JPS6311348Y2 - - Google Patents

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JPS6311348Y2
JPS6311348Y2 JP14051079U JP14051079U JPS6311348Y2 JP S6311348 Y2 JPS6311348 Y2 JP S6311348Y2 JP 14051079 U JP14051079 U JP 14051079U JP 14051079 U JP14051079 U JP 14051079U JP S6311348 Y2 JPS6311348 Y2 JP S6311348Y2
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JP
Japan
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shaft
gear
rotor
fixed
cover
Prior art date
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JP14051079U
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JPS5657979U (ja
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、食品原料用のスラリポンプに関し、
特にその分解、組立を容易にして一日の操業を終
えた後、簡単にポンプ内を清掃できるようにした
スラリポンプに関する。
食品原料、例えば豆腐のごじる(豆汁)等のス
ラリを加工機械に輸送するためにスラリポンプが
必要であるが、その一形式としてルーツ式ポンプ
が用いられている。一般には食品原料のスラリは
異物が混入しており、ポンプのロータの回転に悪
影響を及ぼしたり、長時間ポンプ内に滞留して腐
敗したりするので、ポンプは度々清掃のために分
解、組立を行わなければならない。前記ルーツポ
ンプにあつては、清掃を終えて組立てる際に、分
解した一対のロータを互いに適正な関係に係合し
て組立てなければならないが、タイミングギヤに
よつて同期回転する一対の軸にロータをそれぞれ
正確な関係をもつて嵌合することが困難であつ
た。
そこで、例えば特公昭47−20768号公報にみら
れるように、軸およびタイミングギヤにテーパー
部を設け、このテーパー部を利用してタイミング
ギヤを軸から緩め、ロータの噛み合い調整を行う
ものが提案されている。この技術によれば従来の
前記問題点はある程度解消できるとしても、この
公報記載のものはタイミングギヤを軸に固定し、
また緩めるためのナツトはポンプケーシング内に
設けられており、このため前記操作を行うにはタ
イミングギヤ側のカバーをはずし特殊な工具を用
いてナツトを回さねばならず、はなはだ面倒であ
つた。またこの公報記載のものでは、ロータは軸
にキー止めされており、ロータを軸から取り外す
のにも手間取る。したがつてロータを取り外して
頻繁にポンプを清掃しなければならない食品原料
用スラリポンプとしては満足すべきものではなか
つた。
したがつて本考案の目的は、複雑な作業を要せ
ずしてタイミングギヤを軸から緩め、また軸に固
定することができ、一対のロータを一対の軸に対
して簡単に適正な係合関係に組立てることがで
き、もつて清掃に際してのポンプの分解、組立て
を容易に行うことができる食品原料用スラリポン
プを提供するにある。
このため本考案によれば、第1の軸および第2
の軸の先端に、互いに係合するルーツ形のロータ
がスプラインにより嵌合固定されており、またシ
ール部を介して第1の軸の後部に第1の歯車が固
定されており、その第1の歯車と噛合う第2の歯
車にはロータ側に拡がるテーパー部が設けられ、
また第2の軸にはロータ側に拡がるテーパー部が
設けられ、これらのテーパー部が互いに嵌合固着
して第2の歯車が第2の軸に対して固定され、前
記嵌合固着が緩められると第2の軸が第2の歯車
に対して自由に回転し、第1の軸のロータと第2
の軸のロータとが相対的に回転し、前記各ロータ
および前記各歯車はケーシング内に収納されてい
て、ロータ側のケーシング端部に着脱自在のポン
プカバーで閉鎖されていると共に、歯車側のケー
シング端部は歯車カバーで閉鎖されており、そし
て前記第1の軸および第2の軸は歯車カバーを貫
通して歯車カバー外に突出しており、第1の軸は
駆動軸であり、第1および第2の軸はそれぞれ歯
車カバーに設けた軸受で回転自在に支持され、ま
た第2の軸の歯車カバー外に突出した突出部には
第2の軸を固定するためのナツトが軸受に隣接し
て螺合されている。
上記構成において、ポンプを清掃するに際して
はポンプカバーを除去し、ロータとシールを引き
出せば異物を容易に清掃除去することができる。
