JPS6313687Y2 - - Google Patents

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JPS6313687Y2
JPS6313687Y2 JP7337882U JP7337882U JPS6313687Y2 JP S6313687 Y2 JPS6313687 Y2 JP S6313687Y2 JP 7337882 U JP7337882 U JP 7337882U JP 7337882 U JP7337882 U JP 7337882U JP S6313687 Y2 JPS6313687 Y2 JP S6313687Y2
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JP
Japan
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fastener
fastener tape
tape
head
fin
Prior art date
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Application number
JP7337882U
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JPS58175714U (ja
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Publication date
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Priority to JP7337882U priority Critical patent/JPS58175714U/ja
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Publication of JPS6313687Y2 publication Critical patent/JPS6313687Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水密を保持するスライドフアスナ
ーに関するもので、その目的は、噛合した務歯の
噛合部分に良好な水密が得られるスライドフアス
ナーを提供することにある。
スライドフアスナーに水密機能を保持するため
には、フアスナーテープに水密性を与え、務歯の
噛合部分を隙間なく密封する構成にすれば良く、
フアスナーテープは、繊維で織成あるいは編成し
た帯体を芯として、その表裏両面に天然ゴムある
いは合成ゴムなどのエラストマーで被覆すれば充
分であるが、務歯の噛合部分の水密を保持する構
成に難解性が多く、これを解決するために工夫さ
れ色々と提案されている。その一例として本考案
者が工夫したものが、実開昭55−157414号公報に
記載してあるが、これによるスライドフアスナー
は、務歯の噛合頭部に凹溝を設け、凹溝の奥壁に
フアスナーテープの前端面を露出したもので、務
歯を噛合した際に、務歯間のフアスナーテープが
相手の務歯の凹溝内に嵌合し、嵌合したフアスナ
ーテープの前端面が凹溝の奥壁に露出するフアス
ナーテープの前端面に圧接して水密を保つように
成つている。このスライドフアスナーによる場
合、務歯の凹溝に嵌まり込むフアスナーテープの
前端部が剛直性のものであれば、誤ることなく確
実に嵌まるが、水密を保つためにはゴムの如く弾
性と水密性のある材料で形成されることから、ス
ライドフアスナーの閉鎖時に前端部が屡々凹溝内
に正しく嵌まり込まない場合があり、水密に対す
る信頼度に今一つ問題があり、しかも、務歯を噛
合した際に互いに相手のフアスナーテープの前端
面同士が圧接し合うのみであるから、スライドフ
アスナーに強い横引力を受けた時に隙間が生じる
欠点があつた。
この考案は以上の難点を勘案して更に研究をな
して開発したもので、本考案を実施例によつて説
明すると、第1図にスライドフアスナーを構成す
る片方のフアスナーストリンガーの一部を示し、
第2図乃至第4図に噛合した状態で示すが、フア
スナーテープ1は、織成又編成され一側縁に突条
3を備えた芯テープ2の表裏両面に天然ゴムある
いは合成ゴムの如く弾性と防水性を有するエラス
トマーを塗布または射出して被覆層4を設け、且
つ突条3から被覆層4と同材質より成り、フアス
ナーテープ1の突条3以外の部分の厚さとほゞ同
厚の延長部5をフアスナーテープ1の長手方向全
長に亘つて突設すると共に、延長部5から更に延
長部5より薄肉で被覆層4と同材質のひれ6が突
設してある。更に、フアスナーテープ1には務歯
8を取付ける透孔7が長手方向に等ピツチ間隔で
あけてある。次に務歯8は、合成樹脂を射出成形
して、あるいは金属材をダイカストにより成形し
たもので、フアスナーテープ1の突条3を有する
一側縁部を表裏から挟持する一対の胴部9,9
を、上下を互いにフアスナーテープ1の長手方向
に僅かにずらし、透孔7を貫通する連結柱10で
両胴部9,9が一体に連結してあり、更に各胴部
9,9より首部11,11を介して噛合頭部1
2,12が設けてある。しかも首部11,11の
両側には彎入した凹部13,13を有する。そし
てフアスナーテープ1の延長部5の側縁が務歯8
の凹部13の最も深いところに位置され、ひれ6
の側縁が凹部13より噛合頭部12に至る最も突
出した部分に位置するように設けてあつて、該ひ
れ6は第1図と第2図に示す如く、隣り合う務歯
8間において対向する凹部13,13間でフアス
ナーテープ縁およびその凹部13の周面から延出
し、務歯8が相手の務歯8と噛合した時噛合頭部
12はその全周を当該噛合頭部12によつて押圧
屈折しているひれ6によつて塞いでいるものであ
る。
尚、ひれ6はフアスナーテープ1の肉厚方向の
一方へ片寄せて突設し、左右のフアスナーストリ
ンガーのひれ6,6がフアスナーテープ1,1よ
り対称的にあるいは非対称的に突設される。
次に第5図に示す実施例では、噛合頭部12の
前面にひれ6が屈折して嵌まり込む切込み溝14
