JPS63114514A - 難着雪リング装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は送電線の難着雪リング装着装置に関し、特に難
着雪リング装着装置のリングカセットに関する。

冬季に送電線に付着する雪は、場合によっては送電線を
ｖ１断１７．送゛社用鉄塔の倒壊を招く恐れがあるため
着雪予防策を講じる必要があり、その１つに既設の電線
に難着雪リングを装着するという技術がある４本発明は
電線にこのリングを嵌める装：ｔに関し、特にその難着
雪リングのカセットに関する。

（従来技術） 第６図の（イ）のように電線の一部に付着した雪は、（
ロ）、（ハ）、（ニ）という順に、電線を構成する撚線
の溝に沿って回転しながら電線を走り、（十）のよ゛う
な地方を形成するに至る。そこで電線に−・定間隔でａ
鵠なリングを装着すれば、刺着した雪は撚線の溝に沿っ
た回転移動ができなくなり、筒雪を形成するには至らな
い。このようなリングを難着雪リングと称している。

ところで、電線にこのような難着雪リングを装着するに
は１手作業で装着する方法と、自走式装着機で装着する
方法とがある。

手作業で難着雪リングを装着するには、第７図に示すよ
うに、送電線５１に人１５０を掛け、作業者カコレニ乗
って、第８図に示すようなプラスチック製の難着雪リン
グを一個ずつ第９図に示すような工具の把手部分５３を
握ってはその爪先部分５４でリングをかしめるというよ
うな作業を行なっている。

また自走武装Ｒａで難着雪リングを装着するには、第１
０図に示すように送電線５１にリング自動装着機５５を
取付け、この自動装着４２５５を空気力によって自走さ
せてリングを自動装着させるようになっている。この自
動装Ｒ機５５を自走させる空気力は、鉄塔の根元に置い
たエアーコンプレッサ５６からエアホースを介して導か
れる。

（発明が解決すべき問題点） 」：記のような手作業で難着雪リングを装着する方法で
は、装着リングの数が多く１例えば鉄塔間隔３００　ｍ
の場合、ここに約１，０００個のリングよ取伺けねばな
らず、これを埼日で装着しているのが現状であり、作業
員の手の筋肉疲労が甚しく、３日間の連続作業は不可能
である。

また、自走式装着機で難着雪リングを装着する方法では
、リング装着済の所を逆走して戻れないため、エアーホ
ースは走り看いた次の鉄塔よりたぐり寄せたり、あるい
はまた、コンプレッサを移動してホースを再接続しなけ
ればならない等段取りに時間を費すという欠点があった
。

そこで本出願人は従来技術における」−記欠点を解消す
べく軽量でコンパクトなハンディタイプのリング装着装
置に関する発明について出願したが（特願昭６１−１８
２８５９　、特願昭８１−１８２８８０　）　、その装
置は既設架空送電線に難着雪リングを簡易に装着する携
帯用難着雪リング装着装置であって、小型モータを動力
源としその電源は充電可能な電池である。この装置を既
設送電線上へ乗せ、始動押しボタンスイッチを押し予め
カセットケースに収納したリングをモータによって１個
ずつ送り出して電線に当てると、次に別のモータが作動
して開口リングを閉じ自動的に一連のリング装着が簡単
に実施できるようになっている０次のリング装着位置へ
は、内部滑車によって電線上を移動自在になっている本
体を引いていき、再度始動押ボタンを押すことによって
次のリングが装着され、このようにして次々と容易に連
続作業を行なうことが可ｆ赴である。カセットケースに
は予め複数個のリングを収納できるようになっている。

しかしながら、このカセットケースに収容したリングが
なくなりさらにリングを補充するのは手間がかかり迅速
に行なうことができなかった。

従って本発明が解決すべき問題点は、従来技術における
Ｊ−記欠点を除くことであり、携帯用難着雪リング装着
装置のリングカセットを改良することである。

（問題点を解決するための手段） Ｌ記問題は１本発明によれば、複数個の難着雪リングを
予め専用のリングカセットに収納して、該リングカセッ
トを難着雪リング装着装置に装填し、該リングカセット
より難着雪リングを１個ずつ順次送り出して送電線に装
着する方式の難着雪リング装着装置装において、前記リ
ングカセットに複数個の難着雪リングを装填する際、該
複数個の難着雪リングを予めＶ字状のリングレールを串
差しにしておき、該リングレールに串差しにしたままで
該複数個の難着雪リングを前記リングカセットに収納す
るようにしたことを特徴とする難着雪リング装着装置の
リングカセットによっテ達成される。

