JPS63130349A - インクジエツト印字装置のヘツド部分構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 五地分互 この発明は、ヘッドからガターに向けてインクを噴射し
、途中偏向電極間でその一部を偏向してプラテン上の用
紙に当て、該用紙に所定の印字を行う荷電偏向型インク
ジェット印字装置に適用し得る。詳しくは、そのような
インクジェット印字装置におけるヘッド部分の構造に関
する。

従来技術 従来、この種の荷電偏向型インクジェット印字装置では
、ヘッドボディ内を通過したインクを直ちにオレフィス
ノズルを通して外部へと噴射する構造となっていた。

このため、ヘッドボディ内のインク通路に付着している
ほこり・ぼり・ごみ等をオレフィスノズルへと送り、そ
のノズルで目詰りを生ずるという問題点があった。

目　　　　　的 そこで、この発明の目的は、上述した荷電偏向型インク
ジェット印字装置において、そのような問題点を解消し
、オレフィスノズルで生ずる目詰りをなくし、信頼性の
向上を図ることにある。

構　　　成 そのため、この発明によるヘッド部分構造は、たとえば
図面に示す実施例のとおり、ヘッド（３６）からガター
（２５）に向けてインクを噴射し、途中偏向電極（４５
）・（４６）間でその一部を偏向してプラテン（１３）
上の用紙（１４）に当て、該用紙（１４）に所定の印字
を行う荷電偏向型インクジェット印字装置において、ヘ
ッドボディ（３７）の先端にフィルタ（３９）を配する
とともに、接合キャップ（４０）内にオレフィスノズル
（４３）を設け、そのオレフィスノズル（４３）を○リ
ング（４２）を介して前記フィルタ（３９）に押し当て
て前記ヘッドボディ（３７）の先端に前記接合キャップ
（４０）を被せ、その接合キャップ（４０）のインク噴
射出口（４０ａ）　を前記フィルタ（３９）を介して前
記ヘッドボディ（３７）内のインク通路（３７ｄ）に接
続することを特徴とする。

そして、ヘッドボディ（３７）内のインク通路（３７ｄ
）に付着するほこり・ぼり・ごみ等をフィルタ（３９）
で除去し、それらがオレフィスノズル（４３）へと送ら
れないようにするものである。

以下１図面に示す一実施例にしたがい、この発明につい
て具体的かつ詳細に説明する。

第１図および第２図には、この発明によるインクジェッ
ト印字装置におけるヘッド部分の構造を示す。図中符号
（１０）はヘッドモジュールであり、箱形をなすバスタ
ブ形状のモジュールベース（１１）内に各種部品を収納
し、同じく箱形のモジュールカバー（１２）を被せてな
り、第１図に示すようにプラテン（１３）と対向し、そ
のプラテン（１３）にセットした用紙（１４）に所定の
印字を行う。符号（１５）は、そのプラテン（１３）上
の用紙（１４）を押さえるペイルローラである。

さて、モジュールベース（１１）は、第３図に示すごと
く、長手方向の一端上部に外向きに突出する水平部（１
７）を有し、その水平部（１７）の中央に内外を結ぶ嵌
合溝（１７ａ）を設けるとともに、その嵌合溝（１７ａ
）の真中に嵌合孔（１７ｂ）をあける。また。

該モジュールベース（１１）の長手方向中央には、横切
って左右の側壁（１８）・（１９）間を連結するヘッド
支持壁（２０）を設ける。ヘッド支持壁（２０）は、中
央上部にＵ字形の大きな切り欠き（２０ａ）を有し、そ
の左右上部にねじ孔をあけ、第１図および第２図に示す
ごとくそれらのねじ孔にねじ込む小ねじ（２１）・（２
２）でヘッドホルダ（２３）を取り付ける。ヘッドホル
ダ（２３）は、外形がほぼ矩形状をなす板部（２３ａ）
とその真中の筒部（２３ｂ）とからなり、上述のヘッド
支持壁（２０）に取り付けたときその板部（２３ａ）の
下端を該モジュールベース（１１）の底部嵌合溝（２４
）内に嵌め込んでなる。さらに、該モジュールベース（
１１）の長手方向他端には、その上部中央に一体成型で
ガター（２５）を完全に一体的に形成する。

