JPS63125598A - 難燃性作動油 - Google Patents

難燃性作動油

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JPS63125598A
JPS63125598A JP27054286A JP27054286A JPS63125598A JP S63125598 A JPS63125598 A JP S63125598A JP 27054286 A JP27054286 A JP 27054286A JP 27054286 A JP27054286 A JP 27054286A JP S63125598 A JPS63125598 A JP S63125598A
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JP
Japan
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flame
ester
aliph
acid
retardant hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP27054286A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Hagiwara
敏也 萩原
Koji Kishimoto
岸本 耕二
Akio Kimura
昭雄 木村
Shigetoshi Suzue
鈴江 重俊
Katsuhisa Inoue
勝久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱安定性に優れかつ引火点の高い合成潤滑油
であり、特に圧延機やダイカストマシンなど火災の危険
性のある箇所に適した、合成油を基油とした難燃性作動
油に関するものである。
〔従来の技術〕
難燃性作動油に必要な性質としては、圧力・動力伝達と
いう点から流動性及び温度−粘度特性の良いこと、圧力
損失・動力損失を少なくするという点から適切な粘度を
有すること、ロングライフの点から高温酸化安定性の良
いこと、水分混入の可能性から抗乳化性の良いこと、火
災の危険性のある箇所に使用される点から引火点の高い
ことなどが挙げられる。
近年、難燃性作動油として、エマルション系、水−グリ
コール系、リン酸エステル系、脂肪酸エステル系などの
潤滑油が開発されている。しかし、エマルション系、水
−グリコール系では、安定性、潤滑性などに問題があり
、リン酸エステル系では、耐火性、耐摩耗性に優れてい
るが、温度−粘度特性に劣り、加水分解安定性に問題が
ある。一方、脂肪酸エステルは、温度−粘度特性、流動
性、潤滑性、抗乳化性などに優れており、バランスの良
い性能を有している。しかしながら、難燃性作動油は高
温下で使用されるため、従来の脂肪酸エステル系難燃性
作動油においては、熱酸化安定性はまだまだ不十分であ
る。また耐火性に関しても、エマルション系や水−グリ
コール系、リン酸エステル系などよりもやや劣るという
欠点を有する。本発明者等の研究により、現在使用され
ている脂肪酸エステル系難燃性作動油において、基油の
酸価(以下AVと略)の高いことが熱酸化安定性を悪く
していることがわかった。また、このAV値の高いこと
は、基油の引火点に影響していることもわかった。従っ
て、基油自身、熱酸化安定性が優れ、引火点の高いこと
が望まれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記説明にて理解されるように、脂肪酸エステルは他に
比べ、温度−粘度特性、流動性、潤滑性、抗乳化性など
難燃性作動油としての性質を有しているが、熱酸化安定
性、引火点については不十分であった。
従って、本発明の主たる目的は、従来の脂肪酸エステル
に比べ、熱酸化安定性に優れ、引火点の高い脂肪酸エス
テルを難燃性作動油の基油として提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意研究を
重ねた結果、AVを低くすることにより、熱酸化安定性
が向上され、更に引火点が高められることを見い出した
。即ち、本発明は、AVを0.7mgKOH/g以下と
した脂肪酸エステルを基油とする難燃性作動油である。
AVが0.7mgKOH/gより大きいと、熱酸化安定
性が悪(かつ高い引火点が得られないという不都合があ
る。
本発明の難燃性作動油の基油として用いる脂肪酸エステ
ルとしては、総炭素数が12〜190である脂肪酸エス
テルが好ましい。
上記のエステルを導くためのアルコールとしては、例え
ばヘキサノール、ヘプタツール、オクタツール、2−エ
チルヘキサノール、ノニルアルコール、イソノニルアル
コール、デシルアルコール、イソデシルアルコール、ド
デシルアルコール、イソドデシルアルコール、ラウリル
アルコール、トリデシルアルコール、イソトリデシルア
ルコール、ミリスチルアルコール、イソミリスチルアル
コール、パルミチルアルコール、イソパルミチルアルコ
ール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール等の一価
アルコールやエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、
グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビト
ール、ネオペンチルポリオール等の多価アルコールが挙
げられる。但し、上記に限定されるものでない。好まし
くは、ネオペンチルポリオールであり、ネオペンチルポ
リオールとしては、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、トリメチロールノナン等のトリメチロー
ルアルカン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリスリ
トール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリ
トール等である。但し、上記に限定されるものではない
