JPS6311888Y2 - - Google Patents

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JPS6311888Y2
JPS6311888Y2 JP1981118860U JP11886081U JPS6311888Y2 JP S6311888 Y2 JPS6311888 Y2 JP S6311888Y2 JP 1981118860 U JP1981118860 U JP 1981118860U JP 11886081 U JP11886081 U JP 11886081U JP S6311888 Y2 JPS6311888 Y2 JP S6311888Y2
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JP
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iron core
coil
rotor
motor
movement
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JP1981118860U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は水晶時計のムーブメント等に用いら
れるモータに関するものである。
壁面等に掛ける壁掛式の時計や置時計等におい
ては、モータや歯車、回路ブロツク等をケース、
裏蓋等に保持して1つの時計ムーブメントを構成
し、この時計ムーブメントを掛時計や置時計のケ
ースに装着して時計を構成している。この時計ム
ーブメントとして従来第1図に示すものが使用さ
れている。同図において、1はムーブメントのケ
ースであり、その内部に、コイル2と回転子3か
らなるモータ4と、回路ブロツク5と、前記回転
子3の回転を時計針に伝達する歯車列6と、電池
7とが収納されている。このような時計ムーブメ
ントにおいて、モータ4のコイル2は時計針を動
かすトルクによつて大きさが決まつており、歯車
列6や回路ブロツク5等の厚さより厚くなつてい
た。そのため、時計ムーブメントの厚さはモータ
4のコイル2の厚さによつてほぼ決定され、薄型
に構成することが困難であつた。なお、コイル2
を小径化するためにコイル2の軸方向長さを長く
すると、ムーブメントケース1が大きくなるとい
う問題が生じる。
そこで、本出願人は、第2図のようにモータの
鉄心を略円環に形成し、その内部に回路ブロツク
や輪列を配置して薄形化を達成した時計ムーブメ
ントを提案した。鉄心71には一端にV字状に屈
曲した磁極71aが設けられ、この磁極71aと
他端の磁極71bとの間に、2極に着磁された回
転子72が配置されている。73はコイル、74
はコイルボビンである。しかし、内側に屈曲した
磁極71aがあるために、コイル巻き作業におい
て問題があつた。
すなわち、コイル巻き作業には、第3図ないし
第6図に示すようにトロイダル巻線機が用いられ
る。73はシヤトル、74はシヤトル73を回転
自在に保持するローラ、75は鉄心71を回転自
在に保持するローラである。コイル巻線(図示せ
ず)は、シヤトル73に一担巻付けた後、シヤト
ル73を回転させて巻戻しながら鉄心71に巻付
ける。鉄心71はローラ75上で正逆に回転させ
る。76はコイルである。ところが、シヤトル7
3が鉄心のV形の磁極71aに当たるので、鉄心
71に巻線が行なえる範囲が第6図のmの範囲と
なる。本来は、鉄心71の回転子72を囲む部分
以外の部分の全体(第6図mの範囲)に巻線する
のが好ましいが、前述のようにmの範囲にしか巻
けないことから、n−mの範囲が無駄となり、そ
れだけモータ効率が低下する。また、前記のよう
にシヤトル73が当たることから、巻線が面倒に
なるという問題がある。
したがつて、この考案の目的は、薄型化が図
れ、かつ巻線が行い易くて、鉄心の必要な部分の
全体に巻線を行なうことのできるモータを提供す
ることである。
この考案を適用した時計ムーブメントの一例を
第7図ないし第15図に示す。すなわち、この時
計ムーブメント13は、モータ21の回転駆動を
30秒間隔で行ない、30秒に1回180゜回転する回転
子23を2番車31、分針車18′で減速し、分
針軸16を3゜回転させるようにした30秒運針式の
2針時計ムーブメントである。モータ21を構成
する鉄心22(第8図、第9図)は略円環状に形
成し、この鉄心22の両端に互いに回転子23を
囲む磁極22a,22bを形成し、鉄心22の磁
極22a,22b以外の部分にモータコイル28
を巻装し、鉄心22の内側の空間に歯車機構24
および回路ブロツク25を配置し、これらを上ケ
ース26と下ケース27との間に収納してある。
鉄心22はパーマロイまたは電磁軟鉄棒等の磁性
材料からなる。鉄心22の一方の磁極22aは中
