JPH07170152A - 入力信号をフィルタ処理する方法、およびトラッキングフィルタ - Google Patents

入力信号をフィルタ処理する方法、およびトラッキングフィルタ

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JPH07170152A
JPH07170152A JP6206393A JP20639394A JPH07170152A JP H07170152 A JPH07170152 A JP H07170152A JP 6206393 A JP6206393 A JP 6206393A JP 20639394 A JP20639394 A JP 20639394A JP H07170152 A JPH07170152 A JP H07170152A
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filter
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frequency
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JP6206393A
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Stanley A White
スタンレー・エイ・ホワイト
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Rockwell International Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5607Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating tuning forks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D3/00Demodulation of angle-, frequency- or phase- modulated oscillations
    • H03D3/001Details of arrangements applicable to more than one type of frequency demodulator
    • H03D3/003Arrangements for reducing frequency deviation, e.g. by negative frequency feedback
    • H03D3/005Arrangements for reducing frequency deviation, e.g. by negative frequency feedback wherein the demodulated signal is used for controlling a bandpass filter

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号をフィルタ処理する方法およびトラ
ッキングフィルタを提供する。 【構成】 この発明のトラッキングフィルタ(143)
は、入力信号に応答してフィルタ処理された出力信号を
生成するための同調可能なフィルタ(163)、フィル
タ処理された出力信号から同相基準信号および直角位相
基準信号を生成するためのヒルベルト変換器(16
7)、および入力信号ならびに同相および直角位相基準
信号に応答して、パスバンド中心周波数制御信号および
パスバンド幅制御信号を生成し、同調可能なフィルタの
パスバンド中心周波数およびパスバンド幅を制御するた
めの弁別器(164)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は一般にデジタル信号処理に関
し、より特定的に、水晶角速度センサまたは固体ジャイ
ロスコープのための信号処理に関する。
【0002】
【背景技術】角速度センサは航空機、宇宙船、船および
ミサイルの航行および慣性飛行システムの重要な構成要
素である。伝統的に、機械的ジャイロスコープが角速度
検知のために使用された。最近では、機械的ジャイロス
コープより優れた特性を有するレーザリングジャイロお
よび振動水晶ジャイロが開発されている。
【0003】特に経済的な振動水晶ジャイロは水晶ウェ
ハの酸エッチングによって製造され、“H”構成の2対
の平行な歯(板)を有する。このような水晶ジャイロは
たとえばファーシト(Fersht)他の米国特許第5,
056,366 号、およびシュタウト(Staudte)の米
国再発行特許32,931に記載されている。1対の歯(駆動
歯)は、その歯がお互いに向かう方向に、およびお互い
から離れる方向に動くように発振器によって駆動され
る。“H”の中心の垂直軸を中心とした歯の回転運動に
より、駆動歯の振動はコリオリの力によって他方の対の
歯(ピックオフ歯)に結合する。コリオリの力により、
ピックアップ歯は、一方のピックオフ歯が“H”の平面
に対して垂直な一方の横断方向に動いたとき、他方のピ
ックオフ歯が“H”の平面に対して垂直な他方の横断方
向に動くように振動する。ピックオフ歯を駆動するこの
力は、回転の角速度Ω(たとえばラジアン/秒)、およ
び駆動歯の線速度(たとえばメートル/秒)の外積に比
例する。金属膜パッドが歯のこれらの振動に圧電結合す
るように歯の上にメッキされる。電気ピックオフ信号で
は、垂直軸を中心とした水晶ジャイロの回転の角速度は
入力角速度の両側波帯抑圧搬送波(DSSC)変調とし
て現われ、搬送波周波数は駆動歯の発振の周波数であ
る。したがって、角速度信号は同期復調器によってピッ
クオフ信号から再生することができる。
【0004】水晶ジャイロを励起するために、かつピッ
クオフ信号の同期復調のためにアナログ回路が使用され
てきた。しかしながら、アナログ回路は温度のばらつき
および老化のために、電圧オフセットおよび成分値のド
リフトにさらされる。これらの問題は、上述のように、
単純化された、つまり「一次」動作特性からは明らかで
はない水晶ジャイロの特異性のために特に厄介である。
1つの問題は駆動歯およびピックオフ歯の共振周波数に
関係している。ピックオフ信号からピックオフ歯の運動
を取除くことは非常に困難であるので、ピックオフ歯が
駆動歯と同じ共振周波数を有することは望ましくない。
もしピックオフ歯が駆動歯と同じ共振周波数を有すれ
ば、そのピックオフ歯から最大振幅応答が得られるが、
角速度信号はその角速度のまさに非線形関数となる。し
かしながら、ピックオフ歯の共振周波数は駆動歯の共振
周波数に相対的に密接して同調されなければならない。
そうでないと、角速度信号のダイナミックレンジはノイ
ズによって制限される。したがって、駆動歯とピックオ
フ歯との間には何らかの共振周波数オフセットが必要で
ある。この共振周波数オフセットの妥協はある程度角速
度信号の帯域幅に依存する。特に、ピックオフ歯は2極
共振特性を有し、共振周波数(ω0 )から遠く離れた二
次応答(〜1/(ω2 −ω0 2 ))を与える。実際に
は、これらを考慮すると、駆動歯の共振周波数とピック
オフ歯の共振周波数との間の差は、水晶ジャイロによっ
て検知されるべき角速度の帯域幅の約2倍でなければな
らないことになる。慣性航行応用の典型的な水晶ジャイ
ロは、たとえば、約10キロヘルツの駆動共振周波数、
約18000のQ、および約100Hzの駆動共振周波
数とピックオフ共振周波数との間の差を有する。ピック
アップ歯は、たとえば、より高い共振周波数を有する。
この共振周波数の差のために角速度信号の振幅は駆動歯
の振動の周波数および振幅に依存する。さらに、駆動共
振周波数とピックオフ共振周波数との間の温度依存性の
差は水晶ジャイロの最も重要な温度依存パラメータであ
る。
【0005】慣性航行のための十分な性能を得るため
に、水晶ジャイロに関連するアナログ回路は相対的に複
雑で高価なものになってきた。さらに、先行技術のアナ
ログ回路の制限のために、水晶ジャイロの性能は、十分
複雑なデジタル信号処理によって理論的に可能でありか
つ達成できるものより低い大きさのオーダになってい
る。
【0006】
【発明の概要】この発明の基本的な局面に従って、入力
信号をフィルタ処理する方法が提供される。この方法は
入力信号を調節可能なパスバンド中心周波数を有するフ
ィルタを通過させて出力信号を発生するステップと、フ
