JPS63111978A - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

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JPS63111978A
JPS63111978A JP25889086A JP25889086A JPS63111978A JP S63111978 A JPS63111978 A JP S63111978A JP 25889086 A JP25889086 A JP 25889086A JP 25889086 A JP25889086 A JP 25889086A JP S63111978 A JPS63111978 A JP S63111978A
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白井 律生
Nobuhiro Tahira
田平 信裕
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塗装方法に関する。本発明の塗装方法は、例え
ば自動車のアルミホイールなどを塗装する場合に利用さ
れ、耐食性に優れた塗膜を得るのに好適である。
[従来の技術] 従来、自動車のアルミホイールは表面の保護および防錆
を目的として塗装が施される場合が多い。
このアルミホイールを塗装するのに用いられる塗料には
、一般にアクリル樹脂とメラミン樹脂とをビヒクルとす
るアクリル焼付tnが用いられ、塗装後焼付乾燥して塗
膜が形成されている。そして意匠上の観点から、アルミ
ニウム素材の金属光沢を生かすためクリア塗料のみを塗
装する部分と、着色材を含有する着色塗料とクリアコー
トの21i!1の1111から形成される部分とに分か
れていることが多い。このように塗り分けるには、まず
アルミニウム素材の金属光沢を生かす部分をマスキング
し、着色塗料を塗布後乾燥させる。そして全体にクリア
塗料を塗装し、焼付けて形成している。即ち、この場合
は着色塗料とクリア塗料との2コ一ト2ベーク方式塗装
部分と、クリア塗料のみの1コ一ト1ベーク塗装部分と
に分かれている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来のアルミホイールの塗装においては、クリ
アコートのみの部分では塗膜厚が薄いために、2コ一ト
2ベーク部分に比べて防錆力に劣るという不具合があっ
た。この防錆力を向上させるには、塗膜を厚膜とすれば
よいが、2コ一ト2ベーク方式ではクリアのみを厚く塗
るには限界があり、限界を越えるとワキ、タレなどが発
生するという問題がある。
上記問題点を解決するものとして、本発明者らは特願昭
61−220185に、アクリル樹脂とメラミン樹脂と
をビヒクルとし該アクリル樹脂100重量部に対して鱗
片状充填材が1〜100重量部含有された第1塗料を被
塗物表面に塗布する第1塗装工程と、該第1塗料が塗布
された該被塗物を焼付乾燥して第1塗膜を形成する第1
乾燥工程と、アクリル樹脂とメラミン樹脂とをビヒクル
とし春色材を含有する第2塗料を該第1塗膜の少なくと
も一部表面に塗布する第2塗装工程と、アクリル樹脂と
メラミン樹脂とをビヒクルとするクリア塗料を少なくと
も一部表面に塗布された該第2塗料表面および該第1塗
膜表面に塗布する第3塗装工程と、該第2塗料および該
クリア塗料が塗布された該被塗物を焼付乾燥して該第1
塗膜表面に該第2塗料からなる第2塗膜および該クリア
塗料からなる第3塗膜を形成する第2乾燥工程と、を順
に実施することを特徴とする塗装方法を出願している。
この先願の塗装方法によれば、従来と同様に2回の焼付
乾燥工程で従来以上に厚膜化することができ、かつワキ
、タレなどの不具合を解決することができる。しかしな
がら本発明者らの研究によれば、用いる樹脂の種類によ
っては、第3塗装工程時に第2塗料とクリア塗料とが混
ざりあい、第2塗料内に含まれるアルミニウム粉末の配
向が乱れて美観を損う場合があることがわかった。また
各塗膜間の層間付着性に不具合が生ずる場合があること
も明らかとなった。
本発明はこの問題点に鑑みてなされたものであり、アル
ミニウム粉末の配向を乱すことなく、また光沢の低下を
来たすことなく、かつ各層間の付着性に優れた塗膜が得
られる塗装方法を提供するものである。
E問題点を解決するための手段] 本発明の塗装方法は、重患平均分子機が15000〜3
0000およびガラス転移温度が0〜50℃の第1アク
リル樹脂を主ビヒクルとし第1アクリル樹脂100重聞
部に対して鱗片状充填材が1〜100ff!ffi部含
有された第1塗料を被塗物表面に塗布する第1塗装工程
と、 第1塗料が塗布された被塗物を焼付乾燥して第1塗膜を
形成する第1乾燥工程と、 重量平均分子量が30000〜60000およびガラス
転移温度が一20〜20℃でかつ第1アクリル樹脂との
溶解性パラメータの値の差の絶対値が1.2以下の第2
アクリル樹脂を主ビヒクルとし着色材を含有する第2塗
料を第1塗膜の少なくとも一部表面に塗布する第2塗装
工程と、重量平均分子量が15000〜30000およ
びガラス転移温度が0〜50℃でかつ第2アクリル樹脂
との溶解性パラメータの値の差の絶対値が0.1〜1.
