JPS63142249A - 電子スピン共鳴装置 - Google Patents
電子スピン共鳴装置Info
- Publication number
- JPS63142249A JPS63142249A JP28966286A JP28966286A JPS63142249A JP S63142249 A JPS63142249 A JP S63142249A JP 28966286 A JP28966286 A JP 28966286A JP 28966286 A JP28966286 A JP 28966286A JP S63142249 A JPS63142249 A JP S63142249A
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- Japan
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- phase
- square root
- circuit
- signal
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- Pending
Links
- 238000004435 EPR spectroscopy Methods 0.000 title claims abstract description 12
- 230000003068 static effect Effects 0.000 claims abstract description 8
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 abstract description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電子スピン共鳴装置(ESR装置)に関し、特
に位相調整を不要としたESR装置に関する。
に位相調整を不要としたESR装置に関する。
[従来技術I
ESR装置においては、静磁場に変調をかけた状態で測
定して得たESR信号を、位相検波器などの復調器に送
り、静磁場の変調周波数で復調している。この時、測定
により得たESR信号と復調器に供給される参照信号と
の間に位相ずれがあると、その位相差に対応した直流出
力が発生してしまう。
定して得たESR信号を、位相検波器などの復調器に送
り、静磁場の変調周波数で復調している。この時、測定
により得たESR信号と復調器に供給される参照信号と
の間に位相ずれがあると、その位相差に対応した直流出
力が発生してしまう。
[発明が解決しようとする問題点]
そのため、従来は参照信号の位相を変化させる移相器を
オペレータが操作して位相差がゼロになるようにしてい
るが、測定の都度調整しなければならず、面倒であった
。
オペレータが操作して位相差がゼロになるようにしてい
るが、測定の都度調整しなければならず、面倒であった
。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、位相
調整の不要な電子スピン共鳴装置を提供することを目的
としている。
調整の不要な電子スピン共鳴装置を提供することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段]
この目的を達成するため、本発明は、静磁場に変調をか
けた状態で測定して得た電子スピン共鳴信号を前記静磁
場の変調周波数で復調するようにした電子スピン共鳴装
置において、電子スピン共鳴信号を復調する復調器を2
つ設け、夫々の復調器に参照信号として供給する変調周
波数信号の位相を90@異ならせると共に、夫々の復調
器の出力の自乗器を求める手段と、該自乗和手段の出力
の平方根を求める手段と、前記復調器の一方の出力信号
の極性に対応して前記平方根手段の出力信号の極性を切
換える切換手段を設けたことを特徴としている。
けた状態で測定して得た電子スピン共鳴信号を前記静磁
場の変調周波数で復調するようにした電子スピン共鳴装
置において、電子スピン共鳴信号を復調する復調器を2
つ設け、夫々の復調器に参照信号として供給する変調周
波数信号の位相を90@異ならせると共に、夫々の復調
器の出力の自乗器を求める手段と、該自乗和手段の出力
の平方根を求める手段と、前記復調器の一方の出力信号
の極性に対応して前記平方根手段の出力信号の極性を切
換える切換手段を設けたことを特徴としている。
[作用]
90”位相の異なる2つの復調器からの出力信号の自乗
器を求め、その平方根を求めることにより位相に関する
情報を消去できる。更に1つの復調器の出力信号の極性
に基づいて極性を付与することにより、極性を正しく残
したESR信号が得られる。
器を求め、その平方根を求めることにより位相に関する
情報を消去できる。更に1つの復調器の出力信号の極性
に基づいて極性を付与することにより、極性を正しく残
したESR信号が得られる。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を詳説する。
[実施例]
第1図は本発明を実施したESR装置の一例を示ず概略
図である。図において磁石1が発生する静磁場内には被
検試料を収容する空胴共振器2及び磁場変調コイル3が
配置されている。空胴共振器2にはマイクロ波発振器4
から発生するマイクロ波がサーキュレータ5を介して供
給される。電子スピン共鳴により共振バランスがくずれ
