JPS63113908A - 磁性合金膜 - Google Patents

磁性合金膜

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JPS63113908A
JPS63113908A JP26126586A JP26126586A JPS63113908A JP S63113908 A JPS63113908 A JP S63113908A JP 26126586 A JP26126586 A JP 26126586A JP 26126586 A JP26126586 A JP 26126586A JP S63113908 A JPS63113908 A JP S63113908A
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Koichi Osano
浩一 小佐野
Hiroshi Sakakima
博 榊間
Yuji Komata
雄二 小俣
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気ヘッド用の軟磁性材料に関するものであ
る。
従来の技術 従来、磁気ヘッド材料としては、Fe−8i−Allを
主成分とするセンダスト合金や、Co −Nb −Z 
r等のアモルファス合金、あるいは高周波損失の少ない
フェライト材料等が用いられている。しかし、近年にな
って情報の高密度化に伴い、記録媒体も、従来に比べて
高抗磁力を持つものに移行しつつあり、よシ高い飽和磁
化4πMsを持つ軟磁性材料が要求されるようになって
来ている。センダスト合金は、4 πMsが1oo00
Gauss程度、アモルファス合金も実用上10000
 Gaus s程度、フェライトは高々5000 Ga
uss  程度である。従来より、高飽和磁化(4πM
s : 18000 Gauss )を有し、かつλ=
0となることが知られている、6.5重量%5i−Fe
  合金の検討がなされている。
しかし、この合金膜は単層では、良好な軟磁性を示さず
、この膜と、センダスト合金、もしくはアモルファス合
金とを積層する試みがなされている(特願昭61−10
820号)。
発明が解決しようとする問題点 上述の様に、軟磁性を示す積層膜用の材料として、Fe
−9tは注目されているが、耐蝕性に劣っておシ、磁気
ヘッド用材料としては、適していない。
本発明は、高飽和磁化を有しつつ、耐蝕性に優れ、かつ
軟磁性の磁気ヘッド用材料として使用可能なFe−8i
系合金膜を実現することを目的とする。
問題点を解決するだめの手段 本発明による磁性合金膜は、組成がFexS1yCr2
で表わされ、その膜面方向が80%以上(110)とな
るように配向されたものであシ、その組成は、重量%で
、 0.6<7<4 1くzく10 x +y −)−z = 100 の範囲内にある。これを単層もしくは、Fe−3t−A
lやアモルファス合金と積層して用いる。
作  用 バルクのFe−5i合金は、Siが約6.5重量%で、
飽和磁歪λがほぼ○になることが知られている。ヘッド
の材料として軟磁性を得るためには、少くともλ(IX
lo”となるように作成条件を調節する必要がある。F
e−3i を適当な条件でスパッタすると、(110)
面が基板面方向にほぼ配向し、かつその面が<110>
軸の回シに回転した結晶が多数集まった多結晶体になる
。ここで(110)面がほぼ配向した、という時は、配
向度が80%以上の場合をいう。但し、配向度は、X線
回折の(110)面による回折強度の、全回折強度に対
する比によって定義した。Fe−5i合金は、体心立方
格子をなし、その磁歪はλ1ooとλ111との2つの
パラメーターで記述出来るが、ノ、。。
とλ111にはSt濃度依存性があり、あるSi濃度範
囲で逆の符号を持つ。上述した{110}面が膜面方向
にほぼ配向した多結晶膜では、λ100とλ111 と
が合成され、力)つ平均化されて飽和磁歪λが〜Oにな
るSi濃度がバルクの値の6.6重量%以外にも出−現
することがわかった。しかし、Fe−5i合金は錆びや
すく、仮にλが〜0のものが得られたとしても磁気ヘッ
