JPS63127988A - エレベ−タの群管理制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータの群管理制御に係り、特にマイクロ
コンピュータ等の小型計算機を使用し、発生したホール
呼びに対して最適号機を選択し割当てる群管理制御方法
に関するものである。

（従来の技術及び問題点〕 近年複数台のエレベータを一群として集中制御する群管
理制御装置は、マイクロコンピュータ等の小型計算機を
使用したものが一般的になっている。このような群管理
制御装置においては、発生したホール呼びに対するサー
ビス応答エレベータを決定するために、いわゆる評価式
を用いている。

ところで、利用客の側からすればホール呼びボタンを押
すと即座にサービス応答エレベータを決定し、ホール待
客に予報表示する方式が望ましく、そのためには時々刻
々変化する交通需要のなかで瞬時（約０．５〜１秒以内
）に最適なエレベータを決定しなければならない。

しかしエレベータに用いられる小型計算機は、製品のコ
ストやスペース、メンテナンス、プログラミング等の種
々の制約を受けるためにどうしても処理能力に制限があ
り、従って瞬時に最適なエレベータを決定するためには
、前述の評価式も演算可能な程度のものに留めておく必
要がある。

このため従来の評価式による割当方法では、最適なもの
に割当てるとはいってもその評価式において最適なだけ
であって、あらゆる可能性について演算を行なうわけで
はなく、実際には最適な割当でない場合も多い。

〔問題点を解決するための手段〕

本願は上記問題点を解決するため、最適な割当を行なう
ための演算を、予め行なっておくことのできる演算と、
ホール呼び発生時に実時間で行なう演算とに分け、予め
演算できる部分は設計段階で大型計算機等を用いてオフ
ラインで演算、記憶させておき、ホール呼び発生時には
この予め演算された結果を利用して実時間による演算が
極力少なくて済むようにしたものである。

具体的には、各号機のかご位置やかご呼び水−ル呼びの
受け持ち状況及び新たに発生したホール呼びの組み合わ
せを１つの１つのパターンとし、そのパターンにおいて
はどのエレベータを割当てれば最適かを予め演算し決定
する。これをすべてツバターン或いは代表的なパターン
について演算し、その結果を記憶してデータベースとす
る。

そうして、実際に割当を行うときには、新たなホール呼
び発生時にその時の状態が前記データベースの中のどの
パターンに相当するか或いは最も類イ以しているかをパ
ターン認識により選択する。パターンさえ選択できれば
最適割当は予め演算されているので直ちに割当を行なう
ことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明に用いるデータベースを作成するため
のフローチャートで、ここでの演算は大型電算機等を用
いてオフラインで行う。

まず大型電算機上のシミュレーション又は現場の実測デ
ータよりエレベータの運行データを作成し、それをステ
ップＡＩＯにおいて読み込む。エレベータ運行データの
中に新規ホール呼びが表われたらステンプへ２０からス
テップＡ３０へと進み、そのホール呼びの最適割当を行
う。この割当演算には電算機の処理能力や時間に制限は
ないので、どんな複雑なアルゴリズムを用いたものでも
可能であり、例えばホール呼び発生後のエレベータ動作
の数分間における総ての可能性をシミュレートし、その
中から最適な割当を選択する方法等が利用できる。

ステップＡ４０では、ホール呼び発生時点での各号機の
かご位置や呼びの受け持ち状況等、全号機の状態を１つ
のパターンとして認識する。このパターン認識処理は、
画像処理、音声処理の分野で一般的に用いられているア
ルゴリズムを利用すればよい。例えば、各エレベータの
位置、方向、既に受け持っているかご呼びゃホール呼び
の状態、呼びの発生頻度等を記号化し、その記号の列を
予め決めた文法によって分析する　“５ｙｎｔａｃｔｉ
ｃ　　ｐａＬｔｅｒｎ　　ｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ’の
手法等が応用できる。

ステップＡ５０では、ステップＡ３０による最適割当に
よる結果とステップＡ４０によるそのときのパターンと
一対のデータとしてデータベースに登録する。

そしてこのステップＡＩＯ〜Ａ５０の処理を代表的ない
くつかの交通パターンに於いて、数百〜数万回行えば各
状況における最適割当判断がデータベースに蓄積される
。このデータベースを利用すれば群管理制御用の小型計
算機であっても、ホール呼び発生時の全号機の状況さえ
認識できれば、その状況に合う最適割当を行なうことが
できる。

第２図は、第１図で作成したデータベースを実際のホー
ル呼び割当に利用する場合の、割当処理のフローチャー
トである。この処理は群管理制御用の小型計算機により
、実際のホール呼び発生時に実時間で行なう。

まず、ステップＢＬＯでは全号機のかご位置等の状態を
読み込み、エレベータ全体の運行データを常に監視する
。新規ホール呼びが発生するとステ、ブＢ２０からステ
ップＢ３０へと進み、そのときの全号機の状態をパター
ンとして認識する。

このパターンＬ？２ｍのアルゴリズムは前述のオフライ
ン処理におけるパターンＬｍ　１１の処理と同しでよい
。

次にステップＢ４０において、データベースに登録され
ているパターンの中にステップＢ３０で１２識したパタ
ーンがあるか否か判断し、あればそのパターンと対にな
って記憶されている最適かごを読み出し、ステップ５０
でそのかごへ割当信号を出力する。もしステップＢ３０
或いはＢ２Ｏにおいて、パターン認識が不可能な場合又
は認識したパターンがデータベースに登録されていない
場合は、ステップＢ６０で従来の評価式による割当演算
を行ない、その演算の結果の最適かごへ割当信号を出力
する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、割当演算にどのような複雑なアルゴリ
ズムを用いたとしても、群管理制御用の小型計算機はか
ご位置等の状態のパターン認識を行なうだけで瞬時の割
当が可能となり、小型計算機の処理能力を超えた最適な
群管理制御を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に用いるデータベースを作成するための
フローチャート、第２図は本発明による割当処理のフロ
ーチャートである。 Ａ１０〜Ａ５０及びＢＩＯ〜Ｂ６０．、、。 ０．フローの各ステップ 特許出願人　　フジチック株式会社 第１図 第２ｍ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数台のエレベータを一群として管理し、ホール呼びに
   対して最通なかごを選択し割当てるようにしたものにお
   いて、 新規ホール呼びに対する全号機のかご位置や呼びの受け
   持ち状況等の状態を１つのパターンとして認識し、予め
   そのパターンにおける最適かごを演算により求め、その
   パターンと演算結果の対である１つのデータを多数のパ
   ターンについて求め登録したものをデータベースとする
   と共に、実際の新規ホール呼び発生時には、その時点に
   おける全号機の状態をパターン認識し、前記データベー
   スの中から該当するパターンの前記データを選択して最
   適かごを割当てるようにしたことを特徴とするエレベー
   タの群管理制御方法。