JPS63138291A - 原稿検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、主に原稿画像の読取装置や複写装置に用い
られる原稿検出装置に関する。

（ロ）従来の技術 光学式の画像読取装置や複写装置などにおいて、本のよ
うに綴じられた厚手の原稿については、その綴じ部が原
稿載置台から浮き上るため、その浮き上った部分の画像
が不鮮明な歪んだ状態で読取られたり、複写される。

従って、原稿の状態、たとえば原稿の浮き上り距離を原
稿検出装置によって予め測定し、その距離に対応して光
学系のピントを調整したり原稿走査速度を制御すること
により、鮮明な画像を得るようにしている（たとえば、
特開昭５８−１３０３６１号公報参照）。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の原稿検出装置は、原稿面を照射す
る発光器とその反射光を受光する受光器を備え、発光器
から原稿に入射する光の入射角と受光器の受光角を連続
的に変化させて受光器の受光量が最大になる入射角と受
光角を決定し、その角度から原稿面の位置を検出しよう
とするものであり、構成および制御が複雑で装置が高価
になると共に、検出に時間を要し即応性に欠けるという
問題点があった。

この発明は、このような事情を考慮してなされたもので
、所定角度に固定した発光器と複数の受光器とを備える
ことにより、構成および制御が簡単で、即応性に富み、
安価で実用性の高い原稿検出装置を提供するものである
。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は原稿の露光走査方向に移動しながら原稿載置
台の下方から原稿に光を照射し、その反射光を受光して
原稿の状態を検出する原稿検出装置において、原稿に光
を照射する発光手段と、原稿載置台に密着した原稿面か
らの反射光を受光して受光信号を出力する第１受光手段
と、前記原稿載置台から異なる所定距離だけ離れた原稿
面からの各反射光を受光して受光信号を出力する１つ以
上の第２受光手段を備えたことを特徴とする原稿検出装
置である。

（ホ）作　用 原稿面を発光手段が走査するとき、第１受光手段から受
光信号が出力されるのは、発光手段が原稿載置台に密着
した原稿面を照射している場合であり、第２受光手没か
ら受光信号が出力されるのは、発光手段が原ｉ載置台か
ら所定距離だけ離れた原稿面を照射してる場合である。

従って、第１および第２受光手段からの受光信号の出力
状態から、原稿の密着部の長さ、原稿の浮上り部分の有
無、原稿の浮上り部分の走査方向の長さ、原稿の浮上り
部分の傾斜角度や高さ、原稿の始端・終端、原稿の載置
位置などが検出される。

（へ）実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する
。なお、これによってこの発明が限定されるものではな
い。

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す正面図
および側面図であり、１は透明ガラス板からなる原稿載
置台、２は厚手の畷じられた原稿、３は発光素子３ａと
フード３ｂからなる発光器、４は発光素子４ａと７−ド
４ｂからなる発光器、５は発光素子５ａとフード５ｂか
らなる発光器である。受光素子４ａは発光素子３ａから
照射される光６が原稿載置台１に密着した原稿面に反射
する光７を受光する位置に配置され、受光素子５ａは発
光素子３ａから照射される光６が原稿載置台１から距離
Ｌ１だけ離れた原稿面に反射する光８を受光する位置に
配置されている。

そして、発光器３および受光器４．５は矢印で示す原稿
露光方向に一定速度で移動する露光用光源の支持部（図
示しない）に支持されている。

第３図の（ωは受光素子４ａの出力を、第３図の＋ｂ＋
は受光索子５ａの出力を、第３図の（Ｃ）は受光素子４
ａ、５ａの各出力から算出される原稿面の高さを、それ
ぞれ原稿２の位置に対応させて示した説明図である。つ
まり、第３図において、原稿２の左端から右方向へ発光
器３および受光器４，５が移動すると、受光素子４ａは
点８〜点０間と点Ｆ〜点点間間おいて発光素子３ａの反
射光を受光して出力し、受光素子５ａは点Ａ、点Ｄ、点
Ｅ、点Ｈにおいて発光素子３ａの反射光を受光して出力
する。従ってこれらの出力から、原稿の面の高さを直線
で近似すると第３図の（Ｃ）のようになる。

