JP2008095572A - ターボチャージャ - Google Patents

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Abstract

【課題】タービンホイールの近傍で第2ノズルのガス流通面積を可変とすることができ、かつ第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向を固定翼なして的確にタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めることのできるターボチャージャを提供する。
【解決手段】第2ノズル23のガス流通面積を可変とするための流量制御バルブ25はタービンホイール14近傍の隔壁20に設けられるため、同バルブ25による第2ノズル23のガス流通面積の可変をタービンホイール14の近傍にて行うことができる。第2ノズル23のガス流通面積の拡大は、軸26を中心とする流量制御バルブ25の回動を通じて実現される。この回動を通じて互いに離間した流量制御バルブ25の面25aと孔21の内側面21aとの間に第2ノズル23が形成され、同ノズル23はスクロール通路内の排気の流れの下流側(矢印Y1側)に向かうほどタービンホイール14に近づくよう傾斜する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の過給に用いられるターボチャージャに関する。
従来より、自動車用等の内燃機関においては、出力向上等を図るために過給機としてターボチャージャを設けたものが知られている。こうしたターボチャージャは、タービンホイールの周囲に設けられて内燃機関の排気が送り込まれるタービンスクロールと、そのタービンスクロール内の排気をタービンホイールの翼間流路に流すノズルと、タービンホイールと一体回転するコンプレッサホイールとを備えている。そして、ノズルからタービンホイールの翼間流路への排気の流入により同ホイールが回転すると、それに伴いコンプレッサホイールが回転して内燃機関の燃焼室に向けて強制的に空気が送り込まれるようになる。
また、特許文献1には、上記ノズルとしてタービンスクロール内の排気を翼間流路の入口に導く第1ノズルと同排気を翼間流路の途中部に導く第2ノズルとを備え、第2ノズルの上流に設けられた制御バルブの開閉動作に基づき第2ノズルを通っての翼間流路への排気の流入を禁止・許可するターボチャージャが提案されている。なお、上記第1ノズルのガス流通面積は、内燃機関の低回転時に同ノズルから翼間流路に流れる排気の流速をタービンホイールを効果的に回転させるために必要な値へと高めるために適した値となるよう設定されている。また、第2ノズルには同ノズルから翼間流路への排気の流れの方向等を定めるための固定翼が設けられている。この固定翼は、上記排気の流れをタービンホイールの回転にとって好ましい方向への流れとすべく、タービンホイールに近い部分ほど同ホイールの回転方向前方に位置するように傾斜している。
そして、内燃機関の低回転時には、制御バルブが閉じられて第2ノズルを通っての翼間流路への排気の流入が禁止され、その翼間流路への排気の流入が第1ノズルのみから行われる。従って、排気流量の少なくなる内燃機関の低回転時、タービンホイールの翼間流路に流入する排気の流速を同ホイールを効果的に回転させるうえで十分に高速にすることができる。一方、内燃機関の中高回転時には、制御バルブが開かれて第2ノズルを通っての上記翼間流路への排気の流入が許可されるとともに、機関回転速度が大となるほど制御バルブが大きく開かれるよう同制御バルブの開度制御が行われる。これにより、機関速度の上昇に伴い排気流量が多くなって第1ノズル付近の圧力が高くなり過ぎることを抑制しつつ、内燃機関の中高回転時に第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向等を同ノズルの固定翼によりタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めることができる。
ここで、仮に上記第1ノズル及び上記第2ノズルを両方とも翼間流路の入口に対応して位置させたとすると、第1ノズルのみから翼間流路への排気の流入を行うとき、翼間流路の入口における第2ノズルに対応した部分には排気の流れない領域が存在するようになる。このため、その翼間流路の入口における排気の流れない領域にて渦が発生し、翼間流路での排気の流れに対するタービンの回転効率が低下することとなる。しかし、こうした問題に関しては、特許文献1に示されるように、第1ノズルのみを翼間流路の入口に対応するように位置させて当該入口を第1ノズルに対応するの大きさに形成するとともに、第2ノズルを翼間流路の途中部に対応するように位置させることにより、回避することができる。
