JPH03189325A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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Publication number
JPH03189325A
JPH03189325A JP32993389A JP32993389A JPH03189325A JP H03189325 A JPH03189325 A JP H03189325A JP 32993389 A JP32993389 A JP 32993389A JP 32993389 A JP32993389 A JP 32993389A JP H03189325 A JPH03189325 A JP H03189325A
Authority
JP
Japan
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intake
valve
engine
timing
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP32993389A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsugio Hatsuhira
次男 服平
Noboru Hashimoto
昇 橋本
Katsumi Okazaki
岡崎 克己
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH03189325A publication Critical patent/JPH03189325A/ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 星棗五旦飢里丘! 本発明は、低回転運転領域においては、ポンピングロス
を低減して、燃費の改善を図り、高回転運転領域におい
ては、出力の向上を図るとともに、低回転高負荷運転領
域における耐ノツキング性を向上させることのできるエ
ンジンの吸気装置に関するものであり、さらに詳細には
、低回転運転領域においては、ポンピングロスを低減し
て、燃費の改善を図り、高回転運転領域においては、出
力の向上を図るために、複数の独立した吸気ポートを備
え、少なくとも一つの吸気ポートの吸気弁の開閉タイミ
ングをエンジン運転状態に応じて変化させるバルブタイ
ミング可変機構が設けられたエンジンの吸気装置におい
て、耐ノツキング性を向上させることのできるエンジン
の吸気装置に関するものである。
及丘蓋! 複数の独立した吸気ポートを備え、少なくとも一つの吸
気ポートの吸気弁の開閉タイミングを工ンジン運転状態
に応じて変化させるバルブタイミング可変機構が設けて
、低回転運転領域においては、低速タイミングで吸気ポ
ートを開閉し、その吸気ポートに連通ずる吸気通路への
燃焼室内の混合気の吹き返しを利用することにより、ポ
ンピングロスを低減して、燃費の改善を図り、高回転運
転領域においては、高速タイミングで吸気ポートを開閉
し、出力の向上を図ったエンジンの吸気装置が知られて
いる。
かかるエンジンの吸気装置においては、低回転運転領域
では、バルブタイミング可変機構によりその開閉タイミ
ングが制御される吸気ポートの吸気弁が、他の吸気ポー
トの吸気弁が開かれた後の吸気行程の後半から圧縮行程
の前半にかけて開かれるように、バルブタイミング可変
機構により、低速タイミングで該吸気弁の開閉を制御す
ることによって、燃焼室内の混合気の吸気通路への吹き
返しを生じさせ、ポンピングロスを低減させて、燃費の
改善を図り、他方、高回転運転領域では、バルブタイミ
ング可変機構によりその開閉タイミングが制御される吸
気ポートの吸気弁の開閉タイミングが、他の吸気ポート
の吸気弁の開閉タイミングとほぼ同様となるように、高
速タイミングで該吸気弁の開閉を制御することにより、
出力の向上が図られている。
発明の解決しようとする 照点 しかしながら、かかるエンジンの吸気装置にあっては、
低回転運転領域において、バルブタイミング可変機構に
より開閉タイミングが制御される吸気ポートの吸気弁が
、他の吸気ポートの吸気弁が開かれた後の吸気行程の後
