JPS63139332A - スリツト露光光学系における画像コントラストコントロ−ル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光材料を使う複写機等の投影画像の明部や暗
部の階調を￥Ｉ４整して高画質を得るためのコントラス
トコントロールの方法に関する。

〔発明の背景〕

感光材料上に原稿画面を光学系によって結像させて画像
形成する場合、そのでき上りコントラストは、感光材料
の感廖特性に上るところが−にきいが、露光方法によっ
てもコントラストは変えられることが知られでいる。即
ちコントラストが高（で、暗部や明部の詳細がっ」これ
てしまうのを副露光として微弱な一様光を像露光に重複
して与えることによって救済する方法である。

従来、写真のデユーブリケージ１ン（複製）用として、
像露光光の他にストロボ等で一様光を与える方法が実用
化されている。そして、例えば西独ルムティプリッッ社
製のプレフラッシュユニットを使う方法でこれは３５１
ＦＪｌや６×６判などのスライドのような静止した小型
画面の複製に使われていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしＡ　３、Ａ　４、Ｂ　４、Ｂ　Ｓなどの大きい画
面をスリット走査で像露光する場合に露光面がスリット
状で移動するから露光面全体を移動し終るまで副露光も
大きな光源で点灯を続けなければならずｉｌｌ露光を別
光源で照明する場合にはその均一さと共に点灯のタイミ
ング制御が複雑である。

このよう１こコントラストコントロールのために走査露
光系に別光源を使用すると、装置が大型になり制御もむ
つかしくなる。本発明はこのような問題点を解決して特
に別光源を設定することなく、走査露光系によって得ら
れる硬調の画像のコントラストコントロールをコンパク
トに達成する方法を提供することを目的にする。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的は、照明された原稿をスリット走査し光学系に
よりその像を感光材料面上に形成させる露光方法おいて
、原稿のスリット開口部近傍の一部を光拡散性部材で遮
蔽し、感光材料上に原稿の像と光拡散性部材の一様露光
を形成させることを持金とする画像コントラストコント
ロール方法によって達成される。

〔実施例〕

本発明の方法を採り入れた複写装置の１実施例を第１図
に示す概略断面図によって説明する。しかし本発明はこ
の実施態様に限定されるものではない。

この複°写装置１は感光材料（以下単に感材という）の
供給搬送部５０と原稿台２上の原稿を該感材上に走査し
て像露光すると共に副露光する移動光学系を含む露光装
置３と現像、漂白定着、安定化及び乾燥を行う処１１！
部２４から構成されている。

感材の供給搬送部５０は露光装置３及び処理部２４の右
方にユニットとしで設けられ、右端に感材ロール５４を
装填したマガジン５３がｖｃ着されている。

感材はマがノン５３から駆動ローラ６０及び押圧ローラ
６１によって挟持されて繰り出され、計尺カッター５７
でシート状感材になり、図示してないがイドシュートに
案内され〃イドローラ５８を経て像露光位置４０及び均
−拡散光照射位置４１で像露光及び副露光としての均一
拡散光を受は駆動ローラＮ６２゜６３〃イドローラ５９
及び図示してないがイドシュート等の補助搬送ｌ！構の
たすけによって処理部２４に搬送される。処理部２４で
は露光済みの感材は現像槽２５、漂白定着槽３０、第１
、第２の水洗代替安定化槽３１．３２を経て、乾燥ボッ
クス３５で乾燥後回収される。

つぎに露光装置３について説明する。該装置３は複写装
ｆｉｌの上部に配置され、原稿台２上の原稿を第１移動
台４Ａ上の反射鏡４Ｂ（一般的には楕円面鏡が使われる
）付き露光ランプ４と反射鏡５、第２移動台６Ａ上の反
射鏡６，７及び投影レンズ８によって走査し露光位置４
０に結像させるようにしである。又反射鏡４Ｂには後述
する光拡散板、８０及びそのスライド調節機構が装着さ
れている。

ここに第１移動台４Ａの走査速度は露光位置４０を通過
する感材の搬送速度に同期させてあり、又第２移動台６
Ａの移動速度の２倍にしてあり、原稿上の各走査位置か
ら露光位置４０までの光学バスの長さが一定になるよう
にしである。更に投影レンズ８には絞り１２Ａが設けら
れ絞りモータによって、第１図の紙面で上下の方向に開
閉できるようになっている。又色バランス補正のための
色補正フィルター枠１４Ａがモータによって＠ｉ図の紙
面に垂直な方向に移動し、調節できるようにしである。

つぎに、この露光装置３に付与させたコントラストコン
トロール機能について説明する。ｆｐＪ１図及び第２−
Ａ図に示すように第１移動台４Ａ上の反射ｆＩｔ４Ｂ（
楕円面鏡）の上部、原稿台２に近い域に原稿面と平行且
つ走査方向に直角に原稿幅以上の長さをもつ光拡散性部
材８０を設け、更に反射鏡５に至る像露光光軸上に同じ
く原稿幅以上の長さをもち該光拡散性部材８０に平行な
スリット窓１５を設け、同じく原稿幅以上の長さをもち
該光拡散性部材に平行な棒状の露光ランプ４の照射光に
よってでさる前記スリット窓を通過する像露光光と光拡
散性部材８０による均一拡散光は反射鏡５及び第２移動
台の反射鏡６，７にお互い異なる光束で入り、投影レン
ズ８を経て、第１図の１６ａで表わす位置に原稿像を、
８０ａで表わす位置に均一拡散光像を結像する。したが
って光拡散性部材による均一拡散光がスリット窓を通過
して結像する位置は原稿光の光軸Ｃよりも第１図の紙面
で下方のしかも感材搬送面に面より後方の位置８０ａに
なる。したがって通過する感材面Ｋにはその結像束とほ
ぼ等しい像光束８０ｂが副露光としての均−拡散光照射
位ｒｆ１４１で照射されることになる。そして該位置４
１は像露光位置４０の若干下流側になっている。これが
副露光となるものである。これは像露光と同じ光源であ
る露光ランプ４から発生したらのであって、ｌ−かも同
じフィルター構成の同じ投影レンズを通Ｉ７て発生する
ものであり、像露光と等質の副露光光としての均一拡散
性を得たわけである。そしてこの副露光は像露光位置と
近接して同時に露光されている。像露光位置４０及び副
露光光照射位置４０における原稿像と拡散光像の配分図
は第３−Ａ図の」；うになる。それゆえ像減衰が起こら
ないうちに副露光ができることになり画像形成上良好な
条件下にあるといえる。