2の範囲にある第3アクリル樹脂を主ビヒクルとするク
リア塗料を少なくとも一部表面に塗布された第2塗料表
面および第1塗膜表面に塗布する第3塗装工程と、 第2塗料およびクリア塗料が塗布された被塗物を焼付乾
燥して第1塗膜表面に第2塗料からなる第2塗l!およ
びクリア塗料からなる第3塗膜を形成する第2乾燥工程
と、を順に実施することを特徴とする。
第1塗装工程にて塗布される第1塗料は、第1アクリル
樹脂を主ビヒクルとし、第1アクリル樹脂100重量部
に対して鱗片状充填材が1〜100重量部含有されてい
る。また他のビヒクルとして、架橋剤としてのアミノ樹
脂、イソシアネート樹脂などが含有される。このアミノ
樹脂には一般にメラミン樹脂が利用される。メラミン樹
脂には従来と同様のものを用いることができ、重量平均
分子−で1000〜5000のメチル化メラミン樹脂、
ブチル化メラミン樹脂などを用いることができる。なお
メラミンとともにベンゾグアナミン、尿素などが共縮合
されたものを用いてもよい。そして第1アクリル樹脂と
メラミン樹脂との配合比は、第1アクリル樹脂固形分1
00重聞部に対し、一般にメラミン樹脂が固形分で20
〜50重d部とされる。この範囲を外れると硬化不良、
耐水性不良など硬化塗膜の各種性能に不具合が生ずるよ
うになる。
なおビヒクルとしてエポキシ樹脂、セルロースアセテー
トブチレートなど他の樹脂をブレンドして用いることも
差支えない。
鱗片状充填材としては、ガラスフレーク、アルミフレー
ク、雲母、雲母状酸化鉄などを用いることができる。例
えばガラスフレークを用いれば、第1塗料は透明性に優
れたクリア塗料となり、アルミニウム素材の金属光沢を
充分生かすことができる。この鱗片状充填材は第1アク
リル樹脂100重量部に対して1〜100重1部含有さ
れる。
1重量部より少ないと防錆性能が充分ではなく、100
重量部より多くなると塗膜の平滑性が阻害される。なお
10〜30重量部の範囲が防錆性能と平滑性のバランス
がとれ特に望ましい。
また鱗片状充填材は、厚さが1〜10μm1長さが5〜
50μm1アスペクト比が5〜10の形状であることが
望ましい。厚さが10μmを超えたり、長さが50μm
を超えると塗膜の表面状態が悪くなり、外観品質が低下
する。またアスペクト比が5より小さく粉状であると、
防錆性能に劣るようになる。
この第1塗装工程では一般に被塗物全面が塗装される。
なおその塗装は従来用いられているエアスプレー塗装、
エアレス塗装、静電塗装など種々の塗装手段を採用する
ことができる。
第1塗料が塗布された被塗物は第1乾燥工程で焼付乾燥
され第1塗膜が形成される。この第1乾燥工程は、90
〜120℃で5〜20分間焼付乾燥づるのが望ましい、
、温度が90℃より低くなったり、焼付時間が短くなる
と後述のマスキングが不可能となったり、以後の工程で
ワキ、タレ等が発生する場合がある。又温度が高すぎた
り時間が長すぎたりすると、第1塗膜と第2塗膜の間の
居間付着性が悪くなり、剥離等の不具合が生じる場合が
ある。なお、第1塗膜は乾燥復の膜厚が20〜30μと
なるように塗布するのが好ましい。20μより薄いと防
錆性能が不十分となり、30μより厚くなるとワキ、タ
レなどの障害が発生する場合がある。
第1乾燥工程襖、必要であればマスキングを施し、第2
塗装工程が行われる。この第2塗装工程では、第2アク
リル樹脂を主ビヒクルとし着色材を含有する第2塗料が
上記第1塗膜の少なくとも一部表面に塗布される。ここ
で第2アクリル樹脂以外のビヒクルとしては、第1塗料
と同様のものを用いることができる。
この第2塗料には着色材が含有されている。着色材とは
有機春色顔料、無機着色顔料、染料などは言うに及ばず