半から圧縮行程の前半にかけて開かれ、混合気の吸気通
路への吹き返しを利用して、ポンピングロスの低減を図
るものであるため、燃焼室内での乱流が減衰し、燃焼が
不安定になることは避けられず、したがって、低回転高
負荷運転領域において、ノッキングが発生しやすいとい
う問題があった。
発明の目的 本発明は、低回転運転領域においては、ポンピングロス
を低減して、燃費の改善を図り、高回転運転領域におい
ては、出力の向上を図るとともに、低回転高負荷運転領
域における耐ノツキング性を向上させることができ、エ
ンジンの運転状態の変化に伴うトルクショックを防止す
ることのできるエンジンの吸気装置を提供することを目
的とするものである。
聚里皇璽滅 本発明のかかる目的は、複数の独立した吸気ポートを備
え、少なくとも一つの吸気ポートの吸気弁の開閉タイミ
ングをエンジン運転状態に応じて変化させるバルブタイ
ミング可変機構が設けられたエンジンの吸気装置におい
て、前記バルブタイミング可変機構により吸気弁の開閉
タイミングが制御される吸気ポートに連通ずる吸気通路
に、低回転高負荷時に閉じるシャッタバルブを設けると
ともに、エンジンの運転状態が、低回転高負荷運転状態
以外の運転状態から低回転高負荷運転状態以外の運転状
態に変化して、前記吸気弁の開閉タイミングが切り換え
られるとき、まず、前記シャッタバルブを閉じ、次いで
、前記バルブタイミング可変機構により吸気弁の開閉タ
イミングを切り換え、しかる後に、前記シャッタバルブ
を開くように制御する制御手段を設けることによって達
成される。
本発明の好ましい実施態様においては、エンジンが多気
筒エンジンであって、その各気筒が、複数の独立した吸
気ポートを備え、少なくとも一つの吸気ポートの吸気弁
の開閉タイミングをエンジン運転状態に応じて変化させ
るバルブタイミング可変機構が設けられた多気筒エンジ
ンの気筒装置において、各気筒の前記バルブタイミング
可変機構により吸気弁の開閉タイミングが制御される吸
気ポートに連通ずる吸気通路に、低回転高負荷時に閉じ
るシャッタバルブを設けられ、かつ、前記シャッタバル
ブが設けられた前記吸気通路に連通ずる前記吸気ポート
が、互いに連通路により、シャッタバルブの下流側にお
いて連通されて構成されている。
発明の作用 本発明によれば、バルブタイミング可変機構により吸気
弁の開閉タイミングが制御される吸気ポートに連なる吸
気通路に、シャッタバルブが設けられ、このシャッタバ
ルブは、低回転高負荷時に閉じるように、その開閉が制
御されているため、低回転高負荷時において、バルブタ
イミング可変機構により開閉タイミングが制御される吸
気弁が開いていても、混合気が、シャッタバルブより上
流側の吸気通路にまで吹き返されることが防止されるだ
けでなく、吸気弁が閉じられた時に、圧縮された高圧の
混合気が、吸気弁とシャッタバルブとの間に保持され、
次の吸気行程において、吸気弁が開かれた時、この高圧
混合気が、燃焼室内に流入し、燃焼室内における混合気
の乱れを促進するから、燃焼速度が増大し、したがって
、耐ノツキング性を大幅に向上させることが可能となり
、また、エンジンの運転状態が、低回転高負荷運転状態
以外の運転状態から低回転高負荷運転状態以外の運転状
態に変化して、吸気弁の開閉タイミングが切り換えられ
るとき、まず、シャッタバルブを閉じ、次いで、バルブ
タイミング可変機構により吸気弁の開閉タイミングを切
り換え、しかる後に、シャッタバルブを開くように制御
する制御手段が設けられているため、シャッタバルブが
開かれるエンジンの運転状態間をエンジンの運転状態が
変化する場合にも、まず、シャッタバルブが閉じられ、
シャッタバルブが設けられた吸気通路を吸気が流れない
状態で、バルブタイミング可変機構により吸気弁の開閉
タイミングを切り換え、しかる後に、シャッタバルブが
開かれることになるから、吸気弁の開閉タイミングを切
り換えることによるトルクショックを効果的に防止する
ことが可能になる。
本発明の好ましい実施態様によれば、各気筒の前記バル
ブタイミング可変機構により吸気弁の開閉タイミングが
制御される吸気ボートに連通し、低回転高負荷時に閉じ
るシャッタバルブを設けられた吸気通路が、シャッタバ
