JPS63144814A - 冷却制御方法 - Google Patents

冷却制御方法

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Publication number
JPS63144814A
JPS63144814A JP61292171A JP29217186A JPS63144814A JP S63144814 A JPS63144814 A JP S63144814A JP 61292171 A JP61292171 A JP 61292171A JP 29217186 A JP29217186 A JP 29217186A JP S63144814 A JPS63144814 A JP S63144814A
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JP
Japan
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cooling
metal plate
temp
temperature
time
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JP61292171A
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English (en)
Inventor
Sakae Tezuka
手塚 栄
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、冷却制御方法に係り、特に、厚鋼板や薄鋼板
を制御冷却する際に用いるのに好適な、冷却m!制御方
法の改良に関する。
【従来の技術】
高靭性且つ高強度の鋼板を製造する手段として、従来か
ら鋼板を圧延して一旦空冷した後に再加熱し冷却水を噴
射する焼入れや、熱間圧延完了直後に冷却水を噴射する
制御冷却が知られている。 上記のような冷却によって得られる鋼板の材質は、一般
に、化学組成CC1冷却停止温度θF、及び平均の冷却
速度θに左右される。前記材質の特性]゛Sは次式(1
)で表わすことができる。 TS=f(CC1θ、θt ) −< 1 )又、前記
特性TSを3次元グラフで表わすと例えば第6図に示さ
れるものとなる0図は自動冷却処理をする際に鋼板の張
力が増大した場合の測定例を示しており、該r4板は炭
素0.15%、マンガン0.80%を含んだものである
。 更に、前記冷却速度θは銅板の板厚h、板温(平均温度
θ、表面温度θs)、水温θW、水量Wによって次式(
2)の如く決まる。 θ=(W・αw’/C−5−h) ×(θS−θW)    ・・・・・・(2)但し、(
2W’は冷却時間内の平均熱伝達係数である。 (2)式より、所定の冷却速度θを得るための水量Wが
得られる。 又、前記冷却停止温度θfは冷却開始温度θ0と冷却速
度θ、及び冷却時間(によって次式(3)%式% ところで、長さaの銅板を長さしの冷却設備で冷却する
際には、冷却水が噴射されている前記冷却設備の中に前
記鋼板を搬送して冷却する通板冷却方式を行うことがで
きる。この通板冷却方式においては、銅板の先端が冷却
設備に到達した際の時刻tをtoiとし、このときの搬
送速度Uを次式(4)の如(u 1とすると、鋼板の尾
端が前記冷却設備に到達する時刻totは次式(5)よ
り求めることができる。 u =u 、 =L/l  (=一定’)−(4)c 1=f、  udt=u 1− (t o t−t O
Jl )OJ− ・・・・・・(5) 前記銅板の先端と尾端が冷却設備に到達する時刻t o
p、t otの差は、該先端と尾端の冷却開始温度00
λ、θO1の差(θon−θot)を生ずる。 一方、銅板の表面と冷却水との間の熱伝達係数αWは、
水の流量W、水温θWの他に板の表面温度θSに強く依
存し、特に表面温度θSが300〜700°C程度の範
囲内では、該表面温度θSの低下に伴って前記熱伝達係
数αWが増大する。
【発明が解決しようとする問題点】
従って、金属板の冷却を例えば350〜600℃の範囲
で停止しようとすると、該金属板内における冷却開始温
度θ0の差が冷却停止時には数倍に増大し、材質の不均
