JPS63112597A - アミノ酸誘導体 - Google Patents

アミノ酸誘導体

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JPS63112597A
JPS63112597A JP61255761A JP25576186A JPS63112597A JP S63112597 A JPS63112597 A JP S63112597A JP 61255761 A JP61255761 A JP 61255761A JP 25576186 A JP25576186 A JP 25576186A JP S63112597 A JPS63112597 A JP S63112597A
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JP
Japan
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amino acid
formula
group
acid derivative
compound
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JP61255761A
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Shozo Kato
加藤 祥三
Hiroshi Kayahara
茅原 紘
Tatsuichi Kurosawa
黒沢 辰一
Hiroharu Tadasa
只左 弘治
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定の構造式で表わされるアミノ酸誘導体お
よび該アミノ酸誘導体を有効成分とする抗高血圧剤を提
供するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点)ア
ミノ酸誘導体については、合成や生理活性に関する研究
が重ねられておシ、特定のアミノ酸誘導体が抗高血圧作
用を有することが知られている。
特に分子内にチオール基を有するアミノ酸誘導体の合成
とそれらの薬理活性に関する研究が数多くなされてきた
(例えば公開昭55−9058.同55−76888等
)。
一般に高血圧はアンジオテンシン変換酵素(以下ACE
と略する)が、体内のアンジオテンシン■をアンジオテ
ンシン■へ転換させることによって起こることが知られ
ておシ、ACE活性を抑制する新規な化合物の探索が望
まれている。
一方、アミノ酸オリゴマーの合成に関する研究も数多く
■ねられ、下記構造式(n)で示されるグロリン誘導体
もナタラジャンによって報告されている(バイオケミカ
ル・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケイション
ズ、124巻、148頁、1984年)。
しかしながら、かかる化合物はACE活性が極めて低く
、抗高血圧剤としての用途は考えられていないのが現状
である。
(問題点を解決するだめの手段および効果)本発明者ら
は長年にわたり、数多くのペプチド結合を有する化合物
を新規に合成し、該化合物について種々の生理活性作用
に関する研究を続けて来た。その結果、本発明者らは下
記一般式で示される一群の新規なアミノ酸誘導体が顕著
なACE活性抑制効果、即ち、抗高血圧活性を発現する
ことを見出し、本発明を完成し、ここに提案するに至っ
た。すなわち、本発明は下記一般式(I[[)(式中、
Xはアルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ
基、またはベンジルオキシカルボニルアミノ基を示し、
Yは水素原子、またはヒドロキシル基を示し、Mは水素
原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、またはアンモ
ニウムを示す)で表わされるアミノ酸誘導体および該誘
導体を有効成分とする抗高血圧剤である。
上記一般式(■)中のアルキルスルホニル基およびアル
キルスルホニルアミノ基を構成するアルキル基の炭素数
は特に限定されず、直鎖状または分枝状の基が用いられ
るが、原料入手の容易さから、炭素数は1〜6であるこ
とが好適である。該アルキル基の具体例を示すと、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチ/I/基、ペンチル
基、ヘキシル基が挙げられる。
また前記一般式(III)中のMで示されるカルブキシ
ル基の塩型基は生理学的に許容されるものであれば荷に
限定されないが、一般にはアンモニウム(NH4) 、
ナトリウム(Na)、カリウム(K)。
リチウム(Ll)、カルシウム(’ACa)等が好適に
使用される。
本発明のアミノ酸誘導体は、常温常圧においては一定の
融点を有する結晶状まだは粉末状の固体であシ、通常白
色であるが、N製の度合によシ淡黄色、淡褐色、淡橙色
、黄色等を呈する場合もある。該アミノ酸誘導体はメタ