ルブの下流側において、連通路により、互いに連通され
ているため、たとえ、製作誤差や、リングのシール性、
吸気弁および排気弁のシール性などを、各気筒につき、
均一にすることが困難で、気筒間差が生じていても、低
回転高負荷運転時に、吹き返しによって、ある気筒の吸
気弁とシャッタバルブとの間の吸気通路に保持された高
圧混合気が、連通路を経て、次に燃焼をおこなう気筒の
シャッタバルブが設ケられた吸気通路の吸気弁とシャッ
タバルブとの間に供給されるから、各気筒の吸気充填量
を均一化することができ、気筒間差を改善することが可
能になる。
夾■亘 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、詳
細に説明を加える。
第1図は、本発明の実施例にかかるエンジンの吸気装置
を含む4気筒エンジンの全体概略図であり、第2図は、
燃焼室の上部構造を示す、第1図のX−X線路断面図で
ある。説明の便宜上、第1図においては、1気筒のエン
ジンのみを図示しており、その他は省略している。
第1図および第2図において、エンジン1は、シリンダ
ブロック2とシリンダヘッド3とを備え、シリンダブロ
ック2のシリンダボア4内には、シリンダボア4の内壁
面と摺動しつつ、上下方向に移動可能なピストン5が設
けられ、ピストン5の上側のシリンダボア4内に燃焼室
が形成されている。他方、シリンダヘッド3には、吸気
通路6.7および排気通路8.9が形成されており、そ
れぞれ、吸気ポート1O111、排気ポート12.13
において、シリンダボア4に開口している。
また、吸気ポート6.7および排気ポート8.9を開閉
する吸気弁14.15および排気弁16.17が設けら
れている。第1図においては、吸気通路7、吸気ポート
11、吸気弁15、排気通路9、排気ポート13、排気
弁17のみが図示されている。
吸気通路7には、上流側から順に、エアクリーナ20、
エアフローメータ21.スロットルバルブ22が、それ
ぞれ設けられ、スロットルバルブ22の下流側の吸気通
路7には、アクチュエータ23により開閉されるシャッ
タバルブ24が設けられている。さらに、シャッタバル
ブ24の下流側の吸気通路7内に、燃料を噴射する燃料
噴射弁25が設けられている。同様に、吸気通路6にも
、図示しないエアクリーナ、エアフローメータ、スロッ
トルバルブおよび燃料噴射弁が設けられているが、吸気
通路6には、シャッタバルブは設けられていない。
第1図において、30は、コントロールユニットであり
、アクセルペダル31の位置を検出するアクセルペダル
ポジションセンサ32からのアクセル開度信号、クラン
ク角を検出するクランク角センサ33からのクランク角
信号、シャッタバルブ24の開度を検出するシャッタバ
ルブポジションセンサ34からのシャッタバルブ開度信
号およびエアフローメータ21からの吸入空気量検出信
号が、それぞれ、コントロールユニット30に入力され
ている。
他方、コントロールユニット30からは、吸気弁15を
開閉する吸気弁アクチュエータ40にバルブタイミング
制御信号が、燃料噴射弁25に燃料噴射量制御信号が、
それぞれ出力されている。
第3図は、吸気弁14.15の開閉タイミングを示すタ
イミングチャートであり、破線Aは、吸気弁14のバル
ブリフト曲線を、曲線Bは、高速タイミングにおける吸
気弁15のバルブリフト曲線を、また、曲線Cは、低速
タイミングにおける吸気弁15のバルブリフト曲線を、
それぞれ、示している。これらの吸気弁14.15の開
閉タイミングは、マツプなどの形で、コントロールユニ
ット30に記憶されている。
第3図に示されるように、吸気弁14は、ピストン5が
、吸気上死点に達する直前に開き始め、ピストン5が、
吸気下死点に達した直後に閉じるように、その開閉タイ
ミングは、つねに一定に設定されている。これに対して
、吸気弁15は、クランク角センサ33により検出され
るエンジン回転数が所定値以下の低回転運転領域におい
ては、曲線Bにより示されるように、吸気弁14が開き
始める時点よりわずかに早い時点で開き始め、吸気弁1
4が閉じた時点よりわずかに遅く閉じるように、高速タ
イミングが選択され、コントロールユニット30により
、吸気弁アクチュエータ40が制御され、エンジン回転
