JPS63111238A - タ−ボ過給装置 - Google Patents

タ−ボ過給装置

Info

Publication number
JPS63111238A
JPS63111238A JP25592986A JP25592986A JPS63111238A JP S63111238 A JPS63111238 A JP S63111238A JP 25592986 A JP25592986 A JP 25592986A JP 25592986 A JP25592986 A JP 25592986A JP S63111238 A JPS63111238 A JP S63111238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
scroll
partition plate
thin plate
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25592986A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0612068B2 (ja
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Shinji Hara
真治 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP61255929A priority Critical patent/JPH0612068B2/ja
Publication of JPS63111238A publication Critical patent/JPS63111238A/ja
Publication of JPH0612068B2 publication Critical patent/JPH0612068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、エンジンのターボ過給装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、排気ターボ過給機については種々のものが開示さ
れている。また、その中でタービンスクロールを二分割
あるいは三分割したターボ過給装置についても種々のも
のが開示されている。このようなものとして、例えば、
実開昭60−134832号公報、実開昭58−180
339号公報、実開昭60−12631号公報、特開昭
58−138222号公報、実開昭52−133811
号公報等に記載されたものがある。
まず、実開昭60−134832号公報には、三分割さ
れたタービン通路が開示されている。これについて第4
図を参照して概説する。第4図において、タービンハウ
ジングガス通路切換装置を備えた排気過給機30が示さ
れている。この排気過給機30については、タービンハ
ウジング31の内壁32に複数の仕切板33.34を設
け、複数のガス通路35.36.37と複数のガス供給
口とを形成し、ガス通路35,36.37と複数のガス
供給口とを新道するロータリパルプをタービンハウジン
グ31に形成した孔より回転自在にタービンハウジング
31内に挿入したものである。
また、実開昭60−12631号公報に開示されたもの
を第5図を参照して概説する。第5図において、排気タ
ーボ過給機本体40のタービンハウジング43内にター
ビンホイール45の周囲を囲む排気ガス流路が形成され
ると共に、タービンハウジング43の内壁面に排気ガス
流路を第1の流路46及び第2の流路47に分割する仕
切板49が設けられ、エンジンの複数のシリンダから排
出される排気ガスが第1の排気通路及び第2の排気通路
を介してタービンハウジング43の第1及び第2の各流
路46.47に導入され、これらの第1及び第2の各流
路46.47からタービンホイール45に排気ガスが吹
き付けられてタービンホイール45が回転駆動される排
気ターボ過給機に関し、仕切板49を板材によって形成
し、鋳造製のタービンハウジング43の内壁面に平板状
の仕切板49を設けた排気ターボ過給機が開示されてい
る。
次に、実開昭58−180339号公報に開示されたも
のを第6図を参照して概説する。第6図において、排気
エネルギで回転するタービンと前記タービンにより駆動
されるコンプレッサとを備えたターボチャージャ50が
示されている。このターボチャージャ50については、
タービンスクロール51の内部を入口部からタービンロ
ータ54外周に至るまで二分割する隔壁57を設け、こ
れら並列する二つのスクロール55.5’6の入口面積
とロータ回転軸53から入口中心までの偏心量との比を
異なって設定し、且つ一方の入口にエンジン回転数に応
じて開く切換弁を設けたちの″である。
更に、特開昭58−138222号公報に記載されたも
のについては、タービンスクロールを二分割し、一方の
タービンスクロール部分に開閉弁すなわち開閉シャッタ
を設置し、ノズル面積を可変にするような排気タービン
過給機が開示されている。これについて第7図を参照し
て概説する。
第7図において、内燃機関の排気タービンの過給機にお
ける排気タービン60が示されている。この排気タービ
