JPS63137116A - スラグ泡立防止剤 - Google Patents

スラグ泡立防止剤

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JPS63137116A
JPS63137116A JP61282686A JP28268686A JPS63137116A JP S63137116 A JPS63137116 A JP S63137116A JP 61282686 A JP61282686 A JP 61282686A JP 28268686 A JP28268686 A JP 28268686A JP S63137116 A JPS63137116 A JP S63137116A
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JP
Japan
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slag
water
mixture
foaming
metal
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Application number
JP61282686A
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English (en)
Inventor
Isao Tozawa
戸沢 勇雄
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RIKEN KOGYO KK
Original Assignee
RIKEN KOGYO KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属精錬に際して発生するスラグの泡立ちを
防止するスラグ泡立防止剤に関するものである。
[従来の技術] 従来から、金属の精錬、例えば製銑・製鋼工程において
発生するスラグ泡立現象の抑制については、これまでに
も幾多の方法が提案されてきたが、未だ完全な解決を見
るに至っていない。
金属精錬に際して発生するスラグの泡立ちは現象が急激
に起り、その結果として泡沫層が系外に溢流するに至る
ものであるが、その要因についてまとめると第1図に示
す要因図の通りである。この第1図においては溶銑・溶
鋼のスラグについて示しているが、スラグ泡立現象は炭
素飽和鉄の酸化によるCoガスの発生と、Coガスによ
る泡沫の安定度によって定まる。即ち、Coガスによる
泡沫生成速度が泡沫破壊速度よりも大きい場合にスラグ
泡立現象が発生する。従って、泡沫破壊速度つまり泡沫
安定度がスラグ泡立現象に対する大ぎな要因となってい
るが、この泡沫安定度は温度に大きく依存しており、ス
ラグ温度が高いとスラグの表面張力は増加し、粘性が低
下して泡沫の寿命は減少しスラグ泡立ちが抑制されるこ
とになる。
[発明の背景] 最近、金属アルミニウムを含有する無機質物質から成る
スラグ泡立防止剤も考えられており、この種のスラグ泡
立防止剤は還元剤であるので、スラグの!1温と共に一
部のスラグ組成中の表面活性物質を口元除去させること
により、泡沫の寿命を短くしてスラグの泡立ちを抑制で
きる。しかしながら、この防止剤はスラグ表面への投下
によるスラグの昇温効果を期待しているので、即効性に
欠けるという欠点を持っている。
即ち、この防止剤をスラグ表面に投下した場合に、スラ
グの泡立ち→防止剤投下−スラグ温度上昇−泡立ち抑制
といった過程を辿るため、即効性に欠けることになり、
この点を解決すべく鋭意検討を加えた結果、ここに画期
的とも云える本発明に係るスラグ泡立防止剤の確立を見
るに至った。
[発明の目的] 本発明の目的は、上述の問題点を解消すると共に、使用
に際して即効性をもってスラグの泡立ちを防+hするこ
とが可能なスラグ泡立防止剤を提供することにある。
[発明の概要] 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、金属の精
錬に際して発生するスラグの泡立ちを抑制する防止剤で
あって、軽金属を含有する無機質物質と、炭素質物質及
び金属水酸化物及び(又は)水の混合物とを、互いに独
立して存在させたことを特徴とするスラグ泡立防止剤で
ある。
[発明の実施例] 本発明に係るスラグ泡立防止剤は、スラグ中の酸化鉄と
テルミット反応を起させる比重5以下の軽金属を含有す
る無機質物質Aと、炭素質物質及び金属水酸化物及び(
又は)水の混合物Bとから成っている。第2図に示すよ