ィルタ処理された信号から同相基準信号および直角位相
基準信号を発生するステップと、入力信号を同相基準信
号および直角位相基準信号で復調して、周波数制御信号
を発生するステップと、周波数制御信号に応答して調節
可能なフィルタのパスバンド中心周波数を調節するステ
ップとを含む。
【0007】別の局面に従って、この発明はトラッキン
グフィルタを提供する。このトラッキングフィルタは、
入力信号に応答して、フィルタ処理された信号を出力上
に生成しかつ周波数制御信号に応答する調節可能なパス
バンド中心周波数を有する同調可能なフィルタと、出力
に接続された入力を有し、フィルタ処理された信号に応
答して同相基準信号および直角位相基準信号を発生する
ための基準周波数発生器と、入力信号に応答し、基準周
波数発生器および同調可能なフィルタに接続され、入力
信号の同相基準信号および直角位相基準信号による複素
復調によって周波数制御信号を発生するための周波数弁
別器とを含む。
【0008】他の局面に従って、この発明は、同調可能
なフィルタと、ヒルベルト変換器と、弁別器とを含むト
ラッキングフィルタを提供する。同調可能なフィルタは
入力信号に応答して、フィルタ処理された信号を出力上
に発生する。同調可能なフィルタは周波数制御信号に応
答する調節可能なパスバンド中心周波数を有する。同調
可能なフィルタはまたパスバンド幅制御信号に応答する
調節可能なパスバンド幅を有する。ヒルベルト変換器は
同調可能なフィルタの出力に接続された入力を有し、フ
ィルタ処理された信号に応答して同相基準信号および直
角位相基準信号を発生する。周波数弁別器は入力信号に
応答し、基準周波数発生器および同調可能なフィルタに
接続され、入力信号の同相基準信号および直角位相基準
信号による複素復調によって、周波数制御信号およびパ
スバンド幅制御信号を発生する。
【0009】好ましい構成形態において、周波数弁別器
は同相基準信号を入力信号と乗算して同相積信号を発生
するための第1の乗算器と、直角位相基準信号を入力信
号で乗算して直角位相積信号を発生する第2の乗算器と
を含む。周波数弁別器はまた、第1の乗算器に接続さ
れ、同相積信号をフィルタ処理してフィルタ処理された
同相積信号を発生する第1のローパスフィルタと、第2
の乗算器に接続され、直角位相積信号をフィルタ処理し
てフィルタ処理された直角位相積信号を発生する第2の
ローパスフィルタと、第1のローパスフィルタおよび第
2のローパスフィルタに接続され、フィルタ処理された
直角位相積信号をフィルタ処理された同相積信号で除算
して商信号を発生する除算器とを含む。周波数弁別器は
さらに、除算器に接続され、商信号を積分して周波数制
御信号を発生する積分器と、除算器に接続され、商信号
の絶対値から帯域幅制御信号を発生するための絶対値発
生器とを含む。さらにノイズを排除するために、周波数
弁別器はまた、第1のローパスフィルタと除算器との間
に接続された第1の調節可能なノッチフィルタと、第2
のローパスフィルタと除算器との間に接続された第2の
調節可能なノッチフィルタとを含む。第1の調節可能な
ノッチフィルタおよび第2の調節可能なノッチフィルタ
の各々は、積分器に接続されて周波数制御信号を受ける
ための周波数制御入力と、絶対値発生器に接続されてパ
スバンド幅制御信号を受けるためのパスバンド幅制御入
力とを有する。
【0010】この発明の他の目的および利点は以下の詳
細な説明を読み、図面を参照することにより明らかにな
るであろう。
【0011】この発明をある好ましい実施例に関連して
説明するが、この発明がこれら特定の実施例に限定され
ることは意図されない。反対に、この発明は前掲の特許
請求の範囲内に含まれるすべての修正、変形および同等
の配列を含むことが意図される。
【0012】
【好ましい実施例の詳細な説明】ここで図面を参照し
て、図1にはこの発明を組込む一般に50で示される慣
性測定ユニットの概略斜視図が示される。慣性測定ユニ
ットはセンサのブロック51、電子回路ボード52およ
び電気コネクタ53を含む。慣性測定ユニット50は3
つの直交方向の各々に対して角速度信号および線形加速
信号を与える。角速度信号および線型加速信号は50H
zの帯域幅を有する。
【0013】次に図2を参照して、センサブロック51
の絵説明図が示される。このブロックはアルミニウムま
たはポリカーボネートなどの剛性材料から製造される。
水晶角速度センサまたは振動水晶加速度計はブロック5
1の6面の各々に実装される。センサは+x、+y、お
よび+z方向に面する面上に実装された水晶角速度セン
サ61、62および63を含む。センサは−x、−yお
よび−z方向に面する面にそれぞれ実装された振動水晶
加速度計64、65および66を含む。
【0014】この発明は水晶角速度センサ61、62お
よび63のための信号処理に関する。水晶角速度センサ
は振動水晶加速度計とは全く関係なく動作する。したが
って、振動水晶加速度計64、65、66はこの発明と
は関係がないので、これ以上詳細な説明は行なわない。
【0015】図3を参照して、水晶角速度センサ62の
より詳細な図が示される。センサ62は、従来のフォト
リソグラフィおよび酸エッチバッチ処理を使用してzカ
ット水晶ウェハから作製され、カリフォルニア(Cal
ifornia)州のコンコード(Concord)に
あるシストロン・ドナー・コーポレイション(Syst
ron Donner Corporation)から
購入することができる。このセンサは1対のブリッジ7
3、74によって“H”形状の断面に装着されたフレー
ム71を有する。“H”形状の断面72は1対の駆動歯
75、76および1対のピックアップ歯77、78を有
する。
【0016】次に図4を参照して、歯75、76、77
および78上に成膜された多数の金属膜電極が示され
る。駆動歯75、76には駆動電極81、82、83、
84、85、86、87、88が設けられ、これらは図
5でさらに示される。駆動電極は図5に示されるよう
に、相補駆動信号vd によって駆動され、駆動歯75、
76の振動モードを励起する。このモードでは、駆動歯
は振動の各サイクルの間、図4に示されるようにまずx
方向にお互いに向かい合う方向に移動し、次にお互いか
ら離れる方向に移動する。このような振動モードを持続
するために、相補駆動信号Vd は駆動歯の共振周波数に
同調されなければならない。図5に示されるように、シ
ングルエンド駆動信号から相補駆動信号を与えるのに単
一利得反転アンプ80が使用される。
【0017】駆動歯75、76をそれらの共振周波数で
駆動するために、駆動歯はそれらの弾性歪みの検知に応
答して励起される。この目的のために、図6にさらに示
されるように、第2の組の金属膜電極89から96が駆
動歯75、76の最大弾性歪み位置に配設される。その
位置で、歯は図4に示されるように、H形状構造72の
中心部分に接合される。これらの電極89−96は駆動
歯75、76の弾性歪みを示す信号vdoを与える従来の
アンプ110に接続される。
【0018】図4に示されるように、ピックアップ歯7
7、78の振動は、ピックアップ歯上に成膜された金属
膜電極101−108によって検知される。図7にさら
に示されるように、ピックアップ電極101−108は
従来のアンプ111に接続され、ピックアップ歯の振動
を示す信号vr を与える。
【0019】次に図8を参照して、図5、図6および図
7に示される水晶速度センサおよびアンプから角速度信
号Ωを得るための従来の回路が示される。ドライバ回路
115は、信号vdoに応答して、駆動歯(図4の75、
76)の発振の共振周波数で駆動信号Vd を発生する。
さらに、ドライバ回路115は、駆動歯75、76の振
動の振幅が実質的に一定であることを確実にする。さら
に、ドライバ回路115は平衡変調器などの、ピックア
ップ信号vr を変調し、角速度情報を検出する同期検波
器116に発振周波数f0 で信号を供給する。ローパス
フィルタ117は同期検波器116の出力から角速度信
号Ωを抽出する。
【0020】次に図9を参照して、対の駆動電極81
a、81b−88a、88bが駆動歯75′、76′上
に成膜される、図10にさらに示される、代替の構成が
示される。この代替の構成では、駆動電極81a、81
b−88a、88bは駆動信号vd に加えてゼロ化信号
n で励起される。ゼロ化信号vn はピックアップ歯
(図示せず)に直接結合する駆動歯75′、76′の振
動を励起する。したがって、ゼロ化信号はピックアップ
歯77、78の振動を最小限にする、またはゼロにする