ン60については、タービンケース61の内部を隔壁6
2によりほぼ軸方向に並んだ流路面積の異なる大容量及
び小容遺用の2つのスクロール室63.64に分割し、
この隔壁62の先端はタービン羽根67の外周の羽根人
口に近接させて、ノズル部分65.66も軸方向に2分
割し、且つこの2分割されたノズル幅をそれぞれに連通
している2つのスクロール室63.64の容量に応じて
与え、スクロール人口部にスクロール室63.64に連
なる2流路のうち流路面積の大きな方の流路入口を開閉
できるパルプ68を設け、エンジン低速時の過給圧力が
低い場合には、パルプ68を閉じて流路面積の小さな方
のスクロール室64のみに排気ガスを流し、エンジン高
速時には次第にパルプ68を開いて流路面積の大きな方
のスクロール室63にも排気ガスを流すようにしたもの
である。図中、69はアクチュエータを示す。
また、図示していないが、実開昭52−133811号
公報には、タービン側ハウジング本体の排気入口に仕切
板を設けて内部を20に分割した遠心過給機のハウジン
グ装置について開示されている。ハウジング本体と仕切
板を別体に形成し、ハウジング本体の排気入口の内面に
形成した凹溝に仕切板を嵌合しているものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、第4図に示された排気過給機については、ガ
ス通路35,36.37を3個備えているが、これらは
タービンハウジング31を鋳造する際に同時に鋳込まれ
て構成されていることは明らかである。第5図に示され
ている排気ターボ過給機については、仕切板49は板材
で形成されているが、この仕切板49はタービンハウジ
ング43内のみを分割するものである。しかも、このよ
うなタイプでは、鋳造時に、仕切板49を中子間に好ま
しい状態に設置することができず、仕切板49の両側を
伝わって湯が流れ込むような現象が生じることがあり、
スムースなタービンスクロールが形成されないという問
題点を有している。また、第6図に示されているターボ
チャージャ50については、エンジンの回転数に応答し
てタービンスクロール55.56を可変容量にしたもの
である。更に、第7回に示されている排気タービン過給
機60については、エンジン低速から高速まで広範囲で
効率良く十分な過給圧力を得るためにスクロール室63
.64及びノズル部分65,66を可変容量にし、この
容量を大幅に変えるため低速時に使うスクロール流量面
積をできるだけ小さくするもので、スクロール室63.
64を2分割して、一方のタービンスクロール部分に開
閉弁68すなわち開閉シャッタを設置し、ノズル面積を
可変にしている。また、実開昭52−133811号公
報に開示された遠心過給機のハウジング装置については
仕切板を用いるという技術的思想は開示されているが、
それは人口部についてである。しかしながら、上記のい
ずれのものについても、タービン通路に関してタービン
ケーシングは鋳物でのみ構成されたものであり、内壁面
に薄板成形体を有するものでなく、タービン通路の形状
を正確に且つ堅牢に構成し、また鋳造時に湯の流れ込み
を防止して所定の形状を維持し、所望の形状を得るとい
う点では問題を有するものである。
また、エンジンからの排気ガス等によって駆動されるタ
ービンの速度ヘクトルは、排気ガス流量によつて大幅に
変化するものである。特に、エンジンのアイドリング時
等の微小流量の時には、速度ベクトルを接線方向に増加
させて旋回流とすることが肝要である。しかしながら、
上記のいずれのものについても、排気ガスに対して速度
ベクトルを接線方向に増加させるという目的意識は全く
有していないものである。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、タービン通路に関してタービンケーシングは鋳物で構
成すると共に、前記タービン通路を複数のタービンスク
ロールに分割し、前記タービン通路の形状を所望のサイ
ズに正確に且つ堅牢に構成して所望の形状を得ることが
でき、鋳造時に湯が流入するのを防止し、前記タービン
スクロールの所定の形状を得ることができるように構成
すると共に、特に、エンジンのアイドリング時等のよう
な排気ガス流量が微小流量の時にでも排気ガスに速度ヘ
クトルを接線方向に増加させ、旋回流れを与えることが
できるターボ過給装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この発明は、タービン通路を仕切板によって分割
し、少なくとも一方のタービンスクロールを薄板成形体
で形成し、前記タービンスクロールの排気ガス出口の上
流側部分を閉鎖したことを特徴とするターボ過給装置に
関し、更に具体的に詳述すると、前記薄板成形体がター
ビンケーシングの内壁面に配置され、通路面積の小さい
前記タービンスクロールの前記排気ガス出口の上流側部
分を閉鎖し、また前記薄板成形体の端部と前記仕切板の
端部とは互いに当接状態に鋳造に先だって予め溶接等に
よって密封状態に固着され、更に前記薄板成形体及び前
記仕切板を前記タービンケーシングに鋳込んでタービン
スクロールを構成し、しかも前記薄板成形体と前記仕切
