JPS6312312Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6312312Y2 JPS6312312Y2 JP4587682U JP4587682U JPS6312312Y2 JP S6312312 Y2 JPS6312312 Y2 JP S6312312Y2 JP 4587682 U JP4587682 U JP 4587682U JP 4587682 U JP4587682 U JP 4587682U JP S6312312 Y2 JPS6312312 Y2 JP S6312312Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion hole
- metal collar
- synthetic resin
- press
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 18
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 9
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 9
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は合成樹脂製カバーに関する。
車輌用内燃機関のシリンダヘツドカバーやベル
トカバーなどは軽量化とコスト低減のために、そ
の材料として金属製に代えて合成樹脂製のものが
用いられるようになつてきた。この場合合成樹脂
製のものは金属製に比べて剛性、耐熱性が劣るの
で、カバーのフランジ部を直接ボルトで締付けた
場合、その締付力と機関の熱によりフランジ部が
変形し、締付け荷重が減少して締付けが不十分な
状態となつてしまう。そこでフランジ部の変形を
防止するために、あらかじめ締付けボルト用孔よ
り大きな挿入孔を有するカバーを成形し、その後
外径が挿入孔との径より若干大きめで、高さがフ
ランジ部の肉厚にほゞ等しい円筒状の金属カラー
を圧入配設して、この金属カラーを介してボルト
で締付ける構造にしている。
トカバーなどは軽量化とコスト低減のために、そ
の材料として金属製に代えて合成樹脂製のものが
用いられるようになつてきた。この場合合成樹脂
製のものは金属製に比べて剛性、耐熱性が劣るの
で、カバーのフランジ部を直接ボルトで締付けた
場合、その締付力と機関の熱によりフランジ部が
変形し、締付け荷重が減少して締付けが不十分な
状態となつてしまう。そこでフランジ部の変形を
防止するために、あらかじめ締付けボルト用孔よ
り大きな挿入孔を有するカバーを成形し、その後
外径が挿入孔との径より若干大きめで、高さがフ
ランジ部の肉厚にほゞ等しい円筒状の金属カラー
を圧入配設して、この金属カラーを介してボルト
で締付ける構造にしている。
ところで合成樹脂製品の成形に際して溶融樹脂
が挿入孔の左右から流入し、その流入方向と直角
の位置で合流しいわゆるウエルド部が形成される
ので、この部分の強度は他の部分の強度より劣
る。従つてこのように成形された挿入孔に金属カ
ラーが圧入されると溶融樹脂の合流部分に亀裂を
生じ、フランジ部の締付けが不能となる。
が挿入孔の左右から流入し、その流入方向と直角
の位置で合流しいわゆるウエルド部が形成される
ので、この部分の強度は他の部分の強度より劣
る。従つてこのように成形された挿入孔に金属カ
ラーが圧入されると溶融樹脂の合流部分に亀裂を
生じ、フランジ部の締付けが不能となる。
本考案は前記のような欠点を改良しフランジ面
に金属カラーの挿入孔を多角形に成形し、その挿
入孔の各辺に内接する円筒状の金属カラーを圧入
保持させる構造にし、圧入によつて生ずる応力を
金属カラーと挿入孔内壁とが接していない部分で
緩衝するようにして、溶融樹脂の合流部分に亀裂
が発生するのを防止できるようにしたものもので
ある。
に金属カラーの挿入孔を多角形に成形し、その挿
入孔の各辺に内接する円筒状の金属カラーを圧入
保持させる構造にし、圧入によつて生ずる応力を
金属カラーと挿入孔内壁とが接していない部分で
緩衝するようにして、溶融樹脂の合流部分に亀裂
が発生するのを防止できるようにしたものもので
ある。
本考案の実施例を図面について説明する。
図において本考案のカバー1は合成樹脂製であ
つて、一面が開放した箱状のもので、その開放部
周縁にフランジ部2が形成されている。フランジ
部2には所定の間隔をおいて挿入孔3が設けられ
ている。この挿入孔3の断面は正六角形状をして
おり、各頂部はアール形状になつている。挿入孔
3にはその孔の各辺に内接し高さがフランジ部2
の肉厚にほゞ等しい金属カラー4が圧入配設され
る。このような合成樹脂製カバー1はガスケツト
5を介して機関本体6の所定位置に配設され、ワ
ツシヤ7を組込んだボルト8を金属カラー4の孔
に挿入され、機関本体に締付固着される。
つて、一面が開放した箱状のもので、その開放部
