JPS63143057A - メッシュ構造の歯科用骨内インプラント部材 - Google Patents

メッシュ構造の歯科用骨内インプラント部材

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JPS63143057A JP61290126A JP29012686A JPS63143057A JP S63143057 A JPS63143057 A JP S63143057A JP 61290126 A JP61290126 A JP 61290126A JP 29012686 A JP29012686 A JP 29012686A JP S63143057 A JPS63143057 A JP S63143057A
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    • A61F2002/30968—Sintering

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、生体内の骨組織内に埋設して用いる生体修復
用骨内インプラント部材に係り、更に詳しくは、板状体
や円筒状体柱状体のいづれのインプラントにも適合した
多相メツシュ構造を有する歯科修復用もしくは整形外科
用の骨内インプラント部材に関するものである。
（従来の技術） 従来から生体修復部材、すなわちインプラント部材とし
ては、Ｕ、Ｓ、Ｐ４，２５９，０７２に記述されている
ようなセラミックスインプラントや、特開昭５７−１０
１６３号公報の如きＴｉ、Ｚｒなどの金属ビーズを人工
歯根用として焼結した多孔質インプラントがよく知られ
ている。
（問題点を解決するための手段） しかし、上記セラミックスインプラントでは、セラミッ
クスに対する多孔化用の発泡剤の種類や焼結条件によっ
て開口、網状ルートの形状、寸法、分布が決定されるた
めに所望の透孔の形状、寸法、分布をコントロールする
ことは難かしくなるという問題があり、又、上記金属ビ
ーズを芯金と一体的に焼結して構成させたインプラント
では、芯金の径と、その周囲に焼結させる金属粒子との
複数体の構成から、必要的に円柱の径の最小値に制限を
生じ、この円柱の径は例えば芯金の径を２ｍとしてその
周囲に焼結体を焼結させた場合には、少なくとも４ｍｍ
以上になってしまい、このため上記の円柱状の金属粒焼
結体は歯槽骨の幅員の大きい症例にしか適用できなくな
り、症例に合わせた応用が難かしくなるという問題点を
露呈する。
このため、本発明者等は、先にＴｉ、Ｚｒなどの金属プ
レートに上記骨組織などの侵入・透過を許容する直管状
の多数の透孔を具有させたインプラント（特願昭６０−
２６４９９４号公報参照）を提示するとともに、他方金
属ビーズを板状枠体の平面域内に焼結して、この板状枠
体内に上記骨組織の侵入・透過を許容させるようにした
インプラントを提示し、これら各インプラントと骨組織
響板 との動的連結により！構造が構築され、骨内インプラン
ト部材の適性の増大に寄与するところどなった。
本発明者等は、更にその後研究を重ねることによって、
上記金属プレートに透孔を穿設して構成させたインプラ
ントでは、多種孔径にわたる穿孔作業にやや面倒な問題
点のあること、又上記ビーズを板状に焼結させたインプ
ラントでは、従前の円筒状及び円柱状のものを得るより
は製造は容易であるが、板状のものでも金属ビーズの焼
結時において、該ビーズの収縮により枠体や該ビーズ間
に裂隙を生じ、この裂隙の補填を必要とするなど問題点
がなお完全に払拭されていないことが判った。
そこで本発明は、生体骨組織内に、多相メツシュ構造を
構築させ得るＴｉ、Ｚｒ系金属材料を含む市場入手性の
容易な多種類の素材を対象に、しかも簡単な製造加工に
よって種々な形状、寸法のものを、すなわち、インプラ
ントにおける種々な孔径の多相メツシュを人為的に配置