板との接合部が鋳造時に溶解して前記タービンケーシン
グと一体的に構成されていることを特徴とするターボ過
給装置に関する。
C作用〕 この発明は、上記のように構成されているので、次のよ
うに作用する。即ち、この発明によるターボ過給装置は
、タービン通路を仕切板によって分割し、少なくとも一
方のタービンスクロールを薄板成形体で形成し、前記タ
ービンスクロールの排気ガス出口の上流側部分を閉鎖し
たので、鋳造時に薄板成形体の接合部から湯が流れ込む
ような現象が発生せず、前記タービンスクロールが所定
のサイズに且つスムースな形状に構成できると共に、前
記タービンスクロールの上流側部分が閉鎖しているので
、排気ガスがタービンスクロール内に沿って流れるため
旋回流を与えられ、速度ベクトルを接線方向に増加する
ことができる。従って、例えば、エンジンのアイドリン
グ時等におけるように排気ガス流量が微小流量であった
としても、排気ガスは十分な旋回流を与えられ、前記タ
ービンスクロールのノズル部からタービンロータへと流
入することができるようになる。更に、前記薄板成形体
の端部と前記仕切板の端部とはノズル部を除いて密封状
態に溶接等によって互いに当接状態に固着され、また前
記薄板成形体及び前記仕切板から構成された前記タービ
ンスクロールを前記タービンケーシングに鋳込んで構成
し、更に前記薄板成形体と前記仕切板との接合部は鋳造
時に溶解して前記タービンケーシングと一体的に構成さ
れているので、前記タービン通路を分割する前記薄板成
形体及び前記仕切板を鋳造時に中子間の所定の位置に極
めて容易に設置することができ、また前記タービン通路
に関して前記タービンケーシングは鋳物で構成するが、
成形体即ち成形品であるため、前記タービン通路の形状
を所望のサイズに正確に且つ堅牢に構成できることは勿
論のこと、前記タービン通路に関して所望の形状を自由
に選定して形成することができる。更に、前記薄板成形
体で形成される前記タービンスクロールを使用する場合
には、他方の前記タービンスクロールは断熱空気層とし
ての機能を果たすことができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明によるターボ過給装置
の実施例を詳述する。
第1図において、この発明によるターボ過給装置の一実
施例が符号1により全体的に示されている。このターボ
過給装置1については、タービン本体であるタービンケ
ーシング2は鋳物によって構成されたものである。
第2図(イ)は第1図における線イーイにおける断面図
、第2図(ロ)は第1図における線ローロにおける断面
図、第2図(ハ)は第1図における線ハーバにおける断
面図、及び第2図(ニ)は第1図における線二一二にお
ける断面図である。
タービンケーシング2の内壁面には鋳造時に同時に鋳込
まれたステンレススチール材等から成る薄板成形体が配
置されている。タービン通路を形成する薄板成形体をタ
ービンケーシング2の内壁面に配置したものである。こ
の薄板成形体については、鋳造に先だって、図の上側に
位置する薄板5、図の下側に位置する薄板6、及び図の
中間に位置する仕切板11によって予め成形された成形
品である。薄板5及び薄板6はタービンケーシング2の
内壁面に接触状態に設置されており、仕切板11がター
ビン通路を二分割にしてタービンスクロール12.13
を形成している。薄板5の端部側面と仕切板11の端部
側面とは当接状態に溶接等によって固着され、薄板5と
仕切板11によって通路面積の大きいタービンスクロー
ル12を形成している。また、薄板6の端部側面と仕切
板11の端部側面とは当接状態に溶接等によって固着さ
れ、薄板6と仕切板11によって通路面積の小さいター
ビンスクロール13を形成している。即ち、薄板5.6
から成る薄板成形体及び仕切板11は、鋳造に先だって
当接部8が溶接等によって互いに固着されており、ター
ビンスクロール12.13を構成するようにタービンケ
ーシング2に鋳込まれる。しかも、薄板5,6及び仕切
板11との当接部8及び溶接部9は、鋳造時に溶解して
タービンケーシング2と一体的に構成される。従って、
薄板5,6及び仕切板11はタービンケーシング2に極
めて堅固に且つ確実に固定される。また、薄板5.6、
特に仕切板11の端部については、ノズル部14.15
まで伸長し、タービンスクロール12に対してノズル部
14を提供し、タービンスクロール13に対してノズル
部15を提供している。薄板5.6及び仕切板11は、
共に鋳造に先だって、ノズル部14.15を除いて密封
状態に成形されている。更に、タービンスクロール12
については、はソ全周囲にわたってノズル部14に開口
し、エンジンからの排気ガスはタービンスクロール12
を通ってノズル部14からタービンロータ4へと流入す
る。これに対して、タービンスクロール13については
、第212I(イ)及び第2図(ロ)で示すように、ノ
ズル部即ち排気ガス出口の一部は、薄板6の延長部の薄
板I6によって閉鎖状態に形成されている。この排気ガ
ス出口は、第3図に示すように、タービンスクロール1
3の上流側部分が閉鎖されているものであり、符号17
で示す位置になって開口するように構成されている。こ