数が所定値を越えた高回転運転領域においては、曲線C
によって示される低速タイミングが選択され、ピストン
5が、吸気下死点に達する少し前に開き始め、吸気弁1
4の閉じる時点および高速タイミングにおける吸気弁1
5が閉じる時点より遅く、エンジンlが、圧縮行程に入
ってしばらく経過した後に、閉じるように、コントロー
ルユニット30により、吸気弁アクチュエータ40が制
御されている。
第4図は、吸気弁14.15およびシャッタバルブ24
の開閉制御マツプである。
第4図に示されるように、エンジン回転数Nが所定値N
0以下の低回転運転領域α、βにおいては、吸気弁14
が、第3図の曲線Aで示されるタイミングで開閉される
とともに、吸気弁15が、曲線Cで示される低速タイミ
ングで開閉されるように、コントロールユニット30に
より、吸気弁アクチュエータ40が制御され、他方、エ
ンジン回転数Nが所定値N。を越える高回転運転領域γ
においては、吸気弁14が、第3図の曲線Aで示される
タイミングで開閉されるとともに、吸気弁15が、曲線
Bで示される高速タイミングで開閉されるように、コン
トロールユニット30によって、吸気弁アクチュエータ
40が制御されているが、シャッタバルブ24は、エン
ジン回転数Nが所定値N。以下で、かつ、エアフローメ
ータ21により検出されるエンジン負荷りが所定値し。
を越える低回転高負荷運転領域αにおいてのみ閉じられ
、その他のエンジン運転領域β、γでは、開かれるよう
に、コントロールユニット30によって、シャッタバル
ブアクチュエータ23が制御されている。
したがって、高回転運転領域γにおいては、吸気弁15
が、吸気弁14の開閉タイミングとほぼ同様の高速タイ
ミングにより開閉され、シャッタバルブ24も開かれて
いるため、十分な吸気を燃料室内に供給することができ
、所望のエンジン出力を得ることができ、また、低回転
低負荷運転領域βにおいては、吸気弁15は、低速タイ
ミングで開閉されるとともに、シャッタバルブ24は開
かれるから、燃焼室から吸気通路7への混合気の吹き返
しが生じ、ポンピングロスを低減することができ、燃費
を改善することが可能になる。
このように、燃焼室から吸気通路7への混合気の吹き返
しが生ずるときは、ポンピングロスは低減されるものの
、燃焼室内の混合気の乱流が弱められ、燃焼が不安定に
なることは避けられず、低回転高負荷運転領域αにおい
て、ノッキングが発生しやすくなるという問題が、従来
はあったが、本実施例においては、低回転高負荷運転領
域αにおいて、シャッタバルブ24を閉じるよう制御し
ているので、圧縮行程の初期において、開かれている吸
気弁15を経て、燃焼室から吸気通路7内に吹き返され
た高圧の混合気は、シャッタバルブ24によって、さら
に上流側に逆流することが阻止されるため、燃焼室内の
混合気の乱流が弱められ、燃焼が不安定になることが防
止されるとともに、燃焼室から吸気通路7内に吹き返さ
れた高圧の混合気は、吸気弁15が閉じると、吸気弁1
5とシャッタバルブ24との間の吸気通路7内に、高圧
状態のまま保持されて、次の吸気行程において、吸気弁
15が開かれたとき、燃焼室内に流入し、燃焼室内にお
ける混合気の乱れを促進させることになるから、燃焼速
度を増大させることが可能となり、したがって、低回転
高負荷運転領域αにおける耐ノツキング性を大幅に向上
させることができる。
さらに、本実施例においては、エンジンの運転状態が変
化し、低回転高負荷運転領域αから高回転運転領域γに
移行した場合には、吸気弁15の開閉タイミングを、高
速タイミングに切り換え、しかる後に、シャッタバルブ
24を徐々に開くように、コントロールユニット30に
より、吸気弁アクチュエータ40およびシャッタバルブ
アクチュエータ23が制御され、トルクショックの防止
が図られている。
すなわち、吸気弁15の開閉タイミングが低速タイミン
グで、かつ、シャッタバルブ24が閉じられている低回
転高負荷運転領域αから、吸気弁15の開閉タイミング
が高速タイミングで、かつ、シャッタバルブ24が開か
れる高回転運転領域γに移行する際、吸気弁15の開閉
タイミングを低速タイミングから高速タイミングに切り
換えるのと同時に、シャッタバルブ24を開くように制
御するとき、あるいは、まず、シャッタバルブ24を開
