JPS63113875A - ヘツドのトラツキング位置制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はヘッドのトラッキング位置制御装置、特に例え
ば磁気記録再生装置における記録再生ヘッドの位置制御
装置に関する。

［従来の技術］ 従来、いわゆるハードディスクトと言われる円盤状記録
媒体は記録再生の際に、高密度化の為にダイナミックト
ラックフォローイング（以下ＤＴＰと記す）といわれる
処理を施されるが、可撓性を有する、いわゆるフロッピ
ーディスク（シート）に於ては、従来ＤＴＦｆｉ埋はほ
とんど行われたことがなかった。例えば現在、スチルビ
デオシステムは２インチのディスクに５０フイ一ド分の
ＴＶ画像を記録できるようになっているが、現状のＴＶ
画像より大幅に高精細な画像を記録再生しようとしたり
、また、記録画面数を増やそうとすれば、大幅な高密度
記録が必要となる。その手段として、例えばＣｏＣｒ　
（磁性材）の垂直磁気媒体をディスクに使うことが考え
られる。これにより、線方向密度は約２倍に上げられる
が、トラック方向密度はディスク回転部分等の機械的構
造の精度により規定されており、したがって、ＤＴＰ処
理を用いないとすれば、現状と大差無い配縁密度しか得
られない。

これは第１にはＤＴＰ処理を行うためのトラッキング信
号をフロッピーディスクから得ることが難しいことが挙
げられる。

第２に、一般的なフロッピーディスクでは、フロッピー
ディスクとヘッドとをこすり合わせる構造になっている
為、ＤＴＰ処理によって、ヘッドをトラック方向に高速
で移動させるのが難しい為であった。

第２の点に関しては、最近、データの高速処理化に対応
する為、記録媒体（ディスク）を高速回転させる装置が
開発され、このような装置の場合、ヘッドと記録媒体と
の間にエアフィルムによるスペーシングが発生する。特
に、最近規格化されたスチルビデオ装置に於ては、信号
処理速度をテレビジョンレートに対応させる為、３６０
０ｒｐｍで記録媒体を回転させる。そのため、ヘッドと
記録媒体との相対速度は、６　ｍ／ｓ〜７　ｍ／ｓにも
なっており、ヘッドは記録媒体の表面から完全に浮いて
いる状態となっている。例えば、第８図は従来のスチル
ビデオ装置のヘッド部分の構成を示す。１１はパット、
１２はディスク、１３はヘッドである。ヘッド１３によ
って下から押し上げたディスク１２を上からパット１１
で押えつけて、ディスク１２にヘッドタッチする構造と
なっている。ディスク１２の回転中は、パッド１１−デ
ィスク１２間も、ヘッド１３−ダイク１２間もそれぞれ
ほぼ一定の厚みのエアフィルムを構成し、接触部分なし
で、安定した位置関係を保っている。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら現状では、ディスクから、ＤＴＰ処理のた
めに適切にトラッキング信号を取り出すことが困難であ
り、従ってトラック方向の高密度化は難しい。

本発明の目的は、上述した従来例の欠点を除去し、可撓
性を有するディスクに於ても、トラッキングを可能とし
、もって、高密度記録または再生を可能とするヘッドの
トラッキング位置制御装置を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、表面に当該表面と反射率の異なるマーキング
を施した円盤状記録媒体上に投光する投光手段と、投光
手段からの投光に基づく円盤状記録媒体上からの反射光
を受光して、円盤状記録媒体の正規のトラック位置から
のずれを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基
ついて円盤状記録媒体に近接したヘッドのトラッキング
位置を修正する手段とを具えたことを特徴とする。

［作　用］ 本発明によれは、表面に当該表面と反射率の異なるマー
キングを施した円盤状記録媒体からの反射光を受光して
、正規のトラック位置からのずれを検出し、当該検出結
果に基づいてヘッドのトラッキング位置を修正する。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示す。

第１図に示すように、ディスク２２はヘッド２３によっ
て下から押し上げられ、さらにパッド２１によって上か
ら押しつけられる。

パッド２１の中央部分であって、ディスク２２がヘッド
タッチしている部分のま上に該当する部分には、集光レ
ンズ２４を組み込み、ディスク２２の表面に焦点を結ぶ
ように位置決めする。２７は発光体（ＬＥＤ、ＬＤ等）
であフて、ここからの光は、レンズ２６で平行光線とさ
れ、この平行光線はハーフミラ−２５を経由して集光レ
ンズに入射し、この集光レンズ２４を介してディスク２
２上に焦点を結ぶ。このようにしてディスク２２上に当
った光は、その表面で反射して、集光レンズ２４によっ
て平行光線となり、ハーフミラ−２５を経由してトラッ
キング検出器２８に入射する。これら各要素２４，２５
゜２６．２７および２８はパッド２１と一体になってお
り、パッド２１はヘッド２３と共にディスクのトラック
方向に移動する。

ディスク２２には、次のようなマーキングが施されてい
る。

なお、ディスクとして、一般の塗布型磁気媒体では、媒
体表面の光反射率は低いので、マーキングとしては例え
ばそれより反射率を高くする。

また、ディスクとして、ＣｏＣｒ垂直磁化膜等の金属薄
膜媒体のものでは、高い反射率を持っている。そこで、
この金属薄膜からなるディスクのパッド側に、例えば第
２図または第４図に示すような、黒線をマーキングＡと
して描いておく。