ように調節可能である。
【0021】図11に示されるように、アナログ計算回
路120はシングルエンド駆動信号vd およびシングル
エンドゼロ信号vn を受取り、対の駆動電極(図10の
81a、81b−88a、88b)に与えられる電気信
号(−vd +vn 、−vd −vn 、vd −vn 、−vd
−vn )を発生する。これらのアナログ計算回路120
は、差動増幅器として配線されたオペアンプ120、反
転加算アンプとして配線されたオペアンプ121、反転
単一利得アンプとして配線されたオペアンプ122、お
よび反転単一利得アンプとして配線されたオペアンプ1
23を含む。
【0022】ゼロ信号vn がピックアップ信号vr をゼ
ロにするように水晶速度センサが動作された場合には、
水晶速度センサは「閉ループ」モードで動作されると言
われる。このような「閉ループ」モードで水晶速度セン
サを動作させるための回路は図12に示される。この回
路は、図8で示されたドライバ115、同期検波器11
6およびローパスフィルタ117に類似のドライバ11
5′、同期検波器116′およびローパスフィルタ11
7′を含む。しかしながら、図12の回路は、ベースバ
ンドサーボイコライザおよび帰還アンプ118、発振周
波数f0 でゼロ信号vn を供給するが、負帰還によって
振幅が制御されてピックアップ信号vrをゼロにする平
衡変調器119、および図11に示されるアナログ計算
回路120をさらに含む。したがって、アンプ118は
角速度信号Ωを与える。
【0023】次に、図13を参照して、図8のドライバ
回路115のブロック図が示される。ドライバ回路11
5は、vdo信号をフィルタ処理し、駆動歯の共振周波数
0での最大応答に向かって同調されるバンドパスフィ
ルタ124を含む。バンドパスフィルタ124の出力
は、駆動ループ全体にわたる(360)(n)度(nは
任意の整数)の位相シフトに合わせて調節される位相調
節回路125を介して、駆動電極(図4および図5の8
1−88)を介して、駆動フォークの物理的過程を介し
て、駆動検知電極(図4および図6の89−96)を介
して、および図13の電子回路を介して送られる。位相
調節回路の出力は自動利得制御126に送られ、これは
位相調節回路からの信号の振幅を検知し、位相調節回路
125からの信号の振幅と振幅設定値との間の差に応答
する利得制御電圧を発生する。振幅設定値は、たとえ
ば、センサを正確な角回転速度にさらし、角速度信号Ω
が正確に角回転速度を示すように角速度センサを較正し
かつ振幅設定値を調節することによって、調節され得
る。自動利得制御からの利得制御電圧は位相調節回路1
25の出力を増幅し、駆動信号vd を発生する線形アン
プ127の利得を調節する。線形アンプは、たとえば、
RCA部品番号CA3080などの演算相互コンダクタ
ンスアンプである。
【0024】次に図14を参照して、この発明に従うデ
ジタル信号処理を使用する水晶速度センサシステムのブ
ロック図が示される。水晶速度センサに対する駆動信号
dは、デジタル値v9 に応答してD/A変換器140
によって発生される。D/A変換器140は、たとえ
ば、アナログ・デバイシィズ部品番号AD569、また
はアナログ・デバイシィズ18−ビットD/A変換器部
品番号AD1139などの、16ビットのモノリシック
電圧出力D/A変換器である。水晶速度センサの励起の
レベルを示す出力電圧vdoは、A/D変換器141によ
ってサンプリングされ、デジタル信号v1 を発生する。
類似の態様で、ピックオフ信号vr はA/D変換器14
2によってサンプリングされ、デジタル信号v10を発生
する。A/D変換器141およびA/D変換器142
は、たとえば、アナログ・デバイシィズ部品番号AD6
76などの、16ビットの100k SPSサンプリン
グA/D変換器であり、スイッチトキャパシタ/チャー
ジ再分配アーキテクチャを使用するものである。D/A
変換器140、A/D変換器141およびA/D変換器
142はすべて、たとえば、42kHzである固定され
たサンプリング速度で同期してクロックされる。図1に
示される慣性測定ユニット用に、図14に示される回路
が3回繰返され、D/A変換器およびA/D変換器のす
べては慣性測定ユニット50の外部にある共通のシステ
ムクロック(図示せず)によって同期してクロックされ
る。このシステムクロックは、たとえば、慣性測定ユニ
ット50から角速度および線形加速情報を受取るアビオ
ニクスパッケージの一部である。
【0025】図14の水晶速度センサおよびアンプ、な
らびにD/A変換器140およびA/D変換器141、
142を除いて、他の構成要素のすべては同期デジタル
論理回路であり、たとえば特定用途向け集積回路のプロ
グラムされたデータプロセッサまたはハードワイヤ論理
のいずれかとして実現され得る。同期デジタル回路は、
たとえば、固定点24ビット演算用に設計されたスター
・セミコンダクタ(Star Semiconductor)SPROCプロ
グラマブルデジタル信号処理(DSP)集積回路で実現
され得る。
【0026】駆動歯(図4の75および76)の共振周
波数で水晶速度センサを励起するために、図14のデジ
タル回路は、駆動歯のシャント容量C0 の所望されない
効果を相殺するための適応C0 キャンセラ144、駆動
歯の共振周波数をトラッキングするトラッキングフィル
タ143、基準信号発生器およびループ位相シフタ14
5、および自動利得制御146を含む。
【0027】適応C0 キャンセラ144は駆動信号vd
から駆動歯のシャント容量C0 を通って入力信号vdo
現われる類似の信号を相殺するために、A/D変換器1
41の出力v1 に補正信号を加算する。
【0028】信号vdoは周波数がゆっくりドリフトして
いるノイズで汚染された復調基準信号を含む。トラッキ
ングフィルタ143は復調基準信号を抽出するためにそ
のパスバンド幅およびパスバンド中心周波数を自動的に
調節する。図15を参照して以下にさらに説明されるよ
うに、トラッキングフィルタ143は復調基準信号の周
波数をトラッキングし、復調基準信号が検出された場合
にトラッキングフィルタのパスバンド幅を低減するトラ
ッキングループの一部である。したがって、トラッキン
グフィルタ143の出力v3 は非常にきれいな正弦波で
ある。
【0029】基準信号発生器およびループ位相シフタ1
45は、位相がちょうど90°離れた2つの基準信号
I′REF およびQ′REF を与え、ピックオフ信号vr
らの角速度信号Ωを復調する。基準信号発生器およびル
ープ位相シフタ145はまた、駆動ループにわたる位相
シフトの正確に整数n×360°を与える。したがっ
て、水晶速度センサの駆動歯はその共振周波数で駆動さ
れ、この共振周波数は駆動歯を介してゼロ位相シフトが
ある場合に発生する。
【0030】自動利得制御146は、トラッキングフィ
ルタ143によって抽出された基準周波数信号が一定の
振幅を有するように駆動歯を励起することによって、駆
動ループにわたる正確に単一利得を与える。
【0031】ピックオフ信号vr から角速度信号Ωを復
調するために、第1の乗算器147はA/D変換器14
2からの信号v10を同相基準信号I′REF と乗算して同
相積値(i)を発生し、第2の乗算器148は信号v10
を直角位相信号Q′REF と乗算して直角位相積値(q)
を発生する。同相値(i)は従来のデシメイトデジタル
ローパスフィルタであるIチャネルフィルタ149で受
取られ、600Hzなどのより低い速度でフィルタ処理
された値Iを与える。類似の態様で、直角位相値(q)
はやはり従来のデジタルローパスデシメイトフィルタで
あるQチャネルフィルタ150で受取られ、600Hz
などのより低い速度でフィルタ処理された値Qを与え
る。
【0032】図14の回路は同相検出信号および直角位
相検出信号をどちらも与えるので、周波数f0 での基準
信号IREF とピックオフ信号vr の抑圧搬送波との間の
どんな位相シフトまたは同調誤差も複素ベクトルI+i
Qの回転によって補正でき、この回転は基準信号発生器
145の数値的な位相調節によって行なわれ、これにつ
いては図21を参照して以下に説明する。たとえば、検
出された角速度信号のすべてが図14の同相チャネルI
に現われるはずである。しかしながら、実際には、何ら
かの位相のずれがあり、角速度信号の一部は直角位相チ
ャネルQに現われる。
【0033】一般に、角速度信号Ωは同相チャネルIの
信号の符号である符号と、I2 +Q 2 の二乗根に等しい
