JPS6311602A - 粉末押出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は竪型の粉末押出装置に関するものである。

［従来の技術］ 第６図は従来の竪型の粉末押出装置の一例を示すもので
、コンテナ１のボア２内に充填された粉末３を、ボルス
タプレート４及びプレッシャープレート５を介してカウ
ンタプラテン６に支持させたダイス７により受け、且つ
反対側から、図示しないメインシリンダにより抑圧作動
するステム８によりダミーブロック９を介して前記粉末
３を押圧することによりダイス７による押出成形を行う
ようにしており、又前記カウンタプラテン６と前記メイ
ンシリンダ（図示せず）側との間をコラムｌＯで連結す
ることにより押出反力を相殺させるようにしている。

上記したような押出ブレス装置において粉末金属等の押
出成形を行おうとした場合、単にコンテナボア２内に粉
末を充填してステム８による押圧を行っても、粉末がダ
イス７の成形孔から次々に流れ出してしまって、押出成
形を行うことはできない。

このため、従来はコンテナボア２内に粉末３を充填する
際、まずダイス７内の成形孔から粉末が流出しないよう
に、ダイス外側（下方）から閉塞ロッド１１を挿入して
ダイス７の孔を閉塞し、続いてボア２内に粉末３を充填
した後、ステム８によりダミーブロック９を介して粉末
３が所要の圧密状態になるまで加圧し、その後加圧を停
止して閉塞ロッド１１をダイス外側（下方）に引き抜き
、更に押出ライン外に退避させた後、再びステム８を作
動して押出成形を行うようにしている。又、前記粉末の
押出成形時、粉末を粉末の種類に応じた加熱温度に非常
にきびしく保持させる必要があり、このためにコンテナ
１の外部に設けられた加熱装置１２により温度コントロ
ールを行うようになっている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上記従来方式においては、前記ダイス７の成形
孔の開閉を、外部（下部）に設けた閉塞ロッド１１を矢
印Ａ、Ｂで示すように挿入、引抜き、退避させることに
より行うようにしているので、その移動を行う駆動装置
及び位置決め機構等の非常に複雑な構成が必要になると
共に、押出ブレス装置下部に大きなスペースを必要とす
る問題を有し、又、上記閉塞ロッドｔｉの抜き差しに時
間が掛るために作業能率が低下するばかりでなく、この
間粉末の温度を一定に維持するのが大変であり、時に閉
塞ロッド１１の引抜き時に温度変化を生じ易く、均一性
状で安定した押出成形を行うことが非常に困難であった
。

又、前記コンテナボア２に粉末３を充填する際、従来は
同等充填のための装置を備えていないので、作業員が手
作業などにて行っているが、作業が非能率的であり、外
にこほしてしまうようなことがあったり、又粉末３の上
面が均一に平らになるように充填されていないと押出し
時に圧密状態にばらつきが生じ、よって性状の不均一な
製品が押出成形される問題があり、このため粉末の充填
上面を平らに均す面倒な作業を必要として更に能率の低
下を来す等の問題を生じていた。

本発明は上記従来の問題点に着目してなしたもので、粉
末の押出成形を能率的に且つ均一な性状で行わせること
を目的としている。

［問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記技術的課題を解決しようとしたもので、
コンテナボアにディスクを装入してダイスの成形孔を閉
塞した後粉末の充填を行うようにした竪型の粉末押出装
置において、コンテナ上面に、コンテナボアに一致して
ステム及びダミーブロックが通過できる貫通孔を有した
筒体と、該筒体の周方向に一体に設けた粉末供給口から
構成される装置 に前記ステム内に、上部に設けた回転駆動装置により前
記ダミーブロックの回転作業を行うようにした回転ウッ
ドを貫通して設けたことを特徴とする粉末押出装置、に
係るものである。

［作　　　用］ 従って、本発明では、コンテナボアにディスクを装入し
て押出成形の能率向上を図るようにした粉末押出装置に
おいて、充填装置により粉末充填作業の容易確実化を図
り、且つ周方向に設けられた粉末供給口とダミーブロッ
クを回転させる機構とによって粉末の均一充填、均一圧
密を行う。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一例を示すもので、前記閉塞ロッドの
代りに、コンテナボア２の底部に装入して、ダイス７の
成形孔から粉末が流出しないように閉塞を行うためのデ
ィスク１３を設けるようにしている。

上記ディスク１３は、成形を行う粉末によって形成され
ており、第２図に示す如く、コンテナボア２に嵌合する
径りを有し、且つ所要の密度と厚さｔにより適宜の強度
ををしている。