ここに光拡散性部材８０は第１図及び第２−Ａ図に示す
位置に設けであるが別の実施例では第２−Ｂ図に示すよ
うに反対側にもうけである。この場合感材への副感光照
射は第３−Ｂ図に示すように像露光の上流側になるが効
果は同じである。尚、反射ＪＲ４Ｂの遮光部８１は原稿
反射光を制限する役目と共に光拡散性部材８０の光量１
１整のためスライドのガイドの役目をもたせである。

又副露光光の強さとしては実験では像露光光の材８０の
走査方向へ−のスライド１こよる大外さの加減によって
調節することが容易でＪ）る。

このような本発明の実施例の装置を使って副露光と像露
光を行い成るモノクＬｌ感材に対ｌ−での露光量と現像
仕上り濃度曲線の関係をプロットした結果が第４図のよ
うになる。

第４図においては簡単のためにフィルターは使わず絞り
ら開放のよよとした。８曲線はオリジナルであり、副露
光はかけてなく、γも立っておりＤ輸ａｘもかなり高い
硬調の感材であることがわかる。

これに副露光と１−での均一拡散光量を像露光の強が、
Ｊ、Ｌの各曲線である。５曲線に見られるように、１及
び足部の直線部が増加すると共にγは低くなり、良好な
階調と軟らかさが得られるようになりハイライト部の階
調がよくなり、暗部の陰影の表現がより良好になってフ
ントラストが適正なものとなった。しかし、あまり、副
露光量を過なりねぼけてくる。カラー感材に対しても第
５図に示すようなシアン、マゼンタ、イエローの各分光
特性に全く同様の効果が得られた。

即ち、各分光特性のＨｅ、　ＨＭ　、１（ｙに対して副
露光された分光特性はＪｃ、Ｊｌ−１、Ｊｙの曲線を示
し、明部、暗部が適性になりつぶれのないコントラスト
の良好な状態が得られている。

本実施例では像露光及び副露光が必要時のみに照射され
それ以外のときは未露光の感材をかぶらせることを防止
するため、各露光が遮断されるようなシャッター機構１
７．１８が第１図に示すように感材にの搬送面の近くに
設けられている。

上記実施例では像露光光源からの光の一部を取り出し、
副露光を行っているが、本発明はこれに限らず、露光ラ
ンプ４、反射Ｉ！！５からなる走査ユニット又は反射ｆ
ｉ６．７からなる走査ユニットのいずれかに、像露光光
源とは別に副露光光源を設けることが可能である。しが
し、本実施例の方がはるかにコンパクトなものとなる。

〔発明の効果〕

本発明により装置を大型にすることな〈従来の像露光装
置を利用して光質の同じ副露光をその強度を選定して一
様確実に施すことができるようになり、低コストで効率
が高く、階調性のよい複写画像が得られる画像コントラ
ストコントロール方法を確立できた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法を採用した１実施例である複写装
置の概略断面図、第２−Ａ図及Ｖ第２−Ｂ図は、第１図
の露光部の拡大図、第３−Ａ図及びｆｆ１３−Ｂ図は、
結像面における原稿像と拡散光像の配分図、第４図及び
第５図は本発明の方法によって得られる副露光効果を示
す特性曲線群である。 １　・・・複写装置 ２　・・・原稿台 ３　・・・露光装置 ４　・・・　露光ランプ ４Ａ・・・第１移動台 ４Ｂ　・・・反射鏡（楕円面鏡） ５．６．７　　・・・反射鏡　　６Ａ　・・・第２移動
台８　・・・投影レンズ １２Ａ　　・・・　絞り １４Δ　・・・色補正フィルター枠 １５・・・　スリット窓 １６・・・原稿位置 １６ａ・・・原稿画像結像位置 １７、１８・・・　シャッター　　２４・・・処理部４
０・・・像露光位置　　４１・・・副露光位置５０・・
・供給搬送部　　５３・・・　マ〃シン５４・・・感材
ロール　　５７・・・　カッター５８．５９・・・　ガ
イドローラ ６０・・・駆動ローラ ６１・・・押圧ローラ ８０・・・光拡散性部材 ８０ｇ・・・均一拡散光結像位置 ８０ｂ・・・感材面における均一拡散光束照射位置８２
・−・原稿面 出願人　　小西六写真工業株式会社 第４図 、＝、Ｅ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 照明された原稿をスリット走査し光学系によりその像を
   感光材料面上に形成させる露光方法において、原稿のス
   リット開口部近傍の一部を光拡散性部材で遮蔽し、感光
   材料上に原稿の像と光拡散性部材の一様露光を形成させ
   ることを特徴とする画像コントラストコントロール方法
   。