JPS63125830A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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Publication number
JPS63125830A
JPS63125830A JP26991786A JP26991786A JPS63125830A JP S63125830 A JPS63125830 A JP S63125830A JP 26991786 A JP26991786 A JP 26991786A JP 26991786 A JP26991786 A JP 26991786A JP S63125830 A JPS63125830 A JP S63125830A
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JP
Japan
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shaft
input shaft
working chamber
rear wheel
input
Prior art date
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Pending
Application number
JP26991786A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Tashiro
田代 隆男
Toshiaki Kuroiwa
黒岩 利明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一方の車輪を粘性流体の粘性抵抗により動
力を伝達する四輪駆動車等に用いられる動力伝達装置に
関する。
(従来の技術) この種の動力伝達装置としては、四輪駆動車のプロペラ
シャフト上に設けられた、例えば、実開昭59−188
731号公報に記載されたものがある。この動力伝達装
置の詳細は、例えば、実開昭60−99333号公報に
記載のようなものであり、これは、いわゆるビスカスカ
ップリング装置である。このビスカスカップリング装置
は、例えば、内側軸と、この内側軸と同心の外側軸との
間に粘性流体が封入された作動室が形成されており、こ
の作動室内に位置して内側軸の外周と、外側軸の内周と
にそれぞれ抵抗板が係合されたものである。プロペラシ
ャフトに連結された外側軸から入力されたトルクは、内
側軸と外側軸との差動回転に応じた粘性流体の粘性抵抗
により、後輪側デファレンシャル装置に出力されるよう
に入っている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、このようなビスカスカップリング装置を用い
た全幅駆動車においては前輪側をエンジンより直接駆動
して、後輪を粘性流体の粘性抵抗を用いての動力伝達で
あるため、車両特性とじては前輪駆動車と同様な車両特
性を示し、高速直進安定性が得られるが、コーナリング
においては、アンダステアを示して旋回半径が大きくな
り、スポーツ走行などで用いる時には不適となったり、
車両加速時や登板時には、後輪側への荷重移動があるた
め、後輪側に大きな駆動トルクガ必要となる。そして、
駆動トルクが大きくなると、ビスカスカップリングの抵
抗板間でスリップし易くなり、動力伝達にロスが生じて
しまう。また車庫入れ時等でも前輪側へはそのままトル
ク伝達が行われ、操舵力が大きくなり、操縦性に劣る恐
れがある。
これを解決するために、後輪をエンジンから直接駆動さ
せて前輪をビスカスカップリング装置を介して駆動する
方法を取ればエンジンの駆動力を使って迅速なコーナリ
ングができ、しかも旋回半径を小さくすることもでき、
操縦性は向上するものの、^速直進安定性が低下してし
まうという問題点が残る。
そこでこの発明は直進安定性を確保するとともに、旋回
半径を小さくして操縦性を向上できる動力伝達装置の提
供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は上記目的を)構成するために、同心上に設け
られて相対回転自在な入力軸及び中間軸と、入力軸と中
間軸との対向周面間に形成され粘性流体を封入した作動
室と、作動室に位置して交互に配置され各軸の対向周面
に各別に係合された複数の抵抗板と、前記入力軸又は中
