JPS63137713A - オイルフイルタのｏリング検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カートリッジ型のオイルフィルタを締付装置
によりエンジンのフィルタ取付箇所に締結する際、該オ
イルフィルタに予め取付けたＯリングの有無を検出する
０リングの検出方法に関する。

（従来の技術） 従来は、作業者が手作業でオイルフィルタをエンジンに
組付ける前にＯリングの有無を目視検査するようにして
いる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、端部にＯリングを取付けたカートリッジ型の
オイルフィルタを締付装置により自動的にエンジンのフ
ィルタ取付箇所にＯリングが該取付箇所の座面に密着す
るように締結し得るようにして、作業能率の向上が図れ
るようにすることが考えられる。

この場合、締付装置でオイルフィルタをエンジンに組付
ける際Ｏリングが脱落したまま締結したのではオイル洩
れを生じる不都合があり、従ってオイルフィルタの締結
と同時にＯリングの有無を検出し１０るようにすること
が望まれる。

本発明は、かかる要望を充足し１ｑるようにした検出方
法を提供することをその目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、かかる目的を達成すべく、端部に０リングを
取付けたカートリッジ型のオイルフィルタを締付装置に
よりエンジンのフィルタ取付箇所にＯリングが該取付箇
所の座面に密着するように締結するものにおいて、先ず
オイルフィルタを規定締付トルクより小さな所定の仮締
トルクに達するまで仮締めし、次いでその規定締付トル
クに達するまで本締めすると共に、その本締めに要した
時間を計測して、この時間の長短からＯリングの有無を
検出するようにしたことを特徴とする。

（作　用） 本締めに要した時間を計測して、この時間を予め適宜設
定した基準時間と比較し、これが基準時間より長ければ
オイルフィルタに０リングが装着されていて、短ければ
Ｏリングが脱落していることになる。

即ち、オイルフィルタのＯリングが脱落していない場合
は、オイルフィルタを仮締めすることによりＯリングが
エンジンのフィルタ取付箇所の座面に当接した状態とな
り、次いで本締めすることによりＯリングを押しつぶし
つつオイルフィルタが締結され、その締付トルクが緩や
かに上昇し規定締付トルクに達するため本締め一時間が
比較的長くかかる。

これに対しＯリングが脱落している場合は、オイルフィ
ルタを仮締めする二とによりオイルフィルタの端面が上
記座面に当接した状態となるため、次いで本締めすると
締付トルクが直ちに規定締付トルクに達してしまい本締
め時間が短くなる。従って本締めに要した時間の長短で
Ｏリングの有無を検出できる。

（実施例） 実施例は端部にＯリングＢを取付けたカートリッジ型の
オイルフィルタＡを締付装置（１）により自動的にエン
ジンＣのフィルタ取付箇所に０リングＢが該取付箇所の
座面りに密着するように締結するようにしたもので、第
１図乃至第３図を参照して、（２）は組立ラインの途中
の組付ステーション、（３）は該組付ステーション（１
）の外方の供給ステーション、（４）は該供給ステーシ
ョン（３）にオイルフィルタＡを供給するコンベアを示
し、該組付ステーション（２）の横側部にオイルフィル
タＡをこれのＯリングＢが横向きとなる水平姿勢で搬送
するワーク搬送コンベア（５）と、その外方のオイル槽
（６）とを設け、該組付ステーション（１）の横側部上
方に設けた移載手段（Ｄにより該供給ステーション（３
）からオイルフィルタＡを垂直姿勢で取出して該オイル
槽（６）に入れ、ＯリングＢにオイルを塗布後、オイル
フィルタＡを水平姿勢にして該ワーク搬送コンベア（５
）に移載するようにした。

そして、ワーク搬送コンベア（５）の終端に配置した上
記締付装置（１）に該コンベア（５）からオイルフィル
タ八を水平姿勢で供給しその水平姿勢のまま組付ステー
ション（１）に定置したエンジンＣのフィルタ取付箇所
に締付し得るようにした。