できるようにした骨内インプラント部材を提供すること
を目的とする。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、その実施例図面第１〜１３図に示すように、
生体骨内に埋設される埋入部が、隣接関係にある多数の
金属メツシュ及び／もしくは合金メツシュ３ｏ・・・の
１種もしくは２種が機械的もしくは焼結によって積層一
体とされた板状体もしくはこの板状体を所望の形状に加
工したものを含むメツシュ主体部１からなり、この主体
部１は、その厚みを骨組織、類骨組織及び線維性組織の
夫々が貫通して侵入・透過することができる多相メツシ
ュ構造を有するようにしたものである。
上記本発明を実施するに際して、本発明では、症例によ
りメツシュ主体部１を補強芯体２００もしくは補強枠体
２，２０で補強して使用する場合と、この補強を必要と
しない場合とがある。すなわち。
メツシュ主体部１の強度がその症例に適合できるときは
不要であり、又、不適のときは補強枠体２゜２０を使用
する。そして、上記メツシュ主体部１の孔隙３・・・は
同網目のものを、網目を厚み方向に会心状に積層するこ
とによる単一の孔隙３・・・の他に網体の積層上の工夫
１例えば網目の細かいものと大きいものを積層したり、
同じ網目のものの積層位置をずらして積層することなど
により孔隙３・・・にバラエティを与えることができる
。
上記メツシュ主体部１における種類の異なる孔隙３・・
・とじては、その平均孔径が略３０〜１０００μｍの範
囲内にあり、このうち骨組織の夫々の侵入・透過用の孔
径は１００μｍ以上、頬骨組織侵入・透過用の孔径は４
０〜１００μｍ、線維性組織侵入・透過用の孔径は４０
μｍ以下と区分けできる。
また、これらの孔径範囲のオーバラップする範囲は、上
記いづれかの組織の侵入・透過用に限定的な数値範囲を
示すものではなく、生体組織の複数が混ざり合って侵入
・透過することを示すものである。
このように、本発明における孔隙３・・・の範囲や地理
学的分布は、金属メツシュ及び／もしくは合金メツシュ
３０・・・のそれぞれ網目の異ったものを適宜選択し、
これらを分布させることにより人為的に任意に設定する
ことができる。
（作用） 骨内インプラントにおいて、生体骨内に埋設する埋入部
である上記メツシュ主体部１の厚み間に形成されている
異なった孔隙３・・・には、骨組織、類骨組織、線維性
組織の侵入・透過によって該インプラント部材と生体組
織との間に多相構造が構築されるようになる。そしてこ
の多相構造が構築されれば、メツシュ主体部１の厚みの
両サイドにおける周囲骨組織との界面を、生物学的な動
的連結とさせることになり、あたかも天然の骨組織にお
ける骨梁構造にも似た支持が得られる。
（実施例） 以下、第１〜１３図に基づいて本発明の詳細な説明する
。
第１〜４図は各々本発明に係わる円筒状インプラント部
材で補強枠体のない実施例を示す説明図。
第５〜９図は、各々ポスト２０ａの下部に補強芯体２０
０、もしくは補強枠体２０を連設させたインプラント部
材の実施例を示す説明図、第１０〜１３図は各々板状枠
体を使用した板状インプラント部材の実施例を示す説明
図である。
すなわち、第１〜４図は図示のように各々焼結によって
厚み方向に一体的に積層された多数の金属メツシュ及び
／もしくは合金メツシュ３０・・・（以下、金属メツシ
ュのみを例にとる）の１種みしくは２種からなる多相メ
ツシュ板状体を縦長円筒状に曲成した中空状のメツシュ
主体部１と、その上面に円柱状或は截頭円錐状ポスト２
０ａを各々機械的もしくは焼結により一体化させた構成
からなる。
なお、第１図におけるポスト２０ａには１図示しない歯
槽骨内に埋設されるメツシュ主体部１の安定性を向上さ
せるために、ピン体２４を下段させている。
すなわち、上記板状メツシュ主体部１は、生体組織に対
し為害性の少ないＴｉ、Ｚｒ及びＴａ等の単体の金属や