き、ついで、吸気弁15の開閉タイミングを低速タイミ
ングから高速タイミングに切り換えるように制御すると
きは、吸気量が瞬間的に大きく変化し、したがって、ト
ルクショックを生ずるが、本実施例においては、シャッ
タバルブ24が閉じられ、吸気通路7内に吸気の流れが
ない状態で、まず、吸気弁15の開閉タイミングを、高
速タイミングに切り換え、しかる後に、徐々に、シャッ
タバルブ24を開くように制御することにより、エンジ
ンの運転状態が、低回転高負荷運転領域αから高回転運
転領域γに移行した場合に、トルクショックを防止しつ
つ、高回転運転領域γにおいて要求される高出力を得る
ことが可能としている。
逆に、エンジンの運転状態が、高回転運転領域γから低
回転高負荷運転領域αに移行した場合には、まずシャッ
タバルブ24を閉じ、しかる後、吸気通路7内に吸気の
流れがない状態で、吸気弁15の開閉タイミングを、低
速タイミングに切り換えることにより、トルクショック
の防止を図っている。
また、エンジンの運転状態が変化し、低回転低負荷運転
領域βから高回転運転領域γに移行した場合には、まず
、シャッタバルブ24を徐々に閉じて、シャッタバルブ
24を全開として、吸気弁15の開閉タイミングを高速
タイミングに切り換え、しかる後に、シャッタバルブ2
4を徐々に開くように、コントロールユニット30によ
り、吸気弁アクチュエータ40およびシャッタバルブア
クチュエータ23が制御され、トルクショックの防止が
図られている。
すなわち、吸気弁15の開閉タイミングが、低速タイミ
ングで、かつ、シャッタバルブ24が開かれている低回
転低負荷運転領域βから、吸気弁15の開閉タイミング
が高速タイミングで、かつ、シャッタバルブ24が開か
れる高回転運転領域γに移行する際、シャッタバルブ2
4を開いた状態で、吸気弁15の開閉タイミングを低速
タイミングから高速タイミングに切り換えるように制御
するときは、吸気量が瞬間的に大きく変化し、したがっ
て、トルクショックを生ずるが、本実施例においては、
まず、シャッタバルブ24を徐々に閉じ、シャッタバル
ブ24が全閉として、吸気通路7内を吸気が流れない状
態において、吸気弁15の開閉タイミングを低速タイミ
ングから高速タイミングに切り換えて、その後、徐々に
シャッタバルブ24を開くことにより、エンジンの運転
状態が、低回転低負荷運転領域βから高回転運転領域γ
に移行した場合に、トルクショックを防止しつつ、高回
転運転領域γにおいて要求される高出力を得ることを可
能としている。
逆に、エンジンの運転状態が、高回転運転領域γから低
回転低負荷運転領域βに移行した場合にも、まず、シャ
ッタバルブ24を徐々に閉じ、シャッタバルブ24が全
閉で、吸気通路7内を吸気が流れない状態において、吸
気弁15の開閉タイミングを高速タイミングから低速タ
イミングに切り換え、その後、徐々にシャッタバルブ2
4を開くことによって、トルクショックの防止を図って
いる。
第5図は、かかる吸気弁15の開閉タイミングの切り換
え制御およびシャッタバルブ24の開閉制御のフローチ
ャートの一例を示すものである。
第5図において、まず、クランク角センサ33により検
出されたエンジン回転数N、エアーフローメータ21に
より検出された吸入空気量Qおよびアクセルペダルポジ
ションセンサ32により検出されたアクセル開度φが、
コントロールユニット30により読み込まれ、これに基
づいて、コントロールユニット30は、エンジン回転数
Nが所定値N。以下か否か、すなわち、エンジンの運転
状態が低回転運転領域αまたはβにあるかか否かを判定
する。
その結果、コントロールユニット30が、エンジン回転
数Nが所定値N。以下で、エンジンの運転状態が低回転
運転領域αまたはβにあると判定したときは、コントロ
ールユニット30は、さらに、アクセル開度の変化率Δ
φ/Δtに基づき、エンジンが加速状態にあるか否かを
判定する。
コントロールユニット30は、エンシンカ加速状態にな
いと判定したときは、次の制御サイクルに移行し、他方
、エンジンが加速状態にあると判定したときは、シャッ
タバルブポジションセンサ34からの入力信号に基づい
て、シャッタバルブ24が全閉状態か否か、すなわち、