の排気ガス出口の開口状態は、第2図(ハ)及び第2図
(ニ)に示すように、ノズル部15に開口している。従
って、エンジンからの排気ガスは、第3図に矢印で示す
ように、タービンスクロール13に沿って流れ、速度ヘ
クトルを接線方向に増加させて旋回流となり、言い換え
れば、エンジンからの排気ガス流れはタービンスクロー
ル13によって回転流れに変化させられ、薄板16の終
端部エフに達して始めてタービンスクロール13からノ
ズル部15を通ってタービンロータ4へと流入する。
ところで、図では、薄板5.6と仕切板11とが結合し
た当接部8、及び溶接した溶接部9は、説明を分かり易
くするために、明確に区別して誇張した状態に図示され
ているが、実際にはこの部分は鋳造時にタービンケーシ
ング2に融合した状態になっているものである。なお、
図中、3はケーシングを示す。
この発明によるターボ過給装置の実施例について細部に
わたって詳述したが、これら細部に限定されるものでな
く、例えば、タービン通路は、2個のタービンスクロー
ルが形成されたものが示されているが、必ずしも2個に
限るものでな(,3個以上に構成されてもよいことは勿
論である。また、タービンスクロール13を密封状態に
構成する薄板16の終端部17についても、ターボ過給
装置に応じて最適位置を決定すればよいものであり、薄
板16の終端部17の位置が限定されているものではな
い。タービンスクロール12とタービンスクロール13
との通路面積の大きさ即ちサイズについては、極端にタ
ービンスクロール13の方を小さくすることもできるも
のであり、必ずしも限定されるものではない。また、図
では、タービンスクロール12についても薄板5をター
ビンケーシング2に鋳込んでいるが、タービンスクロー
ル12には薄板を必ずしも配置する必要がないものであ
る。
〔発明の効果〕
この発明によるターボ過給1iZは、以上のように構成
されているので、次のような効果を奏する。
即ち、このターボ過給装置は、タービン通路を仕切板に
よって分割し、少なくとも一方のタービンスクロールを
薄板成形体で形成し、前記タービンスクロールの排気ガ
ス出口の上流側部分を閉鎖したので、鋳造時に薄板成形
体の接合部から湯が流れ込むような現象が発生せず、前
記タービンスクロールが所定のサイズに且つスムースな
形状に構成できると共に、前記タービンスクロールの上
流側部分が閉鎖しているので、排気ガスがタービンスク
ロール内に沿って流れるため旋回流を与えられ、速度ベ
クトルを接線方向に増加することができる。即ち、例え
ば、エンジンのアイドリング時等におけるように排気ガ
ス流量が微小流量であったとしても、排気ガス出口が閉
鎖された前記タービンスクロール内に沿って流れるに従
って十分な旋回流を与えられ、前記タービンスクロール
のノズル部からタービンロータへと流入する。更に、前
記薄板成形体の端部と前記仕切板の端部とはノズル部を
除いて密封状態に溶接等によって互いに当接状態に固着
され、また前記薄板成形体及び前記仕切板から構成され
た前記タービンスクロールを前記タービンケーシングに
鋳込んで構成し、更に前記薄板成形体と前記仕切板との
接合部は鋳造時に溶解して前記タービンケーシングと一
体的に構成されているので、前記タービン通路を分割す
る前記7il仮成形体及び前記仕切板を鋳造時に中子間
の所定の位置に極めて容易に設置することができ、また
前記タービン通路に関して前記タービンケーシングは鋳
物で構成するが、前記薄板及び前記仕切板は成形体即ち
成形品であるため、前記タービンスクロールの形状を所
望のサイズに正確に且つ堅牢に構成できることは勿論の
こと、前記タービン通路に関して所望の形状を自由に選
定して形成することができる。更に、前記薄板成形体で
形成される前記タービンスクロールを使用する場合には
、他方の前記タービンスクロールは断熱空気層として放
熱を抑える機能を果たすことができる。また、前記ター
ビンケーシングに前記薄+&成形体及び前記仕切板の一
部即ち当接部及び溶接部は溶解した状態に構成され、前
記薄板成形体及び前記仕切板は極めて堅牢に前記タービ
ンケーシングに固着される。更に、エンジンからの排気
ガス流量に対応して、前記タービンスクロールを一方又
は両方を作動するように使用でき、いわゆる可変容量タ
イプとして通用させることができる。また、タービン通
路を仕切る前記仕切板に関しては、従来のものに比較し
て極めて薄肉に構成することができ、タービンスクロー
ルの流路面積を前記仕切板によって減少させるようなこ
とがなく、前記仕切板は前記タービンケーシングに確実
に且つ堅固に取付けられる。更に、前記ノズル部を前記
タービンスクロールを形成する前記仕切板によって分割
しているので、前記ノズル部の形状が堅固に且つ安定し
た状態に維持される。また、前記仕切板及び前記薄板成
形体を使用するので、前記タービンスクロールの通路面
積を流量、流速等に応じて所望により選定して簡単に設
計変更することができ、通路面積を変更することについ
ても、製造が極めて簡単である。そして、前記タービン
スクロールは堅牢で且つ簡単な構造であってその形状は
維持されるので、故障等が発生ずることがな(、メイン
テナンス等が簡単である。更G、:、前記仕切板はター