Ｔｉ系合金、Ｚｒ系合金、Ｔａ系合金、Ｆｅ−Ｎｉ−Ｃ
ｒ合金、Ｇｏ−Ｃｒ−Ｍ。
合金等のメツシュ孔径の同一もしくは異なる金属メツシ
ュ３０・・・を適宜選択積層し、該金属メツシュ３０・
・・を機械的もしくは真空中、或は不活性ガス雰囲気中
で焼結して一体化したものである。
次に第５図として示すのは、２０ａの下部に補強芯体２
００が連設された例で、この補強芯体２００は、縦長の
円筒体の長手方向に多数の水平フランジ２１．２１を隔
設させてなるもので、この補強芯体２００の周面に、上
記金属メツシュ３０・・・を巻回配置してメツシュ主体
部１を形成するとともに１両者を機械的もしくは真空中
或は不活性ガス雰囲気中で焼結し一体的に結合させた構
成を示すものである。
しかして、該第５図の構成は、フランジ２１゜２１の存
在により上記巻回配置した金属メツシュ３０・・・の芯
体２００周面からのずり落ちを防止させるものとなる。
なお、第５図における４は芯体２００を骨内に埋設する
際該骨組織内にねじ込まれるタップを示すもので、図示
のように、該タップ４底面を除く周面には金属メツシュ
３０・・・が巻回されている。
そして、例えば第５図における補強芯体２００の水平フ
ランジ２１を３．５φＩとした場合のメツシュ主体部１
の厚さは、該フランジ２１．２１間の隔隙２２，２２に
おいて０．７５φ閣で、そのメツシュ主体部１を構成す
る焼結体の網目は、３０〜１０００μｍの範囲を標準と
している。
第６図（断面説明図）に示すのは、ポスト２０ａの下部
に外周を細径とした補強芯体２００と、上記ポスト２０
ａ下面側の広径部と略同径としたタップ４とを連設し、
該補強芯体２００周面に図示のように金属メツシュ３０
・・・を巻回配置させた例であり、又第７図に示すのは
、ポスト２０ａの下部に、補強枠体２０が連設された他
の例で、この補強枠体２０は、ポスト２０ａ下面の大径
部に垂直方向にロンド２３．２３を、大径部円周方向に
適宜間隔を設けて下段させて構成され、この補強枠体２
０の周面に上記金属メツシュ３ｏ・・・を張設配置させ
てメツシュ主体部１を形成した態様を示すもので、第８
図は、該第７図における■−■線断面を示すものである
。
第９図はポスト２０ａと連設して、ポスト２０ａ下部に
垂直方向に枠体２５．２５を該ポスト２０ａ円周方向に
下段して、その底面側にリング状の枠体２６を取付けて
、上記枠体２５．２５を固定するとともに、上記枠体２
５．２５とリング状枠体２６上面側に金属メツシュ３０
・・・を張設配置した構成を示すものである。
第１０図は、本発明に係る歯科用骨内インプラント部材
の別の構成を示す実施例で、図示のように山形の補強枠
体２と、この枠体２の左右のＵ形の腔所内２ａ、２ｂに
焼結によって一体的に枠支固持された多数の金属メツシ
ュ３０・・・の１種もしくは２種からなる板状メツシュ
主体部１とから構成されている。
すなわち、上記板状メツシュ主体部１は、生体組織に対
し為害性の少ない上述したＴｉ、Ｚｒ及びＴａ等の単体
の金属や、Ｔｉ系合金、Ｚｒ系合金、Ｔ　ａ　、　Ｔ　
ａ系合金、Ｆｅ−Ｎｉ−Ｃｒ合金。
Ｃｏ　−Ｃｒ　−Ｍ　ｏ合金等の網目の異なる金属メツ
シュを適宜選択し、該メツシュ主体部１，１と同一もし
くは親和性の良い材料よりなる枠材をもって山形の枠体
を形成し、この山形の腔所内２ａ。
２ｂ内にこれら金属メツシュ３０・・・を環装して真空
或は不活性ガス雰囲気中で焼結し一体的に結合したもの
である。この結果、上記メツシュ主体部１．１は、骨組
織、類骨組織及び線維性組織の夫々の侵入・透過ができ
る多相メツシュ焼結体として上記補強枠体２の板状平面
域内にて枠支固持されるものとなる。そして、第１１〜
１２図に示すのは、各々上記第１０図における山形状枠
体２を延設し、閉鎖状の腔所内２ａ、２ｂを設けた補強
枠体２（第１１図）と、更に枠体２を逆Ｔ字型とした態
様（第１２図）を各々示すものである。
そして１例えば第１０〜１２図における補強枠体２をＴ
