JPS6311336Y2 - - Google Patents
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- JPS6311336Y2 JPS6311336Y2 JP13708283U JP13708283U JPS6311336Y2 JP S6311336 Y2 JPS6311336 Y2 JP S6311336Y2 JP 13708283 U JP13708283 U JP 13708283U JP 13708283 U JP13708283 U JP 13708283U JP S6311336 Y2 JPS6311336 Y2 JP S6311336Y2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 31
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は機関のパラメータ、たとえば機関回
転数に応じて機関点火時期を制御した機関の点火
装置に関する。
転数に応じて機関点火時期を制御した機関の点火
装置に関する。
従来この種の装置は、機関の回転数に同期した
点火時期に対応して発生する信号発電機の信号電
圧のトリガレベルを検出して点火装置の半導体ス
イツチング素子を開閉させて点火コイルの2次側
に点火電圧を発生させるものであり、この信号電
圧波形によつて機関の点火時期を決定するもので
あつた。したがつて、点火時期は信号電圧波形に
より決定されるので、機関の要求点火時期に充分
対応することができない。
点火時期に対応して発生する信号発電機の信号電
圧のトリガレベルを検出して点火装置の半導体ス
イツチング素子を開閉させて点火コイルの2次側
に点火電圧を発生させるものであり、この信号電
圧波形によつて機関の点火時期を決定するもので
あつた。したがつて、点火時期は信号電圧波形に
より決定されるので、機関の要求点火時期に充分
対応することができない。
この考案は従来の問題点を解消するものであ
り、積分器の第1出力が第3基準値に達すると、
点火時期決定用のトリガ信号を発生する回路をそ
なえ、このトリガ信号の発生位置を機関回転数の
上昇に伴ない所定のクランク位置側に進ませるこ
とにより、所定の傾斜をもつて進角する点火時期
特性を得、所定クランク位置に達してからは所定
クランク位置にて一定の進角度を呈する点火時期
特性を得ることを目的とする。
り、積分器の第1出力が第3基準値に達すると、
点火時期決定用のトリガ信号を発生する回路をそ
なえ、このトリガ信号の発生位置を機関回転数の
上昇に伴ない所定のクランク位置側に進ませるこ
とにより、所定の傾斜をもつて進角する点火時期
特性を得、所定クランク位置に達してからは所定
クランク位置にて一定の進角度を呈する点火時期
特性を得ることを目的とする。
さて、この考案の一実施例につき図面を参照し
て説明する。なお、図面において同一の機能を有
する構成要素には同一の符号を付す。
て説明する。なお、図面において同一の機能を有
する構成要素には同一の符号を付す。
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図であ
る。は点火装置であつて、ここでは周知なコン
デンサ放電形点火装置を示している。1は図示せ
ぬ磁石発電機の発電コイルであり、機関の回転に
同期して正負の交流出力を発生する。2,3は発
電コイル1の出力を整流するダイオード、4はダ
イオード2の整流出力により充電されるコンデン
サ、5はコンデンサ4の放電回路に接続された点
火コイルであり、コンデンサ4に直列接続された
1次コイル5aと点火プラグ6に接続された2次
コイル5bからなる。7はコンデンサ4の放電回
路に接続された半導体スイツチング素子であるサ
イリスタを示し、このサイリスタ7の導通時にコ
ンデンサ4の充電電荷が1次コイル5aに放電さ
れる。はこの考案の特徴となる点火時期制御回
路である。8は角度位置検出装置である信号コイ
ルであり、前記磁石発電機に発電コイル1ととも
に装着され、機関の回転に同期して正負の交流出
力を発生するが、この交流出力はダイオード9に
より矢印a方向の出力が整流され、抵抗10とコ
ンデンサ11で構成されるバイアス回路を介して
サイリスタ7のゲートに印加される。一方、信号
コイル8の交流出力のうち矢印b方向の出力は、
抵抗12とコンデンサ13で構成されるバイアス
回路を介してダイオード14,15により整流さ
れ、トランジスタ16のベースに印加される。こ
こで信号コイルの交流出力のうち、矢印a方向の
出力つまり角度信号aはこの機関の第2クランク
位置、たとえば機関が要求する遅角度点火位置
T2に対応して発生し、矢印b方向の出力つまり
角度信号bは機関の第1クランク位置たとえば機
関が要求する最大進角度点火位置T1に対応して
発生する。なお、トランジスタ16のコレクタ
は、図示せぬ電源が抵抗18を介して接続されて
いる。トランジスタ16のコレクタは、抵抗21
を介してトランジスタ17のベースに接続され、