ところで、上述したように第2ノズルの上流に位置する制御バルブを開度制御する場合、内燃機関の中回転時であって制御バルブの開度が小であるときには、排気が同バルブを通過した直後にガス流通面積の急激な拡大が生じる。そして、タービンホイールの翼間流路に至る排気の流通経路上で、上述したガス流通面積の急激な拡大が生じると、その部分で排気の流れが排気流路の壁面から剥離してしまい、それが排気の持つ流体エネルギの損失につながる。その結果、排気がタービンホイールの翼間流路を通過して同ホイールを回転させる際の回転効率が低下し、ひいてはターボチャージャの過給効率が低下する。また、内燃機関の低回転時であって制御バルブが閉弁されたときには、第1ノズルから翼間流路に流れた排気が第2ノズル側に流入することは避けられない。そして、こうした第2ノズルへの排気の流入によって翼間流路での排気の流れに乱れが生じるため、同排気の流れの乱れによってタービンホイールを回転させる際の回転効率が低下し、ターボチャージャの過給効率が低下する。
そこで、上記制御バルブに代えて、特許文献2に示されるように、第2のノズルにおけるタービンホイールの近傍に同ホイールの中心線方向に移動して、当該ノズルの出口部分であって翼間流路のすぐ上流側の部分のガス流通面積を可変とする環状のカプラを設けることが考えられる。この場合、カプラによって可変とされるガス流通面積とは第2ノズルの出口部分(翼間流路のすぐ上流)のガス流通面積となるため、上記制御バルブを用いたときのように、内燃機関の中回転時にタービンホイールの翼間流路に至る排気の流通経路上でガス流通面積の急激な拡大が生じることはない。従って、上述したように排気の持つ流体エネルギの損失が生じることはなくなり、排気がタービンホイールの翼間流路を通過して同ホイールを回転させる際の回転効率が低下し、ターボチャージャの過給効率が低下することもなくなる。また、カプラはタービンホイールの近傍に設けられているため、内燃機関の低回転時にカプラによって第2ノズルが閉じられたとき、第1ノズルから翼間流路へと流れる排気が第2ノズル側に流入することが回避される。従って、翼間流路を流れる排気の第2ノズルへの流入によって翼間流路での排気の流れに乱れが生じることはなくなり、同排気の流れの乱れによってタービンホイールを回転させる際の回転効率が低下し、ターボチャージャの過給効率が低下することを回避できる。
特開2006−37818公報(段落[0020]〜[0022]、図1) 特表2003−522310公報(段落[0014]、図1)
ところで、上記ターボチャージャにおいては、第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向をタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めるため、同第2ノズルに固定翼を設けなければならない。なお、上記ターボチャージャに上記カプラを設けたとしても、そのカプラには第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向をタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めるという機能はないため、その機能を持たせる目的で第2ノズルに固定翼を設ける必要がある。従って、いずれにしても第2ノズルに固定翼を設ける手間や費用の増大が無視できない問題となる。
また、上記ターボチャージャにおいては、タービンホイールの近傍に上記カプラを設けると、それに伴い第2ノズルの固定翼を当該カプラの分だけ排気上流側に位置変更しなければならなくなる。しかし、第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向を定めるための上記固定翼に関しては、排気上流側に位置するときほど、その固定翼における上記排気の流れの方向を定めるという機能が低下する。従って、固定翼をカプラの分だけ排気上流側に位置変更すると、その固定翼によって上記排気の流れの方向をタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めることができなくなるおそれがある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、タービンホイールの近傍で第2ノズルのガス流通面積を可変とすることができ、かつ第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向を固定翼なして的確にタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めることのできるターボチャージャを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、タービンホイールの周