うに、無機質物質Aは例えば塩化ビニールの袋1に水密
に充填しておき、更に、炭素質物質と金属水酸化物等を
予め混合した混合体Bと共に、炉内への投入袋2中に入
れておく。なお、混合物B中における金属酸化物と水は
共に混入してもよいし、何れか一方のみを炭素質物質に
混入してもよい、なお、無*質物質Aと混合物Bとを分
離しておくのは、保管、運搬時における両者の反応を防
止することが望ましいためである。
ここに比重5以下の軽金属としては、例えばアルミニウ
ム、マグネシウム等が挙げられるが、比重5以下の金属
であれば、スラグ中の酸化鉄とテルミット反応により酸
化鉄を還元すると共に、発生した熱を直接スラグに伝達
することができる。
第3図は各金属における比重と酸化物生成自由エネルギ
、及び生成熱の関係を示したものであり、図中○印はt
ooo℃にける自由エネルギ、Δ印は常温における生成
熱である。従って、この第3図から酸化鉄よりも酸素と
の反応性が大きい金属、つまり自由エネルギが酸化鉄よ
りも小さな金属トして、マンガン、アルミニウム、硅素
、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、チタンなど
の軽金属を挙げることができる。しかしながら、現実の
経済的効果や取り扱いの容易さ等を考慮すると、添加す
べき金属はアルミニウム、マグネシウム、硅素、チタン
が好適であり、経済的に入手可能なものとしてアルミ灰
が最も望ましいものと云える。
炭素質物質としてはコークス、石炭、タール等が挙げら
れ、取り扱い上でもまた経済的にも所3S1コークスプ
リーズが好適である。金属水酸化物としては水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム。
水酸化アルミニウムなど、スラグ温度1500℃程度に
おいて容易に金属酸化物と水とに分解するものが好まし
い、また、無機質物質A中の軽金属の含有量は20%以
上とすることが好適であり。
スラグ中の酸化物とのテルミット反応に際して20%以
下では熱量が不足する。
このスラグ泡立防止剤を投入袋2を用いてスラグ表面に
投入した場合に、即効性を発揮させるため金属水酸化物
及び(又は)水を加えたことによる顕著な効果について
次のように考えることができる。
無機質物質Aと混合物Bとから成るこのスラグ泡立防止
剤を、温度1500℃のスラブ表面に投入すると、含有
する金属水酸化物は次式のように分解して水と金属酸化
物になる。
M (OH)x=MOq+(x/2)H20・・・(1
)ここで、Mは金属原子であり1例えば水酸化マグネシ
ウムの場合には、 Mg (OH)2−MgO+H20・・・(2)ΔG”
 =−20100−36、550T・・・(3)となり
、(2)式の反応は容易に右に進むことが判る。ここで
、標準状態の自由エネルギΔG0がマイナスであれば反
応は右に進行する。一方、発生した水は混合物B中の炭
素質物質と反応し、H20+C=H2+CO=(4) ΔG” =32200−34.050T ・・・(5)
の反応が進行する。ここに、自由エネルギΔG0にT=
1773°K(1500℃)を代入すると、ΔG” =
−28170cal となり反応は右に進行する。・従
って、1リツトルの水は水素ガスとCoガスになるが、
標準状態で合計2480リツトルのガスが発生し、体積
において2480倍となる。また。
H20+C=H2+CO川(8) H2+ (1/ 2) 02 =H20・・・(7)の
反応から、 (6) 、 (7)式により、C+ (1
/2)02 =CO・・・(8)となり、結局は炭素と
酸素との反応になり、水は触媒的な働きをして反応を促
進するが、エネルギ的には出入りは無く1体積のみが膨
張してこれが泡沫層の破壊を促進することとなる。
従って、このスラグ泡立防止剤をスラグ表面に投入した
場合の反応は、次のような段階を経ることになる。
■金属水酸化物の熱分解により金属酸化物と水が発生す
る。
■混合物Bに予め混合していた水或いは金属水酸化物の
分解により発生した水と炭素の反応により、H2ガス、
Coガスが発生してスラグ泡沫層を破壊する。
■発生したH2ガスは酸素と反応して水となる。
■炭素質物質が燃焼する。
■軽金属とスラグ中の酸化鉄とのテルミット反応が生ず
る。
の経過を辿るが、この場合にスラグ防止剤中の水分含有
率は金属水酸化物を用いた場合を含めて、炭素質物質1
00重量部に対して最大25重量部であることが最も良
好な結果を得ることが判った。即ち、水を用いた場合に
炭素質物質の粒度とも関連し、最も適当した粒度を持つ
