JPS63122772A - 感圧性接着剤組成物 - Google Patents

感圧性接着剤組成物

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JPS63122772A
JPS63122772A JP26929086A JP26929086A JPS63122772A JP S63122772 A JPS63122772 A JP S63122772A JP 26929086 A JP26929086 A JP 26929086A JP 26929086 A JP26929086 A JP 26929086A JP S63122772 A JPS63122772 A JP S63122772A
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JP
Japan
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copolymer
pressure
weight
sensitive adhesive
monomer
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JP26929086A
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English (en)
Inventor
Hirohito Onishi
大西 啓仁
Tomoo Yamaguchi
智雄 山口
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は主として粗面接着性や無極性被着体に対する
接着性、特に低温でのこれら特性にすぐれることが要求
される用途に対して有用な感圧性接着剤組成物に関する
〔従来の技術〕
従来、包装用感圧性接着テープとしては、ダンボールな
どへの粗面接着性、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
からなる無極性被着体に対する接着性、および戸外でよ
く作業されるということから低温での上記両接着性など
をバランス良く兼ね備えていることが必要とされ、これ
ら性能にすぐれたものとして天然ゴム系の感圧性接着テ
ープが多用されている。ところが、この種のテープは耐
熱性や耐紫外線などの特性に劣り、用途によっては接着
剤の劣化現象のひとつである、劣化した接着剤が紙など
のテープ基材に含浸して変色をおこす、いわゆる“油焼
け”を生じるなどの弊害があつた。
そこで、上記天然ゴム系の感圧性接着テープに代わるも
のとして、耐熱性や耐紫外線などの特性にすぐれたアク
リル系の感圧性接着テープが検討されるようになり、一
部工業化されている。
[発明が解決しようとする問題点〕 しかるに、従来公知のアクリル系感圧性接着剤を用いた
接着テープは、金属や極性の高いプラスチックに対する
接着性はすぐれているものの、ベニヤ板、ダンボール箱
のフラップ面やクラフト包装紙などへの粗面接着性が悪
く、また近年包装用資材として多用されているポリエチ
レン、ポリプロピレンフィルムなどの無極性被着体に対
する接着性も天然ゴム系のものに較べると著しく悪く、
さらに低温時にはこれら接着性が一段と悪くなるという
問題があった。
このため、この種の接着テープをたとえばダンボール箱
のフラップ面に軽い圧着で貼り付けた場合やポリエチレ
ンフィルム面に貼り付けた場合に、これらの被着体を固
定することにより発生する反撓力に耐えることができず
、貼り付は後の時間経過とともに、特に低温放置下にお
いて、短時間のうちに剥がれてしまうことがしばしばみ
られた。
このようなアクリル系感圧性接着剤の欠点を回避するた
めに、今日まで種々の検討が行われてきたが、前記特性
、特に低温下での粗面接着性や無極性被着体への接着性
を大幅に改良しつるほどの充分な成果は得られていない
したがって、この発明は、天然ゴム系のものに比し耐熱
性や耐紫外線などにすぐれるという利点を有するアクリ
ル系感圧性接着剤における上記従来の問題点を解決する
こと、特に低温での粗面接着性や無極性被着体への接着
性にすぐれた感圧性接着剤組成物を提供することを目的
としている。
〔問題点を解決するための手段] この発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討し
た結果、アクリル系感圧性接着剤の主成分となるアクリ
ル系ポリマーとして特定のモノマー組成からなる共重合
体を使用して、これに必要に応じて粘着付与剤や架橋剤