（作用） 」；記複数個の難着雪リングをＶ字状のリングレールに
串差しにしたリングセットを予め複数セット用意してお
けば、作業中にカセット内のリングがなくなりリングの
補充を必要とする際にカセットケースがら空のリングレ
ールを抜き取って次のリングセットをレールごとカセッ
トに装填することにより大計のリングを迅速に送電線に
装着することができる。

（実施例） 以ド図面第１図〜第５図を参照して本発明による難着雪
リング装着装置の実施例を説明する。

先ず第１図を参照すると、本発１！ＩＩによる難着雪リ
ング装着装置の全体の機構が、頂部に運搬用把手３０を
有するカバン形ケース内に収納されている。ケースの入
面は監視図、操作面であって、Ａ面には携帯用把手３０
．装置を架線にひっかけてぶらさげるための開口３１．
装置を架線上で移動させるための把手３２、電源スィッ
チ３３、装置をリング装着点まで移動させたときにリン
グ装着を始動させるためのリング装着始動用押釦スイッ
チ３４、その他の制御用部品８Ｇ、８１．多数のリング
を収容したカセット挿入口３５、および電源バッテリを
収納したバッテリ収納部３ｅ等が設けられている。

次にｆｉＳＺ図、第４−１図〜第４−４図、および第５
図を参照すると、架線ｌの上をコロ２が２個、架線の延
伸方向に移動できるよう各々の軸２′を介してフレーム
３に設けられており、フレーム３には縦フレーム４が固
定されている。縦フレーム４にはライナ５を介してモー
タ板６が固定され、カラー付軸受１２を介して丘下に滑
動可使なスーライド板９が取付けられており、そのスラ
イド板９には軸１９を中心に回動自在な左右一対の爪１
４．１５が取付けられている。爪１４．１５はスプリン
グ１８で常時下方に付勢され、それぞれの爪先１４’、
１５′が開いた状態にされている。これら−対の爪先１
４’、１５’でリングの嵌込みを行なうようになってい
る。

このため、爪１４．１５の位置はカセット２６の中に収
納されているリング２５が押しばね２７によって送り出
されている位置に待ちかまえているようになっている。

また１Ｇ、１７は爪１４．１５を内方に押込む力を爪の
背後より爪１４．１５に伝えるためのローラで、その力
はそれぞれ偏心カム２０，２１より伝えられる。

一方、スライド板９は、上記したように固定されたガイ
ド用の軸受１２にガイドされて上下に滑動可能であり、
その上下動はモータ８の先端に取付けられた偏心カム１
０がスライド板９に固定されたローラビン１１を押ｊ二
げることによって行なう。

７は、爪１４．１５でリング２５を嵌めるための動力源
としてのモータであって、モータ７が回転すると、カム
２０は第４−４図で左回動し、カム２１は右回動するよ
うに、モータ７の駆動力を軸２２．２３等により傘歯車
を介してカム２０．２１に伝達している。

２４は上記モータ７．８を＋１勢するための電源用バッ
テリであって、好ましくは予備用も含めて２個のバッテ
リをケース２８の底部に設けたバチリ収納部３６（第１
図）に収納し、″？ｅ２全体の重心を下げる働きもさせ
ている。

なおリングを収納するカセット２６は、第５図に示すよ
うに、複数個のリング２５が１列に収納され、押しばね
２７によって爪１４．１５の方に付勢されている。カセ
ット２Ｃは第１図で示すカセット収納部３５に挿入され
ている。これをさらに詳しく説明すると、第５図（イ）
において、リング２５はＶ字状リングレール４０に最大
３０個人力向より串差しにし、最終端をテープで仮止め
してリングの脱落を防止しておき、この状態のリングレ
ールセットを多数セット用意しておく０図で右端の４１
はストッパである０次に使用に際してリングレールセッ
トの仮止めテープをはがし、このリングレールセットを
（イ）図で見て左端を頭にして（ロ）図のリングカセッ
ト２６へＢ方向より差込む、このときリングレール４０
の先端はリングカセット２Ｂの左端の内側に設けた案内
ビン４２によって位置決めされる０次に（ハ）図で示し
た、リングを押出すための押板組立体４３を（ロ）図の
リングカセット２６に挿入する。すなわち、ガイ臼１４
に挿通された押ばね２７とかけがね４５とを備えてなる
押板組立体４３を左端のリング押し部４８を先頭にして
Ｂ方向よりリングカセットｌ−２１（にｈ込み、リング
レール右端の底部に設けた小穴４７にかけがね４５の下
端部４８を掛けてロックするとリングレールのセット完
了となり、このようにしてリングレールを組込んだリン
グカセット２８を本体前面中央に設けたリングカセット
挿入口３５へ挿入して装ごを始動させればリング装着可
能となる。