囲に設けられて内燃機関の排気が送り込まれるタービンスクロールと、そのタービンスクロール内で前記タービンホイールの周方向に沿って流れる排気を同タービンホイールの翼間流路の入口に導く第1ノズルと、前記タービンスクロール内の排気を前記翼間流路の途中部に導く第2のノズルとを備え、前記翼間流路への排気の流入を通じて前記タービンホイールが回転するターボチャージャにおいて、前記タービンホイール周りであって前記翼間流路の途中部の近傍に同タービンホイールを周方向に囲うように設けられた隔壁と、前記隔壁に形成されて前記タービンスクロール内と前記翼間流路の途中部とを連通する孔と、前記孔内に設けられて前記タービンホイールの中心線と平行に延びる軸を中心として回動することにより前記孔を開閉する流量制御バルブと、を備え、前記流量制御バルブは、前記タービンスクロール内での排気の流れる方向の上流側に位置する端部を前記孔内からタービンスクロール側にはみ出すように回動することで当該孔を開き、前記端部を前記孔内に収納するように回動することで当該孔を閉じるものであり、前記第2ノズルは、前記流量制御バルブの回動時に接近・離間する同バルブと前記孔の内側面との対向面間に形成されていることを要旨とした。
上記構成によれば、タービンホイール近傍に位置する隔壁の孔内に設けられた流量制御バルブと当該孔の内側面との対向面間に第2ノズルが形成され、同バルブを回動させることにより第2ノズルのガス流通面積が可変とされる。この流量制御バルブはタービンホイールの近傍に位置するため、第2ノズルのガス流通面積の可変をタービンホイールの近傍にて行うことができる。また、流量制御バルブの回動による第2ノズルのガス流通面積の拡大に関しては、同バルブにおけるタービンスクロール内での排気の流れる方向の上流側に位置する端部が上記孔内からタービンスクロール側にはみ出すように同バルブを回動させることによって実現される。従って、流量制御バルブの上記回動によって互いに離間する同バルブと孔の内側面との対向面は、タービンスクロール内での排気の流れる方向の下流側に向かうほどタービンホイールに近づくように傾斜する。このため、流量制御バルブと孔の内側面との対向面に形成される第2ノズルも同様に傾斜し、これにより第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向を固定翼なしでタービンホイールの回転にとって好ましい方向に定めることができる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記孔を閉じたときの前記流量制御バルブの前記タービンホイール側の面は、前記隔壁の前記タービンホイール側の面と同一の湾曲面上に位置するよう湾曲していることを要旨とした。
上記構成によれば、第2ノズルのガス流通面積を「0」とすべく孔を閉じるように流量制御バルブを回動させたとき、同バルブにおけるタービンホイール側の面が隔壁のタービンホイール側の面、言い換えれば上記孔のタービンホイール側の開口周りの面と同一湾曲面上に位置することとなる。従って、第1ノズルから翼間流路に流れた排気が上記孔内に流れ込むことを抑制でき、その排気の流れ込みによって翼間流路内の排気の流れに乱れが生じることを回避できる。このため、翼間流路での排気の流れの乱れによって同排気によりタービンホイールを回転させる際の回転効率が低下し、ターボチャージャの過給効率が低下することを回避できる。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の発明において、前記孔を開いたときの前記流量制御バルブと前記孔の内側面との対向面に関しては、前記タービンホイールに近づくほど同ホイールの回転方向前方に向かうように傾斜しており、その対向面の傾斜に関しては当該対向面間に形成された前記第2ノズルを通過して前記翼間流路に流入する排気の流れの方向が前記タービンホイールの回転にとって最適な方向となるよう設定されていることを要旨とした。
上記構成によれば、第2ノズルから翼間流路への排気の流れの方向がタービンホイールの回転にとって最適となる方向に定められるため、同排気によりタービンホイールを回転させる際の回転効率を最良な状態とし、ひいてはターボチャージャの過給効率を最良な状態とすることができる。
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明において、前記孔及び前記流量制御バルブに関しては、それらの前記タービンホイールの中心線方向についての幅が前記翼間流路の出口を越えて下流側に延びており、前記流量制御バルブにおける前記翼間流路の出口よりも下流側に延びた部分には、前記タービンホイールの中心線側に突出する突部が形成され、前記突部は、前記流量制御バルブの閉弁時、前記第2ノズルを形成する前記孔の内側面と交差した状態となるように位置するものとした。
