JPS6312991B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6312991B2 JPS6312991B2 JP8640483A JP8640483A JPS6312991B2 JP S6312991 B2 JPS6312991 B2 JP S6312991B2 JP 8640483 A JP8640483 A JP 8640483A JP 8640483 A JP8640483 A JP 8640483A JP S6312991 B2 JPS6312991 B2 JP S6312991B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protrusions
- striped
- rolling
- width
- mill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 29
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 28
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 28
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 claims description 4
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 3
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、例えば縞付きH形鋼のように、コ
ンクリート、モルタル等の塑造材料との合成部材
として用いられる突起付鋼材およびその圧延方法
に関するものである。
ンクリート、モルタル等の塑造材料との合成部材
として用いられる突起付鋼材およびその圧延方法
に関するものである。
〈従来技術〉
一般に、突起を有する鋼材において、この突起
は熱間圧延の最終パスで孔型圧延により成形され
る。そのため、第1図に示すように、突起の両側
面および圧延方向の前後面の傾斜角θおよび
は、90゜より小さく、60゜以上とすることさえ困難
である。
は熱間圧延の最終パスで孔型圧延により成形され
る。そのため、第1図に示すように、突起の両側
面および圧延方向の前後面の傾斜角θおよび
は、90゜より小さく、60゜以上とすることさえ困難
である。
このような突起付鋼材上にコンクリートを敷い
た場合、突起の傾斜角が90゜より小さいため、左
右方向の振動に対しては突起によるコンクリート
の拘束効果があるものの上下方向の振動に対して
は拘束効果がないため、コンクリートが容易に剥
離してしまう必要がある。そのため、このような
鋼材の表面に、ボルトのように頭部がアツプセツ
トされたスタツドジベルを多数溶接して補強する
必要がある。つまり、従来の突起形状では、アン
カー効果がなく、スタツドジベルを全廃すること
が困難であつた。
た場合、突起の傾斜角が90゜より小さいため、左
右方向の振動に対しては突起によるコンクリート
の拘束効果があるものの上下方向の振動に対して
は拘束効果がないため、コンクリートが容易に剥
離してしまう必要がある。そのため、このような
鋼材の表面に、ボルトのように頭部がアツプセツ
トされたスタツドジベルを多数溶接して補強する
必要がある。つまり、従来の突起形状では、アン
カー効果がなく、スタツドジベルを全廃すること
が困難であつた。
〈発明の目的〉
この発明は、このような事情に鑑みて提案され
たもので、その目的は、コンクリート等の塑造材
料との付着性能が大幅に増加しスタツドジベルの
全廃が可能な突起付鋼材およびこのような鋼材を
比較的容易に製造し得る圧延方法を提供すること
にある。
たもので、その目的は、コンクリート等の塑造材
料との付着性能が大幅に増加しスタツドジベルの
全廃が可能な突起付鋼材およびこのような鋼材を
比較的容易に製造し得る圧延方法を提供すること
にある。
〈発明の構成〉
この発明に係る突起付鋼材は、鋼材表面に一体
的に突設された縞突起を、その頭部幅が基部幅よ
りも大で、かつ、横断面形状が略Y字状となるよ
うにして、コンクリート等との付着性能を大幅に
増加させたものである。
的に突設された縞突起を、その頭部幅が基部幅よ
りも大で、かつ、横断面形状が略Y字状となるよ
うにして、コンクリート等との付着性能を大幅に
増加させたものである。
この発明に係る突起付鋼材の圧延方法は、鋼材
の熱間圧延における中間圧延工程において、圧延
材の少なくとも一表面に、圧延方向に延在し、幅
方向に多条で、かつ、頭部の幅方向中央にノツチ
溝を有する突条を形成し、次いで、後段のミルに
おいて、前記突条を圧延方向に断続的に圧下する
とともに残存する突起頭部を軽圧下し、頭部幅が
基部幅よりも大きい縞突起を形成するようにした
ものである。
の熱間圧延における中間圧延工程において、圧延
材の少なくとも一表面に、圧延方向に延在し、幅
方向に多条で、かつ、頭部の幅方向中央にノツチ
溝を有する突条を形成し、次いで、後段のミルに
おいて、前記突条を圧延方向に断続的に圧下する
とともに残存する突起頭部を軽圧下し、頭部幅が
基部幅よりも大きい縞突起を形成するようにした
ものである。
〈実施例〉
以下、この発明を図示する一実施例に基づいて
説明する。第2図に示すように、鋼材の熱間圧延
における中間圧延工程において、圧延材1の少な
くとも一表面に、圧延方向に延在し、幅方向に多