組立に際して、シールを挿入しロータを軸に取り
付け、その際にナツトを緩めて取り去り、そして
歯車カバーを取り外す。次に第2の軸をロータ側
に向つてハンマーで叩くと、丁度かんなの刃を取
り去る時と同様な態様で、第2の軸のテーパー部
と第2の歯車のテーパー部とのくさび作用による
固着が緩められ、第2の歯車が第2の軸に対して
回転自在となるようにすることができる。これに
より第2の軸は第1の軸と関係なく回転できるよ
うになる。従つてロータやケーシング内の清掃を
おえて各ロータを各軸にスプライン嵌合してか
ら、両ロータを適正な係合関係に配置する事が非
常に簡単になる。一方、第2の軸は第2の歯車に
対して自由に回転するので、第2の歯車は第1の
歯車と適正な噛み合つた状態を保つ。
そして、両ロータが適正な係合関係に係合され
た後、第2の軸にスプライン嵌合されたロータを
ハンマで叩き、第2の軸のテーパー部と第2の歯
車のテーパー部が固く嵌合される。
このように第2の軸と第2の歯車とはロータが
ポンプカバー側に抜けやすいようにテーパー部で
嵌合しているので、両者を相対回転させることは
容易であるが、反対に運転中の振動等によりテー
パー部が緩められることがある。そのために第2
の軸の歯車カバー外の突出部にナツトを設け、組
立後に第2の軸と第2の歯車とが軸線方向に移動
してテーパー部が緩められることがないようにし
てある。
このように本考案によれば、両ロータを適正に
係合する事及び第1の歯車と第2の歯車との適正
な噛み合いを保つ事が極めて容易であり、またロ
ータ及び歯車を無理に組立てる事がないので、ロ
ータと歯車の寿命が長くなる。
また、各軸と各ロータとはスプライン嵌合され
ており、キーを用いた場合に比べてロータの着脱
が容易であり、一層ポンプの分解組立が容易とな
る。従つて一日の作業を終えた後に、その都度ポ
ンプを清掃せねばならない食品原料用ポンプとし
て極めて有効なものである。
以下、本考案の一実施例を図面について説明す
る。図において、ポンプのケーシング1は、歯車
部2、シール部3およびポンプ部4とからなり、
歯車部2および歯車カバー5には、第1のベアリ
ング6,7および第2のベアリング8,9がそれ
ぞれ設けられ、第1のベアリング6,7には駆動
軸である第1の軸10が支持され、第2のベアリ
ング8,9には従動軸である第2の軸11が支持
されている。第1の軸10の後部(図において右
側)には、タイミングギヤとなる第1の歯車12
がキー13によつて固定されている。第2の軸1
1の後部には後方(ポンプカバー側)に向けて細
くなるすなわちロータ側に拡がるテーパー部14
が設けられ、第2の歯車15にも同様にロータ側
に拡がるテーパー部16が設けられ、これらのテ
ーパー部14,16を嵌合し、ナツト17を締め
付けることにより第2の歯車15は第2の軸11
に固定されている。そして第1の軸10および第
2の軸11は共に歯車カバー5を貫通して歯車カ
バー5外に突出しており、第1の軸10には図示
されていない電動機の回転軸が連結され、また第
2の軸11の突出部にナツト17が螺合されてい
る。第1の歯車12および第2の歯車15は互い
に噛み合い、ケーシング1の歯車部2内に収納さ
れ、第1の軸10と第2の軸11とを同期して回
転するようになつている。
第1の軸10および第2の軸11の先端には、
それぞれスプライン20,21により、多葉ルー
ツ形の第1のロータ22および第2のロータ23
が固定されており、軸10,11の先端はロータ
22,23を貫通していない。これらのロータ2
2,23は互いに適正な係合関係にあり、ケーシ
ング1のポンプ部4内に収納され、着脱自在のポ
ンプカバー24により閉鎖されている。軸10,
11の中間部には第1および第2のメカニカルシ
ール30,31が設けられており、両シールは同
一構成であるので、以下第1のシール30につい
て説明する。メカニカルシール30は、Oリング
32を介してケーシング1のシール部3に固定さ
れた固定環33、回転環34に嵌合され、かつ軟
質プラスチツク等で作られ弾性を有するタイヤシ
ール35、スプリングピン36、ロータ22の段
部に一端が支承され他端でタイヤシール35を固
定環33に押圧するスプリング38で構成されて
いる。
本考案の一実施例は上記の如く構成されてお
り、第1および第2の軸10,11が歯車12,
15により同期して回転されると、各軸10,1
1の先端に固定されたロータ22,23が回転
し、食品原料であるごじる(豆汁)等のスラリが
ケーシング入口40から入り出口41を通つて所
定の場所へ輸送される。そしてポンプを清掃する
際には、ポンプカバー24を除去し、ロータ2
2,23を軸10,11から引き抜き、必要に応
じてメカニカルシール30,31も引き出してこ
れらに付着した異物等を除去し、ケーシング1内
も清掃する。清掃を終えると、ケーシング1内か
ら引き出した前記各部品をケーシング1内に収納
