JPS5945002B2 - カルボキシアルキル化アミロ−スペレツトの製造法 - Google Patents
カルボキシアルキル化アミロ−スペレツトの製造法Info
- Publication number
- JPS5945002B2 JPS5945002B2 JP6517174A JP6517174A JPS5945002B2 JP S5945002 B2 JPS5945002 B2 JP S5945002B2 JP 6517174 A JP6517174 A JP 6517174A JP 6517174 A JP6517174 A JP 6517174A JP S5945002 B2 JPS5945002 B2 JP S5945002B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amylose
- pellets
- amyl
- carboxyalkyl
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、カルボキシアルキルアミロースを糊剤、コー
ティング剤あるいはフィルム基材などとして使用する場
合に、取扱い上便利なペレットの製造法に関するもので
あり、さらに詳しくは、カルボキシアルキルアミロース
および/あるいはそのアルカリ金属塩の1種または2種
以上を含水状態で加圧して、板状あるいは棒状に成型し
、これを切断することよりなるカルボキシアルキルアミ
ロースおよび/あるいはそのアルカリ金属塩ペレットの
製造方法に関するものである。
ティング剤あるいはフィルム基材などとして使用する場
合に、取扱い上便利なペレットの製造法に関するもので
あり、さらに詳しくは、カルボキシアルキルアミロース
および/あるいはそのアルカリ金属塩の1種または2種
以上を含水状態で加圧して、板状あるいは棒状に成型し
、これを切断することよりなるカルボキシアルキルアミ
ロースおよび/あるいはそのアルカリ金属塩ペレットの
製造方法に関するものである。
カルボキシアルキルアミロースは未変性のアミロースや
デンプンにくらべ水に対する溶解性が良好で、糊剤コー
ティング剤あるいは成型基材として有用なものであるが
、取扱いが容易で、水に溶解させ易いペレットの製造が
望まれる。
デンプンにくらべ水に対する溶解性が良好で、糊剤コー
ティング剤あるいは成型基材として有用なものであるが
、取扱いが容易で、水に溶解させ易いペレットの製造が
望まれる。
本発明におけるカルボキシアルキルアミロースの最も一
般的なものはカルボキシメチルアミロースおよびカルボ
キシエチルアミロースなどである。
般的なものはカルボキシメチルアミロースおよびカルボ
キシエチルアミロースなどである。
これらの化合物は、公知の方法によつて合成される。た
とえば、アミロースを水溶媒中でアルカリ触媒の存在下
に、モノクロロ酢酸ナトリウムを作用させれば、カルボ
キシメチルアミロースのナトリウム塩が得られる。また
、アミロースにアクリロニトリルを作用し、アルカリが
加水分解すればカルボキシエチルアミロースの塩が得ら
れる。またこれらの塩を中和すれば、カルボキシアルキ
ルアミロースが生成する。本発明の方法が好適に適用さ
れるのは、カルボキシアルキル化度が0.05から2の
範囲のものである。
とえば、アミロースを水溶媒中でアルカリ触媒の存在下
に、モノクロロ酢酸ナトリウムを作用させれば、カルボ
キシメチルアミロースのナトリウム塩が得られる。また
、アミロースにアクリロニトリルを作用し、アルカリが
加水分解すればカルボキシエチルアミロースの塩が得ら
れる。またこれらの塩を中和すれば、カルボキシアルキ
ルアミロースが生成する。本発明の方法が好適に適用さ
れるのは、カルボキシアルキル化度が0.05から2の
範囲のものである。
カルボキシアルキル化度が0.05未満の場合は、ペレ
ット化が困難となり、また、ペレット化を行なつても、
きわめてもろいものとなり実用上不利である。カルボキ
シアルキル化度が2をこえるものは合成上の難点があり
、実用上の価値はあまり認められない。ここでいうカル
ボキシアルキル化度とはアミロースを構成するグリコー
ス基1個当りに導入されたカルボキシアルキル基の数を
表わすものである。また圧縮成型する時カルボキシアル
キルアミロースあるいはその塩は適当に含水しているこ
とが必要で、好ましくはポリマー100重量部に対し、
2〜100重量部の水分を含有させる。あまり少ないと
