JPS63137932A - 表面改質プラスチツクフイルム - Google Patents

表面改質プラスチツクフイルム

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JPS63137932A
JPS63137932A JP28429986A JP28429986A JPS63137932A JP S63137932 A JPS63137932 A JP S63137932A JP 28429986 A JP28429986 A JP 28429986A JP 28429986 A JP28429986 A JP 28429986A JP S63137932 A JPS63137932 A JP S63137932A
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JP
Japan
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film
plastic film
plasma
plasma polymerized
modified plastic
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Pending
Application number
JP28429986A
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English (en)
Inventor
Junji Terada
順司 寺田
Yoshihiro Ogawa
善広 小川
Mizuho Hiraoka
美津穂 平岡
Hiroyuki Imataki
今滝 寛之
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面改質プラスチックフィルムに関し、特にプ
ラスチックフィルムの表面をプラズマ重合膜で処理する
ことにより、表面硬化性および疎水性を改良した表面改
質プラスチックフィルムに関する。
[従来の技術] 従来、プラスチックフィルムの表面改質法の中で、特に
表面の疎水化及び硬化方法としては下記方法が知られて
いる。
(1)フッ素化合物を用い、低圧グロープラズマ中でプ
ラスチックフィルム表面をフッ素化することにより疎水
化する方法。
(2)プラスチックフィルム表面に低温プラズマ処理に
よる活性化に際し、電子ビームを照射し、 AIhOz
、5i02等を蒸発させることにより表面を硬化する方
法。
上述の2方法がプラスチックフィルムの比較的高速な表
面改質法として知られている。
しかしながら、上記のプラスチックフィルムの表面改質
法は、求めるプラスチックフィルムの表面改質の内、疎
水化又は硬化のいずれか1つのみしか解決していない。
一方、最近、プラスチック表面にプラズマ重合法により
薄膜を作製することで表面の疎水性及び硬化処理の両方
を、一様に解決する方法が報告されている。(特開昭5
8−162901号公報)しかしながら、この方法によ
り得られるプラズマ重合膜では、疎水性の目安となる臨
界表面エネルギー及び膜硬度特性は充分に満足されてい
ない現状である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上述の如き欠点を解決した表面改質プ
ラスチックフィルムを提供するものである。
さらに本発明の目的は、プラスチックフィルム基材の特
別な前処理無しに、作製されたプラズマ重合膜と、良好
な密着性が得られる表面改質プラスチックフィルムを提
供するものである。
[問題点を解決するための手段]及び[作用]即ち、本
発明はプラスチックフィルムの表面に少なくとも鉛筆硬
度5H以上で、かつ臨界表面エネルギーが28dyne
/cm以下を有するプラズマ重合膜を形成してなること
を特徴とする表面改質プラスチックフィルムである。
本発明ではプラスチックフィルムの表面にプラズマ重合
膜を設けることを特徴とするもので、特にその重合膜が
低表面エネルギーで高い膜硬度を有するものである。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明の表面改質プラスチックフィルムを製造
するプラズマ重合装置の一例を示す説明図である。同第
1図において、本発明の表面改質プラスチックフィルム
を製造する方法は、まずプラスチックフィルムの基材1
をプラズマ重合反応槽2内に設置されている平行平板電
極3.4のアノード側の平行平板電極3に設置し、反応
槽2を一度、高真空域I X 10−’Torr以下ま
で排気した後、千ツマーガス、例えばフッ素系モノマー
をモノマーガス取り入れ口5より導入し、数10m T
arr〜数Torrの圧力で平衡に保つ。
尚、4はカソード側の平行平板電極である。
次に、反応槽2内に設けた平行平板電極3.4にて放電
を行ない、基材l上に厚さ数nm〜数千nmのプラズマ
重合膜8を作製する。その後、反応槽2内をI X 1
13−’Torr以下まで排気する。
この様にして得られるプラズマ重合−膜が、本発明の臨
界表面エネルギーが28dyne/cm以下の低表面エ
ネルギーで、鉛筆硬度5H以上の高い膜硬度を有する膜
となる。
本発明において、プラズマ重合膜が形成されるプラスチ
ックフィルム基材としては、例えばポリエチレン、ポリ
カーボネート、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリ塩化ビニル等が用いられるが、これ等以
外の材質でも良い。
8は本発明による低表面エネルギーで、かつ高い膜硬度
を有するプラズマ重合膜である。
プラズマ重合膜とは有機子ツマ−が低温プラズマ状態の
中で、その高い速度エネルギーを持つ分子、イオン、電
子の衝突によって成膜されたもので、一般には低圧に保
った真空槽内の基材上に形成される。
本発明ていうプラズマ重合膜は、この低圧に保った真空
系の反応槽2内において、平行平板電極3.4内でプラ
ズマを生成し、それにより低表面エネルギーで高い膜硬
度を有する膜を形成するものである。
尚、本発明で使用されるプラズマ重合膜を生成する有機
モノマーとしては、有機化合物であれば特に限定するこ
となく広範囲のものを用い・ることができるが、例えば
、次のような化合物が好適で ”ある。
(1)メタン、エタン、プロパン、ブタン、ヘプタンな
どの脂肪族飽和炭化水素。
(2)エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジェン、ペ
ンテン、メチルペンテン、イソプレン、ジメチルペンテ
ンなどのオレフィン類。
(3)アセチレン、プロピン、ブチン、ヘプチンなどの
脂肪族アルキン類。
(4)トルエン、ベンゼン、キシレン、エチルベンゼン
、スチレンなどの芳香族炭化水素。
(5)メチルメタクリレート、酢酸ビニル、メチルビニ
ルケトン、エチレンオキシドなどの含酸素化合物。
(6)塩化ビニル、塩化ビニリデン、弗化ビニル、弗化
