JPS63131951A - 貯溜形液体加熱器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、タンク内の液体を所定の時間帯にヒータで
加熱しておき、その加熱液体を必要に応じて供給する貯
溜形液体加熱器の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の貯溜形液体加熱器としては１例えば１三
菱電機温水器ダイヤホット”のカタログＥこ示されるよ
うな深夜電力用の温水器が知られている。これは、所定
の時間帯すなわち料金の安価な深夜電力時間帯を作動時
間帯とする電気ヒータにより、タンク内の水を加熱して
温水をつくり貯えておき、この貯えた温水を電気ヒータ
の作動時間帯外である昼間時等に必要に応じて供給でき
るようにしているものである。従って、この種の温水器
においては、電気ヒータの作動時間帯外での温水使用中
の温水切れのないように、タンクを大きめに設計してい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このような従来の貯溜形液体加熱器は、所定の作動時間
帯外では液体を加熱しないので、この時供給する加熱さ
れた液体が足りなくなるのを防ぐために、所定の作動時
間帯以外での予想される液体使用最大量をタンク容量と
して設計しなければならず、タンクが大型化するという
問題点があった。

この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、必要な加熱液体（例えば温水〕は常ｆζ供給でき、
かつタンクの小形化の可能な貯溜形液体加熱器を得るこ
とを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る貯溜形液体加熱器は、タンク内の液体を
加熱する主ヒータと、この主ヒータで加熱される上記液
体の温度を検出する主センサと。

設定された所定の作動時間帯ｔζ上記主ヒータを作動状
態下に置くとともに、上記主センサの検出出力に応じて
主ヒータの作動を制御する制御装置と。

上記タンク内の上記主ヒータよりも上に配置される補助
ヒータと、この補助ヒータｌとよって加熱さく３） れる液体の温度を検出する補助センサと、この補助セン
サの設定位置または設定温度を選択して上記補助ヒータ
による加熱量を特定する操作手段を有し、かつ上記所定
の作動時間帯外で上記補助ヒータを作動状態下に置くと
ともに、この特定された加熱量に基づき上記補助センサ
の検出出力に応じて上記補助ヒータの作動を制御する補
助制御手段を備えたものである。

〔作用〕

この発明においては設定された所定の時間帯に主ヒータ
によりタンク内の液体が加熱されるとともＩζ、所定の
時間帯外には操作手段により特定された加熱量に基き、
補助センサの検出出力に応じて補助制御手段が補助ヒー
タの作動を制御し、この補助ヒータがタンク内の液体を
加熱し、タンク内には上記特定された加熱量に応じて加
熱された液体が常に確保される。

〔発明の実施例〕

第１図はこの発明Ｅこよる貯溜形液体加熱器の一例とし
ての電気温水器を示す。図において、（１）は温水を貯
えるタンク、Ｃ２）はこのタンク＋１１内下部に設けら
れ、水を加熱する主ヒータ、（３）は同じく上記タンク
（１）下部に設けられ、水温を検出するセンサ、（４）
は上記タンク＋１１内上部に設けられ、タンク（１）円
上部の水を加熱する補助ヒータ、（５す、（５１）Ｊは
この補助ヒータ（４１＃こ加熱された水の温度を検出す
る設定位置の異なる第１および第２の補助センサ、（６
１は上記主センサ（３）および補助センサ（５す。

（５ｂ）の検出出力に応じて上記主ヒータ１２＋および
補助ヒータ（４）の作動を制御する制御装置で９次のよ
うに構成されている。すなわち（７）は主ヒータ（２１
の作動を制御する主制御手段、（８１は補助ヒータ（４
）の作動を制御する補助制御手段である。さらに主制御
手段（７）は次の各部により構成され、（９）は温水の
温度および上記主と−タ（２）の作動時間帯を設定する
設定部、　（ＩＩは現時刻が上記設定部（９］で設定さ
れた作動時間帯内か否かを判別する判別部、　（Ｌｌ）
はこの判別部顛で作動時間帯内と判別した時、上記主セ
ンサ（３）の検出出力と上記設定部（９）で設定された
温度とｔζより電力ＭＡ（１２からの上記主ヒータ（２
１への通電をオンオフ制御する主温度制御部である。

丈た上記補助制御手段（８１は次の各部により構成され
、　ａ３１は上記補助センサ（５ａ）または（５ｂ）の
いずれかを選択することにより、上記補助と−タ（４１
の加熱量、いいかえれば補助ヒータ（４１の加熱により
得る温水の量（以下温水確保量］を特定する操作手段、
α４は上記判別部ａｌで現時刻が主ヒータの作動時間外
と判別された時に、この操作手段（１１で選択された第
１もしくは第２の補助センサ（５す。

（５ｔｌＪ　いずれかの検出出方と、上記設定部（９）
で設定された温度とにより電力線０からの上記補助ヒー
タ（４１への通電をオンオフ制御する補助温度制御部で
ある。ａＳは上記タンク（１１への給水口、（ｅは上記
タンク（１１からの給湯口である。なお、この実施例で
は補助制御手段（８）が操作手段ａ１．補助温夏制御部
α滲のみを有し、その制御信号として必要な時間および
温度の設定判別は上記主制御手段（７）の設定部（９）
、および判別部αＧからの出方を利用する構成としてい
るか、これを分けて主制御手段（７）と同様の構成にし
てもよい。また、逆に補助制御手段（８）の補助温度制
御部ａ３を別に設けないで主温度制御部（１１）がその
機能を兼用するように時間によってヒータ（２）と（４
）およびセンサ（３１（：　（５ａ）、（５ｂ）を選択
するような構成としてもよい。

