JPS63124839A - 空燃比設定方法 - Google Patents

空燃比設定方法

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JPS63124839A
JPS63124839A JP61269335A JP26933586A JPS63124839A JP S63124839 A JPS63124839 A JP S63124839A JP 61269335 A JP61269335 A JP 61269335A JP 26933586 A JP26933586 A JP 26933586A JP S63124839 A JPS63124839 A JP S63124839A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、バルブ切換装置を有するエンジンに於て特定
の条件が満足された時に極めてリーンな混合比を用いる
ようにした空燃比設定方法に関し、特にバルブ切換装置
の切換時期に対応して空燃比を徐々に切換えるようにし
て、バルブ切換に対応する空燃比の移行を出力の急変を
伴うことなく円滑に行ない得るようにした空燃比設定方
法に関する。
〈従来の技術〉 エンジンの低速域におっては吸気流速を増大させ吸気慣
性により充填効率を改善するために例えば各気筒に設け
られた２つの吸気バルブの一方のみを開閉し、高速域に
おっては吸気抵抗を可及的に減少させるために両吸気弁
を開閉するようにしたバルブ切換装置が、例えば同一出
願人による特開昭６１−１９９１１号公報に開示されて
いる。
このようなバルブ切換装置を用いた場合、同じく同一出
願人による特願昭６０−２８５１８８号明細書に記載さ
れているように、一方の吸気弁のみを開閉する場合には
、吸気流が燃焼至内に向けて偏った位置から流入するこ
とにより渦流を形成し、燃料の気化特性が改善される。
実際、このような渦流が存在する時には、理論空燃比よ
りも大幅に１ノーンな空燃比で市っても正常な燃焼が可
能でおることが見出された。そこで、バルブ切換装置の
作動に連携して空燃比を切換えることにより、エンジン
の出力性能の向上と燃費の節約の両立を図ることができ
る。
このようなバルブ切換は、一般に、バルブ切換を行なっ
た場合でも出力の変化を伴わないような条件下に於て行
うようにするが、同時に空燃比を変更する場合には、出
力の急激な変化が発生することとなり、エンジンの使用
性を損うという問題が発生する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点及び発明者の知見に鑑み、
本発明の主な目的は、バルブ切換装置の作動に連動して
空燃比を変更することにより出力性能の向上及び燃費節
約の両立を図ると共に、バルブ切換に伴うショックを回
避するようにした空燃比の設定方法を提供することにあ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、少なくともエンジ
ン回転速度の関数としてエンジン動弁機構の特性を切換
えるバルブ切換装置に於ける空燃比設定方法で市って、
前記バルブ切換装置の切換時にあって、少なくとも前記
エンジンの回転速度の変化に応じて徐々に空燃比を変化
させることを特徴とする空燃比設定方法を提供すること
により達成される。
く作用〉 空燃比をリーンからリッチに変更し、或いはリッチから
リーンに変更した場合には、エンジン出力が増大成いは
減少することとなるが、空燃比の変化を徐々に行なうよ
うにすれば、このようなショックが回避される。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第１図及び第２図は、各気筒に吸排気弁を各１対有する
４バルブエンジンに於て、スロットル開度θ及びエンジ
ン回転速度Ｎｅの関数として、４つの吸排気弁をすべて
開閉する４バルブモード及び、吸排気弁各１つずつのみ
を開閉するようにした２バルブモードによる場合のエン
ジン出力の変化及び両モード間の切換の条件を示すグラ
フである。
第１図に示されているように、各スロットル弁開度に於
いて、２バルブモード及び４バルブモードにあるときの
、エンジンの回転速度に対するエンジン出力を表わす曲
線（θ＝１即ちスロットル全問の場合、Ｌｌ、Ｌ２、θ
＝１／２即らスロットル半開の場合、Ｍｌ、Ｍ２、θ＝
１／４即ちスロットル４分の１開の場合、Ｎ１　、Ｎ２
　＞は、成る回転速度に於いて互いに交差する。従って
、この交点に対応する回転速度にあるときに２バルブモ
ードと４バルブモードとの間の移行を行えば、出力の変
動即ちショックが発生しない。実際には、想像線Ｊ、Ｋ
により示したように、両モードによる出力曲線の交点の
前後位置に於いて両モードを切換えるようにし、切換動
作に成る程度のヒステリシスを設けるのが制御安定の上
で好ましい。
第２図のグラフは、スロットル開度θ及びエンジン回転
速度Ｎｅをそれぞれ横軸及び縦軸にとった座標平面に於
ける、両モードを選択する条件の境界を表わしている。
このグラフに於て、実線Ｐは２バルブモードから４バル
ブモードに移行する境界線を示し、破線Ｑは４バルブモ
