JPS6313721A - コンタクトレンズの製造方法 - Google Patents

コンタクトレンズの製造方法

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JPS6313721A
JPS6313721A JP15786486A JP15786486A JPS6313721A JP S6313721 A JPS6313721 A JP S6313721A JP 15786486 A JP15786486 A JP 15786486A JP 15786486 A JP15786486 A JP 15786486A JP S6313721 A JPS6313721 A JP S6313721A
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Takeshi Okubo
毅 大久保
Takeyuki Sawamoto
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Jiro Tarumi
樽見 二郎
Shigeo Komiya
小宮 重夫
Shigeharu Onozuka
小野塚 茂晴
Hideyuki Futamura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はコンタクトレンズの製造方法に関する。 更に詳しくは、予めレンズ素材をプレポリマーの状態に
調製しておき、このプレポリマーを鋳型中で重合硬化さ
せる]ンタクi〜レンズの製造方法に関する。 [従来の技術] コンタクトレンズは所望の物性を有する重合体をレンズ
素材として、これに切削、研磨等の機械加工を施ずこと
により主として製造され〔きた。 このようなコンタクトレンズの製造法は切削研磨法と呼
ばれているが、切削ω1磨法に於いては良好な光学性能
を有し、しかも機械加工ができるような十分硬質なレン
ズ素材を必要とする。そして、このようなレンズ素材は
コンタクトレンズに必要な物性を与えるモノマー又はモ
ノマーの混合物を、重合容器中で重合硬化さVる方法に
より製造されている。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、モノマー又はモノマーの混合物を重合硬
化さけることにより、上述のように光学性能が良好で、
かつ硬質なレンズ素材を得るには、加熱昇温過程に長時
間を必要とし、生産性に乏しいという問題点があった。 例えば、N、N−ジメチルアクリルアミドやN−ビニル
ピロリドンのような重合性の高い七ツマ−を主成分とす
るモノマー混合物から所望のレンズ素材を製造するため
には、3日ないし7日間の重合時間を必要とし、1日以
内の短時間で重合を行なった場合には、重合反応の安定
した制御が困難なため、重合中に発泡が生じて重合物が
レンズ素材として適性に欠けるものになったり、あるい
は非常に軟質な重合物となって切削、研磨等の機械加工
ができない不都合があった。また、たとえ機械加工が可
能な場合でも、比較的短い重合時間で製造されたレンズ
素材には、重合過程で生じた歪がしばしば残留する。こ
のため、機械加工後レンズを水和膨潤セしめて含水状態
のソフト−1ンタクトレンズとしても、含水率が不安定
になり所望の物性が得られない場合が多く、更には変形
が生じて設定したサイズおよび形状のレンズを取得でき
ない欠点がある。 本発明は上述のような問題点を解決し、短時間の内に優
れた物性を有するレンズ素材を製造して、従来品よりも
更に浸れた性能を右するハードないしはソフトコンタク
トレンズをI Bする方法を提供することを目的とする
。 [問題点を解決するための手段] 本発明に係るコンタクトレンズの¥J造方法は、ハード
またはソフトコンタクトレンズの原料となる七ツマ−な
いしはモノマー混合物を、重合開始剤および架橋剤の存
在下に撹拌しながら加熱して反応させ、反応液の粘度が
10〜2000cpsの範囲に上昇した時点で反応液を
冷却することによって反応を中断させて上記の粘度範囲
にあるプレポリマーを調製し、このプレポリマーを鋳型
に収めて重合硬化させることを特徴とする。 本発明に於けるプレポリマーは単一成分のモノマーから
調製されたものであっても良いが、少なくとも2種以上
のモノマー成分で構成させることが実用上より効果的で
ある。 N、N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピロリド
