JPS6312457Y2 - - Google Patents

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JPS6312457Y2
JPS6312457Y2 JP4557982U JP4557982U JPS6312457Y2 JP S6312457 Y2 JPS6312457 Y2 JP S6312457Y2 JP 4557982 U JP4557982 U JP 4557982U JP 4557982 U JP4557982 U JP 4557982U JP S6312457 Y2 JPS6312457 Y2 JP S6312457Y2
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JP
Japan
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lid
tape cassette
shaft
front opening
elastic support
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JP4557982U
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JPS58148785U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テープレコーダの記録再生部品を磁
気テープの走行部に臨ませるための前面開口部に
開閉蓋を設けたテープカセツトに関する。
従来のテープカセツトにおいて、例えばコンパ
クトカセツトのようにテープカセツトのテープが
走行する前面開口部に蓋が設けられていないもの
にあつては、テープカセツトの不使用時又は運搬
時にこの前面開口部に露呈する磁気テープに損傷
を生じないよう保護すると共にテープカセツトの
内部に塵が進入しないようにするためテープカセ
ツトを収納するケースが別に必要となる。
このため、テープカセツトの前面開口部に蓋を
設けることが提案されていた。例えばテープカセ
ツトの前面開口部に回動して開閉する蓋をカセツ
トの両側に単一の軸で軸着し、前面開口部を閉塞
する位置で仮留めされるような機構を設けたもの
があつた。この場合には、この蓋が、前面開口部
に接近した所を回動して開閉するために開口部に
渡された磁気テープに引掛つて損傷を与えるとい
う不都合があつた。
そのため蓋の軸支部に2軸を設け、この2軸を
案内する案内スロツトをテープカセツトの軸支部
に設け、蓋をカセツトの上面又は下面へ開扉する
方に近い軸を中心に蓋が回動して開閉するように
構成し、蓋が開口部に渡された磁気テープに引掛
からないよう、これから遠ざかるように揺動しな
がら回動するようにしてあり、これとともに蓋が
テープカセツトの前面開口部を閉塞した状態で安
定するように引張コイルバネ等で偏倚力を与える
構成が先の出願(昭和54年特願56854号等)で提
案されていた。
しかし、このように蓋の比較的面積の小さな軸
支部に2軸とこれの案内スロツトのような複雑な
構造を形成するのは製造上の面からも強度の面か
らも難点がある。またさらにこの蓋に偏倚力を与
えるためのバネ等をテープカセツトの内部の限ら
れた空間内に新たな設置場所を設けて装着せねば
ならず部品点数も増えかつ構造も複雑になるとい
う不都合がある。
そこで、本考案は、蓋を単一の軸で軸着し、し
かも蓋を回動して開閉する際には開口部の磁気テ
ープから遠ざかるように揺動しながら回動させる
ことができると共に、バネ等の他の部品を用いる
ことなく蓋がテープカセツトの前面開口部の閉塞
状態で安定して仮留めされるような蓋を持つテー
プカセツトを提供することを目的とするものであ
る。
このため、本考案はテープカセツトの両側に一
対の単一軸で軸支された蓋の軸支部又はテープカ
セツトの軸支部の一方に円錐状に窄まる斜面をも
つ軸ピンを設け、軸支部のうち少なくとも一つを
軸方向に弾性変位可能な弾性支体で構成し、蓋の
内面が前面開口部の上側又は下側と当接して回動
動作する際これに連動して弾性支体を変位させる
ことによつて、蓋の軸支部の回動軸を移動するこ
とにより前面開口部の上側又は下側を回わり込め
るようにすると共に蓋の軸支部の回動軸が移動前
の安定位置にもどろうとする偏倚力を受けるよう
にしたことを特徴とする。
以下、図示の実施例について説明する。
第1図は、本考案のテープカセツトの概略を示
す平面図で1はテープカセツト本体、2は蓋、3
は磁気テープであり、テープカセツト本体1に装
着された蓋2がテープカセツト本体1の磁気テー
プ3を走行させる前面開口部を閉塞している状態
にある。
この蓋2は長板状で、その両端には各軸支部
5,5を突設し、この各軸支部5,5をテープカ
セツト本体1の前面開口部の両側部にそれぞれ設
けた軸支部4,4に軸着する。この蓋2の軸支部
5には、第4図、第5図に示すような円錐台形状
の軸ピン6が突設してあり、この軸ピン6の上部
底面には円柱状の留め軸7が突設してある。
この留め軸7の、軸支部5の自由端部方向はそ
の角部を斜めに切欠した斜辺8が設けてあり、後
述するように蓋2をカセツトハーフ本体1に装着
するとき、留め軸7の角部が引掛かることなく、