ガター（２５）内には図示しないインクタンクへと通ず
る管路（２６）を設け、該ガター（２５）内に入り込ん
だインクをそのインクタンクへと回収し得るようにする
。

ところで、このようなモジュールベース（１１）には、
第１図および第２図から判るとおり、水平部（１７）上
にインレットジヨイント（２８）を取り付け、その嵌合
突部（２８ａ）を上述の嵌合溝（１７ａ）に嵌め合わせ
て位置決めし、止めねじ（２９）・（３０）で固定する
。インレットジヨイント（２８）は、立方体部分（２８
ｂ）とその前方の円柱体部分（２８ｃ）とからなり、そ
の立方体部分（２８ｂ）の下面に上記嵌合突部（２８ａ
）を有し、その嵌合突部（２８ａ）の真中から下向きに
棒状の接続突部（２８ｄ）を突出する。そして、その接
続突部（２８ｄ）内には、上述した図示しないインクタ
ンクへと通ずる管路（３１）を設ける。管路（３１）は
、その接続突部（２８ｄ）内から立方体部分（２８ｂ）
内までのび、そこで直角に曲って円柱体部分（２８ｃ）
内までのび、その円柱体部分（２８ｃ）内の円形穴（３
２）に連通する。円形穴（３２）は、円柱体部分（２８
ｃ）内にその前面に開口してあける。そして、その円形
穴（３２）内には、フィルタ（３３）を収納し、その外
側に配する０リング（３４）を圧縮して入口に剛性のキ
ャップ（３５）を接着等で固着してなる。キャップ（３
５）は、中心に管路（３５ａ）を有し、また外側中心に
ヘッド（３６）の一部を嵌め込み固着する。そして、そ
のヘッド（３６）の後述するヘッドボディ（３７）内の
インク通路（３７ｄ）と、前述した管路（３１）とを該
管路（３５ａ）で連通ずる。

このように、フィルタ（３３）を剛性のケーシング内に
納めヘッドボディ（３７）の直前に配するから。

従来その間をチューブで連結していた場合に比し、部品
点数を削減し、かつチューブの膨張収縮に起因するイン
クだれ等を防止することができる。また、従来フィルタ
をグロメット構造で保持していた場合に比し、はこり・
ごみ等の回り込みをなくし、フィルタ効果を高め、信頼
性を向上することができる。

さて、ヘッド（３６）は、ヘッドボディ（３７）に、ピ
エゾ振動子（３８）・ファイナルフィルタ（３９）・接
合キャップ（４０）・荷電電極（４１）あるいは図示し
ないヒータなどを取り付けてなる。ヘッドボディ（３７
）は、セラミックス製で、中心をインク通路（３７ｄ）
が貫通し、キャップ（３５）内に嵌め込む基端の小径部
（３７ａ）と中間の大径部（３７ｄ）と先端の中径部（
３７ｃ）とからなる、そして、小径部（３７ａ）の外周
に振動子（３８）を固着し、大径部（３７ｂ）の外周に
パターン化したヒータを取り付け、中径部（３７ｃ）の
先端にファイナルフィルタ（３９）を配する。そのフィ
ルタ（３９）の外側には、０リング（４２）を介して接
合キャップ（４０）を被せ、その接合キャップ（４０）
の内側に接合するオレフィスノズル（４３）を押し当て
て該Ｏリング（４２）を圧縮する。接合キャップ（４０
）の外側には、荷電電極（４１）を取り付ける。しかし
て。