炭素質物質を維持する場合の含水率は25%が限界であ
る。これは金属水酸化物を用いた場合に、熱分解により
発生する水の量を25%以上とすると、全体的に金属水
酸化物の比率が高まり熱延が不足するからである。この
場合に用いる炭素質物質の粒度は余り粗いと反応速度が
遅く、少なくとも4mm以下であることが必要である。
同様に、テルミット反応における軽金属の粒度も細かい
方が好適であり、実用上4mm以下であることが必要で
ある。
第4図はコークス配合比、熱効率ηとスラグへの供給熱
量Q kca l / kgの関係を示している。この
第4図から明らかなように、熱効率ηによりコークス配
合比の影響は著しく異なる。従って、軽金属に対する炭
素質物質の配合比は、炉、鍋等の状況から決められるの
であるが、軽金属100重量部に対し炭素質物質の配合
比は20〜80重量部が適当である。
成る製鉄所において、このスラグ泡立防止剤を溶銑予備
処理、脱珪工程に用いたところ、受銑容1200)ンに
対し従来のスラグ泡立防止剤は200〜400kgを用
いていたが、本発明に係るスラグ泡立防止剤によれば、
温度1400℃の溶銑に対し防止剤100kgの投入に
より230トン溶鉄を何等の問題も無く受銑することが
できた。
なお、実施例では本発明に係るスラグ泡立防止剤を袋1
.2に入れて、炉内に投入することについて説明したが
、無機質物質A、混合物Bの何れか一方をホッパから投
入し、他方を袋詰めにして別個に投入するようにしても
よい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係るスラグ泡立防止剤は、
水と炭素質物質との反応により水又は水蒸気とCOガス
を発生させてスラグ泡沫層を破壊すると共に、反応熱に
よりスラグ温度を上昇させてスラグの表面張力を増加し
、粘性を低下させることにより、スラグの泡立ちを効果
的に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るスラグ泡立防止剤の実施例を示すも
のであり、図面第1図はスラグ泡立ちの要因図、第2図
はこのスラグ泡立防止剤を投入袋に充填した状態の説明
図、第3図は各金属の比重に対する酸化物生成自由エネ
ルギ、生成熱の関係を示すグラフ図、第4図はコークス
配合比、燃焼効率とスラブの供給熱酸の関係図である。 符号1、2は袋、Aは無機質物質、Bは混合物である。 特許出願人  リケン工業株式会社 第3図 5 へ +0        ZIJ  Ct−9−M
4図 コ一クス配合比 に

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属の精錬に際して発生するスラグの泡立ちを抑制
    する防止剤であって、軽金属を含有する無機質物質と、
    炭素質物質及び金属水酸化物及び(又は)水の混合物と
    を、互いに独立して存在させたことを特徴とするスラグ
    泡立防止剤。 2、前記無機質物質中の軽金属は比重5以下であり、前
    記無機物質中の含有量を20%以上とした特許請求の範
    囲第1項に記載のスラグ泡立防止剤。 3、前記混合物に加える金属水酸化物はスラグ表面温度
    において容易に分解して金属酸化物と水になる水酸化物
    から選択するようにした特許請求の範囲第1項に記載の
    スラグ泡立防止剤。 4、前記無機質物質又は混合物の何れかを塩化ビニール
    等の水を透過しない袋に充填して、前記無機質物質と混
    合物とを共存するようにした特許請求の範囲第1項に記
    載のスラグ泡立防止剤。 5、前記無機質物質及び混合物の粒度はそれぞれ4mm
    以下とした特許請求の範囲第1項に記載のスラグ泡立防
    止剤。 6、前記無機質物質100重量部に対して、炭素質物質
    20〜80重量部、水及び金属水酸化物質の水分換算量
    は炭素質物質100重量部に対し最大25重量部とした
    特許請求の範囲第1項に記載のスラグ泡立防止剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6005310B1 (ja) * 2016-01-20 2016-10-12 イントキャストジェーピー株式会社 フォーミング抑制剤
WO2018150862A1 (ja) * 2017-02-20 2018-08-23 新日鐵住金株式会社 スラグフォーミング鎮静材及びスラグフォーミング鎮静方法並びに転炉吹錬方法

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