JPS63131061A - 組織特異性、不溶性細胞骨格蛋白質の同定方法 - Google Patents

組織特異性、不溶性細胞骨格蛋白質の同定方法

Info

Publication number
JPS63131061A
JPS63131061A JP7953087A JP7953087A JPS63131061A JP S63131061 A JPS63131061 A JP S63131061A JP 7953087 A JP7953087 A JP 7953087A JP 7953087 A JP7953087 A JP 7953087A JP S63131061 A JPS63131061 A JP S63131061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragment
protein
fluid
central
tissue
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7953087A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲルダ ブルダー
ベルナー ヴィルヘルム フランク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PUROGEN BAIOTEKUNITSUKU GmbH
Original Assignee
PUROGEN BAIOTEKUNITSUKU GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PUROGEN BAIOTEKUNITSUKU GmbH filed Critical PUROGEN BAIOTEKUNITSUKU GmbH
Publication of JPS63131061A publication Critical patent/JPS63131061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/574Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/28Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
    • C07K16/30Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants from tumour cells
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/68Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids
    • G01N33/6887Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving proteins, peptides or amino acids from muscle, cartilage or connective tissue

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、不溶性構造の組織特異性蛋白質をその蛋白質
の組織特異性断片を特徴とする特異的抗体によって同定
する方法に関する。
細胞形質膜と会合する細胞質プラーク組織の蛋白質は、
生化学的緩衝液中にきわめて溶解し難く、また、細胞特
異的な主蛋白質を生じる。この主蛋白質については、髄
膜および骨膜腫のような上皮および上皮腫瘍の組織学的
診断に際して特異性を示すデスモグレイン、プラコグロ
ビンならびにデスモブラキンエおよび■のデスモソーム
ーブラークの構造に関し、とくに詳細に研究されている
これらの主蛋白質のフラグメントの体液中への出現は、
上皮および髄膜組織における細胞病変および細胞の崩壊
過程の適当な指標となる。このような蛋白質を同定する
ことは望ましい。
特異的な抗体を用い、組織学的診断のために中間フィラ
メント蛋白質を同定することは公知である。中間フィラ
メント蛋白質は細胞骨格の構成成分であり、それぞれ組
織の種類により特異性を有する。転移または組織病変の
中間フィラメント蛋白質の同定によって、原発組織ある
いは一次腫瘍の解析が可能になる。
組織学的検討は繁雑であり、その使用は限定される。当
該組織がin v;troで同定可能であるか、検査の
ために入手しやすい組織である場合にのみ、結果を導く
ことができるにすぎない。
本発明の課題は、実施が容易で頻繁に利用できて可能な
限り発見の機会を大きくできる、冒頭に述べたような方
法を企図するものである。
本発明は、抗原を保持し、特徴的な断片に相当するフラ
