JPS63139199A - 抗ヒトIgEモノクロ−ナル抗体及びその用途 - Google Patents

抗ヒトIgEモノクロ−ナル抗体及びその用途

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JPS63139199A
JPS63139199A JP61284405A JP28440586A JPS63139199A JP S63139199 A JPS63139199 A JP S63139199A JP 61284405 A JP61284405 A JP 61284405A JP 28440586 A JP28440586 A JP 28440586A JP S63139199 A JPS63139199 A JP S63139199A
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human ige
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human
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JP61284405A
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Toyoji Hozumi
穂積 豊治
Eikai Kiyo
許 栄海
Hideki Suzuki
秀規 鈴木
Masamitsu Sasaki
佐々木 真実
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Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヒトIgEに対して特異的に反応する抗ヒ
トIgEモノクローナル抗体に関する。
また、本発明は」−記抗体を用いるヒトIgEの免疫化
学的測定法及びそのためのキットに関するものである。
〔従来の技術〕
免疫グロブリンE(IgE)は石板ら〔LImmuno
loBz、 97.75(1966))により1966
年に発見されて以来、その生物学的意義及び免疫化学的
性状が急速に明らがκされてきた。特にIgEが、アレ
ルギー疾患における重要な指標となることから、血中I
gE量の測定は臨床検査上非常に重要な項目である。現
在まで、このIgEの測定に使用する抗体としては、ヒ
トIgEを用いて動物を免疫して得た抗血清を使用して
きた。しかし、この抗血清は、元来、問題とする抗原以
外の抗原に対する抗体を比較的大量に含むものであり、
特異的な抗体の含量は必ずしも高くなく、目的以外の抗
原との交叉反応性も大きい。しかも、目的の抗原に対す
る抗体であっても、それぞれ特異性の異なる多くの抗体
の混合物(ポリクローナル抗体)であり、均一な抗体分
子から成る抗血清を得ることは不可能である。また、そ
の供給源を動物の血清とすることから抗血清を大量に調
製するのが事実上不可能である。
一方、細胞融合技術(Nature、 256.495
−497(1975) )が紹介されて以来、この技術
を用いて種々の抗原に対するモノクローナル抗体が作製
されてきた。この技術を用いることにより、前述のよう
な問題点が解消され、目的の抗原に対して特異性の高い
単一の抗体を大量に調製することが可能となった。ヒト
の免疫グロブリンに対するモノクローナル抗体も作成さ
れ報告されている〔東ドイツ特許11に2308’84
.隘230B78.隔230879等〕。
一般に、IgEは重鎮(H鎖)および軽鎖(L鎖)から
成り、重鎮はIgEとしての特徴を表現するε鎖である
。軽鎖は、に及びλの2種類の型が存在し、従ってIg
Eはその軽鎖によって2つの型(IgE/に)、(Ig
E/λ)に分類することができる。そして、ヒトIgE
に対するモノクローナル抗体も知られているが(上記文
献)IgEの軽鎖による差異を認識できるモノクローナ
ル抗体は知られていない。
IgEはアレルギー疾患における重要な指標となること
から、血中[gE?ff1度の測定は臨床検査上非常に
重要な項目である。現在まで、このヒトIgEの免疫学
的測定に使用する抗体としては、ヒトIgEで動物を免
疫して得た抗血清を用いてきた。しかし、この抗血清は
、ポリクローナル抗体が有する前記のごとき欠点を有し
、特に、不溶性担体に結合させて試料中の抗原と反応さ
せ、これを固相に捕捉する為の抗体として用いる場合、
この交叉反応性が問題となる。モノクローナル抗体を用
いることによって、このような欠点を解消することが可
能となり、目的の抗原に対して高い特異性をもつ測定法
が確立されている。モノクローナル抗体を不溶性担体に
結合して作製した同相を用いることでヒトIgEのみを
試料中がら捕捉することが可能で、これを例えばパーオ
キシダーゼ結合抗ヒトIgE抗体で検出測定することに
よりIgEを測定することは知られている(Meth。
ハ又戸悼よ、70.419(1980)、米国特許No
、4539292特開昭60−108755等〕。
しかしながら、このような方法によっては、L鎖がに型
であるIgE(に型IgE)を測定しているのか又はL
鎖がλ型であるIgE(λ型IgE)を測定しているの
か、あるいはこれらの両者を測定しているのか明らかで
なかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って本発明は、に型1gB及びλ型IgEに対する反
応性が明確にされているモノクローナル抗体、並びにこ
の様なモノクローナル抗体を使用してに型1gB及びλ
型IgEを判別測定することができる免疫化学的測定方
法及びそのためのキットを提供しようとするものである
〔問題を解決するための手段〕
本発明者等は、前記の特徴を有するモノクローナル抗体
を造成すべく、細胞融合技術を用いて融合細胞を得、こ
れをスクリーニングすることによって、上記特徴を有す
るモノクローナル抗体を産生ずる融合細胞を選択するこ
とに成功し、この発明を完成した。
従ってこの発明は、ヒト免疫グロブリンE(IgE)に
対して特異的に反応することを特徴とする抗ヒI−1g
 Eモノクローナル抗体;ヒト免疫グロブリンE(Ig
E)の免疫化学的測定法であって、(1)ヒl−1gB
に対して特異的に反応する第1の抗ヒトIgE抗体を固
定化した固体担体とヒトIgEを含有すると予想される
測定対象試料とを接触せしめる段階、(2)前記段階(
1)と同一の段階又は異る段階として、前記固体担体を
、前記第1の抗ヒト■gE抗体と結合するIgEの抗原
決定基と異る抗原決定基に結合する標識された第2の抗
ヒトIgE抗体と接触せしめる段階(これら第1の抗ヒ
トIgE抗体及び第2の抗ヒl−1g E抗体の内生な
くとも一方はモノクローナル抗体である)、及びに、(
3)前記固体担体に固定された標識、又は固定されなか
った標識を測定する段階を含んで成る方法;並びに、ヒ
ト免疫グロブリンE(TgB)に対して特異的に反応す
る抗ヒI−r g Eモノクローナル抗体、又は固体担
体に固定化された前記モノクローナル抗体を含んで成る
ヒトIgE測定用キットを提供する。
〔具体的な説明〕
1、 モノクローナル抗体の製造 この発明に係るモノクローナル抗体の製造は、以下の通
りである。まず、■動物をヒトIgEで免疫することに
より抗体産生細胞を調製し、■この細胞と腫瘍細胞とを
融合させることによりハイブリドーマを得、そして■前
記の特徴を有する抗ヒトIgEモノクローナル抗体を産
生ずるハイブリドーマを選択する。そして■このバイプ
リドーマを培養して、■培養物から目的とする抗ヒトI
gEモノクローナル抗体を得る。なお、上記の一般的方
法それ自体は公知であり、例えば、特公昭5B−454
07、特開昭59−128397号各公報及びJ。
Immunol、 Methods、 39285〜3
08(1980)等に従って行うことができる。
(1)抗原 本発明のモノクローナル抗体を産生ずる細胞を調製する
ための免疫原としてはヒトIgEを含有する任意の材料
を使用することができ、例えばヒトIgEミエローマI
[[J’?、I g Eミエローマ細胞(例えばSKO
−007細胞)の培養液、後に具体的に記載するように
して遺伝子工学的に製造したヒトIgE等を使用するこ
とができる。
(2)抗体産生細胞の調製 抗体産生細胞は、動物を抗原で免疫したのち肺細胞を摘
出し公知の方法〔例えば、底置Methodsin E
NZYMOLOGY、 73.14(198])アカデ
ミツクブレス刊を参照のこと〕に従って調製することが
できる。また、試験管内でBリンパ系細胞を抗原で感作
することによっても調製できる〔特願昭59−2125
78号「抗体産生細胞の調製法」参照〕。
本発明においては、例えばマウスの腹腔内に前記のよう
な抗原を投与したのち(初回免疫)、10日後に免疫操
作(追加免疫)を行い、最終免疫から3日後に動物から
肺細胞を摘出後、抗体産生細胞を調製する。
(3)細胞融合 上記で調製した抗体産生細胞と腫瘍細胞とを融合剤の存
在下で融合させ継代培養可能なハイブリドーマを得る工
程である。このような細胞融合操作はNature(前
記) 、、 J、Immunol、Methods(前