エンジンの運転状態が、低回転高負荷運転領域αから高
回転運転領域γに移行しつつあるか否かを判定する。
その結果、エンジンの運転状態が、低回転高負荷運転領
域αにあると判定したときは、コントロールユニット3
0は、吸気弁アクチュエータ40に、バルブタイミング
切り換え信号を出力し、吸気弁15の開閉タイミングを
高速タイミングに切り換え、次に、アクセル開度の変化
率Δφ/Δtの値に応じて、あらかじめ実験的に定めら
れ、記憶しているマツプなどにしたがって、シャッタバ
ルブアクチュエータ23を駆動し、シャッタバルブ24
を徐々に開くように制御する。したがって、エンジンの
運転状態が、低回転高負荷運転領域αから高回転運転領
域γに移行した場合には、シャッタバルブ24が全閉状
態のまま、吸気弁I5の開閉タイミングが低速タイミン
グから高速タイミングに切り換えられ、しかる後に、シ
ャッタバルブ24が、アクセル開度の変化率Δφ/Δt
の値に応じて、徐々に、全開になるまで開かれ、高回転
運転領域γの制御条件に移行された後、次の制御サイク
ルに移行する。
他方、エンジンは加速状態にあるが、シャッタバルブ2
4が全閉ではないと、コントロールユニット30が判定
したとき、すなわち、エンジンの運転状態が、低回転低
負荷運転領域βにあり、高回転運転領域γに移行しつつ
あると、判定したときには、コントロールユニット3o
は、あらかじめ実験的に定められ、記憶していたマツプ
などに基づいて、アクセル開度の変化率Δφ/Δtの値
に応じて、徐々に、シャッタバルブ24を閉じ、シャッ
タバルブ24が全閉になった後に、吸気弁15の開閉タ
イミングを低速タイミングから高速タイミングに切り換
え、しかる後に、徐々に、シャッタバルブ24を開き、
高回転運転領域γの制御条件に移行させ、シャッタバル
ブ24が全閉になった後、次の制御サイクルに移行する
これに対して、クランク角センサ33より入力されたエ
ンジン回転数Nに基づき、エンジン回転数Nが、所定値
N0を越え、エンジンの運転状態が高回転運転領域γに
あると判定したときは、コントロールユニット3oは、
さらに、アクセル開度の変化率Δφ/Δtに基づき、エ
ンジンが減速状態にあるか否かを判定する。
その結果、コントロールユニット3oは、エンジンが減
速状態にないと判定したときは、制御をそのまま継続し
、他方、エンジンが減速状態にあると判定したときは、
シャッタバルブ24を徐々に閉じ、シャッタバルブ24
が全閉状態になった後に、吸気弁15の開閉タイミング
を高速タイミングから低速タイミングに切り換°え、さ
らに、エアーフローメータ21より入力された吸入空気
量Qの値に基づき、エンジン負荷りが所定値L0を越え
ているか否か、すなわち、エンジンの運転状態が、低回
転高負荷運転領域αに移行しつつあるのか、あるいは、
低回転低負荷運転領域βに移行しつつあるのかを、さら
に判定する。
その結果、エンジン負荷りが所定値し。を越えており、
エンジン運転状態が、低回転高負荷運転領域αに移行し
つつあると判定したときは、すでに、低回転高負荷運転
領域αの制御条件に移行しているから、次の制御サイク
ルに移行する。
これに対して、エンジン負荷りが所定値し。以下で、エ
ンジン運転状態が、低回転低負荷運転領域βに移行しつ
つあると判定したときは、コントロールユニット3oは
、さらに、あらがじめ実験的に定められ、記憶していた
マツプなどに基づき、アクセル開度の変化率Δφ/Δt
の値に応じて、徐々に、シャッタバルブ24を閉じ、シ
ャッタバルブ24が全閉になった後、次の制御サイクル
に移行する。
以上詳述したように、本実施例によれば、高回転運転領
域におけるエンジン出力を向上させ、かつ、低回転運転
領域における燃費の改善を図りつつ、低回転高負荷運転
領域における耐ノツキング性を大幅に向上させることを
可能とし、しかも、トルクショックを防止することので
きるエンジンの吸気装置を提供することが可能となる。
第6図は、本発明の他の実施例にかかる2気筒エンジン
の燃焼室の上部構造を示す略平面図である。
第6図において、第1気筒50および第2気筒70には
、各々、2つの吸気ポート51.52と吸気ポート71
.72とが開口しており、各吸気ポート51,52.7
1.72には、それぞれ、吸気通路53.54および7
