JPS6311219Y2 - - Google Patents

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JPS6311219Y2
JPS6311219Y2 JP1983181544U JP18154483U JPS6311219Y2 JP S6311219 Y2 JPS6311219 Y2 JP S6311219Y2 JP 1983181544 U JP1983181544 U JP 1983181544U JP 18154483 U JP18154483 U JP 18154483U JP S6311219 Y2 JPS6311219 Y2 JP S6311219Y2
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JP
Japan
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bag
wall
covering material
wall covering
feathers
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JP1983181544U
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JPS6090308U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は壁装材に関し、より具体的には羽毛を
充填したシート状袋体であつて、建築物の壁面に
着脱自在に取付けられる壁装材に関する。
従来、建築物、特に鉄筋コンクリートの建築物
の内装にあつては、まずコンクリートからなるく
体上に防湿層を備えた断熱材を張装し、その上に
ベニヤ材等との下地材を張つた後にカーペツト状
のクロスを張装している。即ち、防湿層を設けた
断熱材を介して室内外間を断熱せしむると共に防
湿層によつて体(コンクリート)の湿気を防止せ
しめ、下地材で断熱材を覆つて体裁を整え、更に
室内装飾の一環として、又室内の断熱、吸湿或い
は吸音効果を増大させるために、最上層にカーペ
ツト状のクロスを張装する構成としていたもので
ある。その結果内装工事が煩瑣で手数がかかる欠
点があり、しかも建物全体としての重量を増加さ
せるため、特に高層の建築物においては強度上の
問題も生じ不都合なものであつた。
更には、最上層のクロスをとつてみても、従来
のカーペツト状クロス材は重量が重いため、施工
に際しては裏面全面を壁面に強固に糊着せざるを
得ず、取付作業が煩雑であり、峰損傷による交
換、クリーニング等における取外しの際、剥離作
業が極めて面倒であつた。又、多少の剛性を有し
ているため、運搬時の取扱いが面倒なものであつ
た。
本考案は、従来技術の係る欠点を解消すること
を目的とするものであり、従来の断熱材、仕上材
及びクロスの三層からなつていた内装材に代え、
ただ一層からなる内装材であつてく体上に直ちに
取付けることが出来、しかも従来の三層の機能を
全て有する壁装材を提供することを目的とするも
のである。
更には、断熱、保温、吸湿及び吸音性に優れる
と共に建築物の壁面に着脱自在に取付けることの
出来る壁装材を提供することを目的とするもので
ある。
更には、軽量であるため、高層建築物の上層階
に使用しても構造体の強度等に影響しない壁装材
であつて、且つインテリアとして視覚的にも美感
に優れ、触覚的にもソフトな好ましい感触を備え
た壁装材を提供することを目的とするものであ
る。
上記の目的は、本考案に係る、シート状部材を
もつて袋体を形成し、該袋体内に羽毛を充填せし
せると共に建築物の壁面に係合手段を介して着脱
自在に取付けられるように構成した壁装材によつ
て達成されるものである。
以下添付図面に即して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は、本考案に係る壁装材の斜視図、第2
図はその断面図である。
図示の如く、本考案に係る壁装材10は、シー
ト状部材をもつて形成した袋体12及び該袋体1
2の内部空間に充填する羽毛14からなるもので
ある。
シート状部材の素材としては、通常繊維材を使
用する。繊維材としては伸び率、収縮率が小さい
ものが適しており、撥水加工処理及び防災上防炎
処理しておくのが望ましい。しかしながら、それ
に限定されるものではなく、通気性を具えたもの
であれば、合成樹脂材を使用することも可能であ
る。いずれにしても、目を刺激することのない柔
軟な素材を用いて構成する。素材の色彩は、室内
の床面、天井面等の色彩とのバランスを考慮して
適宜選択されるが、例えば、充填する羽毛の色彩
を適宜選択すると共に透光性のある白色無模様の
素材を用い、羽毛の色彩を表面に浮出させて特異
な美観を生じさせることも可能である。
羽毛の充填量は、考案者の実験したところで
は、所期の断熱性、吸音性を得るには、400〜600
g/m2程度が望ましいものであつたが、断熱性及
び吸音性の必要性が高い場所に使用を予定される
場合には充填量を増加して袋体の厚みを増し、視
覚的にも豪華な感じを与えるようにすることも出
来、又逆に減少してシンプルな感覚とすることも
可能である。尚、ここで云う羽毛とは、鳥類の羽
毛を指称するものである。又、羽毛と共にポリエ
ステル・フアイバ等の合成繊維材を混合して充填
することも可能である。
袋体12は、羽毛を均一密度に充填した後、適
宜ステツチ(縫着線)16を入れてキルテイング
状とする。これは、内部に充填した羽毛を定位置
に固定するためであると同時に視覚的にも快適な
美感をもたらすためのものである。更に、このス
テツチは、袋体12を適宜な寸法に裁断して細分
化する際の裁断箇所としても機能するものである
ので、その点からはステツチは幅広に形成してお
くのが望ましい。又、この袋体を室内壁面に取り
付ける場合、インターフオン等の突出箇所に対応
する箇所は切欠する必要があるので、このステツ
チ間の間隔は、或る程度近接しておくのが望まし
く、その結果任意箇所を切抜いても羽毛が露出す
るのを防止することが出来るものである。第3図
は、このステツチのパターンの一例を示す説明図
である。
次に、第4図及び第5図に基づき壁装材10を
建築物壁面に装着する場合について説明する。
第4図に示す如く、壁装材10の上下端は折り
返して縫着され、その全長にわたつて挿通部1
8,20が形成される。挿通部18,20には長
尺のパイプ22,24が挿通される。他方、建築
物壁面30には、フツク32が固定され、上端側
のパイプ22はそのフツク32と係合し、そこに
架装される。下端側のパイプ24に対しては、壁
面30上に係合フツクを設けず自由に吊下してバ