図面で（８）はオイルフィルタＡを整列して段積みした
パケットＥを所定のストック位置から上記コンベア（４
）に供給する自動搬送台車を示し、該台車（８）により
供給されたパケットＥを段積みしたまま該コンベア（４
）により上記供給ステーション（３）に搬送し、最上段
のパケットＥから上記移載手段（７）によりオイルフィ
ルタＡを取出し得るようにし、更に該供給ステーション
（３）の外方に配置した旋回及び進退自在な払出手段（
９）により空になったパケットＥを該コンベア（４）の
横側の払出コンベア００に払い出すようにした。

上記移載手段（７）は横動及び昇降動自在な可動枠Ｏｖ
の下端に４個の吸盤（１２１を設けて成り、組付ステー
ション（りの外方の機枠ａ３に横設したガイドレール（
１４ａ）にスライダ（Ｉ＠を支持させ、これにモータ（
１４ｂ）により正逆転駆動される螺杆（１４Ｃ）を螺挿
して該スライダ（１４１に該モータ（１４ｂ）の作動に
よる横動が与えられるようにし、又該スライダ（＋４１
にモータ（１５ａ　）の作動によ′り昇降動するロッド
ａ９を垂設し、該ロッドａＳの下端に該′可動枠（１１
）を取付けてこれに該各モータ（１４ｂ）（１５ａ）の
作動による該スライダ（１４１及び該ロッドａ９を介し
ての横動と昇降動とが与えられるようにした。

又、上記可動枠０の下端に上記４個の吸ｖＬ（１：）を
列設したブラケット（１３ａ）を軸着すると共に、該ブ
ラケット（１３ａ　）に該可動枠（′１１）に取付けた
シリンダ（１３ｂ　）のビス［・ンロツドを連結し、該
ブラケット（１３ａ　）に該シリンダ（１３ｂ　）の作
動によりこれら吸ＩＱ３に吸着したオイルフィルタＡが
水平姿勢となる横向き位置と垂直姿勢となる下向き位置
とへの揺動が与えられるようにした。

又、上記オイル槽（６）にはオイルに浸るように挿入し
た４個のスポンジ（６ａ）が設けられており、オイルフ
ィルタＡを垂直姿勢で該オイル槽（６）に挿入したとき
該各スポンジ（６ａ）に各オイルフィルタＡのＯリング
Ｂが密着しこれに該スポンジ（６ａ）を介してオイルが
塗布されるようにした。

又上記ワーク搬送コンベア（５）は、第５図に示す如く
、機枠ａ３の横側部に取付けた１対のスプロケット（５
ａ）（５ａ）間に張架したチェーン（５ｂ）に、ブロッ
ク（５Ｃ）を等間隔に複数個取付けて成り、該各ブロッ
ク（５Ｃ）間にオイルフィルタＡを水平姿勢で載ｌし得
るようにし、該チェーン（５ｂ）をシリンダ（５ｄ）の
作動により第３図で矢視方向に１ピツチずつ移動させオ
イルフィルタＡを搬送し得るようにした。

又、上記締付装置（１）は、第４図に示す如く、機枠（
１３に固定のレール（１６ａ　）に支持させたスライダ
ｑｅ上のナラ１〜ランナ（１ａ）とこれの出力軸に取付
けたソケッ）−（１ｂ）とで構成され、該スライダｃＵ
ｅに該機枠ａ３に横設したシリンダ（１６ｂ）のビス１
−ンロツドを連結して、該ナツトランナ（１ａ）に該シ
リンダ（１６ｂ）の作動による該スライダを介して上記
組付ステーション（２）上のエンジンＣのフィルタ取付
箇所に向っての進退動が与えられるようにした。