補正された大きさとを有するはずである。実際、装置が
不完全であり、アライメント誤差があり、容量結合があ
るために、較正によって排除されるべきIおよびQ信号
に対する外部からの影響、およびその外部からの影響を
取除いた後の信号IおよびQからΩを計算することによ
る後処理が生じる。外部からの影響に対する補償151
は、不揮発性メモリにプログラムされた較正テーブルか
ら検索された較正データを参照することによって実行さ
れ得る。
【0034】次に図15および図16を参照して、駆動
ループのより詳細なブロック図が示される。図15に示
されるように、駆動フォークは主に電極間容量を表わす
シャント容量C0 、ならびに直列抵抗Rd 、直列インダ
クタンスLd および直列容量Cd によって電気的にモデ
ル化される。駆動フォークの共振周波数は主に直列イン
ダクタンスLd と直列容量Cd との積によって決定され
る。
【0035】図15にさらに示されるように、図5の駆
動電子回路およびD/A変換器140は時間遅延D1
してモデル化される。類似の態様で、図6の積分器を有
する読出電子回路、およびA/D変換器141は合成遅
延D2 を有するものとしてモデル化される。D1 とD2
との和は公称駆動共振周波数の信号に対して測定される
遅延D1 +D2 を表わし、一定であると仮定される。こ
の一定の値D1 +D2はサンプリング周期T=1/fs
(fs はA/D変換器141のサンプリング周波数であ
る)で除算され、Tの単位で整数iと端数δとの和とし
て総遅延D1 +D2 を表わす。整数iは適応C0 キャン
セラの遅延ブロック161、および図16に示される基
準信号発生器およびループ位相シフタ145の遅延ブロ
ック162の各々で使用される記憶レジスタの最大数を
決定する。
【0036】ここで少しの間図17を参照して、遅延ブ
ロック162と同一の遅延ブロック161の回路の概略
図が示される。遅延ブロック161はiのT周期だけ入
力信号SINを遅延させるための遅延ユニット154を含
む。遅延ユニット154は従来のものであり、たとえば
サンプリング周波数fs で同期してクロックされ、シフ
ト−レジスタ配列で接続されるi個のレジスタを含む。
遅延ブロック161はさらに1サンプリング周期Tの付
加的な遅延を与える遅延ユニット155を含む。遅延ユ
ニット155は、たとえば、単一のレジスタを含む。
(i+δ)Tだけ遅延された入力信号SINに近似する出
力信号SOUT を与えるために、出力信号S OUT は遅延ユ
ニット154の出力と遅延ユニット155の出力との間
の補間によって計算される。図17に示されるように、
たとえば、スケーリングユニットまたは乗算器159は
遅延ユニット154の出力と遅延ユニット156の出力
との間の差をAの因子でスケーリングする。総和器また
は加算器157は遅延ユニット155の出力をスケーリ
ングユニット159の出力に加算し、中間信号Sint
発生する。中間信号Sint は遅延ユニット156で1サ
ンプリング周期Tの間待合わせられる。減算器158は
遅延ユニット156の出力から遅延ユニット154の出
力を減算し、スケーリングユニット159への入力を発
生する。減算器158Aは遅延素子156Aの出力から
中間信号Sint を減算する。加算器157Aは遅延ユニ
ット156の出力とスケーリングユニット159Aの出
力とを組合わせ、信号SOUT を発生する。遅延素子15
6Aへの入力はSOUT であり、乗算器159Aへの入力
は減算器158Aの出力である。図17の構成要素15
5−159および156A−159Aは、したがって、
要求された端数遅延δTに近似する位相シフトを与える
オールパスフィルタを含む。
【0037】ここで図15に戻って、トラッキングフィ
ルタ143は同調フィルタ163および弁別器164を
含む。同調フィルタ163のパスバンド幅はパラメータ
α1によって制御され、同調フィルタのパスバンド中心
周波数はパラメータβ1 によって制御される。A/D変
換器出力v1 は適応C0 キャンセラ144の加算器16
5を通り、信号v2 になり、これはひいては同調フィル
タ163への入力となる。同調フィルタ出力は信号v3
である。
【0038】信号v3 はヒルベルト変換器167を駆動
し、この変換器は非常に正確な90°位相シフトネット
ワークである一種の非巡回型デジタルフィルタである。
ヒルベルト変換器の一例について図20を参照して以下
にさらに説明する。ヒルベルト変換器は入力信号V3
遅延されたコピーである同相基準IREF と、同相基準I
REF を90°だけ遅らせる直角位相出力QREF とを与え
る。これらの2つの基準信号IREF およびQREF は図1
5のトラッキングフィルタ143の弁別器164に帰還
される。
【0039】ここでしばらく図18を参照して、同調フ
ィルタ163が非常に詳細に示される。なお、図18の
記号はデジタルフィルタを表わすために従来から使用さ
れる記号である。加算器または減算器ユニットはΣを含
む円によって示され、その入力ノードにはプラスまたは
マイナスの記号が付されている。図18の同調フィルタ
は、たとえば、6つのこのような加算ノード168、1
69、170、171、172および173を含む。乗
算器は図18の乗算器175および176などのように
Xを囲むボックスによって示され、それぞれα1 および
β1 で乗算する。サンプリング周期Tの固定整数n倍分
の遅延はz変換記号z-nを含むボックスによって示され
る。ブロック177および178は、たとえば、各々1
サンプリング周期Tの遅延を与え、これはたとえばレジ
スタストレージによって生成され、プログラムされたデ
ジタル信号プロセッサの演算を復活させる。固定された
定数分のスケーリングはその定数を含むボックスによっ
て表わされる。たとえば、2分の1のスケーリングを表
わすボックス179が含まれ、これはプログラムされた
デジタル信号プロセッサにおける算術右シフト演算によ
って従来から得られるものである。次に図19を参照し
て、弁別器164の概略図が示される。入力信号v2
図16のヒルベルト変換器167の中心タップに対する
遅延である遅延を有するシフトレジスタなどの遅延ユニ
ット191で遅延される。たとえば、ヒルベルト変換器
167はサンプリング周期Tの9倍の遅延を与える。し
たがって、この例では、遅延ユニット191は9×サン
プリング周期Tの遅延を与えるはずである。
【0040】いかなる場合でも、遅延ユニット191の
出力信号v12と基準信号IREF との間の位相シフトは、
同調フィルタ(図18の163)のパスバンド中心周波
数が信号v12の周波数に同調されている場合には0であ
る。同調フィルタのパスバンド中心周波数が信号v12
周波数に同調されていない場合には、信号v12と基準信
号IREF との間には位相シフトがあり、この位相シフト
は同調フィルタの同調誤差の表示となる。したがって、
図19の弁別器164は信号v12と基準信号I REF との
間のいかなる位相シフトをも検出でき、検出された位相
シフトに応答してバンドパス中心周波数制御信号β1
調節することができ、位相シフトおよび同調誤差を0に
低減する。
【0041】弁別器164内で、遅延信号v12は1対の
乗算器192、193による基準信号IREF およびQ
REF によって複素復調され、ローパスフィルタ194、
195によってローパスフィルタ処理され、かつ調節可
能なノッチフィルタ196、197によってノッチフィ
ルタ処理され、乗算器192、193によって発生され
た2倍周波数成分を除去する。調節可能なノッチフィル
タ197からの信号Nは図15の同調フィルタ163の
同調誤差の測定値であるが、その振幅もまた入力信号v
2 の振幅の関数である。したがって、実質的に振幅から
独立した同調誤差信号はノッチフィルタ197からの信
号Nをノッチフィルタ196の出力Dから分離する除算
器198によって生成される。さらに、出力Dがほぼ0
のときに不正確な結果が出るのを防ぐために、この場合
の商は0に強制されなければならない。
【0042】除算器198からの同調誤差信号v13は、
図15の同調フィルタ163の所望のパスバンド幅を決
定する直接の候補となるものである。特に、同調パラメ
ータα1 は同調誤差信号v13の絶対値を生成する絶対値
ユニット199、その絶対値を予め定められた定数α
1maxから減算する減算器200、およびα1 を生成する
ために妥当な制限値内にその差を制限するリミッタ20
1によって決定される。定数α1maxは、たとえば、0.