ン、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよび2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレートから選ばれるモノマー
を主成分としたプレポリマーを[1し、含水率60%以
上のソフトコンタクトレンズを製造する場合には、主成
分となるモノマーは全モノマーの少なくとも50重間%
を占めるのが通常であるが、主成分となるモノマーと共
に重合可能な他のPツマ−としては、疎水性メタクリル
酸ニスデル、疎水性アクリル酸エステル、ケイ素含有メ
タクリル酸系モノマー、同じくケイ水含イiアクリル酸
系モノマー、親水性メタクリル酸エステル、親水性アク
リル酸エステル等が使用可能り である。 一方、疎水性メタクリル酸エステルを主成分としたプレ
ポリマーを調製し、ハードコンタクトレンズを製造する
場合には、主成分となる七ツマ−は全モノマーの30〜
100重量%を占めることができ、疎水性メタクリル酸
エステル以外のモノマー成分としては、ソフトコンタク
トレンズの場合と同様、疎水性アクリル酸エステル、ケ
イ素含有メタクリル酸系またはアクリル酸系モノマー、
親水性メタクリル酸ニスデル、親水性アクリル酸エステ
ル等が使用可能である。 そして疎水性メタクリル酸エステルとし“Cは、メタク
リル酸のメチル」ニスチル、エヂル工ステル、n−ブチ
ルlステル、イソブヂルエステル、ターシャリ−ブチル
エステル、n−11」ビルニスデル、イソプロピルエス
テル、ラウリルエステル、シクロへキシルニスデル、ベ
ンジルエステル、メチルベンジルニスデル、イソボルニ
ルエステル等で例示れる各エステルを挙げることができ
る。 疎水性アクリル酸エステルとしては、アクリル酸のメチ
ルエステル、エチルエステル、n−ブチルエステル、イ
ソブチルエステル、ターシャリ−ブチルエステル、n−
プロピルニスデル、イソプロピルエステル、シフ
【−1
ヘキシルエステル、ベンジルエステル等で例示される各
アクリル酸エステルを挙げることができる。 またケイ素含有メタクリル酸系モノマーとしては、トリ
メデルシリルメタクリレート、トリメチルシロキサニル
メタクリレート、トリスートリメチルシロギサニルシリ
ルーブロビルメタクリレート等を、同じくケイ素含有ア
クリル酸系七ツマ−としては、トリメチルシリルアクリ
レート、トリメチルシロキサニルアクリレート、トリス
−トリメデルシロキサニルシリル−プロビルアクリレー
ト等をそれぞれ挙げることができる。 親水性のメタクリル酸エステルおよびアクリル酸エステ
ルとしては、メタクリル酸又はアクリル酸の2−ヒドロ
キシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル
、2−ヒドロキシブチルエステル、グリセリルエステル
、グリシジルエステル等の各エステルを挙げることがで
きる。 このほか、N−メチルアクリルアミド、N−メチルメタ
クリルアミド、N、N−ジメチルメタクリアミド等のN
−アルキル置換アクリルアミド又はN−アルキル置換メ
タクリルアミドもコモノマー成分として使用することが
できる。 上記した各コモノマー成分の使用いは、製造セんとする
コンタクトレンズの含水率や機械的強度等を勘案して所
定の範囲で任意に選ぶことができる。そしたまた、本発
明のプレポリマーを調製するに際しては、コンタクトレ
ンズの製造に際して通常使用される紫外線吸収剤、酸化
防W剤等の添加剤を必要に応じて加えることができる。 架橋剤としては当業界で慣用の架橋剤がいずれも使用可
能であって、その典型例を挙げれば、Lチレングリコー
ルジメタクリレート、ジ]、ヂレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチ
レングリニ】−ルージメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクレート、ビニルメタクレート、アリ
ルメタクリレート、トリアリルイソシアヌレート、ビニ
ルアクリレート、ジビニルベンゼン等の多官能性架橋剤
を例示することができる。架橋剤は重合に供する七ツマ
−1ooa a部当り0.1〜10重徂部の範囲で使用
するのが通例である。 重合開始剤にも当業界で周知のものが使用可能であって
、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメ
チルバレロニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化ジ−タ
ーシャリ−ブチル、過酸化ラウロイル等がモノマー 1
00重吊部当り一般に 1.0重^)部以下の聞で使用