一や歪みの発生原因となるという問題点がある。 これに対し、金属板例えば銅板を冷却する際に、該鋼板
の先尾端の冷却開始時期の差による該先尾端の冷却開始
温度θ0に差がある場合・、その差により冷却停止温度
θFの差を防止すべく、特開昭61−611825号公
報で、通板中に鋼板の搬送速度Uを変える銅板の加速冷
却方法が示されている。しかしながら、この加速冷却方
法においては、単に冷却停止温度θfを全長に渡って一
定にするだけであり、鋼板各部の冷却速度θについては
何等考慮されておらず、前記問題点を解消することはで
きない、なぜならば、通板中に搬送速度Uを変えること
によって金属板と冷却水との相対速度が変り、熱伝達係
数αが変るなめに冷却速度θに対しても影響を与えるが
、これらに対して考慮されていない、更に、冷却によっ
て得られる金属板の材質は、冷却停止温度θfのみなら
ず冷却速度θの影響も受けるため、単に冷却停止温度θ
fを一定にするよう搬送速度Uを制御するだけでは、金
属板に目標材質を得ることができない。
【発明の目的】
本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたもの
であって、加熱された又は加熱後圧延された高温の金属
板を冷却する際に、該金属板に歪みなく均一な材質分布
を安定して得ることができ、金属板の材質の不均一や歪
み分防止できる冷却制御方法を提供することを目的とす
る。
【問題点を解決するための手段】
本発明は、金属板に所定の材質を得るべく、加熱された
又は加熱後圧延された高温の金属板を搬送しながら冷却
液を噴射して冷却する際に、前記金属板の搬送速度の変
化及び表面温度の変化に伴う熱伝達係数の変化を考慮し
て前記金属板に関する伝熱方程式を解き、解かれた伝熱
方程式、前記金属板の材質、冷却速度、及び冷却停止時
間の関係から、前記冷却液の噴射量及び搬送速度を決定
することにより、前記目的を達成したものである。
【作用】 加熱された又は加熱後圧延された高温の金属板を搬送し
ながら冷却液を噴射して冷却する際に、板幅方向の冷却
液の流速をV  (=一定)とすると、該金属板と冷却
液との相対速度Wは、搬送速度Uと流速Vとのベクトル
和となる。該相対速度Wの絶対値IWIは次式(6)で
求められる。 1w1=E−=普1   ・・・(6)周知のように、
前記相対速度Wと金属板−冷却水間の熱伝達係数αW及
び金属板−空気間の熱伝達係数ααとの間には正の相関
関係があり、前記イ(1対速度Wが増大すると各熱伝達
係数αW、α。 も増大する。従って、(6)式から前記相対速度〜Vが
tB大ずれば前記搬送速度Uも増大して該担送遠度Uの
増大に伴い各熱伝達係数αW、ααが増大し、更に、金
属板の表面温度θSと冷却層の温度θWの差が一定であ
れば冷却速度θが増大する。 一方、先に示したように金E:J仮の材質は冷却停止温
度θfのみならず、前記冷却速度θによっても影響され
る。このため、金属板に目標通りの材質を得ようとする
ならば、単に金属板の先尾端の冷却開始温度θ0の差に
基因する冷却停止温度θfの王を解消するべく ti送
速度L1を制御3Ilするだけでは不十分であり、該担
送遠度の変1ヒによる各熱伝達係数αW、ααの変化ご
考慮しつつ、前記ね送速度Uを決定する必要がある。 本発明は、以上の見地に基づきなされたものであり、金
属板を制御冷却する際に、0標とする材質を金属板に得
ろための冷却条件を訣めると共に、該冷却条件を実現す
るための担送遠度(1を決定すべくなされた。以下、本
発明の原理について説明する。 金属板内の熱伝導は通常次式(7)で表わされる。 ρ・Cp−c)θ/at −;d/ax  (K−00/ax)−(7)但し、ρ
は比重、Cpは比熱、Kは熱伝導率である。 又、金属板表面から冷却7J(への単位面積当りの抜熱
uQは次式(8)で示すことができ、水冷中においては
次式(9)で示すことができる。 Q=(K−aθ/ax ) x = h/2−(8−)
q=αW(θS−θW)   ・・・・・・(9)ここ
で、前記金属板−冷却水間の熱伝達係数α冑は次式(1
0)の如く、冷却液の流量W、金属板の表面温度θS、
相対速度W、及び冷却水温θwI:依穿する。 a w = f  (W ・θs’θw −Vl ) 
