JPS6313951B2 - - Google Patents
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- JPS6313951B2 JPS6313951B2 JP12229578A JP12229578A JPS6313951B2 JP S6313951 B2 JPS6313951 B2 JP S6313951B2 JP 12229578 A JP12229578 A JP 12229578A JP 12229578 A JP12229578 A JP 12229578A JP S6313951 B2 JPS6313951 B2 JP S6313951B2
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明は、粘土焼成品、殊にタイル、陶板
瓦、土管その他の堅牢且つ軽量にして良好な成形
特性を有する製品の提供を可能とした製造方法の
開示に係るものである。
瓦、土管その他の堅牢且つ軽量にして良好な成形
特性を有する製品の提供を可能とした製造方法の
開示に係るものである。
（従来の技術及びその問題点）
従来より粘土焼成品の製造方法は種々存してお
り、夫々に特性を有していたものであるが、黒曜
岩等のガラス質の岩石を破砕し、これを焼成する
ことにより得られる真球単体状の気密気泡粒子を
骨材として粘土中に混練したものは存していなか
つた。
り、夫々に特性を有していたものであるが、黒曜
岩等のガラス質の岩石を破砕し、これを焼成する
ことにより得られる真球単体状の気密気泡粒子を
骨材として粘土中に混練したものは存していなか
つた。
即し、従来粘土焼成品について使用される軽量
発泡骨材は、真球単体状ではなく、外部に通ずる
多数の孔を有しているものであり、混練の際に水
が該孔内に侵入し、焼成歪を生じさせることがあ
つた。
発泡骨材は、真球単体状ではなく、外部に通ずる
多数の孔を有しているものであり、混練の際に水
が該孔内に侵入し、焼成歪を生じさせることがあ
つた。
（問題点を解決するための手段）
この発明は、叙上の従来技術における不都合に
鑑みて発明されたものであり、焼成を予定される
粘土中に適宜所要量の石綿と、Sio2，Al2o3，
Fe2o3，Tio2，Cao，Mgo，K2o，Na2oの成分の
焼成による真球単体状の気密気泡粒子と、
Na2o・nSio2・mH2o（但しｎ＝２〜４）よりな
る水ガラスとを、混練型成形して、乾燥し、1000
℃以上の温域内で焼成した瓦等粘土焼成品の製造
方法を提供するものである。
鑑みて発明されたものであり、焼成を予定される
粘土中に適宜所要量の石綿と、Sio2，Al2o3，
Fe2o3，Tio2，Cao，Mgo，K2o，Na2oの成分の
焼成による真球単体状の気密気泡粒子と、
Na2o・nSio2・mH2o（但しｎ＝２〜４）よりな
る水ガラスとを、混練型成形して、乾燥し、1000
℃以上の温域内で焼成した瓦等粘土焼成品の製造
方法を提供するものである。
（実施例）
以下、この発明の詳細を更に具体的にその一実
施例について説明するに、一種ないし二種以上の
粒度並びに鉱物組成を異にする石英、カオリナイ
ト、正長石、ソーダ長石並びにセリサイト等の瓦
用粘土を基本とし、該粘土に対し所要長さに切断
した石綿を曲げ強度、せん断強度を高めるために
混入し、又、粘土焼成品の組織中にガラス質より
なる独立気孔を多く作り吸水性の低減及び断熱特
性の向上と該粘土焼成品の軽量化を図る目的から
Sio2，Al2O3，Fe2o3，Tio2，Cao，Mgo，K2o，
Na2oを主成分とする黒曜岩を破砕し、これを焼
成することにより得られる真球単体状の気密気泡
粒子並びにNa2o・nSio2・mH2o（但しｎ＝２〜
４）よりなる水ガラスを混入し、ロールクラツシ
ヤー、真空土練機等を介して之を必要且つ充分に
混練し、次いでアイソタツクプレス、、金型プレ
ス、ローラーマシンないしはオーガー抽出機又は
流動鋳込、固形鋳込その他の手法をもつて型形成
し、乾燥工程、クスリ掛け工程等を介して1000℃
以上の高温域をもつて之を焼成したものである。
施例について説明するに、一種ないし二種以上の
粒度並びに鉱物組成を異にする石英、カオリナイ
ト、正長石、ソーダ長石並びにセリサイト等の瓦
用粘土を基本とし、該粘土に対し所要長さに切断
した石綿を曲げ強度、せん断強度を高めるために
混入し、又、粘土焼成品の組織中にガラス質より
なる独立気孔を多く作り吸水性の低減及び断熱特
性の向上と該粘土焼成品の軽量化を図る目的から
Sio2，Al2O3，Fe2o3，Tio2，Cao，Mgo，K2o，
Na2oを主成分とする黒曜岩を破砕し、これを焼
成することにより得られる真球単体状の気密気泡
粒子並びにNa2o・nSio2・mH2o（但しｎ＝２〜
４）よりなる水ガラスを混入し、ロールクラツシ
ヤー、真空土練機等を介して之を必要且つ充分に
混練し、次いでアイソタツクプレス、、金型プレ
ス、ローラーマシンないしはオーガー抽出機又は
流動鋳込、固形鋳込その他の手法をもつて型形成
し、乾燥工程、クスリ掛け工程等を介して1000℃
以上の高温域をもつて之を焼成したものである。
こゝで、焼成を予定される粘土を1000℃以上と
することは陶器具ないしせつ器質により近い粘土
焼成品を得るために特に予定されたものであつ
て、該粘土焼成品の焼き締めを十分に行うと共に
比較的高温域に溶解点をもつ黒曜岩より得られる
真球単体状の気密粒子等ガラス質からなる物質を
一部溶解し、もつて粘土焼成品の組成組織との一
体化をなすことによつて、吸水性のない構造力学
的にも良好な硬い且つ軽い粘土焼成品を得られる
ようにしたものである。
することは陶器具ないしせつ器質により近い粘土
焼成品を得るために特に予定されたものであつ
て、該粘土焼成品の焼き締めを十分に行うと共に
比較的高温域に溶解点をもつ黒曜岩より得られる
真球単体状の気密粒子等ガラス質からなる物質を
一部溶解し、もつて粘土焼成品の組成組織との一
体化をなすことによつて、吸水性のない構造力学