又、上記ワーク搬送コンベア（５）の終端には該コンベ
ア（５）上のオイルフィルタＡを着脱自在に把持する把
持具（１７）が昇降自在に設けられており、該把持具（
１７１により該コンベア（５）からオイルフィルタ八を
受取りこれを上記締付装置（１）に供給し得るようにし
た。

これを更に詳述するに、上記把持具（Ｉ７）は第４図及
び第５図に示す如く、ワーク搬送コンベア（５）の終端
の昇降枠ＣＩ＆に固定した下側の把持片（１７ａ　）と
、機枠■のブラケット（１３ａ　）に立設したエアシリ
ンダ（１７ｂ　）のピストンロッドに連結した上側の把
持片（１７Ｃ）とで構成され、該昇降枠（ＩＦ３から垂
下した１対のガイドロッド（１８ａ　）（１８ａ　）を
該ブラケット（１３ａ）に形成した各ガイド孔に夫々挿
通すると共に、該昇降枠（１＆に該ブラケット（１３ａ
　）に立設したシリンダ（１８ｂ）のピストンロッドを
連結し、該昇降枠（ｌｅに該シリンダ（１８ｂ　）の作
動による昇降動が与えられるようにし、上記シリンダ（
１７ｂ）の縮み側への作動と該昇降枠０８の上昇とによ
る該両把持片（１７ａ　）（１７Ｃ）の動きでワーク搬
送コンベア（５）上のオイルフィルタ△を把持し、引き
続く該昇降枠（′１３の該シリンダ（１７ｂ）のエアの
開じ込みによる反力に抗しての上昇によりオイルフィル
タＡを把持具（１７１に把持した状態で上記締付ＶＲ，
置（１）のソケッ１−（ｌｂ）の進退軌跡に臨む所定の
供給位置に上昇し得るようにした。

又、上記ワーク搬送コンベア（５）の終端にはオイルフ
ィルタＡの亀裂等の有無を検出するフィルタ検出手段ａ
９が設けられており、締付装置（１）でオイルフィルタ
八をエンジンＣに締結する前に該検出手段ａ９により不
良のオイルフィルタΔを検出し得るようにした。

これを更に詳述するに、上記フィルタ検出手段（１ツは
第６図に示す如く、上記昇降枠（Ｉｔ）の把持片（１７
ａ）の背側に、締付装置（１）のソケット（１ｂ）に嵌
入したオイルフィルタＡのＯリングに当接する当接プレ
ート（１９ａ　）をエアシリンダその他の駆１！７１１
（１９ｂ）により該オイルフィルタＡに向って進退自在
に設けて成り、該プレート（１９ａ　）にエア吹出口（
１９Ｃ）を開設し、該吹出口（１９Ｃ）からオイルフィ
ルタＡ内にエアを圧送しそのエアの洩れにより亀裂の有
無を検出し得るようにした。

又、上記当接プレート（１９ａ　）の前面に、０リング
Ｂの内側に嵌合可能で且つ先端にテーパ而（１９ｄ　）
を有するＯリングガイド（１９８）をばね（１９ｆ）Ｔ
−前方に付勢して設け、該プレート（１９ａ　）の前進
によりこれのＯリングＢへの当接に先立って該Ｏリング
ガイド（１９ｅ　）がＯリングＢの内側に嵌入されるよ
うにし、０リングＢの一寸した位置ずれを修正し得るよ
うにした。

そして、先ず移載手段（７）により供給ステーション（
３）からオイルフィルタＡを垂直姿勢で取出してＯリン
グＢにオイルを塗布した後、オイルフィルタＡを水平姿
勢にしてワーク搬送コンベア（５）に移載し、次いでワ
ーク搬送コンベア（５）によりオイルフィルタＡをその
終端に搬送し、把持具（＋７１で該コンベア（５）上の
オイルフィルタＡを把持すると共にこれを所定の供給位
置に上昇させ、次いで締付装置（１）のナツトランナ（
１ａ）を前進させてソケット（１ｂ）に該把持具（１７
１に把持したオイルフィルタＡを嵌入し、その後フィル
タ検出手段０ｇｌの当接プレート（１９ａ）を前進させ
、これをＯリングＢに当接させて該手段（Ｉ９によりオ
イルフィルタＡの亀裂の有無を検出する。