これによって、ディスク２２の表面とマーキングＡとの
反射率の違いが生じるので、これに基づいて、ディスク
２２のトラッキング位置を検出できる。

なお、金属薄膜ディスク２２に関しては、トラッキング
検出面は記録面の裏面となるが、一般にフロッピーディ
スクを形成する場合、いわゆる「カール」を防止する為
に、両面に（片面しか記録に用いなくても）金属薄膜媒
体を塗るのが一般的であるので、マーキングには問題が
無い。また、マーキングとして、黒に塗る方法を適切に
選べば、磁気特性に影響を与えないですませられること
も当然である。

第３図は第２図の一部拡大図であって、トラック位置の
中央部分にマーキングＡとしての黒線が位置しいる。し
たがって、ディスクのトラックが正規のトラッキング位
置から相対的にずれれば、反射光量が増すので、トラッ
キング検出器２８によってトラッキング位置ずれを検出
できる。第５図は第４図の一部拡大図であって、トラッ
ク位置の中央部分に各隣接トラック毎に間隔（スペース
）および長さの互いに異なる黒色点線状のマーキングＡ
が位置している。したがって、ディスクのトラックが正
規のトラッキング位置にあるときは、その位置のマーキ
ングＡに対応した周波数の検出信号がトラッキング検出
器２８によって得られるが、ディスクのトラックが正規
のトラッキング位置から相対的にずれると、検出器２８
からの検出信号の周波数が変化するのでトラッキング位
置ずれがわかる（１′ｔお、右にずれたのと左にずれた
のでは周波数が異る）。

第６図はトラッキング位置ずれを制御する機構を示す。

第６図において、７３はスピンドルモータであって、デ
ィスク２２を回転させる。７６はサポートであって、Ｄ
ＴＰ処理のためのボイスコイル７４を介してヘッド２３
（およびヘッド２３と一体のパッド）を支持する。ボイ
スコイル７４を駆動することによって、サポート７６に
対してヘッド２３をディスク２２のトラック方向に移動
させる（これによって、トラッキング位置ずれを解消す
ることができる）。７５はヘッド位置決めのためのヘッ
ド送りネジであって、回転することによって、これに結
合したサポート７６（シたがって、ヘッド２３）をディ
スクのトラック方向に移動させて、ヘッド２３をディス
ク２２上の所望メトラック上に位置させる。

第７図はボイスコイル７４によるトラッキング位置ずれ
解消のための制御回路を示す。ここでは第２図に示すマ
ーキングＡに対応した例を示す。第７図に示すように、
トラッキング検出器２８からの検出信号は、アンプ８０
２によって増幅され、ローバスフィルタ（ＬＰＦ）８０
３によって必要な周波数成分のみとり出されてトラッキ
ング信号作成器＋１０４に入力される。この作成器８０
４は比較手段と、トラッキング位置ずれがないときのト
ラッキング検出器２８の検出信号に対応した電圧値の基
準電圧源とを有しており、比較手段によってＬＰＦ８０
３からの人力信号と基準電圧源の電圧とを比較して、基
準電圧源の電圧からの人力信号電圧の偏差に応じた電圧
の信号をボイスコイル駆動アンプ８０５に人力する。駆
動アンプ８０５は、入力端子に応じてボイスコイル７４
を前記偏差が減少する方向に駆動する。かくして、ヘッ
ド２３は、トラッキング位置ずれのない位置までボイス
コイル７４によって駆動される。

なお、ヘッドを駆動する手段として、ボイスコイルの例
を示したが当該手段としては、バイメタル、ステッピン
グモーター、モーター等でも良いことは勿論である。

トラッキングの為のマーキングパタンも、上記２例の他
に一周波方式、二周波方式、四周波方式、線の太さを変
える方式等の各種が考えられる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、円盤状記録媒体
に関するヘッドのトラック位置ずれをきわめて簡単かつ
正確に制御することができる。

４、図面の′Ｐ：ｊ、！１−な説明 第１図は本発明にかかるトラッキング位置制御装置の要
部の構成図、 第２図および第４図は円盤状記録媒体上に書き込まれた
トラッキング位置制御のためのマーキング例を示す図、 第３図および第５図は各々第２図および第４図の一部拡
大図、 第６図はトラッキング部の機構図、 第７図はＤＴＰ処理のための回路ブロック図、 第８図はスチルビデオシステムにおけるヘッドタッチ部
を示す構成図である。

２１・・・パッド、 ２２・・・ディスク、 ２３・・・ヘッド、 ２４．２６・・・レンズ、 ２５・・・ハーフミラ−１ ２７・・・発光体、 ２８・・・トラッキング検出器。

トラック幅　　隣接トラック 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）表面に当該表面と反射率の異なるマーキングを施し
   た円盤状記録媒体上に投光する投光手段と、 該投光手段からの投光に基づく前記円盤状記録媒体上か
   らの反射光を受光して、前記円盤状記録媒体の正規のト
   ラック位置からのずれを検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づいて前記円盤状記録媒体に
   近接したヘッドのトラッキング位置を修正する手段とを
   具えたことを特徴とするヘッドのトラッキング位置制御
   装置。 ２）前記円盤状記録媒体は、金属薄膜を有することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のヘッドのトラッキ
   ング位置制御装置。 ３）前記円盤状記録媒体をはさんで反対側に対向する位
   置に、前記ヘッドを媒体に押し付けるための手段を有す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のヘッド
   のトラッキング位置制御装置。