記)、底置「単クローン抗体−ハイブリドーマとELI
S八」p50〜60講談社サイエンティフィク刊等を参
照して行うことができる。本発明の場合は、例えば、上
記抗体産生細胞と腫瘍細胞f13−X63−AgaU+
 (P、Ul)[Methods in ENZYMO
LOGY、73.3−46 (1981))との融合を
RPMI−1640培地中、約40%ポリエチレングリ
コール(PEG)存在下で行う。
(4)ハイブリドーマの選択 所望ハイブリドーマの選択は、まず本発明で用いたP3
υ1のような腫瘍細胞である場合、HAT培地(ヒボキ
サンチン、アミノプテリンおよびチミジンを含量するR
Pl’1l−1640培地) 5cience、145
 +709(1964) )で行う(Methods 
in ENZYMOLOGY、73゜16〜18(19
81))。
ついで上記操作で得られたバイプリドーマをさく12) らに培養し培養上清の分析(抗体の存在の確認)を行う
ことにより所望抗体を産生じているハイブリドーマを選
択する。培養上清の分析は、プラーク法、凝集反応法、
ラジオイムノ・アッセイ法等があるが、簡便なものとし
て通常はELISA法(Methods in ENZ
YMOLOG’/、70 、419−439(1980
)等〕によって行われる。
(5)ハイブリドーマの培養 常法に従ってハイブリドーマを生育培地〔例えばRPM
I−1640培地(10〜20%ウシ胎児血清(FC8
含有)〕中で培養するか(Methods in EN
ZYMO−LOGY、 73 、42−43(1981
))あるいは、ハイブリドーマをこの細胞が増殖可能な
実験動物(マウス、ラット等)の腹腔内に投与し生体内
で培養することにより行う (Methods in 
[NZYMOLOGY、?’3 、43−44(198
1))。
(6)抗体の回収 抗体は、常法に従って生育培地でハイブリドーマの生育
を行った場合は培養上清より、また、実験動物の生体内
でハイブリドーマの増殖を行った場合は動物の腹水より
、常法(例えば硫安分画法)に従って回収することがで
きる。さらに、ゲル濾過法、イオン交換クロマトグラフ
ィー法、アフイニティ力うムクロマトグラフィー法、あ
るいはこれらを適宜組み合わせることにより高抗体価の
精製標品を得ることができる〔底置rMONOcLON
ALANTIBODIES]405(1980)、Pl
enum Press刊〕。
豆り侍異牲Ω薙ル 造成したモノクローナル抗体の特異性の確認はIgEを
固定化した系を用いる前記ELISA法に従って行なう
ことができる。交叉反応性の確認には、ELISA法を
用いることができる。この場合、固定化した抗原として
、ヒト血弱、ヒト血清ガンマグロブリン分画、ヒトIg
G、I  gM、TgA。
Bence−Jonesタンパク質(に型およびλ型)
を用いる。
2、モノクローナル−の生 本発明のモノクローナル抗体の性質を、実施例において
具体的なデータとして示す。
この発明のモノクローナル抗体はヒト血漿、ヒトγ グ
ロブリン画分、ヒトIgG、IgM。
1 g A 、  Hence−Jonesタンパク(
に型)および(λ型)などのヒトIgE以外の血清タン
パクとはまったく反応セす、IgEに対する特異性の高
いものである。
この発明のモノクローナル抗体は、に型IgE及びλ型
IgEの両者に対して反応するもの、及びこれらの内の
いずれか一方とのみ特異的に反応するものを包含する。
このことは、実施例3において詳細に説明する。
本発明のヒト■gEの測定方法においては、種々の免疫
測定法を用いることができる。代表的な例として次の方
式を挙げることができる。
(1)■本発明の測定方法の測定対象であるヒトIgE
と結合することができる第1の抗体を固体用体に結合せ
しめ、これを測定対象試料液と接触−1しめる。これに
より試料液中の測定対象ヒトTgBが固体担体に結合し
ている抗体と結合して該ヒトIgEが固定化される。■
さらに、前記測定対象ヒl−IgEの前記の抗原決定基
以外の抗原決定基と結合する標識された第2抗体と接触
せしめる。■と■は同一段階として、又は別個の段階と
して行うことができる。これにより標識された第2抗体
が測定対象ヒトIgEの量に依存して固体担体に固定化
される。0次に、固体担体に固定化された標識、又は固
定化されなかった標識をその標識の種類に依存して選ば
れた方法により測定する。
(2)前記(1)の方式の段階■を行った後、■前記の
第2抗体と同様の抗体であるが標識されていないものと
接触せしめ、さらに■この標識されていない第2抗体に
対する抗体(第3抗体)であって標識されているものと
接触せしめ、■次に固体抗体に固定化された標識又は固
定化されなかった標識を測定する。
抗一体 本発明の方法の第1の方式によれば第1抗体及び標識さ
れた第2抗体を用いる。これらは両者と(I6) も本発明のモノクローナル抗体であることができ、ある
いは一方がモノクローナル抗体で他方がポリクローナル
抗体であることができる。
このポリクローナル抗体は公知の常法に従って調製する
ことができる。例えば、ヒトIgEを含有する材料を免
疫原として実験動物(マウス、ラット、ウサギ等)に注
射して生体内でその抗原に対する抗体を産生させたのち
採血し、この血液中の血球・フィブリンを除いて血清を
得、さらに必要であればDEAEセルロースカラムクロ
マトグラフィー等の常法に従って精製することにより、
ポリクローナル抗体を得ることができる。
本発明の第2の方式によれば、前記の第1抗体及び第2
抗体のほがκ、第2抗体に対する抗体(第3抗体)であ
って標識されているものを使用する。この第3抗体とし
ては、例えば第2抗体としてウサギ抗体を使用する場合
には、ヤギ抗ウサギ抗体を使用することができる。これ
は市販品を用いることができる。
上記のような測定において、モノクローナル抗体として
、に型IgF、及びλ型IgEの両者に対して反応する
ことができる抗ヒト−IgEを使用することによりに型
IgE及びλ型tgEの合計量を測定することができ、
他方に型IgEのみと特異的に反応する抗ヒトIgEモ
ノクローナル抗体を使用することにより試料中のに型I
gEのみを特異的に測定することができ、同様にしてλ
型IgEのみと特異的に反応する抗ヒトIgEモノクロ
ーナル抗体を使用することにより試料中のλ型IgEの
みを特異的に測定することができる。
また、上記3種類の抗ヒトIgEモノクローナル抗体の
内、2種類を用いる2つの測定を行うか、又は3種類を
用いて3つの測定を行い、これらの結果を比較すること
により、試料中に存在するIgEがに型であるか、λ型
であるか、又はこれらの混合物であるかを判定すること
ができる。
、i びその   法 本発明においては、第2抗体、又は第3抗体のいずれか
を標識して使用する。・この標識としては、免疫化学的
測定法において常用されている任意の標識を使用するこ
とができ、例えば放射性同位元素、例えば+31 ■、
  1331 、14c 、  :lH等(ラジオイム
ノアッセイ;RIA);酵素、例えばパーオキシダーゼ
(例えば西洋ワサビパーオキシダーゼ)、アルカリホス
ファターゼ、β−ガラクトシダーゼ等(エンザイムイム
ノアソセイ;EIA);螢光物質、例えばフルオレソセ
インイソシアネート、ローダミン等(フルオロイムノア
ッセイ;FIA)等を使用することができる。これらの
標識を抗体等の蛋白質に付加する一般的方法はすでに知
られており(例えば、J、 1listo。
Chew、 Cytochem、、22 、1084(
1974)、Immunochemi−story、 
6 、43(1963) 、 1bid、 !、87H
1971) 、J。
Biochem、、 78 、235(1975) 、
および底置rF1uorescent Antibod
y MethodsJアカデミツク・プレス刊等を参照
のこと〕、それらの方法を本発明において使用すること
ができる。
また、これらの標識の検出方法としては、これらそれぞ
れの標識について常用されている検出方法を用いること
ができる。
例えば、標識として酵素を用いる場合、その基質として
、例えば西洋ワサビパーオキシダーゼに対しては過酸化
水素、アルカリホスファターゼに対してはパラニトロフ
ェノール・リン酸やフェノール・リン酸、β−D−ガラ
クトシダーゼに対してはオルトニトロフェノール−β−
D−Xガラクトシドが考えられる。
皿体担体 本発明においては、第1の抗体を固体担体に固定化して
使用する。このような固体担体として、免疫化学的測定
法において常用されている任意の材質及び形状の固体担
体を使用することができる。
材質としては例えばポリスチレン、ポリカーボネート、
アミノアルキルシリルガラス、シリコンゴム等があり、
形状としてはマイクロプレート、チューブ、キュヘット
、ビーズ、スティック、ロッド、ディスク等がある。
m昼(ハ)友鼾 本発明においては、前記の各種の材料の他に種々の試薬
が使用される。例えば、第1抗体を固体担体にコートす
るためにコーティング緩衝液が使用され、この緩衝液と
しては、例えば炭酸緩衝液(pH9,7〜10.0) 
、PBS (−)等を使用することができるが、これに
限定されない。また、分析サンプル中のヒトIgF、の