、空胴共振器から反射されたマイクロ波は、サーキュレ
ータ5を介してマイクロ波検出器6へ送られて検出され
、得られた検出信号は増幅器7を介して2つの位相検波
器3a、 8bへ送られる。この2つの位相検波器の出
力信号は自乗器9a、9b及び加算器10より構成され
る自乗和回路11へ送られ、この自乗和回路11の出力
信号は平方根回路12及び極性選択回路13を介してデ
ータ処理装置14へ送られて格納される。
図である。図において磁石1が発生する静磁場内には被
検試料を収容する空胴共振器2及び磁場変調コイル3が
配置されている。空胴共振器2にはマイクロ波発振器4
から発生するマイクロ波がサーキュレータ5を介して供
給される。電子スピン共鳴により共振バランスがくずれ
、空胴共振器から反射されたマイクロ波は、サーキュレ
ータ5を介してマイクロ波検出器6へ送られて検出され
、得られた検出信号は増幅器7を介して2つの位相検波
器3a、 8bへ送られる。この2つの位相検波器の出
力信号は自乗器9a、9b及び加算器10より構成され
る自乗和回路11へ送られ、この自乗和回路11の出力
信号は平方根回路12及び極性選択回路13を介してデ
ータ処理装置14へ送られて格納される。
15は高周波発振器で、該高周波発振器から発生した変
調信号は増幅器16を介して前記変調コイル3へ供給さ
れると共に、前記位相検波器8a。
調信号は増幅器16を介して前記変調コイル3へ供給さ
れると共に、前記位相検波器8a。
8bへ参照信号として送られる。17は位相検波器8a
に供給される参照信号の位相を90”遅らせるための9
0°移相器、18は前記位相検波器8aの出力に基づい
て極性選択回路13を制御するための切換制御回路であ
る。
に供給される参照信号の位相を90”遅らせるための9
0°移相器、18は前記位相検波器8aの出力に基づい
て極性選択回路13を制御するための切換制御回路であ
る。
上記構成において、高周波−発振器15から発生する変
調信号を、時間をtとしてsinωtと表わし、検波器
8aの参照信号をsinωt、検波器8bの参照信号を
COSωtと表わすものとする。検出器6から得られる
検出信号は、ESR信号成分Eに変調成分が加わってE
cos(ωt+φ)と表わすことができる。ここで、φ
は共振器部分などで加わった位相成分である。
調信号を、時間をtとしてsinωtと表わし、検波器
8aの参照信号をsinωt、検波器8bの参照信号を
COSωtと表わすものとする。検出器6から得られる
検出信号は、ESR信号成分Eに変調成分が加わってE
cos(ωt+φ)と表わすことができる。ここで、φ
は共振器部分などで加わった位相成分である。
位相検波器は乗算器として動作するため、検波器8aの
出力信号はE sinφ、検波器8bの出力信号はE
CO3φとなる。尚、検波器8a、8bからは他の成分
も発生するが、それらは図示しないフィルタによって除
去されたものとする。これら2つの出力信号を自乗して
加騨した自乗和回路11の出力はE2sin2Φ+E2
CO82Φ−E2となる。そのため、平方根回路12の
出力はlE、1となり、ESR信号の絶対値が得られる
ことになる。
出力信号はE sinφ、検波器8bの出力信号はE
CO3φとなる。尚、検波器8a、8bからは他の成分
も発生するが、それらは図示しないフィルタによって除
去されたものとする。これら2つの出力信号を自乗して
加騨した自乗和回路11の出力はE2sin2Φ+E2
CO82Φ−E2となる。そのため、平方根回路12の
出力はlE、1となり、ESR信号の絶対値が得られる
ことになる。
ところが、ESR信号は一般に、第2図(a)に示すよ
うに微分波形で描かれており、その絶対値をとったので
は、第2図(b)に示すような見慣れない波形となって
、これまで蓄積されているデータとの比較の面で不都合
である。
うに微分波形で描かれており、その絶対値をとったので
は、第2図(b)に示すような見慣れない波形となって
、これまで蓄積されているデータとの比較の面で不都合
である。
そこで、本発明では、極性が残っている検波器の段階の
出力信号に基づいて平方根回路11の出力信号に極性を
与えている。第2図(c)、(d)は位相のずれ量φが
30°程度の場合の検波器8a、8bの出力信号を夫々
示す。尚、同図(C)。
出力信号に基づいて平方根回路11の出力信号に極性を
与えている。第2図(c)、(d)は位相のずれ量φが
30°程度の場合の検波器8a、8bの出力信号を夫々
示す。尚、同図(C)。
(d)において破線は同図(a>の位相ずれがない場合
の信号波形を示す。
の信号波形を示す。
そして、制御回路18は、平方根回路11の出力信号に
検波器8aの出力信号と同じ極性を与えるように極性選
択回路13を制御するため、極性選択回路13の出力信
号としては第2図(a)に示すような理想的なESR信
号波形が得られることになる。
検波器8aの出力信号と同じ極性を与えるように極性選
択回路13を制御するため、極性選択回路13の出力信
号としては第2図(a)に示すような理想的なESR信
号波形が得られることになる。
尚、検波器8bの出力に基づいて極性選択回路13を制
御するようにしても良いことは言うまでもない。ただし
、その場合には極性を反転させて付与することが必要で
ある。
御するようにしても良いことは言うまでもない。ただし
、その場合には極性を反転させて付与することが必要で
ある。
又、位相ずれがOoあるいは180°に接近あるいは一