999の値を有し、α1 は0.4≦α1 ≦0.999と
なるように制限される。事実上、パスバンド幅制御パラ
メータα1 は、同調フィルタ163が信号v1 の周波数
と基準信号IREF およびQREF の周波数との間の差の少
なくとも2倍のパスバンド幅を有するように調節される
ように決定される。
【0043】同調フィルタ163のパスバンド周波数パ
ラメータβ1 は、除算器198からの同調誤差信号v13
を積分する積分器または累算器202によって発生され
る。(積分器202は図24に示される累算器338と
構成が類似しており、β1 の値は±1に制限される。)
ノッチフィルタ196、197に対する同調周波数パラ
メータβ′は、β1 の二乗を計算する乗算器203と、
たとえば1つの2進桁分の左シフトによって2の因子だ
けその二乗をスケーリングするスケーリングユニット2
04と、かつスケーリングユニット204の出力から一
定値1を減算する減算器205とによってβ1 から発生
される。調節可能なノッチフィルタ196、197の各
々は図18に示される同調フィルタ163に類似してい
るが、β′がβ1 の代わりに使用され、かつ加算器17
3への入力のすべての符号がプラスであることを除く。
【0044】トラッキングフィルタ143に関するさら
なる詳細は以下の表1および表2に挙げられたトラッキ
ングフィルタ設計プログラムで開示される。
【0045】次に図20を参照して、ヒルベルト変換器
167の概略図が示される。入力信号v3 は遅延ユニッ
ト211−220によって2サンプリング周期Tまたは
1サンプリング周期Tのいずれかだけ連続的に遅延され
る。遅延ユニット211−214および217−220
は各々2サンプリング周期Tの遅延を与え、遅延ユニッ
ト215、216は1サンプリング周期Tの遅延を与え
る。同相基準IREF は遅延ユニット215の出力によっ
て生成される。直角位相基準QREF は入力信号v3 およ
び遅延ユニットの出力の重みづけされた和である。特
に、第1の行の減算器221は、遅延ユニット216−
220のそれぞれの出力から入力信号v3または遅延ユ
ニット211−214の出力のうちの対応のものを減算
する。差は1行のスケーリングユニット222のそれぞ
れの係数a0 −a4 によってスケーリングされる。スケ
ーリングユニット222の出力は1行の加算器223に
よって総和され、直角位相基準信号QREF を生成する。
【0046】表3から表10で導出されるように、ヒル
ベルト変換器167に適切な係数の組は以下のとおりで
ある。
【0047】 a0 =0.6142410357 a1 =0.1529612327 a2 =0.0496214228 a3 =0.0127215311 a4 =0.0018368168 なおヒルベルト変換器167は、計算上の複雑さが対応
して増減するがその直角位相基準QREF の精度が増減す
るように修正され得る。たとえば、遅延ユニット21
1、212、219および220、それらの関連の減算
器224、225、それらの関連の乗算器226、22
7、ならびにそれらの関連の加算器228、229は省
いてもよく、その場合には入力信号v3 は直接遅延ユニ
ット213に送られる。この場合、ヒルベルト変換器は
3つの乗算器しか使用せず、係数a 0 、a1 およびa2
は以下のように変更される。
【0048】 a0 ′=0.5868816329 a1 ′=0.099083914 a2 ′=0.0122024482 図20のヒルベルト変換器167からの同相基準IREF
および直角位相基準Q REF は、水晶速度センサからのピ
ックオフ信号vr を復調するために直接使用することが
できる。しかしながら、好ましくは、基準位相調節は図
16の回転子241によって与えられ、これは予め定め
られた補償角αによる基準信号IREF およびQREF の複
素回転を実行し、変換された同相基準信号I′REF およ
びQ′RE F を生成する。
【0049】ここでしばらく図21を参照して、回転子
241の概略図が示される。複素回転は4つのスケーリ
ングユニット242、243、244および245、変
換された同相基準信号I′REF を生成する減算器24
6、および変換された直角位相基準信号Q′REF を生成
する加算器247によって与えられる。補償角αは図1
4を参照して上に記載されたようにシステムの較正の間
調節され、補償角の正弦および余弦は不揮発性メモリに
ストアされる。システムの動作中、補償角αの正弦およ
び余弦は不揮発性メモリから検索され、同相基準IREF
および直角位相基準QREF によって乗算され、スケーリ
ングユニット242、243、244および245のス
ケーリング関数を実行する。
【0050】次に図15を参照して、A/D変換器14
1からの信号v1 は減算器165によって受取られ、減
算器165は補償信号を減算し、駆動フォークのシャン
ト容量C0 からの信号成分を相殺する。この補償信号は
容量推定値C^0 を駆動信号vd のデジタル版である信
号v9 で乗算する乗算器251、および乗算器251の
積を2-10 の因子だけ、たとえば10の2進桁分の算術
右シフトによってスケーリングするスケーラユニット2
55によって生成される。この態様で、C0 キャンセラ
144はD/A変換器140の入力とA/D変換器14
1の出力との間のデジタル入力およびデジタル出力線を
横切って置かれる。信号v9 からv2 へのシャント経路
は駆動フォークを介するシャント容量経路を相殺する。
【0051】容量C^0 の推定値はテスト発振器253
からの信号ST に応答してC0 推定器252によって発
生される。好ましくは、テスト発振器253からの信号
Tはシャント容量C0 の値を推定するために連続的に
発生され、使用される。単一のテスト発振器253は、
図1の慣性測定ユニット50でテスト信号ST を3つの
水晶速度センサに与えるために使用される。適切なテス
ト発振器については図25を参照して以下に説明する。
【0052】テスト発振器253はまたサンプリング周
波数fs を参照してテスト信号STの周波数を示す同調
パラメータβ4 を供給し得る。同調パラメータβ4 がテ
スト発振器によって与えられなければ、それは図24の
構成要素329から341を含む部分に類似の回路によ
って発生される。代替的に、テスト周波数ST はサンプ
リング周波数fs の予め定められた端数であってもよ
く、その結果同調パラメータβ4 は予め定められた定数
となり、したがってテスト周波数はテスト発振器253
によって供給される必要はない。
【0053】シャント容量C0 のアドミッタンスは周波
数とともに増大するので、テスト発振器253はサンプ
リング周波数fs のちょうど2分の1以下である最も高
い実用周波数で動作することが望ましい。この周波数で
は、正味のシャント容量はΔC0 =C0 −C^0 であ
る。正味のシャント容量ΔC0 のアドミッタンスの大き
さが駆動フォークモデルの直列抵抗Rd 、インダクタン
スLd 、および直列容量Cd の直列組合わせのアドミッ
タンスの大きさとほぼ等しい場合には、等価回路はテス
ト発振器の周波数で複素0対を発生し、このループは調
節をやめる。42kHzサンプリング周波数に対して
は、テスト周波数は21kHz以下に制限される。
【0054】いずれにしても、テスト信号の周波数は駆
動フォークの共振周波数f0 とは異なるように選択さ
れ、その結果出力信号vdoに現われるテスト信号の帰還
信号成分の振幅はシャント容量C0 に比例する。減算器
165はテスト信号の帰還信号成分と遅延ユニット16
1を通過する相殺信号との間の差を決定する。C0 推定
器252はテスト周波数でこの残留信号に応答する。し
たがって、C0 推定器は信号v3 のテスト周波数で残留
物を最小限にする推定値C^0 を決定することができ
る。
【0055】次に図22を参照して、C0 推定器252
の概略図が示される。乗算器261は信号v2 をテスト
信号ST で乗算し、信号v2 に現われるテスト信号の残
留物を検出する。その積の2倍周波数項は、遅延ユニッ
ト262および263、第1の遅延ユニット262の出
力を同調パラメータβ4 で乗算する乗算器264、なら
びに乗算器261からの積を第2の遅延ユニット263
の出力に加算し、その積を乗算器264から減算する加
算器265を含むノッチフィルタによってフィルタリン
グ除去される。加算器265からの和は安定性を確実に
するために使用される進み/遅れネットワーク266を
通過する。進み/遅れネットワークについては図23を
参照して以下にさらに説明する。乗算器267は、容量
0 の推定のためにループ利得を調節する因子μ1 だけ
進み/遅れネットワークの出力をスケーリングする。因
子μ1 は、たとえば、2-10 である。乗算器267から
の積は加算器268、出力が±1に制限された単位振幅
リミッタ269および遅延ユニットまたは累算器レジス
タ270を含む累算器で平均化される。累算器レジスタ
270はスケーリングされた容量推定値C^0 を与え
る。
【0056】次に図23を参照して、図22で導入され
た進み/遅れネットワーク266の概略図が示される。
進み/遅れネットワークは、入力信号vINを1サンプリ
ング周期Tだけ遅延させる第1の遅延ユニット281、
および1サンプリング周期Tの遅延を有し、かつ進み/
遅れネットワークの周波数応答におけるポールを与える
ために帰還路を有する第2の遅延ユニット282を含
む。総和器283は第2の遅延ユニット282の出力を