される。 次に本発明におけるプレポリマーの調整方法を説明する
。 反応容^内に」−述のモノマーもしくはモノマーの混合
液に、架橋剤、13よび重合開始剤を適量添加した重合
原液を準備する。こうして準備された重合原液を適当な
攪拌装置で撹拌しながら、恒温水槽あるいは加熱ヒータ
ー41どを用いて一定温度ぐ加熱する。重合原液を加熱
する温度は重合原液の組成、使用する重合開始剤の種類
や添加楢により異なるが、重合開始剤の分解反応の半減
期が数;15間から数十時間て゛あるm度範囲に選ばれ
、その温度は一般に40〜70℃の範囲にある。加熱撹
拌を行なうと重合反応液の粘度は次第に増加してくので
、その粘度を一定時間毎に測定する。重合反応液の粘度
が所望の粘度達した時に加熱撹拌を停止し、直ちに冷却
することにより重合反応を停止させて所望のプレポリマ
ーを得る。冷却は反応容器を十分に低温に保持された冷
却剤中に浸漬したり、あるいは冷凍機を用いて反応容器
を冷fJIするなどの手段が用いられる。 加熱過程における撹拌は反応を均一に進行ざUるために
重要であり、加熱によって重合原液の重合反応が進行す
る過程に於いて、粘度の増加が全体に渡って均一に進行
するのに必要である。 また、加熱撹拌に必要な時間は製造往んとづるプレポリ
マーの粘度に応じてWなるが、重合開始剤の添加間や加
熱撹拌の温度を調節することによリコン]・ロールする
ことができ、重合開始剤の添加量を増加したり、加熱温
度を高くすることによって、より短時間の内に所望の粘
度を得ることができる。加熱撹拌の時間は数十分から数
時間の範囲に選ぶことが実用上好ましい。 プレポリマーの調製は、必要に応じて窒素ガス気流中で
行なうことができ、これによって重合原液の酸化を防止
することできると共に、所望のプレポリマーを取得する
のに要する反応時間を短縮することかできる。 こうして得られたプレポリマーは冷凍庫等を用いて低温
で保持することにより一定の粘度を保ちながら保存する
ことができる。このようにして保存されたプレポリマー
は、再び室温に戻すだけでコンタクトレンズの@造に使
用することができるため、実用上、非常に便利である。 本発明におけるプレポリマーは、その粘度は10〜20
00CpSの範囲内にあることを敢する。一般に液状重
合物の粘度は温度によって変動する。本発明で言うプレ
ポリマーの粘度は、回転粘度計を使用して温度20℃で
測定した粘度を意味する。そしてこの粘度が10cps
以下であると、プレポリマーを鋳型に注入した後の重合
時間を大幅に短縮することができず、また2000cp
s以上であると、鋳型注入中に混入した気泡を取除くこ
とが著しく困難になると言う不都合が生じる。本発明に
於いて、プレポリマーの特に好ましい粘度範囲は、30
〜1500CpSの範囲である。できるだけ重合時間を
短縮するためには、所定の粘度範囲でできるだけ高粘度
のプレポリマーをm製した方が好ましい。 プレポリマーを注入し、重合硬化反応を進行させるのに
使用される鋳型には、ガラスあるいはプラスチック類の
試験管や円筒状の重合容器を挙げることができる。特に
該鋳型に、雄の成形部材と雌の成形部材とがスペーサー
を介して主軸に沿って結合される構造を有し、しかも雄
及び雌の成形部材がコンタクトレンズの光学面を形成す
る為の光学的成形面を有しているようなものを使用した
場合には、切削研磨等の機械加工を行なわなくてもコン
タクトレンズの光学面を形成することができるので、製
造時間短縮の効果が著しい。 鋳型内でのプレポリマーの重合硬化反応は、30〜15
0℃の温度範囲で進行させることができ、特に重合硬化
反応の過程で温度を上記の範囲で段階的に上昇させるこ
とが好ましい。 [実施例] 以下、本発明を実施例に基づき、更に詳細に説明する。 なお、以下の実施例は本発明の詳細な説明するものであ
り、本発明の範囲を限定するものではない。 実施例1 N、N−ジメヂアクリルアミド   52重り部N、N
−ジメチルメタクリレート  10重量部シクロへキシ
ルメタクリレート   34重量部アクリルlv   
          4重分部エチレングリコール ジメタクリレート    0.2重量部アゾビスジメチ
ルバレロニトリル 0.1mU部よりなるtツマ−混合
物を30フシス」に入れ窒素ガス気流下で50°Cの恒
温水檜中に撹拌しながら、3時間保持した。次いで、該
3日フラスコを直ちに一10℃の冷却槽に浸すことによ
り、76cpsのプレポリマーを得た。このプレポリマ
ーをポリプロピレン製の重合容器に2cc注入し、上部
を密111シた後、40℃にて5.5時間、80℃にて
7.5時間、合計133時間加熱ることにより、重合硬
