JPS6312823A - エンジン用吸気マニホルド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −・−の１　ノ 本発明は、どのようなエンジンの運転状態でも適切な吸
気特性を維持できるエンジン用吸気マニホルド装置に関
するものである。

１釆且薯 自動車用ガソリンエンジンのような往復動型４サイクル
エンジンにおいては、吸気管長を調整することにより、
吸気の慣性効果、脈動効果をを利用し、吸入効率を向上
させるために、本出願人は既にエンジン用吸気マニホル
ド装置（特願昭６０−１９９０７３号）を出願した。

この吸気マニホルド装置は、インマニチャンパー０１と
インマニ０２とコントロールバルブプレート０３とを一
体に接合していない、この装置では、第１図に図示され
るように、吸気室０４は太くて管路長の短い高速用通路
０５とこれに対して並列の関係の細くて管路長の長い低
速用通路０６とを介して吸気管０７に接続され、一方の
高速用通路０５には通路絞り弁０８が開閉自在に配設さ
れており、低速運転状態では、通路絞り弁０８を閉塞す
ることにより、エンジンの吸気管長を長くして低速状態
における動的効果を引出し、高速運転状態では、通路絞
り弁０８を開放することにより、吸気の大部分を高速用
通路０５に通過させてエンジンの吸気管長を石綿し、高
速状態での動的効果を引出し、運転状態の如何を問わず
、吸入効率を高い水準に維持させることができるように
なっていた。

、１が　ｌしようとする１１′− ところが、前記した吸気マニホルド装置を■型多気筒エ
ンジンに適用した場合には、吸気マニホルド装置の構造
が複雑となり、吸気室０４の外周に低速用通路０６を配
設するとともに低速用通路０６を吸気室０４に開口させ
た開口部０９は複ｆ１１１な形状をなしているため、イ
ンマニチャンパー０１は鋳造によって生産されていた。

鋳物のインマニチャンパー０１では、低速用通路０６の
吸気室０４への開口部０９の付近にパリが残り易く、パ
リが残ったままの場合には、吸気通路の流動抵抗が高く
なって、所期の吸気性能が得られなくなり、これを防ぐ
ために、鋳造（ｐ、このパリを除去する必要があるが、
開口部０９の上方を第１図に図示のようにマニホルドの
気密性を保持すべく、密閉した構造にすると、このパリ
取り作業が困難であった。

ＩＩ　　　を　゛するためのｍ；１および本発明はこの
ような難点を克服したエンジン用吸気マニボルド装首の
改良に係り、エアクリーナ側に連通ずる空間を備えると
ともに該空間に開口した複数の吸気通路が形成された上
流部と、複数のエンジン吸気ポートにその下流端がそれ
ぞれ連通ずるとともにその上流端は前記空間Ｊ′３よび
吸気通路にそれぞれ１１通する複数対の分岐通路を備え
た下流部とを、通路絞り弁を備えた板状部を介して相互
に一体に接合したエンジン用吸気マニボルド装置であっ
て、前記下流部に対する上流部の合せ面には、該下流部
の各複数λｊの分岐通路と連通ずる連通孔が設けられる
とともに、前記上流部の空間内に開口した分岐通路の先
端開口に相対する加工開口が設けられ、前記板状部には
前記上流部合せ面の加工開口を密閉する閉塞部分を形成
することにより、吸気通路開口を露出させることができ
、上流部におけるパリ取り等の加工を容易に行うことが
できる。

尖ＪＬＪ 以下、第２図ないし第９図に図示された本発明の一実施
例について説明する。

自動車に搭載される■型６気筒エンジン１は、上部にＶ
状に配置された前後１対のバンク２，２を有し、各バン
ク２にそれぞれ３個の気ｎ３を有し、バンク２，２間に
Ｖ状の空間Ｓが形成され、この空間Ｓに吸気マニホルド
装置４が配設されている。

また吸気マニホルド装置４は、上流部５、板状部６およ
び下流部７よりなり、上流部５の一端部は第３図に図示
されるように、吸気通路８に連通しており、図示されな
い気化器を経た混合気は点線矢印Ａで示寸ように、吸気
通路８を通じて上流部５の吸気室９に供給されるように
なっている。

また上流部５の上部には、板状部６を介して下流部７が
組立、分解自在に一体に接合されている。

さらに上流部５の吸気室９の外周には、周方向に弯曲し
たｌｌｌ艮通路１０が■型６気筒エンジン１の回転軸方
向即ち車体巾方向に亘って６個配設され、この一端には
吸気室９に連通ずる低速開口１１が形成されるとともに
その他端には上流部５の上面に低速連通開口１２が形成
され、その低速ｊ中通開口１２の内側に位置して上流部
５の上面に高速連通開口１３が形成され、この低速連通
開口１２、高速連通開口１３は第４図に図示されるよう
に交互に千鳥状に配置されている。

しかも高速連通開口１３を挟んで低速連通開口１２と反
対側に上流部５の上面にパリ取り用開口１４が形成され
、６個のパリ取り用開口１４の内、２個のパリ取り用開
口１４に隣接して２次空気開口１５が形成されている。