などの任意成分を加えてなる接着剤組成物の常温でのモ
ジュラスが一定範囲となるものを用いたときには、低温
での粗面接着性や無極性被着体への接着性を著しく改善
できるものであることを知り、この発明を完成するに至
った。
すなわち、この発明は、a)アクリル酸と平均炭素数6
〜9個の第一級または第二級アルコールとのエステル8
2〜97.5重量%と、b)ホモポリマーまたはコポリ
マーのガラス転移点が0〜50℃の範囲となるモノマー
2〜15重量%と、C)カルボキシル基、無水酸基およ
び水酸基の中から選ばれた少なくとも一種の官能基を含
有するモノマー0゜5〜3重量%とを共重合させてなる
共重合体を主成分とし、かつ常温でのモジュラスとして
破断時の引張強度が0.5〜10Kg/cm、破断時の
伸びが1.500%以上であることを特徴とする感圧性
接着剤組成物に係るものである。
なお、この明細書において、重量平均分子量とあるのは
GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィー)に
よりポリスチレン換算にて求められる平均分子量を意味
するものである。
〔発明の構成・作用〕
この発明において使用するアクリル系ポリマーとしての
共重合体は、そのモノマーとして、a)アクリル酸と平
均炭素数6〜9個の第一級または第二級アルコールとの
エステルと、b)ホモポリマーまたはコポリマーのガラ
ス転移点が0〜50℃の範囲トなるモノマーと、C)カ
ルボキシル基、無水酸基および水酸基の中から選ばれた
少なくとも一種の官能基を含有するモノマーとを用いて
なるものであり、これらモノマーを後述する特定割合で
併用することにより粗面接着性や無極性被着体への接着
性の改善が図れるものである。
a成分としてのエステルは、上記モノマーの中でもアク
リル系ポリマーとしての特性を発揮させるためのモノマ
ーとして特に重要な七ツマー混合物中の主成分を構成す
るものであり、アクリル酸との反応によってエステルを
構成させるためのアルコールとして特に平均炭素数6〜
9個の第一級または第二級アルコールを用いたことを特
徴としている。すなわち、上記アルコールの代わりに、
第三級アルコールや平均炭素数5以下および10以上の
第一級または第二級アルコールを用いたのでは、天然ゴ
ムに匹敵しうるような粗面接着性や無極性被着体への接
着性、特に低温でのこれら接着性にすぐれる感圧性接着
剤を得ることが難しくなるのに対し、上記特定のアルコ
ールを用いることにより上述の如き接着性の改善を図れ
るものである。
このようなC成分としてのエステルの具体例としては、
n−へキシルアクリレート、2−エチルへキシルアクリ
レート、インオクチルアクリレート、n−7ニルアクリ
レート、イソノニルアクリレートなどがあり、これらの
中でも2−エチルへキシルアクリレート、インオクチル
アクリレート、イソノニルアクリレートが特に好ましい
。また、アルコール成分の平均炭素数が6〜9の範囲と
なれば、上述のアクリレートなどに少量のブチルアクリ
レート、エチルアクリレートなどを加えたものであって
もよい。
b成分としてのモノマーは、共重合体の凝集力の向上に
寄与して接着剤の保持性能を高める働きを有するもので
あり、ホモポリマーまたはコポリマーのガラス転移点が
0〜50’Cの範囲となる一種または二種以上のモノマ
ーが用いられる。上記ガラス転移点がO′Cより低くな
るモノマーでは、共重合体の凝集力が不足して接着剤の
保持性能が悪くなり、また5 0 ’Cより高くなるモ
ノマーでは、凝集力が高くなりすぎて接着性、特に低温
での粗面接着性が悪くなるため、いずれも不適当である
このようなり成分の具体例としては、tert −ブチ
ルアクリレート、シクロへキシルアクリレート、メチル
アクリレート、ベンジルアクリレート、酢酸ビニル、n
−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート
などが挙げられ、これらの中でも凝集力の向上と粗面接
着性の維持に特に好結果をもたらす酢酸ビニルが最も好
適である。
C成分としてのモノマーは、これに含まれる特定の官能
基が架橋点としての役割を果たして共重合体の凝集力の
向上に寄与するとともに接着性にも好結果を与えるもの
であり、上記の官能基として特にカルボキシル基、無水
酸基および水酸基の中から選ばれた少なくとも一種の官
能基を有するモノマーが用いられる。
このようなC成分の具体例としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、無水マレイン酸、イタコン酸、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリ
