JPS63126962A

JPS63126962A - 糊付機

Info

Publication number: JPS63126962A
Application number: JP26941286A
Authority: JP
Inventors: 早田　豊
Original assignee: Kanebo Ltd
Current assignee: Kanebo Ltd
Priority date: 1986-11-12
Filing date: 1986-11-12
Publication date: 1988-05-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、製織の準備工程である経糸糊付工程に於て、
効率良い糊付を行なう糊付機、詳しくは、糊付後のコー
ムづまシに起因する問題点を解消し経糸に優れた製織性
を与える糊付機に関するものである。

（従来の技術）従来、経糸糊付機に於ては、大多数の経糸をシート状に
し、該経糸を糊付乾燥した後、複数本のロッドによって
糸捌きを行ない、それを引出しローラーによって引出し
ておシ、引出す前の段階にはフロントコームを立役せし
め、経糸の密度及び巻幅を調節し、且つ隣接する経糸を
分離した状態とするようにしている。

然して、従来の糊付機のフロントコームとしては、巻取
部における引出しロールの直前の１箇所に立役せしめた
ものであった。ところが、かかる１箇のフロントコーム
では、整経工程における塵の付着等に起因するコームづ
まシが経糸の切断を引き起こし、それが即座に切断ビー
ムへとつながっていた。即ち、従来の糊付機のフロント
コームでは、コームづまシの発見と同時に糊付ビームの
切断を余儀なくされるものであった。

（発明が解消しようとする問題点）上述の通シ、従来の糊付機に於ては、糸捌き部通過の際
にロッドによって捌かれ整えられた経糸が、フロントコ
ームのコームづまシが起こる＆にバフバフになってしま
い、それを再び元の状態に戻すことは極めて煩雑な手間
を伴い、甚だ非効率的なものであった。

本発明は、前述のコームづまシによる糊付ビームの切断
の問題点を解消し、極めて効率的に経糸の巻取準備を行
ない、且つ優れた糸捌き効果を奏する糊付機の提供をそ
の目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明の糊付機は次のよ
うな構成をなしている。

即ち、製織の準備工程における糊付機であって、糸捌き
部後端と引出しローラーとの間の少なくとも２箇所にフ
ロントコームを立設せしめ、且つ該フロントコームのう
ち少なくとも１箇所のフロントコームを起伏自在に構成
したことをその要旨とするものである。

つまシ、従来１箇所に設けられていたフロントコームを
複数化することによって、コームづまシの早期発見が可
能となり、その結果、コームづまシ即切断ビームという
ことは解消される。更に、フロントコームを起伏自在と
することで、フロントコームを経糸の下に倒し再び立て
るという動作が実施可能とな勺、その結果、針量の経糸
分布をフンダムなものとし、糸捌きを良くするものであ
る。

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述する。

（実施例）第１図は、本発明の糊付機の乾燥部以降を示す正面図、
第２図はその要部を上から見た斜視図である。

第１図に於て、糊付された経糸シート（１）は、乾燥シ
リンダー（２）によって乾燥され、糸捌き部（３）に設
けられた複数のフロント・ディバイディング・ロッド（
４）によって分割される。糸捌き部（３）を経て分割さ
れた経糸（５）は、巻取部に設けられた引出しローラー
（６）によ）引出され、ヤーンビーム（７）に巻取られ
る。

本発明に於ては、第１図及び第２図に示す通シ、糸捌き
部（３）後端と引出しローラー（６）との間に複数個の
フロントコーム（ｓａ）、（ｓｂ）が立設されている。

このフロントコーム、（ｓａ）ｅ（ｓｂ）には、フラッ
トコーム（８ａ）とアコーディオン型コーム（８ｂ）　
トの２種類のものを用いている。アコーディオン型コー
ム（８ｂ）については、ヤーンビーム（７）の幅に応じ
て経糸（５）の巻幅を調節できるように、折曲角度を変
えることにより、経糸（５）の通過幅の適宜選択が可能
となっている。即ち、１８０°の最広幅から、折曲角度
を小さくするにつれ、経糸（５）の通過幅は狭くなるこ
とになる。