上記構成によれば、流量制御バルブの開きが小さく突部と孔の内側面との交差部分が大となるときには、排気が第2ノズルからタービンホイールの下流に流れようとしても、その排気の流れが上記突部によって禁止されるため、第2ノズルから流出する排気すべてが翼間流路に流入する。その状態から、流量制御バルブを開弁方向に回動させてゆくと、突部と孔の内側面との交差部分が小となってゆき、第2ノズルからタービンホイール下流への排気の流れが少しずつ許可されるため、第2ノズルから流出する排気のうちのいくらかが翼間流路を通らずにタービンホイールの下流に抜け始める。そして、突部と孔の内側面との交差部分が小となるほど、第2ノズルから翼間流路を通らずにタービンホイールの下流に抜ける排気の量が多くなる。従って、内燃機関の中高回転時であって機関回転速度の上昇に伴い排気流量が多くなってゆくとき、機関回転速度の上昇に併せて流量制御バルブを閉弁状態から徐々に開弁方向に回動させてゆくことにより、タービンホイールの回転にとって好ましい量の排気を第2ノズルから翼間流路に流すとともに、必要量以上の排気については翼間流路を迂回してタービンホイールの下流側に流すことができる。これにより、内燃機関の運転領域が中回転域から高回転域へと変化するに従い排気流量が徐々に多くなってゆくとき、中回転域においてはタービンホイールの回転効率を好適な状態に維持し、ひいてはターボチャージャの過給効率を好適な状態に維持することができる。また、高回転域においては、排気流量の増大により排気抜けが悪化して排気抵抗が増大し、内燃機関の高速性能が低下するということを抑制できるようになる。更に、こうした内燃機関の高速性能低下を抑制するための高回転域における排気の翼間流路の迂回を、ウエイストゲートバルブ等の機構の追加を行わずに実現することができる。
請求項5記載の発明では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、前記孔及び前記流量制御バルブは、前記タービンホイールの回転方向に等間隔おいて複数設けられていることを要旨とした。
第2ノズルから翼間流路に排気が流れるとき、その排気による力がタービンホイールに作用することになる。従って、第2ノズルが一つだけ形成されるような場合には、タービンホイールが上記排気による力を周方向の一箇所のみで受けるようになり、その力の作用に基づきタービンホイールが円滑に回転しなくなるおそれがある。しかし、上記構成によれば、複数の第2ノズルがタービンホイールの回転方向に等間隔をおいて形成されるため、それら第2ノズルから翼間流路に排気が流れるときに同排気による力がタービンホイールに対し周方向について均等に作用する。従って、上記排気による力がタービンホイールに作用することにより、同タービンホイールが円滑に回転しなくなることはない。
[第1実施形態]
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1は、自動車に搭載される内燃機関の過給を行うターボチャージャ11における同機関の排気系側の部分を示す断面図である。
同図に示されるように、ターボチャージャ11は、センタハウジング12に回転可能に支持されたロータシャフト13を備えている。そして、ロータシャフト13の一端部(図中左端部)にはタービンホイール14が固定されている。このタービンホイール14にはその中心線、すなわちロータシャフト13の軸線を中心とする周方向に沿って複数の羽根15が設けられ、各羽根15の間は翼間流路16とされている。
センタハウジング12の一端側には、タービンホイール14の外周を囲うように、しかも渦巻き状に延びるかたちでタービンスクロール17が取り付けられている。このタービンスクロール17の内部は、内燃機関の排気通路と連通するスクロール通路19となっており、同スクロール通路19には排気通路から内燃機関の排気が送り込まれるようになっている。そして、タービンスクロール17内のスクロール通路19に送り込まれた排気をタービンホイール14の翼間流路16に流すことで、タービンホイール14及びロータシャフト13が回転するようになる。そして、ロータシャフト13が回転すると、同シャフト13の他端部に取り付けられたコンプレッサホイールも回転し、それに伴い内燃機関の吸気通路内の空気が強制的に燃焼室に向けて送り出される。
次に、タービンスクロール17の内部構造について詳しく説明する。
タービンスクロール17の内部において、ロータシャフト13寄りの部分には同シャフト13を周方向に囲うように設けられたノズルブロック18が固定され、タービンホイール14寄りの部分には同ホイール14を周方向に囲うように設けられた隔壁20が取り付けられている。そして、それらノズルブロック18と隔壁20との間には、スクロール通路19内の排気をタービンホイール14の翼間流路16の入口16aに導く第1ノズル22が形成されている。なお、翼間流路16の入口16aの大きさは、第1ノズル22に対応する大きさに形成されている。
