JPS63113203A

JPS63113203A - 給水加熱器水位制御装置

Info

Publication number: JPS63113203A
Application number: JP25473386A
Authority: JP
Inventors: 高宮　滋; 今西　政敏
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-10-28
Filing date: 1986-10-28
Publication date: 1988-05-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は汽力発電プラントの給水加熱器水位制御装置に
関するものである。

（従来技術）１台の高圧給水加熱器のドレンを３台の低圧給水加熱器
に分配する系を例にとって、従来技術とその問題点を第
２図に基いて説明する。１は高圧給水加熱器であり、高
圧抽気管４を通して高圧油気が流入し、高圧油気は高圧
給水加熱器１の内部で給水管３と熱交換し、ドレンとな
り高圧給水加熱器１の底部にたまる。

また高圧給水加熱器ドレンは調節弁Ｖｔｔｖ、。

ｖ３を介して低圧給水加熱器２１．２２．２３に導かれ
ており、　この調節弁Ｖ１＝＝　ｖａｔ　ｖ３の開度を
調節することにより、高圧給水加熱器１の水位が制御さ
れる。　ＬＣＩ、ＬＣ２，ＬＣ３は調節弁Ｖ　ｌ　ｌＶ
、、　Ｖ、に開度指令信号を送る制御器である。ＬＴは
水位検出器であり、高圧給水加熱器１の実水位を制御器
ＬＣＩ、ＬＣ２，ＬＣ３に送る。

制御器ＬＣＩ（ｉ＝１．・・・、３）の制御アルゴリズ
ムとしては、一般にＰＩＤアルゴリズムが使用され、調
節弁ｖｉ（ｉ＝＝ｉ、・・・、３）に対する開度指令Ｍ
Ｖ、は一般に次の０式で演算される。

ここで記号の意味は次の通りである。

Ｃ１：定数Ｐｌ：比例定数ＪＬ：積分定数Ｄｌ＝微分定数ＭＶｉ：制御器ＬＣ，による調節弁Ｖ、に対する開度指
令値ＳＶｔ：制御器ＬＣ，による高圧給水加熱器１に対する
水位設定値ｐｖｉ：高圧給水加熱器１の実水位を水位検出器ＬＴが
検出し、それを各制部器ＬＣ，が読込んだ値またスイッチＳＬは自動／手動の切替スイッチであり、
　ａｌとａｌが接続されている時は、制御器ＬＣ，によ
り調節弁Ｖｉの開度が制御される自動モードであり、ｂ
ｉとａｌが接続されている時は、制御器ＬＣ，と調節弁
Ｖｔは切離され、　ｂｌより手動増減装置をする手動モ
ードである。通常の場合、高圧給水加熱器１より各低圧
給水加熱器２１．２２゜２３に流入するドレンの量を等
しくすることが、系全体のバランスをとるために必要で
ある。そのためには、調節弁Ｖ１．Ｖ、、Ｖ、の開度は
等しくなければならない、そのため、制御定数はｉにか
かわらず等しくされる。即ちＣ工＝Ｃ，＝Ｃ。

ｐ１＝ｐ、＝ｐ。

Ｊ、＝Ｊ２＝Ｊ。

ＤユニＤ、＝Ｄ。

ｓｖ、＝ｓｖ２＝ｓｖ。

とする。

（発明が解決しようとする問題点）ところが実際問題としては、上のように厳密に各制御定
数を等しくすることは不可能である。０式において、微
分定数ＤＬは通常０とされる。これは、微分項はノイズ
等の外乱の影響を受けやすく、開度指令ＭＶ、を不必要
に振動される傾向がある。定数項Ｃ，及び比例碩Ｐｉ（
ＳＶｉ　　ＰＶｉ）は関係する制御定数が若干ずれてい
ても、それによる開度指令Ｍ　Ｖ　ｔのずれは小さく特
に問題とならに関しては、例えば瞬時瞬時のずれは小さ
くとも。

そのずれが時間的に積分されて行くため、次第に各開度
指令ＭＶ、の偏差が大きくなり、系全体のバランスがく
ずれて行くという問題点がある。

本発明は、上記したような従来技術の問題点を解消する
ためになされたものでその目的とするところは制御器が
故障したときでも、全部の調節弁が制御不能となること
なく系全体の信頼性が高くできる給水加熱器水位制御装
置を提供することにある。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために１台の高圧給水加熱器と、ｎ
台の低圧給水加熱器と高圧給水加熱器と低圧給水加熱器
の間を連結する配管と、この配管上に設けられ、その開
度によって、高圧給水加熱器の水位を制御する調節弁と
、この調節弁を制御するための制御器を有する給水加熱
器水位制御装置において、今ある制御器が異常であり、
他の制御器が正常である時は、各調節弁に対する開度指
令信号はすべて、その他の制御器の制御出力とするよう
になしたことを特徴とする。

