JPS63142031A - 粒状架橋ゲルの製造方法 - Google Patents

粒状架橋ゲルの製造方法

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JPS63142031A
JPS63142031A JP28846986A JP28846986A JPS63142031A JP S63142031 A JPS63142031 A JP S63142031A JP 28846986 A JP28846986 A JP 28846986A JP 28846986 A JP28846986 A JP 28846986A JP S63142031 A JPS63142031 A JP S63142031A
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aqueous solution
gel
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acetoacetylated polyvinyl
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Wataru Shimokawa
渉 下川
Katsuaki Fukumori
福森 克明
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Hoechst Gosei KK
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Hoechst Gosei KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目 的] 本発明は、製造が容品で硬くて耐久性のすぐれた水性ゲ
ル粒子の製造方法に関する。
[従来技術とその欠点] 寒天ゲルやゼラチンゲルのごとき水性ゲルは酵素や微生
物の固定、消臭剤や芳香剤の固形化、殺菌剤や駆虫剤の
担体などとして用いられているが、使用上の簡便さ、例
えば計量のしやすさ、組成を変えるための混合のしやす
さ、あるいは薬剤効果の均一化、表面積増大による効果
の増大などの目的で、細分して粒状で用いられることが
多い。
一旦ゲル化した水性ゲル塊を細断するのは面倒なので、
通常、水中に滴下して粒状ゲルを作る方法がとられてい
る。
その−例として、40℃以上に加温したカラギーナンの
水溶液を塩化カリウムの水溶液中に滴下して瞬時(1秒
以内)に粒状ゲルを作る方法があるが、この方法による
とカラギーナン水溶液の粘度が高いので作業性が悪いこ
と、および温度が低下すると固化しないので固化するた
めには少なくとも40℃以上に保つ必要があり、熱に弱
い微生物は固定できないこと、又、えられた粒状ゲルは
水中で除々に溶解してしまうこと、および透明な粒子か
えられないので用途が限定されることなど種々の欠点が
ある。
他の例として、アルギン酸ナトリウムの水溶液を塩化カ
ルシウムの水溶液中に滴下して粒状ゲルを作る方法があ
るが、この方法によると常温でも瞬時にゲル化してゲル
粒子かえられるが、えられたゲルの硬度が低いため不十
分である。
又、このゲル粒子はリン酸イオンを含む水溶液によって
徐々に溶解して了うという欠点がある。
しかも、透明なゲル粒子かえられない点はカラギーナン
ゲル粒子と同様であった。
E問題解決のための手段] 本発明者らは、アセトアセチル化ポリビニルアルコール
の水溶液をアルデヒド等の架橋剤によってゲル化させる
技術を既に開発しているので、この知見をもとに、各種
の架橋剤の水溶液中に種々のアセトアセチル化ポリビニ
ルアルコールの水溶液を滴下する実験を行なったところ
、ゲル化時間は最短でも数秒を要し、滴下した瞬間に大
部分のアセトアセチル化ポリビニルアルコールが架橋剤
の水溶液中に溶解拡散して了りてちゃもや状のゲルとな
り、粒状ゲルはえられなかった。
本発明者らは更に研究を進め、前述した従来技術のアル
ギン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液とが常
?FJLで瞬時(1秒以内)に反応してゲル化が終了す
る特性に着目し、アセトアセチル化ポリビニルアルコー
ルとアルギン酸ナトリウムの混合水溶i(lを、架橋剤
と塩化カルシウムの混合水溶液中に滴下したところ、瞬
時にゲル粒子が生成し、その後粒子内部の架橋反応が進
行し、数分乃至数時間で硬度が高くリン酸イオンに不溶
性のゲル粒子かえられることを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち本発明は、アセトアセチル化ポリビニルアルコ