接合キャップ（４０）中心のインク噴射出口（４０ａ）
と荷電電極（４１）中心の噴射孔（４１ａ）とを一致し
、ヘッドボディ（３７）のインク通路（３７ｄ）を通っ
て導かれるインクをフィルタ（３９）を通して後オレフ
イスノズル（４３）のノズル孔からインク噴射出口（４
０ａ）を経て噴射孔（４１ａ）へと送る。

このようなヘッド（３６）は、その先端を、前述したヘ
ッドホルダ（２３）の筒部（２３ｂ）へと挿入する。

そして、ヘッドホルダ（２３）で該ヘッド（３６）の先
端を支持する。

他方、モジュールベース（１１）において、ヘッド支持
ｕ　（２０）の前方には、底部（ｌｌａ）上に支持台（
４２）を介してグランド側の偏向電極（４５）を固定す
る。

この偏向電極（４５）上には高圧側の偏向電極（４６）
が位置し、その下側の偏向電極（４５）と対向する。偏
向電極（４６）は、ピン（４７）でブリッジ（４８）に
取り付ける。ブリッジ（４８）は、両端をモジュールベ
ース（１１）の左右の側壁（１８）・（１９）に嵌め合
わせて支持する。そして、これら対向する２つの偏向電
極（４５）・（４６）間で、ヘッド（３６）からガター
（２５）に向けて噴射したインクの一部を偏向し、プラ
テン（１３）上の用紙（１４）に当てるようにする。

また、図示実施例では、モジュールベース（１１）の底
部（ｌｌａ）上にリーク検出器（５０）を配置する。

しかして、噴射方向が曲ったり、インクだれやインク洩
れ等が発生し、バスタブ形状のモジュールベース（１１
）内にインクがこぼれ落ちたとき、ショートさせる等に
よりこのリーク検出器（５０）でそのインクを検出し、
インク洩れ等をいちはやく検知することができるように
する。

ところで、上述した実施例ではヘッドボディ（３７）の
インク供給側にもフィルタ部分を直結するが。

このフィルタ部分は図示実施例のようなものに代えてた
とえば第４図に示すような構成のものとすることもでき
る。すなわち、樹脂製ヘッドボディ（５２）内にフィル
タ（５３）および同じ樹脂製接続部材（５４）を挿入し
、フィルタ（５３）外周のヘッドボディ（５２）部分を
加熱溶融してそのヘッドボディ（５２）内に該フィルタ
（５３）を密閉する。すると、はこりやごみなどの回り
込みを防ぎ、該フィルタ（５３）によるフィルタ効果を
高め、信頼性を向上することができる。なお、図中符号
（５５）は接続部材（５４）の先端外周に取り付ける０
リングであり、このようなＯリング（５５）を介してそ
の接続部材（５４）に図示するごときインレットジヨイ
ント（５６）を取り付ける。

効　　　果 したがって、この発明によれば、オレフィスノズルの直
前にフィルタを設けることとなるから、ヘッドボディ内
のインク通路に付着するほこりやごみなどをそのフィル
タで除去してオレフィスノズルへと送らないようにし、
ノズルの目詰りをなくして信頼性を向上することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明の一実施例を示し、第１
図はインクジェット印字装置におけるヘッド部分の縦断
面図、第２図はその分解斜視図である。第３図は、その
ヘッド部分に使用するモジュールベースの斜視図である
。第４図は、そのヘッドボディのインク供給側の変形例
を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヘッドからガターに向けてインクを噴射し、途中偏向電
   極間でその一部を偏向してプラテン上の用紙に当て、該
   用紙に所定の印字を行う荷電偏向型インクジェット印字
   装置においで、ヘッドボディの先端にフィルタを配する
   とともに、接合キャップ内にオレフィスノズルを設け、
   そのオレフィスノズルをＯリングを介して前記フィルタ
   に押し当てて前記ヘッドボディの先端に前記接合キャッ
   プを被せ、その接合キャップのインク噴射出口を前記フ
   ィルタを介して前記ヘッドボディ内のインク通路に接続
   してなる、インクジェット印字装置のヘッド部分構造。