間部分と同じ曲率でそのまま延出した部分により
形成され、他方の磁極22bは外方へ突出してV
字状に屈曲形成されている。回転子23と磁極2
2a,22bの各部との距離A,B,C(第10
図)はA<B<Cとなつている。コイル28は上
下ケース26,27内に設けられた断面形状略半
円状の受溝29に設置されている。回転子23は
軸体30(第7図)に固着され、その軸体30は
両端が下ケース27の孔23′と上ケース26の
ピン23″とに回転自在に支持されている。また、
回転子23の軸体30には出力歯車30aが設け
られている。回転子23は第10図のように軸心
を通る断面(破線l)の両側で磁極が異なるよう
に2極に着極されたものである。歯車機構24は
回転子23の出力歯車30aに噛み合う2番車3
1と、分針車18′等で構成される。2番車31
は上ケース26のボス31′に取付けられる。
回路ブロツク25はモータ21を駆動するもの
であつた、プリント基板33(第9図)上に設け
られ、第13図のように回路構成されている。す
なわち、34はインバータ、35は水晶振動子、
36はコンデンサ、37はトリマコンデンサ、3
8は分周回路、39は波形整形回路、40は駆動
回路である。駆動回路40の出力端子41a,4
1bはコイル28の接続端子64に接続されてい
る。インバータ34、分周回路38、波形整形回
路39および駆動回路40はワンチツプ化された
集積回路で構成されている。
モータ21の回転子23は30秒間隔で1/2回転
する。回転子23から分針車31までの減速比を
1/60と構成すると、30秒間に分針車31は1/120
回転することになる。分針車31は、第7図、第
9図および第11図に示すように、上ケース26
を貫通した分針軸16の中央部に圧入固定されて
いる。分針軸16は上ケース26の孔46とは遊
嵌状態であり、分針軸16の一端に分針ブツシユ
17が圧入固定されている。分針軸16の他端に
は針回しつまみ32が圧入固定されている。上ケ
ース26の表面に11枚の歯を持つた固定歯車47
が一体に形成されている(第9図、第11図、第
12図)。48は時針19の基部の裏側に一体的
に設けられた内歯歯車であり、12枚の歯を有して
いた。49は分針ブツシユ17と一体に設けられ
た偏心カムであり、時計19の基部に設けられた
中心孔50(第11図、第12図)に嵌入してい
る。分針18は切欠部18aを有し、分針ブツシ
ユ17の突部17aに遊嵌結合されている。時針
19は文字板65に接しており、また分針18は
時針19に接しているが、これら時針19および
分針18は摩擦係数の小さい樹脂でコーテイング
されているので、運針のときの摩擦抵抗は小さ
い。
ムーブメント13の動作につき説明する。モー
タ21のコイル28には回路ブロツク25から第
14図に示すような出力波形が印加され、30秒間
隔で交互に電流が流れる。そのため、鉄心22の
両端の磁極22a,22bは交互に磁化される。
一方、回転子23は前記のように2極に着磁さ
れ、また磁極22a,22bとの間の距離がA<
B<Cとなつているので、回転子23は磁気的バ
ランスのとれた方向に向く。そのため、磁極22
a,22bが前記のように交互に磁化されること
により、回転子23は一方向(第10図矢印M方
向)に回転する。回転子23の回転は2番車3
1′、分針車18′に伝わり、分針車18′の回転
は分針軸16に圧入された分針ブツシユ17に伝
達され、分表示が行なわれる。分針ブツシユ17
は偏心カム49を介し、時針19と一体となつた
内歯歯車48を駆動する。内歯歯車48は上ケー
ス26と一体の固定歯車47に噛み合つているた
め、偏心カム49の1回転すなわち分針18の1
回転で時針19が1/12回転し、時表示することが
できる。時刻合わせは分針車18′と分針軸16
で一体となつている針回しつまみ32を外部より
強制的に回すことにより行なう。この時、回転子
23も回転させられるが別段悪影響はない。
このようにして時分針18,19の駆動が行な
われるが、鉄心22の形状、すなわちコイル28
の形状を略円環としたので有効コイル長さが長く
なり、仕上コイル径が小さくできる。そのため、
それだけムーブメント13の厚さを薄くすること
ができる。また、コイル28の内側に歯車機構2
4、外周に回路ブロツク25を配置したので、ム
ーブメント13を小形化することができる。
鉄心22へのコイル巻き作業については、第3
図とともに前述したようなトロイダル方式で巻線
を行なうにつき、屈曲した磁極22bが外側にあ
るためにシヤトルに当たる問題がなく、鉄心22
の必要な部分の全体に巻線を行なうことができ
る。この場合、磁極22bが外側にあることから
第3図のローラ75は使用できないが、第15図
のような治具66を用いて鉄心22を回転させる
ことができる。すなわち、鉄心22の磁極22
a,22bを治具66の端部に挾持片66aで固