トランジスタ17のコレクタは図示せぬ電源が抵
抗20を介して接続され、トランジスタ17のコ
レクタは抵抗19を介してトランジスタ16のベ
ースに接続されている。トランジスタ16,17
のエミツタは両方とも接地されている。22は抵
抗、23はコンデンサ、24は演算増幅器(以下
オペアンプという)であり、抵抗22とコンデン
サ23とにより積分器を構成する。25,26は
電圧比較器(以下コンパレータという)、27は
コンデンサ、28は抵抗であり、コンデンサ27
と抵抗28とによりパルス立上り検出回路を構成
する。トランジスタ16のコレクタは抵抗22を
介してオペアンプ24の反転入力端(以下(−)
端という)に接続されている。オペアンプ24の
出力端はコンパレータ25の(−)端に接続され
るとともに、コンデンサ23を介してオペアンプ
24の(−)端に接続される。またオペアンプ2
4の非反転入力端(以下(+)端という)は基準
電圧VSにバイアスされ、コンパレータ25の
(+)端は第2基準電圧V2にバイアスされる。コ
ンパレタ25の出力端は抵抗31を介してトラン
ジスタ16のベースに接続される。コンパレータ
26の(−)端はオペアンプ24の出力端に接続
され、その(+)端はトランジスタ16のコレク
タに抵抗29を介して接続されるとともに抵抗3
0を介して接地され、第3基準電圧V3を構成し
ている。コンパレータ26の出力端はコンデンサ
27を介してサイリスタ7のゲートに接続され、
抵抗28はサイリスタ7のゲートと接地間に接続
されている。
る。は点火装置であつて、ここでは周知なコン
デンサ放電形点火装置を示している。1は図示せ
ぬ磁石発電機の発電コイルであり、機関の回転に
同期して正負の交流出力を発生する。2,3は発
電コイル1の出力を整流するダイオード、4はダ
イオード2の整流出力により充電されるコンデン
サ、5はコンデンサ4の放電回路に接続された点
火コイルであり、コンデンサ4に直列接続された
1次コイル5aと点火プラグ6に接続された2次
コイル5bからなる。7はコンデンサ4の放電回
路に接続された半導体スイツチング素子であるサ
イリスタを示し、このサイリスタ7の導通時にコ
ンデンサ4の充電電荷が1次コイル5aに放電さ
れる。はこの考案の特徴となる点火時期制御回
路である。8は角度位置検出装置である信号コイ
ルであり、前記磁石発電機に発電コイル1ととも
に装着され、機関の回転に同期して正負の交流出
力を発生するが、この交流出力はダイオード9に
より矢印a方向の出力が整流され、抵抗10とコ
ンデンサ11で構成されるバイアス回路を介して
サイリスタ7のゲートに印加される。一方、信号
コイル8の交流出力のうち矢印b方向の出力は、
抵抗12とコンデンサ13で構成されるバイアス
回路を介してダイオード14,15により整流さ
れ、トランジスタ16のベースに印加される。こ
こで信号コイルの交流出力のうち、矢印a方向の
出力つまり角度信号aはこの機関の第2クランク
位置、たとえば機関が要求する遅角度点火位置
T2に対応して発生し、矢印b方向の出力つまり
角度信号bは機関の第1クランク位置たとえば機
関が要求する最大進角度点火位置T1に対応して
発生する。なお、トランジスタ16のコレクタ
は、図示せぬ電源が抵抗18を介して接続されて
いる。トランジスタ16のコレクタは、抵抗21
を介してトランジスタ17のベースに接続され、
トランジスタ17のコレクタは図示せぬ電源が抵
抗20を介して接続され、トランジスタ17のコ
レクタは抵抗19を介してトランジスタ16のベ
ースに接続されている。トランジスタ16,17
のエミツタは両方とも接地されている。22は抵
抗、23はコンデンサ、24は演算増幅器(以下
オペアンプという)であり、抵抗22とコンデン
サ23とにより積分器を構成する。25,26は
電圧比較器(以下コンパレータという)、27は
コンデンサ、28は抵抗であり、コンデンサ27
と抵抗28とによりパルス立上り検出回路を構成
する。トランジスタ16のコレクタは抵抗22を
介してオペアンプ24の反転入力端(以下(−)
端という)に接続されている。オペアンプ24の
出力端はコンパレータ25の(−)端に接続され
るとともに、コンデンサ23を介してオペアンプ
24の(−)端に接続される。またオペアンプ2
4の非反転入力端(以下(+)端という)は基準
電圧VSにバイアスされ、コンパレータ25の
(+)端は第2基準電圧V2にバイアスされる。コ
ンパレタ25の出力端は抵抗31を介してトラン
ジスタ16のベースに接続される。コンパレータ
26の(−)端はオペアンプ24の出力端に接続
され、その(+)端はトランジスタ16のコレク
タに抵抗29を介して接続されるとともに抵抗3
0を介して接地され、第3基準電圧V3を構成し
ている。コンパレータ26の出力端はコンデンサ
27を介してサイリスタ7のゲートに接続され、
抵抗28はサイリスタ7のゲートと接地間に接続
されている。
第2図,第3図は、このように構成された一実
施例の動作を説明する波形図である。第2図に示
すAは機関のクランク位置であり、T1は角度信