濃度を測定可能な範囲内にするために稀釈用緩衝液が使
用され、この緩衝液としてウシ血清アルブミンを含有す
る場合があるPBS (−) 、生理食塩水、トリス緩
衝液等を使用することができる。さらに、測定実施の各
反応段階において固体担体を洗浄するために洗浄液が使
用され、このために例えばPBS (−)−Tween
 (PBS ()にTween 20を0.05%濃度
に溶解したもの〕を使用することができる。さらに、標
識として酵素を使用する場合、使用する酵素の種類に応
して基質溶液が使用される。この基質として例えば前記
したものを使用することができる。基質溶液を調製する
だめの緩衝液としては、標識として使用する酵素の種類
により異るが、例えば0.1Mクエン酸緩衝液、酢酸緩
衝液、等を使用することができる。
揮1y運線施 第1抗体を固体担体に固定化するためには公知の方法を
用いることができる。例えば、第1抗体を前記のコーテ
ィング緩衝液に0.1〜100μg/m1の濃度に溶解
し、これを固体担体に適用し、そして0℃〜37℃にて
0.5〜16時間インキュベートする。次にコーティン
グ溶液を除去し前記の洗浄液で数回洗浄する。
測定に当っては、必要に応じて測定用サンプルを前記の
稀釈用緩衝液により稀釈する。本発明の方法の測定感度
は10 I U −1001U/m#であるから、サン
プル中のヒトIgE濃度が10〜1001U/rrlと
なるように稀釈するのが好ましく、サンプル中のヒトI
gE?aK度が予測できない場合には複数段階の稀釈液
を調製し、これらを使用するのが好ましい。
次に、必要に応じて上記のように稀釈されたサンプルと
第1抗体が固定化されている固体担体と接触せしめ、イ
ンキュベートする(第1段階)。
このインキュベーションは0℃〜37°Cにて30〜1
20分間行うのが好ましい。次にサンプルを除去し、前
記洗浄用液により固体担体を数回洗浄することにより固
体担体に非特異的に付着しているサンプルを除去する。
次に標識された第2抗体の溶液を前記洗浄された固体担
体と接触せしめることにより、第1段階において固定化
されたヒトIgEと第2抗体とを特異的に結合せしめる
。固体担体と接触せしめる第2抗体の溶液中の第2抗体
の量が固体担体に固定化されたヒl−IgEの量に比べ
て過剰となることを条件として、第2抗体溶液中の第2
抗体の濃度及び該溶液の使用量は任意に選択することが
できる。第2抗体溶液中の第2抗体の濃度は好ましくは
1〜101 U/r+1である。
上記の方法に代えて、第1段階と第2段階とを同一段階
として実施することができる。この態様においては必要
に応じて稀釈されている場合があるサンプル溶液と上記
第2抗体溶液とを混合して固体担体に適用するか、又は
これらの溶液のそれぞれを同時に固体担体に適用するこ
とにより行うことができる。この場合、0℃〜37°C
にて30〜120分間インキユヘートするのが好ましい
次に、抗原に結合していない第2抗体等を除去するため
、前記の洗浄用液によって固体担体を洗浄する。
次に、固体担体上に固定化された標識を定性的又は定量
的に測定する。この測定方法は標識の種類によって異り
、常法に従って行うことができる。
例えば、標識が放射性同位元素である場合、液体シンチ
レーションカウンター、オートガンマ−カウンター等を
用いて放射能を測定する。また、標識が螢光物質である
場合、螢光量を分光光度計を用いて測定する。さらに、
標識が酵素である場合、その酵素の基質溶液を前記固体
担体と接触せしめる。例えば、標識として西洋ワサビパ
ーオキシダーゼを用いる場合、基質としての5mM過酸
化水素及び発色剤としての2,2′−アジノビス(3−
エチルヘンジチアゾリン)−6−スルホン酸(ABTS
と略す)2.5mMを含む0.1 Mクエン酸緩衝液を
用いるのが好ましい。
次に、例えば室温で5〜15分間イ分間インキュナート
とにより酵素反応と発色を行い、反応を停止した後発色
の程度を常法に従って測定する。
測定された標識活性から抗原濃度を知るには、常法に従
って予じめ標準抗原と最終段階での標識活性との関係か
ら検量線を作成しておき、この検量線と被検液の吸光度
とを照合すればよい。
なお、前記の標識された第2抗体の代りに、標識されて
いない第2抗体及び標識された第3抗体を用いることも
できる。
泄4U肪[ヱ」□ 本発明の第1の態様のキットは前記第1抗体としての抗
ヒトIgE抗体調製物を含んで成り、第2の態様のキッ
トは前記第1の抗体を固定化した固体支持体を含んで成
る。第2の態様のキットは第1抗体が固定化された固定
担体を含むのに対して、第1の態様のキットは固定化さ
れていない第1抗体を含み、第1抗体の固体支持体への
固定化はキットの使用者によって行われる。
これらのキットはさらに第2抗体としてのラヘルされて
いる場合がある抗ヒlIgE抗体を含むことができるが
、このようなポリクローナル抗体は市販されており、容
易に調達できるから、必ずしも本発明のキットに含める
必要はない。
これらのキットはさらに、第3抗体を含むことができる
。しかしながら第3抗体は市販品を使用することができ
るため、必ずしも本発明のキットに含める必要はない。
また、第1の態様のキットには固体担体を含めることが
できるが、これも常用の市販品を使用することができる
から、本発明のキットに含める必要がない。
前記第1抗体く第1の態様の場合)、第2抗体、第3抗
体は、固体標品であってもよく、すくに使用することが
できる溶液の形であってもよく又、測定に際して適当に
稀釈して使用する濃厚溶液の形であってもよい。キット
が、これらを溶液の形で含む場合、この溶液には測定に
悪影響を与えない防腐剤を加えることができる。
この発明のキットは、上記のものを含んで成るが、測定
の便宜のために前に記載した他の試薬、例えば稀釈用溶
液、コーティング緩衝液、洗浄用溶液、標識が酵素であ
る場合には酵素基質及び発色試薬等を含むことができる
。しかしながらこれらは、測定者において常法に従って
容易に調製することができ、又は入手することができる
ものである。従ってこれらを含まないキットも本発明の
範囲内のものである。
〔発明の効果〕
本発明のモノクローナル抗体は、ヒl−1g Eと特異
的に反応し、他の血清成分とは反応しないので、ヒトI
g、E測定用として臨床検査、診断に、使用することが
できる。さらには、IgEの軽鎖による特異を認識でき
るので、軽鎖の型の違うヒトIgEの測定に使用するこ
とができる。
実瀞1エ ハイ1親」畳ゴ連グ肛盟 (1)免疫化細胞の調製 Ba1b/Cマウスに、ヒトIgEミエローマ血清(約
20mg/mnのICEを含む)より得たI gEI 
08gをフロイント(Freund)の完全アジユハン
ト(Complete adjuvant)と供に腹腔
内投与し、初回免疫後100日目追加免疫として、1゜
pg I gEをFreundの1ncolIlple
te Adjuvantと供に投与した。
最終免疫終了後3日目にマウスより牌細胞を無菌的に摘
出し、この細胞をほくしてIIPMI−1640培地に
懸濁したのち、ナイロンメソシュで濾過することにより
マウス牌細胞懸濁液(2X106個/m7りを調製した
一方、上記細胞と融合させるマウス腫瘍細胞P3U1(
70−社)の懸濁液(RPMI −1640培地)を常
法に従って調製した。
(2)細胞融合 上記で調製したマウス牌細胞懸濁液とP3旧細胞懸濁液
とを、牌細胞とP、+01細胞との細胞数の比が10:
lの割合になるように混合したのち遠心し、上清を除去
した。ついで遠心管底部の細胞に約40%P E 04
000含有PBS (−)溶液1mlをゆっくり滴下し
た。これを4分間、37℃で静置したのら、RPMI−
1640(10%FC3含)を添加するごとによりPE
Gを稀釈した。ついで遠心して上清を除去したのち、最
終的にP、111細胞の濃度が1.0X105個/ m
 ItになるようにRP旧−1640(10%FC3含
)で稀釈後、96ウエルのプレートに100μl/ウエ
ルの割合で分注した。なお、このプレートには予めフィ
ーダー細胞として3週齢以内のBa 11 b/cマウ
スの胸腺細胞を5X10’個/ウェルの割合で100μ
7!/ウエルずつ分注しておいた。
(3)ハイブリドーマの選択 上記融合操作の翌日から4日間毎日各ウェルの培地の半
量(100μ7りずつをHAT培地に交換し、さらに、
1日おきにHAT培地により培地の交換を行いながら1
0日間培養を行った。なお、上記HAT培地は、RP旧
−1640培地に100μMヒポキサンチン、0.1μ
Mアミノプテリン、1.6μMチミジン、10%FcS
、5 x I L5M2−メルカプトエタノール、2m
Mグルタミン、 100ユニツト/mI2ペニシリン、
及び0.1mg/m1ストレプトマイシンを添加したも
のである。
また、PBS (−)は、塩化ナトリウム8.0g、リ
ン酸二水素カリウム(無水)0.2g、リン酸−水素ナ
トリウム(無水) 1.15g、塩化カリウム0.2g
を混合し1000m#にしたものである(pl+7.4
)。
ついで培養上清の分析を以下の手順で行った。
(i)分析用プレートの調製 96ウエルプレート(NUNC社)の各ウェルごとに、
