JPS63123275A - 映像の輪郭補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分舒〕 この発明は陰極線管の電子ビームの水平走査速度を映像
信号に応じて変調することによって再生画像の鮮鋭度を
改善する輪郭補正装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の輪郭補正装置としては、再生画像の輪郭部分を、
プリシュートおよびオーバシュートによシ強調する、い
わゆるアパーチャ補正手段がＴｏシ最も一般的である。

しかし、このアパーチャ補正手段では、輝度の高い画像
部分で電子ビーム電流が増大するため、電子ビームのス
ポットサイズが大きくなシ、シュート幅が大きくなると
同時にゆるやかになる現象が起こるので、再生画像の鮮
鋭度はそれほど改善されない。

第８図は再生画像の輪郭部分の電子ビームの水平走査速
度を変えることによって鮮鋭度を向上させるようにした
従来装置のブロック回路図で、（１）は映像信号中の輝
度信号Ｙの入力端子、（ｉりは輝度信号を２回微分する
微分回路、（３）は微分信号ａを増幅する増幅回路、（
４）はドライブ回路、（９）はトランジスタ＋５１　、
　＋６１、コンデンサ（７）、定電圧電源（８）および
抵抗で構成されているプッシュプル出力回路、（６））
は図示していない陰極線管に装着されておシ、出力回路
（９）によシ微分波形電流が通電されて、発生する磁界
によシミ子ビームの水平走査速度を変える変調コイルで
ある。

第４図はこの従来装置の動作を説明するための波形図で
、同図（ａ）は輝度信号Ｙの波形図、同図（ｂ）は微分
回路（２）から出力される２回微分信号ａの波形図、同
図（Ｃ）は変調コイル叫に流れる変調電流波形図で１回
積分されるので１回微分した波形とな夛、変調コイル叫
から同じ波形の磁束が発生し、この磁束によって因示し
ていない陰極線管内の電子ビームの水平走査位置が同図
（ｄ）に示すように変位される。同図（ｅ）は陰極線管
の表示面に映出された画像の輝度分布を示す図で、輝度
信号の立上シ部の前半部では電子ビームの水平走査速度
が速いために暗くな９、後半部では逆に走査速度が遅く
なるので明るくなる。また、輝度信号の立下シ部分では
前半部の走査速度が遅いので明るく、後半部では速いの
で暗（なる。したがって、画像の輪郭が強調され、見か
け上、画像の鮮鋭度が向上する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の定歪速度変調を施す輪郭補正装置は、例えば１５
．７　ｋＨｚの水平偏向周波数について最適設計されて
おシ、例えば８１　ｋ）ｆｚの水平偏向周波数の映像信
号を映出すると、輪郭補正を行うことができない。この
理由は、微分回路（２）のピーキング周波数が第２図（
ａ）に示すように約８　ＭＨｚであるので、水平偏向周
波数の高周波化にともなって画像の輪郭を示す周波数成
分が約６　ＭＨｚになったのに適合できず、また、水平
偏向周波数の高周波化にともなって変調コイル（１０）
のインピーダンスが増大するため、変調用電流が小さく
なフ、変調磁界が弱くなるため、変調量が少なくなるた
めである。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、２以上の水平偏向周波数の映像信号について
もそれぞれ最適な輪郭補正を行うことのできる輪郭補正
装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は映像信号中の輝度成分を微分した波形の電流
を変調磁界を発生する変調コイルに通電し、その変調磁
界で電子ビームの水平走査速度を変調するように構成さ
れている輪郭補正装置に詔いて、上記映像信号の水平偏
向周波数を弁別する手段と、当該水平偏向周波数の高低
に則して映像信号の輝度信号を微分する回路のピーキン
グ周波数を高低に切換える手段と、同じく水平偏向周波
数の高低に則して上記変調コイルに通電する出力回路を
駆動する電源電圧を高低に切換える手段とを備えた点に
特徴を有する− 〔作用〕 水平偏向周波数が高いときには微分回路のピーキング周
波数を高く、かつ、高い電源電圧でもって出力回路を駆
動し、逆に水平偏向周波数が低いときには微分回路のピ
ーキング周波数を低く、かつ、低い電源電圧でもって出
力回路を駆動するようにし九ので、水平偏向周波数の異
なる２以上の映像信号を映出する場合であっても、最適
な輪郭補正を行うことができ、画像の鮮鋭度が向上する
。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を第１図によシ説明する。図
において、第８図と同一符号はそれぞれ同一または相当
部分を示して＄シ、（１１）は映像信号の水平同期信号
が入力される端子、α旧よ映像信号の周波数弁別回路で
、この例は、１垂直向期期間内に入力される水平同期信
号ＳＨを積分し、入力信号数に相当する電圧信号にもと
づいて制御信号す。