号bが発生する機関の最大進角度位置、T2は角
度信号aが発生する機関の遅角度点火位置、Mは
要求点位置を示す。なお、B〜Gは第1図に示す
各部の電圧波形、パルス波形である。
施例の動作を説明する波形図である。第2図に示
すAは機関のクランク位置であり、T1は角度信
号bが発生する機関の最大進角度位置、T2は角
度信号aが発生する機関の遅角度点火位置、Mは
要求点位置を示す。なお、B〜Gは第1図に示す
各部の電圧波形、パルス波形である。
第4図および第5図は、それぞれ第1図に示し
た一実施例の点火時期特性図および進角特性図で
ある。機関は第4図に示す如く、機関回転数が
N2までは遅角度点火位置T2で点火し、それから
N1に上昇するまではこの回転数の上昇に伴ない
所定の傾斜をもつて進角し、回転数がN1に上昇
すれば、その後回転数がそれ以上上昇しても最大
進角度位置T1にて一定となる点火時期特性を要
求するものとする。
た一実施例の点火時期特性図および進角特性図で
ある。機関は第4図に示す如く、機関回転数が
N2までは遅角度点火位置T2で点火し、それから
N1に上昇するまではこの回転数の上昇に伴ない
所定の傾斜をもつて進角し、回転数がN1に上昇
すれば、その後回転数がそれ以上上昇しても最大
進角度位置T1にて一定となる点火時期特性を要
求するものとする。
まず、機関が第4図に示す回転数N1より低い
回転数にて回転している(N≦N1)場合の動作
を説明する。この場合、信号コイル8には機関の
1回転に1回最大進角度位置T1と遅角度点火位
置T2の2箇処にて、角度幅が挾く、急峻に変化
する角度信号a,bが発生する。角度信号aは、
ダイオード9を介して抵抗10、コンデンサ11
で構成されるバイアス回路を介してサイリスタ7
のゲートへ印加され、角度信号bは抵抗12、コ
ンデンサ13で構成されるバイアス回路およびダ
イオード15を介してトランジスタ16のベース
に入力されると、トランジスタ16は遮断状態と
なつてトランジスタ16のコレクタはハイレベル
となり、トランジスタ17は抵抗21を介してベ
ースに電圧が印加され導通状態となるので、トラ
ンジスタ16のベース電圧は抵抗20を介してト
ランジスタ17により側路され、トランジスタ1
6は遮断状態を保つ。トランジスタ16のコレク
タがハイレベルとなるので、予め図示の極性に充
電されていたコンデンサ23は次式に示すI2なる
電流にて放電する。
回転数にて回転している(N≦N1)場合の動作
を説明する。この場合、信号コイル8には機関の
1回転に1回最大進角度位置T1と遅角度点火位
置T2の2箇処にて、角度幅が挾く、急峻に変化
する角度信号a,bが発生する。角度信号aは、
ダイオード9を介して抵抗10、コンデンサ11
で構成されるバイアス回路を介してサイリスタ7
のゲートへ印加され、角度信号bは抵抗12、コ
ンデンサ13で構成されるバイアス回路およびダ
イオード15を介してトランジスタ16のベース
に入力されると、トランジスタ16は遮断状態と
なつてトランジスタ16のコレクタはハイレベル
となり、トランジスタ17は抵抗21を介してベ
ースに電圧が印加され導通状態となるので、トラ
ンジスタ16のベース電圧は抵抗20を介してト
ランジスタ17により側路され、トランジスタ1
6は遮断状態を保つ。トランジスタ16のコレク
タがハイレベルとなるので、予め図示の極性に充
電されていたコンデンサ23は次式に示すI2なる
電流にて放電する。
I2=トランジスタ16が遮断時のコレクタ電圧−基準
電圧VS/抵抗22の抵抗値……(1) コンデンサ23が放電電流I2にて充電すると、
オペアンプ24の出力電圧Dは第2図Dに示すよ
うに一定の傾斜をもつて直線的に下降し、コンパ
レータ25の(+)端の基準電圧V2に達すると、
コンパレータ25の出力端には正のパルス電圧が
発生し、抵抗31を介してトランジスタ16のベ
ースに入力される。すると、トランジスタ16は
導通状態となり、トランジスタ16のコレクタは
ローレベルとなり、トランジスタ17のベース電
圧は抵抗18を介してトランジスタ16により側
路され、トランジスタ17は遮断され、電源より
抵抗20,19を介してトランジスタ16のベー
スに電圧が印加されるので、コンパレータ25の
正のパルス電圧が終了してもトランジスタ16の
コレクタはローレベルを保つ。トランジスタ16
のコレクタがローレベルになると、コンデンサ2
3は次式に示すI1なる電流にて再び図示の極性に
充電される。
電圧VS/抵抗22の抵抗値……(1) コンデンサ23が放電電流I2にて充電すると、
オペアンプ24の出力電圧Dは第2図Dに示すよ
うに一定の傾斜をもつて直線的に下降し、コンパ
レータ25の(+)端の基準電圧V2に達すると、
コンパレータ25の出力端には正のパルス電圧が
発生し、抵抗31を介してトランジスタ16のベ
ースに入力される。すると、トランジスタ16は
導通状態となり、トランジスタ16のコレクタは
ローレベルとなり、トランジスタ17のベース電
圧は抵抗18を介してトランジスタ16により側