、アルミニウム粉末なども含む概念である。そしてこれ
らのM色材は単独で用いてもよいし、複数種類混合して
用いることもできる。
なお、この着色材の配合量は、その種類に応じ塗膜性能
に支障を来たさない範囲内で従来と同様に配合できる。
一般には第2アクリル樹脂固形分100重量部に対して
1〜60重量部配合される。
この第2塗装工程も第1塗装工程と同様の塗装手段を採
用することができる。また塗布される第2塗料の膜厚は
一般に従来と同様に乾燥膜厚で10〜50μ程度とされ
るが、特にv1限されない。
第2塗装工程終了後、第1乾燥工程後にマスキングを施
した場合にはマスキングを除去し、第3塗装工程が行わ
れる。この第3塗装工程で用いられる塗料は第3アクリ
ル樹脂を主ビヒクルとするクリア塗料である。そして第
3アクリル樹脂以外のビヒクルとしては、第1塗料と同
様のものを用いることができる。この第3塗装工程では
、クリア塗料が第1塗膜表面および少なくとも一部表面
に塗布された第2塗料表面に塗布される。なお第2塗料
が塗装された部分ではウェット−オン−ウェット塗装と
なる。また、膜厚としては乾燥膜厚で一般に20〜50
μ程度の膜厚となるように塗装される。20μより薄い
と防錆性能などに不具合が生じ、50μより多いとワキ
、タレなどの障害が発生する場合がある。この塗装手段
も上記と同様各種塗装手段を採用することができる。
次に第2乾燥工程が行われる。この第2乾燥工程では第
2塗料およびクリア塗料が乾燥硬化し、それぞれ第2塗
料からなる第2塗膜およびクリア塗料からなる第3塗膜
が形成される。この第2乾燥工程は従来と同様の焼付乾
燥条件が適用でき、例えば°120〜15o℃で20〜
40分間、望ましくは130〜140℃で20〜30分
間焼付乾燥される。
ここで第1乾燥工程時にマスキングが施された部位には
第2塗膜は形成されず、第1塗膜および第3塗膜の2層
構造である。又マスキングが施されなかった部分は第1
塗膜、第2塗膜および第3塗膜の3層構造である。
なお、第1塗料、第2塗料、およびクリア塗料には、従
来一般に使用されている塗料用各種添加剤を配合するこ
とは何ら差支えない。
本発明の最大の特徴は、第1塗料、第2塗料およびクリ
ア塗料に含有される第1アクリル樹脂、第2アクリル樹
脂および第3アクリル樹脂の特性値の構成にある。
第1アクリル樹脂には重量平均分子量(以下MWという
)が15000〜30000およびガラス転移温度(以
下Taという)が0〜50℃のものが用いられる。MW
が15000より小さいと(りられる塗膜の硬度、耐候
性などが低下し、30000より大きくなると層間付着
性に劣るようになるー。またTgが0℃より低くなると
硬度が低下して傷付きやすくなり、50℃より高くなる
と居間付着性に劣るようになる。
第2アクリル樹脂にはlylwが30000〜6000
0およびTgが一20〜20℃でかつ第1アクリル樹脂
との溶解性パラメータの(III(以下Sp値という)
の差の絶対値が1.2以下のものが用いられる。Mwが
30000より小さいとクリア塗料塗装時に第2塗料と
クリア塗料とが混ざりやすくなり、第2塗料に含まれる
アルミニウム粉末の配向が乱れてメタリック感が損われ
、光沢も劣る場合がある。60000より大きくなると
層間付着性に劣るようになり、また粘度の増大に伴い塗
装時の固形分が減少してしまう。またTgが一20℃よ
り低くなるとアルミニウム粉末が塗装後にも流動しやす
くメタリック感が損われ、2CIより高くなると層間付
着性に劣るようになる。さらに第1アクリル樹脂とのS
 ptillの差が1.2より大きくなっても層間付着
性に劣るようになる。