第1ノズル22の対向するノズル壁面間において、タービンホイール14の翼間流路16寄りの部分には、第1ノズル22のガス流通面積、及び同ノズル22から翼間流路16へと流れる排気の方向を設定するための低速用固定翼24が固定されている。この低速用固定翼24は、タービンホイール14周りにおいて、周方向に沿って図2に示されるように等間隔をおいて複数設けられている。なお、同図は、図1のタービンスクロール17、第1ノズル22、及び低速用固定翼24等を矢印A−A方向から見た図である。
第1ノズル22のガス流通面積に関しては、上記各低速用固定翼24の間隔及び傾斜の設定を通じて、内燃機関の低回転時にスクロール通路19から第1ノズル22を通ってタービンホイール14の翼間流路16に流入する排気の流速が、同ホイール14を効果的に回転させることの可能な値となるようにされている。また、第1ノズル22から翼間流路16へと流れる排気の方向に関しては、上記各低速用固定翼24の間隔及び傾斜の設定を通じて、内燃機関の低回転時にタービンホイール14の回転にとって好適な方向となるようにされている。
図3は、図1の隔壁20を矢印B−B方向から見た断面図である。同図に示されるように、隔壁20においては、翼間流路16の途中部16bに繋がるとともに第1ノズル22(図1)の上流部分を介してスクロール通路19に繋がる孔21が形成され、孔21内には同孔21を開閉する流量制御バルブ25が設けられている。上記スクロール通路19での排気の流れる方向は図3においては矢印Y1方向となっている。
流量制御バルブ25においては、矢印Y1方向の下流側の端部がタービンホイール14の中心線と平行に延びる軸26に固定されており、その軸26を中心に回動可能となっている。そして、流量制御バルブ25における矢印Y1方向の上流側の端部を孔21からタービンスクロール17側にはみ出すように同バルブ25を回動させることで孔21が開かれ、逆に上記端部を孔21内に収納するように同バルブ25を回動させることで孔21が閉じられる。流量制御バルブ25のタービンホイール14側の面25aは、同バルブ25の開弁時に孔21の内側面21aと対向する面となる。そして、これら対向面である面25aと内側面21aとの間には、スクロール通路19(図1)の排気を翼間流路16の途中部16bに導く第2ノズル23が形成されている。
流量制御バルブ25の面25aにおいて、矢印Y1方向の下流側の端部寄りの部分は、図4に示される同バルブ25の閉弁時に隔壁20におけるタービンホイール14側の面20aと同一湾曲面上に位置するよう湾曲している。また、流量制御バルブ25の面25aにおいて、矢印Y1方向の上流側の端部寄りの部分は同バルブ25の閉弁時に孔21の内側面21aと面接触する形状に形成されている。更に、図3に示されるように流量制御バルブ25が開いたとき、互いに対向する同バルブ25の面25aと孔21の内側面21aとは、タービンホイール14に近づくほど同ホイール14の回転方向前方(矢印Y1方向前方)に向かうよう傾斜している。それら面25a及び内側面21aの傾斜に関しては、当該面25a,21a間に形成された第2ノズル23を通過して翼間流路16に流入する排気の流れの方向(矢印Y2方向)がタービンホイール14の回転にとって最適な方向となるよう設定されている。
次に、流量制御バルブ25の動作態様について説明する。
内燃機関の低回転時であって同機関の排気流量が少ないときには、流量制御バルブ25の軸26を中心とする回動を通じて、同バルブ25が第2ノズル23のガス流通面積を「0」とすべく図4に示される閉弁状態とされる。
この場合、図1のスクロール通路19内の排気は、第1ノズル22のみを通ってタービンホイール14における翼間流路16の入口16aから同流路16内に流入し、その翼間流路16の通過後にはタービンホイール14の下流側に抜ける。このとき、第1ノズル22から翼間流路16に流入する排気の流速は、低速用固定翼24によって、内燃機関の低回転時にタービンホイール14を効果的に回転させることの可能な値となる。また、第1ノズル22から翼間流路16への排気の流れる方向は、同じく低速用固定翼24によって、内燃機関の低回転時にタービンホイール14の回転にとって好適な方向とされる。従って、排気流量の少なくなる内燃機関の低回転時であっても、上記排気の流れによるタービンホイール14の回転効率を可能な限り高め、ひいてはターボチャージャ11の過給効率を可能な限り高めることができる。