路され、トランジスタ17は遮断され、電源より
抵抗20,19を介してトランジスタ16のベー
スに電圧が印加されるので、コンパレータ25の
正のパルス電圧が終了してもトランジスタ16の
コレクタはローレベルを保つ。トランジスタ16
のコレクタがローレベルになると、コンデンサ2
3は次式に示すI1なる電流にて再び図示の極性に
充電される。
I1=基準電圧VS/抵抗22の抵抗値 ……(2)
(1),(2)式に示す通り、これら充放電電流I1,I2
はトランジスタ16のコレクタのハイレベル電
圧、抵抗22の抵抗値および基準電圧VSが一定
ならば、機関の回転数が変化しても一定値とな
る。
はトランジスタ16のコレクタのハイレベル電
圧、抵抗22の抵抗値および基準電圧VSが一定
ならば、機関の回転数が変化しても一定値とな
る。
したがつて、コンデンサ23の充放電電圧つま
りオペアンプ24の出力電圧Dは第2図Dに示す
ように回転数に関係なく、一定の傾斜をもつて直
線的に下降または上昇することになる。このよう
に、オペアンプ24の出力電圧Dは角度信号bが
発生する最大進角度位置T1から放電電流I2に基づ
き一定の傾斜をもつて下降し、出力電圧Dがコン
パレータ25の(+)端の基準電圧V2に達する
と再び充電電流I1に基づき一定の傾斜をもつて上
昇する三角波出力電圧となる。この出力電圧Dは
コンパレータ26の(−)端に入力され、コンパ
レータ26の(+)端の電圧Gと比較され、そし
てコンパレータ26はオペアンプ24の出力電圧
Dがコンパレータ26の(+)端の電圧Gより低
い期間、ハイレベルの出力電圧を発生する。コン
パレータ26の(+)端の電圧Gはトランジスタ
16のコレクタ電圧を抵抗29,30で分圧した
電圧V3であり、オペアンプ24の出力電圧Dは
前記電圧V3と比較されることになる。コンパレ
ータ26の出力電圧Eはコンデンサ27と抵抗2
8で構成されるパルス立上り検出回路によつて微
分され、第2図Fに示すトリガ電圧イを発生す
る。またサイリスタ7のゲートには第2図Fに示
すように遅角度点火位置の点火信号電圧ロが同時
に印加される。ここで、点火信号が先にサイリス
タ7のゲートに印加された方でサイリスタは導通
し、コンデンサ4の充電電荷は放電されてしま
い、すぐ後の点火信号がサイリスタ7のゲートに
印加されてもコンデンサ4には蓄積電荷はなく飛
火は行なわれないので、第2図Fにあつては点火
信号電圧ロで点火し、第3図Fにあつては点火信
号電圧イで点火することになる。よつて、サイリ
スタ7は要求点火位置にて導通し、コンデンサ4
の充電電荷を点火コイル5の1次コイル5aに放
電させるので、点火コイル5の2次コイル5bに
は高電圧が誘起して点火プラグ6に飛火させるこ
とになる。以上の説明により、機関の回転数が第
4図に示すN2より低い回転範囲においては、遅
角度点火位置T2が点火時期となり、N2より高く
N1より低い回転範囲においては、オペアンプ2
4の出力電圧Dの放電出力がコンパレータ26の
基準電圧V3に達する時点が点火時期となり、機
関の点火が行なわれることが理解できよう。
りオペアンプ24の出力電圧Dは第2図Dに示す
ように回転数に関係なく、一定の傾斜をもつて直
線的に下降または上昇することになる。このよう
に、オペアンプ24の出力電圧Dは角度信号bが
発生する最大進角度位置T1から放電電流I2に基づ
き一定の傾斜をもつて下降し、出力電圧Dがコン
パレータ25の(+)端の基準電圧V2に達する
と再び充電電流I1に基づき一定の傾斜をもつて上
昇する三角波出力電圧となる。この出力電圧Dは
コンパレータ26の(−)端に入力され、コンパ
レータ26の(+)端の電圧Gと比較され、そし
てコンパレータ26はオペアンプ24の出力電圧
Dがコンパレータ26の(+)端の電圧Gより低
い期間、ハイレベルの出力電圧を発生する。コン
パレータ26の(+)端の電圧Gはトランジスタ
16のコレクタ電圧を抵抗29,30で分圧した
電圧V3であり、オペアンプ24の出力電圧Dは
前記電圧V3と比較されることになる。コンパレ
ータ26の出力電圧Eはコンデンサ27と抵抗2
8で構成されるパルス立上り検出回路によつて微
分され、第2図Fに示すトリガ電圧イを発生す
る。またサイリスタ7のゲートには第2図Fに示
すように遅角度点火位置の点火信号電圧ロが同時
に印加される。ここで、点火信号が先にサイリス
タ7のゲートに印加された方でサイリスタは導通
し、コンデンサ4の充電電荷は放電されてしま
い、すぐ後の点火信号がサイリスタ7のゲートに
印加されてもコンデンサ4には蓄積電荷はなく飛
火は行なわれないので、第2図Fにあつては点火
信号電圧ロで点火し、第3図Fにあつては点火信
号電圧イで点火することになる。よつて、サイリ
スタ7は要求点火位置にて導通し、コンデンサ4
の充電電荷を点火コイル5の1次コイル5aに放
電させるので、点火コイル5の2次コイル5bに
は高電圧が誘起して点火プラグ6に飛火させるこ
とになる。以上の説明により、機関の回転数が第
4図に示すN2より低い回転範囲においては、遅
角度点火位置T2が点火時期となり、N2より高く