グメントを溶液に導き、ついで免疫学的に検出または定
石することを特徴とするものである。
不溶性構造の組織特異性蛋白質は細胞骨格蛋白質でよく
、好ましくは中間フィラメント蛋白質である。中間フィ
ラメント蛋白質の場合は、α−ヘリツクス中央部分また
はその部分に相当するフラグメントを含有する。このよ
うなフラグメントはα−へワックス中央部フラグメント
と呼ばれる。
本川[1書におけるα−ヘリツクス中央部フラグメント
はすべて、抗原を保持し、上述の特性を有する断片を意
味する。
本発明は、細胞生物学における以下の知識を利用するも
のである。
すなわち、細胞骨格の構成成分として不溶性細胞構成成
分に属する中間フィラメント(IF)蛋白質は、高い安
定性と細胞特異性を有する蛋白質である。その配置は第
1表に示すとおりである。
第1表 組織    中間フィラメント蛋白質 筋肉    デスミン 神経    ニューロフィラメント蛋白質(NF−L、
NF−M、NF−H) 間葉    ビメンチン 星細胞   ダリアフィラメント 上皮    シトケラチン 検出方法は、各フィラメント種について、それぞれ2個
の抗体から構築されるサンドイッチ−ELISAによる
ほかに、転位の検出には、ひとつの組織の別個の細胞種
を同定することが望ましい。これは細胞組織からホモゲ
ネートを作成し、このホモゲネートを少なくとも中間フ
ィラメント蛋白質のかなりの部分からα−へワックス中
央部フラグメントが遊離されるまで分解反応に付し、つ
いで可溶性分画を分離し、可溶性分画に含まれる可溶相
中のα−へワックス中央部フラグメントを免疫学的に同
定することにより行われる。
本発明のさらに他の課題は、転位の範囲を確実に予測す
ることである。この課題は細胞ホモゲネートの様々な中
間フィラメント蛋白質を同定し、相Hの量的関係を求め
ることにより達成される。
多様なシトケラチンが存在しくCK  N01〜1つ)
、その発現パターンtま上皮組織によって変動する。し
たがって、シトケラチンの場合は、それぞれの上皮組織
との相関性を、同定されたシトケラチンの相対的割合に
基づいて決定、定量することが望ましい。この相関性に
ついてもα−へワックス中央部フラグメントの豊富な特
性によるものである。
分解に際してα−へワックス中央部分が破壊されすぎて
同定が妨害されないことを保証するためには、0〜40
℃の温度で80〜101!ffi%が生理的食塩溶液に
溶解するまで分解を行うことが推せんされる。プロテア
ーゼ活性の停止には適当な阻害剤を使用する。
同じ理由から、IF−蛋白質も少なくともα−へワック
ス中央部分の80重量%が無傷に残っている程度まで分
解を行うことが好ましい。
これらの方法は、転位は一般にリンパ組織にも起こるの
で、寄生組織としてリンパ組織を用いて行うことも好ま
しい。この場合、IF−蛋白質は、原発部位のマーカー
として、異種組織として触さ、たとえば乳房[1織とし
てリンパ小節に検出される。
部分的分解は、化学的に、たとえば酸または塩基で実施
することもできる。また、物理的な部分分解、たとえば
加熱や照射によることもできる。
しかしながら、部分的分解は蛋白分解酵素によって行う
のが好ましい。この方法では問題の蛋白質の分解を、一
方では中央部が可溶化するように、他方では同定に十分
な無傷の中央部が残存するように、比較的容易に調節で
きるからである。
細胞障害後には、不溶性蛋白質および不溶性構造は様々
に蛋白分解酵素で分解される。このような分解反応後に
も、IF−蛋白質からは比較的安定なα−へワックス中
央部を含有し、したがって、体液中から免疫学的方法で
検出、定量することができる。このような病変の検出に
は、血液、血清、脳脊髄液、尿、羊水、穿刺液または他
の体液に溶解して含有される中央部フラグメントを免疫
学的に同定する。
体液中では、中間フィラメント蛋白質が、不溶性の形で
混入することも可能性である。したがって、血液、血清
、脳脊髄液、尿、羊水、穿刺液または他の体液中に含有
される蛋白質を、少なくともかなりの部分の存在する可
能性のある不溶性細胞骨格蛋白質からそれぞれのα−へ
ワックス中央部フラグメントを:iimするまで分解反
応に付し、ついで可溶性分画に含有されるα−へワック
ス中央部フラグメントを免疫学的に同定する方法も考慮
される。
本発明によれば、検出および定量結果を、体液の採取後
即座に得ることができる。これは著しい利点である。
また、本発明によれば、病理的または治療的経過の進行
、たとえば照射および化学療法を組織の障害に応じてコ
ントロールすることが可能になる。
11織障害性処置の継続をコントロールするためには、
体液を採取し、障害性処置中および/またはその後に、
頻繁な間隔で測定および定量を実施する。
[l胞障害によって体液中に遊離した細Its骨格蛋白
