JPS6217084A - 多泡体セラミツクス - Google Patents

多泡体セラミツクス

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Publication number
JPS6217084A
JPS6217084A JP15594085A JP15594085A JPS6217084A JP S6217084 A JPS6217084 A JP S6217084A JP 15594085 A JP15594085 A JP 15594085A JP 15594085 A JP15594085 A JP 15594085A JP S6217084 A JPS6217084 A JP S6217084A
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JP
Japan
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inorganic
multicellular
powder
balloon
ceramic according
Prior art date
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Pending
Application number
JP15594085A
Other languages
English (en)
Inventor
姉川 慎一
高宮 陽一
英雄 居上
田賀井 秀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nihon Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Shin Nihon Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は耐火性、断熱性に優れ、切断が容易であるとい
う特徴を有する、嵩比重0.3〜0.8g/cm3の多
泡体セラミックスに関するものであり、建築材料、構造
材料として利用するものである。
従来の技術 多泡体は発泡体とも言われ、閉気孔あるいは閉気孔また
はその両方を含む軽量材料で無機質のものとしてALC
(軽量気泡コンクリート)が良く知られている。このも
のは断熱性、吸音性、不燃性であり且つ切断が容易であ
る等の特徴を生かして広く使用されている。
発明が解決しようとする闇題点 しかしALCは不燃性であるが高温での耐火性という面
では不十分な材料であり、ALCを火炎に長時間さらす
と化学変化を起しボロボロになる。このため高温断熱材
にALCは使用できない。
本発明は耐火性、断熱性に優れ、且つ切断加工が容易な
、水に浮くほど軽いといったALCの特徴をそこなうこ
となく、且つ高温での耐火性を改良した建築材料、構造
材料を供給しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は無機質粉体、無機質バルーン、珪酸アルカリ、
水を混合、混練した坏土を板状に成型して乾燥し、その
後800〜1400℃で焼成することにより一体化した
嵩比重0.3〜0.8a/cm3の多泡体セラミックス
である。
すなわち、本発明の多泡体セラミックスは、(a)原料
の調合混線、(b)成型、(c)乾燥、(d )焼成の
4工程を経て製造される。
各工程の詳細を工程順に記載する。
(a >原料の調合混線 無機質バルーン100部にSi 02含有率が約30%
の珪酸アルカリ(以下珪酸アルカリと呼ぶ)25〜40
0部、無機質粉体50〜400部と任意の水を調合して
混線、均一に混合した坏土をつくる。
無機質バルーンは、焼成時更に膨らむといったものでな
い方が好ましく、黒曜石を発泡せしめたガラス質バルー
ン、真珠岩を発泡せしめたガラス質バルーン等が特に好
ましい。
又南九州のシラスを発泡せしめたシラスバルーンや石炭
灰中に存在するバルーンも好ましい。又バルーンの径は
5IDIll以下が好ましく、2IIIIQ以下が特に
好ましい。本発明実施例記載の無機質バルーンには「フ
ヨーライト」の商品名で市販されている長野県産黒曜石
を発泡せしめたバルーンと「明興パーライト」の商品名
で市販されている山形県産真珠岩を発泡せしめたバルー
ンを使用した。
珪酸アルカリの種類は珪酸ソーダ、珪酸力り等水溶性の
ものが好ましく、特に珪酸ソーダが好ましい。珪酸アル
カリの配合比率は無機質粉体重量の25〜100%が望
ましり、25%未満では強度面、100%を越えると加
工性の面から本発明に適さない。しかしながら強度を高
める方法、即ちフィラーを混合するとか、珪酸アルカリ