が設けてある。
また第6図と第7図に示す実施例は、フアスナ
ーテープ1の側縁を務歯8の胴部9の最前端に位
置するように設け、該フアスナーテープ1より突
設したひれ6を、隣り合う務歯8の両凹部13,
13間に凹字状の如く設け、両凹部13,13間
の中央部では凹部13の最も深い位置上にあり、
凹部13の近傍では噛合頭部12の最も張り出し
た位置に至る状態で架橋してある。
尚、各実施例に共通するが、務歯8のスライダ
ー17と相い接する表面及び噛合頭部12の前端
面は被覆層4で覆われないように形成してある
が、務歯8の全面を露出すると務歯8のフアスナ
ーテープ1に対する取付強度が低下するので、第
6図,第7図の実施例では、胴部9の一部と胴部
9の後方に突出した舌片15の一部に低い部分を
形成しておき、その低い部分に被覆層4を設け、
各務歯8間に被覆層4の肉厚を薄くする凹溝16
が設けてある。
この考案は以上の構造であつて、スライドフア
スナーをスライダー17などで閉鎖した際、第2
図に示す実施例の場合、噛合頭部12の前端部分
が相手のフアスナーテープ1の延長部5に食い込
むので、第3図図示の如く、延長部5が圧縮され
ると共にひれ6が屈折して噛合頭部12に密接
し、且つ務歯8の凹部13と相手の噛合頭部12
の間においても対応するひれ6,6同士が互いに
屈折して密接し、まつたく隙間のないしかも圧接
した状態を保持して水密を保つものである。
また、第5図に示す実施例の場合には、相手の
ひれ6が噛合頭部12の切込み溝14内に屈折し
て嵌まり込み、且つ圧接した状態を保持してい
る。更に、第6図に示す実施例の場合には、双方
のひれ6,6が相手の噛合頭部12と凹部13を
囲繞し且つ圧接するものである。
以上のように、この考案によるスライドフアス
ナーは、フアスナーテープの一側縁に複数の務歯
をフアスナーテープの表裏から挟持した状態で設
け、該フアスナーテープの務歯取付側の側縁から
噛合頭部側に向つてひれを、隣り合う務歯の胴部
から噛合頭部に至る間の凹部間に架橋した状態で
突設したものであり、またひれは弾性と防水性を
有するフアスナーテープより薄肉のものであつ
て、スライドフアスナーを閉鎖した際に、双方の
ひれが相手の務歯の噛合頭部と凹部に押圧屈折状
態で密接して囲繞するものであるから、務歯の噛
合部分にひれによつて隙間を塞ぐと共に圧接する
ものであり、フアスナーテープに強い横引力が加
えられても、噛合部分に隙間の生じる恐れがな
く、しかも強い水圧や風圧を受けても確実に水密
は勿論気密を保持するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案によるスライドフアスナーを示
し、第1図はその片方のフアスナーストリンガー
の一部を示す斜視図、第2図は閉鎖して示す正面
図、第3図は第2図−線矢視の断面図、第4
図は第2図−線矢視の断面図、第5図は類例
を示す第3図と同様な断面図、第6図は他の類例
による片方のフアスナーストリンガーの一部を示
す正面図、第7図は第6図−線矢視の断面図
である。 1……フアスナーテープ、2……芯テープ、3
……突条、4……被覆層、6……ひれ、7……透
孔、8……務歯、9……胴部、11……首部、1
2……噛合頭部、13……凹部、17……スライ
ダー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フアスナーテープ1の一側縁の表裏両面に亘
    つて、胴部9より首部11を介して噛合頭部1
    2を有し且つ首部11の両側に彎入した凹部1
    3を備えている複数個の務歯8が固着してあつ
    て、隣り合う各務歯間のフアスナーテープ縁か
    ら、噛合頭部側に向つてフアスナーテープ1よ
    り肉薄の帯状を成し弾性と防水性を保有するひ
    れ6を隣り合う務歯の対向する少なくとも凹部
    13,13間でフアスナーテープ縁および凹部
    13の周面から延出し、務歯8が相手の務歯8
    と噛合した時、噛合頭部12はその全周を当該
    噛合頭部12によつて押圧屈折しているひれ6
    によつて塞いでいることを特徴とするスライド
    フアスナー。 2 前記ひれ6が、フアスナーテープ1の肉厚方
    向の一方へ片寄せて設けてあることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のスライ
    ドフアスナー。
JP7337882U 1982-05-19 1982-05-19 スライドフアスナ− Granted JPS58175714U (ja)

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JP7337882U JPS58175714U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 スライドフアスナ−

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JP7337882U JPS58175714U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 スライドフアスナ−

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JPS58175714U JPS58175714U (ja) 1983-11-24
JPS6313687Y2 true JPS6313687Y2 (ja) 1988-04-18

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ID=30082886

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JP7337882U Granted JPS58175714U (ja) 1982-05-19 1982-05-19 スライドフアスナ−

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