レートなどが挙げられ、これらの中でも特にアクリル酸
が最適である。
a + b + C成分の各七ツマ−の使用量としては
、全モノマー中、C成分が82〜97.5重量%、好適
には88〜94重量%、b成分が2〜15重量%、好適
には5〜10重量%、C成分が0.5〜3重量%、好適
には1〜2重1%となるような割合とすべきである。こ
のような使用割合とすることにより、粗面接着性や無極
性被着体への接着性の改善、特に低温でのこれら接着性
の改善を図れるとともに、凝集力の向上によって保持性
能などの改善を図ることができる。
すなわち、C成分が82重重量未満となると、共重合体
の可撓性が不充分となって特に低温での粗面接着性や無
極性被着体への接着性が悪くなり、また97.5重量%
を超えると、凝集力が不足してテープ側面からの糊はみ
出しなどの問題がおこる。
また、b成分が2重量%未満となると凝集力が不足して
上述と同様の問題や保持性能の低下をきたし、15重量
%より多くなると凝集力が高くなりすぎて接着性、特に
低温での粗面接着性や無極性被着体への接着性が悪くな
る。さらに、C成分が0.5重量%未満では凝集力が不
足して上述と同様の問題を生じやすく、また3重量%を
超えると上記す成分が過多となる場合と同様の問題をお
こしやすい。
この発明においては、上記のa、b、C成分からなるモ
ノマー混合物を共重合させることにより得られるアクリ
ル系ポリマーとしての共重合体を主成分とし、これに必
要に応じて後述する粘着付与剤、軟化剤、架橋剤などの
任意成分を加えて感圧性接着剤組成物とするが、この組
成物のモジュラスが一定範囲にあることがこの発明の目
的を達成するうえで特に重要である。
すなわち、上記モジュラスとして、常温での破断時の引
張強度が0.5〜10Kg/c♂、特に好適には1〜6
Kg/crAの範囲にあり、かつ破断時の伸びが1,5
00%以上、特に好適には2,000〜4,000%の
範囲にあることが要求される。上記引張強度が0.5K
g/c♂未満となると、ダンボールのフラップ面を接着
固定する際に発生する反撓力などの応力に耐えることが
できずに剥がれやすくなり、また10Kg/cutを超
えると粗面接着性や無極性被着体に対する接着性、特に
低温でのこれら接着性が低下し、またダンボールのフラ
ップ面を接着固定する際にテープ端部に応力集中が生じ
て剥がれやすくなるという問題がある。さらに、上記伸
びが1.500%未満では接着固定部で僅かにずれて応
力集中を緩和するという機能が減少し、ダンボールのフ
ラップ面を接着固定する際に上述のような問題を招きや
すい。
なお、この明細書において、破断時の引張強度および伸
びとは、JIS K−6301に準じて、感圧性接着剤
組成物から厚さ0.2 m 、幅5朋の短冊状シート片
を作製しく上記組成物が架橋剤を含むものでは必要な架
橋処理を施し)、このシート片をチャック間隔10調で
長さ方向の両端を固定して、常温(20〜25℃)下引
張速度50朗/分で引っ張って測定した値を意味するも
のである。
前記の如きモジュラス特性は、前記任意成分などの使用
によっても当然影響されるものであるが、主としてアク
リル系ポリマーとしての共重合体の特性に依存する。特
に、共重合体の重1平均分子量が100万以上となった
とき、前記の如きモジュラス特性を得やすいことから、
このような高分子量の共重合体を用いることが望まれる
このような共重合体を得るには、たとえば前記a、b、
c成分からなるモノマー混合物を、通常のラジカル重合
開始剤を用いて、酢酸エチル、トルエンの如き溶媒中で
、モノマー混合物の初期仕込み濃度が80重量%以上と
なる高濃度状態で共重合させ、その際の重合温度を50
〜60℃の範囲にコントロールして行えばよい。
この発明において上記共重合体に配合しうる任意成分の
代表的なものとしては、粘着付与剤や軟化剤がある。粘
着付与剤としては、テルペン系、テルペンフェノール系
、クマロンインデン系、スチレン系、ロジン系、キシレ
ン系、フエ/−ル系、石油系などの樹脂が挙げられ、ま
た軟化剤としては、室温で液状の粘着付与樹脂、プロセ
スオイル、ポリエステル系可塑剤、ポリブテン、液状ゴ
ムなどが挙げられる。これらの粘着付与剤や軟化剤は、
その合計量が共重合体100重量部に対して60重量部
以下となるようにするのがよい。
また、他の任意成分として各種の架橋剤を使用できる。
たとえば多官能性インシアネート化合物、エポキシ樹脂
とアミン、過酸化物、金属キレート化合物などが挙げら
れる。この架橋剤の使用量は、前記の共重合体100重