ド用材料としては適していない。この点を解決するため
に、この(110)面が膜面にほぼ平行になる様に配向
したFe−8i合金にCrを加えると、耐蝕性に優れ、
しかも、高飽和磁化で、磁歪の小なる軟磁性材料が得ら
れることがわかった。但し、Fe−3iにCrを加える
と、λ〜0となるSia度がずれることがあるので、そ
の時は、Si濃度を調節する必要がある。
また、このFe −St −Cr合金膜と、アモルファ
ス合金膜もしくは、Fe−3i−C(1合金膜(センダ
スト)とを交互に重なで積層することによって、磁気ヘ
ッド用磁性材料としての軟磁性が、更に改善され、かっ
Fe −S i −A1合金やアモルファス合金よりも
、高飽和磁化を有するものが可能となる。
実施例 FexS1y (x+y=1oo、oくyくe、s重量
%)なる組成のターゲットにCrの小片をのせた複合タ
ーゲ、= )を用い、rfスパッタ装置により1Arガ
ス圧1.2 X 10−2Torr 、投入電力350
Wで膜を形成した。
第1図aに、組成F e 9−r S 13(重1チ)
のスパッタ膜、同図すに、膜組成Fe94.5” ’2
.7CI2.7のスパッタ膜のX線回折の結果を示した
。完全に無配向の多結晶体の場合は、{110}の強度
に対する(200) 、、(211)の相対強度は、第
1図よりも強い。Crが加わると、やや配向度が低くな
る。
飽和磁歪λは、膜に引張り応力、又は圧縮応力をかけた
時とかけない時とのB−Hカーブの変化によって測定し
た。第2図に示したように、Fe−3iの配向した膜の
磁歪は、Siが2〜4重量重量対近で小さくなるが、こ
れにCrが加わると上述したように、膜の配向性が低く
なり、λ=0の組成が、S1含有量が少ない方向にずれ
るので、Siの量を減らすことによって磁歪λの絶対値
Iλ1を小さく出来る。この時、1λ1の値が小さな値
を示し、比較的軟磁性を示す領域は、St含有量が0.
5〜4重量係のものである。
耐蝕性は、スパッタ膜を純水に浸し、室温で24時間放
置した後の錆の発生状況によって判断した。第3図にそ
の結果を示した。充分な耐蝕性を得るためには、膜中の
Crが少くとも1重量%以上であることを必要とするが
、SiO量が増加するに従って、Crの必要量は減少す
る。Crを加えることによって錆の発生はおさえられ、
耐蝕性は大幅に向上することがわかった。
飽和磁化4πMgは、撮動磁力計で測定した。組成が(
FeO,975SiO,026)100−x C”x 
(重量%)なるスパッタ膜の4πMsのCr濃度依存性
を第4図に示した。Fe−3i合金に、Crが加わると
、一般にCrの増加と共に、4πMgが減少する。しか
しながら、St含有量が10重景係以下のFe−3i合
金の4πMtaは、もともと高く、(約16000〜2
1000 Gaus s )充分な耐蝕性を得るために
必要な量のCrを加えてもなおかつ従来の磁気ヘッド用
磁性材料に比して高い飽和磁化を有するものが得られる
ことがわかった。しかしながら、必要以上のCrの添加
は飽和磁化を減少させるので、10%以下とするのが望
ましい。
スパッタ法で作成した種々のFe−3t、 Fe−5i
−Cr膜をSOO℃で、30分間回転磁界中で熱処理後
、交流B−H)レーサーにより6o1における保持力H
aを測定した結果と、耐蝕試験の結果を 、○(優)、
Δ(良)、×(不良)で示し、表1にまとめた。
く表 1〉 更に、こノFe−8i−Cr合金膜を、Haが小さいM
aTb (M= Fe、 Co、 Ni、 Mnのうち
1種もしくは2種以上の元素、 T =Ti、 Zr、
Hf、 Nb、 Ta。
Mo、 W、 Cr 、 Ruのうち1種もしくは2種
以上の元素、75≦a≦95原子係、5くbく25原子
係)で表わされる。アモルファス合金膜や、Fe100
−u−vSiuAev(8<u<12重量係。
4くV<、8重量係)で表わされる。センダスト等と積
層構造にすることによって、磁気ヘッドに適した磁気特
性を有し、かつ従来よりも高い飽和磁化の磁性材料が可
能となることがわかった。一般に、積層した膜の飽和磁
化は、それぞれの膜のほぼ平均値になる。第5図に、F
 es4.5S12 、5Cr a(重量係)合金膜と