化させて透明で歪のない、かつ硬質なレンズ素材を得た
。 このレンズ素材を、切削、研磨することによりレンズ形
状に加工し、その後生理食塩水にて水和膨潤させた。m
られたソフトコンタクトレンズは、変形がなく、その引
張強度は、43kg/C12、含水率は80%であった
。 実施例2 N−ビニルビOリドン       88重量部ペンイ
ジルメタクリレート     12重量部トリエチレン
グリコール ジメタクリレート    0111部 アゾビスイソブチロニトリル    0.2重量部より
なるモノマー混合物を50℃の水浴中にて撹拌しながら
4時間加熱し、直らに冷却することにJ:り粘度112
cpsのプレポリマーを得た。このプレポリマーをポリ
プロピレン類の重合容器に2CC注入し、上部を密]1
した後、40℃にて7時間、80℃にて8時間、合計1
5時間加熱することにより、透明で歪のない、かつ硬質
なレンズ素材を得た。 このレンズ素材を、切削、研磨することによりレンズ形
状に加工し、その後生理食塩水にて水和膨潤させた。得
られたソフトコンタクトレンズは、変形がなく、その引
張強度は36kg/c1、含水率は78%であった。 実施例3〜8 実施例1及び2の方法に準じて、各種組成のモノマーの
混合液を40℃ないし60℃の水浴中で撹拌しながら数
時間加熱した後、冷却することにより各種粘度のプレポ
リマーを調製した。次いで各プレポリマーを適当な鋳型
に注入し、温度30〜150℃、加熱時間5〜20時間
の条件で重合硬化せしめてレンズ素材を得た。これらを
機械加工し、水和膨潤することにより得られたソフトコ
ンタクトレンズの物性を表1に示す。 実施例1) エヂルメタクリレート      60重量部ジメタク
リレート     5 i?量郡部過酸化ベンゾイル 
      0.3重石部よりなるモノマー混合物を3
日フラスコに入れ、窒素気流下60℃の恒温水酒中で撹
拌しながら、2時間加熱した。次いで、該3日フラスコ
を一16℃の冷却槽を用いて急冷し、粘度130cps
のプレポリマーを得た。このプレポリマーをガラス製の
円筒状容置に3cc注入して密封した侵、恒温槽中で5
0℃にて10時間、70℃にて5時間、90℃にて2時
間、合計17時間加熱することによりvJ!質なレンズ
素材を得た。 次いで、このレンズ素材を切削、研磨することによりコ
ンタクトレンズとした。このレンズ素材は優れた切削加
工性を有しており、得られたレンズの表面は滑らかであ
って欠陥がなかった。更に、偏光式歪計で観察したとこ
ろ、光学的に均質で歪のないものであった。 実施例10 メチルメタクリレート      95重重石アゾビス
ジメチルバレ口二   0.3ffiM部トリル よりなるモノマー混合液を実施例9と同様に、恒温水酒
中で撹拌しながら、45℃で2.5時間加熱した侵、−
10℃の冷却槽中にて急冷し粘度180cpsのプレポ
リマーを得た。 このプレポリマーをポリプロピレン類の重合容器に2c
c注入し、恒温槽中で45℃にて8時間、60℃にて5
時間、80℃にて2時間、合計15時間加熱することに
より、重合硬化させた。 得られたレンズ素材は硬質であり、切削研磨性に優れた
ものであった。また、通常用いられる方法でコンタクト
レンズに加工したところ、レンズの表面は極めて滑らか
であり、欠陥がなかった。 比較例1 実施例1と同一組成のモノマー混合物をポリプロピレン
類の重合容器に2cc注入し、上部を密閉した復、40
℃にて5.5時間、80℃にて75時間、合計13時間
加熱し重合させた場合は、良好<2物性を与えるレンズ
素材を得ることができないばかりでなく(表1参照)、
本比較例で得られた円柱状重合体は軟質であり、機械加
工性が実施例1と比べて著しく劣っていた。 比較例2 実施例1と同一組成のモノマー混合物をポリプロピレン
類の重合容器に2CG注入し、上部を密閉した後、40
℃にて20時間、42℃で20時間、46℃で10時間
、55℃で8時間、70℃で8時間、90℃で8時間、
合計72時間加熱することにより透明で歪のない、かつ
硬質なレンズ素材を得た。 このレンズ素材を、切削、研磨することによりレンズ形
状に加工し、その後生理食塩水にて水和膨潤させた。得
られたソフトコンタクトレンズは変形がなく、その引張
強度は39kg/cm2、含水率は79%であり、実施
例1とほぼ同等の物性を有していた。即ち、七ツマ−の
混合液を用いてプレポリマーから得たちのと同等の物性
を与えるレンズ素材を得るためには、72時間の重合時
間が必要であった(第1参照)。 比較例3 実施例2と同一組成のモノマー混合物をポリプロピレン
製の重合容器に2CC注入し、上部を密閉した後、40
