JPS63134692A - 外観にすぐれた薄目付ぶりきの製造方法 - Google Patents

外観にすぐれた薄目付ぶりきの製造方法

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JPS63134692A
JPS63134692A JP28155486A JP28155486A JPS63134692A JP S63134692 A JPS63134692 A JP S63134692A JP 28155486 A JP28155486 A JP 28155486A JP 28155486 A JP28155486 A JP 28155486A JP S63134692 A JPS63134692 A JP S63134692A
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JP
Japan
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steel strip
plating
tin
plating solution
face
Prior art date
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Pending
Application number
JP28155486A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sekida
関田 貴司
Isamu Fukutome
福留 勇
Fumio Kokado
古角 文雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、薄目付ぶりき、特に#25未満の薄目付ぶり
きの製造方法に関する。
〈従来技術およびその問題点〉 従来、ふりきは錫付着量#25(付着9二片面2.80
g/rn”)以上のものが食缶、飲料缶等の容器用材料
として使用されてきたが、昨今、耐食性向上技術の進歩
および省資源のために#25未満の薄目付ぶりきが使わ
れるようになり、ぶりき製造メーカーはその需要に対応
するため#15(付着量:片面1.68g/ m″)、
 $10 (付着9二片面1.12g/rn’)あるい
はそれ以下のいわゆる薄目付ぶりきの製造を行うように
なった。
ところが、ハロゲン型連続電気めっきラインを用いて、
鋼板に片面ずつの両面めっきを施すと、錫付着量の低減
と共に、めっき前原板にあると思われる表面模様がぶり
き製品表面に浮き上がり、製品外観を劣化せしめる傾向
が出てきた。そこで、原板製造工程の見直し等、種々の
改善を試みたが、完全に外観を改善しつるまでには至ら
なかった。
ぶりきを製造するラインのうち、塩化錫を電解液として
使用する横型のハロゲンラインのめっきセルは、一般に
第3図に示すような構造になっており、めっきラインで
はこのめっきセルが複数個配列されている。
めっきセル4の入側と出側にはそれぞれ、鋼帯(ストリ
ップ)1を挟持して搬送するコンダクタロール2および
ゴムロール3とが対になって配設されている。
めっきセル4の入側上部には上部めっき液供給装置(め
っき液供給手段)Aが配設され、被めフき材である鋼帯
1の上面にめっき液を流下し、めっきセル4内にめっき
液を供給するようになっている。一方、めっきセル4の
出側下部には下部めっき液供給装置Bが連通され、めっ
きセル4内にめっき液を供給している。そして、オーバ
ーフローした分は、それぞれめっきセル4の入側、出側
下方に設けられためっき液受皿6.6内に流下し、図示
しないめっき液貯蔵タンク内へ送り戻される。
めっきセル4内には電極(陽極)5が1〜複数個、支持
台7上に載置、配設されている。
そして、上述のように構成されためっきセル4が複数個
配列され、各めっきセル4ごとに、鋼帯1が入側にて上
部めっき液供給装置Aにて上面にめっき液の流下を受け
、めっきセル4内搬送中に陽極5により一方の面(下面
)が片面めっきされる。
かかる下面めっき工程終了後、鋼帯1はデフレクタ・ロ
ールによって反転され、反転後、別のめっきセルくいず
れも図示せず)によって他方の而(上面)がめっきされ
、後処理後、コイル状に巻取り、あるいはただちにシー
トに剪断する。