間軸と係脱自在に係合する前輪側推進軸及び後輪側推進
軸と、入ツノ軸又は中間軸を前輪側推進軸又は後輪側推
進軸に選択的に係脱する係合手段とから構成した。
(作用) この発明の構成によれば、係合手段による入力軸又は中
間軸と前輪側推進軸又は後輪側推進軸との選択的な係脱
によって、両推進軸へは入力軸から直接あるいは作動室
の粘性流体の粘性抵抗を介してトルクが伝達されるよう
になる。したがって、走行状態や、車両の荷重移動に合
せて切り換える等すれば、走行安定性、操縦性を共に向
上させることができる。
(実施例) 次に、本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明
する。
第1図は動力伝達装置の全体断面図、第2図は第1図に
対応させたカップリングスリーブの位置と各軸への動力
伝達を示す一欄図である。
第1図において、相対回転自在な第1軸1、第2軸3及
び第3軸5とは、外側から順次同心上に1医合配置され
ている。すなわち、第1軸1は大径の筒状に形成されて
おり、図外の原動機側から回転を受ける入力軸を構成し
ている。第2軸3は前記第1軸1の内周面と適宜間隔を
有する中径の筒状に、また、第3軸5は前記第2軸3の
内周面と適宜間隔を有する小径の中空軸でそれぞれ形成
されており、図外の前輪、後輪駆動系のうちのいずれか
一方側へそれぞれ連結される第1中間軸と第2中間軸と
を構成している。
前記第1軸1の内周面と第2軸3の外周面との間に苫封
状の第1作動室7が形成され、第2軸3の内周面と第3
軸5の外周面との間に密封状の第2作動室9が形成され
ている。従って、第1作動室7の有効半径が大径で、第
2作動室9の有効半径が小径となっている。そして、各
作動室7.9には、それぞれシリコンオイル等の粘性流
体が封入されている。
前記第1作動室7は、第1軸1の両端内周に嵌合させた
後、外周端を熔接等の手段により一体化した側壁11a
、11bによって第1軸1の内周面と第2軸3の外周面
とを閉鎖し、この側壁11a、11bの第2軸3に接す
る部分にシール部材13を設けて形成されている。また
、前記第2作動室9は、第2軸3の一端内周に嵌合させ
た後、外周端を熔接等の手段により一体化した側壁15
aと他端側内周に固定された側壁15bとによって第2
軸3の内周面と第3軸5の外周面とを閉鎖し、コノ側壁
15a、15b(7)第2軸3、第3軸5に接する部分
にシール部材17.19を設けて形成されている。
前記第1作動室7を構成する第1軸1の内周と第2軸3
の外周とにはそれぞれスプライン21゜23が形成され
ており、該スプライン21.23に複数の抵抗板25a
 、25bが小間隔で交互に対向し合う状態で係合して
いる。すなわち、複数の抵抗板25a 、25bのうち
抵抗板25aは第1軸1側に係合されて第1軸1と一体
に回転し、また、抵抗板25bは第2軸3と一体に回転
する。
そして、これら各抵抗板25a、25bには前記シリコ
ンオイル等の粘性流体が作用している。
前記第2作動室9を構成する第2軸3の内周と第3軸5
の外周にはそれぞれスプライン27,29が形成されて
おり、該スプライン27.29に複数の抵抗板31a、
31bが小間隔で交互に対向し合う状態で係合されてい
る。すなわち、複数の抵抗板31a 、31bのうち抵
抗板31aは第2軸3側に係合されて第2軸3と一体に
回転し、また、抵抗板31bは第3軸5側に係合されて
第3軸5と一体に回転する。そして、これら各抵抗板3
1a 、31bには前記シリコンオイル等の粘性流体が
作用している。
前記第1軸1と第2軸3及び第3軸5との間には、該第
1軸1を選択的に第2軸3と第3軸5とに着脱自在に係
合する係合手段としてのカップリングスリーブ33a 
、33bが設けられている。
第1軸1と第3軸5側とを係合する係合手段としてのカ
ップリングスリーブ33aは、第3軸5の一端側に連結
されたフランジ35の外周にスプライン37a、37b
により嵌合されている。前記フランジ35は第3軸5の
一端側にスプライン39a 、39bの嵌合により連結
されるとともに、図外のケースと第2軸3の側壁、15
aに対し軸受41.43を介して回転可能に支持され、
前記軸受41により支持されるとともに、軸受43によ
り第2軸3の側壁15aを支持している。前記カップリ
ングスリーブ33aには、外周に溝部45aが形成され
るとともに、第1軸1の側壁11aに形成されたクラッ