ランスウエートとして機能させ、壁装材10を装
着した際下端側パイプ24は自重によつて壁装材
を下方に緊張させ、タルミやヨレを防止する。
更に、壁装材10の裏面側には、左右端部近傍
或いは中央部の適宜箇所に定着手段、例えばベル
ベツト式フアスナの雌雄体の一方26を取付ける
と共に、その他方34を壁面30の対応位置に取
付ける。これにより、第5図に示す如く壁装材1
0は壁面により密着させて取付けることが出来る
ものである。尚、壁面上にインターフオン等の突
出物が存する場合には、壁装材を対応する位置で
切欠し、開口部28を形成すれば良いことは前述
の通りである。又、壁装材を壁面30から取外す
には、フイスナ26,34を外し、パイプ22を
フツク32から取外した後、パイプ22,24を
抜き去ればよいものである。
本考案に係る壁装材は上記の如く、シート状袋
体に羽毛を充填した構成としたので、充填した羽
毛間に濃密な空気層が形成されて断熱性を有する
ものであり、更に羽毛自体の保温性と相まつて従
来のく体上の防湿層付断熱材、仕上材及びクロス
からなる三層構造の中の断熱材の断熱性以上の断
熱性、保温性を有し、冷暖房時のランニングコス
トを低減させる利点を有するものである。
更には、羽毛は、湿気を吸収すると共に乾燥時
湿気を吐出する特性を有するので、従来の断熱材
の防湿層が単に湿気を防止する機能しか果たさな
かつたのに比し、室内の湿度を自動調節するとい
う格段に優れた特性を有するものであり、従つて
居住者の健康、衛生に極めて良い利点を有すると
共に壁面、什器、家具等にカビを生じさせる等の
不都合を生じさせない利点を有する。
更には、視覚的、感覚的にも好ましくインテリ
アとしても美感にあふれているので、従来の最上
層クロスとしての機能を十分に果たす利点を有す
るものである。従つて、本考案に係る壁装材は、
従来の三層構造の内装材を単一の壁装材で置き換
える利点を有するものである。
更には、羽毛は吸音性にも優れているので、本
考案に係る壁装材は、録音スタジオ等吸音性が要
求される場所にも最適なものである。
更には、軽量であるため、運搬、取扱いが容易
であると共に建築物壁面に装着しても建築物の重
量に殆ど影響しないものである。
更には、壁面への装着が容易であることは無論
取外しも簡単なので、定期的にクリーニングして
清潔性を保つことが出来る利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る壁装材の一部切欠斜視
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
ステツチパターンを示す説明図、第4図は建築物
壁面への装着手段を示す斜視図、第5図は装着後
の状態を示す断面図である。 10……壁装材、12……袋体、14……羽
毛、18,20……挿通部、22,24……パイ
プ、26,34……ベルベツト式フアスナ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート状部材をもつて袋体を形成し、該袋体
    に充填材を収納すると共に建築物の壁面に係合
    手段を介して着脱自在に取付けられるように構
    成した壁装材において、該袋体に前記充填材と
    して羽毛を収納すると共に該袋体にキルテイン
    グを施し、更に前記係合手段を、 a 該袋体両端部に形成される挿通部、 b 該挿通部に挿入される長尺パイプ、 及び c 前記建築物壁面に固定されるフツク、 から構成したことを特徴とする壁装材。 (2) 前記袋体の壁面対向面の適宜位置及び其れに
    対応する壁面位置にベルベツト式フアスナを設
    けることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の壁装材。
JP18154483U 1983-11-26 1983-11-26 壁装材 Granted JPS6090308U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18154483U JPS6090308U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 壁装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18154483U JPS6090308U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 壁装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6090308U JPS6090308U (ja) 1985-06-20
JPS6311219Y2 true JPS6311219Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=30393369

Family Applications (1)

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JP18154483U Granted JPS6090308U (ja) 1983-11-26 1983-11-26 壁装材

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5726494B2 (ja) * 2009-12-01 2015-06-03 株式会社 小川テック 断熱シート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716027U (ja) * 1993-08-24 1995-03-17 株式会社ユニシアジェックス センターベアリング装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51135910U (ja) * 1975-04-24 1976-11-02
JPS5682207U (ja) * 1979-11-30 1981-07-03

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JPH0716027U (ja) * 1993-08-24 1995-03-17 株式会社ユニシアジェックス センターベアリング装置

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Publication number Publication date
JPS6090308U (ja) 1985-06-20

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