・= (10)前記金属板表面温度θSに対する前記熱
伝達係数αWの関係は、冷却液流Hwをパラメータとし
た場合、第2図に示されるように変化する。 又、前記相対速度Wを変化させた場合の各熱伝達係数α
W、ααはそれぞれ冷却液温度θW、空気の温度θαを
パラメータとして第3図に示される特性を有する。 従って、図に示すように、前記金属板−空気間の熱伝達
係数ααは、相対速度Wに依穿しており、(10)式と
同様に求めることができる。なお、前記空冷中における
抜熱量qは次式(11)で表わされる。 q=αα(θS−〇〇)    ・・・(11)但し、
θαは空気の温度である。 上記(7)〜(11)式の伝熱現象を表わず伝熱方程式
は、分布定数系として扱う場合は差分方程式として解け
ばよいが、以下においては、簡略化のため、金属板内の
厚さ方向の温度分布を爪巾定数系と仮定して説明を行う
。 今、金属板内厚さ方向の温度分布θが次式(12)に従
っていると仮定する。 θ−θc−(θC−θs)・ (2X/h)2・・・ 
(12) 但し、θCは板厚中央部の温度、hは金属板の板厚、×
は板厚方向中央部からの距離である。 このときの金属板表面における温度勾配(8θ/c)X
 )は、前記距離Xに板厚’672を入れて次式(13
)のように求めることができる。 (8θ/8x)菫、h/1 =(−(4/h21(θC−θs) ’ 2 X )X
、、。 −一(4/h ) ・(θC−θs)  ”(1B)こ
の(13)式に前出(8)、(9)式を代入すると、次
式(14)のようになる。 K (−(4/h )・ (θC−θs)!=aw (
θS−θW)     ・・・(14)金属板表面にお
いては温度分布θは金属板表面温度θSと等しくなり、
更に冷却液温度θWは一定とされているため、dθ=2
d(θS−θW)とおくことができる、冷却液中の金属
板においては前出(7)、(12)式より次式(15)
式の如く熱伝導を表わすことができる。 ρ・CP−8(θS−θW ) / a t=−8/h
2(θC−θ5) =(2・αw/Kh)・ (θS゛−θW)・・・・・
・ (15) 又、空冷中の金属板においては、同様に次式(16)の
如く熱伝導を表わすことができる。 ρ・CP−8(θS−θa ) / a j=(2・α
α/に−h)・(θS−θα)・・・・・・ (16) (15)式を変形すると次式(17)式の如くとなる。 d (θS−θW)/(θS−θW) =(2−αw/に−h  ・p・Cp)−dt・・・(
17) 金属板の先端に対しては(17)式を積分して変形する
と、次式(18)とすることができ、更に変形するとく
19)式を経て次式(20)の如く金属板の表面温度と
冷却液の温度の差(θS−θW)を求めることができる
。 ・・・ (18) ぶn (θS−θW/θoj−θW) =(−2・ aw/に−h  ・p  ・Cp>・ (
t−toJ)          ・・・ (19)θ
S−θW −(θOj−〇w)・exp [(−2・αw/に−h ・ρ・CP) ・(t−to
4)]          ・・・ (20)従って、
先端の冷却停止温度θfJと冷却液温度θWの差(θf
A−〇W)は、次式(21)で%式% 但し、tfJlは金属板の先端が冷却設備を出る時刻で
ある。 又、金属板の尾端に対する冷却においては、空冷も考慮
して、前出(17)式を積分すると次式(22)が得ら
れ、又(20)式と同様に次式(23)式が得られる。 θat−θα =(θOJ−θa) x exp[(−2−aα/に−h −p−Cp)x 
 (t  ot−t  o  A )  コ     
     、、、  (22>θS−θW =(θat−θW) X eXD[(2・αw/に−h −p ・Cp)x(
t−t□t)]       ・・・(23)更に、金
属板の尾端の冷却停止温度θftと冷却液温度θWの差
は同様に、次式(24)のように表わすことができる。 θft−θW =〈θat−θW) ×exp[(−2・αw/に−h・ρ・CP)X(t 
 f t−t□  t )  コ         −
(24)但し、111は金属板の尾端が冷却設備を出る
時刻である。 金属板のAr3変態点以上の温度から冷却を開始する場