以外の他のバインダーを配合するといった他の方法を同
時に採用する場合は25%以下でも本発明の多泡体セラ
ミックスが製造できる。
無機質粉体の種類は乾燥収縮の小さな粉体であれば良く
、石炭灰、抗火石粉、珪石粉等が好ましい。なかでも石
炭灰は成型体乾燥強度が高く、粉砕が不要であり、耐熱
性も高いので特に好ましい。無機質粉体の配合比率は無
機質バルーン重量の50〜400%が望ましく、50%
未満では強度が弱く、建築材料、構造材料としては不適
であり、400%を越えると嵩高いという特徴を失う。
水の配合比率は該坏土が成型しやすい水分になるよう加
えるのが望ましく、少なすぎると成型体の乾燥強度が弱
くなり、多すぎると無機質バルーンと無機質粉体が分離
して、乾燥、もしくは焼成時のクラック発生の原因とな
り、成型むらができる。
無機質バルーン、無機質粉体、珪酸アルカリ、水の混合
は同時に行なっても、該4種原料を順不同で順次混合し
ても良い。
(b)成型 焼成収縮を見込んだ板状、塊状あるいは他の形状等任意
の大きさに成型するもので、成型方法は特に指定しない
(C)乾燥 坏土の水分を蒸発せしめるもので乾燥機、熱源は特に指
定しない。
(d )焼成 珪酸アルカリと無機質粉体あるいは無機質バルーンを反
応せしめ、常温下強い結合を発現せしめる工程で、80
0〜1400℃が好ましい。
焼成温度が800℃未満では珪酸アルカリの溶融、無機
粉体との反応が進まず、多泡体セラミックスの耐水性が
悪(なり、1400℃を越えると焼成時多泡体セラミッ
クスが歪み本発明に適さない。
尚周知の如く最適焼成温度は原料の種類、配合比率で変
る。
本発明実施例記載の焼成はすべてローラーハースキルン
で行なったが、本発明の主旨から当然のことながら、ロ
ーラーハースキルン以外の炉でも焼成に適する。
以上の如き方法で製造した本発明多泡体セラミックスは
高温下熱分解とそれによるクラック発生、劣化等を起す
ことのない、高温耐火性に優れた多泡体セラミックスで
あり、嵩比重が0.3〜0.8g/cm3と水に浮くほ
ど嵩高く、且つ嵩比重のわりに曲げ強度が大きく、鋸で
容易に切断できる易加工性を具備したセラミックスで、
多泡体ゆえに断熱性、吸音効果に優れた新しい建築材料
、構造材料である。
本発明の多泡体セラミックス表面に樹脂コーティングや
彩色を施したり、焼成前に釉を塗布するといった方法を
加味することは勿論可能である。
本発明記載の嵩比重は該多泡体セラミックスを金切鋸で
長方形に切出した試料の重量と体積(長さX幅×厚み)
との商である。
本発明実施例記載の曲げ強度は該多泡体セラミックスを
金切鋸で幅55〜60mmに切出した試験サンプルを東
洋ボールドウィン社製テンシロンでスパン距@ 90m
mにて測定した値である。
作   用 本発明の多泡体セラミックスは800〜1400℃で焼
成されたものであり、不燃性であることは勿論、少なく
とも焼成温度以下の温度で溶融、軟化、熱分解等により
強度劣化することのない耐火性を有している。又多孔性
のため熱衝撃にも強い。
本発明の多泡体セラミックスは無数の閉気孔を有してお
り断熱性と嵩高い性質を有している。
本発明の多泡体セラミックスは閉気孔を有しており吸音
効果がある。
実施例 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 粒径が2〜0.6mmの1号フヨーライト(フヨーライ
ト工業株式会社製)100部にJ珪酸ソーダ、3号(日
本化学工業株式会社製)50部を加え混練した混合物に
石炭灰(出光興産株式会社製)100部を加え混練しな
がら水を加えて坏土をつくった。
該坏土を長さ40cm、幅30cm、厚み2.5CII
Iの金型に広げ左官ゴテで押え、ならして成型体となし
、天日乾燥、その後遠赤外線ヒーターで乾燥した。
該乾燥成型体を磁製板に載せローラーハースキルンで1
050℃焼成し、多泡体セラミックスを製造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重は0.3h/CrR3、
曲げ強度は8.5kg/C1)2で水に浮いた。
実施例2 1号フヨーライト 100部にJ珪酸ソーダ、3号75
部を加え混練した混合物に石炭灰150部を加え混練し
ながら水を加えて坏土をつくった。
該坏土を実施例1に従って乾燥成型体となし、ローラー
ハースキルンで1070℃焼成し多泡体セラミックスを
製造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重は0.45g/c1、曲
げ強度は1).6kg/ cm2で水に浮いた。
実施例3 1号フヨーライト 100部にJ珪酸ソーダ、3号15
0部と石炭灰300部を加え混線しながら水を加えて坏