質フラグメントは相当する抗体産生の原因ともなる。こ
のような抗体の検出により、問題のフラグメントが確認
されれば、固有のill胞障害があることになる。これ
はまた本発明の利点であり、血液、血清、脳脊髄液、尿
、羊水、穿刺液または他の体液中の該当する精製蛋白質
から得られた試験プレパラートを、含有される可能性が
ある抗体に暴露し、この試験物質に結合した抗体を定性
または定石的に測定することを特徴とする方法も本発明
を構成する。
体液に含有される、相当する抗体の信頼性の高い追求は
、検討すべき障害の発見の可能性がきわめて高いもので
ある。
α−へラックス中央部フラグメントからの試験プレパラ
ートがとくに好ましい。
一定の標準に基づき定量化を行う場合に必要な標準化は
、精製した細胞骨格蛋白質またはそのフラグメントを用
いて標準を生成する。
抗原形成細胞骨格蛋白質断片と同一であるかまたはそれ
を短縮したポリペプチド、ならびに合成によりあるいは
原核生物もしくは酵素中で合成もしくは組換えDNAの
発現により製造されるポリペプチドが、標準物質として
使用するのに好ましい。
次に、本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明す
る。
例  1 リンパ組織における転位の検出 a) リンパ組織の湿重量をまず測定する。この組織を
湿重量に対して3倍容のリン酸緩衝食塩溶液(10aH
リン酸ナトリウム、I)+17.4,150mM食塩)
中、ナイフホモゲナイザーを用いて粥状になるまで破砕
する[キネマチイカ(に1neIatiCa社)、ルゼ
ルン(Luzern) /スイスのポリトロンホモゲナ
イザーが推賞できる]。この粥状にした組織に組織の湿
重量に対して1:1000の割合でキモトリプシンを加
える。インキュベーションは30℃で(好ましくは熱板
上、場合によっては水浴中で)行い、60分後に中止す
る。酵素活性の停止には5mHのNGDC(2−ニドo
−4−カルボキシフェニル−N、N−ジフェニルカルバ
メート)を加える。次にホモゲネートを11049(は
重量定数)で30分間遠心分離する。この条件下で、8
0〜95重量%のα−ヘリツクス中央フラグメントが同
定可能な状態でIF、蛋白質から遊離される。
b) ビメンチンの検出およびビメンチン含吊の定量 遠心分離上清について、ビメンチンをサンドイッチ−E
LISAによって免疫学的に測定する。
この場合、第一のモノクロナール抗体GP−8は、α−
ヘリツクス中央フラグメントの第一のエピトープに結合
する、いわゆる捕捉抗体として作用し、第二のモノクロ
ナール抗mV−100はα−ヘリツクス中央フラグメン
トの、第一のエピトープとは独立で異種の第二のエピト
ープに結合する、いわゆる検出抗体として作用する。抗
体V−100はペルオキシダーゼと連結され、α−ヘリ
ツクス中央フラグメントと結合すると、ペルオキシダー
ゼの酵素活性によって確認される。標準化には既知の精
製α−ヘリツクスビメンチンフラグメントを用い、同一
のサンドイッチ−ELISAにより同一の抗体で試験を
行う。得られたビメンチン値は、測定結果の定量化に際
して係数になる。
C)シトケラチンの検出およびシトケラチン含量の定量 遠心分離した上清について、シトケラチンの存在もサン
ドイッチ−ELISAで免疫学的に定量する。この場合
、第一のモノクロナール抗体PAN−CIはすべてのシ
トケラチンの第一のエピトープに結合し、いわゆる捕捉
抗体として作用する。いわゆる検出抗体としては、それ
ぞれ単独の19種の公知のシトケラチンに特異的に付着
する19種のモノクロナール抗体C−401からC−4
19までを準備する。検出抗体は、検出抗体V−100
と同様に酵素で標識する。検出と標準化はb)に記載し
たと同様に実施するが、19種の可能性あるシトケラチ
ンに特異的に適用し、したがって、個々のシトケラチン
の相対比を計算できる。
シトケラチン1k15、随7.1k18、随14、随1
7およびNα19のみでほぼ全量を占め、場合によりシ
トケラチンNn15および随18が補足的に確認される
場合は、乳癌の転移が推定される。
例  2 例1において乳癌の転位が認められた場合の転位の精密
な同定 例1のb)およびC)の試験により、腋窩リンパ小節に
乳癌の転移が認められた場合には例1のa)工程におけ
るホモゲネートについて、ニストロジエンおよびプロゲ
ステロンに対する受容体含量を測定する。この受容体含
量は、例1の工程C)で得られたα−ヘリツクスシトケ
ラチンフラグメントの含量に関係する。得られた数値は
、そのホルモン受容体を有する転移[l砲の存在程度を
示す尺度となる。このような数値は公知の方法ではこれ
まで得られなかったものである。これは適切な化学療法
を導入するための指標となる。
鼠ユ 骨盤突起生検標本における転移の検出 リンパ小節に代えて骨盤突起生検標本を用いるほかは例