入力信号vINと合計し、その和はスケーリングユニット
284の以下の値を有するスケール因子だけスケーリン
グされる。
【0057】
【数1】
【0058】パラメータLは、たとえば、5.9の値を
有する。減算器285はスケーラ284の出力から第1
の遅延ユニット281の出力を減算し、第2の遅延ユニ
ット282によって受取られる差を与える。
【0059】進み/遅れネットワーク266の出力信号
OUT を生成するために、減算器286は入力vINから
減算器285からの出力を減算し、スケーリングユニッ
ト287はその差を1/2Lの因子だけスケーリングす
る。加算器288は減算器285の出力を入力信号vIN
に加算し、スケーリングユニット289はその和を因子
L/2だけスケーリングする。最後に、加算器290は
スケーリングユニット287の出力をスケーリングユニ
ット289の出力に加算し、出力信号vOUT を生成す
る。
【0060】次に図16を参照して、基準信号発生器お
よびループ位相シフタ145のさらなる詳細が示され
る。ループにわたる360°のちょうど整数n倍の位相
シフト、および駆動歯を横切る0度の位相シフトを与え
るために、基準信号発生器およびループ位相シフタ14
5は信号v3 を調節可能な位相角だけシフトし、信号v
7 を生成する。位相シフトは一般に300で示される位
相誤差累算器からの信号に応答して、最大プラスおよび
マイナス90°だけ連続的に調節可能である。位相誤差
累算器300は加算器301、リミッタ302および遅
延ユニットまたは累算器レジスタ303を有する。リミ
ッタ302は遅延ユニット303の値を位相シフトの調
節可能な角の逆余弦に対応してプラス1およびマイナス
1の範囲に制限する。この位相調節角に対応する余弦は
乗算器304および1マイナスxの二乗根を計算する関
数ユニット305によって計算され、ここでxは正弦値
の二乗である。好ましくは、1マイナスxの二乗根は8
項チェビシェフ多項式近似によって計算される。
【0061】
【数2】
【0062】第1の乗算器306は同相チャネル基準I
REF を関数ユニット305からの余弦値で乗算して第1
の積を生成し、第2の乗算器307は直角位相基準Q
REF を遅延ユニット303からの正弦値で乗算して第2
の積を生成する。減算器308では、第1の乗算器30
6からの第1の積は第2の乗算器307からの第2の積
から減算され、信号v4 を生成する。整数k×360°
0 /fs に等しい付加的な位相シフトが遅延ユニット
166によって与えられる。42kHzのサンプリング
周波数および10kHzの公称駆動フォーク共振周波数
に対して、遅延ユニット166はしたがって90°より
いくぶん小さい位相ステップによって粗い位相調節を与
える。しかしながら、位相誤差が位相誤差累算器300
の位相誤差信号に応答して行なわれる連続調節によって
排除することができるようにするために必要なのはこの
粗い調節だけである。
【0063】位相誤差累算器300は、遅延ユニット1
62を介する遅延後、信号v3 の位相と信号v7 の位相
との間の位相比較に応答する。共振時には、駆動フォー
クを介する位相シフトはないので、駆動フォークを通過
する信号上に実際現われるいかなる位相シフトも位相誤
差の測定値、つまり発振の周波数がフォークの共振周波
数からどれくらい離れているかである。図15および図
16に例示されるように、図6の読出電子回路には積分
器による90°の位相シフトがあり、かつ駆動フォーク
を介するゼロ位相シフトがある場合でも信号v9 からv
1 への時間遅延D1 およびD2 がある。したがって、遅
延ユニット162を介して信号v7 を遅延し、遅延ユニ
ット162の出力の位相を信号v3 と比較して90°の
位相差を得ることによって、駆動フォークを横断する位
相は所望されるように0に設定され得る。
【0064】乗算器309は信号v3 を遅延ユニット1
62の出力で乗算し、90°位相差に対して所望される
0の位相誤差信号を生成し、位相誤差累算器300は、
位相誤差調節のサーボ作用が信号v3 を90°だけ進め
るように遅延ユニット162からの信号に指令するよう
にこの位置誤差信号に応答し、それによって周波数誤差
をゼロに近づける。乗算器309の出力は、位相誤差に
比例するゼロ周波数信号、プラスノッチフィルタ310
によって除去される2倍周波数項である。ノッチフィル
タ310は第1の遅延ユニット311、第2の遅延ユニ
ット312、乗算器313、および加算器314を含
む。図23に示される進み/遅れネットワーク266と
同様の進み/遅れネットワーク315、および利得スケ
ーラ316は安定した閉ループサーボ特性を与える。
【0065】次に図24を参照して、図14および図1
6に示された自動利得制御146の概略図が示される。
自動利得制御は図の一番上に、信号v7 を可変利得ファ
クタと乗算し、信号v8 を生成する乗算器321を有す
る。この利得ファクタは一般に322で示される累算器
の出力であり、この累算器は加算器323、リミッタ3
24、および遅延ユニットまたは累算器レジスタ325
を含む。累算器322は積分器およびローパスフィルタ
として機能する。累算器322は、信号v3 の振幅およ
び基準信号vREF によって設定される基準レベルの比較
の誤差に応答する。特に、乗算器326は信号v3 の二
乗を計算し、その二乗された値は基準信号vREF から減
算され、振幅誤差信号を生成する。入力信号のラジアン
周波数がωであり、信号v3 のピーク振幅がAであり、
サンプリング周期がTであり、整数nがサンプリングイ
ンデックスを示すと仮定して、入力信号v3 (n)は単
純な三角関数恒等式を適用することによって以下のよう
に表わされ、 v3 (n)=A sin (ωnT) 信号v3 (n)の二乗は以下のように表わされる。
【0066】 yn=v3 2 (n)=A2 〔sin(ωnT)〕2 =0.5A2 −0.5A2 cos(2ωnT)〕 したがって、二乗された信号y(n)は2つの成分、つ
まり信号の振幅に関するゼロ周波数信号情報、0.5A
2 、および単一(未知の)周波数正弦波−0.5A2
os(2ωnT)からなる。
【0067】基準信号VREF は信号v3 の振幅を設定す
る。所望の信号振幅がDであり、値VREF が定数であれ
ば、VREF は0.5D2 の値を有するはずである。減算
器327は乗算器326からの二乗をVREF から減算
し、その結果差信号xn は0.5(D2 −A2 )プラス
2ωを含む2倍周波数項のDC値を有する。ゼロ周波数
誤差信号0.5(D2 −A2 )は、信号v3 のサンプル
値のいずれもが振幅Aに等しい値を有さなくても生成さ
れる。
【0068】2倍周波数項を除去するために、自動利得
制御146は一般に328で示されるノッチフィルタを
含む。このノッチフィルタは信号xn-1 を生成する第1
の遅延ユニット329、および信号xn-2 を生成する第
2の遅延ユニット330を含む。このノッチフィルタは
さらに信号xn-1 を同調パラメータβ5 で乗算するため
の乗算器331、および信号xn を信号xn-2 に加算
し、乗算器331からの積を減算して、それから2倍周
波数項が実質的に除去される振幅誤差信号v14を生成す
る加算器/減算器332を含む。信号v14は調節可能な
スケールファクタμ3 によってスケーリングされ、累算
器322によって累算されるスケーリングされた誤差信
号を生成する。
【0069】同調パラメータβ5 はノッチフィルタ32
8のためのノッチ周波数を設定する。β5 はトラッキン
グフィルタのβ1 を2倍することによって得られる。代
替的に、図24にさらに示されるように、帰還ループは
信号v14の2倍周波数項の存在を最小限にするために、
同調パラメータβ5 を自動的に調節する。特に、この帰
還ループは一般に333で示された、信号v14のDC成
分を取除き、誤差信号εを生成するハイパスフィルタを
含む。このハイパスフィルタは遅延ユニット334、お
よび信号v14と遅延ユニット334の出力との間の差を
計算する減算器335を含む。
【0070】β5 を調節するための信号を決定し、誤差
信号εの2倍周波数成分を最小限にするために、ノッチ
フィルタ328の周波数応答F1 (z)は F1 (z)=1−β5 -1+Z-2 であり、ハイパスフィルタ333の周波数応答F
2 (z)は F2 (z)=1−z-1 である。したがって、ノッチフィルタおよびハイパスフ
ィルタの組合わされた伝達関数は F1 (z)F2 (z)=1−(1+β5 )z-1+(1+β5 )z-2−z-3 であり、誤差信号εは ε=xn −(1+β5 )xn-1 +(1+β5 )xn-2 −xn-3 によって与えられる。誤差信号εの同調パラメータβ5
に対する変化率は ∂ε/∂β5 =−xn-1 +xn-2 である。
【0071】所望されることは同調信号β5 の時間に対
する変化率(・β5 =∂β5 /∂t)を決定し、β5
変化率を誤差に比例させる、つまり・β5 =−∂J/∂
β5μ4 (ここでμ4 は収束パラメータである)を成立
させることによって、性能インデックスJ=ε2 を最小
限にすることである。まずJのβ5 に対する変化率は、
∂J/∂β5 =(∂J/∂ε)(∂ε/∂β5 )によっ
て与えられ、Jのεに対する変化率は∂J/∂ε=2ε
によって与えられることに注意されたい。したがって、
所望される解は・β5 =Δβ5 /T=−μ4 (∂J/∂
β5 )=−μ4(∂J/∂ε)(∂ε/∂β5 )および