ノール、エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、ア
セトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、クロロホル
ム、ホルムアミド、N、N−ツメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等の溶媒には可溶であるが、ヘキサ
ン、リグロイン等には難溶である。
該アミノ酸誘導体が一般式(III)で示される化学構
造であることは一般に次の(イ)〜eつの手段によって
確認することができる。
(6) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することに
よジアミノ酸誘導体内に存在する特徴的な化学結合なら
びに官能基の種類を確認することができる。例えば該ア
ミノ酸誘導体は3400〜3300m−’付近にOH結
合およびNH結合に基づく輻広い吸収、3000〜28
00crn 付近にOH結合に基づく吸収、1730c
m  付近にカルボニル結合に基づく吸収、1630c
In 付近にアミド結合に基づく吸収を示す。
(ロ) 質量スペクトル(ms)を測定し、観察される
各ぎ−り(一般にはイオンの* 量mを荷電数eで割っ
たm/eで表わされる数)に相当する組成式を求めるこ
とによυ測定に供した試料の結合様式を推定することが
できる。すなわち、測定に供した試料を一般式 〔ただし、XおよびYは一般式(III)で示したもの
と同一でらる〕で表わした場合、一般にeウ  元素分
析によって炭素、水素、窒素(さらにイオウを含む場合
にはイオウ)の各M世%を求め、次いで認知された各元
素の重址チの和を100から減じることによシ、酸累の
重量%を算出することができ、従って該アミノ酸誘導体
の組成式を決定することができる。
本発明のアミノ酸誘導体の製造方法は特に限定されず、
如何なる方法によってもよい。一般に好適に採用される
代表的な製造方法を以下に説明する。すなわち、一般式
(IV) (式中Rは炭素数1〜6のアルキル基を示す)で示され
るアミノ酸エステル誘導体と、一般式(V)させてアミ
ノ酸エステル誘導体(Vl)とし、次いでエステル基を
加水分解することによって高収率で目的とする本発明の
アミノ酸誘導体を得ることができる。上記反応式を示せ
ば下記の通りである。
上記一般式(]’T’)で示されるアミノ酸エステル誘
導体は、その製法に限定されず、公知の製法で得られる
ものが特に制限されず使用できる。一般式中のRで示さ
れるアルキル基の具体例としてはメチル基、エチル基、
n−プロピル基、1so−プロピル基、t−ブチル基等
が挙げられる。また、上記の脱水縮合反応(A)には触
媒を用いることが好ましい。該触媒としては一般式(I
V)で示されるアミノ酸エステル誘導体のアミノ基部分
と、一般式(V)で示される安息香酸誘導体のカルボキ
シル基部分とを脱水縮合させてアミド結合を生成させう
るものであれば特に限定されず使用することができるが
、本発明に好適に使用される触媒の例としては、ペプチ
ドカップリング剤であるジシクロへキシルカルがジイミ
ド、ジ2エニルフオスフォリルアジP、α−クロロビニ
ルエチルニーチル、エトキシアセチレン等が挙げられ、
さらに該触媒と共にカルボキシル基活性化剤である1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシフタル
酸イミド、N−ヒドロキシコハク酸イミド、クロル蟻酸
ベンノルとを組み合わせて使用することも該脱水縮合反
応を行なう上で極めて好適である。上記反応の代表例は
後述する実施例で詳述するが、該反応は通常原料、生成
物あるいは触媒と反応しない浴媒の存在下で実施するこ
とができ、一般にはテトラヒドロフラン、ジオキサン、
N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等が好
適に使用される。また、前記反応条件は特に限定される
ものではないが、一般には一10〜100℃、好ましく
は0〜40℃の温度下に数分〜数日、通常30分〜50
時間の範囲で選べば充分である。
また反応圧力は大気圧下に充分反応が進行するので通常
は常圧で実施すればよい。
上記の加水分解反応(B)の代表例も後述する実施例で
詳述するが、得られたアミノ酸エステル誘導体(M)の
反応性に応じて好適な反応条件を設定すればよい。通常
トリフルオロ酢酸または水性トリフルオロ酢酸等の酸性
条件下、もしくはテトラヒドロフランやノオキサン等の
水溶性有機溶媒に種水酸化ナトリウム水溶液、炭酸カリ
ウム水溶液、アンモニア水等を加えた塩基性条件下、−
10〜80℃、好ましくは0〜50℃の@度下に数分〜
数日、通常30分〜50時間処理すればよい。
本発明のアミノ酸誘導体は、通常各原科を等モル比で用
いて高収率で得られる。該アミノ酸誘導体は加水分解を
トリフルオロ酢酸を用いて行なった場合にはそのまま揮
発性成分を留去し、残渣を再結晶やカラムクロマトグラ
フィー等の手段を用いて精製すればよい。しかしながら
