JPS63135507A - ろう造花の製作方法 - Google Patents

ろう造花の製作方法

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JPS63135507A
JPS63135507A JP27899886A JP27899886A JPS63135507A JP S63135507 A JPS63135507 A JP S63135507A JP 27899886 A JP27899886 A JP 27899886A JP 27899886 A JP27899886 A JP 27899886A JP S63135507 A JPS63135507 A JP S63135507A
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樋口 君子
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  • Fats And Perfumes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、いわゆるろう造花と言はれる、ろうを主体と
した造花を作る方法の改良に関し、さらに詳しく述べる
と、従来はペーパーフラワー用紙(以下用紙という)を
花びら形などに裁断したものを細いワイヤーに貼り付け
、ワイヤーによって花びらを組合はせ、花の形とし、同
様に葉や萼や蕾などの形を作り、これを溶融したろうの
中に入れ、素早く引き上げ、余分なろうを振り落とし、
原体の用紙にろうを耐着させ、必要により、ろうの固化
する前に花や葉の姿を手早く整え、こうしてヘースワッ
クスの塗布を終り花のボディを作り上げる。次に顔料に
よる着色を施こし、か(して出来上ったものをフィニツ
シユワックスに浸け、いわゆるつや出しを塗り、ろう造
花は仕上がるのである。この工程中特に着色の手数は甚
だ煩わしいもので、小花を数多く作る必要があっても殆
んど不可能視されていた。本発明は上述の手順を省略し
簡単に、出来れば一工程で彩色されたろう造花を作るこ
とのできる、改良された方法に関する。
(従来の技術) 従来のろう造花製作の手順は、上に概略述べたように、
先づ用紙を裁断、又は型抜きして目的とする造花の花び
らや葉などの形の一片(型抜き片という)を得る。市販
の通称「抜き型」というものを使用することもできる。
用紙は、しぼを有する特殊紙で、立体形状を作るため花
の種類により指先でよこ、又は斜め方向にしぼを伸ばし
て形を仕上げるようにした紙である。
次に立体整形とワイヤー付けを行のうが、前記る細いワ
イヤーを花びらの中心部を通して取り付け、保形と、後
の組立の便に供するものである(以下素材という)(第
4図)。この素材を組立て〜造花に仕立てるのであるが
、組立てはワイヤーを用いて行なわれミヮイヤーが多数
本集合して茎を形成するから、このワイヤーが乱れない
ようにテープなどで巻(方法がとられている。組立て後
、造花全体の姿を整え、かくして得た造花母体を溶融し
たろう(ベースワ・7クス)の中に浸け、すぐ引き上げ
、余分のろうを振り落として母体にろうを塗布する。こ
−に得たものを花ボデーという。この隙孔の形が乱れる
ので、ろうの固化する前に素早く姿を整える。
ペースワックスは花や葉の形を安定に保つものである。
次に着色するが、これは顔料を用いて予定された彩色を
ペースワックスの上に塗って行のう。この彩色造花を次
にフィニツシユワックスに浸け、さらに最後につや出し
用高級特殊ニスを塗布し、ろう造花は完成する。なお、
つや消しワックスを塗布する特殊仕上げも行なわれる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明が解決しようとする問題点は、上記した従来の製
作方法に於ける工程の複雑さ、特に着色の手数、及び着
色を含めた仕上工程の複雑さにあり、また、ペースワッ
クス塗布後の整姿は、ろうが固化すると不可能になるか
ら、さらに柔軟で且つ保形性に冨むペースワックスの開
発にあった。工程を少なくすることが出来れば、小花な
ど数の多いものを作るのに便利であり、柔軟性は上述の
ように手直しを容易にし、また大輪の造花をつくること
に寄与すること\なり、これら従来要望されながら、実
現不可能であった諸点が問題点としてあげられる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、本発明がとった手段を説明
すると、ろう造花の土台をなすペーパーを布とし、ペー
スワックスの組成を一変すると共に、この新ペースワッ
クスにさらにつや出しワックスと特殊加工顔料を配合し
た配合カラーワックスを用い、結局一工程で着色された
つやのある美しいろう造花を作ることを主目的とし、こ