量部に対して10重量部程度までであるのが望ましい。
さらに、接着特性の微調節の目的で前記した特定の共重
合体以外のアクリル系ポリマーやその他の各種ポリマー
を配合してもよい。また、従来公知の酸化防止剤、紫外
線吸収剤、充てん剤、顔料、増量剤など感圧性接着剤に
添加される種々の添加剤を配合することができる。これ
らの使用量は通常の使用量でよい。
この発明の感圧性接着剤組成物を用いて接着テープなど
を製造するには、常法に準じて行えばよく、たとえば上
記組成物をポリプロピレンフィルム、クラフト紙、ポリ
エステルフィルムなどの公知の基材上に組成物の形態(
たとえば溶液状など)に応じた手段で塗工し、乾燥すれ
ばよい。その際の接着剤層の厚みは、使用目的に応じて
決められるが、通常は約5〜50/−1であるのがよい
[発明の効果] 以上のように、この発明においては、アクリル系ポリマ
ーとして特定の七ツマー組成からなる共重合体を用いて
これを主成分とした接着剤組成物のモジュラス特性が一
定範囲となるような構成としたことにより、粗面接着性
や無極性被着体への接着性、特に低温でのこれら接着性
にすぐれ、かつアクリル系としてのすぐれた耐熱性や耐
紫外線などの特性を保有した感圧性接着剤組成物を提供
できるという効果が得られる。
[実施例] 以下に、この発明の実施例を記載してより具体的に説明
する。なお、以下において部とあるは重量部を意味する
ものとする。
実施例1 撹拌機、温度計、コンデンサー、滴下ロートを備えた四
つロフラスコに、2−エチルへキシルアクリレート19
0部、酢酸ビニル(ホモポリマーのガラス転移点30℃
)10部、アクリル酸6部、アゾビスインブチロニトリ
ル0.4部および酢酸エチル50部を入れ、窒素置換し
た。内温を60℃にし重合が開始したのちに外温を下げ
、内温を55℃に保って8時間重合を行った。重合の後
半では、粘度の上昇に伴って5ml’/10分の割合で
酢酸エチルを滴下した。
このようにして得られた共重合体溶液は、固型分が40
重量%で、共重合体の重量平均分子量が120万であっ
た。この溶液に共重合体100部に対して2官能性イン
シアネ一ト化合物(日本ポリウレタン社製の商品名ミリ
オネートMT)3部を配合して、感圧性接着剤組成物の
溶液とした。
この溶液を総厚120声の片面ポリエチレンラミネート
紙のクラフト紙面に乾燥後の接着剤層の厚みが30μと
なるように塗布したのち、乾燥機で加熱乾燥して感圧性
接着テープを作製した。なお、上記接着剤組成物の溶液
を用いて既述の方法により短冊状シート片を作製し、こ
れを室温に10日間放置したのちに常温での破断時の引
張強度および伸びを測定したところ、引張強度は4.9
Ky/c♂、伸びは2,300%であった。
実施例2〜5 後記の表に示す各種モノマー(そのうちのn −プロピ
ルメタクリレートはホモポリマーのガラス転移点が33
℃である)を用いて実施例1と同様にして共重合させる
ことにより、同表に示す重量平均分子量を有する共重合
体を得、この共重合体の溶液に共重合体100部に対し
て同表に示す部数の架橋剤またはこれと粘着付与剤とを
配合して四覆の感圧性接着剤組成物の溶液を調製した。
これら溶液を用いて前記同様にして常温での破断時の引
張強度および伸びを測定した結果は、同表に示されると
おりであった。つぎに、これら溶液を用いて実施例1と
同様にして感圧性接着テープを作製した。
比較例1 実施例1と同様の四つロフラスコに、ブチルアクリレー
ト180部、酢酸ビニル20部、アクリル酸4部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.4部および酢酸エチル20
0部を入れ、窒素置換後内温を65℃にして10〜60
分間維持した。重合開始により発熱が始まったときに外
温を下げ、内温を60℃に保って6時間重合を行った。
このようにして得られた共重合体溶液は、固型分が40
重量%で、共重合体の重量平均分子量が65万であった
。この溶液に共重合体100部に対して実施例1と同様
の2官能性インシアネ一ト化合物3部を配合して、感圧
性接着剤組成物の溶液とした。この溶液を用いて前記同
様にして常温での破断時の引張強度および伸びを測定し
た結果、引張強度は2.3 Kg / ca、伸びは1
,700%であった。つぎに、上記溶液を用いて実施例
1と同様にして感圧性接着テープを作製した。
比較例2.3 後記の表に示す各種モノマーを用いて比較例1と同様に
して共重合させることにより、同表に示す重量平均分子
量を有する共重合体を得、この共重合体の溶液に共重合
体100部に対して同表に示す部数の架橋剤またはこれ