Ｃを出力するｆ／Ｖ変換器、α場は制御信号Ｃによシ出
力電圧が切換ねる可変電圧電源、また、微分回路（２）
は制御信号すによシピーキング周波数が切換えられる。

この実施例は、水平偏向周波数が１５．７１Ｈｚの映像
信号ｖｌと、８１　ｋＨｚの映像信号ｖ２とに対応でき
るように構成されておシ、ｆ／Ｖ変換器（Ｉ乃から１５
．７ｋＨｚであることを示す制御信９ｂ、ｃが出力され
ているときには、微分回路（２）のピーキング周波数は
約８　Ｍ）ｈにピークをもつ第２図（ａ）の特性に、ま
た、可変電圧電源−の出力電圧は５０Ｖに設定される。

また、ｆ／Ｖ変換器（１２）から８１　ｋＨｚであるこ
とを示す制御信号す、ｅが出力されているときには、微
分回路（２）のピーキング周波数は第２図（ｂ）に示す
ように、約６　Ｍ）Ｉｚにピ−りをもつ特性に、また、
可変電圧電源（１３）の出力電圧は１００ｖに切換えら
れる。このように、水平偏向周波数の高低に則してピー
キング周波数および出力回路の駆動電源電圧を切換える
ことによ〕、それぞれ変調コイル（１０）に適切な変調
電流を通電することができるので、適切な輪郭補正を行
うことができ、映像の鮮鋭度を向上させることができる
。

なお、上記実施例では、１５．７ｋＨｚと８１　ｋＨｚ
の２つの映像信号を対象とした例を示したが、この例に
限られるものではなく、８以上の水平偏向周波数の映像
信号にも同様に適用できる。

また、水平偏向周波数の弁別手段はｆ／Ｖ変換器で構成
したがこの例に限られるものではない。

さらに上記実施例では、出力回路をブシュプル方式のト
ランジスタ回路で構成したが、この例に限られるもので
はない。

〔発明の効果〕

この発明は、映像信号の水平偏向周波数を弁別し、その
周波数の高低に則して輝度信号を微分する回路のピーキ
ング周波数を高低に切換える手段と、電子ビームの水平
走査速度を変える変調コイルに上記微分信号波形の電流
を通観する出力回路の駆動電圧電源を高低に切換える手
段とを備えた輪郭補正装置であるから、水平偏向周波数
の異なる２以上の映像に対してそれぞれ最適な２子ビー
ムの水平走査速度変調を行うことができ、映像の鮮鋭度
を改善できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のブロック回路図、第２図
はこの実施例の微分回路のピーキング周波数特性を示す
図、第８図は従来の輪郭補正装置のブロック回路図、第
４図はその動作を説明するための波形図である。 （２）・・・微分回路、（９）・・・出力回路、（１０
）・・・電子ビームの水平走査速度変調コイル、ａ匂・
・・ｆ／Ｖ変換器（水平偏向周波数弁別手段）、霞・・
・可変電圧電源。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号の水平偏向周波数を弁別する弁別手段と
   、この弁別された水平偏向周波数の高低に応じてピーキ
   ング周波数が高低に切換えられて上記映像信号の輝度信
   号成分を微分する手段と、陰極線管に配設されかつ当該
   陰極線管の電子ビームの水平走査速度を発生する磁界に
   よつて変える変調コイルと、この変調コイルに上記輝度
   信号の微分信号波形の電流を通電する出力回路と、この
   出力回路を駆動する電圧を上記弁別された水平偏向周波
   数の高低に応じて高低に切換える可変電圧電源とを備え
   た映像の輪郭補正装置。