次にこのように構成した本発明の難Ｒ雪リング装着装置
の動作を主に第２図、第４−１図〜第４−４図を参照し
て説明する。

作業員は第７図に示したような入車５０に乗り、リング
レールを収納したリングカセットを挿入した難着雪リン
グ装着装置本体を架線に掛け、装置の電源スィッチ３３
（第１図）を投入し、把手３２（第１図）により所望の
位置まで移動させ１次にリング装着の始動用押釦３４（
第１図）を押してリング装着の指示を与える。それによ
って、まずモータ８が回転し、カム１０がローラピン１
１を押上げる。それによってスライド板９が上昇し、爪
１４゜１５が−１−かり、リングカセット２Ｂ内の第２
図（ロ）でみて最左端のリング２５が爪１４．１５によ
って持ち上げられる（第４−２図）、このとき爪１４．
１５は第２図（イ）でＡの位置まで上がる。この位置に
達すると位置検出スイッチ（第３図ＬＳＩ）が作動され
てモータ７が回り、カム２０．２１によってそれぞれロ
ーラ１８．１７を内方に押圧するのでローラｌＢ、１７
の位置は第４−３図、第４−４図（イ）で示す位置Ａか
ら（ロ）に示す位置Ｂへと移動し、それに従って爪先１
４’、１５’がリングの先端を嵌めるように回動する。

このようにして、電！ａ１にリング２５が嵌められる。

この後もカム２ｏ、２１．１０は回動を続は爪１４．１
５、およびスライド板９を初めの位置に戻し、位苦検出
スイッチ　（第３図ＬＳＩ）によってモータの電源がオ
フされ、作業員は装置を次のリング装着位置まで移動さ
せ、そこで上記動作を繰返す。

第３図は、第２図に示した装置の動力源であるモータ７
．８を駆動するための電気回路である。

図で電源用バッテリ２４は、例えばニッケルカドミウム
電池であって、バッテリ２４の存在を示す第１の電源表
示灯Ｌ１がバッテリ２４の端子間に直接接続されている
。モータ８は、電源スィッチ３３およびリング装着始動
用押釦スイッチ３４を介して、バッテリ２４に接続され
、モータ７は、スラ・ｆド板９がト昇し切った位置でオ
ンされる第１のリミットスイッチＬ’３１を介してモー
タ８に並列に接続されている。電源スィッチ３３の投入
を表示するための第２の電源表示灯Ｌ２が電源スィッチ
３３を介してバッテリ２４の端子間に接続されている。

Ｔはタイマ、↑ＣはタイマＴの常開接点、Ｘは自己保持
用リレー、Ｘｃはりｌ／−Ｘ（１）常開接点、ＬＳ２は
カム２０．２１がリング２５の爪先を互いに嵌合させ終
って初期位置まで戻った位置でオフされる第２のリミッ
トスイッチである。上記したように先ず電源スィッチ３
３が投入され、次いでリング装着始動用押釦スイ５・チ
３４が押されると、モータ８は直ちに駆動され１回転を
開始する。それと同時にリレーＸが励磁されてその常開
接点Ｘｃを閉じ、同時にタイマＴもまた作動されてその
常開接Ｔｃを閉じるので、リレーＸはその接点Ｘｃｉよ
びタイマＴの接点Ｔｃを介して自己保持される。この時
点では力り、２０．２１がまだその初期位置にあり、第
２のリミットスイッチＬＳ２はオフ状態にある。このよ
うにしてスライド板９が上昇を開始すると、第２のリミ
ットスイッチＬＳ２はオンされ、その後タイマＴは設定
時間を経過してその接点Ｔｃを開くが、第２のリミット
スイッチＬＳ２がオンされているのでリレーＸは自己保
持を続け、モータ８を駆動し続け、スライド板９をさら
に上ｙ１させ、上昇し切った位置で第１のリミットスイ
ッチＬＳＩがオンされる。第１のリミットスイッチＬＳ
Ｉのターンオンによってモータ７が始動され、カム２０
．２１が回動してローラ１６、１７をそれぞれ内方に押
圧し、爪先１４’、１５’がリング２５の先端を嵌合さ
せることは既に述べた通りである。カム２０．２１がさ
らに回動して初期位置に戻ると第２のリミットスイッチ
ＬＳ２がオフされ、リレーＸが除勢されてその接点Ｘｃ
を開くのでモータ７．８ともに停止される。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように、リングカセットケー
スに多数個の難着雪リングを装填する際、１核多数個の
難着雪リングを予めリングレールに串差しにしておき、
該リングレールに串差しにしたままで該多数個の１１１
着雪リングをリングカセットケースに収納するようにし
たので、次のような顕著な効果が得られる。