℃にて7時間、80℃にて8時間、合計15時間加熱し
重合させた場合は、良好な物性を与えるレンズ素材を得
ることができずく表1参照)、しかも本比較例で得られ
た円柱状重合体は軟質であり、礪械加工性が実施例2と
比べて著しく劣っていた。 比較例4 実施例2と同一組成のモノマー混合物をボリア[Jピレ
ン製の重合容器に2cc注入し、上部を密閉した後、4
5℃にて20時間、50℃で12時間、55℃で8時間
、70℃で5時間、90℃で3時間、合計48時間加熱
することにより透明で歪みのない、かつ硬質なレンズ素
材を得た。 このレンズ素材を、切削、研磨することによりレンズ形
状に加工し、その後生理食塩水にて水和膨潤させた。得
られたソフトコンタクトレンズは変形がなく、その引張
強度は34ka/cm2、含水率は78%であり、実施
例2とほぼ同等の物性を有していた。叩ら、七ツマ−の
混合液を用いてプレポリマーから得たものと同等の物性
を与えるレンズ素材を得るためには、48時間の重合時
間が必要であった。 比較例5 実施例9と同一の組成よりなるモノマー混合液を、ガラ
ス製の重合容器に3cc注入し、恒温槽中で実施例9と
同一の条件にて加熱した。得られた重合物はやや軟質で
あり、歪計による観察を行なったところ、光学歪を有す
るものであった。また、このレンズ素材を切削、研磨に
よりコンタクトレンズとしたところ、その表面は極めて
粗いものとなり、コンタクトレンズとして不適当なもの
であった。 比較例6 実施例10と同一の組成よりなる七ツマ−の混合液を、
ポリプロピレン製重合容器に2CC注入し、恒温槽中に
て実施例10と同一の条件で加熱することにより重合硬
化させた。 得られたレンズ素材は硬質であったが、素材内部に多数
の気泡を含んでおり、コンタクトレンズとして使用でき
ないものであった。また、レンズ素材を歪計で観察した
ところ、著しい光学歪が見られた。 なお、実施例に於けるプレポリマーの粘度測定には回転
粘度計を使用しており、その値は20℃における3回の
測定値の平均値である。 く↓X下余白) [発明の効果] 本発明のコンタクトレンズ製造法を採用することにより
、次のような優れた効果が得られる。 1)本発明を実施することにより、発泡や歪等の欠陥が
なく、かつ機械加工性に優れた硬質のレンズ素材を極め
て短時間の内に製造することができる。 2)本発明を実f!iすることにより、同一組成の七ツ
マ−もしくはその混合物から、従来法で得られたソフト
コンタクトレンズと比較して、優れた線域的特性性と安
定した含水率を有するソフトコンタクトレンズを製造す
ることができる。 3)本発明を実施することにより、変形がなく寸法精度
に優れたソフトコンタクトレンズを、従来法で製造する
場合に比較して極めて短時間で製造することができる。 このような効果は予め粘度範囲を10〜2000cps
に調整したプレポリマーを使用することにより初めて術
られるものであり、本発明に特右のものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の(a)または(b)で示されるモノマーを、
    重合開始剤および架橋剤の存在下に撹拌しながら加熱し
    て反応させ、反応液の粘度が10〜2000cpsの範
    囲に上昇した時点で反応液を冷却することによつて反応
    を中断させて上記の粘度範囲にあるプレポリマーを調製
    し、このプレポリマーを鋳型に収めて重合硬化させるこ
    とを特徴とするコンタクトレンズの製造方法。 (a)疎水性メタクリル酸エステル単独または疎水性メ
    タクリル酸エステルを30重量%以上含み、残部がこれ
    と共重合可能なモノマーであるモノマー混合物。 (b)N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニルピ
    ロリドン、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよび
    2−ヒドロキシプロピルメタクリレートから選ばれる1
    種のモノマー単独またはこれらから選ばれる少なくとも
    1種のモノマーを50重量%以上含み、残部がこれと共
    重合可能なモノマーであるモノマー混合物。 2 プレポリマー調製時の反応温度が40〜70℃であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコンタ
    クトレンズの製造方法。
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