脂肪酸としては、例えば炭素数が6〜30の直鎖飽和脂
肪酸、直鎖不飽和脂肪酸、分岐飽和脂肪酸が挙げられ、
具体的には、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、2
−エチルヘキサン酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、イソミリスチン酸、パルミチン
酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、エルカ酸等が好ましく用
いられる。但し、上記に限定されるものではない。
本発明において、難燃性作動油用の基油として用いられ
るのは、好ましくは、40℃の粘度が20cs t〜1
50cs tのエステルであり、更に好ましくは28c
s t〜62cs tのエステルである。上記の粘度範
囲のエステルとして、トリメチロールプロパンとオレイ
ン酸のエステルが特に好ましい。
本発明の難燃性作動油用の基油を製造するには、アルコ
ールを1種あるいは2種以上の混合物として、また脂肪
酸を1種あるいは2種以上の混合物としてエステル化反
応に用いることができ、通常のエステル化反応やエステ
ル交換反応によって製造される。製造に際しては、AV
が0.7 mgKOR/g以下になるように条件を設定
して行う。
また、難燃性作動油は、基油のOHV値が高いと引火点
が低くなることから、0IIV値は3抛gKOH/g以
下が好ましい。
本発明の難燃性作動油の基油として用いられる脂肪酸エ
ステルは、そのまま用いることもできるし、更に、通常
使用される酸化防止剤、極圧剤、防錆剤、消泡剤、抗乳
化剤等の潤滑油添加剤を添加して使用することもできる
酸化防止剤としては、例えば2.6−シーt−プチルー
4−メチルフェノール、4.4°−メチレンビス(2,
6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノール)等のフェ
ノール系酸化防止剤やp+ p’−ジオクチルフェニル
アミン、モノオクチルジフェニルアミン、フェノチアジ
ン、3.7−シオクチルフエノチアジン、フェニル−1
−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミン、ア
ルキルフェニル−1−ナフチルアミン、アルキルフェニ
ル−2−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止剤やアル
キルジサルファイド、チオジプロピオン酸エステル、ベ
ンゾチアゾール等の硫黄系酸化防止剤やジアルキルジチ
オリン酸亜鉛、ジアリルジチオリン酸亜鉛などが挙げら
れる。
極圧剤としては、例えばジアルキルジチオリン酸亜鉛、
ジアリルジチオリン酸亜鉛、ジアルキルポリサルファイ
ド、トリアリルフォスフェート、トリアルキルフォスフ
ニー+4が挙げられる。
防錆剤としては、例えばアルケニルコハク酸、アルケニ
ルコハク酸誘導体、ソルビタンモノオレート、ペンタエ
リスリトールモノオレート、グリセリンモノオレート、
アミンフォスフェート等が挙げられる。
消泡剤としては、例えばジメチルポリシロキサン等のシ
リコーン油やジエチルシリケート等のオルガノシリケー
ト類等が挙げられる。
抗乳化剤としては、例えばポリオキシアルキレングリコ
ール、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオ
キシアルキレンアルキルアミド、ポリオキシアルキレン
脂肪酸エステル等が挙げられる。但し、上記に限定され
るものではない。
本発明に用いる脂肪酸エステルからなる潤滑剤は、難燃
性作動油の他、エンジン油、ギヤ油、冷凍機油、及びそ
の他の工業用潤滑剤としても使用できる。
〔実施例〕
本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
実施例1 1Nの4つロフラスコに攪拌機、温度計、窒素吹き込み
管、及び冷却器付きの脱水管を取り付けた。
トリメチロールプロパン67.1g (0,5mo+)
とオレイン酸423.0g (1,5mol)を前記フ
ラスコに取り、窒素気流下、240℃で8時間エステル
化を行い、AVVO205mgKOtl/gのトリメチ
ロールプロパンのオレイン酸エステル阻1を得た。同様
にして、反応時間を短くして、トリメチロールプロパン
のオレイン酸エステル!1h2及び比較品11m7.8
を得た。
以下同様な反応を行って、脂肪酸エステル陽3〜階6お
よび比較品阻9〜隘12を得た。
本発明の脂肪酸エステル磁1〜6について比較品階7〜
12と共に、引火点(JIS K−2274)を測定し
た。結果を表−1に示す。表−1から明らかなように、
本発明の脂肪酸エステルは、高い引火点を有する。
又、本発明の脂肪酸エステル1IlI11〜6について
比較品!1h7〜12と共に、熱安定性(JIS K−
2540準拠)を評価した。結果を表−2に示す。
表−2から明らかなように、本発明の脂肪酸エステルは
、良好な熱安定性を示す。
表   −l 傘1 トリメチロールプロパン 傘2 ネオペンチルグリコール 傘3 ペンタエリスリトール 表   −   2 条件 170℃×48時間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸価が0.7mgKOH/g以下の脂肪酸エステル
    を基油とする難燃性作動油。 2 脂肪酸エステルの総炭素数が12〜190である特
    許請求の範囲第1項記載の難燃性作動油。 3 脂肪酸エステルがネオペンチルポリオールと脂肪酸
    とのエステルである特許請求の範囲第1項または第2項
    記載の難燃性作動油。 4 ネオペンチルポリオールがトリメチロールプロパン
    である特許請求の範囲第3項記載の難燃性作動油。
JP27054286A 1986-11-13 1986-11-13 難燃性作動油 Pending JPS63125598A (ja)

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