1と同様にして検出を行う。
匠A 内障眼穿刺液における転位の検出 リンパ小節に代えて内障眼穿刺液を用いるほかは例1と
同様にして検出を行う。
匠二 鑑別診断のための上皮組織における病変の検出患者血液
の血清1mlについて、シトケラチンの存在をサンドイ
ッチ−ELISAにより免疫学的に測定する。この場合
、すべての血清中に存在するシトケラチンフラグメント
複合体に見出される第一のエピトープに対して結合する
第一のモノクロナール抗体PAN−CIをいわゆる捕捉
抗体として用いる。さらに、いわゆる検出抗体として、
それぞれ第二のエピトープに結合し、既知の19種のシ
トケラチンそれぞれに特異的に付着するモノクロナール
抗体C−401〜G−419を準備する。第二のエピト
ープはいずれも第一のエピトープとは独立、異種である
。検出抗体はペルオキシダーゼで酵素的に標識される。
標準化には、19種の各シトケラチンの精製α−へリッ
ク中央フィラメントを同一のサンドイッチ−ELISA
により同一の抗体で試験を行う。
この、ようにして得られた19種のシトケラチン値は、
測定結果の定量化に際しての標準値として利用される。
この方法により、個々のシトケラチンの相対金回が明ら
かになる。障害上皮組織に十分な特異性があり、障害の
程度が推測できる。
シトケラチン8および18のみが確認されたときは、肝
ll1ll!、腎上皮ないし膵臓小細胞の病変およびこ
の種の細胞の転移!!!瘍が推測され、病変部位として
他の組織は考えにくい。
λl 内部上皮組織の病変の検出 捕捉抗体をPAN−CI、検出抗体をシトケラチンNQ
8、社18および騎19に付着するC−408、D−4
18およびC−419に限定するほかは例6と同様に操
作する。シトケラチンに8、社18およびN1119が
比率の高い構成成分として検出された場合は、腸管の上
皮の範囲における病変が推測され、病変部位として他の
臓器は考えにくい。
[ 妊娠時における神経系欠陥の疑いに際しての早期診断 羊水穿刺液10M1を遠心分離する。沈澱物をその湿重
量に対して3倍容のリン酸!1vN食塩溶液(10mM
リン酸ナトリウム、pH7,4,150mM食塩)中、
ナイフホモゲナイザーを用いて粥状になるまで破砕する
。このホモゲネートに、組織湿重量に対して1:100
0の割合でキモトリプシンを加える。インキュベーショ
ンは水浴中30℃で実施し、60分後に停止する。酵素
活性の停止は5IIHの2−二トロー4−カルボキシフ
ェニル−N、N−ジフェニルカルバメート(NGDC)
によって生じる。ついでホモゲメートを30分間、10
49(9−重力定数)で遠心分離する。
この条件下で、80〜95重量%のα−へリック中央フ
ィラメントが同定可能な状態にIF−蛋白質から遊離さ
れる。
得られた遠心分離上清を2つに分け、それぞれ神経フィ
ラメントおよびダリアフィラメントの含量をサンドイッ
チ−ELISAにより免疫学的に検討する。この場合、
2種のフィラメント種に対し、それぞれ第一のモノクロ
ナール抗体N F−8ないしはGL−8が、いわゆる捕
捉抗体として作用し、それぞれフィラメント蛋白質、α
−ヘリツクス中央フラグメントの第一のエピトープに結
合する。一方、第二のモノクロナール抗体NF−100
ないしはGL−100はいわゆる検出抗体として作用し
、付着したフィラメントのα−へリツクス中央部分の第
二のエピトープに結合する。第二のエピトープは第一の
エピトープとは独立、異種である。
検出抗体NF−100またはGL−100はペルオキシ
ダーゼと連結し、α−ヘリツクス中央フラグメントに結
合するとペルオキシダーゼの酵素活性によって確認され
る。標準は例5に記載したと同様にして行われる。
羊水サンプル中のグリアないしは神経フィラメント断片
の出現は神経系欠陥を示し、従来使用されていた公知方
法に比べて、信頼性が高く、迅速な、出産前診断試験が
提供される。
例8〜10 単独のシトケラチンを付着する単独の捕捉抗体に代えて
、単独のシトケラチンの組合せを3!l!識するような
捕捉抗体を用いて例5〜7と同様に実施する。たとえば
、C−501とC−504の組合せはシトケラチンN[
lXを認識し、C−501とC−503の組合せはシト
ケラチン(X+1)を認識する。
例11〜20 標準化のペプチドとして働く標準物質として、α−へリ
ツクス中央フラグメントからの抗原形成断片と同一であ
り、特定の構造および欠失構造のcDNs配列データに
基づいて遺伝子工学的に得られた標準物質を用いるほか
は例1から10までにおける記載と同様に実施する。
例21 上皮組織病変の検出(鑑別診断) 患者血液の血清1mlについて、シトケラチンに対する
抗体の存在をサンドイッチ−ELISAにより免疫学的
に調べる。この場合は、19個の各区画に19種の異な