、加水分解を硫酸酸性条件下や種水酸化ナトリウム等を
用いて塩基性条件下で行なった場合には加水分解後溶液
を弱酸性とし、酢酸エチル、クロロホルム等の溶媒で抽
出した後に溶媒を留去し、残液を再結晶中カラムクロマ
トグラフィー等の手段を用いて精製すればよい。
本発明の新規なアミノ酸誘導体は後述する実施例からも
明らかなように、著しく高いアンジオテンシン変換酵素
(A(J)阻害活性を有しておシ、従って抗高血圧剤と
して極めて有用であることが明らかとなった。す々わち
本発明のアミノ酸誘導体は構造的にACEと強い親和性
を有し、しかもACEの活性中心に配位してACEによ
るアンジオテンシンIからアンジオテンシンパへの転換
を著しく抑制することが明らかとなった。該阻害活性の
発現は、後述する比較例からも明らかなように、下記式
で表わされる本発明のアミノ酸誘導体が特定の構造を有
していることに起因するものである。
すなわち、本発明の化合物の1つであるの活性を比較し
た場合、前者が著しく高く、従ってPho −Ata−
ProOHの順列がs、41であることが示唆される。
また、本発明の化合物の1つであるCH35o2<II
>Co−Ph5−Ata−Pro OHの活性とよびC
H35o□基の存在が重要であることが示唆される。現
在のところ、本発明のアミノ酸誘導体が高いACE阻害
活性を発現する真の理由は明らかではないが、本発明者
らはPhe −Ata−ProOHの順列がACEと強
い親和性を持つことに大きな役割を果だACHの活性中
心に配位してACEの活性を強く阻害するものであろう
と考えている。事実ACEはその活性中心にzn2+を
配していることが知られておシ、本発明のアミノ酸誘導
体中に含まれる極性官合オヨヒCH3S02基ノS02
結合カACE中(’)Zn2+と何らかの強い相互作用
を持つことによってACE活性を強く阻害するものと考
えられる。
本発明の一般式(III)で示されるアミノ酸誘導体ま
たはその生理学的に許容される塩もしくはこれらの混合
物を含有する組成物を高血圧の捕乳類に投与することに
より、アンジオテンシンに由来する高血圧症状を軽減さ
せることができる。血圧を降下させるため、本発明のア
ミノ酸誘導体を約5〜500011L9/l(9/ 日
、好ましくは20〜100OIW/に9/日の投与量を
基準として薬剤を製し、1日1回、好ましくは1日2〜
4回分けて投与することが好適である。
本発明のアミノ酸誘導体は経口的に投与するのが好まし
いが、皮下、筋肉内、静脈内または腹腔内に投与するこ
とも可能である。
血圧を降下させるため、本発明のアミノ酸誘導体を錠剤
、カプセル剤のような経口投与用組成物あるいは非経口
投与用滅菌溶液あるいは懸濁液に製剤して使用すること
ができる。該製剤の具体例を示せば次の通りである。
錠剤例 本発明のアミノiil訪導体33X量部とラクトース5
4重量部をよく混合粉砕した後、でんぷん糊としてトウ
モロコシでんぷん123[i1部を加えて粒状化する。
この粒子を60メツシユふるいを通し、乾燥して所定の
重量とし16メツシユふるいにかける。次に、この粒子
をステアリン酸マグネシウムLX量部と混合し、なめら
かにして通常の方法によシ錠剤成散機によシ圧縮して適
当な大きさの錠剤とすればよい。
カプセル剤例 ステアリン酸マグネシウム0.6 i置部に乳糖4.5
3址部を加えて攪拌混合することにょシ均一とし、さら
に乳糖5:it量部と結晶セルロース10重量部を加え
て混合する。この混合物に予め微粉化したアミノ酸銹導
体2ON量部を加えて混合し、該粉末をカプセル充填機
を用いてゼラチンカブ″セルに充填することによシカプ
セル剤を製造すればよい。
経口用シロップ剤例 アミノ酸誘導体5重量部、安息香酸ナトリウム1.5重
量部、サッカリン0.IM量部、チェリー風味添加物0
.5重量部、ソルビトール25ONi部の粉砕混合物に
蒸留水11を加えて混合滅菌してシロップ剤を製造すれ
ばよい。
注射剤例 プロピレングリコール70部およびリドカイン0.5チ
を含む生理食塩水28部の溶液に、攪拌しながらアミノ
酸誘導体2部を加えてよく混合した後滅菌し、容量5−
のアングルに各々2−を入れて窒素雰囲気下に封じて注
射剤とすればよい。
不発明の一般式(II[)で表わされるアミノ酸誘導体
は上述したようにアンジオテンシンに由来する高血圧症
に有効であるばかりでなく、該アミノ酸誘導体はエラス
ターゼに対しても阻害活性を示すため、アテローム性動
脈硬化症、急性出血性垂炎、または肺気腫等にも有効で
あシ、極めて有用な化合物である。
以下に本発明のアきノ陵誘導体の製造例ならびに生理活
性試験例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
実施例1 p−メチルスルホニル安息香酸(2,OO,!i’)、
ジシクロへキシルカルボジイミド(2,27,!i’)
、1−とドロキシベンゾトリアゾール(1,491をテ
トラヒドロフラン(20fnt)に浴がし、水冷上攪拌
しく以下HBr・H−Phe −Ata−ProOCH