滑らかに装着できるようにしてある。
また、この軸ピン6を軸支するためのテープカ
セツト本体1の軸支部4はテープカセツト本体1
の前面開口部がある側の左右の各側部に一対設け
られるものである。
この軸支部4は左右対象に構成されるものであ
るから、その一側部の軸支部4について第2図、
第4図、第5図に基づき説明する。
図示するようにテープカセツト本体1の軸支部
4を設置する部分の、下カセツトハーフ10は、
その前面開口部に面する平面部の側部を蓋2の軸
支部5の厚さ分だけ矩形に切欠され、内側辺11
を形成する。そして、この内側辺11に段状に連
続する外側辺12の始端には矩形に突設された支
板13が設けてあり、この支板の自由端部にはテ
ープカセツト本体1の内側に向けて突設された塵
の進入を防止するための凸部14がある。
また、上述の下カセツトハーフ10と一体的に
組み合わされる上カセツトハーフ15にも、下カ
セツトハーフ10と同様に切欠形成された内側辺
11が設けてあり、さらに、外側辺12の始端
は、下カセツトハーフ10の支板を受けるため段
状に切欠してある。
そして切欠部近傍の外側辺12の内側から一体
として長片状の弾性支体16を延出して設ける。
この弾性支体16は合成樹脂等の四角柱状の部材
であつて、その根端17の部分は断面三角形状に
形成され根端の底面17aは外側辺12の内側部
の面と同一の平面に形成してある。そしてこの弾
性支体16を一体として成形した上カセツトハー
フ15と、下カセツトハーフ10を一体的に組立
てたとき、その上下の内側辺11,11と支板1
3で囲まれた開口に弾性支体16の自由端部が臨
むように構成する。
なお、この弾性支体16を、上述のようにカセ
ツトハーフ本体1の別体として設け後に固着して
もよい。
この弾性支体16の自由端部近傍には、その外
側面16a側に向けて広がる円錐状の斜孔18
と、この斜孔18に中心軸が同軸に連らなり内側
面に慣通する円筒孔19を穿孔する。また、この
弾性支体16の自由端部端面16bの中心部から
外側面16a上の斜孔18の周稜にかけて切り上
げるような底面をもつ斜溝20を穿設する。これ
と同時に、下カセツトハーフ10の前面開口部に
立設した支枠21の内側辺11に面する側部の弾
性支体16の斜溝20に相当する部分から上の部
分を斜めに切欠し、この切欠部の斜面22が上述
した斜溝20の底面の傾斜に連続するように構成
し、第2図に図示する状態から、蓋2をカセツト
ハーフ本体1に対し、矢印A方向に押し付ける。
すると第4図に示すように、蓋2の両端の各軸支
部5,5に突設された軸ピン6は留め軸の斜辺8
が支枠の斜面22と、弾性支体の斜溝20の底面
に案内されて、各軸支部5,5を蓋2の両脇方向
に徐々に押し開きながら滑らか、かつ容易に斜溝
20内に導入され軸支されることになる。
次に、上述したように蓋体を組み付けたテープ
カセツトの使用法及び作用を第2図ないし第4図
に基づいて説明する。
第3図は、カセツトハーフ本体1の前面開口部
を蓋2が閉塞している状態の要部を示すもので、
この−線断面の拡大した要部を第4図に示す
ように弾性支体16が変位していない安定状態に
あつて、その斜孔18で軸支する蓋の軸支部5に
設けられた軸ピン6の中心軸と、斜孔18の中心
軸が一致する安定な状態すなわち、蓋2の内面が
カセツトハーフ本体1の前面開口部に当接するよ
う引き付けられた状態で軸支されるから、蓋が前
面開口部を閉塞した状態に仮留めされることにな
る。
次に、この蓋2を開ける場合には、第3図に示
すように、蓋2を矢印B方向に回動する。する
と、この蓋2の内側面2aがカセツトハーフ本体
1の前面開口部の外側面1aに当接して回動する
ことになるので、蓋2の回動中心が移動しなけれ
ばならないことになる。このときには、第4図に
示すように蓋2が回動して一点鎖線で示す蓋20
の位置に至るために矢印Cの方向すなわち、前面
開口部に渡された磁気テープから離れる方向に移
動することになる。すると、軸ピン6も一点鎖線
で示す移動した軸ピン60の位置に至るもので、
この軸ピン6の移動に従い、この軸ピン6に当接
する斜孔18が、この軸ピン6の円錐状の斜面に
沿つてずり上げられることになり弾性支体16が
一点鎖線で示す弾性支体26の状態に撓むことに
なる。
この状態においては、斜孔18の斜めの壁が移
動した軸ピン60の斜面を弾性支体16の偏倚力
により矢印D方向に押し下げることによつて、軸
ピン6の中心軸と斜孔18の中心軸が一致する方
向に偏倚力を及ぼすものである。
なお、斜孔18の斜面に沿つて軸ピン6が移動
する際、軸ピン6がこの斜孔18から抜け外れる
のを防止するため軸ピン6の頂部には円柱状の留
め軸7を突設する。すなわち、この留め軸7は、
第4図に示すように弾性支体16が安定状態にあ
るときには円筒孔19の中心部にあるが、弾性支
体16と軸ピン6とが一点鎖線で示す弾性支体2
6及び軸ピン60の位置に移動した場合には、留
め軸7の側部が円筒孔19の側部に当接し、軸ピ
ン6が斜孔18から外れないよう停止するもので
ある。
従つてこの蓋2をさらに回動すると最後は半自
動的に回動して第2図に一点鎖線で示すような開
扉状態になる。この状態においては蓋の内側面2
aがテープカセツト本体の平面部1bに当接し、
かつ軸ピン6の中心軸と斜孔18の中心軸が一致
