JPS6313889Y2 - - Google Patents

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JPS6313889Y2
JPS6313889Y2 JP19056883U JP19056883U JPS6313889Y2 JP S6313889 Y2 JPS6313889 Y2 JP S6313889Y2 JP 19056883 U JP19056883 U JP 19056883U JP 19056883 U JP19056883 U JP 19056883U JP S6313889 Y2 JPS6313889 Y2 JP S6313889Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鋳型内の溶鋼湯面に人工スラグを示動
的に供給する連続鋳造用人工スラグ自動供給装置
の改良に関するものである。
近年、連続鋳造設備の導入はめざましいものが
あり、製品の品質歩留、製造原価、生産性等あら
ゆる面で従来の造魂法に比べて大きな有効性が認
められている。
また最近の動向として、この連続鋳造設備の合
理化が推進され、設備自動化に向けて多くの技術
開発がなされている。これらの自動装置の一つと
して人工スラグ自動供給装置がある(実公昭57−
45086号公報参照)。
いつぽう、本考案に係る人工スラグ自動供給装
置と間接的に関連するものとして、例えば渦流式
距離計などを鋳型内の湯面レベル計測に用いた連
続鋳造用湯面監視制御装置もある。
この人工スラグ自動供給装置は、鋳型内の溶鋼
湯面の空気酸化防止、溶鋼の保温、浮上スラグの
捕捉および鋳型と溶鋼との間の潤滑を目的とした
粉状の人工スラグを自動供給する装置であるが、
以下の如き効果を奏するものである。
先ず第1に、人手によつて個人差を生じる散布
状態を解消し、鋳型外に飛散せしめずにすべてを
鋳型内に散布し、粉塵発生および高温などの悪環
境場所での作業並びに単調な散布作業を解消する
ための省力化が推進された。更に、鋳型短辺寄り
(鋳型サイド)および浸漬ノズル周囲の消費量が
他の場所より多いといつた鋳型内の人工スラグ消
費量に適した散布パターンを自動制御によつて得
ることができた。
従つて、人工スラグを供給する初期の目的が達
成された。
この結果、第2に、製造される鋳片の内部およ
び外部品質が向上し、この鋳片を出発点として製
造される製品品質が向上するとともに一連の製造
工程における製造歩留も大幅に向上した。
従つて第3に、以上の結果から製造原価を大幅
に低下することができたのである。
そこで、第1図および第2図により、先述の関
連装置も含めて人工スラグ自動供給装置の従来例
を以下に説明する。
第1図は人工スラグ自動供給装置の従来例を示
す側面概略説明図であり、第2図は同上平面概略
説明図である。
図中、1はタンデイツシユ、2はタンデイツシ
ユ1の下方に配置した鋳型(モールド)、3はタ
ンデイツシユ1の底部に取付けた浸漬ノズルで、
この浸漬ノズル3の下端は鋳型2内に挿入されて
いる。タンデイツシユ1内の溶鋼4が鋳型2に注
入され連続鋳造される。
5は鋳型の長辺に沿つて往復走行する台車形式
の人工スラグ自動供給装置である。
6は貯留ホツパ、7は該ホツパ6の下部にその
基部を連結した供給パイプで、その先端には先端
供給部8aが設けられている。9は貯留ホツパ6
と同様に台車上に載置され貯留ホツパ6の下部に
取付けたモータであり、10はモータ9にその基
端を連結したコイルスプリングである。このコイ
ルスプリング10がモータ9によつて回転すると
貯留ホツパ6に投入された粉状の人工スラグ11
が、供給パイプ7および先端供給部8aを介して
鋳型2内の溶鋼湯面4′に順次送れるようになつ
ている。
そして、第2図に示す如く、貯留ホツパ6、モ
ータ9、供給パイプ7および先端供給部8aの結
合体は一体物となつており、この一体物が2体あ
る。
この一体物をそれぞれ載置した2台の台車は、
例えばタンデイツシユを載置した台車(図示省
略)のデツキに取付けられたレール上をそれぞれ
走行自在に配置されている。また各台車は鋳型2
の中央部に挿入された浸漬ノズル3のサイドと鋳
型2の両側の短辺寄り(鋳型サイド)との間を往
復走行する(走行機構の説明は省略する)。
すなわち、連続鋳造中は常時モータ9を回転さ
せながら台車を定められた速度パターンにもとづ
いて鋳型2の長辺に沿つて往復走行させることに
より、鋳型2の開口部の上方に懸架された先端供
給部8aの開口8′aから自動的に人工スラグ1
1を鋳型2内の溶鋼湯面4′に供給し続けるもの
である。
ところで、鋳型2の開口部の上方には、上記の
先端供給部8aが往復移動しているだけではな