IgEミエローマ血清8000倍稀釈液(含まれるIg
Eは約2.5 p g /mj+となる)50.1!ず
つを注入し、室温で2時間静置1PBs (−)−Tw
een  (前記PBS (−)にTween 20を
0.05%になるように添加したもの)で3回洗浄した
のち1%ウシ血清アルブミン(BSA)300μlを加
え室温2時間放置し、次いでP B S (−) −T
iveenで3回洗浄し分析用プレートとした。一方、
IgEの代りにヒト血漿稀釈液を同様にプレートに固定
し分析用対照プレートとじた。
(11)上清の分析 コロニーの出現したウェルの上清をとり、上記の分析用
プレートの分析用ウェル及び対照用ウェルに50μl/
ウエル添加した。2時間放置後、PBS (−)−T騨
eenで3回洗浄したのちパーオキシダーゼ標識ヤギ抗
マウス免疫グロブリン(カペル社)50μl/ウエル添
加し、そして2時間インキュベートを行った。P B 
S (−) −Tweenで5回洗浄したのち、酵素活
性測定のため基質として0.1Mクエン酸緩衝液(pH
4,2)に^BTS(2,2’−アジノビル(3−エチ
ルベンゾチアゾリン)−6−スルホン酸)2.5mMと
過酸化水素水5mMとを溶解したものを使用直前に調製
し、これを100μl/ウエルの割合で注入後室温で5
〜15分間反応を行った。ついで反応を停止(2mMア
ジ化ナトリウムを100μβ/ウエルで添加)したのち
タイターチック・マルチスキャンIl(フロー社)でO
D a。50mを測定した。
この結果、ヒI−IgEに特異的に反応する抗体を含む
ウェルは3000ウエル中30ウエルであった。
次いで、この30種のウェルを再度96ウエルプレート
に細胞3個/ウェルでまいて、出現するコロニーの抗体
の反応性を調べ、12ケのハイブリドーマを選択した。
これらについて、限界稀釈法にてクローニングして、5
ケのハイブリドーマを選択した。
(4)ハイブリドーマの培養および抗体の回収得られた
5種類のハイブリドーマを各々RP旧−1640(10
%FC3含)培地中、37℃、5%炭酸ガスの存在下、
炭酸ガスインキュベータで培養し、ついで培養上清から
硫安分画法により抗体を回収した。なお、これらの抗体
の特徴づけを行った結果を第1表に示す。
実薯貫主 背薯1犯η九定 本発明で得られたハイブリドーマ由来のモノクローナル
抗体についてヒト血清成分に対する特異性を調べた。方
法は、実施例1と同様のELlSA法によった。すなわ
ち、ヒト粗IgE、ヒト血漿、ヒトガンマグロブリン画
分、ヒトIgG、IgM。
I g A 、、Rence−Jonesタンパク(に
型およびλ型)を96ウエルプレートに固定化した。次
いで1%BSA溶液でブロックして作成した分析用プレ
ートの各ウェルに本発明のモノクローナル抗体を入れ室
温で2時間反応させた。その後は実施例1と同様にして
分析を行った。そのときの結果を第2表に示す。
以下余白 第一」L□表 +:反応したちの;−:反応しないもの()内のに、λ
は、使用した抗原としての免疫グロブリンの軽鎖のタイ
プを示す。
m−↓ モノクローナル−の  伊 各モノクローナル抗体の特徴付けを行なうため各モノク
ローナル抗体のIgE認識部位の異同を3周べた。
(1)抗体の125I−標識 Na”510.5m C1(5μ4! )、(アマジャ
ム)に、0.4Mリン酸緩衝液(pH7,5) 5μl
を添加し、これに、抗体25B45μff(2,9μg
/nu)と、クロラミンT (1mg/rrl )  
10μβを加え1分間室温で反応させた後、NazS2
0:+(1mg/mjJ  1012を加え、1分間反
応させた。
0.2%BSA1rl!を添加して全量を5ephad
exG25 (l X20cm)カラムにかけ125I
−標識25B 4. (3,5XIO’ cpm / 
2.8 ml)を得た。
(2)競合ラジオイムノアッセイ 125I−標識した25B4を60 、 OOOcpm
 / 50 # j!に調製し、非標識抗体(7D5.
10B4.13C7゜25A 3.25B 4)と種々
の量比(1対1,5,10゜50及び100)で混合し
、25μg/m7!のIgEを含むミエローマ血清を固
定化した96ウエルプレートに入れ2時間反応を行った
。ついで、PBS (−)−T騨eenで5回洗浄後T
カウンターにて各ウェルの残存放射能を測定した。
この結果は第1図に示す。
縦軸はウェル表面に固定したIgEに結合した放射能B
と反応に使用した全放射能Tの比(B/T)であり、横
軸は125T −2584と非標識の各抗体との量比で
ある。
その結果、この5つの抗体は2つのグループに分けられ
ることがわかった。すなわち、25B4と競合する25
A3(グループAとする。)並びに、25B4と競合し
ない7D5.10E4及び】3C7(グループBとする
。)に分けられる。そしてこれらの2つのグループは、
互いにIgEのv2?JA部位が異なるものである。
フ【方り層ルー」ユ モノクローナJしr体の8周1夏
10日前に予めプリスタン(2、6、10,14−テト
ラメチルペンタデカン)0.5rrlを腹腔に注入して
おいたBa1b/cマウス(7−9週令、雄性)に、本
発明で得たハイプリドーマ各々を107個をPBS (
−)0.5mnに!!1.濁し腹腔投与した。
10日から2週間程度でマウス腹水を回収した。
1匹のマウスから約5mnの腹水が回収できた。
得られた腹水に最終濃度が50%飽和になるように硫酸
アンモニウムを加え抗体を沈殿させた。
抗体がIgMである7D5 、l0E4.13C7。
25A3は、この硫酸アンモニウム沈殿をPBS(=)
に溶解し、PBS (−)に対して透析した。
ついで5ephacryl S−300(2,5X 1
00cI11)にかけ4.5rl!/分画で分離し、各
分画について、OD 、280nm測定及びマウス抗体
の検出を行なった。
そのときのクロマトグラムを第2図(A)に示す。
−・−はOD 、280nmを示し、−〇−は抗ヒトI
gEマウス抗体の指標であるO D 、450nmを示
す。
第2図(A)に示すごとく両分40から50付近のピー
クにモノクローナル抗体を回収することができた。なお
、マウス抗体の検出はELISA法で行った。すなわち
、96ウエルプレートに2.5μg/mβのIgEを含
むミエローマ血清を固定化し、これを1%BSAでブロ
ック処理後洗浄した。この分析用プレートに各両分の1
000倍稀釈液を添加し、2時間反応を行なった。これ
を洗浄後、ホースラディツシュパーオキシダーゼ結合抗
マウス免疫グロブリンウサギ血清を添加して2時間反応
させた。その後PBS (−)−T圓eenでよく洗浄
し、ABTS 、 II□0□から成る発色液で発色さ
せOD405nmを測定した。このOD値をもって抗ヒ
ト■gEマウス抗体の検出とした。また、抗体がIgG
2bである25B4については、硫酸アンモニウム沈殿
を20 m M Tris−1(c4緩衝液(pl+ 
7.9 >に溶解し、同緩衝液に対して透析した。この
透析物をワットマン(Whatman)  −D B5
2カラム(φ2.5X14c+i)にかけ、同緩衝液で
洗浄後OmMから500mM NaCJの直線型濃度勾
配をかけて溶出した。以上の結果を第2図(B)に示す
同図中−・−1および一〇〜は(A)の場合と同様OD
280nm 、および抗ヒトIgEマウス抗体をそれぞ
れ示し、破線(画分40から120まで)は、溶出用N
a1lの濃度勾配を示す。第2図(B)に示すごとく両
分70付近のピークに抗ヒトIgEモノクローナル抗体
を回収することができた。
実施桝−盈 Uの なるI Eの切− a)血清IgE 軽鎖がに型およびλ型の2種類のIgEを含む標準1g
Bとしてヘキスト社のrEnzygnost IgE 
Jキット中の標準IgEを用いた。
b)IgEの重鎖(ε鎖) IgEの重鎮であるε鎖については、参考例1に示す組
換えDNA技術を用いて調製した。
C)軽鎖がに型であるTgBの調製 軽鎖がに型のIgEについても、組換えDNA技術を用
いて調製した。参考例2の方法によった。
即ちヒト細胞からクローニングしたIgE重鎮遺伝子(
上記)をマウスミエローマ細胞に導入し、発現させた。
IgE重鎮がその形質転換細胞内で生産されていること
を確認した後、ヒト抗体のに型軽鎖遺伝子をさらにこの
形質転換細胞に導入して、先の重鎮(ε鎖)とに鎖が結
合した完全な抗体として発現させ、培地中に分泌させた
。この細胞を大量に培養し、その培養上清からに型軽鎖
から成るIgEを調製し精製して標準IgEとして用い
た。
d)軽鎖がλ型であるヒトIgEの調製軽鎖がλ型であ
るIgEについてはヒトIgEミエローマ由来細胞株S
KO−007(U −266^R1)(ATCCNa 
CRL 8033 )の培養上清から調製した。
SKO−007細胞を10%牛脂児血清を含むRPMI
 −1640培地中で大量に培養し、その培養上清を遠
心分離によって集め精製してλ型軽鎖のIgEの標準抗
原として用いた。
本発明の抗体の軽鎖の異なるIgEの認識について調べ
た。
本発明の抗体(20μg/mll )を96ウエルプレ
ートに実施例1と同様にしてコートした後、1%BSA
で処理して分析用プレートを作製した。
これに、前記1gBサンプル(に型軽鎖のIgE、λ型