条で、かつ、頭部の幅方向中央に深い楔状のVノ
ツチ溝2を有する突条3を1パスあるいは複数パ
スにより形成する。ここで、突条3の両側面の傾
斜角は、孔型圧延であるため、90゜より小さくな
つている。なお、ノツチ溝2は、V字状とされて
いるが、これに限らずU字状など上方に向かつて
拡がる形状であればよい。
説明する。第2図に示すように、鋼材の熱間圧延
における中間圧延工程において、圧延材1の少な
くとも一表面に、圧延方向に延在し、幅方向に多
条で、かつ、頭部の幅方向中央に深い楔状のVノ
ツチ溝2を有する突条3を1パスあるいは複数パ
スにより形成する。ここで、突条3の両側面の傾
斜角は、孔型圧延であるため、90゜より小さくな
つている。なお、ノツチ溝2は、V字状とされて
いるが、これに限らずU字状など上方に向かつて
拡がる形状であればよい。
次いで、後段のミルは、第3図に示すようなス
プライン状のロール4を有しており、このような
ロール4により前記の多条突条3を圧延方向に断
続的に圧下するとともに残存する突起頭部を軽圧
下して縞突起5を得る(第4図参照)。このよう
な縞突起5は、頭部のみ幅拡がりを生じ、アツプ
セツトされた形状となる。ここで、頭部幅拡がり
量は、ノツチ幅、ノツチ深さ、圧下量によつて適
宜変更でき、第5図Aに示すように、少なくとも
頭部幅W′が基部幅Wよりも大で、かつ、横断面
形状が略Y字状の形状となる。これにより突起5
の側面の傾斜角θは、90゜より大きくなり、一方、
圧延方向の前後面の傾斜角は、第5図Bに示す
ように90゜より小となる。
プライン状のロール4を有しており、このような
ロール4により前記の多条突条3を圧延方向に断
続的に圧下するとともに残存する突起頭部を軽圧
下して縞突起5を得る(第4図参照)。このよう
な縞突起5は、頭部のみ幅拡がりを生じ、アツプ
セツトされた形状となる。ここで、頭部幅拡がり
量は、ノツチ幅、ノツチ深さ、圧下量によつて適
宜変更でき、第5図Aに示すように、少なくとも
頭部幅W′が基部幅Wよりも大で、かつ、横断面
形状が略Y字状の形状となる。これにより突起5
の側面の傾斜角θは、90゜より大きくなり、一方、
圧延方向の前後面の傾斜角は、第5図Bに示す
ように90゜より小となる。
このような縞突起であれば、スタツドジベルと
同様のコンクリートに対するアンカー効果を発揮
できる。
同様のコンクリートに対するアンカー効果を発揮
できる。
〈具体例〉
この具体例は、H500×200×10/16のH形鋼に
縞突起を成形した例である。第6図は、このよう
な縞突起付H形鋼を製造するためのミルレイアウ
トの一例であり、加熱炉6から順に、二重式ブレ
イクダウンミル(以下、BDミル)7、粗ユニバ
ーサルミル(以下、URミル)8、二重式エツジ
ヤーミル(以下、Eミル)9、仕上ユニバーサル
ミル(以下、UFミル)10が設置されている。
縞突起を成形した例である。第6図は、このよう
な縞突起付H形鋼を製造するためのミルレイアウ
トの一例であり、加熱炉6から順に、二重式ブレ
イクダウンミル(以下、BDミル)7、粗ユニバ
ーサルミル(以下、URミル)8、二重式エツジ
ヤーミル(以下、Eミル)9、仕上ユニバーサル
ミル(以下、UFミル)10が設置されている。
まず、スラブを加熱炉6において、1200℃以上
の所定温度まで加熱した後、BDミル7により第
7図に示すようなビームブランク11に成形す
る。次いで、このビームブランク11をURミル
8、Eミル9からなる中間圧延機群において複数
パスのリバース圧延を行ない、圧延材のフランジ
外面に2条の突条3を成形する。
の所定温度まで加熱した後、BDミル7により第
7図に示すようなビームブランク11に成形す
る。次いで、このビームブランク11をURミル
8、Eミル9からなる中間圧延機群において複数
パスのリバース圧延を行ない、圧延材のフランジ
外面に2条の突条3を成形する。
第8図、第9図に示すように、URミル8の水
平ロール、Eミル9は通常のロールであるが、
URミル8の竪ロールには突起3に対応した溝が
形成されている。
平ロール、Eミル9は通常のロールであるが、
URミル8の竪ロールには突起3に対応した溝が
形成されている。
第10図に示すのは、中間圧延機群で成形され
た突条3の詳細であり、w=30mm、d=20mm、
θ′=70゜、l=14mm、h=12mmとなつている。
た突条3の詳細であり、w=30mm、d=20mm、
θ′=70゜、l=14mm、h=12mmとなつている。
次に、このような突条3を、UFミル10によ
り、長さL=30mm、ピツチP=60mmで断続的に圧
下し、かつ、突起高さをd′=6mmとすることによ
り、フランジにアツプセツトされた縞突起5を有
するH形鋼が得られる(第11図参照)。ここで、
縞突起5の基部幅W=30mmに対し、頭部幅W′≒
38mmであり、傾斜角θ≒130゜である。
り、長さL=30mm、ピツチP=60mmで断続的に圧
下し、かつ、突起高さをd′=6mmとすることによ
り、フランジにアツプセツトされた縞突起5を有
するH形鋼が得られる(第11図参照)。ここで、
縞突起5の基部幅W=30mmに対し、頭部幅W′≒
38mmであり、傾斜角θ≒130゜である。
〈発明の効果〉
前述のとおり、この発明に係る突起付鋼材は、
一体的に突設された縞突起を、その頭部幅が基部
幅よりも大で、かつ、横断面形状が略Y字状とな
るようにしてあるため、コンクリート等との付着
性能が増大するとともに従来のスタツドジベルと
ほぼ同様のアンカー効果を発揮でき、鋼材表面に
溶接されていたスタツドジベルを全廃でき、建