ビニリデン、6−フッ化プロピレン、テトラフルオロエ
チレン、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオロイ
ソプロピルメタクリレート、ジクロロテトラフルオロエ
タン、ジクロロジフルオロメタンなどのハロゲン化炭化
水素。
(7)ビニルトリエトキシシラン、トリメトキシメチル
シラン、テトラメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ヘキサメチルジシロキサンなどのケイ素系化合物
(8)メチルアミン、ジアリルアミン、エチレンジアミ
ン、ピリジン、ピリミジン、キノリン、4−ビニルピリ
ジン、アセトニトリル、アクリルニトリルなどの含窒素
化合物。
(9)テトラメチルチン、テトラメチルゲルマニウム、
銅フタロシアニンなどの有機金属化合物。
これ等の有機モノマーを第1図の千ツマーガス取り入れ
口5より1種もしくは2種以上導入するか、あるいは他
のashガス種、例えば、N2,0□。
N2. He、 Ar等を上記有機子ツマーガス種に少
なくとも一種以上を同時に導入することてプラズマ重合
膜を作製することができる。
本発明において、プラズマ重合膜は前記の有機子ツマ−
により形成された膜が用いられるが、それ等の中で特に
フッ素系プラズマ重合膜およびシラン系プラズマ重合膜
が好ましい。
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 ポリエチレンフィルムを平行平板電極を有する真空装置
の反応槽内のアノード側にセットし、I X 10−’
Torr以下まで排気してから、トリフルオロエチレン
モノマーガスを0.ITorrまで導入し、流量203
CCMテ平衡にしてから、R−F 50Wテ、2膜分間
、プラズマ重合膜の形成を行なった。
重合終了後、反応槽内の圧力をl X IQ−3Tor
r以下まで排気し、5分間放置した。形成されたプラズ
マ重合膜の膜厚は7000■であった。
実施例2 ポリカーボネートフィルムを平行平板電極を有する真空
装置の反応槽内のアノード側にセットし、I X 10
−’Torr以下まで排気してから、トリメトキシメチ
ルシランモノマーガスを0.ITorrまで導入し、流
量20SCCM”t”F衡にしてから、R−F 5(I
Wで、50分間、プラズマ重合膜の形成を行なった。
重合終了後、反応槽内の圧力をI X 10−”Tor
r以下まで排気し、5分間放置した。形成されたプラズ
マ重合膜の膜厚は300nmであった。
以上の実施例1において、プラスチックフィル牟の表面
にフッ素系プラズマ重合膜を設けることにより、表面エ
ネルギーが36dyne/cmから12dyne/cm
へ低下し、膜硬度は6■であり、テープによる膜剥離テ
ストに対して充分に耐える1膜であった。
また、実施例2において、プラスチックフィルムの表面
にシラン系プラズマ重合膜を設けるととにより、表面エ
ネルギーが45dyne/cmから28dyne/cm
へ低下し、膜硬度は9Hであり、テープによる膜剥離テ
ストに対して充分に耐える膜てあった。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明の表面改質プラスチックフィ
ルムは、高い膜硬度と低表面エネルギーの疎水性のプラ
ズマ重合膜を有し、また該プラズマ重合膜はプラスチッ
クフィルムとの密着性に優れ、極めて利用価値の高いも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面改質プラスチックフィルムを製造
するプラズマ重合装置の一例を示す説明図である。 1・・・基材 2・・・反応槽 3.4・・・・平行平板電極 5・・・千ツマーガス取り入れ口 6・・・高周波電源 7・・・排気口 8・・・プラズマ重合膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラスチックフィルムの表面に少なくとも鉛筆硬
    度5H以上で、かつ臨界表面エネルギーが28dyne
    /cm以下を有するプラズマ重合膜を形成してなること
    を特徴とする表面改質プラスチックフィルム。
  2. (2)プラズマ重合膜がフッ素系プラズマ重合膜である
    特許請求の範囲第1項記載の表面改質プラスチックフィ
    ルム。
  3. (3)プラズマ重合膜がシラン系プラズマ重合膜である
    特許請求の範囲第1項記載の表面改質プラスチックフィ
    ルム。
JP28429986A 1986-12-01 1986-12-01 表面改質プラスチツクフイルム Pending JPS63137932A (ja)

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JP28429986A JPS63137932A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 表面改質プラスチツクフイルム

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JP28429986A JPS63137932A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 表面改質プラスチツクフイルム

Publications (1)

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JPS63137932A true JPS63137932A (ja) 1988-06-09

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ID=17676731

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JP28429986A Pending JPS63137932A (ja) 1986-12-01 1986-12-01 表面改質プラスチツクフイルム

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JP (1) JPS63137932A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063759A (ja) * 2008-03-28 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層転写フィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014063759A (ja) * 2008-03-28 2014-04-10 Dainippon Printing Co Ltd 触媒層転写フィルム

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