JPS6312131B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6312131B2
JPS6312131B2 JP23800683A JP23800683A JPS6312131B2 JP S6312131 B2 JPS6312131 B2 JP S6312131B2 JP 23800683 A JP23800683 A JP 23800683A JP 23800683 A JP23800683 A JP 23800683A JP S6312131 B2 JPS6312131 B2 JP S6312131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellets
ore
powder
powder mixture
quicklime
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP23800683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60131930A (ja
Inventor
Hideomi Yanaka
Hirohisa Hotsuta
Masanori Nagano
Hidetoshi Noda
Kazuhiro Furukawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
Priority to JP23800683A priority Critical patent/JPS60131930A/ja
Publication of JPS60131930A publication Critical patent/JPS60131930A/ja
Publication of JPS6312131B2 publication Critical patent/JPS6312131B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、製鉄原料である焼結鉱を製造する
ための焼結鉱用ペレツトに関するものである。
製鉄原料である焼結鉱は、粉鉱石に、粉コーク
ス、粉石灰および返鉱を配合して、焼結機によつ
て焼成して製造されている。この場合、粒径の小
さい粉鉱石は、焼結機のパレツト内に装入したと
きに通気性を劣化させないようにするために、粉
コークス、粉石灰および返鉱の他に、生石灰等の
バインダーを添加して造粒し、ペレツトとして焼
結機に供給されている。
このような焼結鉱用ペレツトとして、従来、フ
オアペレツトとミニペレツトと称されるものが知
られている。このうちフオアペレツトは、微粉か
ら粗粉まで種々の大きさのものを含んだ粉鉱石
に、粉石灰、粉コークスおよび返鉱と、生石灰等
のバインダーとを加え、ドラム型の1次ミキサー
で水を添加しながら混合し、次いで、ドラム型の
2次ミキサーで造粒したものである。しかしなが
ら、このようなフオアペレツトは、粉鉱石中、
125μ以下の微粉が25%を越えると造粒すること
が難しく、効率良く製造できなくなる難点があつ
た。
一方、ミニペレツトは、微粉の粉鉱石に、粉石
灰、粉コークスおよび返鉱と、生石灰等のバイン
ダーとを加え、デイスクペレタイザーで水を添加
しながら混合して造粒したものである。しかしな
がら、このようなミニペレツトは、強度を充分に
するために、バインダーを10%以上添加しなけれ
ばならないので、製造コストが高くなる難点があ
つた。バインダーの量が少ないと、ミニペレツト
は、焼結機への運搬時や焼結機パレツト内での焼
成による水分凝縮過程および乾燥過程で、崩壊が
生ずる。ミニペレツトが崩壊すると、原料の通気
性が悪化して良好に焼成されず、得られる焼結鉱
の強度および歩留りが低下する。
この発明は、上述の現状に鑑み、バインダーの
添加量が少なくても充分な強度を有するようにし
た、焼結鉱用ペレツトを提供するもので、粉鉱
石、粉コークスおよび返鉱からなる粉混合物を造
粒して形成した内層と、前記内層の表面に造粒に
よつて形成した、前記粉混合物にバインダーとし
て生石灰、消石灰、焼成ドロマイトまたはベント
ナイトのうちの1種以上を添加してなる外層とで
構成したことに特徴を有する。
以下、この発明の実施例について詳述する。
第1図は、この発明の焼結鉱用ペレツトを概念
的に示した断面図である。図示されるように、こ
の発明の焼結鉱用ペレツトは、粉鉱石、粉コーク
スおよび弁鉱からなる粉混合物の内層1と、前記
粉混合物および生石灰等のバインダーからなる外
層2とで構成されている。内層1および外層2の
大きさは、内層1が約3〜4mmφ、外層2が約4
〜5mmφ程度となつている。
内層1は、粉鉱石、粉コークスおよび返鉱から
なる粉混合物に、水を添加し、造粒して形成され
る。外層2は、このようにして造粒された粉混合
物に、更に上記粉混合物、バインダーおよび水を
添加し、造粒して、内層1の表面に形成される。
この発明において用いる粉鉱石は、前述したフ
オアペレツトを作るのに用いた粉鉱石より粒径の
小さい微粉の粉鉱石を使用する。この発明におい
て外層2に用いるバインダーとしては、生石灰に
限らず消石灰、焼成ドロマイト又はベントナイト
でもよい。
外層2を形成する粉鉱石、粉コークス、返鉱お
よびバインダーの粉混合物中におけるバインダー
の含有量は、10wt%以上となるようにする。バ
インダーの量が10wt%未満では、外層2の強度
が不充分となり、ペレツトを焼結機へ運搬する過
程および焼結機でのペレツトの焼成中に、ペレツ
トの崩壊が生ずる。なお、内層1を形成する場
合、造粒の際の核とするために、粉鉱石、粉コー
クスおよび返鉱の一部に、より大きい粒径のもの
を使用することができる。
このような焼結鉱用ペレツトは、第2図に示す