ビンスクロールの内面を形成するステンレススチール材
に内包され、そのままの状態で前記タービンケーシング
に鋳包まれているので、鋳造応力、鋳造歪等によって破
壊されるようなことはない等、種々の極めて有効な効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるターボ過給装置に実施例を示す
平面図、第2図(イ)は第1図の線イーイにおける断面
図、第2図(ロ)は第1図の線ロー口における断面図、
第2図(ハ)は第1図の線ハーバにおける断面図、第2
図(ニ)は第1図の線二一二における断面図、第3図は
第1図の長手方向の断面図、第4図は従来の排気過給機
を示す断面図、第5図は従来の排気ターボ過給機を示す
断面図、第6図は従来のターボチャージャを示す断面図
、及び第7図は従来の排気タービン過給機を示す断面図
である。 1・・−・ターボ過給装置、2−・−タービンケーシン
グ、5,6.16・・・・・−薄板、8・−・−当接部
、9−・−・−溶接部、11・・・・・−仕切板、12
.13・−・・−・タービンスクロール、14.15・
・・・・・・ノズル部、17・−・−薄板16の終端部
。 第  1tη 」 第  2   t’l(ハ)         ハ第4
 図 第6図 第  7  図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タービン通路を仕切板によって分割し、少なくと
    も一方のタービンスクロールを薄板成形体で形成し、前
    記タービンスクロールの排気ガス出口の上流側部分を閉
    鎖したことを特徴とするターボ過給装置。
  2. (2)前記薄板成形体はタービンケーシングの内壁面に
    配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載のターボ過給装置。
  3. (3)前記排気ガス出口の上流側部分を閉鎖された前記
    タービンスクロールは通路面積が小さい方であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のターボ過給装
    置。
  4. (4)前記薄板成形体の端部と前記仕切板の端部とは互
    いに当接状態に溶接等によって密封状態に固着されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のター
    ボ過給装置。
  5. (5)前記薄板成形体及び前記仕切板を前記タービンケ
    ーシングに鋳込んでタービンスクロールを構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のターボ過給
    装置。
  6. (6)前記薄板成形体と前記仕切板との接合部は鋳造時
    に溶解して前記タービンケーシングと一体的に構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    ターボ過給装置。
JP61255929A 1986-10-29 1986-10-29 タ−ボ過給装置 Expired - Lifetime JPH0612068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61255929A JPH0612068B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 タ−ボ過給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61255929A JPH0612068B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 タ−ボ過給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63111238A true JPS63111238A (ja) 1988-05-16
JPH0612068B2 JPH0612068B2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=17285532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61255929A Expired - Lifetime JPH0612068B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 タ−ボ過給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0612068B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094754A1 (en) * 2000-06-07 2001-12-13 Borgwarner, Inc. Casing assembly for the turbine of an exhaust turbocharger