また、図4に示されるように閉弁状態とされた流量制御バルブ25の面25aは、隔壁20におけるタービンホイール14側の面20a、言い換えれば孔21のタービンホイール14側の開口周りの面と同一湾曲面上に位置することとなる。従って、第1ノズル22から翼間流路16に流れた排気が上記孔21内に流れ込むことを抑制でき、その流れ込みにより翼間流路16内の排気の流れに乱れが生じることを回避できる。このため、翼間流路16での排気の流れの乱れによって同排気によりタービンホイール14を回転させる際の回転効率が低下し、ターボチャージャ11の過給効率が低下することを回避できる。
内燃機関の中高回転時であって同機関の排気流量が多いときには、機関回転速度が高くなって排気流量が多くなるほど、流量制御バルブ25の軸26を中心とする回動を通じて、図3に示されるよう同バルブ25が開き側に変位され、第2ノズル23のガス流通面積が大きくされる。
この流量制御バルブ25は、タービンホイール14近傍の隔壁20に設けられており、翼間流路16の途中部16bの近傍に位置する。このため、流量制御バルブ25による第2ノズル23のガス流通面積の可変をタービンホイール14の近傍(正確には翼間流路16の途中部16bの近傍)にて行うことができる。
流量制御バルブ25の回動による第2ノズル23のガス流通面積の拡大に関しては、同バルブ25における矢印Y1方向の上流側の端部が孔21内からタービンスクロール17側(図中上側)にはみ出すように同バルブ25を回動させることによって実現される。このとき、流量制御バルブ25の上記回動によって互いに離間する同バルブ25の面25aと孔21の内側面21aとは、矢印Y1方向の下流側に向かうほどタービンホイール14に近づくよう傾斜する。このため、それら面25a,21a間に形成された第2ノズル23も同様に傾斜し、これにより第2ノズル23から翼間流路16への排気の流れの方向(矢印Y2方向)をタービンホイール14の回転にとって好ましい方向に定めることができる。
また、上述したように機関回転速度の上昇に伴い排気流量が多くなるほど、流量制御バルブ25が開弁方向に大きく回動されて第2ノズル23のガス流通面積が大とされる。これにより、内燃機関の中回転から高回転にかけては、第2ノズル23から翼間流路16に流入する排気の流速をタービンホイール14の回転にとって好ましい値に維持することができる。更に、内燃機関の中回転から高回転にかけての機関回転速度の上昇時、排気流量が増大することに伴いターボチャージャ11の下流側への排気抜けが悪化するとともに、第2ノズル23付近の圧力が高くなり過ぎ、それによって機関運転が悪影響を受けることを抑制することもできる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)第2ノズル23のガス流通面積を可変とするための流量制御バルブ25は、タービンホイール14近傍の隔壁20に設けられており、翼間流路16の途中部16aの近傍に位置する。このため、流量制御バルブ25による第2ノズル23のガス流通面積の可変を翼間流路16の途中部16aの近傍にて行うことができる。従って、翼間流路16から離れた位置で第2ノズル23のガス流通面積を可変とした場合のように、第2ノズル23から翼間流路16に流入する排気の流体エネルギが損失し、それに伴いタービンホイール14の回転効率が低下してターボチャージャ11の過給効率が低下することを回避できるようになる。
(2)第2ノズル23のガス流通面積の拡大は、流量制御バルブ25を上述したように回動させることによって実現される。こうした回動を通じて互いに離間した流量制御バルブ25の面25aと孔21の内側面21aとは、矢印Y1方向の下流側に向かうほどタービンホイール14に近づくよう傾斜することとなる。このため、第2ノズル23も同様に傾斜し、同ノズル23から翼間流路16への排気の流れの方向がタービンホイール14の回転にとって好ましい方向に定められることとなる。このことは、流量制御バルブ25の面25a及び孔21の内側面21aによって、第2ノズル23に上記排気の流れの方向を定めるための固定翼を設けた場合と同じ効果が得られることを意味している。従って、上記面25a,21a,により、第2ノズル23に固定翼を設けることなく上記効果を得ることができ、当該固定翼を設けることによる手間や費用の増大をなくすことができる。
(3)流量制御バルブ25が開弁したときに対向する面25aと内側面21aとの傾斜に関しては、第2ノズル23を通過して翼間流路16に流入する排気の流れの方向がタービンホイール14の回転にとって最適な方向となるよう設定されている。従って、同排気によりタービンホイール14を回転させる際の回転効率を最良な状態とし、ひいてはターボチャージャ11の過給効率を最良な状態とすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図5〜図8に基づき説明する。
この実施形態は、第1実施形態の流量制御バルブ25に、内燃機関の高回転時であって同機関の排気流量が多くなるとき、排気をタービンホイール14の翼間流路16を迂回して同ホイール14の下流側に流す機能を持たせたものである。