軽鎖のIgE、ε鎖、ヘキス1〜社血清IgE)を添加
して2時間反応させた。プレートを洗浄後ホースラディ
ツシュパーオキシダーゼ結合抗ヒトIgEヤギ血清(カ
ペル社)を添加し、更に2時間反応させた後、プレート
をよく洗浄し、前記実施例と同様に発色させ、そのOD
405nmを測定した。
i)血清IgEに対する反応性 に型及びλ型の軽鎖のIgEいずれも含む血清IgEを
本発明の抗体と反応させた。第3図に示ずごと<25A
3.25B4.10E4.7D5いずれの抗体も反応し
た。なお、同図は、IgE量(横軸)に対して、ELI
S^における発色(OD 405nm)をプロットした
ものである。
ii )に型軽鎖■gEに対する反応性参考例2の方法
より作製したに型軽鎖のIgEと本発明の抗体との反応
性を見た場合も、25A3゜25B4,1OE4.及び
7D5のいずれも反応した(第4図)。
iii ) λ型軽鎖遺伝子に対する反応性前記のよう
にλ型軽鎖1 g E (SKO−007培養上清)と
本発明各抗体との反応性を見た場合では、第5図に示す
ように、10E4.及び7D5はいずれも反応している
が、25A3.及び25B4は、λ型軽鎖のIgEとは
反応せず、前記ii)項に示ずごとくに型軽鎖IgEに
対して特異的に反応するものである。
iv)IgEの重鎮(ε鎖)に対する反応性参考例1の
方法により、A3細胞(ε遺伝子による形質転換細胞)
の細胞溶解液として調製したε鎖と本発明の各抗体との
反応性を調べた(第6図)。10E4.及び7D5はい
ずれもε鎖と反応し、IgE重鎮特異的なものであるこ
とが示されたが、25A3.及び25B4はε鎖とは反
応せず、前記ii)項に示すごとくその軽鎖がに型であ
るIgEのみと反応するものであることがわかった。
以上のように、本発明の抗体は、IgEのε鎖に特異性
を示す(従ってに型及びλ型いずれにも反応する)抗体
10E4.及び7D5等と、軽鎖がに型のIgEに対し
てのみ特異性を示す抗体25A3.及び25B4等とに
分けられる。これは前記実施例3のグループ分けに対応
するものである。
大嵐炎−t ヒトIgE(7)議定 ■)分析用プレートの調製 96ウエルのプレート (ヌンク社)の各ウェルごとに
コーティング緩衝液(100mM NaHCOs  。
50 m M NazCOs  、pH9,7〜10)
に溶解した抗体(7D5.10B4.25A3.25B
4.)(20,crg/mj! )を50μlずつ各ウ
ェルに分注し、室温で2時間放置後PBS ()−Tw
eenで3回洗浄を行った。
ついでPBS (−)[1%ウシ血清アルブミン(BS
A)含有)を加え2時間放置した後、P B S (−
) −Tweenでさらに洗浄を行うことにより分析用
プレートを調製した。
ここで、PBS ()−Tweenは、前記PBS(−
)にTween 20 (0,5mn / #)を添加
したものである。
2)標準抗原(ヒトIgE)の調製 軽鎖が各々に(カンパ)型、又はλ (ラムダ)型であ
るヒトIgEを前記実施例と同じ方法で調製した。
3)キ」二LL旦11町む 軽鎖の異なるそれぞれのヒトIgE標準抗原を用い以下
のような手順で本発明のし)IgE測定法の為の標準曲
線を作成した。なお、に型IgEおよびλ型IgEのい
ずれも、801U/m#から2倍段階稀釈して用いた。
まず、上記1の分析用プレートの調製の方法に従って、
96ウエルプレートに7D5.10E4.25A3 、
又は25B4を固相化し、これに各IgE標準抗原を、
0.2%BSAを含むPBS(−)で稀釈した溶液50
μlずつを注入した。そして、2時間室温で放置後PB
S −Ti1een20で3回洗浄を行った。次いで、
ホースラディツシュパーオキシダーゼ結合抗ヒトIgE
ヤギ血清(カペル社)を0.2%BSA −PBSで1
50倍に稀釈したものを50μβずつ各ウェルに注入し
た。2時間室温で放置後、PBS −Ti4een20
で5回洗浄を行った。ついで、0.1Mクエン酸緩衝液
(pH4,2)にABTS (2、2’−アジノビス(
3−エチルベンゾチアゾリン)−6−スルホン酸)を2
.5 m Mになるように溶解し、過酸化水素を5mM
になるように添加したものを各ウェルに100μlずつ
注入した。20分間反応後、2mMNafJ+  10
0 II jl!を各ウェルに加え反応停止したのち、
吸光度(OD405nm )を測定した。この時得られ
た標準曲線を第4図及び第5図に示す。
i)に型軽鎖から成るヒトIgEの測定参考例の方法に
より作製したに型軽鎖から成るヒトIgEについて、本
発明の方法により測定した場合、第4図に示すごとく、
いずれのモノクローナル抗体を用いた場合でも検量線が
得られた。
に型軽鎖から成るIgEを含むサンプルの測定が可能で
あった。
ii)に型及びλ型軽鎖から成るヒトIgEの測定 前記のごと(5KO−007細胞培養上清から調製した
λ型軽鎖から成るヒトIgEについて本発明の方法によ
り測定した場合、第5図に示すごとく、7D5.及び1
0E4は反応し検量線を与えたが、25八3.及び25
B4はまったく反応しなかった。
従って、7D5.及び10E4はに型の場合と同様λ型
軽鎖から成るヒトIgEを含むサンプルを測定した場合
、に、λの両型のIgEの総量として測定できるのに対
し、25A3.及び25B4では、に型軽鎖から成るI
gEにだけしか反応しないことから、に、λ両型のIg
Eが存在するサンプルでもに型軽鎖のIgEだけを測定
できる。
ヌ■1舛−コ。
次の要素からなるキットを作成した。
キットA (a) 抗ヒトIgEモノクローナル抗体から成る第1
の抗体50μg:凍結乾燥物/1プレート分。
その他の試薬(場合によってはキットに含める。)(b
)上記ヒトIgEの第2の抗原決定基と結合することが
できる抗体1.5 mgを1.5噌の西洋ワサビパーオ
キシダーゼで標識した抗体10μlを凍結乾燥したもの
/1プレート分(使用時に0.2%BSA/PBS (
−)で溶解し、4mAとする)。
(c)前記第1モノクローナル抗体を固定化することが
できる96Fヌンク一イムノプレート1枚。
(d)標準品として精製されたヒトIgE1■/m#(
1%BSA含有PBS (−)) 100μlの凍結乾
燥物(ヒトIgE0.1■) 〔使用時この全量を1m
lの水で溶解しく100μg/+1りこの液を0.2%
BSA含有PBS (−)で稀釈して標準液とする〕。
その他の試薬(場合によってはキラ1へに含める)(e
)第1モノクローナル抗体プレートへの固定化液: 0
. I M NaHCOi  、 50 mM Naz
CO+(p)19.7〜10.0) 5 ml! 。
(f)第2抗体の稀釈液及びサンプル稀釈液:0.2%
BSA含有PBS ()20mnの凍結乾燥物(使用時
に蒸留水20m1で溶かして使用)。
(g)発色基質: 10mgABTS (粉末)/1ブ
レート分 (h)発色基質溶解液:  (pH4,2)  10m
#の凍結乾燥物(使用時に10mj!の蒸留水で溶かし
使用する)。
(+)反応停止液:2mMアジ化すトリウム液10m#
0 (j)ブロッキング液:1%BSA含有PBS(−)3
0m#を凍結乾燥したもの(使用時に蒸留水30rr+
7!で溶かして使用)。
(k)洗浄液:0.05%Tween−20含有PBS
 (−)140m 7!。
注)11□0゜:現地調達。
キットB (a)抗ヒトIgEモノクローナル抗体から成る第1抗
体(10μg/mβコーティング緩衝液)を50μβづ
つ96Fヌンク−イムノプレートの各ウェルに分注し、
室温で2時間反応させた後、洗浄液で3回洗浄し、1%
BAS含有PBS (−)300μl/ウエルで分注し
て、室温で2時間反応させた後、再度洗浄液で3回洗浄
したもの。
その他の試薬(場合によってはキットに含める。)(b
)キットAの(b) と同様。
(c)キットAの(d) と同様。
(d)キットAの(e)と同様。
(e)キットAの(f) と同様。
(f)キットAの(g) と同様。
(g)キットへの(h)と同様。
(h)キットAの(i)と同様。
(i)キラl−Aの(j)と同様。
(j)キットAの(k)と同様。
注)11□0□:現地調達 ヒト精液1mnに2%2−メルカプトエタノール(2−
ME) 、0.OIM  l−リス塩酸緩衝液(以下T
ris−11(J! ) pH8,0、0,1M Na
(J! 、0.OIMIEDTAおよび0.5%SDS
よりなる溶液14rrlを加え50°Cで30分間保温
した。ついでこの溶液に最終濃度が0.2 m’ g 
/μβとなるようにプロテアーゼK(ベーリンガー・マ
ンハイム社)を加え、2時間反応後、水飽和エタノール
を添加したのちさらにフェノールを添加した。ついで遠
心操作により水相を回収したのち、2.5倍容のエタノ
ールを加え生ずる沈殿(遺伝子)を得た。そしてこの沈
殿を0.OIM Tris−IICj2  (pH8,
0) 、1 mMEDTA溶液1mI溶液1溶I!た(
330μg / mn )。
ついで上記遺伝子50μgを制限酵素BaIIIHI(
タカラ)〔以下制限酵素は下線を付しBam旧のような
記載とする。〕 80ユニットで消化した。
ついで10−40%シヨ糖密度勾配遠心(日立RPS2
7−2.27krpm、 24時間)を行って遺伝子断