3.74が連通している。図示されてはいないが、前記
実施例における吸気ポート11と同様に、吸気ポート5
2を開閉する吸気弁55および吸気ポート72を開閉す
る吸気弁75は、コントロールユニット30により、そ
の開閉タイミングを変化可能に構成されている。また、
第1気筒5oおよび第2気筒7oには、各々、2つの排
気ポート56.57と排気ポート76.77とが開口し
ており、各排気ポート56.57.76.77には、そ
れぞれ、排気通路58.59および78.79が連通し
ている。
第1気筒50の吸気ポート52に連通ずる吸気通路54
および第2気筒7oの吸気ポート72に連通ずる吸気通
路74には、それぞれ、シャッタバルブ60.80が設
けられており、吸気通路54および吸気通路74は、シ
ャッタバルブ6oおよび80の下流側において、連通路
9oにより連通されている。吸気弁61,55の開閉タ
イミングおよび吸気弁81,75の開閉タイミングは、
それぞれ、図示しないコントロールユニットによって、
前記実施例における第3図と同様に設定可能とされ、ま
た、シャッタバルブ6o、8oの開閉も、図示しないコ
ントロールユニットにより、前記実施例における第3図
と同様に設定可能とされている。
このように構成された本発明の実施例にががる2気筒エ
ンジンにおいては、低回転高負荷運転領域において、前
記実施例と同様に、第1気筒50の吸気ポート52の吸
気弁55は、圧縮行程に入っても、まだ開いているので
、燃焼室内の高圧の混合気は、燃焼室から吸気ポート5
2を経て、吸気通路54内に吹き返されるが、かかる運
転領域においては、シャッタバルブ60は閉じているの
で、シャッタバルブ60より上流側にまで逆流すること
はなく、シャッタバルブ60が閉じたときには、燃焼室
から吸気通路54に吹き返された混合気は、高圧状態で
、吸気弁55とシャ・ソタノくルブ60との間に保持さ
れる。しかし、本実施例においては、連通路90によっ
て、シャッタバルブ60およびシャッタバルブ80の下
流側の吸気通路54および74は、連通しているので、
高圧状態で、吸気弁55とシャッタバルブ60との間に
保持された混合気は、連通路90を経て、吸気通路74
のシャッタバルブ80と吸気弁75との間に供給される
ことになる。したがって、その後、第2気筒70が点火
される際に、吸気弁75が開かれると、吸気ポート72
から第2気筒70の燃焼室内に、高圧の混合気が導入さ
れ、燃焼室内における混合気の乱れが促進される。その
後、第2気筒70の吸気弁75が閉じると、同様にして
、吸気通路74のシャッタバルブ80と吸気弁75との
間に保持された高圧の混合気は、連通路90を経て、第
1気筒60の吸気通路54のシャッタバルブ60と吸気
弁55との間に供給される。
このようにして、一方の気筒の吸気弁55または吸気弁
75が閉じたとき、吸気弁55とシャッタバルブ60ま
たは吸気弁75とシャッタバルブ80との間に保持され
た高圧の混合気は、連通路90を経て、他方の気筒の吸
気通路74または吸気通路54に供給されるため、気筒
間に製作誤差があったり、リングのシール性、吸気弁、
排気弁のシール性が、気筒間で異なっていても、それぞ
れの吸気に供給される吸気充填量を均一化することが可
能になる。
本実施例によれば、高回転運転領域におけるエンジン出
力を向上させ、かつ、低回転運転領域における燃費の改
善を図りつつ、低回転高負荷運転領域における耐ノツキ
ング性を大幅に向上させることを可能とし、しかも、ト
ルクショックを防止することのできるエンジンの吸気装
置であって、気筒間差があっても、吸気充填量を均一化
することのできるエンジンの吸気装置を提供することが
可能となる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請求
の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能で
あり、それらも本発明の範囲内に包含されるものである
ことはいうまでもない。
たとえば、第6図に示す実施例においては、2気筒エン
ジンにつき、説明を加えたが、本発明は3気筒以上の多
気筒エンジンについても適用可能であることはいうまで
もない。