N1より低い回転範囲においては、オペアンプ2
4の出力電圧Dの放電出力がコンパレータ26の
基準電圧V3に達する時点が点火時期となり、機
関の点火が行なわれることが理解できよう。
つぎに、機関の回転数がN2からN1へと上昇す
るに伴なつて点火時期が所定の傾斜をもつて進角
する動作を第5図を参照して詳述する。ここで、
第5図は、最大進角度位置T1から次の最大進角
度位置T1までの期間内におけるオペアンプ24
の出力電圧Dの三角波出力を示している。なお、
オペアンプ24の出力電圧Dの放電出力がコンパ
レータ26の基準電圧V3に達する時点が機関の
点火時期となることは上述した。また、出力電圧
Dを形成するコンデンサ23の充電電流I1および
放電電流I2は機関回転数に関係なく一定値であ
り、出力電圧Dの上昇および下降の傾斜が一定で
あることも上述した通りである。
るに伴なつて点火時期が所定の傾斜をもつて進角
する動作を第5図を参照して詳述する。ここで、
第5図は、最大進角度位置T1から次の最大進角
度位置T1までの期間内におけるオペアンプ24
の出力電圧Dの三角波出力を示している。なお、
オペアンプ24の出力電圧Dの放電出力がコンパ
レータ26の基準電圧V3に達する時点が機関の
点火時期となることは上述した。また、出力電圧
Dを形成するコンデンサ23の充電電流I1および
放電電流I2は機関回転数に関係なく一定値であ
り、出力電圧Dの上昇および下降の傾斜が一定で
あることも上述した通りである。
さて、第5図において、角度位置bが発生する
最大進角度位置T1から出力電圧Dの放電電圧が
基準電圧V3に達するまでのクランク角度αは、
一回転のクランク角度を2π、周期をT、放電区
間角度をβおよび機関回転数をNとすると、次式
の通りとなる。
最大進角度位置T1から出力電圧Dの放電電圧が
基準電圧V3に達するまでのクランク角度αは、
一回転のクランク角度を2π、周期をT、放電区
間角度をβおよび機関回転数をNとすると、次式
の通りとなる。
α=β−360゜×t/T=β−360゜×N×t/60
=β−6・N・t ……(3)
ここで、tは放電電圧が基準電圧V3に達して
から充電に転ずるまでの時間つまり出力電圧Dが
コンパレータ25の(+)端にバイアスされてい
る基準電圧V2に達するまでの時間であり、次式
の通りとなる。
から充電に転ずるまでの時間つまり出力電圧Dが
コンパレータ25の(+)端にバイアスされてい
る基準電圧V2に達するまでの時間であり、次式
の通りとなる。
t=(V3−V2)×コンデンサ23の容量値/I2 ……(4)
(4)式を(3)式に代入すると、クランク角度αは次
式の通りとなる。
式の通りとなる。
α=β−6×N
×(V3−V2)×コンデンサ23の容量値/I2
……(5)
そして、(5)式に示す放電区間角度βは、充電電
流I1と放電電流I2が回転数に関係なく一定値であ
るから、1回転2πに占める放電区間の割合が一
定つまり定角度となり、これにより放電区間角度
βは回転数Nに関係なく一定となる。したがつて
基準電圧V2,V3とコンデンサ23の容量値が回
転数Nに対して一定ならば、第5図に示すクラン
ク角度αは回転数Nのみの関数として決定され、
回転数の上昇に伴い比例的に減少する。すなわち
機関の回転数の上昇に伴い出力電圧Dの放電電圧
が基準電圧V3に達する位置は角度信号bが発生
する最大進角度位置T1側に進むことになりこの
結果コンパレータ26の出力電圧Eの立上り時期
が進みパルス立上り検出回路の微分電圧の発生時
期つまりトリガ電圧イの発生時期が回転数の上昇
に伴い最大進角度位置T1側に進むことになり、
これにより第4図に示す如く機関回転数がN1に
上昇するにつれて所定の傾斜をもつて進角する点
火時期特性が得られるのである。このような進角
特性の傾斜はたとえば基準電圧VSを調整してコ
ンデンサ23の放電電流I1,I2を変化させオペア
ンプ24の出力電圧Dが基準電圧V3に達する位
置を変化させるとか、また基準電圧V2,V3を調
整してオペアンプ24の出力電圧Dが該基準電圧
V3に達する位置を変化させるとか、あるいは角
度信号bの発生位置を変化させれば、任意に設定
可能である。つぎに、機関回転数が第4図に示す
N1以上に上昇した(N≧N1)場合の動作を説明
する。回転数の上昇に伴いクランク角度αが比例
的に小さくなる、すなわちトリガ電圧イの発生時
期が最大進角度位置T1側に進むことは前述の通
りであるが、さらに回転数が上昇すると、クラン
ク角度αは零になる、この時の回転数N1が実質
的には進角終了回転数N1となるのであるが、さ
らに回転数が上昇すると、オペアンプ24の出力
電圧Dとコンパレータ26の(+)端の電圧Gと
の関係が第3図(N≧N1の場合)にみる関係と
なる。すなわちコンパレータ24の出力電圧D
は、放電区間においては単にコンパレータ26の
(+)端の電圧G(当区間においては基準電圧V3)
以下となり、その他の区間においては常にコンパ
レータ26の(+)端の電圧G(当区間において
は接地電位)以上となる。それゆえ、コンパレー