（作用）１台の高圧給水加熱器から排出されるドレンを複数の低
圧給水加熱器に導入する際、各低圧給水加熱器に流入す
るドレン量が均等になるように制御できる。

（実施例）本発明の一実施例を第１図に基いて説明する。

プラント主機回りの構成は第２図に示した従来技術の場
合と同じである。即ち１は高圧給水加熱器であり、高圧
抽気管４を通して高圧油気が流入し。

高圧油気は高圧給水加熱器１の内部で給水管３と熱交換
し、ドレンとなり、高圧給水加熱器１の底部にたまる。

　２１．２２．２３は低圧給水加熱器である。

それぞれ低圧抽気管５１．５２．５３を通して、低圧油
気が流入し、低圧油気は低圧給水加熱器２１．２２゜２
３の内部で給水管３と熱交換し、ドレンとなる。

高圧給水加熱器１のドレン水位は、水位検出器ＬＴによ
り検出され、その検出値は各開側部器ＬＣＬに与えられ
、各制御器ＬＣ１は従来技術と同じく、０式により調節
弁Ｖｉに対する開度指令値ＭＶ、を演算する。そして、
その結果により、調節弁Ｖ、を制御し、高圧給水加熱器
１のドレン水位を一定に制御する。従来技術の場合は、
各制御器ＬＣ，の出力でそのまま単純に各Ｖｉを駆動し
たため、各Ｓｖｌ等、制御定数の微妙なずれ等によって
、調節弁Ｖ１．　Ｖ２．　Ｖ、の開度が次第にずれて行
くという不具合を生じたため、本発明では、そのような
ことがないよう、　１つの制御器ＬＣｉの出力が３つの
調節弁Ｖ、、Ｖ、、Ｖ３に与えられるよう、切替スイッ
チＳ　ＬＩＴ　５２２９　ｓ３ａを設けている。ここで
、異常な制御器ＬＣ工の出力が調節弁Ｖ□、Ｖ、、Ｖ、
に与えられないようにするため、異常診断装置６を設け
、各制御器ＬＣ１を監視し。

その結果に基いて、スイッチ５ｘｘｖＳｚ□、ｓ３．を
切替える。　またスイッチＳ、、Ｓ２．Ｓ３の機能は従
来技術と同じであり、自動／手動の切替である。

次に、本発明のポイントである切替スイッチＳ　１１，
５ｅａｔ　Ｓ３３の切替論理について説明する。

異常診断装置６は、各制御器ＬＣｉの電源、基準入力に
対する出力の正当性、パリティチェック。

ウォッチドッグタイマなど（後者２つは制御器がディジ
タルタイプの時のみ適用される。）によって、その正常
／異常を判定する。そして、その結果によって１表１に
示す論理でスイッチＳ□、。

Ｓ　ｉｔ、Ｓ：１３を切替える。

（以下余白）ＬＬ〔発明の効果〕以上説明したように本発明によれば上述論理でスイッチ
を切替えることにより、各調節弁は常に正常な１つの制
御器により制御され、その結果、各調節弁間の開度に偏
差が生じるという不具合は解消され、また３つの制御器
のうち最低１つの制御器が正常であれば、３つの調節弁
すべてが正常に制御され、制御の信頼性も著しく向上す
る給水加熱器水位制御装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る給水加熱器水位制御装置の構成図
、第２図は従来の１例を示す構成図である。１・・・高圧給水加熱器２１、２２．２３・・・低圧給水加熱器　３・・・給水
管６・・・異常診断装置　　ＬＴ・・・水位検出装置Ｌ
Ｃ１〜２・・・制御器Ｓｉ−３１Ｓ１１＋２２・・・スイッチ　Ｖ□−１・・
・調節弁代理人　弁理士　則　近　憲　佑同　　三俣弘文

Claims

【特許請求の範囲】

１台の高圧給水加熱器と、ｎ台の低圧給水加熱器と、高
圧給水加熱器と低圧給水加熱器の間を連結する配管と、
この配管上に設けられ、その開度によって、高圧給水加
熱器の水位を制御する調節弁と、この調節弁を制御する
ための制御器を有する給水加熱器水位制御装置において
、今ある制御器が異常であり、他の制御器が正常である
時は、各調節弁に対する開度指令信号はすべて、その他
の制御器の制御出力とするようになしたことを特徴とす
る給水加熱器水位制御装置。