合は、冷却開始温度θ0が材質に影で!せず、冷却速度
θについては、冷却開始以後の平均冷却速度θを考慮す
ればよい、即ち、金属板の先端に対する冷却速度θAは
次式(25)式から、尾端に際する冷却速度θtについ
ては次式(26)式から求めることができる。 θU=(θf1−θou)/ (t r i−t on
)・・・(25) θ1=(θft−θat)/(t tt−t on)・
・・(26) なお、上記冷却速度θA、dtを用いてAr 3変態点
未満の温度、即ち2相域から冷却する場合は、冷却速度
θに空冷も含めて考える。この場合、金属板の先端に対
する冷却速度θ1は(25)式で求めるが、尾端に対し
ては次式(27)で冷却速度θtを求める。 θ1=(θft−〇OJ)/ (j r t  t o
i)・・・・・・(27) 前記金属板の長さぶ、冷却設備長さしにおける金属板の
搬送長さは、金属板先端及び尾端が冷却設備に到着する
時刻t Oj、t OA及び該金属板先端及び尾端が冷
却設備を出る時刻1.λ、1゜tを用いて、次式(28
)〜(31)の如く搬送速度Uを積分して求めることが
できる。 前出(6)式及びこの(28)〜(31)式において、
搬送速度Uは時間の関数として表現して代入し得ると共
に、前出(1)〜(31)式から目標材質を安定して得
られる金属板を製造し得る搬送速度Uを求めることがで
きる。 即ち、金属板の冷却完了後に得られる強度とその目標値
との差をdTとし、その差dTの冷却水量Wの変動によ
る変化をaT/aW、冷却時間tの変動による変化をa
T/clotとする。目標材質ご最も安定的且つ効率的
に製造する条件は、次式(32)の評価関数JIEt小
とする冷却液の流量Wと冷却時間tとの組合せとして得
られ、この冷却時r、1tで前記搬送速度Uが決定でき
る。 J=a  ・ (dT) 2 +b  ・ (((aT/aw  )−dw)”+ (
(aT/at  )  ・dt)  2 1 ・・・(
32)但し、a、bは定数、dw、 dtは設備上、操
業上予想される冷却液流量Wと冷却時間tの変動である
。 本発明は、以上の如き原理を有し、加熱された*脚板を
胤送しながら冷却する際に、搬送速度の変化の冷却速度
に対する影響を考慮して搬送方向各点の搬送速度を決定
することができるため、金属板全長に渡って均一な材質
分布を安定して得ることができ、金属板の材質の不均一
や歪みを防止できる。
【実施例】
以下、本発明にかかる冷却制御方法の実施例について詳
細に説明する。 この実施例は第4図に示されるような構成の、圧延直後
の金属板を水冷により1llIJ御冷却する冷却段(i
m16に本発明を採用したものである。この冷却設備は
、4段の圧延v110から圧延された後の金属板12を
テーブルローラ14で搬送して、該金属板12に、上下
から冷却水を噴射して冷却するものである。そして、こ
の冷却設備16の入側には、前記金属板12の先端及び
尾端の到着を検知するための進入センサ18が、出側に
は前記金属板12の先端及び尾端の抜は出しを検知する
ための板抜はセンサ20とが備えられる。なお、図中2
2は前記テーブルローラ14の速度を制御するための速
度コントローラ(ii制御器)、24は前記金属板の製
造仕様書の情報を基に最適な搬送速度を算出して前記速
度コントローラ22に指令するための計算機、26は前
記冷却設備16の冷却水を通じるための冷却水配管の一
部である。 以下、実施例の作用を説明する。 この実施例に係る冷却設備16は第1図に示されるよう
なルーチンに基づいて制御される。 即ち図のルーチンにおいては、まずステップ110で、
必要な情報、即ち金属板12の長さぶ、板厚h、冷却開
始温度θ0、目標材aTSを読込む0次いでステップ1
20で、金属板12が圧延機10で圧延された時の測定
温度θ又は圧延中に算出された圧延完了予測温度θ′を
元に、前記金属板12の先端が冷却設備16の入口に到
達する時刻tOλにおける冷却開始温度θofiを算出
する0次いでステップ130で、算出された冷却開始温
度θ0と読込まれた金属板の各寸法を元に該金属板の目
標材g:tTSを最も安定的且つ効率的に得るための冷
却速度θ、冷却停止温度θfを前出(1)式を用いて求
める0次いでステップ140で、求められた冷却速度θ
