JPS63140064A - ブレ−キ材料 - Google Patents

ブレ−キ材料

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JPS63140064A
JPS63140064A JP28680286A JP28680286A JPS63140064A JP S63140064 A JPS63140064 A JP S63140064A JP 28680286 A JP28680286 A JP 28680286A JP 28680286 A JP28680286 A JP 28680286A JP S63140064 A JPS63140064 A JP S63140064A
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JP
Japan
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cast iron
brake
pearlite
graphite
weight
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JP28680286A
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English (en)
Inventor
Masanobu Mori
政信 森
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば自動車のブレーキドラムおよびディ
スクなどの素材として好適に利用されるアルミニウム含
有合金鋳鉄系のブレーキ材料に関するものである。
(従来の技術) 自動車の制動装置を構成するブレーキドラムおよびディ
スクなどの素材としては、強度および減衰能に優れてい
ることが要求され、従来の場合には片状黒鉛の存在によ
って減衰能に比較的優れているねずみ鋳鉄(片状黒鉛鋳
鉄:Fe12など)を使用することが多かった(新編 
自動車工学便覧 第12編 昭和58年5月31日 社
団法人 自動車技術会 第1−64頁 2・3・2ブレ
一キ関係部品材料各論の記述および第1−63頁 表1
−75 ブレーキ関係部品材料一覧参照、)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このようなねずみ鋳鉄を素材とした従来
の自動車用ブレーキドラムおよびディスクにおいては、
減衰能がいまだ十分でなく、制動時に鳴きを生ずること
があるという問題点を有していた。
(発明の目的) この発明は、上述した従来の問題点に着目してなされた
もので、従来のねずみ鋳鉄なみの優れた強度を有し、か
つねずみ鋳鉄以上の優れた減衰能をもち、ブレーキ素材
として好適に使用され、このブレーキ素材として使用し
た場合に制動時の鳴きを生じがたいブレーキ材料を提供
することを目的としているものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明によるブレーキ用材料は、AM=5.0〜8.
0重量%、Si:0・、5〜(%Al)〜4.3−0.
1IX(%Alを含み、残部Feおよび不純物からなり
、面積率で70%以上がパーライト地である組織を有し
ていることを特徴としているものであって、C,Si含
有量を適切なものとしてA型黒鉛とすることにより高い
減衰能が得られるようにすると同時に、基地組織をパー
ライト化することにより従来のねずみ鋳鉄なみないしは
それ以上の強度が得られるようにし、Anの添加とA型
黒鉛とにより高い減衰能を達成して、制動時の鳴きを生
じないようにしたことを特徴としているものである。
次に、この発明によるアルミニウム含有合金鋳鉄基ブレ
ーキ材料の成分組成の限定理由について説明する。
A文:5.0〜8.0重量% AfLはブレーキ材料の減衰能を向上させるのに有効な
元素であるが、A交合有量が5.0重量%未満であると
、黒鉛をA型にしてもねずみ鋳鉄(FC25)以上の減
衰能が得られないため、5.0重量%以上とする必要が
ある。しかし、A交合有量が8.0重量%を超えると複
炭化物(Fe3 AJICx)が析出し、AlおよびS
iを多量に含有しているため基地が極めて硬くかつ脆く
なるので、衝愁を受けると破壊しやすくなる。
また、機械加工も困難となる。さらに、A交合有量が8
.0重量%を超えると基地は全面フェライトとなり、熱
処理を行なってもパーライト化しがたくなる。したがっ
て、A交合有量は5.0〜8.0重量%の範囲とした。
Si:0.5〜2.0眞量% Stは鋳造時において鋳鉄の黒鉛化に寄与する元素であ
るが、0.5重量%未満では十分な黒鉛化ができなくな
るので、0.5重量%以上とした。また、このSiは基
地組織を硬化させる元素であり、2.0重量%を超える
と基地は著しく硬くなってしまうので、2.0重量%以
下とした。
4.3−0.11X(%Al) 共晶組成を超えると、凝固時に多量のキッシュ黒鉛(−
次黒鉛)が分離浮上するので機械的性質(引張強度、衝
撃値)が低下し、ねずみ鋳鉄(Fe25)を下回るよう
になってしまう、このような共晶組成は、A文添加量に
よって変化し。
種々の実験から4.3−0.1IX(%Al)の上限を
4.3−0.11X(%AfL)とした。
0.11X(%AJI)よりも低下すると、鋳造時に十
分なAfX!!黒鉛が晶出されず、ねずみ鋳鉄(FC2
5)以上の減衰能が得られなくな(%AfL)として鋳
造時に十分なA型黒鉛が晶出されるようにした。
パーライト地二面積率で70%以上 この発明に係るアルミニウム含有合金鋳鉄系のブレーキ
材料において、鋳造のままで形成される基地組織はフェ
ライトとパーライトとが混合した組織であり、この状態
では強度が低いものである。
そこで、後述の実施例に示すNo、 2およびNo。
3の成分組成をもつアルミニウム含有合金鋳鉄を供試材
とし、910〜1000℃で1時間以上加熱保持してオ
ーステナイト化したのち、冷却速度を調整してパーライ
ト面積率を変化させ、各供試材の引張強度を測定したと
ころ、第3図に示す結果であった。
第3図に示すように、ねずみ鋳鉄(Fe25)以上の引
張強度(約25kgf/mm2以上の引張強度)を得る
ためには、熱処理を施し、オースナナイト化後に空冷程
度の冷却速度で冷却することにより、面積率で70%以
上のパーライトを有する組織とすることが必要である。
(実施例) 第1表に示す組成のアルミニウム含有合金鋳鉄を溶製し
たのち、第2図に示すように、910〜1000℃で1
時間以上加熱保持してオーステナイト化し1次いでパー
ライトノーズを通過する500℃までの冷却速度を0.