周縁にフランジ部2が形成されている。フランジ
部2には所定の間隔をおいて挿入孔3が設けられ
ている。この挿入孔3の断面は正六角形状をして
おり、各頂部はアール形状になつている。挿入孔
3にはその孔の各辺に内接し高さがフランジ部2
の肉厚にほゞ等しい金属カラー4が圧入配設され
る。このような合成樹脂製カバー1はガスケツト
5を介して機関本体6の所定位置に配設され、ワ
ツシヤ7を組込んだボルト8を金属カラー4の孔
に挿入され、機関本体に締付固着される。
金属カラー4の外面はフランジ部2の挿入孔3
の各内面の周方向の中央部分で接触し、各頂部部
分は接触しない。従つて金属カラー4をフランジ
部2の挿入孔3へ圧入するときさらに圧入後にお
いてもその応力は金属カラーおよび挿入孔3の非
接触部分によつて緩衝される。なお実施例は挿入
孔が正六角形の場合について述べたが、四角形な
ど他の多角形に形成しても良い。
の各内面の周方向の中央部分で接触し、各頂部部
分は接触しない。従つて金属カラー4をフランジ
部2の挿入孔3へ圧入するときさらに圧入後にお
いてもその応力は金属カラーおよび挿入孔3の非
接触部分によつて緩衝される。なお実施例は挿入
孔が正六角形の場合について述べたが、四角形な
ど他の多角形に形成しても良い。
以上のように本考案のカバーによれば金属カラ
ー外面とフランジ部の挿入孔の内面とが非接触部
分を有する構造にし、この部分で応力を緩衝する
構造にしたので、合成樹脂製カバーの挿入孔に金
属カラーを圧入配設しても、溶融樹脂の合流部分
に亀裂を生ずることはない。
ー外面とフランジ部の挿入孔の内面とが非接触部
分を有する構造にし、この部分で応力を緩衝する
構造にしたので、合成樹脂製カバーの挿入孔に金
属カラーを圧入配設しても、溶融樹脂の合流部分
に亀裂を生ずることはない。
第1、第2、第3図はそれぞれ本考案に係る実
施例の斜視図、部分平面図、部分断面図を示す。 1……合成樹脂製カバー、2……フランジ部、
3……挿入孔、4……金属カラー。
施例の斜視図、部分平面図、部分断面図を示す。 1……合成樹脂製カバー、2……フランジ部、
3……挿入孔、4……金属カラー。
Claims (1)
- フランジ部に間隔をおいて挿入孔を多角形に形
成し、この挿入孔に内接する円筒形の金属カラー
を圧入配設した合成樹脂製カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4587682U JPS58149693U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | 合成樹脂製カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4587682U JPS58149693U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | 合成樹脂製カバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58149693U JPS58149693U (ja) | 1983-10-07 |
JPS6312312Y2 true JPS6312312Y2 (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=30056881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4587682U Granted JPS58149693U (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | 合成樹脂製カバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58149693U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4550939A (en) * | 1983-06-13 | 1985-11-05 | Kysor Industrial Corporation | Security strike assembly |
WO2015045087A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 大和ハウス工業株式会社 | 壁面緑化大気浄化装置 |
JP6831654B2 (ja) * | 2016-08-05 | 2021-02-17 | 株式会社Subaru | 樹脂部品のボルト締結構造 |
-
1982
- 1982-03-31 JP JP4587682U patent/JPS58149693U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58149693U (ja) | 1983-10-07 |
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