ようにして製造される。すなわち、ホツパー3か
らフイダー4によつて、粉鉱石、粉コークスおよ
び返鉱からなる粉混合物を切出し、ベルトコンベ
アで搬送して、第1段目のデイスクペレタイザ5
へ装入し、そこで、水を添加して粉混合物を造粒
する。次いで、第1段目のデイスクペレタイザ5
で造粒された粉混合物をベルトコンベアで搬送し
て、第2段目のデイスクペレタイザ6へ装入し、
そこで、ホツパー7から切出された前記粉混合物
と同一の新たな粉混合物、ホツパー8から切出さ
れた生石灰等のバインダーおよび水とを添加し
て、造粒し、第1段目のデイスクペレタイザ5で
造粒された粉混合物の内層1の表面に、粉混合物
とバインダーからなる外層2を形成して、焼結用
ペレツトを得る。
粉混合物等の造粒機としては、ドラム型のミキ
サーを用いることもできるが、ペレツトの内層1
内および外層2内での粒度分布を揃えるために、
内層1および外層2ともデスク型のペレタイザー
を用いて形成することが好ましい。
第3図は、この発明のペレツトの強度を比較例
1〜4のペレツトの強度と比較して示したグラフ
である。第3図において、この発明のペレツト
は、粉鉱石等からなる粉混合物によつて内層を形
成し、粉混合物に10wt%の生石灰を添加して外
層を形成したものである。比較例1〜4は、内層
および外層の区別をすることなく単一の層で形成
されたペレツトで、比較例1は粉混合物のみで造
粒したペレツト、比較例2は粉混合物に2wt%の
生石灰を添加して造粒したペレツト、比較例3は
粉混合物に5wt%の生石灰を添加して造粒したペ
レツト、比較例4は粉混合物に10wt%の生石灰
を添加して造粒したペレツトである。ペレツトの
強度は、ペレツトを100℃で3時間乾燥後、1mm
メツシユの篩で手篩して、篩に残つている粒度1
mm以上の残分が多いほどペレツトの強度が大きい
として、この残分の量(%)を指標とした。
第3図から明らかなように、この発明のペレツ
トは、粒度1mm以上の残分が80%程度あり、ペレ
ツト全体に生石灰を10wt%の割合で添加した比
較例4とほとんど変らない強度を有していること
がわかる。
第4図は、この発明のペレツト、上記比較例
2,4のペレツトおよび後述する比較例5のペレ
ツトを、それぞれ粉鉱石に10wt%配合した混合
原料を、鍋試験装置で焼成して焼結鉱を製造した
ときの、焼結鉱の生産量を示したグラフ、第5図
は、上記焼結鉱のシヤツター強度(S.I.+10)を示
したグラフである。
焼成に用いた試験鍋は、内径が300mm、高さが
400mmの50Kg試験用鍋で、混合原料を試験鍋の上
端まで装入し、1300mmH2Oの負圧で吸引して燃
焼用空気を混合原料内に通して焼成した。混合原
料の水分は、いずれも6%に調製した。比較例5
のペレツトは、粉鉱石に、この発明のペレツトお
よび比較例2,4のペレツトで用いた粉鉱石より
も粒径の大きいものを用いたフオアペレツトで、
粉鉱石等からなる粉混合物に2wt%の生石灰を添
加して造粒したものである。第4図に示す焼結鉱
の生産量は、試験鍋の底面単位面積M2あたり、
単位焼成時間Hあたりの、良品焼結鉱の量Tを表
わしている。
第4図から明らかなように、この発明のペレツ
トを配合した混合原料から得られた焼結鉱は、生
産量が、比較例5および2のペレツトを配合した
場合よりも大幅に大きく、比較例4のペレツトを
配合した場合とほぼ遜色のない量となつているこ
とがわかる。また、第5図から明らかなように、
この発明のペレツトを配合した場合は、シヤツタ
ー強度が、比較例2,4および5の場合とほぼ同
程度の大きさになつており、強度的にも優れてい
ることがわかる。すなわち、粉鉱石等からなる粉
混合物に生石灰を添加しないで形成した内層の表
面に、粉混合物に生石灰を10wt%添加して外層
を形成した、この発明のペレツトは、粉混合物に
10wt%の生石灰を添加してペレツト全体を形成
した、比較例4と同程度の品質性能を有している
ことがわかる。
以上説明したように、この発明の焼結鉱用ペレ
ツトは、粉鉱石、粉コークスおよび返鉱からなる
粉混合物を造粒して形成した内層と、前記内層の
表面に造粒によつて形成した、前記粉混合物およ
び生石灰等のバインダーからなる外層とで構成し
たので、従来の焼結鉱用ペレツトと比べ、生石灰
等のバインダーを多く必要とせず、かつ、強度等
充分な品質性能を有する。また、価格も安価にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の焼結鉱用ペレツトの概念
的断面図、第2図は、この発明の焼結鉱用ペレツ
トの製造法を示す説明図、第3図は、この発明お
よび比較例のペレツトの強度を示すグラフ、第4
図は、この発明および比較例のペレツトを配合し
て焼成した焼結鉱の生産量を示すグラフ、第5図
は、第4図の焼結鉱のシヤツター強度を示すグラ
フである。図面において、 1…内層、2…外層、3,7,8…ホツパー、
4…フイーダー、5,6…デイスクペレタイザ
ー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粉鉱石、粉コークスおよび返鉱からなる粉混
    合物を造粒して形成した内層と、前記内層の表面
    に造粒によつて形成した、前記粉混合物にバイン
    ダーとして生石灰、消石灰、焼成ドロマイトまた
    はベントナイトのうちの1種以上を添加してなる
    外層とで構成したことを特徴とする焼結鉱用ペレ
    ツト。