3〜b にして冷却した。そして、各合金鋳鉄のパーライト面積
率を測定したところ、同じく第1表に示す結果であった
一方、この材料を使用したブレーキドラムおよびディス
クの特性をねずみ鋳鉄(FC25)よりもすぐれたもの
とするためには、機械的性質がねずみ鋳鉄を下回らない
ものであることが必要であると同時に、制動時における
鳴きの発生をさらに低減するためには減衰能がねずみ鋳
鉄よりもすぐれていることが必要である。
そこで、各合金鋳鉄の引張強度(σB)、シャルピー衝
撃値および硬さくHRC)を測定して機械的性質を評価
し、機械的性質が良好である鋳鉄に対しては共振からの
減衰により損失係数を求めた。これらの結果を同じく第
1表に示す。
なお、損失係数は大きな値をもつほど良好であるが、そ
の求め方は次のごとくである。
すなわち、機械的性質が良好であった鋳鉄から2X10
X150mmの試験片を作製し、各試験片を片持ち状態
で吊り下げ、各試験片の下端を加振器で振動させ、共振
状態にしたあと加振器による入力を中断し、試験片の振
動が減衰していく減衰曲線を試験片側面に設置したピッ
クアップで検出し、減衰曲線の減衰の傾きと共振周波数
とによ第1表に示す結果より明らかなように、この発明
の成分組成および基地組織を満足するNo、2゜3.9
,10,13.14はいずれも引張強度がねずみ鋳鉄(
Fe25)の引張強度と同様に25kgf/mm2以上
であり、衝撃値もすぐれた値を示しており、硬さはブレ
ーキ材料として適正なHRC13〜25の範囲内であっ
て、とくに制動時の鳴き発生に大きく影響する損失係数
は・・ねずみ鋳鉄よりも大きな値となっていることが確
かめられた。
これに対して、AIL含有量が5.0重量%未満である
N091の場合にはねずみ鋳鉄(FC25)に比べて損
失係数がかなり低く、減衰能に劣ったものであることが
わかる。また、反対にAi含有量が8.0重量%超過で
あるNo、 4の場合には、複炭化物(Fe3AJIC
x)が形成されて基地が硬くかつ脆くなるので、ブレー
キ材料として使用できないものである。
する共晶点4.3−0.1IX(%Al)を超えが巨大
なキッシュ状となるため、機械的性質に劣ったものとな
っている。
さらに、Si含有量が2.0重量%超過であるNo、7
.8,15.16の場合には、基地組織の硬さが適正値
であるHRC25以下よりも大きなものとなるので、機
械加工が困難となる。
そのほか、Si含有量が0.5.!を量%を下回ると鋳
造時に十分な黒鉛化が行なわれず、回ったときも同様に
鋳造時において十分な黒鉛化が行なわれず、このように
鋳造時に十分な黒鉛化が行なわれない領域では減衰能に
対して良好な結果が得られないことも確かめられた。
[発明の効果] 以上説明したきたように、この発明によるブレーキ材料
は、A文:5.0〜8.0重量2.3−0.11X(%
Al)〜4.3−〇、11X(%Al)を含み、残部F
eおよび不純物よりなり、面積率で70%以上がパーラ
イト地である組織を有しているものであるから、C1S
i含有量の適正化によって鋳造時に十分なA型黒鉛を晶
出させると共にAMを適量添加することにより、従来の
ねずみ鋳鉄よりもさらに高い減衰能を得ることが可能で
あり、A型黒鉛の晶出に加えて基地組織を面積率で70
%以上のパーライト基地とすることによって従来のねず
み鋳鉄に匹敵ないしはそれ以上の高い強度が得られるの
で、ブレーキドラムおよびディスクに代表されるブレー
キ材料として極めて好適なものであるという著大なる効
果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるブレーキ材料の好適な成分組成
範囲を示す説明図、第2図は熱処理条件を示す説明図、
第3図はパーライト面積率による引張強度への影響を示
す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Al:5.0〜8.0重量%、Si:0.5〜2
    .0重量%、C+1/3Si:2.3−0.11×(%
    Al)〜4.3−0.11×(%Al)を含み、残部F
    eおよび不純物からなり、面積率で70%以上がパーラ
    イト地であることを特徴とするブレーキ材料。
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