定する。そして、鉄心22の中心軸F回りに治具
66を回転させる。
以上のように、この考案のモータは、略円環状
に湾曲し一端に外側に突出した略V字状の屈曲部
分が延設されかつ全長にわたり略同径の断面形状
の棒状に形成された鉄心と、2極に着磁され前記
鉄心の前記屈曲部分と他端との間に配置された回
転子と、前記鉄心に巻かれたコイルとを備えたも
のであるから、コイルを鉄心の磁極部を除く略全
長にわたつて巻くことができて、同じ巻数を確保
しながら薄型化が図れ、しかも前記の屈曲した磁
極が邪魔となることがなくて巻線が行い易く、鉄
心の必要な部分の全体に巻線を行なうことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平面図、第2図は他の従来例
の断面図、第3図ないし第6図は従来のモータの
コイル巻作業説明図、第7図はこの考案の一実施
例のモータを用いた時計ムーブメントの断面図、
第8図はその内部の平面図、第9図は同じくその
分解斜視図、第10図は同じくその鉄心の部分拡
大平面図、第11図は同じくその歯車機構部の分
解斜視図、第12図は同じくその時針基端部の下
面図、第13図は同じくそのモータ駆動用回路ブ
ロツクの説明図、第14図は同じくその回路ブロ
ツクの出力波形図、第15図は同じくその鉄心の
コイル巻作業説明図である。 13……ムーブメント、18……分針、19…
…時針、21……ステツプモータ、22……鉄
心、22a,22b……磁極、23……回転子、
24……歯車機構、25……回路ブロツク、26
……ムーブメントの上ケース、27……下ケー
ス、28……コイル、30a……出力歯車、3
1′……2番車、33……プリント基板、35…
…水晶振動子、47……固定歯車、48……内歯
歯車、49……偏心カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略円環状に湾曲し一端に外側に突出して略V字
    状の屈曲部分が延設されかつ全長にわたり略同径
    の断面形状の棒状に形成された鉄心と、2極に着
    磁され前記鉄心の前記屈曲部分と他端部との間に
    配置された回転子と、前記鉄心に巻かれたコイル
    とを備えたモータ。
JP11886081U 1981-08-08 1981-08-08 モ−タ Granted JPS5825574U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11886081U JPS5825574U (ja) 1981-08-08 1981-08-08 モ−タ

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JP11886081U JPS5825574U (ja) 1981-08-08 1981-08-08 モ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5825574U JPS5825574U (ja) 1983-02-18
JPS6311888Y2 true JPS6311888Y2 (ja) 1988-04-06

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ID=29912955

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JP11886081U Granted JPS5825574U (ja) 1981-08-08 1981-08-08 モ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61189573U (ja) * 1985-05-20 1986-11-26

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54125422A (en) * 1978-03-22 1979-09-28 Seiko Epson Corp Magnetic circuit structure of watch motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54125422A (en) * 1978-03-22 1979-09-28 Seiko Epson Corp Magnetic circuit structure of watch motor

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Publication number Publication date
JPS5825574U (ja) 1983-02-18

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