致すると、一方の検波器の出力信号が極めて小さくなる
ため、極性選択を行うことが困難になる。その場合には
、他方の検波器の出力信号は十分大きくなっているので
、そちらの方を利用するようにすれば良い。具体的には
、2つの検波器の出力信号を比較し、どちらか大きい方
に基づいて極性を選択するようにすれば良い。
致すると、一方の検波器の出力信号が極めて小さくなる
ため、極性選択を行うことが困難になる。その場合には
、他方の検波器の出力信号は十分大きくなっているので
、そちらの方を利用するようにすれば良い。具体的には
、2つの検波器の出力信号を比較し、どちらか大きい方
に基づいて極性を選択するようにすれば良い。
[効果]
以上詳述した如く、本発明によれば、90’位相の異な
る2つの復調器からの出力信号の自乗和を求め、その平
方根を求め、更に一方の復調器の出力信号の極性に基づ
いて極性を付与することにより、位相ずれの調整が不要
で、しかも従来と変らない波形のESR信号を得ること
のできるESR装置が実現される。
る2つの復調器からの出力信号の自乗和を求め、その平
方根を求め、更に一方の復調器の出力信号の極性に基づ
いて極性を付与することにより、位相ずれの調整が不要
で、しかも従来と変らない波形のESR信号を得ること
のできるESR装置が実現される。
第1図は本発明を実施したESR装置の一例を示す概略
図、第2図はその動作を説明するための波形図である。 1:磁石 2:空胴共振器 3:磁場変調コイル 4:マイクロ波発振器5:サーキ
ュレータ 6:マイクロ波検出器8a、8b:位相検波
器
図、第2図はその動作を説明するための波形図である。 1:磁石 2:空胴共振器 3:磁場変調コイル 4:マイクロ波発振器5:サーキ
ュレータ 6:マイクロ波検出器8a、8b:位相検波
器
Claims (1)
- 静磁場に変調をかけた状態で測定して得た電子スピン共
鳴信号を前記静磁場の変調周波数で復調するようにした
電子スピン共鳴装置において、電子スピン共鳴信号を復
調する復調器を2つ設け、夫々の復調器に参照信号とし
て供給する変調周波数信号の位相を90°異ならせると
共に、夫々の復調器の出力の自乗和を求める手段と、該
自乗和手段の出力の平方根を求める手段と、前記復調器
の一方の出力信号の極性に対応して前記平方根手段の出
力信号の極性を切換える切換手段を設けたことを特徴と
する電子スピン共鳴装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28966286A JPS63142249A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 電子スピン共鳴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28966286A JPS63142249A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 電子スピン共鳴装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63142249A true JPS63142249A (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=17746130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28966286A Pending JPS63142249A (ja) | 1986-12-04 | 1986-12-04 | 電子スピン共鳴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63142249A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1586915A1 (en) | 2004-04-15 | 2005-10-19 | Jeol Ltd. | Method of quantifying a magnetic resonance spectrum |
JP2013057527A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Jeol Resonance Inc | パルスesr装置 |
-
1986
- 1986-12-04 JP JP28966286A patent/JPS63142249A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1586915A1 (en) | 2004-04-15 | 2005-10-19 | Jeol Ltd. | Method of quantifying a magnetic resonance spectrum |
US7106059B2 (en) | 2004-04-15 | 2006-09-12 | Jeol Ltd. | Method of quantifying magnetic resonance spectrum |
JP2013057527A (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-28 | Jeol Resonance Inc | パルスesr装置 |
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