JP2012516968A (ja) * 2009-02-05 2012-07-26 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 駆動ユニットのエグゾーストターボチャージャのためのタービンハウジング及びタービンハウジングの製造方法
WO2015097872A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 三菱重工業株式会社 タービンハウジング

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1263932A (en) * 1969-06-27 1972-02-16 Cav Ltd Turbo superchargers
JPS5730332U (ja) * 1980-07-26 1982-02-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1263932A (en) * 1969-06-27 1972-02-16 Cav Ltd Turbo superchargers
JPS5730332U (ja) * 1980-07-26 1982-02-17

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094754A1 (en) * 2000-06-07 2001-12-13 Borgwarner, Inc. Casing assembly for the turbine of an exhaust turbocharger
JP2012516968A (ja) * 2009-02-05 2012-07-26 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 駆動ユニットのエグゾーストターボチャージャのためのタービンハウジング及びタービンハウジングの製造方法
US8951007B2 (en) 2009-02-05 2015-02-10 Daimler Ag Turbine housing for an exhaust gas turbocharger and method for producing turbine housing
WO2015097872A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 三菱重工業株式会社 タービンハウジング
JPWO2015097872A1 (ja) * 2013-12-27 2017-03-23 三菱重工業株式会社 タービンハウジング
US10145267B2 (en) 2013-12-27 2018-12-04 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Turbine housing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0612068B2 (ja) 1994-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4544326A (en) Variable-capacity radial turbine
US4565068A (en) Turbocharger
US4294073A (en) Integral turbine housing and exhaust collector section
JP3748903B2 (ja) ターボチャージャ
JPH0281927A (ja) 内燃機関吸気マニフオールド
WO2020213358A1 (ja) タービンハウジングおよび過給機
JPS63117124A (ja) ツインスクロ−ルタ−ボチヤ−ジヤ付エンジン
JPS63111238A (ja) タ−ボ過給装置
JP4415447B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS63111234A (ja) タ−ボ過給装置
JPS6140418A (ja) タ−ボ過給装置用タ−ビンハウジングの製造方法
JPH0574688B2 (ja)
JPS63111236A (ja) タ−ボ過給装置
JPS63111237A (ja) タ−ボ過給装置
JP2004300966A (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPH0791555A (ja) 高温度用水冷式ちょう形弁
JP2003314290A (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS5827061Y2 (ja) タ−ボ過給機
JP4370662B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS6229723A (ja) タ−ボ過給機
JPS63111235A (ja) タ−ボ過給装置
JPS6278434A (ja) 可変容量ラジアルタ−ビン過給機
JP2008095572A (ja) ターボチャージャ
JP3104381B2 (ja) 過給機のタービンハウジング
JPH0758041B2 (ja) 可変容量形ノズルレスラジアルタ−ビン