く、先述した渦流式距離計などを鋳型2内の溶鋼
湯面レベル計測に採用した連続鋳造用湯面監視制
御装置(図示省略)のセンサヘツド12が配置さ
れる。
同装置についての詳述は避けるが、渦流式セン
サヘツド12により鋳型2内の溶鋼湯面4′に渦
電流を発生させ湯面レベルの上昇下降につれて変
る渦電流の変化をコイルのインピーダンス値の変
化としてとらえて湯面レベルを計測し、この計測
値を流量制御系へフイードバツクして自動的に一
定の湯面レベルを保つ装置である。
この渦流式センサヘツド12は、連続鋳造中は
常時、鋳型2の開口部の上方に懸架され計測し続
けるが終了とともに矢印A方向に後退する。
また、この装置は、本考案に係る人工スラグ自
動供給装置5と同様に連続鋳造における作業性、
生産性、製品品質および製造歩留の向上と製造原
価の低減などに大きな効果が認められ重要なもの
である。
しかしながら、本考案に係る人工スラグ自動供
給装置5とともに上記の如き連続鋳造用湯面監視
制御装置を用いた場合、 (イ) 連続鋳造中における鋳型2の開口部の上方に
おいて、往復移動しながら人工スラグ11を散
布する先端供給部8aと渦流式センサヘツド1
2とが干渉し合う。
つまり、先端供給部8aが従来通り往復移動
しようとすれば、渦流式センサヘツド12が邪
魔になるのである。この他に邪魔をするものと
して、鋳型2内の溶鋼4を自動的にサンプリン
グするための自動サンプリング装置のサンプリ
ングヘツド(図示省略)などもある。それぞれ
重要なこれ等の装置を共存させながら使用して
いくためには、人工スラグ供給装置5の先端供
給部8aを鋳型2の開口部の上方に懸架するこ
とをやめて、同開口部上方を開放状態にしなけ
ればならない。
(ロ) 鋼管製の先端供給部8aは磁気を帯びる導体
なので渦流式センサヘツド12が発する磁界つ
まりこの磁界によつてできる溶鋼湯面4′上の
渦電流を乱し、その結果湯面レベルの計測精度
が悪くなる。
本考案は、従来の人工スラグ自動供給装置をそ
の基本とし、以上の問題を解決することを目的と
するものである。
本考案は、台車上に載置された貯留ホツパ並び
に供給パイプに嵌合連結した先端供給部が鋳型の
長辺に沿つて往復走行しながら該先端供給部の開
口から人工スラグを鋳型内の溶鋼湯面に供給する
人工スラグ自動供給装置において、曲率の中心が
上方にあり且つ下端が略水平方向に向つた略円弧
状の滑らかな曲線をなし且つ不導体にして耐熱性
を有する先端供給部を鋳型の開口部の上方外から
人工スラグを散布する如く配置し、該先端供給部
に設けた小孔に乾燥した不活性ガス源に連通した
送気管を連結してなる連続鋳造用人工スラグ自動
供給装置を提供するものである。
そこで以下の実施例に基いて本考案を詳細に説
明する。
第3図および第4図は本考案に係る連続鋳造用
人工スラグ自動供給装置の一実施例を示すもの
で、第3図は要部を示す側面図、第4図は同上平
面図である。
第3図および第4図において、第1図および第
2図と同一または略同一のものについては同一の
符号を付しその説明を省略する。
人工スラグ自動供給装置5を先述の他の装置と
共存使用するために、従来鋳型2の開口部上方に
懸架され且つ往復移動していた同装置5の先端供
給部8aを徹去し、鋳型2の開口部の上方外から
人工スラグを散布しなければならない。
このために、本考案にあつては、第3図に示す
ように先ず先端供給部8を鋳型2の開口部の上方
外に配置する。つまり、この先端供給部8の開口
8′を鋳型2の長辺壁上に配置し、同開口8′から
人工スラグ11を散布する。
しかしながら、このままの散布では非常に不均
一なものとなり、鋳型2内の人工スラグ消費量に
応じた散布パターンはとても得られない。その結
果、人工スラグを供給する初期の目的および自動
供給装置による効果を達することができず著しい
場合にはブレークアウトの原因にもなり得るので
ある。
そこで、このような散布状態を改善するために
供給パイプ7にピン13で抜止めされた先端供給
部8の形状を第3図に示す如く曲率の中心が上方
にあり且つ下端が略水平方向に向つ略円弧状の滑
らかな曲線となし、同供給部8の先端或いは先端
付近に小孔14を設け、該小孔14から乾燥した
ガスを先端供給部8の開口8′に向けて吹き込む
ようにすれば鋳型2の短辺方向(鋳片の厚み方
向)にも均一に人工スラグ11を散布することが
可能となる。特に図示はしないが小型の電気ヒー
タなどによつて乾燥した窒素ガスなどの不活性ガ
スを上記小孔14に連結した送気管15から吹き
込むことにより、従来と何ら変わることのない良
好な散布パターンを呈する人工スラグ自動供給が
できるのである。
なお、不活性ガス源と送気管14との配管系路
の一部に可撓性パイプを採用し、ガス圧は0.5
Kg/cm2程度で実施し好結果を得た。また、この先