ードから２バルブモードへの移行の境界線を示し、これ
らの曲線が略平行をなすように互いに離間している。こ
のように、両モード間の移行動作にヒステリシスを設け
ることは、前記したように、制御安定の上で好ましく、
これによりハンチング現象などを回避することができる
。
さて、これらのグラフに示されているように、一般にエ
ンジン回転速度が高い領域にあっては４バルブモードが
選択されるが、例えば第２図に於ける境界線Ｐ、Ｑはス
ロットル開度に依存する。
バルブ切換の条件を定めるパラメータとして、スロット
ル開度に代えてエンジンの吸気負圧を用いることもでき
る。
第３図は、第２図の例えばスロットル開度θＳに於ける
バルブ切換の動作に応じた空燃比の変化を示す。即ち、
エンジン回転速度が低い領域にあっては２バルブモード
が用いられ、従って空燃比を極めてリーンに定めること
ができる。ここで、エンジンの回転速度が上昇し、Ｎｅ
１を越えると４バルブモードに切換えるが、第３図の曲
線Ｒにより示されるように、空燃比は、エンジンの回転
速度がＮｅ１よりもかなり低い時から徐々にリッチとさ
れ、エンジンの回転速度がＮｅｌをやや越えた時に例え
ば理論空燃比１４．７であって良い比較的リッチな値に
定められる。
次に、このように４バルブモードが用いられている状態
からエンジンの回転速度を下げ、回転速度がＮｅ２に達
すると、第２図に示されているように４バルブモードか
ら２バルブモードに切換えられるが、空燃比は、第３図
に於て曲線Ｓにより示されるように、エンジンの回転速
度がＮｅ２よりもやや高い時期から除々にリーンとされ
、エンジンの回転速度がＮｅ２よりもかなり低くなって
始めて前記したような最もリーンな値とされる。
実際の応用に際して、バルブ切換タイミング或いは空燃
比の値の設定は、マツプルックアップ方式、或いは閉ル
ープシステムを用いて実現することができるが、特にこ
れら両手法を条件に応じて適宜使いわけるのが有利であ
る。
〈発明の効果〉 このように本発明によれば、２バルブモードに於て極め
てリーンな空燃比によるエンジンの稼動が可能になるこ
とから、エンジンの出力性能を犠牲にすることなく燃費
の改善を図ることができ、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第１図及び第２図は２バルブモード−４バルブモードの
切換タイミングを示すグラフである。 第３図は２バルブモード−４バルブモ一ド切換動作に応
じて空燃比を変化させる要領を示すグラフである。 第１図 第３図 手続補正書く自発） 昭和６２年５月２６日 特許庁長官　黒　１）明　雄　殿 １、事件の表示 昭和６１年特許願第２６９３３５号 ２、発明の名称 空燃比設定方法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人　　　　　　　　　　　　
　　　　　１住　所　　東京都南青山二丁目１番１＠名
　称　　（５３２）本田技研工業株式会社４、代理人　
　　　　　　　　　　　１居　所　　〒　１０２　　東
京都千代田区飯田橋’１−８−６　　　　１□ ５、補正命令の日付　　自　発 ６、補正により増加する発明の数　Ｏ （補正の内容） （１）明細書第１頁第５行から第１頁第１９行まＣの特
許請求の範囲を以下の如く訂正する。 「（１）少なくともエンジン回転速度の関数としてエン
ジン動弁機構の特性を切換えるバルブ切換製置に於ける
空燃比設定方法であって、前記バルブ切換装置の切換時
にあって、少なくとも前記エンジンの回転速度の変化に
応じて徐々に空燃比を変化させることを特徴とする空燃
比膜む方法。 （２）前記バルブ切換装置が、エンジンの低速域におっ
ては相対的に監気量九夙少工杢史弁奥璽五侍性で開閉し
、エンジンの高速域にあっては、吸気量が増　可能な動
弁機構の特性で開閉するようにしたバルブ開閉特性切換
装置からなり、前記エンジンの低速域にあっては空燃比
を相対的にり−ンとし、前記エンジンの高速域にあって
は空燃比を相対的にリッチとすることを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載の空燃比設定方法。」（以上）

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）少なくともエンジン回転速度の関数としてエンジ
    ン動弁機構の特性を切換えるバルブ切換装置に於ける空
    燃比設定方法であって、 前記バルブ切換装置の切換時にあって、少なくとも前記
    エンジンの回転速度の変化に応じて徐々に空燃比を変化
    させることを特徴とする空燃比設定方法。
  2. （２）前記バルブ切換装置が、エンジンの低速域にあっ
    ては相対的に少数のバルブのみを開閉し、エンジンの高
    速域にあっては、全バルブを開閉するようにしたバルブ
    数切換装置からなり、前記エンジンの低速域にあっては
    空燃比を相対的にリーンとし、前記エンジンの高速域に
    あっては空燃比を相対的にリッチとすることを特徴とす
    る特許請求の範囲第１項に記載の空燃比設定方法。
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