から前出(2)式を用いて水量Wを、冷却停止温度θf
から前出(3)式を用いて冷却時間tを求める0次いで
ステップ150で、前記求められた冷却水量Wの値を原
則的に変化させずに、又、求められた冷却時間tから前
出(4)式を用いて冷却開始時の搬送速度U1を決定す
る。そしてステップ160で、決定された搬送速度u1
て搬送した際の金属板12の尾端の冷却開始温度θ01
を前出(5)式を用いて算出し、更に(21)、(22
)式により先端、尾端の冷却停止温度θfJI、θft
を計算する。・次いでステップ170で、前記金属板1
2の先端、尾端の冷却停止温度θfN、θftの差Δθ
f=(θfA−θft)ff求め、ステップ180で、
前記差Δθfが所定の値Aより小さいか否かを判定する
0判定結果が正の時、即ち前記差Δθfが所定の値Aよ
り小さいときはステップ190に進み、ステップ150
で決定された搬送速度u1を搬送速度Uとする。そして
、ステップ200に進み、求められた冷却水量Wと前記
搬送速度Uを出力して、前記金属板12を冷却膜@16
内で冷却する。 一方、前記差Δθ「が所定の値A以上のときは、ステッ
プ210に進み、前記金属板12の先端が冷却設備16
に到着した時点から搬送速度Uを、次式(33)のよう
に、決定された搬送速度u1から加速度βで時々刻々と
加速する。 υ=u 、+β
【      ・・・・・・(33)次
いでステップ220で、搬送速度Uの変化による前記金
属板12の熱伝達係数αw−aαと冷却速度θの変化を
前出(6)式及び第3図に基づき算出する。次いでステ
ップ230で、搬送速度U、冷却速度θで前記金属板1
2を冷却しな際の尾端の冷却開始温度θot、先端及び
尾端の各冷却停止温度θfN、θftを前出(21)、
(24)式で再び算出する。そしてステップ240で、
前記金属板12の先端及び尾端の材質の誤差を3・IE
価関数JI2、Jtにより前出(32)式で算出し、ス
テップ250で、算出された評価関数52、Jtから、
金属板12内における材質差ΔJを次式(34)式によ
り求める。 ΔJ=J 、−J t      ・・・・・・(34
)次いでステップ260で、算出された材質差ΔJが最
小か否かを判定し、最小ならばステップ200に進み、
そのときの冷却水mWと搬送速度Uを出力する。 一方、判定結果が否の時は、ステップ270に進み、前
記決定された搬送速度u1を次式(35)のように、加
速度βを次式(36)のように修正し、再度光のステッ
プ210以降の手順を繰返す。 IJt−ul ±Δu 1      ・・・・・・(
35ンβ←β±Δβ           ・・・・・
・ (36)第5図は上記ルーチンで算出された搬送速
度U=u 1+βtで厚板を冷却した時の搬送速度U、
熱伝達係数αW、αα、各冷却開始温度θon、θot
、冷却停止温度θf1、θftの時間tに対する変化の
例を示すものである0図から、冷却開始温度θOj、θ
Otに比較して、冷却停止温度θfu、θftの差が減
少し、金属板12の材質の不均一や歪みの発生原因とな
らないことが理解される。 次に本発明の効果を確認するため、冷却蓮度二の変化に
対し、材質が変化する8受性の高い高抗張力鋼板をその
製造過程において、次の3通りの方法(a )〜(c 
)で冷却しな。 (a )一定の搬送速度で銅板を搬送しながら冷却する
。 (b)銅板の先端、尾端の冷却開始温度θ0ρ、θat
の差による先端、尾端の冷却停止温度θfλ、θftの
差Δθfを解消するために搬送速度Uを加速する。 (C)本発明方法を用いて、金属板の先7尾端の冷却開
始温度θofI、θatの差による冷却停止温度の差Δ
θf、及び搬送速度Uを変化させて冷却速度θが変化し
た場合に発生する材質J、、Jtの差ΔJを解消するよ
うに前記搬送速度Uを決定する。 上記(a’)〜(C)の3つの方法を使い、長さ101
9の冷却設備で長さ60nの厚鋼板を冷却した。このと
きそれぞれの方法において以下の結果が得られた。 即ち、(a )の方法においては、金属板の先端、尾端
の冷却開始温度θ0λ、θotの差が30℃であり、そ
の差が冷却停止温度の差Δθfに120″Cを誘起し、
前記金属板の尾端は先端よりも6kgf/nn2の強度