タ26の出力電圧Eは第3図(N≧N1の場合)
にみるように、オペアンプ24の出力電圧Dの放
電区間のみハイレベルとなる。一方、オペアンプ
24の出力電圧Dは、最大進角度位置T1に発生
する角度信号を受けて放電に転ずるので、コンパ
レータ26の出力電圧Eの立上り時期は、最大進
角度位置T1にて一定となり、パルス立上り検出
回路の微分電圧の発生時期つまりトリガ電圧イ
(N≧N1の場合)の発生時期が最大進角度位置T1
にて一定となる。したがつて、点火時期は機関回
転数の上昇とは無関係に一定の最大進角度とな
る。
流I1と放電電流I2が回転数に関係なく一定値であ
るから、1回転2πに占める放電区間の割合が一
定つまり定角度となり、これにより放電区間角度
βは回転数Nに関係なく一定となる。したがつて
基準電圧V2,V3とコンデンサ23の容量値が回
転数Nに対して一定ならば、第5図に示すクラン
ク角度αは回転数Nのみの関数として決定され、
回転数の上昇に伴い比例的に減少する。すなわち
機関の回転数の上昇に伴い出力電圧Dの放電電圧
が基準電圧V3に達する位置は角度信号bが発生
する最大進角度位置T1側に進むことになりこの
結果コンパレータ26の出力電圧Eの立上り時期
が進みパルス立上り検出回路の微分電圧の発生時
期つまりトリガ電圧イの発生時期が回転数の上昇
に伴い最大進角度位置T1側に進むことになり、
これにより第4図に示す如く機関回転数がN1に
上昇するにつれて所定の傾斜をもつて進角する点
火時期特性が得られるのである。このような進角
特性の傾斜はたとえば基準電圧VSを調整してコ
ンデンサ23の放電電流I1,I2を変化させオペア
ンプ24の出力電圧Dが基準電圧V3に達する位
置を変化させるとか、また基準電圧V2,V3を調
整してオペアンプ24の出力電圧Dが該基準電圧
V3に達する位置を変化させるとか、あるいは角
度信号bの発生位置を変化させれば、任意に設定
可能である。つぎに、機関回転数が第4図に示す
N1以上に上昇した(N≧N1)場合の動作を説明
する。回転数の上昇に伴いクランク角度αが比例
的に小さくなる、すなわちトリガ電圧イの発生時
期が最大進角度位置T1側に進むことは前述の通
りであるが、さらに回転数が上昇すると、クラン
ク角度αは零になる、この時の回転数N1が実質
的には進角終了回転数N1となるのであるが、さ
らに回転数が上昇すると、オペアンプ24の出力
電圧Dとコンパレータ26の(+)端の電圧Gと
の関係が第3図(N≧N1の場合)にみる関係と
なる。すなわちコンパレータ24の出力電圧D
は、放電区間においては単にコンパレータ26の
(+)端の電圧G(当区間においては基準電圧V3)
以下となり、その他の区間においては常にコンパ
レータ26の(+)端の電圧G(当区間において
は接地電位)以上となる。それゆえ、コンパレー
タ26の出力電圧Eは第3図(N≧N1の場合)
にみるように、オペアンプ24の出力電圧Dの放
電区間のみハイレベルとなる。一方、オペアンプ
24の出力電圧Dは、最大進角度位置T1に発生
する角度信号を受けて放電に転ずるので、コンパ
レータ26の出力電圧Eの立上り時期は、最大進
角度位置T1にて一定となり、パルス立上り検出
回路の微分電圧の発生時期つまりトリガ電圧イ
(N≧N1の場合)の発生時期が最大進角度位置T1
にて一定となる。したがつて、点火時期は機関回
転数の上昇とは無関係に一定の最大進角度とな
る。
以上詳述した通り、この一実施例によれば、機
関の回転に同期し最大進角度位置T1に対応する
角度信号bを用いて、回転数がN1より低い回転
範囲(N2≦N≦N1)では、角度信号bが発生す
る最大進角度位置T1からオペアンプ24の出力
電圧Dの放電電圧が基準電圧V3に達するまでの
クランク角度αが回転の上昇に伴つて比例的に小
さくなることにより、トリガ信号1の発生位置が
最大進角度位置T1側に進み、これにより所定の
傾斜をもつて進角させることができ、そして、回
転数がN1以上の回転範囲(N≧N1)では最大進
角度位置T1にて点火させることができ、したが
つて第4図に示す点火時期特性が得られるもので
ある。なお、最大進角度位置T1は角度信号bの
発生位置を調整することにより、任意に設定する
ことができる。
関の回転に同期し最大進角度位置T1に対応する
角度信号bを用いて、回転数がN1より低い回転
範囲(N2≦N≦N1)では、角度信号bが発生す
る最大進角度位置T1からオペアンプ24の出力
電圧Dの放電電圧が基準電圧V3に達するまでの
クランク角度αが回転の上昇に伴つて比例的に小
さくなることにより、トリガ信号1の発生位置が
最大進角度位置T1側に進み、これにより所定の
傾斜をもつて進角させることができ、そして、回
転数がN1以上の回転範囲(N≧N1)では最大進
角度位置T1にて点火させることができ、したが
つて第4図に示す点火時期特性が得られるもので
ある。なお、最大進角度位置T1は角度信号bの
発生位置を調整することにより、任意に設定する
ことができる。
また、この一実施例では、最大進角度位置T1
で発生する角度信号bを、抵抗12とコンデンサ