チ歯47aに着脱自在に係合するクラッチ歯49aが形
成されている。そして、前記溝部45aに係合したシフ
トフォーク50aの往復移動によりスプライン37aが
フランジ35のスプライン37b上を摺動して、クラッ
チ歯49aがクラッチ歯47aに着脱自在に係合するよ
うになっている。
第1軸1と第2軸3とを係合する係合手段としてのカッ
プリングスリーブ33bは、第2軸3の外周にスプライ
ン51a 、51bにより嵌合されている。このカップ
リングスリーブ33bのスプライン51aは第2軸3の
一端側に配設された軸53のフランジ部53aの外周に
形成されたスプライン53bとも嵌合して前記軸53は
第2軸3の一端内周と図外のケースに対し軸受55,5
7を介して回転可能に取付けられている。前記カップリ
ングスリーブ33bには、外周に溝部45bが形成され
るとともに、第1軸1の側壁11bに形成されたクラッ
チ#A47bに着脱自在に係合するクラッチ歯49bが
形成されている。そして、前記溝部45bに係合したシ
フトフォーク50bの往復移動によりスプライン51a
が第2軸3及び軸53のスプライン51b、53b上に
摺動して、クラッチfm49bがクラッチ歯47bに着
脱自在に係合するようになっている。
前記シフトフォーク50a 、50bは、リンク機構5
9によって連動連結されている。従って、シフトフォー
ク50a、50bはリンク機M459を介して同時に往
復移動され、カップリングスリーブ33a 、33bの
うちいずれが一方が第1軸1と係合しているときには、
他方に離脱しているようになっている。なお、シフトフ
ォーク50a。
50bの往復移動は自動、手動のいずれでも行えるもの
である。
次に、上記一実施例の作用を説明する。
走行時において、路面状況及び走行状況に応じてシフト
フォーク50a 、50bを移動すると、カップリング
スリーブ33a 、33bは、7ランジ35のスプライ
ン37b及び第2軸3と軸53のスプライン51b、5
3b上を軸方向左右に移動して、カップリング33a 
、33bのうちいずれか一方が選択的に第2軸3と第3
軸5とに係合される。
すなわち、シフトフォーク50a 、50bを第1図に
おいて左方に移動させて、カップリングスリーブ33b
のクラッチ49bが第1軸1の側壁11bのクラッチ4
7bに係合しているときは、′第2図の■で示すように
、第1軸1と第2軸3とが一体化した状態、すなわち、
ロック状態となっており、第2軸3と第3軸5とが第2
作動室9の粘性流体により連結されている。このため、
第1軸1側からの動力は、第1作動室7の抵抗板25a
、25b間に差動を生じることは全くなく、第1@1か
ら第2軸3にそのまま伝達されるとともに、第2作動室
9の抵抗板31a 、31bの差動による粘性流体の粘
性抵抗により第3軸5に伝達される。よって、第2軸3
に後輪駆動系を連結するとともに、第3軸5に前輪駆動
系を連結すると、加速時や登板特等後輪側への荷重移動
が生じた場合には、後輪駆動系に大きなトルクを伝達す
ることができるとともに、第1作動室7内の抵抗板25
a、25b間及び第2作動室9内の抵抗板31a、31
b間のスリップを防止することができ、走行安全性を向
上させることができる。また、後輪が直結状態であるた
め後輪駆動車の特性を示して旋回性能を向上できる。
また、シフトフォーク50a、50bを第1図において
、右方へ移動させてカップリングスリーブ33aのクラ
ッチ49aが第1軸1の側壁11aのクラッチ47aに
係合しているときには、第2図の■で示すように、第1
軸1と第3軸5とが一体化した状態、すなわち、ロック
状態となっており、第1軸1と第2軸3とが第1作動室
7及び第2作動室9の粘性流体により連結されている。
このため、第1軸1側からの動力は、そのまま第3軸5
に伝達されるとともに、第1作動室7の抵抗板25a 
、25bの差動による粘性流体の粘性抵抗と、第2作動
室9の抵抗板31a 、31bの差動による粘性流体の
粘性抵抗により第2軸3に伝達される。よって、第3軸
5に後輪駆動系を連結するとともに、第2軸3に前輪駆
動系を連結すると、悪路走行時等には後輪への動力は第
1、第2作動室7.9の2つを介して伝達されるために
大きなトルク伝達ができ、迅速な走行が可能となる。さ
らに、加速時、登板特等後輪側への荷重移動を生じた場
合には、後輪駆動系に大ぎなトルクを伝達することがで
きるとともに、前輪駆動系が直接駆動されることによっ
て走行安定性を向上させることができる。また、逆に、