築、土木工事における工数を大幅に削減できる。
一体的に突設された縞突起を、その頭部幅が基部
幅よりも大で、かつ、横断面形状が略Y字状とな
るようにしてあるため、コンクリート等との付着
性能が増大するとともに従来のスタツドジベルと
ほぼ同様のアンカー効果を発揮でき、鋼材表面に
溶接されていたスタツドジベルを全廃でき、建
築、土木工事における工数を大幅に削減できる。
さらに、この発明に係る圧延方法によれば、前
述のような利点を有する突起付鋼材を比較的簡単
な構成により容易に製造し得る。
述のような利点を有する突起付鋼材を比較的簡単
な構成により容易に製造し得る。
第1図は、従来の縞付き形鋼を示す斜視図、第
2図は、この発明に係る中間圧延機群放しの圧延
材を示す斜視図、第3図は、UFミルのスプライ
ン状ロールを示す斜視図、第4図は、この発明に
係る縞付き形鋼を示す斜視図、第5図A,Bは、
その縞突起を示す横断面図、縦断面図、第6図
は、縞付きH形鋼のミルレイアウトを示す概略
図、第7図はビームブランクを示す横断面図、第
8図、第9図は、URミル、Eミルを示す正面
図、第10図は中間圧延機群放しのH形鋼を示す
横断面図、第11図は、縞付きH形鋼を示す斜視
図である。 1……圧延材、2……ノツチ溝、3……突条、
4……スプライン状のロール、5……縞突起、6
……加熱炉、7……BDミル、8……URミル、
9……Eミル、10……UFミル、11……ビー
ムブランク。
2図は、この発明に係る中間圧延機群放しの圧延
材を示す斜視図、第3図は、UFミルのスプライ
ン状ロールを示す斜視図、第4図は、この発明に
係る縞付き形鋼を示す斜視図、第5図A,Bは、
その縞突起を示す横断面図、縦断面図、第6図
は、縞付きH形鋼のミルレイアウトを示す概略
図、第7図はビームブランクを示す横断面図、第
8図、第9図は、URミル、Eミルを示す正面
図、第10図は中間圧延機群放しのH形鋼を示す
横断面図、第11図は、縞付きH形鋼を示す斜視
図である。 1……圧延材、2……ノツチ溝、3……突条、
4……スプライン状のロール、5……縞突起、6
……加熱炉、7……BDミル、8……URミル、
9……Eミル、10……UFミル、11……ビー
ムブランク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼材表面に多数の縞突起が一体的に突設され
た塑造材料との複合構造用鋼材であつて、前記縞
突起は、頭部幅が基部幅よりも大で、かつ、横断
面形状が略Y字状であることを特徴とする突起付
鋼材。 2 鋼材の熱間圧延における中間圧延工程におい
て、圧延材の少なくとも一表面に、圧延方向に延
在し、幅方向に多条で、かつ、頭部の幅方向中央
にノツチ溝を有する突条を形成し、次いで、後段
のミルにおいて、前記突条を圧延方向に断続的に
圧下するとともに残存する突起頭部を軽圧下し、
頭部幅が基部幅よりも大きい縞突起を形成するこ
とを特徴とする突起付鋼材の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8640483A JPS59213848A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 突起付鋼材およびその圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8640483A JPS59213848A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 突起付鋼材およびその圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59213848A JPS59213848A (ja) | 1984-12-03 |
JPS6312991B2 true JPS6312991B2 (ja) | 1988-03-23 |
Family
ID=13885923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8640483A Granted JPS59213848A (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 突起付鋼材およびその圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59213848A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0383500A (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-09 | Sanyo Electric Co Ltd | ツインドライブスピーカの組立方法 |
-
1983
- 1983-05-17 JP JP8640483A patent/JPS59213848A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0383500A (ja) * | 1989-08-28 | 1991-04-09 | Sanyo Electric Co Ltd | ツインドライブスピーカの組立方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59213848A (ja) | 1984-12-03 |
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