13で構成するバイアス回路およびダイオード1
5を介してトランジスタ16のベースに印加する
ことにより、トランジスタ16のコレクタ出力を
反転しているものであるが、角度信号bを位相反
転増幅器を介してトランジスタ17のベースに印
加し、トランジスタ17のコレクタ出力を反転さ
せることにより、トランジスタ16のコレクタ出
力を反転してもよい。
で発生する角度信号bを、抵抗12とコンデンサ
13で構成するバイアス回路およびダイオード1
5を介してトランジスタ16のベースに印加する
ことにより、トランジスタ16のコレクタ出力を
反転しているものであるが、角度信号bを位相反
転増幅器を介してトランジスタ17のベースに印
加し、トランジスタ17のコレクタ出力を反転さ
せることにより、トランジスタ16のコレクタ出
力を反転してもよい。
つぎに、このような他の実施例について、第6
図に示した回路図を参照し説明する。なお、同一
機能を有する要素には同一の符号が付してある。
32はダイオード、また33,34,35は抵抗
であり、トランジスタ36のベースに電源からバ
イアスを与えるものである。37はトランジスタ
36のコレクタからトランジスタ17のベースに
接続された抵抗、38は図示せぬ電源からトラン
ジスタ36のコレクタに電圧を与える抵抗であ
る。
図に示した回路図を参照し説明する。なお、同一
機能を有する要素には同一の符号が付してある。
32はダイオード、また33,34,35は抵抗
であり、トランジスタ36のベースに電源からバ
イアスを与えるものである。37はトランジスタ
36のコレクタからトランジスタ17のベースに
接続された抵抗、38は図示せぬ電源からトラン
ジスタ36のコレクタに電圧を与える抵抗であ
る。
いま、信号コイル8より最大進角度位置T1で
発生した角度信号bは、ダイオード32を介し抵
抗12とコンデンサ13で構成されるバイアス回
路および抵抗34を介してトランジスタ36のベ
ースに印加される。トランジスタ36は図示せぬ
電源より抵抗35を介して電圧が印加され導通状
態となつていたものが、負極性の角度信号が印加
されることにより遮断状態となり、トランジスタ
36のコレクタはハイレベルとなる。すると、図
示せぬ電源より抵抗38,37を介してトランジ
スタ17のベースに電圧が印加され、トランジス
タ17は導通状態となり、トランジスタ16のベ
ース電源は抵抗20を介してトランジスタ17に
より側路されるので、トランジスタ16のベース
には電圧が印加されなくなり、トランジスタ16
は遮断状態となる。このようにして、他の実施例
を構成する点火時期制御回路も動作する。
発生した角度信号bは、ダイオード32を介し抵
抗12とコンデンサ13で構成されるバイアス回
路および抵抗34を介してトランジスタ36のベ
ースに印加される。トランジスタ36は図示せぬ
電源より抵抗35を介して電圧が印加され導通状
態となつていたものが、負極性の角度信号が印加
されることにより遮断状態となり、トランジスタ
36のコレクタはハイレベルとなる。すると、図
示せぬ電源より抵抗38,37を介してトランジ
スタ17のベースに電圧が印加され、トランジス
タ17は導通状態となり、トランジスタ16のベ
ース電源は抵抗20を介してトランジスタ17に
より側路されるので、トランジスタ16のベース
には電圧が印加されなくなり、トランジスタ16
は遮断状態となる。このようにして、他の実施例
を構成する点火時期制御回路も動作する。
この考案は、所定クランク位置にて発生する角
度信号を受けて出力が反転する第1のトランジス
タと、このトランジスタの出力を受けて出力が反
転する第2のトランジスタを設け、第2のトラン
ジスタにより第1のトランジスタのハイレベル出
力である第1基準電圧を維持するようにし、この
第1基準電圧を受けて定電流にて一定の傾斜をも
つて積分される第1出力と、この第1出力が第2
基準電圧に達したとき傾斜が反転し積分される第
2出力とで構成される積分出力のうち、第1出力
が第3基準電圧に達したとき、発生するトリガ信
号を点火時期決定用のトリガ信号としているので
機関回転数の上昇に伴つて積分出力が変化するこ
とにより、前記トリガ信号の発生位置を所定クラ
ンク位置側に進ませることができる。さらに、第
3基準電圧は所定クランク位置にて出力が反転す
る第1基準電圧を低抗にて分圧しているので、前
記トリガ信号が所定位置に達した後は、所定クラ
ンク位置にて一定の進角度となる点火特性が得ら
れるなど、優れた効果を有する。
度信号を受けて出力が反転する第1のトランジス
タと、このトランジスタの出力を受けて出力が反
転する第2のトランジスタを設け、第2のトラン
ジスタにより第1のトランジスタのハイレベル出
力である第1基準電圧を維持するようにし、この
第1基準電圧を受けて定電流にて一定の傾斜をも
つて積分される第1出力と、この第1出力が第2
基準電圧に達したとき傾斜が反転し積分される第
2出力とで構成される積分出力のうち、第1出力
が第3基準電圧に達したとき、発生するトリガ信
