量装置 | |
ATE6699T1 (de) | Messanordnung fuer elektrische stroeme. | |
JPH0631435Y2 (ja) | ケーブル診断装置 | |
JPH0536228Y2 (ja) | ||
JPH09257838A (ja) | 負荷時タップ切換器用光電流センサー | |
GB2259780A (en) | Sensing electric currents | |
CA1236164A (en) | Device for monitoring consumption of electrical power | |
JPH023182Y2 (ja) | ||
SU1416919A1 (ru) | Датчик тока | |
JPH08152448A (ja) | 三相交流の零相電流測定回路 | |
JPH07280846A (ja) | 電流測定部付きブレーカー | |
JPH05328725A (ja) | 電源装置 | |
JPH0222529B2 (ja) |