片のサイズ分画を行った。得られた両分の一部をアガロ
ースゲル電気泳動に付し約3 kbpの断片を含む両分
(1,76μg /rrl )(以下F Bam旧断片
」とする。)を回収した。なおこの両分はヒトε1遺伝
子断片を含むものである(The EMBOJourn
al、上、655(1982) )。
2、゛  云 ライフ゛う1−のg、′プラスミドpB
R322(微工研条寄第235号;但しE、コリに12
C600(pBR322)として寄託〕 3μgをBa
m IIIで消化後、アルカリ性ホスファターゼ(タカ
ラ)を用い65℃、30分間処理を行った。ついでフェ
ノール抽出2回、エーテル抽出5回を行い常法に従って
クローニングヘクターを調製した。
このクローニングヘクターと上記Bam H1断片とを
(モル比1 : 1)T4DNAリガーゼ(タカラ)を
用いて連結し組換えDNAを得た。ついでこの組換えD
NAを用い大腸菌に12C600(微工研条寄第115
号)の形質転換をクシュナー法(GeneticEng
ineering、1978,17(1978) )に
従って行った。
そして2.5 X 105CFU/μgDNAのライブ
ラリーを得た。
3.10−ブのLす 上記The EMBOJournalをもとに下記で示
される21merのオリゴヌクレオチドを固相合成法(
Nucleic  Ac1ds  Re5earch 
 、  8 .549H1980))  により調製し
た。なお、このフラグメントはヒトε、、遺伝子の3′
−非翻訳領域に対応するものである。
5  ’  −TCCCAGGGCTCCATCCAG
CTG−3’4、 ε1゛ 云 のスクリーニング 上記ヌクレオチドをプローブとしてε、遺伝子のスクリ
ーニングを下記の方法に従って行った。
上記プローブ20ピコモルをr −”P、ATP(NE
N社)90μCiとT4ポリヌクレオチドキナーゼ(ヘ
ーリンガー・マンハイム社)とを用いて″′P標識し3
 X 10’cpm/ 20ピコモルの標識化合物を得
た。そしてこれを用いコロニーハイブリダイゼーション
を行い所望の形質転換体を得た。ついでこの形質転換体
からプラスミドを調製したのち、制限酵素切断パターン
の確認およびマキサム・ギルバート法(Methods
 in Enzymology、65 、499−56
0(1980) )による塩基配列の決定を行ったとこ
ろ前記The EMBOJournalと一致しており
、本プラスミドはヒトε1遺伝子を含んでいることが確
認できた。ここで得られたプラスミドをpO3DE23
4 (第7−(a)図〕と称する。同図中斜線部分が6
1遺伝子であり、C旧〜CH4は定常領域のドメインを
示すもの   ・ 5KO−007(U−266API)  (^TCC隘
CIIL8033 ) 10 ”個からT9Mania
tiSらの方法〔底置r MolecularClon
ing J−へルaboratory Manual 
)に従って細胞DNA約1mgを得た。
2、′  云 ライフ゛−1−の工、′−上記細胞DN
A20.ljgを5affl(タカラ)24ユニツト、
恥oRI□(タカラ)18ユニツトで消化したのち0.
4%アガロースゲル電気泳動(40V、1.5時間)を
行った。そしてBkb付近のゲル回収後、電気溶出によ
り3.4μgDNA/mllの細胞DNAを回収した。
一方、プラスミドptlc13  (ファルマシア社)
10μgをEcoRIおよびSaj!Iで消化したのち
、セファロースCL−6Bカラムを用いて長い方のDN
A断片(3,4μg/m1)を回収した。ライで前記と
同様にこの断片と上記細胞DNAとを結合して組換えD
NAとし、これを用い大腸菌に12C600の形質転換
を行い、形質転換体(8X104CFU/μgDNA)
を得た。
3、 プローブの8.′ 20μgの前記プラスミドpO5rlE234をBam
HI(タカラ)およびhlII にソポンジーン)で消
化したのち6%ポリアクリルアミ「ゲル電気泳動(10
0V 、 2時間)を行い常法に従ってDNA断片(約
1μg)を回収した。ついで二ツクトランスレーション
キット(BRL社)を用いこの断片を32p[識化して
プローブを調製した(3X107cpm /μgDNA
)。
4、  VDJ’  云 のスクリーニング約2500
個の形質転換体のコロニーより上記プローブを用いてハ
イブリダイゼーションを行いポジティブなりローンを得
た。そして前記と同様にプラスミドを調製したのち制限
酵素切断パターンの確認および塩基配列の決定を行い(
これらの結果は前記The EMBOJournals
 Proc、 Natl、Acad、Sci。
USA、頚、 3834(19B2)、1bid 、頚
、 6661 (19B2)とよく一致していた。)目
的とするVDJ遺伝子が存在することを確認した。そし
てこのVDJ遺伝子を含むプラスミドを以下pF208
 (第8図)と称する。
同図中、CおよびLVは下記を意味する。
C;定常領域(Cε1)の一部 LV;リーダー(シグナル)配列領域および可変領域 C0H8゛″゛云の プラスミドpO5II22341μgおよびプラスミド
pUc13 (ファルマシア社)1μg各々をBam1
(Iで消化したのち、モル比l:lでこれらを混合し、
T4DNAリガーゼを用いて処理した。そしてε。
遺伝子の方向がpUc13の有するAacZ遺伝子と同
一方向にあるプラスミドpO5DE1234U  (第
7図(b)〕を得た。
次にpO3DE1234U l 08g 、 pF20
1310μg各々をEcoRIおよび5aIlIで消化
したのち、0.6%アガロースゲル電気泳動(60v、
2時間)により各々のプラスミドよりDNA断片を回収
した。
pO5DE1234+1からはε、遺伝子(3μg)を
、pF208からはVDJ遺伝子(5μg)を回収した
。ついでこれら遺伝子断片をモル比1:1で常法に従っ
て連結した(断片A)。
2・  −え  5V3neo−e 、  の111p
SV3−neo (J、MOL、appi、 Gene
t、上、 327(1982) ;ポール・バーブ氏よ
り人手可能〕3μgをEcoR1で消化したのちアルカ
リ性ホスファターゼで処理(65℃960分間)を行っ
た。ついでフェノ−る抽出、エーテル抽出を行ってDN
A断片(断片B)を回収した。そして常法に従って断片
AをEcoRI処理した断片と断片Bとを結合し組換え
DNAを得た。そしてこれを用い常法に従い宿主菌(E
、coli、に12C600)の形質転換を行ったのち
、前記プローブを用いてコロニーパイプリダイゼーショ
ン法でポジティブな形質転換体12個を得た。
そしてこの形質転換体からプラスミドを調製したのち、
BamHI 、 I’!coRT 、 1IindlI
IおよびPstlによる切断パターンを検討した。そし
てプラスミドベクターpSV3−neoにあるSV40
のT抗原遺伝子に対して逆方向に抗体遺伝子がクローニ
ングされているプラスミド4個を得た。そしてこれを遺
伝子発現用の組換え体とした。以下これをプラスミドp
SV3−neo−C1(第9図)と称する。このプラス
ミドを含有する大腸菌ニジエリシャ・コリ(Esche
richia coli) / pSV3−neo−ε
鵞は工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第8
904号(FERM P8904)として寄託されてい
る。
同図中、SV40−Tagは、5V40T抗原遺伝子を
示し、5V40−oriは、SV40複製開始点を示し
、Neorはネオマイシン耐性(ゲンタマイシン、ネオ
マイシンおよびナカマイシンに’に44Dする構造を有
するアミノグリコシド系抗生物質に耐性)遺伝子を示し
、LV、Cは各々リーダーおよび可変領域、定常領域(
ε、)を示す。
3、   7   云     のれ  11上記プラ
スミドpSV3−neo−ε+  20 #−gをエタ
ノール沈殿に付し、70%エタノールで洗浄後500μ
lの水に溶解した。
ついでこれに250 m M CaCj! z  50
0 /I j2を添加したのち、280mM Na(1
、50’mM HEPES(N−2−Hydroxye
 thy lpi peraz 1ne−N ’ −2
−e thanesu l fonic acid シ
グマ社)  1.5 m M NaJPO4(pH7,
05)の混合溶液1.Qr12を5分以内に100μβ
ずつ連続添加しリン酸−カルシウム−DNAの微細沈殿
を得た(以下「微細沈殿」)一方、宿主としてP3U1
細胞(マウス1lffi瘍細胞;フロー社)]、5X1
06個を遠心洗浄後、pelletとした。これに上記
微細沈殿を添加後5分間攪拌したのち30分間静置した
。ついでこれに完全培地(1?PM1−1640培地(
10%牛脂児血清含))10m#を添加したのち、96
ウエルプレート(ヌンク社)に0.12m1/ウエルの
割合で分注したのち一夜室温で放置した。そして放N後
GeneticinOG41B(ギブコ社) 2000
μg /mlを0.12m/ /ウェルの割合で添加し
炭酸ガスインキュベーターに放置した。
15日後に96ウエル中からlウェルの良好な増殖を示
す形質転換体A−3を得た。