ールとアルギン酸ナトリウムの混合水溶液を、アセトア
セチル化ポリビニルアルコールの架橋剤の存在下に多価
金属塩の水溶液中に粒子状に滴下することを特徴とする
粒状架橋ゲルの製造方法である。
本発明で使用するアセトアセチル化ポリビニルアルコー
ルとしては、アセトアセチル化度0.5〜15モル%、
ケン化度700〜100モル%、重合度400〜3.0
00の範囲内が適当である。
本発明で使用するアセトアセチル化ポリビニルアルコー
ルの架橋剤としては、アルデヒド基を有する化合物、ア
ミン基を仔する化合物、ヒドラジッド基を有する化合物
、エポキシ基を有する化合物、メチロール基を有する化
合物などが挙げられるが、毒性や架橋時間の点からグリ
オキザール、グルタルジアルデヒド、ジアルデヒド澱粉
などの多価アルデヒドがことに好ましい。
又、本発明で使用する多価金属塩としては、アルミニウ
ム、バリウム、カルシウム、鉄、鉛、亜鉛などの水溶性
塩があり、ことに塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム
、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、塩化亜鉛などが好
ましい。
本発明の方法で粒状架橋ゲルを作るには、まずアセトア
セチル化ポリビニルアルコールとアルギン酸ナトリウム
の混合水溶液を作る。
アセトアセチル化ポリビニルアルコールは、主として重
合度に依存するが、水に対して30%程度まで溶解する
。又、アルギン酸ナトリウムも水に対して5%程度まで
溶解する。従ってこれらを適宜の濃度で均一に水中に溶
解すればよい。この時、加熱すると溶解が容易になる。
アセトアセチル化ポリビニルアルコールとアルギン酸ナ
トリウムの配合割合は、2o:go〜98:2(重量比
)の範囲で適宜用いることができるが、アルギン酸ナト
リウムの配合割合が多くなるに従って透明性が低下する
とともに、架橋度が低くなり、硬度が低下し、リン酸に
対する耐溶解性も低下するので、アルギン酸ナトリウム
の配合割合は少ない方が好ましい。
次にこの混合水溶液を多価金属塩の水溶液中に粒子状に
滴下する。
多価金属塩はアルギン酸ナトリウムのゲル化剤であり、
アルギン酸ナトリウムは多価金属塩に接触すると瞬時(
1秒以内)にゲル化する。
従って滴下した混合水溶液の粒子は粒状を保ったままゲ
ル化し、ゲル粒子が形成される。このように混合水溶液
の滴下によってゲル粒子を作るため、多価金属塩はアル
ギン酸ナトリウムの当量より過剰に使用する必要がある
。多価金属塩水溶液の濃度はとくに規定しないが、反応
性の点から0.2%〜5%が適当である。
このゲル粒子が形成される時、アセトアセチル化ポリビ
ニルアルコールの架橋剤を存在させておくことが必要で
ある。架橋剤はアセトアセチル化ポリビニルアルコール
中のアセトアセチル基と反応して架橋するから、多価金
属塩水溶液中に生成したゲル粒子の粒子内を架橋して硬
化するとともに、リン酸に対する耐溶解性が向」ニする
。架橋剤の使用量は、存在するアセトアセチル基に対し
て、0.1〜5当量が適当である。
この架橋反応は、数秒以上適宜な時IU7に調製できる
また架橋剤は、予めアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ールとアルギン酸ナトリウムの混合水溶液中に配合して
おくこともできるし、多価金属塩の水溶液中に配合して
おくこともできる。
このようにして粒径0.5〜5mmの硬度が高く、リン
酸に不溶性のゲル粒子が常温できわめて簡単にえられる
。しかも、アルギン酸ナトリウムの配合量は、例えば生
成ゲル中0.35%という少量でも十分効果を奏するた
め、無色透明のゲル粒子をうろことができる。
滴下する混合/8液中には必要に応じて、着色剤、フィ
ラー、防腐剤、香料、消臭剤、酵素、微生物などを適量
配合することにより、これらを含有したゲル粒子をうろ
ことができる。
次に実施例を示して本発明を説明する。
実施例1 アセトアセチル化度G、1モル%、 ケン化度99モル%、重合度1100のアセトアセチル
化ポリビニルアル コール         9.3g アルギン酸ナトリウム 0.7 gおよび水     
             90gからなろ水溶液  
         100gジアルデヒド澱粉の10%
水溶液    10g水              
              90g(合計 200r
) 上記の混合水溶液200gをアルカリでpH約7に、凋
製し、1%塩化カルシウム水溶液1000 ml中に攪
拌しながら室温で20分に亘って粒子状に滴下して加え
る。滴下終了後型に20分攪拌し、生成した球状粒子を