第４図はこの発明の他の実施例を示す第２図対応図であ
り、９は受光素子９ａとフード９ｂからなる受光器であ
る。受光索子９ａは発光素子３ａから照射される光６が
原稿載置台１から距離Ｌ２だけ離れた原稿面に反射する
光１０を受光する位置に配置されている。そして受光器
９は発光器３および受光器４，５を原稿露光方向に移動
させる支持部に支持されている。その他の構成は第２区
間等である。

第５図は第４図に示す実施例の第２図対応図であり、第
５図の（田は受光素子４ａの出力を、第５図の＋ｂ＋は
受光素子５ａの出力を、第５図の（Ｃ）は受光素子９ａ
の出力を、第５図の＋ｄ＋は受光素子４ａ。

５ａ　、９ａの各出力から算出される原稿面の高さを、
それぞれ原Ｎ２の位置に対応させて示している。つまり
、第５図において原稿２の左端から右方向へ発光器３お
よび受光器４，５．９が移動すると、受光素子４ａは点
８〜点０間と点Ｆ一点点間間発光素子３ａの反射光を受
光して出力し、受光素子５ａは点Ａ１点Ｄ、点Ｅ、点Ｈ
において発光素子３ａの反射光を受光して出力し、さら
に、受光素子９ａは点８１点に１点し、点〜１において
発光素子３ａの反射光を受光して出力する。従って、こ
れらの出力から原稿面の高さを直線近似によって求める
と第５図の（小のようになり、前述の実施例よりも実際
に近い原稿面高さが検出されることを示している。

第６図はこの発明のさらに他の実施例を示す第２図対応
図であり、前述の実施例においては原稿２に光を照射す
る発光手段として、１つの発光器３を設けたが、第６図
の実施例においては、発光手段としてさらに発光素子１
１ａとフード１１ｂからなる発光器１１が付加されて発
光器３の支持部に設置されている。そして受光素子４ａ
は、発光素子３ａから照射される光６が原稿Ｖ、載置台
に密着した原稿面に反射する光７のみを受光する位置に
配置され、受光素子５ａは、発光素子１１ａから照射さ
れる光１２が原稿載置台１から距離Ｌ１だけ離れた原稿
面に反射する光８のみを受光する位置に配置されている
。その他の構成は第２図と同等である。なお、この場合
、発光素子３ａと受光素子４ａ、発光素子１１ａと受光
素子５ｂの各組合せにおいて、授受し合う発光波長と受
光可能波長領域が組合せごとに異なることが好ましく、
それによって、反射面の識別がより明確に行われる。

また、前述の各実施例においては、発光器又は受光器を
そりぞれ平行に配置したが、必ずしもこれらを平行に配
置する必要はない。

このようにして、各受光器の受光素子の出力から、原稿
の密着部の長さ、原稿の浮上り部分の有無、原稿の浮上
り部分の走査方向の長さおよび浮上り高さ、原稿の始端
・終端位置などが容易に検出される。

（ト）発明の効果 この発明によれば、原稿載置台から原石面までの距離を
はじめ、原稿浮上り部分の大きさと位置、原稿！着部の
長さ、原稿の始端・終端位置などを容易に検出すること
ができ、しかも構成や制御が簡単な原稿検出装置が提供
される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す正面図、第２図は第
１図の側面図、第３図は第２図の各受光素子の出力とそ
れらの各受光素子の出力から検出される原稿面の高さを
示す説明図、第４図はこの発明の他の実施例を示す第２
図対応図、第５図は第４図に示す実施例の第３図対応図
、第６図はこの発明のさらに他の実施例を示す第２図対
応図である。 １・・・・・・原稿載置台、　　２・・・・・・原稿、
３・・・・・・発光器、　　　　　４，５・・・・・・
受光器。 兜・４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、原稿の露光走査方向に移動しながら原稿載置台の下
   方から原稿に光を照射し、その反射光を受光して原稿の
   状態を検出する原稿検出装置において、 原稿に光を照射する発光手段と、原稿載置台に密着した
   原稿面からの反射光を受光して受光信号を出力する第１
   受光手段と、前記原稿載置台から異なる所定距離だけ離
   れた原稿面からの各反射光を受光して受光信号を出力す
   る１つ以上の第２受光手段を備えたことを特徴とする原
   稿検出装置。