3と略記する)(4,21)のテトラヒドロ7ラン溶液
(20m)とトリエチルアミン(1,55m/)を加え
1時間水冷下で攪拌した後、さらに室温で一夜攪拌した
。生成したN、N’−ジシクロヘキシル尿素を吸引濾過
することによって除き、水(150m)を加えた。析出
した結晶を戸数し、飽和重炭酸ナトリウム水、2N一塩
酸、飽和食塩水で洗浄した後乾燥することによシ融点5
6〜58℃の白色固体3.60Fを得た。
収率は68チであった。
次いで該白色固体をメタノール(30m7)に済かし、
2N−水酸化ナトリウム水溶液(10rnt)を加えて
室温で一夜攪拌した後2N−塩、酸を用いて溶液をP)
(2に調整した。浴液を減圧濃縮した後酢酸エチル(2
00rnl)にて抽出し、乾燥後抽出液を濃縮し、ヘキ
サン(50d)を加えて冷所に放置することによシ融点
137〜139℃の白色結晶(1,39g)を得た。該
生成物について赤外吸収ス被りトル(ir)を測定した
ところ、第1図に示すようなスペクトルが得られ、33
00cm  に幅広いカルボキシル基のOH結合ならび
にアミド基のNH結合に基づく吸収、3030〜290
0 cm−’ に芳香環のOH結合ならびにアルキル鎖
のOH結合に基づく吸収、1720c!n にカルボキ
シル基のカルボニル結合に基づく吸収、1630cm−
1に強く幅広いアミド基のカルボニル結合に基づく特徴
的な吸収を示した。その元素分析値はC58,53チ、
H5,44%、N8.48チ、85.95%であってc
25H2,N3o、S (515,58)なる組成式に
対する計算値であるC58.24係、H5,67%、N
8.15チ、86.22%に一致した。また、質量スペ
クトル(ms)を測定したところ、m/am/e 79
にCH35o□eに対応するピークを示した。
以上の結果から、得られた生成物が下記式で示されるア
ミノ酸誘導体であることが明らかとなった。
該化合物の化合物屋を扁1とする。
実施例2 p−アミノサリチル酸(s、o(1)を2N−水酸化ナ
トリウム水溶液(17,51nt)に俗かし、エーテル
(2,3d)を加えて水冷下激しく攪拌しなからクロル
蟻酸ベンジル(7,0m)と2N−水酸化ナトリウム水
溶液(17,5m/)を交互に滴下した。滴下後水冷下
1時間、次いで室温で24時間攪拌し、水層を分離して
エーテルで洗浄した後2N−塩酸により酸性とした。酢
酸エチルを加えて可溶分を抽出した。酢酸エチルを留去
した後、残渣を酢酸エチルとヘキサンとの混合溶媒から
再結晶し、融点141〜142℃のp−(ベンジルオキ
シカルがニル)アミンサリチル酸(4,38,fi’)
を白色結晶として得た。
U p −(ベンジルオキシカルがニル)アミンサリチ
ル酸(2,87g)をテトラヒドロフラン(20ゴ)に
d解し、実施例1と同様にHBr −H−Phe −A
ム−P r o 0CHsと反応させることにより、融
点124〜125℃の対応するメチルエステル(、x、
1c+9)を白色結晶として得た。
さらに該メチルエステル(4゜15J)をメタノール(
44rrLt)に溶かし、実施例1と同様にして2N−
水酸化ナトリウム水酊液によって加水分解し、融点13
4〜135℃の白色結晶(3,4’l)を得た。該生成
物についてirを測定したところ、第2図に示すような
スペクトルが得られ、3350crn−’に幅広いカル
ボキシル基のOH結合、p−(ベンジルオキシカル−ニ
ル)アミノサリチル酸部分のフェノール性0)f結合な
らびにアミノ基のNH結合に基づく吸収、3030〜2
900an−’に芳香環のOH結合ならびにアルキル鎖
のOH結合に基づく吸収、1720c!n にカルボキ
シル基のカルボニル結合に基づく吸収、1630副−1
に強く幅広いアミド°基のカルボニル結合に基づく特徴
的な吸収を示した。
その元素分析値はC63,42チ、H5,67%、N 
9.00チであってC3□H,4N408(602,6
4)なる組成式に対する計算値であるC63.7S係、
H5,69係、N9.30%に一致した。また、msを
測定したところピークを示した。
以上の結果から、得られた生成物が下記式で示されるア
ミノ酸誘導体であることが明らかとなった。
該化合物の化合物点を&2とする。
実施例3 m−(エチルスルホニル)アミノ安息香酸(2,54,
9)とHBr−H−Phe−Ata−ProOCf(3
とを実施例1と同様に反応させて対応するメチルエステ
ル(4,21g)を得た。該メチルエステルをテトラヒ
ドロフラン(30mj)に溶かし、トリフルオロ酢酸(
20m)および水(5−)を加えて室温で2日間反応さ
せ、各課を減圧留去した。残渣を酢酸エチルとn−ヘキ
サンとの混合浴媒から再結晶することにより、白色結晶
(3,08,9)を得た。irスペクトルを測定したと
ころ、3300副、3025〜2900−−1,172
0cm  、1630α に特徴的な吸収を示した。そ
の元素分析値はC57,68%、H6,23チ、N10
.32チ、S5.41%であってC26H32N407
S(544,62)なる組成式に対する計算値であるC
57.34%、H5,92%、N10.29チ、S5.