図5は、この実施形態の流量制御バルブ25、及び同バルブ25の設けられた隔壁20等を示す拡大断面図である。また、図6は、図5の流量制御バルブ25及び隔壁20を矢印C−C方向から見た断面図である。
図6に示されるように、上記流量制御バルブ25のタービンホイール14の中心線方向の幅W1、及び孔21のタービンホイール14の中心線方向の幅W2は、翼間流路16の出口16cを越えて下流側(図中左側)に延びている。そして、流量制御バルブ25における翼間流路16の出口16cよりも下流側に延びた部分には、タービンホイール14の中心線側(図中下側)に突出する突部27が形成されている。この突部27のタービンホイール14側の面27aは、流量制御バルブ25の閉弁時、隔壁20のタービンホイール14側の面20aと同一湾曲面上に位置するよう湾曲している。また、この突部27は、流量制御バルブ25の閉弁時、図5に二点鎖線で示されるように第2ノズル23を形成する孔21の内側面21aと交差した状態となるよう位置する。
内燃機関の低回時であって、流量制御バルブ25が閉弁されているときには、第2ノズル23のガス流通面積が「0」であるため、第2ノズル23からの排気の流出は生じない。また、機関回転速度の上昇に伴い流量制御バルブ25が開き始めた後であって同バルブ25の開きが小さいときには、突部27と孔21の内側面21aとの交差部分(図5のK)が大きいため、排気が第2ノズル23からタービンホイール14の下流に流れようとしても、その排気の流れが上記突部27によって禁止される。その結果、第2ノズル23から流出する排気すべてが翼間流路16に流入する。機関回転速度の更なる上昇に伴い流量制御バルブ25を開弁方向に回動させてゆくと、突部27と孔21の内側面21aとの交差部分Kが小さくなってゆき、第2ノズル23からタービンホイール14下流への排気の流れが少しずつ許可される。このため、第2ノズル23から流出する排気のうちのいくらかは、翼間流路16を通らずにタービンホイール14の下流に抜け始める。そして、突部27と孔21の内側面21aとの交差部分Kが小さくなるほど、第2ノズル23から翼間流路16を通らずにタービンホイール14の下流に抜ける排気の量が多くなる。
図7は、流量制御バルブ25の開弁により上記交差部分K(図5)がなくなった状態を示している。また、図8は、図7の流量制御バルブ25及び隔壁20を矢印D−D方向から見た断面図である。
内燃機関の高回転時であって同機関の排気流量が多くなるときには、図8に示されるように流量制御バルブ25が開弁し、上記交差部分Kがなくなって突部27が孔21の内側面21aに対しタービンスクロール17側に変位する。その結果、上記突部27による第2ノズル23からタービンホイール14下流側への排気の流れの禁止が解除され、第2ノズル23から流出する排気のうちの多くが、矢印Y3で示されるように翼間流路16を通らずにタービンホイール14の下流側に流れるようになる。
この実施形態によれば、第1実施形態に記載した(1)〜(3)の効果に加え、以下に示す効果が得られるようになる。
(4)内燃機関の排気流量の多い機関中高回転時、機関回転速度の上昇に伴い排気流量が多くなるにつれて、流量制御バルブ25を閉弁状態から徐々に開弁方向に回動させてゆくことにより、同バルブ25の突部27と孔21の内側面21aとの交差部分K(図5)が徐々に小さくなってゆく。こうした交差部分Kの縮小に伴い、第2ノズル23から流出する排気のうち翼間流路16を通らずにタービンホイール14の下流側に流れる排気の量が増える。従って、内燃機関の中回転域から高回転域にかけて、タービンホイール14の回転にとって好ましい量の排気を第2ノズル23から翼間流路16に流すとともに、必要量以上の排気については翼間流路16を迂回してタービンホイール14の下流側に流すことができる。これにより、中回転域においてはタービンホイール14の回転効率を好適な状態に維持し、ひいてはターボチャージャの過給効率を好適な状態に維持することができる。また、高回転域においては、第2ノズル23から流出する排気のうちの多くが翼間流路16を通らずにタービンホイール14の下流側に流れるようになるため、内燃機関の排気流量の増大により排気抜けが悪化して排気抵抗が増大し、内燃機関の高速性能が低下するということを抑制できる。
(5)上記内燃機関の高速性能低下の抑制という効果は、同機関の高回転域に排気が翼間流路16を迂回してタービンホイール14の下流に流れることによって実現されるが、こうした排気の翼間流路16迂回をウエイストゲートバルブ等の機構の追加を行わずに実現することができる。
[その他の実施形態]