増加が見られた。 又、(b)の方法においては、搬送速度Uの加速により
冷却停止温度は先ち11、尾端で等しくすることができ
たが、冷却速度Uの増大により尾端は先端よりも4  
kgf/+nra”の強度増加が見られた。 これに対し、(C)の方法においては、銅板内の搬送方
向の冷却開始温度θoA、θotの差による材質差の発
生を防止するよう搬送速度Uを調整しながら冷却したた
め、搬送速度Uの加速による冷却速度θの増大も考慮し
て搬送速度Uを決めることができ、従って、前記厚鋼板
の尾端の冷却停止温度θftは先端の冷却停止温度θf
42より30”高くなった。その結果、前記厚鋼板の先
端と尾端との強度の差は±1  kgf/non2未満
となり、全体に渡って均一な材質が得られた。 以上の結果から、本発明方法を用いずに厚鋼板を冷却し
た場合<a >、(b )に比べ、本発明方法により厚
鋼板を冷却した場合(C)の方が好ましい結果が得られ
、従って、本発明の有用性が理解される。 なお、前記実施例においては、本発明方法を、第1図に
示されるようなルーチンに従い、第4図に示されるよう
な冷却設備で実施していたが、本発明を実施する際の制
御手順及び冷却設備は図に示されるようなものに限定さ
れず、他の制御手順及び冷却設備で本発明を実施するこ
とが可能である。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、冷却される金属材
の全長に亘って均一な材質分布を安定して得ることがで
き、金属材の材質の不均一や歪みを防止することができ
るという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が実施される冷却設備装置を制御するた
めのルーチンを示す流れ図、第2図は本発明の原理を説
明するための、金属板表面温度に対する冷却液の熱伝達
係数の関係の例を示す線図、第3図は同じく、11対速
度に対する冷却液及び空気の各熱伝達係数の関係の例を
示す線図、第4図は前記実施例の冷却設備の全体構成を
示す、一部ブロック線図を含む斜視図、第5図は前記実
施例の作用を説明するための搬送速度、熱伝達係数、金
属板の先端、尾端の温度の変化の例を示ず線図、第6図
は冷却停止温度及び平均冷却速度に対する金属板の材質
の特性の例を3次元曲線で表わしな線図である。 10・・・圧延機、       12・・・金属板、
16・・・冷却設備、     18・・・進入センサ
、20・・・板抜はセンサ、 22・・・速度コントローラ、  24・・・計算機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属板に所定の材質を得るべく、加熱された又は
    加熱後圧延された高温の金属板を搬送しながら冷却液を
    噴射して冷却する際に、 前記金属板の搬送速度の変化及び表面温度の変化に伴う
    熱伝達係数の変化を考慮して前記金属板に関する伝熱方
    程式を解き、 解かれた伝熱方程式、前記金属板の材質、冷却速度、及
    び冷却停止時間の関係から、前記冷却液の噴射量及び前
    記金属板の搬送速度を決定することを特徴とする冷却制
    御方法。
JP61292171A 1986-12-08 1986-12-08 冷却制御方法 Pending JPS63144814A (ja)

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JP61292171A JPS63144814A (ja) 1986-12-08 1986-12-08 冷却制御方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076593A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Nippon Steel & Sumitomo Metal 金属板の温度分布の予測方法及び金属板の製造方法
CN113687633A (zh) * 2021-06-29 2021-11-23 云南昆钢电子信息科技有限公司 一种钢筋质量管理系统和方法

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