もろくなり成型が困難になり、100重量部より多い場
合は除々に流動性が増加し、やはり成型がむつかしい。
本発明でいうアミロースとは、一般に知られているデン
プンたとえばジャガイモ、トウモロコシ、タピオカなど
から得られるデンフソを、公知の各種の方法で分離処理
して得られるものであればよく、またハイアミロースコ
ーンのように50%以上のアミロースを含有するもので
もよい。
ット化が困難となり、また、ペレット化を行なつても、
きわめてもろいものとなり実用上不利である。カルボキ
シアルキル化度が2をこえるものは合成上の難点があり
、実用上の価値はあまり認められない。ここでいうカル
ボキシアルキル化度とはアミロースを構成するグリコー
ス基1個当りに導入されたカルボキシアルキル基の数を
表わすものである。また圧縮成型する時カルボキシアル
キルアミロースあるいはその塩は適当に含水しているこ
とが必要で、好ましくはポリマー100重量部に対し、
2〜100重量部の水分を含有させる。あまり少ないと
もろくなり成型が困難になり、100重量部より多い場
合は除々に流動性が増加し、やはり成型がむつかしい。
本発明でいうアミロースとは、一般に知られているデン
プンたとえばジャガイモ、トウモロコシ、タピオカなど
から得られるデンフソを、公知の各種の方法で分離処理
して得られるものであればよく、またハイアミロースコ
ーンのように50%以上のアミロースを含有するもので
もよい。
アミロースのカルボキシアルキル化反応によつて得られ
るカルボキシアルキルアミロースあるいはそのアルカリ
金属塩は一般に水溶液の状態で生成し、この水溶液にア
ルコールやアセトンのような不溶化剤を加えることによ
つて沈澱物となし、分離する方法がとられる。
るカルボキシアルキルアミロースあるいはそのアルカリ
金属塩は一般に水溶液の状態で生成し、この水溶液にア
ルコールやアセトンのような不溶化剤を加えることによ
つて沈澱物となし、分離する方法がとられる。
本発明の方法は、単離されたカルボキシアルキルアミロ
ースおよび/あるいはその塩を含水状態で圧縮成型する
ことによつても達成されるが、カルボキシアルキルアミ
ロースあるいはこれらの塩を上述のように液体中に分散
ないし沈澱した状態で、単離することなく、含水状態で
圧縮成型し、乾燥ペレツト化することができる点が有利
である。この場合には、生成物の洗浄は圧縮過程でもペ
レツト化した後においても効果的に実施できる。本発明
における圧縮方法としては各種の公知の方法が採用可能
である。
ースおよび/あるいはその塩を含水状態で圧縮成型する
ことによつても達成されるが、カルボキシアルキルアミ
ロースあるいはこれらの塩を上述のように液体中に分散
ないし沈澱した状態で、単離することなく、含水状態で
圧縮成型し、乾燥ペレツト化することができる点が有利
である。この場合には、生成物の洗浄は圧縮過程でもペ
レツト化した後においても効果的に実施できる。本発明
における圧縮方法としては各種の公知の方法が採用可能
である。
たとえば1対あるいは複数対の回転するロールの間を通
過せしめてもよく、金型中で加圧してもよい。本発明の
方法で得られる板状あるいは棒状体は、公知の各種の合
成樹脂をペレツト化するのに用いられるカツタ一を用い
て容易にペレツト化できる。次に実施例をもつて、本発
明の方法を具体的に説明する。
過せしめてもよく、金型中で加圧してもよい。本発明の
方法で得られる板状あるいは棒状体は、公知の各種の合
成樹脂をペレツト化するのに用いられるカツタ一を用い
て容易にペレツト化できる。次に実施例をもつて、本発
明の方法を具体的に説明する。
実施例 1
アミロース(アベベ社製くオランダ〉)10007を水
31に常温で分散させ次にカセイソーダ250f7を水
500dに溶かしたカセイソーダ水溶液を加え常温で1
時間反応させた。
31に常温で分散させ次にカセイソーダ250f7を水
500dに溶かしたカセイソーダ水溶液を加え常温で1
時間反応させた。
次に50℃に昇温し、モノクロロ酢酸ソーダ650Vを
少量ずつ添加し、1時間反応させた。この液体にN/1
0酢酸メタノール溶液をPH約8.5になるまで添加し
た。さらにメタノールを51加えると、白色沈澱物が得
られた。この沈澱物は水分率約5%であつた。この沈澱
物の半分量をとり、半径10儂の金属製ロール間(クリ
アランス2mm)を2回通過させ、板状体を得た。これ
を、写真用のおし切りカツタ一で、約511角に切断し
、ペレツトとした。このペレツトを50℃、1T0rr