なお、上記各実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・流量制御バルブ25及び孔21を隔壁20に対しタービンホイール14の周方向に等間隔をおいて複数設けてもよい。具体的には図9及び図10に示されるように流量制御バルブ25及び孔21が複数設けられる。なお、図9は流量制御バルブ25及び孔21を二つ設けた例であり、図10は流量制御バルブ25及び孔21を三つ設けた例である。
・タービンスクロール17内を仕切壁によって二つのスクロール通路に区画し、一方のスクロール通路を第1ノズル22に繋ぐとともに、他方のスクロール通路を第2ノズル23に繋ぐようにしてもよい。
本実施形態のターボチャージャにおける内燃機関の排気系側の部分を示す断面図。 図1のターボチャージャにおけるタービンスクロール、第1ノズル、及び低速用固定翼等を矢印A−A方向から見た図。 図1のターボチャージャにおける隔壁及び流量制御バルブを矢印B−B方向から見た断面図。 流量制御バルブの閉じた状態を示す断面図。 第2実施形態の流量制御バルブ及び隔壁を示す断面図。 図5の流量制御バルブ及び隔壁を矢印C−C方向から見た断面図。 上記流量制御バルブの開いた状態を示す断面図。 図7の流量制御バルブ及び隔壁を矢印D−D方向から見た断面図。 隔壁への流量制御バルブの他の設置例を示す断面図。 隔壁への流量制御バルブの他の設置例を示す断面図。
符号の説明
11…ターボチャージャ、12…センタハウジング、13…ロータシャフト、14…タービンホイール、15…羽根、16…翼間流路、16a…入口、16b…途中部、16c…出口、17…タービンスクロール、18…ノズルブロック、19…スクロール通路、20…隔壁、20a…面、21…孔、21a…内側面、22…第1ノズル、23…第2ノズル、24…低速用固定翼、25…流量制御バルブ、25a…面、26…軸、27…突部、27a…面。

Claims (5)

  1. タービンホイールの周囲に設けられて内燃機関の排気が送り込まれるタービンスクロールと、そのタービンスクロール内で前記タービンホイールの周方向に沿って流れる排気を同タービンホイールの翼間流路の入口に導く第1ノズルと、前記タービンスクロール内の排気を前記翼間流路の途中部に導く第2のノズルとを備え、前記翼間流路への排気の流入を通じて前記タービンホイールが回転するターボチャージャにおいて、
    前記タービンホイール周りであって前記翼間流路の途中部の近傍に同タービンホイールを周方向に囲うように設けられた隔壁と、
    前記隔壁に形成されて前記タービンスクロール内と前記翼間流路の途中部とを連通する孔と、
    前記孔内に設けられて前記タービンホイールの中心線と平行に延びる軸を中心として回動することにより前記孔を開閉する流量制御バルブと、
    を備え、
    前記流量制御バルブは、前記タービンスクロール内での排気の流れる方向の上流側に位置する端部を前記孔内からタービンスクロール側にはみ出すように回動することで当該孔を開き、前記端部を前記孔内に収納するように回動することで当該孔を閉じるものであり、
    前記第2ノズルは、前記流量制御バルブの回動時に接近・離間する同バルブと前記孔の内側面との対向面間に形成されている
    ことを特徴とするターボチャージャ。
  2. 前記孔を閉じたときの前記流量制御バルブの前記タービンホイール側の面は、前記隔壁の前記タービンホイール側の面と同一の湾曲面上に位置するよう湾曲している
    請求項1記載のターボチャージャ。
  3. 前記孔を開いたときの前記流量制御バルブと前記孔の内側面との対向面に関しては、前記タービンホイールに近づくほど同ホイールの回転方向前方に向かうように傾斜しており、その対向面の傾斜に関しては当該対向面間に形成された前記第2ノズルを通過して前記翼間流路に流入する排気の流れの方向が前記タービンホイールの回転にとって最適な方向となるよう設定されている
    請求項1又は2記載のターボチャージャ。
  4. 前記孔及び前記流量制御バルブに関しては、それらの前記タービンホイールの中心線方向についての幅が前記翼間流路の出口を越えて下流側に延びており、
    前記流量制御バルブにおける前記翼間流路の出口よりも下流側に延びた部分には、前記タービンホイールの中心線側に突出する突部が形成され、
    前記突部は、前記流量制御バルブの閉弁時、前記第2ノズルを形成する前記孔の内側面と交差した状態となるように位置するものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
  5. 前記孔及び前記流量制御バルブは、前記タービンホイールの回転方向に等間隔おいて複数設けられている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のターボチャージャ。
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