第3アクリル樹脂にはMWが15000〜30000お
よびTQが0〜50℃でかつ第2アクリル樹脂とのSp
値の差の絶対値が0.1〜1.2の範囲にあるものが用
いられる。Mwが15000より小さいと得られる塗膜
の硬度、耐候性などが低下し、30000より大きくな
ると居間付着性に劣るようになり、第2塗料と混ざりや
すくなる。またToが0℃より低くなると硬度が低下し
て傷付きやすくなり、50℃より高くなると層間付着性
に劣るようになる。さらに第2アクリル樹脂とのSp値
の差が0.1より小さいと第2塗料と混ざりやすくなり
、1.2より大きくなっても層間付着性に劣るようにな
る。
各アクリル樹脂を上記のように構成することにより、メ
タリック感および光沢に優れ、かつ層間付着性に優れた
2層または3層構造の塗膜が得られる。
なお、第1アクリル樹脂と第3アクリル樹脂とはほとん
ど同様の構成である。従って両者に同一の樹脂を用いる
のが好ましい。これにより原材料数を低減することがで
き、かつ第1塗膜と第3塗膜との層間付着性が最良とな
る。
[光朗の作用および効果〕 本発明の塗装方法では、全体的に2コート2べ−り、お
よび少なくとも部分的には3コート2べ一りの塗装が行
われる。そして被塗物表面に直接形成された第1塗膜中
には鱗片状の充填材が含有されている。この鱗片状充填
材は層状に配向し、イオン、水分などの透過を減少させ
、防錆力(耐食性、耐水性)の向上に寄与する。
従って本発明の1[方法によれば、鱗片状充填材により
防錆性能が従来よりも向上し、かつ最も薄い膜厚の部分
でも2コート2ベークで塗装されることにより、従来に
比べて厚膜化を図ることができる。従って防錆性能が一
層向上する。
また鱗片状充填材にガラスフレークを用いれば、透明性
が損われないので第1塗膜はクリアとなり、2コート2
ベークの2層構造部分は全体がクリア塗膜となるので、
従来と同様にアルミニウム素材の金属光沢を生かすこと
ができる。
さらに本発明の塗装方法では、第1アクリル樹脂と第3
アクリル樹脂とはMW、TOとも類似の構成である。従
つ゛て硬化した第1塗膜表面に第3塗膜を形成しても、
第1塗膜と第3塗映との層間付着性に優れている。また
第2アクリル樹脂のMWは第3アクリル樹脂よりかなり
^い値であり、クリア塗N塗装時に混ざりあってアルミ
ニウム粉末の配向が乱れるのが防止されている。さらに
第2アクリル樹脂のSp値と第1アクリル樹脂および第
3アクリル樹脂のSp値との差は1.2以下であり、/
y1wが高くとも層間付着性が良好である。
すなわち本発明の塗装方法によれば、アルミニウム粉末
の配向が乱れたり光沢が低下したりするような不具合が
生じないので、美観に優れた塗膜を形成する事ができる
とともに、各層間の付着性に優れた塗膜を形成すること
ができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。なお以下にいう部
は全て重量部を意味する。
くアクリル樹脂の合成〉 撹拌機、温度計、還流冷m機の備わった反応容器にn−
ブタノール50部、キシレン50部を什込み、110℃
に加熱後撹拌しながら第1表に示す組成の七ツマー混合
物および開始剤を2時間かけて添加した。その[110
℃で1時間保持し、第1表に示す開始剤■を4時間かけ
て添加し1時間保持した後すみやかに室温まで冷却して
各アクリル樹脂を合成した。得られた各アクリル樹脂は
それぞれ50%の固形分を有し、そのMWSTGおよび
Sp値は第1表に示す値であった。なお、Sp&tJは
SMALLの方法により分子構造式から計算して得られ
た値である。
(実施例1) (1)第1塗装工程 上記により合成されたアクリル樹脂e−2(第1アクリ