この実施例のように構成された電気温水器において、ま
ず設定部（９）により温水の温度♂主ヒータ（２）の作
動時間帯を設定しておく。例えば温水の温度を８５℃に
、また主ヒータの作動時間帯を午前１時から午前６時に
セットする。さらに操作手段０により、補助ヒータ（４
）の加熱により得る温水確保量を特定しておく。この状
態において温水器の作動を開始するき、主ヒータ（２）
および補助ヒータ（４）は主制御手段（７）および補助
制御手段（８）により第２図に示すシーケンスに従って
オンオフ制御さ牡る。まず判別部αＧにおいて現時刻が
主ヒータ（２）の作動時間帯である午前１時から午前６
時の間であるかどうかを判別する（ステップ（Ｉη）。

ＹＥＳと判別されると補助温度制御部Ｉは補助ヒータ（
４）をオフし、また主温度制御部Ｉでは主センサ（３）
の検出出力による温水温度が設定部（９）からの設定温
度（８５℃り以下かどうかを判定し、ＹＥＳのとき主ヒ
ータ（２）をオン、ＮＯのとき主ヒータ（２）をオフす
る（ステップ（ＩＱ〜ステップＱ珍）。この動作により
、主ヒータｆ２１の作動時間帯にタンク（１）内の水が
加熱され、８５℃以上の温水がタンク（１）いっばいに
つくられる。また上記ステップα？）ｔこおいて、現時
刻が主ヒータ（２）の作動時間帯ではない（ＮＯ）と判
別されると、主温度制御部（１Ｂは主ヒータ（２）をオ
フする。さらに操作手段αＪでは上記温水確保量が「大
」の場合は第１の補助センサ（５りを。

「小」の場合は第２の補助センサ（５ｂ）を選択しステ
ップ（イ）〜（ハ）、補助温度制御部α４ではこの選択
された第１または第２いずれかの補助センサ（５す。

（５ｂ）の検出出力による温水温度が設定部（９）から
の設定温度（８５℃）以下かどうかを判定し。

ＹＥＳのとき補助ヒータ（４）をオン、Ｎｏのとき補助
ヒータ（４）をオフする（ステップ（４）〜（至）ノ。

この動作により、主ヒータ（２）の作動時間帯外にタン
ク（１）内の、主として選択された第１または第２の補
助センサより上方の水は、常ｔこ８５℃付近に株たれる
。

以上の動作により、主ヒータ（２）の作動時間帯内でタ
ンク（１）いっばいの温水がつくられこの温水が供給で
き、また主ヒータ（２）の作動時間帯外ではタンク（１
）上方には常に温水が自動的に確保される。

さらにこの確保される温水量は操作手段αｊにより変え
ることができ、温水の需要の変化に対応できる。

なお、上記実施例では温水の確保量、すなわち補助ヒー
タによる加熱量を２つの補助センサを選択するこ♂によ
り可変としたが、補助センサをひとつきし、この補助セ
ンサにより制御する温水の温度を操作手段で可変設定す
るようにしてもよくこの場合、その設定する温度が高い
と上記実施例における温水確保ｉ「大」に、（＃、いき
温水確保量「小」にそれぞれ相当する。

〔発明の効果〕

以上の説明したように、この発明によればタンク内の水
を加熱する主ヒータを所定の作動時間帯Ｅこ作動状態下
に置き、主センサの出力に応じて主（リ ヒータの作動を制御する制御装置を備え、タンク上部Ｉ
こ補助ヒータおよび補助センサ、補助センサに対する設
定位置または設定温度を選択して補助ヒータによる加熱
量を特定する操作手段を有し。

かつ主ヒータの所定作動時間外でこの特定された加熱量
に基づき補助センサの検出出力に応じて補助ヒータの作
動を制御する補助制御手段を設けたので、タンクの上方
部には加熱された液体が確保さ扛、シかもその確保量を
可変でき、常に加熱された液体を供給できるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による貯溜形温水器を示す
概略構成図、第２図はその制御装置による主ヒータ、補
助ヒータのオンオフ制御シーケンスを示すフローチャー
トである。 図において、（１）はタンク、（２）は主ヒータ、（３
）は主センサ、（４）は補助ヒータ、（５す、（５ｂ、
ｌは第１゜第２の補助センサ、（８）は補助制御手段、
αＪは操作手段である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体を貯溜するタンク、このタンク内の液体を加熱する
   主ヒータ、この主ヒータで加熱される上記液体の温度を
   検出する主センサ、予め設定された所定の作動時間帯に
   上記主ヒータを作動状態下に置くとともに上記主センサ
   の検出出力に応じて上記主ヒータの作動を制御する制御
   装置、上記タンク内の上記主ヒータより上方に配置され
   る補助ヒータ、この補助ヒータで加熱される上記液体の
   温度を検出する補助センサ、この補助センサの設定位置
   または設定温度を選択して上記補助ヒータによる加熱量
   を特定する操作手段を有し、かつ上記所定の作動時間帯
   外で上記補助ヒータを作動状態下に置くとともに、この
   特定された加熱量に基づき、上記補助センサの検出出力
   に応じて上記補助ヒータの作動を制御する補助制御手段
   を備えたことを特徴とする貯溜形液体加熱器。