l匪旦匁】 本発明によれば、低回転運転領域においては、ポンピン
グロスを低減して、燃費の改善を図り、高回転運転領域
においては、出力の向上を図るとともに、低回転高負荷
運転領域における耐ノツキング性を向上させることので
きるエンジンの吸気装置を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例にかかるエンジンの吸気装置
を含む4気筒エンジンの全体概略図であり、第2図は、
そのX−X線路断面図である。第3図は、吸気弁の開閉
タイミングを示すタイミングチャートである。第4図は
、吸気弁およびシャッタバルブの開閉制御マツプである
。第5図は、かかる吸気弁15の開閉タイミングの切り
換え制御およびシャッタバルブ24の開閉制御方法の一
例を示すフローチャートである。第6図は、本発明の他
の実施例にかかるエンジンの燃焼室の上部構造を示す略
平面図である。 1−・−エンジン、     2−  シリンダブロッ
ク、3 ゛パ゛シリンダヘッド、  4°°°゛シリン
ダボア、5− ピストン、 6.7−吸気通路、   8.9・・・・排気通路、l
0111・−・・−吸気ポート、 12.13・・・−・排気ポート、 14.15°・・・吸気弁、  16.17−・・・°
排気弁、20 ゛°エアクリーナ、  21・・・−エ
アフローメータ、22・・・・スロットルバルブ、 23・・・・・シャッタバルブアクチュエータ、24−
・−シャッタバルブ、 25・・・・燃料噴射弁、 30・・・・・コントロールユニット)3m・・アクセ
ルペダル、 32・・・アクセルペダルポジションセンサ、33・−
・”クランク角センサ、 34・・・・・シャッタバルブポジションセンサ、40
・・・・吸気弁アクチュエータ、 50・・・°第1気筒、 5L52−°・吸気ボート、 53.54゛°吸気通路、 55.61°・吸気弁、 56.57°゛・・排気ポート、 58.59・排気通路、 60−シャッタバルブ、 70・・・第2気筒、 1172°°・°吸気ポート、 3.74・−・・・吸気通路、 5.81°°吸気弁、 6.77“・・排気ポート、 8.79・パ排気通路、 0・°“シャッタバルブ、 0・・・・・連通路。 第 4 図 第6図 ζn

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の独立した吸気ポートを備え、少なくとも一つの吸
    気ポートの吸気弁の開閉タイミングをエンジン運転状態
    に応じて変化させるバルブタイミング可変機構が設けら
    れたエンジンの吸気装置において、前記バルブタイミン
    グ可変機構により吸気弁の開閉タイミングが制御される
    吸気ポートに連通する吸気通路に、低回転高負荷時に閉
    じるシャッタバルブを設けるとともに、エンジンの運転
    状態が、低回転高負荷運転状態以外の運転状態から低回
    転高負荷運転状態以外の運転状態に変化して、前記吸気
    弁の開閉タイミングが切り換えられるとき、まず、前記
    シャッタバルブを閉じ、次いで、前記バルブタイミング
    可変機構により吸気弁の開閉タイミングを切り換え、し
    かる後に、前記シャッタバルブを開くように制御する制
    御手段を設けたことを特徴とするエンジンの吸気装置。
JP32993389A 1989-12-20 1989-12-20 エンジンの吸気装置 Pending JPH03189325A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04246249A (ja) * 1991-01-31 1992-09-02 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の実圧縮比制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04246249A (ja) * 1991-01-31 1992-09-02 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の実圧縮比制御装置

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