ル樹脂)を固形分で100部、メラミン樹脂(ニーパン
203E−60、三井東圧化学(株)製)固形分で20
部、およびガラスフレーク(マイクロガラスフレークC
CF−325、日本板硝子(株)tJ)20部を混合し
、トルエン10部を加えてよく撹拌して第1塗料を得た
。この第1塗料を、酢酸エチル70部、ツルペッツ15
0(シェル石油(株)製)30からなる混合溶剤で粘度
15秒(フォードカップNo、4.20℃)に調製し、
アルミニウム製試験板全面にエアスプレーにて乾燥膜厚
が20μとなるように塗布した。
(2)第1乾燥工程 上記した第1塗料が塗布された試験板を5分間常温で放
置した後110℃で10分間焼付乾燥した。
(3)マスキング工程 上記第1塗膜の約半分の部分をマスキングテープにより
マスキングした。
(4)第2塗装工程 アクリル樹脂a−2(第2アクリル樹脂)を固形分で1
00部、メラミン樹脂(ニーパン20SE−60、三井
東圧化学(株)¥J)を固形分で20部、アルミニウム
粉末のペースト(アルペースト779ON、東洋アルミ
ニウム(株)装)を15部、沈降防止剤(ディメバロン
6900−20×1楠本化成(株)製)15部、および
トルエン10部を加え、よ(撹拌してメタリック塗料(
第2塗料)を調製した。得られたメタリック塗料を第1
塗料を稀釈する時に使用した混合溶剤にて粘度15秒(
フォードカップN084.20℃)に調製し、第1塗膜
が形成されマスキングされた試験板表面に乾燥膜厚20
μとなるようにエアスプレーにて塗装した。
(5)第3塗装工程 次にフラッシュタイムとして3分間常温で放置し、マス
キングテープを除去した後、アクリル樹脂e−2(第3
アクリル樹脂)が固形分で100部、メラミン樹脂(ニ
ーパン208E−60、三井東圧化学(株)@)が固形
分で20部、紫外線吸収剤(チヌビン328、チバガイ
ギ−(株)+!l)1部およびツルペッツ150が10
部からなるクリア塗料を、ツルペッツ100が50部、
ツルペッツ150が50部からなる混合溶剤にて粘度2
7秒(フォードカップN004.20℃)に調製し、エ
アスプレーにて乾燥膜厚30μとなるように塗装した。
(6)第2乾燥工程 上記により塗装された試験板を常温で5分間放置した後
140℃で20分間乾燥させ、本実施例の塗装方法を終
了した。
(7)試験 19られた試験片について、3コ一ト部分の目視により
メタリック感(アルミニウム粉末の配向性)を評価した
。またGK−60デジタル光沢測定器(スガ試験機(株
)製)により60度の鏡面光沢度を測定した。そして第
1塗膜の焼付は条件を120℃で20分とすること以外
は同条件で作成した試験片を用い、J Is−に−54
0016,15に従ってゴバン目試験を行って居間付着
性を調べた。これらの結果をまとめて第2表に示す。な
お、第2塗料に用いた第2アクリル樹脂のSp値とクリ
ア塗料に用いた第3アクリル樹脂のSp値との差ΔSp
も併せて示す。また用いた各アクリル樹脂のMW、Tg
、Sp値をまとめて第3表に示す。
(実施例2〜実施例4) 第2表および第3表に示す各アクリル樹脂を用い、実施
例1と同様に各塗料を調製し、同様に塗装、試験を行い
結果を第2表および第3表に示す。
(比較P/41〜比較例6) 第2表および第3表に示す各アクリル樹脂を用い、実施
例1と同様に各塗料を調製し、同様に塗装、試験を行い
結果を第2表および第3表に示す。
なお、比較例1および比較例2は第3アクリル樹脂のM
Wが本発明から外れるものであり、比較例3及び比較例
4は第2アクリル樹脂のMWが本発明から外れるもので
あり、比較例5および比較例6は第1アクリル樹脂のM
Wおよび上記ΔSpの範囲が本発明から外れるものであ