ｉ、Ｚａ或はそれらの合金、又はＴａ。
Ｔａ合金、Ｆｅ−Ｎｉ合金、Ｃｏ−Ｃｒ−Ｍｏ合金等の
メツシュ体をもって構成させた場合の板状メツシュ主体
部１の厚さはｌ１ａｘ、　２．５ｍで、そのメツシュ主
体部１を構成する焼結体の網目は平均１５０〜５００μ
ｍの範囲を標準としている。
一方、上記補強枠体２は、治療時のインプラントに付加
される外力や、メツシュ主体部１の厚み等に対応して適
宜その形状を設定するものとなる。
第１３図は、本発明の更に他の実施例を示すもので、こ
の実施例においては、補強枠体２が左右両側に透孔１０
，１０を備えた一枚の板状体からなり、この透孔１０，
１０内には前記金属メツシュ３０・・・の焼結体からな
る板状メツシュ主体部１が枠体２と一体的に枠支固持さ
れている。
また、上記板状体からなる補強枠体２をＴｉ。
Ｚｒ或はそれらの合金又はＴａ、Ｔａ合金、Ｆｅ−Ｎｉ
合金、Ｇｏ−Ｃｒ−Ｍｏ合金等をもって構成させた場合
の透孔１０，１０の形状は、例えば直径１ｏＩ！Ｉ１１
とし、その内部の厚さはｗａｘ、　２．５ｍ以内の面域
内に上記焼結体を埋入させ、板状主体部１ａを形成する
。
また、臨床時の症例等に対応して１例えば第１３図の想
像線で示すような２０ａを補強枠体２の略中央部に立設
させ、その頂部に人工歯等を装着することは、適宜採用
できるところである。
（発明の効果） 以上のように、本発明の多相メツシュ構造の骨内インプ
ラント部材は先順における効果、すなわち、板状主体部
を備え、この主体部内にある多数、且つ大きさの違った
孔隙への生体組織の侵入・透過による投錨作用等により
、該侵入・透過後の板状主体部は、その周囲骨組織との
生物学的な動的連結がなされ、且つ主体部両サイドにお
ける両持梁的な支持が得られる効果を留保した上で、更
に従来のものに比し、加工性の優位、すなわち、入手容
易な市販のメツシュ材を用いて、生体骨組織の侵入・透
過を許容する種々な孔隙を有する板状もしくは補強枠体
と焼結一体とするだけで多相メツシュ構造のインプラン
ト部材を構成できるので、その加工容易性からコストダ
ウンにつながるメリットを保有するものとなる６
【図面の簡単な説明】
第１〜４図は、各々本発明に係わる円筒状インプラント
部材で補強枠体のない実施例説明図、第５〜９図は、各
々ポストの下部に補強芯体成は補強枠体を連設させたイ
ンプラント部材の実施例説明図、第１０〜１３図は、各
々板状枠体を使用した板状インプラント部材の実施例説
明図である。 （符号の説明） １・・・メツシュ主体部、２，２０・・・補強枠体、３
・・・孔隙、４・・・タップ、１０・・・透孔、３０・
・・金属メツシュ（合金メツシュ）　、２００・・・補
強芯体。 −以上−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. １．生体骨内に埋設される埋入部が隣接関係にある多数
    の金属メッシュ及び／もしくは合金メッシュの１種もし
    くは２種が機械的もしくは焼結によって積層一体とされ
    た板状体もしくはこの板状体を所望の形状に加工したも
    のを含むメッシュ主体部からなり、この主体部は、その
    厚みを骨組織、類骨組織及び線維性組織の夫々が貫通し
    て侵入・透過できる多相メッシュ構造を有して成ること
    を特徴とする多相メッシュ構造の骨内インプラント部材
    。
  2. ２．前記メッシュ主体部が、補強芯体もしくは補強枠体
    によって枠支固持されている特許請求の範囲第１項記載
    の多相メッシュ構造の骨内インプラント部材。
JP61290126A 1986-12-05 1986-12-05 メッシュ構造の骨内インプラント部材 Expired - Lifetime JPH0616800B2 (ja)

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