また上流部５の上方に載せられる板状部６にも、上流部
５の低速連通開口１２、高速連通開口１３とそれぞれ連
通する低速連通路１６、高速連通路１７が形成され、前
模２列の高速連通路１７の中心にそれぞれ交わるように
、絞り弁軸孔１８が２列形成され、高速連通路１７内に
嵌装された絞り弁１９と絞り弁軸孔１８とに絞り弁軸２
０が嵌挿され、絞り弁１９と絞り弁軸２０とは図示され
ないねじ等により一体に連結されるようになっている。

さらに板状部６には上流部５の２次空気聞口１５と連通
ずる２次空気連通孔２１が形成され、上流部５のパリ取
り用開口１４を密閉することができるようにパリ取り用
開口１４の外周りブ２２と密接しうる密封リブ２３が板
状部６の下面にて２次空気連通孔２１の外周に形成され
、その密封リブ２３の上方に蓋部２４が一体に形成され
ている。

さらにまた板状部６の上方に載せられる下流部７は、Ｖ
型６気筒エンジン１の仕切壁２９に接続される吸気管２
５と、前記上流部５の低速連通路１６、高速連通路１１
に接続される低速連通路２６、高速連通路２７と、この
低速連通路２６、高速連通路２７が合流して吸気管２５
に通ずる合流通路２８とを備えており、低速連通路２Ｇ
、高速連通路２７は仕切壁２９で仕切られている。

第２図ないし第９図に図示実施例は前記したように構成
されているので、低速運転状態では、絞り弁１９が閉じ
られ、気化器からの混合気は吸気通路８内を六方向へ流
れて吸気ｖ９に達し、低速開口１１より細長通路１０、
低速連通路１６、低速連通路２６、合流通路２８、吸気
管２５およびＶ型６気筒エンジン１の吸入ポート３０を
経て■型６気筒エンジン１０気筒３に吸入される。

この低速運転状態での吸気管長は長いため、この運転状
態に適合した慣性効果、脈動効果が得られ、高い吸入効
率に達することができる。

また高速運転状態では、絞り弁１９が開放され、気化器
からのに混合気の大部分は、その流路抵抗の低い高速連
通開口１３、高速連通路１７、高速連通路２７、合流通
路２Ｂ、吸気管２５を流れ、吸入ポート３０を介して■
型６気筒エンジン１の気ｎ３に吸入されるため、吸気管
は短縮し、この高速運転状態に適合した慣性効果、脈動
効果が得られ、吸入効率が高水準に維持される。・ そして上流部５を鋳造した際に、低速開口１１の縁に鋳
バリが存在しても、その直上にパリ取り用開口１４が聞
けられているため、パリ取り作業を頗る簡単に遂行する
ことができる。

１１匹１皿 このように本発明においては、マニホルドの気密性を保
持したまま複雑な形状の上流部におけるパリ取り等の加
工作業を容易に行うことができるので、生産性を上げて
、コストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は従来のエンジン用吸気マニホルド装置の横断面
図、第２図は本発明に係るエンジン用吸気マニホルド装
置の一実施例を図示した横断面図、第３図はその側面図
、第４図はその上流路の平面図、第５図はその板状部の
平面図、第６図は第５図のＶｌ　−Ｖｌ線に沿って截断
した縦断面図、第７図は前記実施例の平面図、第８図お
よび第９図は第７図の■−■線、ＩＸ　−ＩＸ線に沿っ
て截断した斜視図である。 １・・・■型６気筒エンジン、２・・・バンク、３・・
・気筒、４・・・吸気マニホルド装置、５・・・上流部
、６・・・板状部、７・・・下流部、８・・・吸気通路
、９・・・吸気室、１０・・・細長通路、１１・・・低
速開口、１２・・・低速連通開口、１３・・・高速連通
開口、１４・・・パリ取り用開口、１５・・・２次空気
開口、１６・・・低速連通路、１７・・・高速連通路、
１８・・・絞り弁軸孔、１９・・・絞り弁、２０・・・
絞り弁軸、２１・・・２次空気連通孔、２２・・・外周
りブ、２３・・・密封リブ、２４・・・蓋部、２５・・
・吸気管、２６・・・低速連通路、２７・・・高速達通
路、２８・・・合流通路、２９・・・仕切壁、３０・・
・吸入ポート、 Ｓ・・・空間。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エアクリーナ側に連通する空間を備えるとともに該空間
   に開口した複数の吸気通路が形成された上流部と、複数
   のエンジン吸気ポートにその下流端がそれぞれ連通する
   とともにその上流端は前記空間および吸気通路にそれぞ
   れ連通する複数対の分岐通路を備えた下流部とを、通路
   絞り弁を備えた板状部を介して相互に一体に接合したエ
   ンジン用吸気マニホルド装置であって、前記下流部に対
   する上流部の合せ面には、該下流部の各複数対の分岐通
   路と連通する連通孔が設けられるとともに、前記上流部
   の空間内に開口した分岐通路の先端開口に相対する加工
   開口が設けられ、前記板状部には前記上流部合せ面の加
   工開口を密閉する閉塞部分が形成されたことを特徴とす
   るエンジン用吸気マニホルド装置。