・β5 =−2μ4 ε(−xn-1 +xn-2)である。
【0072】所望される制御パラメータ・β5 を計算す
るために、減算器336はxn-1 からxn-2 を減算し、
εのβ5 に対する変化率を示す信号を生成する。乗算器
337は減算器336からのこの差と減算器335から
のεを乗算し、さらにこの積を予め選択された係数2μ
4 と乗算し、所望される制御パラメータ・β5 を生成す
る。事実上、乗算器337はノッチフィルタ入力信号x
の微分係数(xn-1 −xn-2 )をノッチフィルタ出力信
号v14の微分係数で乗算し、同調制御パラメータ・β5
を生成する。制御パラメータ・β5 は加算器339、リ
ミッタ340、および遅延ユニットまたは累算器レジス
タ341を含む、一般に338として示される累算器で
累算される。遅延ユニット341は同調パラメータβ5
を与える。累算器328は積分器およびローパスフィル
タとして機能する。
【0073】次に図25を参照して、テスト発振器25
3の概略図が示される。テスト信号ST は1サンプリン
グ周期Tの遅延を与える遅延ユニットまたはレジスタ3
51の出力である。テスト信号ST はやはり1サンプリ
ング周期Tの遅延を与える別の遅延ユニットまたはレジ
スタ352に帰還され、2cosω1 Tに設定された利
得を有するスケーリングユニット353でスケーリング
される。スケーリングユニット353のこの利得はテス
ト信号ST の周波数ω1 を決定する。減算器354は遅
延ユニット352の出力ST ′からスケーリングユニッ
ト353の出力を減算し、遅延ユニット351によって
受取られる和を生成する。はじめ、遅延ユニット352
は0の値に設定され、遅延ユニット351はsinω1
Tの値に設定される。同調パラメータβ4 は2cos
(2ω1 T)と等しい。これらの初期状態(IC)は、
図1の慣性測定ユニット50が初めにターンオンされた
とき、遅延ユニット351、352のレジスタまたはメ
モリ場所に初めにロードされる、たとえば、予め設定さ
れた値である。
【0074】次に図26を参照して、テスト発振器(図
25の253)をときどき選択的にリセットして、丸め
の誤差の累積によるテスト信号ST の振幅ドリフトを防
ぐための手順のフローチャート360が示される。図2
6の手順は、たとえば、各サンプリング時間の間に1度
実行される。図14の同期論理がたとえばプログラムさ
れたデジタル信号プロセッサとして実現される場合、図
26の手順はプロセッサがサンプリング周波数fs で割
込まれたときに実行されるルーチンによって特定され
る。
【0075】第1のステップ361で、遅延ユニット3
52の出力ST ′の値は0と比較される。もしそれが0
でなければ、そのサンプリング時間の間発振器のリセッ
トは行なわれない。反対に、もしST ′の値が0に等し
ければ、ステップ362で、遅延ユニット351からの
テスト信号ST の値は0と比較される。遅延ユニット3
51からのテスト信号ST の値が0より小さければ、ス
テップ363で、図25の遅延ユニット351はテスト
信号ST の値を−sinω1 Tの値に設定するためにリ
セットされる。そうでなければ、ステップ364で、テ
スト信号ST の値が0より大きい場合には、図25の遅
延ユニット351はテスト信号ST の値をsinω1
の値に設定するためにリセットされる。
【0076】上述に鑑み、帯域幅および中心周波数を自
動的に調節して、周波数がドリフトする正弦波信号を捕
獲しトラッキングすることが可能なデジタルトラッキン
グフィルタについて説明してきた。トラッキングフィル
タはフィルタ処理された出力信号のヒルベルト変換によ
って同相および直角位相基準信号を発生するので、フィ
ルタの捕獲範囲は非常に広く、捕獲時間は非常に短い。
トラッキングフィルタはその帯域幅を自動的に調節する
ので、その広い捕獲範囲にも関わらず非常に優れたノイ
ズ除去能力を有する。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】
【表6】
【0083】
【表7】
【0084】
【表8】
【0085】
【表9】
【0086】
【表10】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を組込む慣性測定ユニットの斜視図で
ある。
【図2】図1の慣性測定ユニットで使用される加速度計
および水晶角速度センサのための実装配置の絵画図であ
る。
【図3】図2の水晶角速度センサの1つの平面図であ
る。
【図4】図3の水晶角速度センサの中心部分の斜視図で
ある。
【図5】図4の切断線5−5に沿う図4の水晶角速度セ
ンサの駆動歯の断面図である。
【図6】図4の切断線6−6に沿う図4の水晶角速度セ
ンサの駆動歯の断面図である。
【図7】図4の切断線7−7に沿う図4の水晶角速度セ
ンサのピックアップ歯の断面図である。
【図8】図4の水晶角速度センサを励起し、角速度信号
を同期的に検出するための従来のシステムのブロック図
である。
【図9】水晶角速度センサの駆動歯上の電極のための代
わりの構成を示す斜視図である。
【図10】図9の切断線10−10に沿う図9の水晶角
速度センサの駆動歯の断面図である。
【図11】図10に示される駆動電極のための駆動信号
を計算するためのアナログ計算回路の概略図である。
【図12】図9の水晶速度センサを励起し、角速度信号
を同期的に検出するための従来の回路の図である。
【図13】水晶速度センサを励起するための図12で使
用されるアナログ駆動回路のブロック図である。
【図14】この発明に従うデジタル信号処理を使用する
水晶速度センサシステムのブロック図である。
【図15】図14の水晶速度センサシステムのためのド
ライバ回路のより詳細なブロック図である。
【図16】図14の水晶速度センサシステムのためのド
ライバ回路のより詳細なブロック図である。
【図17】サンプリング周期の整数倍ではない遅延を与
えるための遅延ユニットのブロック図である。
【図18】図15で導入された同調フィルタの概略図で
ある。
【図19】図15で導入された弁別器の概略図である。
【図20】図16で導入されたヒルベルト変換器の概略
図である。
【図21】図16で導入された回転子の概略図である。
【図22】図15で導入されたシャント容量推定器の概
略図である。
【図23】図20で導入された進み/遅れネットワーク
の概略図である。
【図24】図16で導入された自動利得制御の概略図で
ある。
【図25】図15で導入されたテスト発振器の概略図で
ある。
【図26】丸めの誤差の累積による振幅ドリフトを防ぐ
ために、図25のテスト発振器を選択的にリセットする
ための方法のフローチャートの図である。
【符号の説明】
143:トラッキングフィルタ 163:同調フィルタ 164:弁別器 167:ヒルベルト変換器

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をフィルタ処理する方法であっ
    て、 (a) 前記入力信号を調節可能なパスバンド中心周波
    数を有する調節可能なフィルタを通過させて、フィルタ
    処理された信号を生成するステップと、 (b) 前記フィルタ処理された信号から同相基準信号
    と直角位相基準信号とを生成するステップと、 (c) 前記入力信号を前記同相基準信号および前記直
    角位相基準信号で復調し、周波数制御信号を生成するス
    テップと、 (d) 前記周波数制御信号に応答して前記調節可能な
    フィルタの前記パスバンド中心周波数を調節するステッ
    プとを含む、方法。
  2. 【請求項2】 前記直角位相基準信号は前記ステップ
    (b)において前記フィルタ処理された信号のヒルベル
    ト変換によって生成される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記調節可能なフィルタは調節可能なパ
    スバンド幅を有し、前記方法は前記調節可能なフィルタ
    の前記パスバンド幅を前記周波数制御信号の変化率の絶
    対値に比例して調節するステップを含む、請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(c)は、前記入力信号を
    前記同相基準信号によって復調して同相復調信号を生成
    し、前記入力信号を前記直角位相基準信号によって復調
    して直角位相復調信号を生成し、前記同相復調信号をフ
    ィルタ処理してフィルタ処理された同相復調信号を生成
    し、前記直角位相復調信号をフィルタ処理してフィルタ
    処理された直角位相復調信号を生成し、前記フィルタ処
    理された直角位相復調信号を前記フィルタ処理された同
    相復調信号で除算して商信号を生成し、かつ前記商信号
    を積分して前記周波数制御信号を生成することによって
    実行される、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記同相復調信号は調節可能なパスバン
    ド中心周波数を有する第1の調節可能なノッチフィルタ
    でフィルタ処理され、前記直角復調位相信号は調節可能
    なパスバンド中心周波数を有する第2の調節可能なノッ
    チフィルタでフィルタ処理され、前記方法はさらに前記
    周波数制御信号に応答して前記調節可能なノッチフィル
    タの前記パスバンド中心周波数を調節するステップを含