する安定状態に仮留めされるので、蓋2が不用意
に回動してテープカセツト本体1の前部開口部を
閉塞してしまうようなことはない。また、蓋2が
開扉状態にあるときには、軸ピン6と斜孔18が
安定状態となることから蓋2はカセツトハーフ本
体の平面部1bに引き付けられ場所を取らないの
で、従来の蓋の開閉のために2軸を設けたテープ
カセツトのように回動側に近い軸を中心に回動し
たために開扉状態にある蓋2がテープカセツト本
体の平面部1bから遠ざかつて離れてしまうため
にテープレコーダのテープカセツト収納スペース
をその分だけ大きくとらなければならないといつ
た難点を解消できるという効果がある。
次にこの蓋2を開扉状態から閉塞状態にする場
合には開扉状態にある蓋2を第3図に示す矢印B
とは逆の方向に回動することによつて、前述した
蓋2を開くときと同様に、軸ピン6の移動に伴な
い弾性支体16を撓ませながら回動し、最後は第
4図に示すように撓んだ弾性支体26の偏倚力に
より、移動した軸ピン60を安定位置である実線
で示す軸ピン6の位置に引戻すことによつて蓋2
を半自動的に回動しテープカセツト本体1の前面
開口部を閉塞する状態に仮留することができる。
なお、第2図に一点鎖線で示すようにこの蓋2
はカセツトハーフ本体1の上側方向にもまた下側
方向にも同様な操作で回動して開扉閉塞可能であ
るから、本考案のテープカセツトを一般のテープ
カセツトと同様にA面B面に分けて使用するため
に裏返して使用しても何ら問題はない。
以上詳述したように本考案のテープカセツトに
よればテープカセツトの本体に蓋を単一の軸で軸
着し、蓋を回動して開閉する際には開口部の磁気
テープから遠ざかるように揺動しながら回動する
ので、蓋が磁気テープに接触してこれを傷つける
心配がなく、また蓋が開扉又は閉塞状態にあると
きに仮留めが可能で、しかも構成部品が少なく大
量生産が容易で安価な製品を提供できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のテープカセツトの概要を示す
平面図、第2図はテープカセツト本体から蓋を外
した状態を示す側面図、第3図は蓋を回動させる
状態を説明するための要部を示す側面図、第4図
はその−線断面図、第5図はテープカセツト
の要部の概略形状を示す分解斜視図である。 図中、1はカセツトハーフ本体、2は蓋、6は
軸ピン、7は留め軸、16は弾性支体、18は斜
溝、19は円筒孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面開口部を閉塞する位置から回動可能な蓋が
    取り付けられたテープカセツトにおいて、上記蓋
    の軸支部が軸支される側面部に弾性支体を一体的
    に設け、上記蓋の内面の一部が、上記回動動作時
    に前面開口部周側と当接することにより、上記蓋
    の係合部が移動し、この移動に連動して上記弾性
    支体が変位するようにしたテープカセツト。
JP4557982U 1982-03-30 1982-03-30 テ−プカセツト Granted JPS58148785U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4557982U JPS58148785U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 テ−プカセツト

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JP4557982U JPS58148785U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 テ−プカセツト

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JPS58148785U JPS58148785U (ja) 1983-10-06
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JP4557982U Granted JPS58148785U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 テ−プカセツト

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6083284A (ja) * 1983-10-13 1985-05-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蓋つきカセツト
JPS60127560A (ja) * 1983-12-14 1985-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd カセットレコ−ダ
JPS60127586A (ja) * 1984-01-24 1985-07-08 Sony Corp テ−プカセツト

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JPS58148785U (ja) 1983-10-06

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