るシトケラチン(CK  Nn1〜19)の精製α−ヘ
リツクス中央フラグメントをとったミクロ滴定板を用い
る。それに体液の蛋白質を注ぐ。ついでプレパラートを
注意深く洗浄する。
プレパラートにより特異的に吸着された患者血液からの
抗体を、それぞれペルオキシダーゼで酵素的に411!
識された、IQMまたはIQGに対する特異的抗体で免
疫学的に同定する。標準には、ヒト血液からの精VIo
GまたはIQMを使用する。
例21および23 患者血液の血清に代えて他の体液を加えるほかは、例2
1と同様に実施する。すなわち、例22では尿を、 例23では間接穿刺液 を使用する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不溶性構造の組織特異性蛋白質を、その蛋白質の
    組織特異性断片を抗原として産生する抗体を用いて同定
    する方法において、その抗原を保持し、その特徴的断片
    に対応するフラグメントを溶液に導き、ついで免疫学的
    に検出および定量することを特徴とする方法。
  2. (2)組織特異性蛋白質は細胞骨格蛋白質である特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)細胞骨格蛋白質は中間フイラメント蛋白質であり
    、フラグメントはそのα−ヘリツク中央部フラグメント
    またはその部分を含有することを特徴とする特許請求の
    範囲第2項に記載の方法。
  4. (4)細胞組織からホモゲネートを生成させこのホモゲ
    ネートを少なくとも中間フイラメントのかなりの部分か
    らα−ヘリツクス中央部フラグメントが遊離されるまで
    分解反応に付し、可溶性分画を分離し、可溶性分画に含
    有される溶液相中のα−ヘリツクス中央部フラグメント
    を免疫学的に同定することを特徴とする特許請求の範囲
    第3項に記載の方法。
  5. (5)細胞ホモゲネートの各種中間フイラメント蛋白質
    を同定し、相互の量的関係を定めることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. (6)血液、血清、脳脊髄液、尿、羊水、穿刺液または
    その他の体液中に溶解して含まれるα−ヘリツク中央部
    フラグメントを免疫学的に同定することを特徴とする特
    許請求の範囲第3項に記載の方法。
  7. (7)血液、血清、脳脊髄液、尿、羊水、穿刺液または
    その他の体液中に溶解して含まれる蛋白質を少なくとも
    かなりの部分の不溶性細胞骨格蛋白質からそれぞれのα
    −ヘリツクス中央部フラグメントが遊離するまで分解反
    応に付し、可溶性分画を分離し、可溶性分画に含有され
    るα−ヘリツクス中央部フラグメントを免疫学的に同定
    することを特徴とする特許請求の範囲第6項に記載の方
    法。
  8. (8)血液、血清、脳脊髄液、尿、羊水、穿刺液または
    その他の体液中の該当する精製蛋白質またはそのフラグ
    メントから得られた試験プレパラートを、含有される可
    能性がある抗体に暴露し、この試験物質に結合した抗体
    を定性および定量的に測定することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
  9. (9)一定の標準に基づいた定量化を実施するに際し、
    精製した細胞骨格蛋白質またはそのフラグメントから標
    準を形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。
  10. (10)標準物質ポリペプチドとして、抗原を形成する
    細胞骨格蛋白質の断片と同一もしくはそれを短縮化した
    ポリペプチド、合成によりあるいは原核生物もしくは酵
    素中での合成もしくは組換えDNAの発現により製造さ
    れたポリペプチドを使用することを特徴とする特許請求
    の範囲第9項に記載の方法。
JP7953087A 1986-11-10 1987-03-31 組織特異性、不溶性細胞骨格蛋白質の同定方法 Pending JPS63131061A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
LU86652A LU86652A1 (de) 1986-11-10 1986-11-10 Verfahren zum auffinden von gewebslaesionen
LU86652 1986-11-10
LU86655 1986-11-10
LU86654 1986-11-10

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63131061A true JPS63131061A (ja) 1988-06-03