ここで、従来のめフきセル4では、上部めっき液供給装
置Aは、第4図に示すように、鋼帯1の幅の約1/8の
径のゴムホース12にて形成され、このゴムホース12
から直接、搬送中の鋼帯1の上面にめっき液を部分的に
流下し、流下後にめっき液が鋼帯1上を流れ広がるのに
委ねている。
このようにゴムホース12にてめっき液を鋼帯1の上面
に流下、供給して薄目付ぶりきを製造すると、面述した
ように、めっき工程後半にめっきされる鋼帯1の上面表
面に光沢むらが発生することがわかった。
そこで、めっき処理前工程で種々調査を実施したが、そ
の原因を明らかにすることはできず、めっきラインの前
処理セクションであるアルカリ脱脂、酸洗条件の見直し
を行ったが、光沢むらの改善は得られなかった。
そこてさらにめっセル4内での現象を詳細に観察した結
果、ゴムホース12により供給される鋼帯1の他方の面
(上面)に形成されるめっき液供給の跡と、鋼帯1の同
一面(上面)に施されるめっきの光沢むらとに関連があ
ることを発見した。これは従来の#25以上の通常ぶり
きの製造時には起こらなかった現象であり、#25未満
の薄目付ぶりきの製造により派生してきた問題であった
そこで、ゴムホース12からのめっき液供給を止めてみ
たが、高速回転するコンダクタロール2から液しぶき飛
散、液かぶり等により発生する表面模様を発生させる結
果となった。
問題の光沢むらは、上部供給めっき液による局部酸洗に
起因する鋼帯1の上面のめっき液のむらがめつき後も残
存することによるものである。そこで、種々実験を繰り
返した結果、めっきセル4での上部めっき液供給を鋼帯
1の幅方向に全幅にわたって均一に行うことにより、懸
案の光沢むらを解消せしめることに成功し、本発明に至
った。
〈発明の構成〉 本発明によれば、鋼帯の一方の而、次いで他方の面を順
次に錫めっきするハロゲン型連続電気錫めっきラインを
用いて鋼帯に錫付着量が#25未満の薄目付ぶりきを製
造するに際し、首記鋼帯の一方の而をめっきする工程に
おいて、鋼帯上方に鋼帯よりも幅広のめっき液排出口を
有するめっき液供給手段を配設して、該めっき液排出口
からめっき液を鋼帯の幅方向に均一に流下することを特
徴とする外観にすぐれた薄目付ぶりきの製造方法が提供
される。
以下、本発明の好適実施例を第1図および第2図に基づ
いて説明する。
本発明も、前述の従来例と同様に、第3図に示すような
通常の横型のハロゲンラインのめっきセルを用いている
が、本発明の最大のポイントは、鋼帯の幅方向均一流を
実現する前記上部めっき液供給装置Aを第1図もしくは
第2図に例示するようにダム式もしくはスリットノズル
式にて形成したことにある。
すなわち第1図によれば、上部めっき液供給装置Aは、
ゴムホース12の開口端(下端)側に、シンク部8を有
するダム式ヘッダー(以下単にヘッダーという)9を取
付けて成る。
このヘッダー9は、上面が開口面をなす筐体状をなし、
横幅が鋼帯1よりも幅広になされている。該ヘッダー9
は、その後側壁9b(鋼帯1の反搬送方向側の壁面)に
て前記ゴムホース12の下端に取付けられ、ヘッダー9
の底面が鋼帯1よりもごくわずかに上方に離隔して配設
されている。
ヘッダー9の前側壁9a(鋼帯1の搬送方向側の壁面)
は、他の3側壁より所定長だけ短く設定され、これら4
側壁面によりシンク部8が形成されている。
そして、ゴムホース12を経てシンク部8に流下される
めっき液は、所定量を超えると、前側壁9aからその外
壁面に沿って、ヘッダー9の全幅にわたって均等に鋼帯
1上に流下する。ここで、ヘッダー9と鋼帯1とがごく
わずかに離隔していることとも相まって、流下時におけ
るめっき液の跳ね上がり等が抑制され、めっきむらが防
止でき、鋼帯l上に全幅にわたって均一なめっき面が得
られる。
また第2図のように、ゴムホース12の開口端(下端)
側に、スリットノズル10を有するスリットノズル式ヘ
ッダー(以下単にヘッダーという)11を取付けてもよ
い。
該ヘッダー11は中空円筒状をなし、軸方向全長が鋼帯
lの幅よりも長く形成されている。該ヘッダー11は、
鋼帯lの上方にごくわずかに離隔して配設され、このヘ
ッダー11の該鋼帯1対向面には、軸心に沿って全長に
わたってスリット状ノズル10が形成されている。
そして、ゴムホース12を経てヘッダー11に流下され
るめっき液は、該スリット状ノズル10から、ヘッダー