また、フラットコーム（８ａ）については、第８図（４
）、＠に示す通９、真直な主軸（９）に多数の針αＱが
垂直に立設されており、軸受α℃を介して支台（２）に
配設されている。然して、主軸（９）は回動自在となっ
ている。即ち主軸（９）を９０°回転せしめることで針
（１０は第８図の）のように倒伏し、経糸（５）を解放
し、又第８図（４）の如く元に戻すことで再び針ＱＯは
経糸（５）の間を分割して起立することになる。針αＱ
の１ピッチ間には、経糸の総本数により相異はあるが、
平均５〜８木の経糸が通過している。つま夛、前述の針
αＧの起伏運動により、経糸（５）は多数の針αＱの間
にランダムに供給され、容易に優れた糸捌きが行なわれ
る。

前記アコーディオン型コーム（ｓｂ）　　とフラットコ
ーム（８ａ）の数及び配置については、糸の太さ及び本
数等によって変えることができるが、本発明の目的がフ
ロントコームづまυによる切断ビームの減少であること
を考慮すれば、フラットコーム（８ａ）の方がコームづ
まシの発見が容易であシ、このことからフラットコーム
（８ａ）を先に配置することが好適である。即ち、フラ
ットコーム（８ａ）によってコームづまシの早期発見を
行ない、且つ該フラットコーム（８ａ）の起伏運動によ
って、針αＯの間への経糸供給がランダムとなって効率
的な糸捌きが施され、最終的にアコーディオン型コーム
（８ｂ）によって、ヤーンビーム（７）巻取準備トシて
の、経糸（５）の密度及び巻幅の調節を行なうものであ
る。

尚、これらのアコーディオン型コーム（８ｂ）及び７フ
ツトコーム（８ａ）の設置数としては、経糸（５）の密
度及び巻取幅を調節し整えるアコーディオン型コーム（
８ｂ）については、引出しロール（６）ノ前の１箇所に
設ければ充分な効果を発揮するものである。一方、フラ
ットコーム（８ａ）については、糸捌き効果の向上のた
め少なくとも２箇所に設置することが好ましいが多数設
置する必要はなく、２〜８箇所の設置が好適である。

本発明者達は、上述の構成をなすフロントコームを備え
た糊付機に、７巻の整経ビームで約８０００本の原糸を
供給したところ、従来１ケ月間に約１０件発生していた
コームづまシによるビーム切断が、半分以下の８〜４件
に減少し、且つ従来より優れた糸捌きが施された。

（社）・・・軸受、　　　　　　■・・・支台。

（発明の効果）以上述べた通）、本発明の糊付機は、フロントコームの
複数化によってコームづまシの早期発見が可能とな夛、
切断ビームが著しく減少する。才た、起伏自在であるこ
とが、ヤーンビーム巻取前の経糸の捌きをよル良くする
ものとして顕著な効果を有するものである。つまシ、製
織前の経糸に優れた製織性を与える上で極めて重要な役
割を果たすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図はその
要部を上から見た斜視図、第８図（４）、■）は本発明
に用いるフラットコームの説明図である。（１）・・・経糸シート、（２）・・・乾燥シリンダー
、（３）・・・糸捌き部、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）製織の準備工程における糊付機であって、糸捌き
部後端と引出しローラーとの間の少なくとも２箇所にフ
ロントコームを立設せしめ、且つ該フロントコームのう
ち少なくとも１箇所のフロントコームを起伏自在に構成
したことを特徴とする糊付機。
（２）フロントコームが、アコーディオン型コームとフ
ラットコームとの２種により構成され、且つ該フラット
コームが起伏自在である特許請求の範囲第１項記載の糊
付機。
（３）アコーディオン型コームが、引出しロールの最も
近くの１箇所に位置する特許請求の範囲第２項記載の糊
付機。
（４）フラットコームが、糸捌き部後端とアコーディオ
ン型コームの間の少なくとも２箇所に位置する特許請求
の範囲第２項記載の糊付機。