Fes 4S 11oA Q e (重量係)膜厚依存
性を示した。なお、この多層膜においては、Fe −S
i −Cr、 Fe −Si −Ag、 Co −Nb
−Ta−Zrの層厚は、等しくなるように作成した。図
より明らかなように□、HCは層厚に依存し、優れた軟
磁性を得るには、一層の層厚を1000Å以下とするこ
とが望ましいことがわかった。
発明の効果 本発明によれば、磁気ヘッドに用いるのに適した高飽和
磁化、耐蝕性及び軟磁性を備えた磁性台、金膜を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは組成F e s□S 1 s (重量係)の
スパッタtiの、同図すは組成F e 94.5 S 
! 2、−r Cr 2、−rのスパッタ膜の各々X線
回折図、第2図はFe −8i合金膜及びFe −Si
 −Cr合金膜の飽和磁歪λのSi濃度依存性を示すグ
ラフ、第3図はFe−3i−cr合金膜の耐蝕性のSi
−及びCr−濃度依存性を示すグラフ、第4図はFe−
3i−Cr合金膜の飽和磁化4πMsの濃度依存性を示
すグラフ、第5図aはFe−5L−Cr / Fe −
5i−A(2多層膜の、同図すはFs−8t−Cr /
Co−Nb−Ta−Zr多層膜の各々保持力Haの一層
の層厚依存性を示すグラフである。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 W4′zO8″″2θ zo   4o   to   Btr   tm  
。 第 4 図 第5図 /V 厚  (ズジ 層厚(A)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)組成がFe_xSi_yCr_zで表わされ、そ
    の膜面が{110}面方向に、80%以上の配向度を有
    するとともに前記x、y、zが重量%でそれぞれ、0.
    5≦y≦4 1≦z≦10 x+y+z=100 を満たす範囲にある磁性合金膜。 (2)飽和磁歪λが1.0×10^−^5より小なるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁性合金膜
    。 (3)組成がFe_xSi_yCr_zで表わされ、λ
    <1.0×10^−^5であって、その膜面が、{11
    0}面方向に、80%以上の配向度を有するとともに、
    前記x、y、zが重量%で、それぞれ、 0.5≦y≦4、1≦z≦10、x+y+z=100を
    満たす範囲にある磁性合金膜と、λ<1.0×10^−
    ^5であって、組成がFe_1_0_0_−_u_−_
    vSi_uAl_vで表わされ、前記u、vが重量%で
    それぞれ8≦u≦12、4≦v≦8を満たす合金膜もし
    やは、λ<1.0×10^−^5であって、組成がMa
    Tbで表わされ、a、bが原子%で、それぞれ75≦a
    ≦95、6≦b≦25を満たすアモルファス合金膜とを
    交互に重ねて多層膜化したことを特徴とする磁性合金膜
    。但し、MはFe、Co、Ni、Mnの群より選ばれる
    1種又は2種以上の元素、TはTi、Zr、Hf、Nb
    、Ta、Mo、W、Cr、Ruの群より選ばれる1種又
    は2種以上の元素である。 (4)一層の層厚が1000Å以下であることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の磁性合金膜。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02179909A (ja) * 1988-12-29 1990-07-12 Nec Home Electron Ltd 磁気ヘッド用磁性体膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02179909A (ja) * 1988-12-29 1990-07-12 Nec Home Electron Ltd 磁気ヘッド用磁性体膜

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