11の全長にわたって均等に鋼帯1上に流下する。スリ
ット状ノズル10と鋼帯1とがごくわずかに離隔してい
るため、流下時におけるめっき液の跳ね上がり等が抑制
され、めっきむらが防止でき、鋼帯1上に全幅にわたっ
て均一なめっき面が得られる。
なお、この場合、スリット状ノズルに限らず、単にノズ
ルをヘッダー11の全長にわたって多数個設けてもよい
また、必ずしも従来のゴムホース12にヘッダー9(1
1)を取付ける必要はなく、ゴムホース12に相当する
部分を別部材にて形成してもかまわない。
〈実施例〉 次に、本発明を実施例に基づき、更に詳細に説明する。
連続焼鈍前に0.07g/rn”のNiめっきを施し、
700℃X 23 secの連続焼鈍を行い、スキンパ
スにて圧下率1%の調質圧延を施したぶりき原板(鋼帯
)に、以下のめっき浴組成にて0.78g/rn’の錫
めっきをハロゲンラインを使フてめっきをした。鋼帯の
寸法は0.22tX 818”’ X C’  (+n
m)であった。
[錫めっき浴組成] Sn”         28 g/42t[−40g
/l pH3,2 液温         59℃ ラインスピード     300 mpmここで、めっ
きセル4での鋼帯上部のめっき液供給を表1に示す各方
法にて行い、それぞれの製品外観を目視により調査した
表        1 表1から明らかなように、本発明法により薄目付ぶりき
の外観か改善できる。
〈発明の効果〉 以上詳述したように本発明によれば、ハロゲン型連続電
気錫めっきラインを用いて錫付着量#25未満の薄目付
ふりきを製造するに際し、鋼帯ド面をめっきする工程に
おいて、鋼帯上部のめつき液供給を鋼帯の全幅にわたっ
て均一に行うようにしたので、めっき光沢むらのない、
外観にすぐれた薄目付ぶりきが得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に適用されるハロゲン型連続電気めっ
きラインの上部めっき液供給装置の一実施例を示す外観
図である。 第2図は、本発明に適用されるハロゲン型連続電気めっ
きラインの上部めっき液供給装置の他の実施例を示す外
観図である。 第3図は、ハロゲン型連続電気めっきラインの要部説明
図である。 第4図は、ハロゲン型連続電気めっきラインの上部めっ
き液供給装置の従来例を示す外観図である。 符号の説明 1・・・鋼帯(ストリップ)、 2修・・コンダクタロール、 3・・・ゴムロール、  4・・・めっきセル、5・・
・電極(陽極)、  6・・・めっき液受は皿、7・・
・支持台、 8・・・ヘッダーのシンク部・ 9・・・ダム式ヘッダー、 10・・・スリット状ノズル、 11・・・スリットノズル式へラダー、12・・・ゴム
ホース、  A・・・下部めっき装置、B・・・下部め
っき装置 FIG、1 a

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼帯の一方の面、次いで他方の面を順次に錫めっきする
    ハロゲン型連続電気錫めっきラインを用いて鋼帯に錫付
    着量が#25未満の薄目付ぶりきを製造するに際し、前
    記鋼帯の一方の面をめっきする工程において、鋼帯上方
    に鋼帯よりも幅広のめっき液排出口を有するめっき液供
    給手段を配設して、該めっき液排出口からめっき液を鋼
    帯の幅方向に均一に流下することを特徴とする外観にす
    ぐれた薄目付ぶりきの製造方法。
JP28155486A 1986-11-26 1986-11-26 外観にすぐれた薄目付ぶりきの製造方法 Pending JPS63134692A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132582A (en) * 1974-09-10 1976-03-19 Kanebo Ltd Sefuarosuhorinrui no seizoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132582A (en) * 1974-09-10 1976-03-19 Kanebo Ltd Sefuarosuhorinrui no seizoho

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