4、Ht″゛  公子  のU 96ウエルのイムノプレート0 (ヌンク社)に500
倍稀釈したヤギ抗ヒトIgE抗体(カベル社)50μI
l/ウエルの割合で固定化した。ついでこれをPBS(
−)−Tween 20で洗浄(以下洗浄にはこれを用
いる)後、IgEを含む試料(50μIl/ウエル)と
2時間反応を行った。
反応終了後、ボースラディシュパーオキシダーゼ(HP
O)結合ヤギ抗ヒトIgE抗体(カペル社)の1000
倍稀釈液50μl/ウェルを添加し2時間反応を行った
。反応終了後、洗浄し、0.1 Mクエン酸緩衝液(p
H4,2)、八BTS (2,5mM) 、Hz(h5
mMよりなる基質溶i 100μ7!/ウエルを添加し
5〜15分間室温で反応を行った。2mMNaN、。
を100μl/ウエルの割合で添加して反応を停止させ
たのちOD405nmをタイターチック・マルチスキャ
ン0 (フロー社)で測定し、IgE、HC鎮の検出を
行った(以上rELIsA法」)。
なお、ここで用いた試料としてはA−3培養上清原液及
び10倍濃縮液、A−3細胞溶解液(Cell Iys
ate;セル・ライゼイト)を用いた。なお、A−3細
胞溶解液は以下のようにして調整した。A−3細胞を、
G41B 800.14 g / m It含有完全培
地で培養し、2.6X10’個の細胞を回収した。
PBS (−)を用いてこの細胞を2X107細胞/m
j2?11度に調製した。ついで、PBS(−)中2%
(V/V)ノニデソト(Np−40)を先の細胞懸濁液
の173量添加(最終濃度NP−400,5%)し、攪
拌後、不溶物を遠心除去した。そして可溶部分はPBS
(−)に対して透析した。透析物はその後凍結乾燥し、
水を添加して4mnの溶液とした。この細胞溶解液およ
び培養上清のIgEを測定したところ、培養上清中には
IgEが認められず、A−3はHC鎖を細胞外に分泌し
ていなかった。一方、A−3細胞溶解液についてば、標
準IgEタンパクを基準にした場合、(6,4μg I
 gB/106細胞個)相当量の存在を認めた。このこ
とから、A−3細胞中で、pSν3−neo−ε1が発
現しε鎖を合成しているものの細胞外には分泌されてい
ないことが確認された。
貴1」(−圀 抗緑膿菌ヒト型モノクローナル抗体のL鎖遺伝子を調製
し、これを遺伝子工学的手法によって分泌発現させた。
特開昭61−91134号公報に開示された方法に従っ
て緑膿菌F4に対するモノクローナル抗体産生細胞G3
−G3−1(r□7に)を得た。
G3−1細胞lXl0’個を10rrlの緩衝液中(0
,5M EDTA (pH8,0)、 100μg/m
j!プロテアーゼK(ベーリンガーマンハイム社)、0
.5%ザルコシルで50℃にて3時間処理した後、等量
の水飽和フェノールを加えた。ついで遠心(8000X
 g、  I 0分間)により水相を分離し、これを5
0mMトリス塩酸緩衝液(Tris−HCI! ) (
pl+8.0> 、10mM RDTA 、10mM 
NaCRに対して透析した。これに加熱処理したりボヌ
クレアーゼA(ベーリンガーマンハイム社)を終濃度が
100μg/m7!になるように加え、37℃で3時間
処理したのち、再度上記と同様にフェノール抽出、透析
を行って712μg/mllの染色体DNA(G3−]
−DNA)を得た。
一建と」」「店J支町 上記G3−lDNA10μgを、制限酸素EcoRL又
はBam111  にソポンジーン社)のいずれかを用
いて37℃で2時間消化を行った。消化後、0.8%ア
ガロースゲル電気泳動を行いDNA断片を分離した。つ
いでここで得られたりルを0.25N )IC!で15
分間、0.5 N NaOH71,5M NaCj!で
30分間、0.5 NTris−1ick! (pH7
,4)−1,5M NaCj!で30分間処理した。つ
いで20xSSc(0,3Mクエン酸ナトリウム、3M
NaCjりを用い、ニトロセルロースフィルター(S&
S社)へDNAをトランスファーした。
一方、染色体DNA上のヒトに鎖の定常領域(Cに)を
コードするコード領域については、塩基配列および制限
酵素EcoRTで消化した場合、約2.5kbの断片に
Cにコード領域が含まれていることが知られている[C
e1l 、 22.197−207(1980) )。
従って、このCにコード領域を含むEcoRI消化DN
A断片を得、2.5 kb断片0.5μgをプローブと
して使用するためにニックトランスレーションキラ)(
BRL社)で32p標識化した。
そして、これと上記フィルターとのサザンハイブリダイ
ゼーションを行った。このときの結果を第10図に示す
。同図中、数値は、塩基対の長さを示し、EcoRIお
よび動態Iは、この制限酵素を用いて消化したことを意
味する。この結果よりEcoRI及びBamHrで消化
したDNA遺伝子については各々、約2.5 kbpお
よび8.5 kbpにバンドが確認できた。なお、VJ
再構成していない場合の染色体DNAはBamHI消化
によれば約10kbpにバンドを与えることが知られて
いる(The Journalof Biologic
al Chemistry 257  、1516−1
522(1982) )この方法によってヒトCにDN
A断片を含む。従って、Bamtl I処理により得ら
れた8、 5 kbpのDNA断片は再構成されたVJ
−コード領域を含むL鎖コード領域を含有するDNA断
片であることが確認された。
(3)゛  公子ライフ゛ラリ−の8周11G3−ID
NA20μgを回Iで消化したのち、10−40%シヨ
糖密度勾配遠心(日立1?Ps40T35krpm、1
4時間)によりザイズ分画を行った。ついでアガロース
ゲル電気泳動およびDNAドソトハイフ゛リダイゼーシ
ョンによって目的とするDNA画分(ハm111消化し
た7〜9kb断片)を回収した(4μg/ml)。
他方、プラスミドpUc13 (ファルマシア社から市
販されている)をBamHIで消化し、アルカリ性ホス
ファターゼで処理して線状プラスミドを調製した。
次に、これと、上記DNA画分との反応をT4DNAリ
ガーゼ(宝酒造)を用い、4℃、−晩行い、得られた組
換えDNAを用いて大腸菌に12C600の形質転換を
行って03−1遺伝子ライブラリー(2X 105C1
’lJ/μgDNA)を作成した。
(4)Lf DNA17)スクリーニング形質転換され
た上記大腸菌5xio’個をコロニーハイブリダイゼー
ション法(MolecularCloning−A L
aboratory Mannual)に従って、前記
の32p標識化ヒトCに遺伝子をプローブとして用いて
、■、鎖をコードするDNA断片が挿入されたプラスミ
ドを選択し、このプラスミドをpG31VKと命名した
(5)1、   占lズの乍 上記プラスミドpG31VKをEcoRI 、 Bam
1l TおよびHindn[にソボンジーン社)で、消
化し、切断パターンの解析を行った。また、可変領域(
VJ)を含むl1indllI断片(約2.9kb)を
プラスミドpUc13 (ファルマシア社)のHind
[[サイトへクローニングした(以下ここで得られたプ
ラスミドはpG31VK−H2とする) 、 pG31
VK−1(2をSat I 、Pstll又はNcol
にソポンジーン社)で消化し、制限酵素切断地図を作成
した。そのときの結果を第11図に示す。この図中、V
Jば可変領域をコードするコード領域を示し、Cには定
常領域をコードするコード領域を示す。最上段の数値は
DNA断片の長さを示す。
この図から明らかな様に、このDNA断片は完全なVJ
コード領域およびCにコード領域を含んで成る。
μILI削唱灸定 pG31VK−H2をPstlで消化して得られる断片
を、プラスミド90C13のPst1部位ヘリクローニ
ングした。このリクローニングで得られるプラスミドの
Bam1l Iおよびt1indll+部位、またpG
31VK−112(7)Nco1部位を″′P標識した
のち、マキサム・ギルバート法(Methods in
 11nzymologV 65499−560 (1
980))により、塩基配列の決定を行った。
(7)データーの” 塩基配列決定の結果を第12図に示す。第12−1図及
び12−2図はVJ−コード領域及びその近傍の塩基配
列を示す。この配列は5′非コード領域、リーダー配列
(して示す)、■−コード領域(■で示す)、J−コー
ド領域(Jで示す)、及びそれに続く3′非コード領域
を含む。
塩基配列下段の一文字のアルファベントは、アミノ酸の
略号であって下記を意味する。
N:Asn   、S:5er D : Asp    E : GluC:Cys  
  P:Pr。
L:Leu      H:His G:G]y    Y:Tyr V : Val    M、: Metl:I]e  
  A:Ala K:LyS   Q:Gln R:Arg    W:Trp F:Phe また、アミノ酸配列中、二重下線を付された部分は、抗
原の結合に必要とされる領域である。
ヒト免疫グロブリンに鎖のVW4域は、大きく4つのサ
ブグループに分類されている〔たとえば、日本生化学余
線、生化学データブックIIp1022 )。
そして、本発明により決定された領域は、サブグループ
■に属することが示唆される。なお、塩基配列第12図