れを達成するための具体的手段とじて下記内容から成る
技術である。
先づ、造花の土台をなす従来の用紙に代え、シャーティ
ング級の綿布を用いる。これは、中程度の薄さのワイシ
ャツ生地である。これを花や花びら、葉等などの形に裁
断又は型抜きして型抜き片(1)(第2図)をつくり、
これに立体形状をあられすため適宜な形のこてを用い加
熱加圧して凹凸をつくり、花の例ではその中心の小孔(
2)に花芯(3)を取付けたワイヤー(4)を通し、両
者を貼り付けて造花の原形をつくる(第4図)。
葉などtよりイヤーを裏面に貼り付けるだけでよい。
次に、ペースワックスであるが、これは本出願人が種々
実験研究の結果見出したもので、接着性と弾力性という
性質の異なる2種のワックスの混合物を用いる。但しそ
の配合は前者85〜92部に対し後者15〜8部とし、
例えば前者として日本精蝋株式会社の製品「ボンテック
ス−0l00Jを、後者として同社の「バルヴアックス
−1250Jを所定の割合で混合したもの(以下HI 
Gベースワックスという)である。このものは、布地に
対するろうの付き具合が良く、且つ冷却後もなお成る時
間の間弾力性を維持しているため、整姿に甚だ便利なも
のである。
本発明は、上記HIGヘースワソクスの特性を基にして
、さらにHIGベースワックス10部に対しフィニツシ
ユワックス(例えば日木精蝋株式会社製「パラフィンワ
ックス−14OJ )を25〜35部配合したもの(配
合ワックスと略称)をつくり、この配合ワックスに、さ
らにろうに良くなじむ加工顔料(例えば、株式会社明星
商会製の「加工顔料MS−Cl)を約10〜25%の適
宜の量を混入して成るカラーワックス(以下HIG  
      カラーワックスという)を60℃以上、好
ましくは140℃〜155℃の高温で溶融し、その中へ
造花原形を浸け、すく引上げることにより、一工程でつ
やのある着色ろう造花を得ることができる。
HTGカラーワックスの利用は一色のみでなく、複数の
異色の重ね塗りが自由に出来るし、部分的に重ね塗りす
ることもできる。
(作 用) 本発明は上述のように、造花の原形を造るのに綿布を採
用することで、ろう付けによる形の崩れをできるだけ少
なくし、また前記の通り、高い温度域で溶融したHIG
カラーワックス中に上記原形を浸けるだけで、即ち一工
程でつやのある着色ろう造花が完成するものである。さ
らに、HIGベースワックスの組成と絶妙な配合から従
来見られなかった柔軟性の持続時間が延びる現象が見ら
れ、ろうの固化後もなおしばらく花の形を手直し出来る
ようにしたものである。なお、HIGヘースワソクスの
この性質により、従来不可能視されていた大型のろう造
花を容易に作れるようになり、重ね塗りが極←簡易に出
来るなど、種々の技法を可能にしたものである。特に小
花の場合は多数のものをたばねHTGカラーワックス中
に浸け、一度に20本以上の製作をすることができる。
(実施例) 本発明実施の一例を図面について説明すると、図は小花
の例であって、(1)はたて糸、よこ糸に40番手綿糸
を用いたシャーティング級の綿布を、小さい花びら状に
切抜いた型抜き片で、中央に小孔(2)を有する。(3
)は該小孔(2)にはめた花芯で、(4)はワイヤーで
、花芯(3)はその先端に一体的に貼着され、型抜き片
(1)をこの花芯に貼着して小花の原形をつくる。(5
)は型抜き片(1)に立体形状を与えるため、こてを当
てて作った四部である。葉の場合は(図示しない)葉の
裏側にワイヤー(4)の先端部を貼着する。)このよう
な前処理工程により、第4図に示すような造花の原形を
得る。これを溶融HIG・カラーワックス中に浸け、一
工程で着色ろう造花を得るのであるが、以下にワックス
並びに加工顔料の配合例を示すと、日本精蝮株式会社の
製品[ボンテックス−0l00Jを90部と同社の「バ
ルヴアソクスー1230Jを10おOIIJ 6 ”i
ll’□。7□HIDメ4ッ、ユを用会社製パラフィン
ワックスのrsPO145J又はr140FJを28部
配合して成る配合ワックスをつくり、この配合ワックス
中に、ろう用の特殊加工顔料である株式会社明星き(商
会のMSlooOのレッドを15%混入し、HIGカラ
ーワックスをつくり、これを153°Cの温度で熔融し
たろうの中に第4図に示す小花の原形を浸け、すぐ引き
上げたところ、つやのある美しいピンク色のろう造花を
得た。溶融ろうは上記組成からも判るように、さらっと
していて余分なろうの切れもよく、形の乱れは殆んど無
い。従って数多くの小花を短時間でつくることが出来た
。なお、原形小花(第4図)を15〜20本たばねて上
記HIGカラーワックスの溶融したちの\中に入れるこ
とも可能で、1回のろう附は工程で色彩とつやのあるろ
う造花が多数得られる。また、異なる色彩のHIGカラ