次いで、当接プレート（１９ａ）を後退し、上側の把持
片（１７ａ　）を上昇すると共に昇降枠■を下降して下
側の把持片（１７Ｃ）とフィルタ検出手段（＋！！１と
を下方に対比した後、締付装置（１）のナツトランナ（
１ａ）を組付ステーション（２）に定置したエンジンＣ
のフィルタ取付箇所近傍の所定の締結位置に前進させる
。

そして先ず第８図に示すように、オイルフィルタＡを規
定締付トルクＦより小さな所定の仮締トルクＳに達する
まで仮締めし、次いでその規定トルクＦに達するまで本
締めすると共に、その本締めに要した時間Ｔを計測する
。

この場合オイルフィルタＡのＯリングＢが脱落している
と、オイルフィルタＡを仮締めすることによりＯリング
ＢがエンジンＣのフィルタ取付箇所の座面りに当接した
状態となり、次いで本締めすることにより０リングＢを
押しつぶしつつオイルフィルタＡが締結され、その締付
トルクが第８図で実線で示すように緩やかに上昇し規定
締付トルクＦに達するため本締めｉ間丁が比較的長くか
かる。

これに対しＯリングＢが脱落していると、仮締めするこ
とによりオイルフィルタＡの端面が上記座面りに当接し
た状態となるため、次いで本締めすると締付トルクが第
８図で鎖線で示すように直ちに規定締付トルクＦに達し
てしまい本締め時間が短くなる。

かくて、本締めに要した時間を計測して、この時間を予
め適宜設定した基準時間と比較することによりＯリング
Ｂの有無を検出できる。そして、計測した本締め時間Ｔ
を基準時間と比較しその長短でオイルフィルタＡにＯリ
ングＢが装着されているか否かを判断し適宜表示手段で
表示する。

その後、０リングＢが装着されていれば締付装置（１）
のナツトランナ（１ａ）を後退し、エンジンＣを払い出
して作業を完了する。

（発明の効果） このように本発明によるときは、オイルフィルタの仮締
め後の規定トルクに達するまでの本締めに要した時間を
計測するだ番プで足り、比較的簡単に０リングの有無を
検出でき、而も締付装置によるオイルフィルタのエンジ
ンへの締結と同時に０リングの有無を検出できて、Ｏリ
ングの脱落によるオイル洩れの発生を確実に防止できる
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法により検出するＯリングを取付けた
オイルフィルタの組付装置の正面図、第２図−４，ｔそ
の平面図、第３図は第１図の■−■線矢視図、第４図及
び第５図は夫々第２図の■−■線及びｖ−ｖ線拡大矢視
図、第６図は要部の截断正面図、第７図はオイルフィル
タの締結状態の一部截断正面図、第８図は締付トルクと
締付時間の特性図である。 Ａ・・・オイルフィルタ　　　Ｂ・・・ＯリングＣ・・
・エンジン　　　　　　Ｄ・・・座　　面Ｆ・・・規定
締付トルク　　　Ｓ・・・仮締トルク（１）・・・締付
装置 代　理　人　　　北　　村　　欣　− 他２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 端部にＯリングを取付けたカートリッジ型のオイルフィ
   ルタを締付装置によりエンジンのフィルタ取付箇所にＯ
   リングが該取付箇所の座面に密着するように締結するも
   のにおいて、先ずオイルフィルタを規定締付トルクより
   小さな所定の仮締トルクに達するまで仮締めし、次いで
   その規定締付トルクに達するまで本締めすると共に、そ
   の本締めに要した時間を計測して、この時間の長短から
   Ｏリングの有無を検出するようにしたことを特徴とする
   オイルフィルタのＯリング検出方法。