89%に一致した。また、msを測定したところm/e
 212に(C2H5SO□)NHQCO” に対応す
るピーク、l・93にC2H55O2e に対応するピ
ークを示した。
以上の結果から、得られた生成物が下記式で示されるア
ミノ酸誘導体であることが明らかとなった。
該化合物の化合物AをA3とする。
実施例4 シグマ社よシ購入した家つサギ肺のアセトン・ンウダー
(1g)を50mMリン酸緩衝液(p)18.3゜20
−)に懸濁し、30.000 rpmで405+間遠心
分離して上溝液をとシ、これをACB済液した。使用時
さらに10.00 Orpmで3分間の遠心分離を行な
い、その上清部を用い、ヒデリルーヒスチノルーロイシ
ンを基質としクツシュマンおよびチェウ7(D方法C’
4’(オケミカル・ファーマコロノー。
20巻、1637頁、1971年参照)に従って検体添
加時における馬尿酸の生成阻害率を測定した◇検体濃度
を100μMとした場合、実施例1〜3で得られた化合
物点1〜3のアミノ酸誘導体のACE阻害率はそれぞれ
100%、99チ、99%であり、極めて高い阻害率を
示すことが明らかとなった。
比紋例1 実施例4と同様にして下記式で示される化合物の110
01IにおけるACE阻害率を測定したところ。
下記式の右に記載した価(%)が得られ、実施例4で測
定した化合物に比べてACE阻害活性が極めて低いこと
が判明した。
CHsSO2QCo−Ata−Pr o OH(54)
(I>−Co−Phe−Ata−ProOH(67)実
施例5 実施例1〜3に記述したと同様な方法で表IVC示した
各種のアミノ酸誘導体を合成し、実施例4に記述したと
同様な方法によってAGE阻害率を測定し、得られた結
果を表1にあわせて記載した。
なお表1には下記一般式で示される本発明の化合物のA
r部分のみを記載した。
Ar−Co−Phe−Ati−ProOH実施例6 化合物屋1をテトラヒドロフランに溶かし、乾燥アンモ
ニアガスを通じることによって化合物A1のアンそニウ
ム塩を合成した。また化合物&2をメタノールに溶かし
、水冷下にナトリウムメチラートのメタノール溶液を注
意深く加えて化合物A2のナトリウム塩を合成した。得
られた化合物A1のアンモニウム塩ならびに化合物A2
のナトリウム塩につき実施例4に記述したと同様な方法
によってACE阻害率を測定したところ、それぞれ99
チと98%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ実施例1および実施例2
で得られた本発明のアミノ酸誘導体の赤外吸収スペクト
ルを示す。 特許出題人 徳山曹達株式会社 第1図 第2図 (cm’)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはアルキルスルホニル基、アルキルスルホニ
    ルアミノ基、またはベンジルオキシカルボニルアミノ基
    を示し、Yは水素原子、またはヒドロキシル基を示し、
    Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、また
    はアンモニウムを示す)で表わされるアミノ酸誘導体。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはアルキルスルホニル基、アルキルスルホニ
    ルアミノ基、またはベンジルオキシカルボニルアミノ基
    を示し、Yは水素原子、またはヒドロキシル基を示し、
    Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、また
    はアンモニウムを示す)で表わされるアミノ酸誘導体を
    有効成分とする抗高血圧剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212158A (en) * 1987-11-03 1993-05-18 Inorgan Sa Recherche & Developpement Pharmaceutiques, Cas Derivatives of l-proline, their preparation and their biological uses

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212158A (en) * 1987-11-03 1993-05-18 Inorgan Sa Recherche & Developpement Pharmaceutiques, Cas Derivatives of l-proline, their preparation and their biological uses

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