ーワックスを用意し、上記同様の方法で、成仏のろう付
けをした後、別の色のろうを重ね塗りすると深味のある
着色ろう造花を多数一度に得られた。
(発明の効果) 本発明は上述のように、た71回の作業で着色され、つ
やのあるろう造花をつくることができるので、小花など
数多くをつくる必要のある場合には甚だ便利で、手数を
大幅に省略することができると共に、重ね塗り効果、混
合色効果をも容易に得られ、20本以上もの多数の小花
を一時に製作できること、さらに大型ろう造花を容易に
作ることを可能にするなど、ろう造花の価値を高める優
れた技術である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法によるろう造花の全体を示す説明図
、第2図は花びら状台布、第3図は台布に花%%及び凹
部をつけたもの、第4図はさらに針金を取付けた状態を
示す。 符号説明 (1)・・・・・・型抜き片、(2)・・・・・・小孔
、(3)・・・・・・花芯、(4)・・・・・・ワイヤ
ー、(5)・・・・・・凹み、(6)・・・・・・茎。 出願人  樋  口  君  子 (他1名)代理人 
 弁理士 水 口 孝 − 第1図 第4図 手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和61年特   許願第2ン/9;/J’号3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所  大阪市淀用区西宮原1−8−48の1109
4、代理人 住 所  大阪市大淀区中津1丁目7番21号6、 補
正により増加する発明の数 □り 蛯?+:^斜茹  
           Ah jj−qJ\(])  
明細書第4頁第16.17行目の「つや消しワックスJ
krフィニツシユワックス」に訂正し捷す。 以   上 (1)  明細1書第4頁ηj、16〜18行目の「な
お・・・手続補正書(自発) 昭和61年12月27日 昭和61年特   許願第278998号3、 補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住 所  大阪市淀用区西宮原1−8−48の1109
氏 名(名称)樋  口  君  子(他1名)4、代
理人 6、 補正により増加する発明の数 □+21 1ml
第5頁第]6〜17行目の「さらにつや出しワックスと
」全「さらにフィニツシユワックスと」に削止し葦す。 9上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)任意の綿布を花びら、葉等の形に型抜きしたもの
    に、こてなどで加熱加圧して立体形状のくせをつけたも
    のにワイヤーを貼り付けて成るろう造花の原形を附着性
    の良好なろうと弾力性の良好なろうとを85〜92部と
    15〜8部の割合で混合したHIGベースワックスを用
    意し、該HIGベースワックス10部に対し、フィニッ
    シュワックスを25〜35部の割合で配合して成る配合
    ワックスに、さらに加工顔料を10%〜25%混入して
    成る着色カラーワックス(HIGカラーワックス)を6
    0℃以上好ましくは140℃〜155℃の溶融ろうの中
    に浸け、すぐ引き上げることにより一工程でつやのある
    着色ろう造花を得ることを特徴とするろう造花の製作方
    法。
  2. (2)ワイヤーの先端に花芯を取付けたものを花の形の
    型抜き片の中心穴に通し花芯と花を貼着する特許請求の
    範囲第1項記載のろう造花の製作方法。
JP27899886A 1986-11-21 1986-11-21 ろう造花の製作方法 Granted JPS63135507A (ja)

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JPS63135507A true JPS63135507A (ja) 1988-06-07
JPH048521B2 JPH048521B2 (ja) 1992-02-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102271A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 田村 和彦 ワックスコーティングのリボン布製造花及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5598906A (en) * 1979-01-24 1980-07-28 Mieko Sano Production of artificial flower

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