し、ロータ22,23を軸10,11に嵌合固定
する。その際、ナツト17を緩め、軸11をロー
タ側に向けてハンマーで叩いてテーパー14,1
6の崕合を緩めて、第2の軸11を第2の歯車に
に対して回転自在にしておく。次いで両ロータ2
2,23を互いに適正な係合関係になるように第
2の軸11を第2の歯車15と相対回転させ、そ
こでロータ23をハンマーで叩くと、テーパー部
14,16が固く嵌合され、ナツト17を締め付
けることにより、歯車15は軸11に完全に固定
される。したがつて第1の軸が動かない状態で簡
単に第2の軸を位置決めできる。最後にポンプカ
バー24を取付けることにより組立は完了する。
以上説明したように、本考案に係るスラリポン
プは分解、組立がきわめて容易であり、頻繁にロ
ータを取り外してポンプ内を清掃しなければなら
ない食品原料用のスラリポンプとしてきわめて好
適なものであるということができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係る食品原料用スラリ
ポンプの一部を平面で示す縦断面図である。 1……ケーシング、5……歯車カバー、10…
…第1の軸、11……第2の軸、12……第1の
歯車、15……第2の歯車、14,16……テー
パー部。17……ナツト、22……第1のロー
タ、23……第2のロータ、24……ポンプカバ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の軸および第2の軸の先端に、互いに係合
    するルーツ形のロータがスプラインにより嵌合固
    定されており、またシール部を介して第1の軸の
    後部に第1の歯車が固定されており、その第1の
    歯車と噛合う第2の歯車にはロータ側に拡がるテ
    ーパー部が設けられ、また第2の軸にはロータ側
    に拡がるテーパー部が設けられ、それらのテーパ
    ー部が互いに嵌合固着して第2の歯車が第2の軸
    に対して固定され、前記嵌合固着が緩められると
    第2の軸が第2の歯車に対して自由に回転し、第
    1の軸のロータと第2の軸のロータとが相対的に
    回転し、前記各ロータおよび前記各歯車はケーシ
    ング内に収納されていて、ロータ側のケーシング
    端部に着脱自在のポンプカバーで閉鎖されている
    と共に、歯車側のケーシング端部は歯車カバーで
    閉鎖されており、そして前記第1の軸および第2
    の軸は歯車カバーを貫通して歯車カバー外に突出
    しており、第1の軸は駆動軸であり、第1および
    第2の軸はそれぞれ歯車カバーに設けた軸受で回
    転自在に支持され、また第2の軸の歯車カバー外
    に突出した突出部には第2の軸を固定するための
    ナツトが軸受に隣接して螺合されていることを特
    徴とする食品原料用スラリポンプ。
JP14051079U 1979-10-12 1979-10-12 Expired JPS6311348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14051079U JPS6311348Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14051079U JPS6311348Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5657979U JPS5657979U (ja) 1981-05-19
JPS6311348Y2 true JPS6311348Y2 (ja) 1988-04-02

Family

ID=29371856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14051079U Expired JPS6311348Y2 (ja) 1979-10-12 1979-10-12

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JP (1) JPS6311348Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8333929D0 (en) * 1983-12-20 1984-02-01 Ssp Pumps Rotary pumps
US8342916B2 (en) * 2009-10-26 2013-01-01 Stork Townsend Inc. Meat processing assembly

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5657979U (ja) 1981-05-19

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