的にも良好な硬い且つ軽い粘土焼成品を得られる
ようにしたものである。
（効果）
この発明は、叙上における特長ある構成より以
下の諸効果を奏効し得たものである。即ち、 ａ 粘土焼成品中に真球単体状の気密気泡粒子を
混入したことにより、この粒子は水を内部に吸
収しないため、焼成に際して必要以上の水を要
さず、又従来よりの吸収水分の偏よりによる焼
成歪を生じさせることがない。
下の諸効果を奏効し得たものである。即ち、 ａ 粘土焼成品中に真球単体状の気密気泡粒子を
混入したことにより、この粒子は水を内部に吸
収しないため、焼成に際して必要以上の水を要
さず、又従来よりの吸収水分の偏よりによる焼
成歪を生じさせることがない。
ｂ 真球単体状の気密気泡粒子は耐熱、断熱特性
に優れているため、該粒子を軽量骨材として混
入したことによつて軽量特性並びに断熱、耐熱
特性の極めて良好な粘土焼成品を提供し得る。
に優れているため、該粒子を軽量骨材として混
入したことによつて軽量特性並びに断熱、耐熱
特性の極めて良好な粘土焼成品を提供し得る。
ｃ 構築物素材としてのこの種瓦、タイル等の重
量比率を極力軽減し、もつて構築物における耐
荷重性の安全比率を著しく高め得る。
量比率を極力軽減し、もつて構築物における耐
荷重性の安全比率を著しく高め得る。
ｄ 焼成品の軽量化を製品肉厚の削減によるもの
とし、かゝる肉厚軽量化に伴う焼成品の脆弱化
を混練石綿をもつて有効に補填し得る。
とし、かゝる肉厚軽量化に伴う焼成品の脆弱化
を混練石綿をもつて有効に補填し得る。
ｅ 焼成製品における耐衝撃性を著しく助長し、
製品表面におけるクラツクの生ずる余地を極力
減じ得る。
製品表面におけるクラツクの生ずる余地を極力
減じ得る。
ｆ 従前粘土焼成品における耐熱、断熱特性を更
に助長し耐火、耐熱素材として有効な活用を期
し得る。
に助長し耐火、耐熱素材として有効な活用を期
し得る。
ｇ 水ガラスの混入によつて表面光沢の作出と焼
成表面気孔の閉塞とを可能とし外観良好にして
耐熱性の著しく高い粘土焼成品を提供し得る。
成表面気孔の閉塞とを可能とし外観良好にして
耐熱性の著しく高い粘土焼成品を提供し得る。
ｈ 叙上における諸特性、とりわけ耐衝撃性の向
上をもつて成形品の肉薄化を可能とし、之が焼
成効率を高めると共に焼成品の有効な軽量化を
可能とし、各種の構築物、殊にツーバイフオー
等における荷重総量に一定の制約を有する構築
物の構成素材として最適である。
上をもつて成形品の肉薄化を可能とし、之が焼
成効率を高めると共に焼成品の有効な軽量化を
可能とし、各種の構築物、殊にツーバイフオー
等における荷重総量に一定の制約を有する構築
物の構成素材として最適である。
Claims (1)
- １ 焼成を予定される粘土中に適宜所要量の石綿
と、Sio2，Al2o3，Fe2o3，Tio2，Cao，Mgo，
K2o，Na2oの成分の焼成による真球単体状の気
密気泡粒子と、Na2o・nSio2・mH2o（但しｎ＝
２〜４）よりなる水ガラスとを、混練型成形し
て、乾燥し、1000℃以上の温域内で焼成したこと
を特徴とする瓦等粘土焼成品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12229578A JPS5551756A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Manufacture of clay burnt product like roofing tile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12229578A JPS5551756A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Manufacture of clay burnt product like roofing tile |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5551756A JPS5551756A (en) | 1980-04-15 |
| JPS6313951B2 true JPS6313951B2 (ja) | 1988-03-28 |
Family
ID=14832411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12229578A Granted JPS5551756A (en) | 1978-10-03 | 1978-10-03 | Manufacture of clay burnt product like roofing tile |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5551756A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63139257U (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-13 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61286259A (ja) * | 1985-06-12 | 1986-12-16 | 横井 繁延 | 陶土の製造方法 |
-
1978
- 1978-10-03 JP JP12229578A patent/JPS5551756A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63139257U (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-13 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5551756A (en) | 1980-04-15 |
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