.の減圧下で3Hr間乾燥した。カルボキシメチル化度
は0.31であつた。常温の水にも容易に溶解した。実
施例 2実施例1で得られた沈澱物の残りの半分量に、
メタノール51を加え、よく洗浄し、さらにメタノール
51を加え洗浄した。
少量ずつ添加し、1時間反応させた。この液体にN/1
0酢酸メタノール溶液をPH約8.5になるまで添加し
た。さらにメタノールを51加えると、白色沈澱物が得
られた。この沈澱物は水分率約5%であつた。この沈澱
物の半分量をとり、半径10儂の金属製ロール間(クリ
アランス2mm)を2回通過させ、板状体を得た。これ
を、写真用のおし切りカツタ一で、約511角に切断し
、ペレツトとした。このペレツトを50℃、1T0rr
.の減圧下で3Hr間乾燥した。カルボキシメチル化度
は0.31であつた。常温の水にも容易に溶解した。実
施例 2実施例1で得られた沈澱物の残りの半分量に、
メタノール51を加え、よく洗浄し、さらにメタノール
51を加え洗浄した。
Claims (1)
- 1 カルボキシアルキルアミロースおよび/あるいはそ
のアルカリ金属塩の1種または2種以上を含水状態で加
圧して、板状あるいは棒状に成型し、これを切断するこ
とよりなるカルボキシアルキルアミロースおよび/ある
いはそのアルカリ金属塩ペレットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6517174A JPS5945002B2 (ja) | 1974-06-08 | 1974-06-08 | カルボキシアルキル化アミロ−スペレツトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6517174A JPS5945002B2 (ja) | 1974-06-08 | 1974-06-08 | カルボキシアルキル化アミロ−スペレツトの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50156562A JPS50156562A (ja) | 1975-12-17 |
JPS5945002B2 true JPS5945002B2 (ja) | 1984-11-02 |
Family
ID=13279168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6517174A Expired JPS5945002B2 (ja) | 1974-06-08 | 1974-06-08 | カルボキシアルキル化アミロ−スペレツトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5945002B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0323123Y2 (ja) * | 1985-09-30 | 1991-05-21 | ||
JPH0325688Y2 (ja) * | 1985-10-25 | 1991-06-04 | ||
JPH0433047Y2 (ja) * | 1985-09-20 | 1992-08-07 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5879707A (en) * | 1996-10-30 | 1999-03-09 | Universite De Montreal | Substituted amylose as a matrix for sustained drug release |
-
1974
- 1974-06-08 JP JP6517174A patent/JPS5945002B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0433047Y2 (ja) * | 1985-09-20 | 1992-08-07 | ||
JPH0323123Y2 (ja) * | 1985-09-30 | 1991-05-21 | ||
JPH0325688Y2 (ja) * | 1985-10-25 | 1991-06-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50156562A (ja) | 1975-12-17 |
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