（ｒ）多数個の雪難着リングを直接カセットケースに次
々と装填するのに比べて、串差しにリングレ−ルに挿通
するのは極めて容易であり、また難着雪リングを串差し
にしたリングレールをそのままリングカセットケースに
収納するのも極めて容易である。

・多従来、補給用として、整列させたリングを多数個収
容したリングカセットを多数個携帯することが必要であ
ったが、本発明によればリングカセットは装置本体に１
個あれば足り、あとはリングレールにリングを串差しに
したリングレールセットを多数本携帯すればよく、構造
が簡単で全体的に見て安価となる。

（）リングカセットよりもリングレールの方が容積が小
さく、リングレールを補給用として携帯する方が携帯に
便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による難着雪リング装着装置の全体を示
す斜視図、第２図はその内部構造を示す図であって（イ
）は倒立面図、（ロ）は立面図、第３図は駆動源作動用
電気回路図、第４図はリング装着の機構を説明するため
の図で、第４−１図はリング押出′しカムの分解斜視図
、第４−２図は押出しカムの動作図で（イ）は動作開始
前、（ロ）はリングを押−ヒげたところを示すもの、第
４−３図は爪の動作図で（イ）は動作開始前、（ロ）は
リングを閉じたところを示すもの、第４−４図はリング
閉じカムの動作図で（イ）は動作開始前、（ロ）はリン
グを閉じたところを示すもの、第５図はリング収納カセ
ットを示す分解斜視図であって（イ）はリングレバーに
リングを串差しにするところを示すもの、（ロ）はカセ
ットケースを示すもの、（ハ）は押しばね部を示すもの
、第６図は雪筒形成に至る過程を示す説明図、第７図は
従来の手作業によるリング装着作業を説明するための図
、第８図は難着雪リングを示す斜視図、第９図は手作業
によるリング装着をするための工具を示す図、第１０図
は従来の自走車によるリング装着作業を説明するための
図である。 （符号の説明） １　、、、、送電線の架線。 ７嗜８　、、、、モータ、 ９　、、、、スライド板、 １０、、、、第１のカム、 １４φ１５．、、、−・対の爪、 １４′−１５’　、、、、一対の爪、 ２０修２１．、、、一対の第２のカム ２４、、、、’＋［池、 ２５、、、、難着雪リング、 ２Ｂ、、、、リング収納カセット、 ３５、、、、、リング収納カセット挿入口３Ｂ、、、、
リング装着開始スイッチ。 ４０、、、、リングレール ４３、、、、押楢組立体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数個の難着雪リングを予め専用のリングカセット
   に収納して、該リングカセットを難着雪リング装着装置
   に装填し、該リングカセットより難着雪リングを１個ず
   つ順次送り出して送電線に装着する方式の難着雪リング
   装着装置において、前記リングカセットに複数個の難着
   雪リングを装填する際、該複数個の難着雪リングを予め
   リングレールに串差しにしておき、該リングレールに串
   差しにしたままで該複数個の難着雪リングを前記リング
   カセットに収納するようにしたことを特徴とする難着雪
   リング装着装置のリングカセット。 ２、特許請求の範囲第１項の記載において、前記リング
   レールは断面形状がＶ字型であることを特徴とする難着
   雪リング装着装置のリングカセット。