において上に示した塩基階で、821位のSetは、本
来のサブグループ■ではPheであること以外は全てサ
ブグループ■と同一である。
そして塩基配列の下のアルファベット中口で囲んでいる
ものは、サブグループ■に特徴的なアミノ酸である。
pSV2−gpt  (Proc、Natl、八cad
、sci、、US^、7B、2072(1981) :
ポールバーブ氏より入手〕をBamHIで消化した断片
と、pG31VKをBam1lIで消化した断片とを常
法に従って連結し、L鎖遺伝子を含むプラスミドpG3
1VK−gpt (第13図)を得た。そしてこのプラ
スミドは0項と同様な方法でL鎖遺伝子が入っているこ
とを確認した。このプラスミドを含有する大腸菌ニジエ
リシャ・コリ(Escher ich 1acoli)
/pG31VK−gptは工業技術院微生物工業波41
R研究所に微工研菌寄第8905号(l?ERM P−
8905)として寄託されている。
Hεr′およびLに言゛′の。
2、形質転換体の調製 前記プラスミドpG31VK−gptのDNA40.1
7gをエタノール沈殿後、70%エタノールで洗浄し、
Tris−EDTA液100 p 12に溶解した。こ
れに500m M CaC1z 100 II 1を添
加し、280mM Na(J、50 mM!(EPES
 、 1.5 mMNa、IPOn (pl(7,05
)を含む液200μβを、攪拌しながら徐々に添加した
所用時間は3分間とした。その後37℃10分間静置し
、DNA−Ca−リン酸沈殿を形成した。一方、宿主と
してのA3(P3旧のpSV3−neo−t 、形質転
換細胞)IXIO7細胞をI?PM l−1640培地
で洗浄した後ペレットとし、これに、DNA−Ca−リ
ン酸液を添加しゆっくり攪拌した。37℃、30分間時
々ゆるく振りながら放置し、DNAを細胞中に取り込ま
せた。10%生胎児血清を含むRP?1I−1640培
地(完全培地)10m#を添加し、さらにGeneti
cin 0G418 (ギプコ社)  500μg’/
mA’を含む完全培地に懸濁し、96ウ工ルプレート8
枚ニO,1mj!/ウェルでまいた。2日後、ミコフェ
ノール酸20μg/m7!、キサンチン250μg/m
I!を含む完全培地を0.1ml/ウェル添加し、選択
した。約2週間後に1ケのウェルで増殖する形質転換細
胞を得た(8Bl)。この8B1はGeneticin
 0G4181000 μg /mp、、ミコフェノー
ル酸20μg/mIlキサンチン250μs/mzの存
在下で良好な増殖(平均倍加時間15〜25時間)を示
した。
3、  H鎖及びL鎖遺伝子の発現の確認実施例1及び
2において述べた8B1培養上清について、IgE−E
LIS八およびに−IELISへにかけたところ、いず
れにも反応し陽性を認められた。上清中の抗体の産生量
はに鎖として0.5μg / m 1、IgEとして0
.3μg/mj2であった。A3では、ε鎖は細胞外に
分泌されていなかったが、8B1では、に鎖を伴った形
でε鎖も細胞外へ分泌され、ヒトIgE抗体の分泌生産
する方法が確立された。
なお、ここで得られた8B1細胞の培養上清を常法(D
E’AEセルロースカラムクロマトグラフィー、アフィ
ニティカラムクロマトグラフイー、ゲル濾過等)に従っ
て精製したのち、SDSポリアクリルアミド電気泳動に
かけた結果、本発明のヒト型抗体はH2L2タイプのヒ
ト型モノクローナル抗体であることが示唆された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、IgEに対する1115■−標準25B4と
各抗体との競合ラジオイムノアッセイの結果を示す。 第2図(A)は、10E4(IgM)精製のたDE52
イオン交換ク交換クロマムダラム。 第3図は、各抗体を固定したプレートにおけるヘキスト
社標準IgE血清の反応性を調べるためのELISAの
結果を示す。 第4図はに型軽鎖のIgEに対する各抗体の反応性を調
べるためのELISA法の結果を示す。 第5図は、同様にλ型軽鎖のIgEに対する各抗体の反
応性を調べるためのELISAの結果を示す。 第6図は各抗体のIgEの重鎮を調べるべくELISA
を行ったときの結果を示す。 第7図(、a)および(b)は、各々プラスミドpO3
DE234およびpO5DE1234Uの構造を示す。 第8図は、プラスミドpF208の構造を示す。 第9図は、プラスミドpSV3−neo−ε1の構造を
示す。 第10図は、サザンハイプリダイゼーションのオートラ
ジオダラム結果を示す。 第11図は、プラスミドpG31VにおよびL鎖DNA
遺伝子の制限酵素切断地図を示す。 第12−1図及び第12−2図は、L鎖可変領域の塩基
配列を示す。 第13図は、プラスミドpG31Vに−gptの構造を
示す。 B/T 第1図 −・−280nm −〇−4Q5nm 第211 (A) −・−280nm −o−405ηm −−−−−−− NaC1 第2図(B) 405ηm IgE(IU/m1) 405ηm IgE(IU/r+d) 第5図 405ηm 12.5  25  50  100  200IgE
(IU/ml) 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト免疫グロブリンE(IgE)に対して特異的に
    反応することを特徴とする抗ヒトIgEモノクローナル
    抗体。 2、軽鎖(L鎖)がκ型であるヒトIgE及びL鎖がλ
    型であるヒトIgEの両者に対して反応することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載のモノクローナル抗
    体。 3、L鎖がκ型であるヒトIgE及びL鎖がλ型である
    ヒトIgEの内いずれか一方のみに対して反応すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のモノクロー
    ナル抗体。 4、ヒト免疫グロブリンE(IgE)の免疫化学的測定
    法であって、 (1)ヒトIgEに対して特異的に反応する第1の抗ヒ
    トIgE抗体を固定化した固体担体とヒトIgEを含有
    すると予想される測定対象試料とを接触せしめる段階; (2)前記段階(1)と同一の段階又は異る段階として
    、前記固体担体を、前記第1の抗ヒトIgE抗体と結合
    するIgEの抗原決定基と異る抗原決定基に結合する標
    識された第2の抗ヒトIgE抗体と接触せしめる段階(
    これら第1の抗ヒトIgE抗体及び第2の抗ヒトIgE
    抗体の内少なくとも一方はモノクローナル抗体である)
    ;並びに、 (3)前記固体担体に固定された標識、又は固定されな
    かった標識を測定する段階; を含んで成る方法。 5、前記第1の抗ヒトIgE抗体として、軽鎖(L鎖)
    がκ型であるヒトIgE及びL鎖がλ型であるヒトIg
    Eの両者に対して反応することができる抗ヒトIgEモ
    ノクローナル抗体を使用し、全ヒトIgEを測定するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6、前記第1の抗ヒトIgE抗体として、L鎖がκ型で
    あるヒトIgE及びL鎖がλ型であるヒトIgEの内い
    ずれか一方のみと反応することができる抗ヒトIgEモ
    ノクローナル抗体を使用し、該モノクローナル抗体と反
    応する型のIgEのみを分別測定することを特徴とする
    特許請求の範囲第4項に記載の方法。 7、前記第1の抗ヒトIgE抗体として、L鎖がκ型で
    あるヒトIgE及びL鎖がλ型であるヒトIgEの両者
    と反応する抗ヒトIgEモノクローナル抗体を用いて試
    料を分析し、さらに前記第1の抗ヒトIgE抗体として
    L鎖がκ型であるヒトIgE及びL鎖がλ型であるヒト
    IgEの内いずれか一方のみと反応する抗ヒトIgEモ
    ノクローナル抗体を用いて試料を分析し、これらの結果
    を比較して試料中に存在するヒトIgEがκ型のL鎖を
    有するかλ型のL鎖を有するかを判別測定することを特
    徴とする、特許請求の範囲第4項に記載の方法。 8、ヒト免疫グロブリンE(IgE)に対して特異的に
    反応する抗ヒトIgEモノクローナル抗体、又は固体担
    体に固定化された前記モノクローナル抗体を含んで成る
    ヒトIgE測定用キット。 9、前記モノクローナル抗体が、L鎖がκ型であるヒト
    IgE及びL鎖がλ型であるヒトIgEの両者と反応す
    る抗ヒトIgEモノクローナル抗体である特許請求の範
    囲第8項に記載のキット。 10、前記モノクローナル抗体が、L鎖がκ型であるヒ
    トIgE及びL鎖がλ型であるヒトIgEの内いずれか
    一方のみと反応する抗ヒトIgEモノクローナル抗体で
    ある特許請求の範囲第8項に記載のキット。 11、標識された抗ヒトIgEポリクローナル抗体をさ
    らに含んで成る特許請求の範囲第8項〜第10項のいず
    れか1項に記載のキット。
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