    む、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記調節可能なフィルタは調節可能なパ
    スバンド幅を有し、前記方法は前記商信号の絶対値に応
    答してパスバンド幅制御信号を生成するステップと、前
    記パスバンド幅制御信号に応答して前記パスバンド幅を
    調節するステップとをさらに含む、請求項4に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記同相復調信号は調節可能なパスバン
    ド中心周波数と調節可能なパスバンド幅とを有する第1
    の調節可能なノッチフィルタでフィルタ処理され、前記
    直角復調位相信号は調節可能な中心周波数と調節可能な
    パスバンド幅とを有する第2の調節可能なノッチフィル
    タでフィルタ処理され、前記方法は前記周波数制御信号
    に応答して前記調節可能なノッチフィルタの前記パスバ
    ンド中心周波数を調節するステップと、前記パスバンド
    幅制御信号に応答して前記調節可能なノッチフィルタの
    前記パスバンド幅を調節するステップとをさらに含む、
    請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 トラッキングフィルタであって、 (a) 入力信号に応答しフィルタ処理された信号を出
    力上に生成するための同調可能なフィルタを含み、前記
    同調可能なフィルタは周波数制御信号に応答する調節可
    能なパスバンド中心周波数を有し、 (b) 前記出力に接続された入力を有し、前記フィル
    タ処理された信号に応答して同相基準信号と直角位相基
    準信号とを生成するための基準信号発生器と、 (c) 前記入力信号に応答し、前記基準信号発生器お
    よび前記同調可能なフィルタに接続され、前記入力信号
    の前記同相基準信号および前記直角位相基準信号での複
    素復調によって前記周波数制御信号を生成するための周
    波数弁別器とを含む、トラッキッグフィルタ。
  9. 【請求項9】 前記基準信号発生器はヒルベルト変換器
    である、請求項8に記載のトラッキングフィルタ。
  10. 【請求項10】 前記同調可能なフィルタはパスバンド
    幅制御信号に応答し、前記周波数弁別器は前記パスバン
    ド幅制御信号を発生するための手段を含む、請求項8に
    記載のトラッキングフィルタ。
  11. 【請求項11】 前記パスバンド幅制御信号を発生する
    ための前記手段は、前記入力信号の周波数と前記同相基
    準信号の周波数との間の差の大きさを、前記同調可能な
    フィルタが前記入力信号の前記周波数と前記同相基準信
    号の前記周波数との間の差の少なくとも2倍のパスバン
    ド幅を有するように決定するための手段を含む、請求項
    10に記載のトラッキングフィルタ。
  12. 【請求項12】 前記周波数弁別器は前記同相基準信号
    を前記入力信号と乗算して同相積信号を生成するための
    第1の乗算器と、前記直角位相基準信号を前記入力信号
    と乗算して直角位相積信号を生成するための第2の乗算
    器と、前記第1の乗算器に接続され、前記同相積信号を
    フィルタ処理してフィルタ処理された同相積信号を生成
    する第1のローパスフィルタと、前記第2の乗算器に接
    続され、前記直角位相積信号をフィルタ処理してフィル
    タ処理された直角位相積信号を生成するための第2のロ
    ーパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタおよび
    前記第2のローパスフィルタに接続され、前記フィルタ
    処理された直角位相積信号を前記フィルタ処理された同
    相積信号で除算して商信号を生成するための除算器と、
    前記除算器に接続され、前記商信号を積分して前記周波
    数制御信号を生成するための積分器とを含む、トラッキ
    ングフィルタ。
  13. 【請求項13】 前記同調可能なフィルタはパスバンド
    幅制御信号に応答し、前記周波数弁別器は、前記除算器
    に接続され、前記同調可能なフィルタが前記除算器ユニ
    ットの前記商信号の絶対値に応答して調節されるパスバ
    ンド幅を有するように前記パスバンド幅制御信号を生成
    するための絶対値ユニットを含む、請求項12に記載の
    トラッキングフィルタ。
  14. 【請求項14】 前記周波数弁別器は、前記第1の乗算
    器と前記除算器との間に接続され、前記同相積信号をノ
    ッチフィルタ処理するための第1の調節可能なノッチフ
    ィルタと、前記第2の乗算器と前記除算器との間に接続
    され、前記直角位相積信号をノッチフィルタ処理するた
    めの第2の調節可能なノッチフィルタとを含み、前記第
    1の調節可能なノッチフィルタと前記第2の調節可能な
    ノッチフィルタとの各々は、前記積分器に接続され、前
    記周波数制御信号を受けるための周波数制御入力を有す
    る、請求項12に記載のトラッキングフィルタ。
  15. 【請求項15】 前記第1の調節可能なノッチフィルタ
    および前記第2の調節可能なノッチフィルタの各々はパ
    スバンド幅制御入力を有し、前記周波数弁別器は、前記
    除算器に接続されかつ前記第1の調節可能なノッチフィ
    ルタおよび前記第2の調節可能なノッチフィルタの各々
    が前記商信号の絶対値に応答して調節されるパスバンド
    幅を有するように前記パスバンド幅制御信号を生成する
    ための絶対値ユニットを含む、請求項14に記載のトラ
    ッキングフィルタ。
  16. 【請求項16】 前記同調可能なフィルタは、前記周波
    数弁別器の前記絶対値ユニットに接続されて前記商信号
    の絶対値に応答して前記同調可能なフィルタのパスバン
    ド幅を調節するためのパスバンド幅制御入力を有する、
    請求項15に記載のトラッキングフィルタ。
  17. 【請求項17】 前記トラッキングフィルタはデジタル
    フィルタである、請求項8に記載のトラッキングフィル
    タ。
  18. 【請求項18】 トラッキングフィルタであって、 (a) 入力信号に応答し、フィルタ処理された信号を
    出力上に生成するための同調可能なフィルタを含み、前
    記同調可能なフィルタは周波数制御信号に応答して調節
    可能なパスバンド中心周波数を有し、前記同調可能なフ
    ィルタはパスバンド幅制御信号に応答して調節可能なパ
    スバンド幅を有し、 (b) 前記出力に接続された入力を有し、前記フィル
    タ処理された信号に応答して同相基準信号および直角位
    相基準信号を生成するためのヒルベルト変換器と、 (c) 前記入力信号に応答し、前記ヒルベルト変換器
    および前記同調可能なフィルタに接続され、前記入力信
    号の前記同相基準信号および前記直角位相基準信号によ
    る複素復調によって前記周波数制御信号および前記パス
    バンド幅制御信号を生成するため周波数弁別器とを含
    む、トラッキングフィルタ。
  19. 【請求項19】 前記周波数弁別器は、前記同相基準信
    号を前記入力信号と乗算して同相積信号を生成するため
    の第1の乗算器と、前記直角位相基準信号を前記入力信
    号と乗算して直角位相積信号を生成するための第2の乗
    算器と、前記第1の乗算器に接続され、前記同相積信号
    をフィルタ処理してフィルタ処理された同相積信号を生
    成するための第1のローパスフィルタと、前記第2の乗
    算器に接続され、前記直角位相積信号をフィルタ処理し
    てフィルタ処理された直角位相積信号を生成するための
    第2のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィル
    タおよび前記第2のローパスフィルタに接続され、前記
    フィルタ処理された直角位相積信号を前記フィルタ処理
    された同相積信号で除算して商信号を生成するための除
    算器と、前記除算器に接続され、前記商信号を積分して
    前記周波数制御信号を生成するための積分器と、前記除
    算器に接続され、前記商信号の絶対値から前記パスバン
    ド幅制御信号を生成するための絶対値発生器とを含む、
    請求項18に記載のトラッキングフィルタ。
  20. 【請求項20】 前記周波数弁別器は前記第1の乗算器
    および前記除算器の間に接続されて前記同相積信号をノ
    ッチフィルタ処理するための第1の調節可能なノッチフ
    ィルタと、前記第2の乗算器と前記除算器との間に接続
    され、前記直角位相積信号をノッチフィルタ処理するた
    めの第2の調節可能なノッチフィルタとを含み、前記第
    1の調節可能なノッチフィルタおよび前記第2の調節可
    能なノッチフィルタの各々は、前記積分器に接続されて
    前記周波数制御信号を受けるための周波数制御入力と、
    前記絶対値発生器に接続されて前記パスバンド幅制御信
    号を受けるためのパスバンド幅制御入力とを有する、請
    求項18に記載のトラッキングフィルタ。
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