土をつくった。
該坏土を実施例1に従って乾燥成型体となしローラーハ
ースキルンで1070℃焼成し多泡体セラミックスを製
造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重は0.75g/cm3で
水に浮いた。
実施例4 粒径が2〜0.8mmの1号フヨーライト 100部に
J珪酸ソーダ、3号86部と抗火石粉(新島産)200
部を加え、混線しながら水を加えて坏土をつくった。
該坏土を実施例1に従って乾燥成型体となし、ローラー
ハースキルンで1050’焼成し多泡体セラミックスを
製造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重は0.62g/cm3、
曲げ強度は1) 、3kg/ cm 2で水に浮いた。
実施例5 1号フヨーライト 100部にJ珪酸ソーダ、3号60
部と珪石粉(ジ−クライト株式会社製)200部を加え
混練しながら水を加えて坏土をつくった。
該坏土を実施例1に従って乾燥成型体となし、ローラー
ハースキルンで1)00℃焼成し多泡体セラミックスを
製造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重はo、seg/Cm3、
曲げ強度は6.7kg/cm2であった。
実施例6 粒度0.3〜0.8II1mの明興パーライト待1号(
明興産業株式会社製)  100部にJ珪酸ソーダ、3
号100部、珪石粉200部を加え混練しながら水を加
え坏土をつくった。
該坏土を実施例1に従って乾燥成型体となし、ローラー
ハースキルンで1)00℃焼成し多泡体セラミックスを
製造した。
該多泡体セラミックスの嵩比重は0.48(1/Cll
12、曲げ強度は3,9ka/ cm2だった。
実施例7 実施例2で製造した多泡体セラミックスを20cm四方
の正方型に切出し、1200℃に加温したガス炉にいき
なり入れ、30分後いきなり取出すという熱衝撃試験を
行なったが、該多泡体セラミックス試験サンプルは収縮
、クラックの発生共認められなかった。
発明の詳細 な説明した如く、本発明の多泡体セラミックスは、AL
Cとはまったくちがった原料、製造方法からつくられた
多泡体で、ALCの特徴である断熱性、水に浮くほどの
軽量性、切断加工の容易性をそこなうことなく、且つA
LCにはない高温での耐火性をその性質に有す建築材料
、構造材料である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機質粉体、無機質バルーン、珪酸アルカリ、水
    を混合、混練した坏土を板状に成型して乾燥し、その後
    800°〜1400℃で焼成することにより焼結した嵩
    比重0.3〜0.8g/cm^3の多泡体セラミックス
  2. (2)無機質粉体として石炭灰を使用した特許請求の範
    囲第(1)項記載の多泡体セラミックス。
  3. (3)無機質粉体として抗火石粉を使用した特許請求の
    範囲第(1)項記載の多泡体セラミックス。
  4. (4)無機質粉体として珪石粉を使用した特許請求の範
    囲第(1)項記載の多泡体セラミックス。
  5. (5)無機質バルーンとして黒曜石を発泡せしめたガラ
    ス質バルーンを使用した特許請求の範囲第(1)項記載
    の多泡体セラミックス。
  6. (6)無機質バルーンとして真珠岩を発泡せしめたガラ
    ス質バルーンを使用した特許請求の範囲第(1)項記載
    の多泡体セラミックス。
  7. (7)珪酸アルカリとして珪酸ソーダを使用した特許請
    求の範囲第(1)項記載の多泡体セラミックス。
JP15594085A 1985-07-17 1985-07-17 多泡体セラミツクス Pending JPS6217084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01282169A (ja) * 1988-03-25 1989-11-14 Cabot Corp 低誘電率セラミック材料
JP2008219160A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Mitsumi Electric Co Ltd カメラモジュールコネクタ

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JPH01282169A (ja) * 1988-03-25 1989-11-14 Cabot Corp 低誘電率セラミック材料
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