上記ディスク１３は、図示しない別のプレス装置等によ
り容易に成形することができる。

更に、前記コンテナｌの上側面に、コンテナボア２と一
致してステム８及びダミーブロック９が通過できるよう
に垂直な貫通孔を有する筒体１４と、該筒体１４の外周
部において例えば第３図及び第４図に示すように周方向
等間隔位置でしかも筒体１４に向けて所要の下り勾配θ
を有した複数の粉末供給口１５を有してなる充填装置１
６を設ける。

又、前記ステム８内を貫通しその下端がダミーブロック
９に固定された回転ロッド１７を設け、且つ第５図に示
す如くステム８の上端部に設けられた駆動モータ１８に
より、ウオーム１９及びホイール２０を介して前記回転
ロッド１７を回転させることによりダミーブロック９の
回転を行うようにしている。

粉末の成形に際しては、まずコンテナボア２内に前記デ
ィスク１３を装入してダイス７の成形孔を塞いだ後、充
填装置ＩＢにより粉末３の供給を行う。このとき、粉末
供給口１５が周方向に均等間隔に配置されているので、
粉末の上面が略平らになるよう充填される。

続いて、加熱装置（第６図１２参照）により粉末３を所
要の温度に維持させた状態において、ステム８によりダ
ミーブロック９を介して粉末３を圧縮する。

このとき、駆動モータ１８によりウオーム１９、ホイー
ル２０及び回転軸１７を介してダミーブロック９を回転
させることにより、粉末３上面を更に平らな状態に均し
ながら圧密することができる。

上記ステム８の作用により粉末３が所要の密度まで圧縮
されると、その押付圧力によりディスク１３が支え切れ
なくなってダイス７の成形孔から押し出され、更に引続
き押出しを行うことによりすべての粉末が押出成形され
る。

上記において、ディスク１３は押出成形される製品の密
度に近い密度に予め圧縮されている必要がある。

上記したように、ディスク１３の厚みを種々変更して、
粉末３を押固めた後押出しに移行する荷重条件を設定す
ることができ、これにより圧密、押出成形を連続した操
作で能率良く、しかも均一な性状で押出成形することが
できる。

更に、コンテナボア２内への粉末３の供給を周方向等間
隔位置に設けられた複数の粉末供給口■５にて周方向に
均等に行うようにし、且つ押付時にダミーブロック９を
回転させることにより更に均し作用を与えるようにして
いるので、粉末を均一に圧密して性状の均一な押出成形
を行うことができる。

又、前記充填粉末の均し効果の促進のために、前記充填
装置Ｉ６に加振装置（パイブレーク）２１を設けたり、
或いはコンテナ１をカウンタプラテン６に引付固定して
いるシリンダ２２を油圧サーボ弁等で振動させることに
よりコンテナｌを振動させる等の手段を付加するように
しても良い。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、粉末供給口は単数、複数任意に選定し得ること、回転
ロッドの回転駆動方式も種々選定し得ること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、等は勿論である。

［発明の効果コ 上記したように、本発明の粉末押出装置によれば、コン
テナボアにディスクを装入して押出成形の能率向上を図
るようにした粉末押出装置において、充填装置により粉
末充填作業の容易確実化を図り、且つ周方向に設けられ
た粉末供給口とマンドレルを回転させる機構とによって
粉末の均一充填、均一圧密を行うようにしたので、均一
性状の製品を簡単な構成、操作て能率的に押出成形する
ことができる優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図はディ
スクの一例を示す斜視図、第３図及び第４図は夫々充填
装置の例を示す平面図、第５図は回転ロッドの回転駆動
機構の一例を示す平面図、第６図は従来の竪型の粉末押
出装置の一例を示す説明図である。 ｌはコンテナ、２はボア、３は粉末、７はダイス、８は
ステム、９はダミーブロック、１３はディスク、１４は
筒体、１５は粉末供給口、１６は充填装置、１７は回転
ロッド、１８は駆動モータ、１９はウオーム、２０はホ
イールを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コンテナボアにディスクを装入してダイスの成形孔
   を閉塞した後粉末の充填を行うようにした竪型の粉末押
   出装置において、コンテナ上面に、コンテナボアに一致
   してステム及びダミーブロックが通過できる貫通孔を有
   した筒体と、該筒体の周方向に一体に設けた粉末供給口
   から構成される充填装置を設けたことを特徴とする粉末
   押出装置。 ２）コンテナボアにディスクを装入してダイスの成形孔
   を閉塞した後粉末の充填を行うようにした竪型の粉末押
   出装置において、コンテナ上面に、コンテナボアに一致
   してステム及びダミーブロックが通過できる貫通孔を有
   した筒体と、該筒体の周方向に一体に設けた粉末供給口
   から構成される充填装置を設け、更に前記ステム内に、
   上部に設けた回転駆動装置により前記ダミーブロック回
   転作動を行うようにした回転ロッドを貫通して設けたこ
   とを特徴とする粉末押出装置。