濾別し、更に水洗を行ない粒径3〜4市の弾性のある球
状透明粒子約200gをえた。
えられたゲル粒子は室温1ケ月放置後も弾性および透明
性は失われず、粒子同士の融着は見られなかった。また
、40’Cの水中1ケ月放置試験および下記のリン酸に
対する溶解試験でも粒子の溶失や変型は全く見られなか
った。
(リン酸に対する溶解試験) 0.05モル濃度のリン酸二水素カリウム水溶液50a
+1と(1,05モル濃度のリン酸ナトリウム水溶液5
0m1との混合液に粒状ゲルの10.を投入して温度4
0℃で3日間放置し、ゲルの溶失、変型を観察した。
アルギン酸ナトリウムのみを用いたゲルは全て溶解した
実施例2 アセトアセチル化度5.9モル%、 ケン化度98モル%、重合度2300のアセトアセチル
化ポリビニルアル コール         2.0 g アルギン酸ナトリウム 1.5 gおよび水     
            9[i、5gからなろ水溶液
           100 gグリオキザールの1
096水溶液     2g水           
                 98g(合計 2
00g) 上記の混合水溶液200gをアルカリでpH約6に調製
し、10%塩化カルシウム水溶液10100O中に実施
例1と同様にして滴下し、以下実施例1と同様に操作し
て、粒径3〜4Illωの弾性のある球状粒予約200
gをえた。
えられたゲル粒子は室温1ケ月放置後も弾性は失われず
、粒子同士の融着は見られなかった。
また、40℃の水中1ケ月放置試験およびリン酸に対す
る溶解試験でも粒子の溶質や変型は全く見られなかった
実施例3 アセトアセチル化度8.3モル%、ケン化度88モル%
、重合度1400のアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ール         9,0gアルギン酸ナトリウム
       0.5g水             
             90.5g(合計 100
g) 上記の混合水溶液100gをアルカリでpH7に調製し
、これを126塩化カルシウム水溶液10100Oと2
%グルタルジアルデヒド水溶液100m1との混合液中
に、実施例1と同様にして滴下し、以下実施例1と同様
に操作して粒径2〜3III11の弾性のある球状透明
粒子的200 gをえた。
えられたゲル粒子は室温1ケ月放置後も弾性および透明
性は失われず、粒子同士の融着も見られなかった。また
、40℃の水中1ケ月放置試験およびリン酸に対する溶
解試験でも粒子の溶失や変型は全く見られなかった。
[発明の効果] 本発明の製造方法によれば、耐久性に優れ、かつリン酸
イオンを含有する水溶液にも溶解しない粒状架橋ゲルを
うろことができる。しかも、このゲルは常温で製造でき
るので、熱に弱い微生物の固定などにも好適である。ま
た、きわめて透明なゲル粒子をつくることができる。
手続補正書印制 昭和62年1月14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アセトアセチル化ポリビニルアルコールとアルギン
    酸ナトリウムの混合水溶液を、アセトアセチル化ポリビ
    ニルアルコールの架橋剤の存在下で、多価金属塩の水溶
    液中に粒子状に滴下してゲル化架橋することを特徴とす
    る粒状架橋ゲルの製造方法。 2 アセトアセチル化ポリビニルアルコールの架橋剤を
    、アセトアセチル化ポリビニルアルコールとアルギン酸
    ナトリウムの混合水溶液中に存在させる特許請求の範囲
    第1項記載の粒状架橋ゲルの製造方法。 3 アセトアセチル化ポリビニルアルコールの架橋剤を
    、多価金属塩の水溶液中に存在させる特許請求の範囲第
    1項記載の粒状架橋ゲルの製造方法。
JP28846986A 1986-12-03 1986-12-03 粒状架橋ゲルの製造方法 Granted JPS63142031A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2246787A (en) * 1990-06-11 1992-02-12 G C Dental Ind Corp Dental composition for impression-taking.
WO2007142097A1 (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Kaneka Corporation アルミニウム塩含有樹脂粉末、その製造方法、これを含む樹脂組成物、リン吸着剤、抗菌剤及び抗黴剤

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