る。
(評価) 表より明らかに、各実施例の試験片は各比較例に比ベメ
タリック感、光沢および各層の居間付着性に優れている
。これは各層の塗料に用いられた各アクリル樹脂の特性
値を所定の構成とした効果であることが明らかである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量平均分子量が15000〜30000および
    ガラス転移温度が0〜50℃の第1アクリル樹脂を主ビ
    ヒクルとし該第1アクリル樹脂100重量部に対して鱗
    片状充填材が1〜100重量部含有された第1塗料を被
    塗物表面に塗布する第1塗装工程と、 該第1塗料が塗布された該被塗物を焼付乾燥して第1塗
    膜を形成する第1乾燥工程と、 重量平均分子量が30000〜60000およびガラス
    転移温度が−20〜20℃でかつ該第1アクリル樹脂と
    の溶解性パラメータの値の差の絶対値が1.2以下の第
    2アクリル樹脂を主ビヒクルとし着色材を含有する第2
    塗料を該第1塗膜の少なくとも一部表面に塗布する第2
    塗装工程と、重量平均分子量が15000〜30000
    およびガラス転移温度が0〜50℃でかつ第2アクリル
    樹脂との溶解性パラメータの値の差の絶対値が0.1〜
    1.2の範囲にある第3アクリル樹脂を主ビヒクルとす
    るクリア塗料を少なくとも一部表面に塗布された該第2
    塗料表面および該第1塗膜表面に塗布する第3塗装工程
    と、 該第2塗料および該クリア塗料が塗布された該被塗物を
    焼付乾燥して該第1塗膜表面に該第2塗料からなる第2
    塗膜および該クリア塗料からなる第3塗膜を形成する第
    2乾燥工程と、を順に実施することを特徴とする塗装方
    法。
  2. (2)鱗片状充填材はアクリル樹脂100重量部に対し
    10〜30重量部含有されている特許請求の範囲第1項
    記載の塗装方法。
  3. (3)第1乾燥工程は90〜120℃で5〜20分間焼
    付けて行う特許請求の範囲第1項記載の塗装方法。
  4. (4)第2乾燥工程は120〜150℃で20〜40分
    間焼付けて行う特許請求の範囲第1項記載の塗装方法。
  5. (5)被塗物はアルミニウム素材である特許請求の範囲
    第1項記載の塗装方法。
  6. (6)鱗片状充填材はガラスフレークである特許請求の
    範囲第1項記載の塗装方法。
  7. (7)鱗片状充填材は、厚さが1〜10μm、長さが5
    〜50μm、アスペクト比が5〜10の形状である特許
    請求の範囲第1項記載の塗装方法。
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JP2019166454A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 関西ペイント株式会社 複層塗膜形成方法

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JP2002331616A (ja) * 2001-05-11 2002-11-19 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 透明フィルム
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JPH0811221B2 (ja) 1996-02-07

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