Family

ID=19730807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7953087A Pending JPS63131061A (ja) 1986-11-10 1987-03-31 組織特異性、不溶性細胞骨格蛋白質の同定方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS63131061A (ja)
LU (1) LU86652A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522336A (ja) * 2003-03-31 2006-09-28 ユニバーシティ オブ フロリダ 血液試料からの神経損傷の評価

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522336A (ja) * 2003-03-31 2006-09-28 ユニバーシティ オブ フロリダ 血液試料からの神経損傷の評価

Also Published As

Publication number Publication date
LU86652A1 (de) 1988-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101976219B1 (ko) 유방암의 바이오마커
Erlandson Diagnostic immunohistochemistry of human tumors: An interim evaluation
CN104634974B (zh) 肝内胆管癌的检出、辨别方法
JP2527777B2 (ja) 細胞の由来組識および/または細胞の異常度を特徴付ける方法
JPH0445520B2 (ja)
JPS58213253A (ja) 酵素/免疫螢光検定法
US3912805A (en) Reagent and assay for human fibrinogen degradation products
US20160349272A1 (en) Assessing neuronal damage from blood samples
JP2784200B2 (ja) 細胞組織標本の起源の同定方法
JP2002055108A (ja) 前立腺特異抗原の糖鎖構造の違いに基づく前立腺癌と前立腺肥大とを識別する方法
CN106198996B (zh) 微小病变型肾病的早期诊断生物标记物、试剂盒及其应用
EP0267355B1 (de) Verfahren zum Identifizieren gewebstypischer, unlöslicher Cytoskelettproteine
JPS63131061A (ja) 組織特異性、不溶性細胞骨格蛋白質の同定方法
KR20200128689A (ko) Magea4 검출 방법
JPH0580053A (ja) ヒト子宮体癌細胞の免疫化学的検出方法
Charpin et al. Cathepsin D detected by automated and quantitative immunohistochemistry in breast carcinomas: correlation with overall and disease free survival.
US6162606A (en) Immunohistochemical method for the detection of defective estrogen receptors
Nicoloff et al. Detection of serum collagen type IV and elastin derived peptides in patients with breast cancer.
CN115385990B (zh) 分离的多肽及其在用于诊断或预测卵巢癌中的用途和检测设备
US5494802A (en) Tissue antigen and diagnostic method for human osteoporosis using the same
JP2878317B2 (ja) ラミニン測定試薬
JP2004279157A (ja) 癌病巣判定のためのキット並びに方法
HUT72976A (en) Process for determining the androstenone content of adipose tissues
JP2001509270A (ja) 生物学的液体中のPSA−α2−マクログロブリン複合体の検出
JPS62294968A (ja) モノクロ−ナル抗体からなる診断用薬剤