第3軸5に前輪駆動系を連結するとともに、第2軸3に
後輪駆動系を連結してもよい。
また、この実施例では第1作動室7と第2作動室9とが
、有効半径を異にしており、第1作動室7の有効半径が
大径で、第2作動室9の有効半径が小径となっているの
で、伝達トルク容量は第1作動室7が大きく第2作動室
9は小さい。従って、四輪駆動車のトランスファとして
後輪駆動系を第2軸3に連結するとともに、前輪駆動系
を第3軸5に連結した状態で、前記カップリングスリー
ブ33a 、33bを第2図の■の状態に伝達させると
、後輪駆動系が第2軸3を介して第1軸1に直結される
とともに、前輪駆動系側が第3軸5及び第2作動室9を
介して第2軸3に連結されるため、前輪へのトルク伝達
が小さくなり、低速での車庫入れのような場合のハンド
ル操作力が軽減され、操縦性が向上したり、タイトコー
ナブレーキ現象が確実に防止される。また、前記カップ
リングスリーブ33a 、33bを第2図の■の状態に
位置させると、後輪駆動系側が第2軸3、第1作動室7
及び第2作動室9を介して第1軸1に伝達されるととも
に、前輪駆動系側が第3軸5を介して第1軸1に直結さ
れるため、コーナリング時の前後輪の差動を吸収しなが
ら、エンジントルクが四輪に平均に分配され高速直進走
行の場合の走行安定性が向上する。
第3図は第2実施例を示すものである。このものは、図
外の原動機側から回転入力を受ける入力軸61と、この
入力軸61の外周に中間軸63が  −同心上に配置さ
れている。この入力軸61と中間軸63の対向周面間に
は粘性流体を密封した作動室65が形成されており、こ
の作動室65内に位置して入力軸61、中間軸63の対
向周面に複数の抵抗板67a、67bが係合している。
また、入力軸61には両側にギヤ69a 、69bが一
体回転可能に設けられ、また、中間軸63にはギャ71
が一体回転可能に設けられている。
一方、この入力軸61及び中間軸63の外方には前輪駆
動系及び後輪駆動系の出力軸73a、73bが設けられ
ており、この両出力軸73a、73bには前記ギヤ69
a 、69b 、71と噛合するギヤfll175a 
、75bがそれぞれ設けられている。各ギヤ機構75a
 、75bは、出力軸73a、73bに対して回転自在
に嵌合され上記入力軸61のギt69a 、69b 、
中間軸63のギヤ71とにそれぞれ噛合するギヤ77a
、77bが設けられている。この両ギヤ77a、77b
の対向側にクラッチ歯79a 、79bが形成されて8
3す、また、両ギヤ77a、77b間の出力軸73a、
73bの外周にはクラッチハブ81a、81bが形成さ
れている。このクラッチハブ81a。
81bと上記クラッチ6M+79a 、79bとの歯上
には両者を係脱する係合手段としてのカップリングスリ
ーブ83a 、83bが設けられている。この両カップ
リングスリーブ83a 、83bにはシフトフォーク8
5a 、85bが係合しており、このシフトフォーク8
5a 、85bによりカップリングスリーブ83a 、
83bが移動するようになっている。シフトフォーク8
5a 、85bはリンク機構87を介して連動連結され
ており、カップリングスリーブ83a 、83bを一体
的に同方向に移動させるようになっている。
次に、第2実施例の作用を説明する。走行時において、
路面状況及び走行状況に応じてシフトフォーク85a 
、85bを移動すると、各カップリングスリーブ83a
 、83bは、各クラッチハブ81a、81b上を移動
して、後輪側あるいは前輪側の出力軸73a 、73b
のいずれか一方と係合さる。
すなわち、シフトフォーク85a 、85bを第3図に
おいて右方へ移動させて、カップリングスリーブ83a
 、83bがクラッチハブ81a、81bと右側のギヤ
77b、77bのクラッチ歯79b、79bとを係合さ
せているとき、入力軸61と右側の出力軸73bとが一
体化した状態、すなわち、ロック状態となっており、入
力軸61と左側の出力軸73aとが作動室65の粘性流
体により連結されている。このため、入力軸61から右
側の出力軸73bへの動力は、直接伝達される一方で、
入力軸61から左側の出力軸73aへの動力は、作動室
65の抵抗板67a 、67bの差動による粘性流体の
粘性抵抗により伝達される。
したがって、カップリングスリーブ83a 、83bの
移動により出力軸73a 、73bが選択的に作動室6
5を介して駆動されるため前記第1実施例と同様な効果