端供給部8は、連続鋳造用湯面監視制御装置のセ
ンサヘツド12が発する渦電流の外乱とならない
ように不導体であることが必要であり、一方溶鋼
湯面4′近くに配置されるため耐熱性を有する材
質であることも必要である。
このために、先端供給部8の材質として、セラ
ミツクス系のものを用いたが、破損し難く200℃
程度の耐熱性を具備したフツ素ゴムを用いて更に
よりよい結果を得ている。
以上の如く、本考案に係る人工スラグ自動供給
装置は、連続鋳造中の鋳型の開口部上方において
連続鋳造用湯面監視制御装置などと共存使用が可
能となりその工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は連続鋳造用人工スラグ自動
供給装置の従来例を示すもので、第1図は側面概
略説明図、第2図は平面概略説明図である。第3
図及び第4図は本考案に係る連続鋳造人工スラグ
自動投入装置の一実施例を示すもので、第3図は
要部を示す側面図、第4図は同上平面図である。 1……タンデイツシユ、2……鋳型(モール
ド)、3……浸漬ノズル、4……溶鋼、4′……溶
鋼湯面、5……人工スラグ自動供給装置、6……
貯留ホツパ、7……供給パイプ、8,8a……先
端供給部、8′,8′a……先端供給部の開口、9
……モータ、10……コイルスプリング、10…
…人工スラグ、12……センサヘツド(連続鋳造
用湯面監視制御装置)、13……ピン、14……
小孔、15……送気管、A……移動範囲。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 台車上に載置された貯留ホツパ並びに供給パ
    イプに嵌合連結した先端供給部が鋳型の長辺に
    沿つて往復走行しながら該先端供給部の開口か
    ら人工スラグを鋳型内の溶鋼湯面に供給する人
    工スラグ自動供給装置において、曲率の中心が
    上方にあり且つ下端が略水平方向に向つた略円
    弧状の滑らかな曲線をなし且つ不導体にして耐
    熱性を有する先端供給部を鋳型の開口部の上方
    外から人工スラグを散布する如く配置し、該先
    端供給部に設けた小孔に乾燥した不活性ガス源
    に連通した送気管を連結してなる連続鋳造用人
    工スラグ自動供給装置。 2 先端供給部の材質がセラミツクスであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の人工スラグ自動供給装置。 3 先端供給部の材質がフツ素ゴムであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の人工スラグ自動供給装置。
JP19056883U 1983-12-09 1983-12-09 人工スラグ自動供給装置 Granted JPS6099049U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19056883U JPS6099049U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 人工スラグ自動供給装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP19056883U JPS6099049U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 人工スラグ自動供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6099049U JPS6099049U (ja) 1985-07-05
JPS6313889Y2 true JPS6313889Y2 (ja) 1988-04-19

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ID=30410582

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JP19056883U Granted JPS6099049U (ja) 1983-12-09 1983-12-09 人工スラグ自動供給装置

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Families Citing this family (1)

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JPS6099049U (ja) 1985-07-05

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