JP23800683A 1983-12-19 1983-12-19 焼結鉱用ペレツト Granted JPS60131930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23800683A JPS60131930A (ja) 1983-12-19 1983-12-19 焼結鉱用ペレツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23800683A JPS60131930A (ja) 1983-12-19 1983-12-19 焼結鉱用ペレツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60131930A JPS60131930A (ja) 1985-07-13
JPS6312131B2 true JPS6312131B2 (ja) 1988-03-17

Family

ID=17023735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23800683A Granted JPS60131930A (ja) 1983-12-19 1983-12-19 焼結鉱用ペレツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60131930A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030047264A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 한영수 근접스위치용 보빈의 구조

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0819484B2 (ja) * 1989-02-27 1996-02-28 日新製鋼株式会社 焼結鉱の製造法
US5685524A (en) * 1996-01-16 1997-11-11 Chaparral Steel Company Direct ironmaking or steelmaking apparatus using self-reducing iron oxide pellets
JP4816119B2 (ja) * 2006-02-09 2011-11-16 Jfeスチール株式会社 焼結鉱の製造方法
KR101309753B1 (ko) * 2009-02-26 2013-09-23 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 소결용 조립물의 처리 방법
RU2484150C1 (ru) * 2011-12-08 2013-06-10 Виктор Михайлович Павловец Способ получения окатышей
RU2487954C1 (ru) * 2012-03-05 2013-07-20 Виктор Михайлович Павловец Способ получения окатышей
US10214788B2 (en) 2014-01-31 2019-02-26 Saudi Basic Industries Corporation Composite iron pellets
RU2612102C1 (ru) * 2015-11-17 2017-03-02 Виктор Михайлович Павловец Способ получения окатышей

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030047264A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 한영수 근접스위치용 보빈의 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60131930A (ja) 1985-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0271863B1 (en) Method for manufacturing agglomerates of fired pellets
CA1254378A (en) Fabrication of nuclear fuel pellets
JPS6312131B2 (ja)
KR930003599B1 (ko) 소결펠릿의 단괴 제조방법
CN111500857A (zh) 提高碱性球团矿生球团成球率的方法
JP2000256756A (ja) 焼結原料の造粒方法
JPH0971824A (ja) 非焼成塊成鉱の製造方法
JP2790026B2 (ja) 焼成塊成鉱の製造方法
JPH0797639A (ja) 焼結原料の造粒方法
JPH0778256B2 (ja) 焼結用ミニペレツトの製造方法
JP2001262241A (ja) 含炭焼結鉱の製造方法
JPS63149336A (ja) 焼成塊成鉱の製造方法
JPH05339653A (ja) 焼結鉱原料の前処理法および製鉄用焼結鉱原料
JP3709001B2 (ja) 製鉄用非焼成塊成鉱及びその使用方法
JPH0742519B2 (ja) 高炉用原料の事前処理方法
JPS57200529A (en) Preparation of sintered ore having iron ore fine powder highly compounded therein
JP6809446B2 (ja) 炭材内装粒子の製造方法および炭材内装焼結鉱の製造方法
JPH0551652A (ja) 焼結促進剤及び焼結鉱の製造方法
JPS61163220A (ja) 焼結原料の事前処理方法
JPS61110727A (ja) 焼結鉱の製造方法
JPH07278687A (ja) 非焼成塊成鉱の製造方法
JPS63128127A (ja) 焼結鉱製造方法
JPH07310128A (ja) 非焼成塊成鉱の製造方法
JPH0136537B2 (ja)
JPS5814492B2 (ja) シヨウケツコウノセイゾウホウホウ