が得られる。
また、第4図は第3実施例を示す。このものは、図外の
原V> 左側から回転入力を受ける入力軸91の外周に
並列してそれぞれ中間軸93a 、93bが同心上に配
置されている。入力軸91の外周と、中間軸93a 、
93bの内周との間にそれぞれ作動室95a、95bが
形成されている。各作動室95a 、95bに位置して
入力軸91と中間軸93a 、93bとの対向正面にそ
れぞれ抵抗板97a 、97b 、99a 、99bが
係合されテいる。
また、入力軸91には両作動室958.95bを挾んで
両側にクラッチハブ101a、101bが形成されてい
る。また、中間軸93a 、93bのクラッチハブ10
1a 、101b側にはクラッチm103a 、103
bが形成されている。そして、このクラッチ歯103a
 、103bとクラッチハブ101a 、101bとの
間には係合手段としてのカップリングスリーブ105a
 、105bが設けられており、シフトフォーク107
a、107bと係合している。シフトフォーク1o7a
、107bはリンク機構109を介して連動連結されて
おり、カップリングスリーブ105a、105bを一体
的に同方向に移動させるようになっている。また、中間
軸93a 、93bには一体的に回転可能にギヤ111
a、111bが固定されている。
一方、上記入力軸91及び中間軸93a 、93bの外
方には前輪駆動系及び後輪駆動系の出力軸113a 、
113bが設けられている。この両出力軸113a 、
 113b 1.:ハ上記中間軸93a。
93bのギヤ111a、111bと噛合して動力が伝達
されるギヤ115a、115bが設けられている。
次に、第3実施例の作用を説明する。走行時において、
路面状況及び走行状況に応じてシフトフォーク107a
 、107bを移動すると、カップリングスリーブ10
5a 、105bは、クラッチハブ101a 、101
b上を移動して、カップリングスリーブ105a 、1
05bのいずれか一方が、中間軸93a 、93bのい
ずれか一方と係合される。
すなわち、シフトフォーク107a 、107bを第4
図において右方へ移動させて、右側のカップリングスリ
ーブ105bと入力軸91の右側のスプライン101b
とを係合させ、左側のカップリングスリーブ105aと
左側の中間軸93aのクラッチ歯103aとを係合させ
ているときは、入力軸91と左側の中間軸93aとが一
体化した状態、すなわち、ロック状態となっており、入
力軸91と右側の中間軸93bとが作動室95bの粘性
流体により連結されている。このため、入力軸91から
左側の出力軸113aへの動力は、左側の作動室95a
の抵抗板97a、97b間に差動を生ずることはなくそ
のまま伝達される一方で、入力軸91から右側の出ノj
軸113bへの動力は、作動室95bの抵抗板99a 
、99bの差動による粘性流体の粘性抵抗により伝達さ
れる。したがって、前記第1、第2実施例と同様な効果
が得られる。
第5図は第4実施例を示すものである。このものは、図
外の原vJIll側から回転入力を受ける入力軸121
と、この入力軸121の外周に中間軸123が同心上に
配置されている。この入力軸121と中間軸123の対
向周面聞には粘性流体を密封した作動室125が形成さ
れており、この作動室125内に位置して入力軸121
、中間軸1230対向局面に複数の抵抗板127a、1
27bが係合している。中間’M 123にはギヤ12
9が一体回転可能に設けられている。
一方、この入力軸121及び中間軸123の外周には前
輪駆動系及び後輪駆動系の出力軸1318.131bが
設けられており、この両出力軸131a、131bには
ギヤ133a 、133bがそれぞれ一体回転可能に設
けられている。入力軸121にはギヤ140が一体回転
可能に設けられている。
上記中間軸123のギヤ129と、両出力軸131a 
、131bのギヤ133a 、133bとの間には係合
手段としてのアイドラーギヤ135a。
135bが介在されており、このアイドラーギヤ135
a 、135bは軸137a、137bを摺動じてギヤ
133a 、133bと常時噛合いながら入力軸121
のギヤ140と、中間軸123のギヤ129とに選択的
に係合するようになっている。139は図外のケースに
回動自在に固定された切換えレバーであり、その両切は
それぞれアイドラーギヤ135a、135bに係合して
いる。
すなわち、この切換えレバー139の回動により、アイ