号を点火時期決定用のトリガ信号としているので
機関回転数の上昇に伴つて積分出力が変化するこ
とにより、前記トリガ信号の発生位置を所定クラ
ンク位置側に進ませることができる。さらに、第
3基準電圧は所定クランク位置にて出力が反転す
る第1基準電圧を低抗にて分圧しているので、前
記トリガ信号が所定位置に達した後は、所定クラ
ンク位置にて一定の進角度となる点火特性が得ら
れるなど、優れた効果を有する。
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第
2図,第3図は第1図に示した一実施例の動作を
説明する波形図、第4図,第5図は第1図に示し
た一実施例の点火時期特性図および進角特性図、
第6図はこの考案の他の実施例を示す回路図であ
る。 ……点火装置、……点火時期制御回路、8
……信号コイル、16,17,36……トランジ
スタ、18,19,20,21,22,29,3
0……抵抗、23,27……コンデンサ、24…
…オペアンプ、25,26……コンパレータ。
2図,第3図は第1図に示した一実施例の動作を
説明する波形図、第4図,第5図は第1図に示し
た一実施例の点火時期特性図および進角特性図、
第6図はこの考案の他の実施例を示す回路図であ
る。 ……点火装置、……点火時期制御回路、8
……信号コイル、16,17,36……トランジ
スタ、18,19,20,21,22,29,3
0……抵抗、23,27……コンデンサ、24…
…オペアンプ、25,26……コンパレータ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 機関の回転に同期し、所定クランク位置にて
発生する角度信号を受けて反転し第1基準電圧
を出力する第1トランジスタと、第1トランジ
スタの出力を受けて出力が反転し第1トランジ
スタの出力である第1基準電圧を維持するよう
に接続された第2トランジスタと、第1トラン
ジスタが出力する第1基準電圧を受けて定電流
にて一定の傾斜を持つて下降する第1出力およ
びこの第1出力が第2基準電圧に達すると定電
流にて一定の傾斜をもつて上昇する第2出力を
発生する積分器と、該第1出力が第2基準電圧
に達すると第3出力を発生する電圧比較器と、
この第3出力を受けて出力が反転し第4基準電
圧になる第1トランジスタと、第1トランジス
タの出力である第1基準電圧を抵抗で分圧した
第3基準電圧、該第1出力が第2基準電圧に達
するまでの過程で該第3基準電圧に達すると点
火時期決定用のトリガ信号を発生する電圧比較
器からなることを特徴とする機関の点火装置。 (2) 機関の回転に同期し、所定クランク位置にて
発生する負極性の角度信号により第1トランジ
スタを遮断状態にして第1基準電圧を出力する
ようにした実用新案登録請求の範囲第1項記載
の機関の点火装置。 (3) 機関の回転に同期し、所定クランク位置にて
発生する負極性の角度信号により位相反転増幅
器を介して第2トランジスタを導通させること
により、第1トランジスタを遮断状態にして第
1基準電圧を出力するようにした実用新案登録
請求の範囲第1項記載の機関の点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13708283U JPS6043176U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 機関の点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13708283U JPS6043176U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 機関の点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6043176U JPS6043176U (ja) | 1985-03-27 |
JPS6311336Y2 true JPS6311336Y2 (ja) | 1988-04-02 |
Family
ID=30308016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13708283U Granted JPS6043176U (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 機関の点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6043176U (ja) |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP13708283U patent/JPS6043176U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6043176U (ja) | 1985-03-27 |
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