と粘着付与剤とを配合して二種の感圧性接着剤組成物の
溶液を調製した。これら溶液を用いて前記同様にして常
温での破断時の引張強度および伸びを測定した結果は、
同表に示されるとおりであった。つぎに、これら溶液を
用いて実施例1と同様にして感圧性接着テープを作製し
た。
以上の実施例1〜5および比較例1〜3の各接着テープ
につき、室温で10日間放置したのちに(これは架橋反
応を進行させることを意味する)、以下の四つのテスト
を行った。これらの結果を後記の表に併記した。なお、
参考のために市販の天然ゴム系の感圧性接着テープを用
いて同様のテストを行った結果を、参考例として併記し
た。なおまた、後記の表において、感圧性接着剤組成物
を構成する配合成分としての2官能性インシアネ一ト化
合物は実施例1に記載のものであり、エポキシ樹脂はシ
ェル社製の商品名工ピコ−)#828、三級アミンは試
薬1級のN−N−ジメチルベンジルアミン、部分水添ロ
ジンは荒用化学社製の商品名エステルガムHである。
〈ダンボールシールテスト〉 市販ダンボール箱(A−I;サイズ640 flX25
5mm×300wn)のフラップを折りたたみ、中央部
に50mm角のテープサンプルを貼り付け、軽く手で圧
着して放置し、テープが剥がれてフラップが開くまでの
時間(分)を測定した。測定値はサンプル数5個の平均
値であり、また上記測定は18〜20℃の温度下で行っ
た。
く粗面接着テスト〉 市販ダンボール板とテープサンプル(25+mX100
m)とを0℃下で2時間保存した。つぎに、上記のダン
ボール板面に上記のテープサンプルを貼り付は面積が2
5mmC幅)X15IIm(長さ)となるようにテープ
自重により貼り付け、300 rust/分の速度で引
き剥がしたときのせん断接着強度(Ky/ 25 ta
x X 15 rul)を測定した。
〈無極性被着体面接着テスト〉 表面が鏡面状とされた低密度ポリエチレン板(30mX
120麿×5問)とテープサンプル(25tm X 1
00 trim )とをO′C下で2時間保存した。つ
ぎに、上記のポリエチレン板面に上記のテープサンプル
を貼り付は面積が25馴(幅)X 15rIuIt(長
さ)となるようにテープ自重により貼り付け、300m
ytZ分の速度で引き剥がしたときのせん断接着強度(
KfF/25I11+X15fl)を測定した。
〈油焼はテスト〉 テープサンプル(25BX25m)をインディアンペー
パーに貼り合わせ、テープ面から10cInの距離より
80Wの水銀ランプにより紫外線を照射したときに、は
ぼ全面に油焼けが発生するまでの時間を測定した。
上記表の結果から明らかなように、この発明の感圧性接
着剤組成物は、アクリル系としてのすぐれた耐紫外線特
性を有するとともに、粗面接着性および無極性被着体へ
の接着性、特に低温でのこれら特性に非常にすぐれたも
のであることが判る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)a)アクリル酸と平均炭素数6〜9個の第一級ま
    たは第二級アルコールとのエステル82〜97.5重量
    %と、b)ホモポリマーまたはコポリマーのガラス転移
    点が0〜50℃の範囲となるモノマー2〜15重量%と
    、c)カルボキシル基、無水酸基および水酸基の中から
    選ばれた少なくとも一種の官能基を含有するモノマー0
    .5〜3重量%とを共重合させてなる共重合体を主成分
    とし、かつ常温でのモジュラスとして破断時の引張強度
    が0.5〜10Kg/cm^2、破断時の伸びが1,5
    00%以上であることを特徴とする感圧性接着剤組成物
  2. (2)b成分のモノマーが酢酸ビニル、c成分のモノマ
    ーがアクリル酸である特許請求の範囲第(1)項記載の
    感圧性接着剤組成物。
  3. (3)共重合体の重量平均分子量が100万以上である
    特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の感圧
    性接着剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291272A (ja) * 2008-07-22 2008-12-04 Nitto Denko Corp 感圧接着部材および光源装置
JP2014148680A (ja) * 2014-03-28 2014-08-21 Showa Denko Kk ラッピング加工用水性エマルジョン型接着剤組成物。

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