ドラーギヤ135a、135.bは選択的に中間軸12
3のギヤ129と入力軸121のギヤ140とを、両出
力軸131a 、131bのギヤ133a、133bと
の間を係脱自在に係合するようになっている。
次に、第4実施例の作用を説明する。走行時において、
路面状況及び走行状況に応じて切換えレバー139を回
動すると、アイドラーギヤ135a、135bは、軸1
37a 、137bをギヤ133a、133bと常時噛
合いながら摺動して、アイドラーギヤ135a、135
bのいずれか一方が、入力軸121のギヤ140と、又
他方が中間軸123のギヤ129とのいずれか一方と係
合される。
すなわち、切換えレバー139を第5図において時計回
りに回動させて、下側のアイドラーギヤ  −135b
が入力軸121のギヤ140と噛合しており、上側のア
イドラーギヤ135aが中間@123のギヤ129と噛
合しているときは、入力軸121と下側の出力軸131
bとが一体化した状態、すなわち、ロック状態となって
おり、入力軸121と上側の出力軸131aとが作動室
125の粘性流体により連結されている。このため、入
力@121から下側の出力軸131bへの動力は、その
まま伝達される一方で、入力軸121から上側の出力軸
131aへの動力は、作動室125の抵抗板127a 
、127bの差動による粘性流体の粘性抵抗により伝達
される。したがって、前記第1、第2、第3実施例と同
様な効果が得られる。
さらに前記第1から第3の実施例においては1個の動力
伝)ヱ装置の切換えで行えるので支持機構が簡単でスペ
ース的に有利となる。又、第2、第4実施例によればビ
スカスカップリング装置は1つでよく重1減、コスト低
減等の効果も得られる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、車両
の荷重移動や走行状態に合わせて係合手段により入力軸
又は中間軸と前輪側推進軸又は後輪側推進軸とを選択的
に係脱することにより、必要駆動側を直接駆動させるこ
とができるので、四輪駆動車としての走行安定性、操縦
性を同時に向上させるもの等として適している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に関する動力伝達装置の全
体断面図、第2図は第1図に対応させたカップリングス
リーブの位置と第2軸及び第3軸への動力伝達を示ず一
欄図、第3図乃至第5図は第2実施例乃至第4実施例を
模式的に示す全体図、第6図は従来例の動力伝達装置に
おける抵抗板間の差動回転ΔNと抵抗板の差動回転によ
って生ずる伝達トルクTとの関係を示す特性図である。 1・・・第1軸(入力軸) 3・・・第2軸(中間時) 5・・・第3軸(中間軸) 7・・・第1作動室 9・・・第2作動室 25a、25b−・・抵抗板 31a、31b−・・抵抗板 33a 、33b・・・カップリングスリーブ(係合手
段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  同心上に設けられて相対回転自在な入力軸及び中間軸
    と、入力軸と中間軸との対向周面間に形成され粘性流体
    を封入した作動室と、作動室に位置して交互に配置され
    各軸の対向周面に各別に係合された複数の抵抗板と、前
    記入力軸又は中間軸と係脱自在に係合する前輪側推進軸
    及び後輪側推進軸と、入力軸又は中間軸を前輪側推進軸
    又は後輪側推進軸に選択的に係脱する係合手段とからな
    ることを特徴とする動力伝達装置。
JP26991786A 1986-11-14 1986-11-14 動力伝達装置 Pending JPS63125830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019064335A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 株式会社Subaru ハイブリッド車両のパワーユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019064335A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 株式会社Subaru ハイブリッド車両のパワーユニット

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